JPH083674Y2 - 折り畳み扉 - Google Patents
折り畳み扉Info
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- JPH083674Y2 JPH083674Y2 JP2977091U JP2977091U JPH083674Y2 JP H083674 Y2 JPH083674 Y2 JP H083674Y2 JP 2977091 U JP2977091 U JP 2977091U JP 2977091 U JP2977091 U JP 2977091U JP H083674 Y2 JPH083674 Y2 JP H083674Y2
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- guide
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、吊元側パネルおよび
この吊元側パネルに折り畳み可能に連結した複数の移動
パネルとからなる折り畳み扉体を上レールに沿って開閉
動作させる折り畳み扉の改良に関するものである。
この吊元側パネルに折り畳み可能に連結した複数の移動
パネルとからなる折り畳み扉体を上レールに沿って開閉
動作させる折り畳み扉の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したような折り畳み扉体を上
レールに沿って開閉動作させる折り畳み扉としては、例
えば、図7に示すものがあり、この折り畳み扉51は、
吊元側パネル52と、この吊元側パネル52に副ヒンジ
53および主ヒンジ54を交互に介して連結して吊元側
パネル52に折り畳み可能とした複数の移動パネル5
5,56,…,59を具備した折り畳み扉体60を備え
ると共に、一対の支柱61,(61)間に架設した図示
しない上レール上を走行するローラをこの折り畳み扉体
60の主ヒンジ54の上端に備えたもので、吊元側パネ
ル52およびこの吊元側パネル52に1枚おきに連結さ
れた移動パネル56,58の各主ヒンジ54,54の近
傍位置にはガイド体64を上方に突出して設け、これら
のガイド体64を嵌合するガイド溝65を上レールの長
手方向に沿った状態でこの上レールの下方に形成すると
共に、折り畳まれた状態の折り畳み扉体60の各ガイド
体64をガイド溝65から外れた位置でそれぞれ停止さ
せる規制面66aとガイド溝65側に位置する溝面66
bを有した複数のストッパーブロック66をガイド溝6
5の吊元側に形成した切欠部65aに所定の間隔をもっ
てそれぞれ設けた構成をなしている。
レールに沿って開閉動作させる折り畳み扉としては、例
えば、図7に示すものがあり、この折り畳み扉51は、
吊元側パネル52と、この吊元側パネル52に副ヒンジ
53および主ヒンジ54を交互に介して連結して吊元側
パネル52に折り畳み可能とした複数の移動パネル5
5,56,…,59を具備した折り畳み扉体60を備え
ると共に、一対の支柱61,(61)間に架設した図示
しない上レール上を走行するローラをこの折り畳み扉体
60の主ヒンジ54の上端に備えたもので、吊元側パネ
ル52およびこの吊元側パネル52に1枚おきに連結さ
れた移動パネル56,58の各主ヒンジ54,54の近
傍位置にはガイド体64を上方に突出して設け、これら
のガイド体64を嵌合するガイド溝65を上レールの長
手方向に沿った状態でこの上レールの下方に形成すると
共に、折り畳まれた状態の折り畳み扉体60の各ガイド
体64をガイド溝65から外れた位置でそれぞれ停止さ
せる規制面66aとガイド溝65側に位置する溝面66
bを有した複数のストッパーブロック66をガイド溝6
5の吊元側に形成した切欠部65aに所定の間隔をもっ
てそれぞれ設けた構成をなしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の折り畳み扉にあっては、複数のストッパーブロック
66を備えているため、折り畳み扉体60を折り畳んだ
状態では、ストッパーブロック66の規制面66aが各
ガイド体64をガイド溝65から外れた位置でそれぞれ
停止させることから、例えば、風が強い場合であって
も、折り畳んだ状態の折り畳み扉体60がばたついてパ
ネル同士がぶつかり合ったり、自然に展開してしまった
りすることは防げるものの、その反面、折り畳み扉体6
0を展開させる際には、各ガイド体64がストッパーブ
ロック66に引っ掛かってスムーズにガイド溝65内に
移動しない恐れがあり、その結果、折り畳み扉体60を
円滑に展開させることができないことがありうるという
問題を有しており、この問題を解決することが従来の課
題であった。
来の折り畳み扉にあっては、複数のストッパーブロック
66を備えているため、折り畳み扉体60を折り畳んだ
状態では、ストッパーブロック66の規制面66aが各
ガイド体64をガイド溝65から外れた位置でそれぞれ
停止させることから、例えば、風が強い場合であって
も、折り畳んだ状態の折り畳み扉体60がばたついてパ
ネル同士がぶつかり合ったり、自然に展開してしまった
りすることは防げるものの、その反面、折り畳み扉体6
0を展開させる際には、各ガイド体64がストッパーブ
ロック66に引っ掛かってスムーズにガイド溝65内に
移動しない恐れがあり、その結果、折り畳み扉体60を
円滑に展開させることができないことがありうるという
問題を有しており、この問題を解決することが従来の課
題であった。
【0004】
【考案の目的】この考案は、上記した従来の課題に着目
してなされたもので、折り畳み扉体を折り畳んだ際に、
たとえ風が強い場合であっても、折り畳み扉体がばたつ
いたり、自然に展開してしまったりすることがないう
え、折り畳み扉体を展開させる際には、その展開動作を
円滑に行うことができる折り畳み扉を提供することを目
的としている。
してなされたもので、折り畳み扉体を折り畳んだ際に、
たとえ風が強い場合であっても、折り畳み扉体がばたつ
いたり、自然に展開してしまったりすることがないう
え、折り畳み扉体を展開させる際には、その展開動作を
円滑に行うことができる折り畳み扉を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、吊元側パネ
ルと、前記吊元側パネルに副ヒンジおよび主ヒンジを交
互に介して連結して前記吊元側パネルに折り畳み可能と
した複数の移動パネルとからなる折り畳み扉体を備える
と共に、前記折り畳み扉体の主ヒンジ側を上レールに移
動自在に係合させ、前記吊元側パネルおよび当該吊元側
パネルに1枚おきに連結された移動パネルの各主ヒンジ
の近傍位置にはガイド体を上方に突出して設け、前記ガ
イド体を嵌合するガイド溝を前記上レールの長手方向に
沿った状態で当該上レールの下方に形成すると共に、折
り畳まれた状態の前記折り畳み扉体の各ガイド体を前記
ガイド溝から外れた位置でそれぞれ停止させる規制面と
前記ガイド溝側に位置する溝面を有した複数のストッパ
ーブロックを前記ガイド溝の吊元側に形成した切欠部に
所定の間隔をもってそれぞれ設けた折り畳み扉におい
て、前記ストッパーブロックには前記規制面側に向けて
傾斜する傾斜面を前記溝面に連続して設けた構成とした
ことを特徴としており、このような折り畳み扉の構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としている。
ルと、前記吊元側パネルに副ヒンジおよび主ヒンジを交
互に介して連結して前記吊元側パネルに折り畳み可能と
した複数の移動パネルとからなる折り畳み扉体を備える
と共に、前記折り畳み扉体の主ヒンジ側を上レールに移
動自在に係合させ、前記吊元側パネルおよび当該吊元側
パネルに1枚おきに連結された移動パネルの各主ヒンジ
の近傍位置にはガイド体を上方に突出して設け、前記ガ
イド体を嵌合するガイド溝を前記上レールの長手方向に
沿った状態で当該上レールの下方に形成すると共に、折
り畳まれた状態の前記折り畳み扉体の各ガイド体を前記
ガイド溝から外れた位置でそれぞれ停止させる規制面と
前記ガイド溝側に位置する溝面を有した複数のストッパ
ーブロックを前記ガイド溝の吊元側に形成した切欠部に
所定の間隔をもってそれぞれ設けた折り畳み扉におい
て、前記ストッパーブロックには前記規制面側に向けて
傾斜する傾斜面を前記溝面に連続して設けた構成とした
ことを特徴としており、このような折り畳み扉の構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0006】
【考案の作用】この考案に係わる折り畳み扉では、折り
畳み扉体を折り畳むと、複数のガイド体は、これらに対
応する複数のストッパーブロックの規制面によってガイ
ド溝から外れた位置においてその動きが規制された状態
になるので、たとえ風が強い場合であっても、各パネル
同士がぶつかり合ったり、自然に展開したりすることは
ないこととなる。
畳み扉体を折り畳むと、複数のガイド体は、これらに対
応する複数のストッパーブロックの規制面によってガイ
ド溝から外れた位置においてその動きが規制された状態
になるので、たとえ風が強い場合であっても、各パネル
同士がぶつかり合ったり、自然に展開したりすることは
ないこととなる。
【0007】また、各ストッパーブロックの溝面には傾
斜面がそれぞれ設けてあるので、折り畳み扉体を展開す
るに際して、複数のガイド体は、これらに対応する複数
のストッパーブロックからスムーズに離間することとな
り、折り畳み扉体の展開動作は円滑に行われることとな
る。
斜面がそれぞれ設けてあるので、折り畳み扉体を展開す
るに際して、複数のガイド体は、これらに対応する複数
のストッパーブロックからスムーズに離間することとな
り、折り畳み扉体の展開動作は円滑に行われることとな
る。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0009】図1ないし図6はこの考案に係わる折り畳
み扉の一実施例を示しており、図1に示す折り畳み扉1
は、地面Eに立設した吊元側支柱2および引手側支柱3
の各上端間および下端間に上レール4および下レール5
をそれぞれ設けて枠体を形成し、この枠体内に折り畳み
扉体10を上,下レール4,5に沿って折り畳み可能に
設けた構成をなしており、吊元側支柱2の枠体内側には
図2および図3に示すように、長手方向の沿う溝2aが
形成してあって、吊元框6が枠体内側に移動可能に嵌合
してある。
み扉の一実施例を示しており、図1に示す折り畳み扉1
は、地面Eに立設した吊元側支柱2および引手側支柱3
の各上端間および下端間に上レール4および下レール5
をそれぞれ設けて枠体を形成し、この枠体内に折り畳み
扉体10を上,下レール4,5に沿って折り畳み可能に
設けた構成をなしており、吊元側支柱2の枠体内側には
図2および図3に示すように、長手方向の沿う溝2aが
形成してあって、吊元框6が枠体内側に移動可能に嵌合
してある。
【0010】前記折り畳み扉体10は、吊元框6にヒン
ジ7を介して連結した吊元側パネル11と、この吊元側
パネル11に副ヒンジ12および主ヒンジ13を交互に
介して連結して前記吊元側パネル11に折り畳み可能と
した複数枚(この実施例では5枚)の移動パネル14,
15,…,18を備えると共に、前記吊元框6,引手框
8および主ヒンジ13の各々の上端には、図5および図
6に示すように、水平軸に支持されるローラ19がそれ
ぞれ設けてあり、これらのローラ19を上レール4に係
合させることにより、吊元框6,引手框8および主ヒン
ジ13の部分はそれぞれ上レール4に沿って移動自在と
なっている。一方、吊元框6,引手框8および主ヒンジ
13の各々の下端には、図示しないスライダが設けてあ
り、これらのスライダは下レール5に案内されて移動す
るようになっている。
ジ7を介して連結した吊元側パネル11と、この吊元側
パネル11に副ヒンジ12および主ヒンジ13を交互に
介して連結して前記吊元側パネル11に折り畳み可能と
した複数枚(この実施例では5枚)の移動パネル14,
15,…,18を備えると共に、前記吊元框6,引手框
8および主ヒンジ13の各々の上端には、図5および図
6に示すように、水平軸に支持されるローラ19がそれ
ぞれ設けてあり、これらのローラ19を上レール4に係
合させることにより、吊元框6,引手框8および主ヒン
ジ13の部分はそれぞれ上レール4に沿って移動自在と
なっている。一方、吊元框6,引手框8および主ヒンジ
13の各々の下端には、図示しないスライダが設けてあ
り、これらのスライダは下レール5に案内されて移動す
るようになっている。
【0011】そして、吊元側パネル11およびこの吊元
側パネル11に1枚おきに連結した移動パネル15,1
7の各上端でかつ各々の主ヒンジ13の近傍位置(吊元
側パネル11ではヒンジ7の近傍位置)には垂直軸に支
持される主ガイドローラ20が各々上方に突出した状態
で設けてあると共に、上レール4の下方には主ガイドロ
ーラ20を移動可能に嵌合するガイド溝21がその長手
方向に沿って形成してあり、折り畳み扉体10を図1に
示すように展開させた状態においては、各主ガイドロー
ラ20がガイド溝21に嵌合することにより、この折り
畳み扉体10が風によってがたつくことがないようにし
ている。
側パネル11に1枚おきに連結した移動パネル15,1
7の各上端でかつ各々の主ヒンジ13の近傍位置(吊元
側パネル11ではヒンジ7の近傍位置)には垂直軸に支
持される主ガイドローラ20が各々上方に突出した状態
で設けてあると共に、上レール4の下方には主ガイドロ
ーラ20を移動可能に嵌合するガイド溝21がその長手
方向に沿って形成してあり、折り畳み扉体10を図1に
示すように展開させた状態においては、各主ガイドロー
ラ20がガイド溝21に嵌合することにより、この折り
畳み扉体10が風によってがたつくことがないようにし
ている。
【0012】この場合、ガイド溝21の吊元側には、こ
のガイド溝21の一方の壁(図6右壁)を除去して形成
した切欠部21aが設けてある。この切欠部部21a
は、1枚のパネルの幅寸法程度の長さにわたって形成し
てあり、その中間部分には複数個(この実施例では3
個)のストッパーブロック25が設けてある。
のガイド溝21の一方の壁(図6右壁)を除去して形成
した切欠部21aが設けてある。この切欠部部21a
は、1枚のパネルの幅寸法程度の長さにわたって形成し
てあり、その中間部分には複数個(この実施例では3
個)のストッパーブロック25が設けてある。
【0013】このストッパーブロック25は、図4およ
び図6に示すように、その中央部分に設けたねじ挿通孔
25gを貫通させた図示しないねじを上レール4にねじ
込むことにより、この上レール4の下方に装着するよう
にしてあって、このストッパーブロック25は、図2の
円内にも示すように、ガイド溝21の除去された一方の
壁部分の部位に位置する溝面25aと、主ガイドローラ
20をガイド溝21から外れた位置に導く湾曲状(直線
上でも良い)の案内面25bと、主ガイドローラ20に
対向する規制面25cを有している。そして、図3に示
すように、折り畳み扉体10を折り畳んだ状態における
各主ガイドローラ20の間隔とほぼ同じ間隔をもってか
つ規制面25cをそれぞれ主ガイドローラ20に対向さ
せた状態でストッパーブロック25を配置することによ
り、各主ガイドローラ20をガイド溝21から外れた位
置で停止させる、すなわち、風が強い場合でも、折り畳
み扉体10がばたついたり、自然に展開したりすること
がないようにしてある。
び図6に示すように、その中央部分に設けたねじ挿通孔
25gを貫通させた図示しないねじを上レール4にねじ
込むことにより、この上レール4の下方に装着するよう
にしてあって、このストッパーブロック25は、図2の
円内にも示すように、ガイド溝21の除去された一方の
壁部分の部位に位置する溝面25aと、主ガイドローラ
20をガイド溝21から外れた位置に導く湾曲状(直線
上でも良い)の案内面25bと、主ガイドローラ20に
対向する規制面25cを有している。そして、図3に示
すように、折り畳み扉体10を折り畳んだ状態における
各主ガイドローラ20の間隔とほぼ同じ間隔をもってか
つ規制面25cをそれぞれ主ガイドローラ20に対向さ
せた状態でストッパーブロック25を配置することによ
り、各主ガイドローラ20をガイド溝21から外れた位
置で停止させる、すなわち、風が強い場合でも、折り畳
み扉体10がばたついたり、自然に展開したりすること
がないようにしてある。
【0014】また、溝面25aおよび湾曲状の案内面2
5bの間には、傾斜面25dが設けてあり、折り畳み扉
体10の展開させる際には、主ガイドローラ20を湾曲
面25bから溝面25aにスムーズに移動させて、展開
動作を円滑に行うことができるようにしてある。
5bの間には、傾斜面25dが設けてあり、折り畳み扉
体10の展開させる際には、主ガイドローラ20を湾曲
面25bから溝面25aにスムーズに移動させて、展開
動作を円滑に行うことができるようにしてある。
【0015】さらに、前記切欠部21aの引手側支柱3
がわに位置するガイド溝21の敷地側(図2上側)に
は、その長手方向に沿って補助溝26が形成してある。
この補助溝26の吊元側の端部にはガイドブロック27
が設けてあると共に、前記ガイドローら20を有した吊
元側パネル11および移動パネル15,17の各々の上
端には垂直軸に支持される補助ローら28がそれぞれ設
けてある。吊元側パネル11に設けた補助ローラ28は
副ヒンジ12の近傍に位置しており、他方、移動パネル
15,17に設けた補助ローラ28,28は、副ヒンジ
12から順次遠ざかった位置に配設してあって、図3に
仮想線で示すように、折り畳んだ状態の折り畳み扉体1
0を展開させる際には、移動パネル17の補助ローラ2
8,移動パネル15の補助ローラ28および吊元側パネ
ル11の補助ローラ28の順にガイドブロック27を通
して補助溝26に入り込ませるようにしている。この
際、ガイドブロック27は、前記ストッパーブロック2
5と同一形状をなしており、案内面27bの反対側に案
内用傾斜面27eを設けることによって、3個の補助ロ
ーラ28をそれぞれ円滑に補助溝26に入り込ませるこ
とができるようにしている。そして、折り畳み扉体10
を展開した状態においては、3個の補助ローラ28が補
助溝26にそれぞれ嵌合して、主ガイドローラ20とと
もに折り畳み扉体10にがたつきが生じるのを防止する
ようにしている。
がわに位置するガイド溝21の敷地側(図2上側)に
は、その長手方向に沿って補助溝26が形成してある。
この補助溝26の吊元側の端部にはガイドブロック27
が設けてあると共に、前記ガイドローら20を有した吊
元側パネル11および移動パネル15,17の各々の上
端には垂直軸に支持される補助ローら28がそれぞれ設
けてある。吊元側パネル11に設けた補助ローラ28は
副ヒンジ12の近傍に位置しており、他方、移動パネル
15,17に設けた補助ローラ28,28は、副ヒンジ
12から順次遠ざかった位置に配設してあって、図3に
仮想線で示すように、折り畳んだ状態の折り畳み扉体1
0を展開させる際には、移動パネル17の補助ローラ2
8,移動パネル15の補助ローラ28および吊元側パネ
ル11の補助ローラ28の順にガイドブロック27を通
して補助溝26に入り込ませるようにしている。この
際、ガイドブロック27は、前記ストッパーブロック2
5と同一形状をなしており、案内面27bの反対側に案
内用傾斜面27eを設けることによって、3個の補助ロ
ーラ28をそれぞれ円滑に補助溝26に入り込ませるこ
とができるようにしている。そして、折り畳み扉体10
を展開した状態においては、3個の補助ローラ28が補
助溝26にそれぞれ嵌合して、主ガイドローラ20とと
もに折り畳み扉体10にがたつきが生じるのを防止する
ようにしている。
【0016】このような構成をなす折り畳み扉1におい
て、折り畳み扉体10を折り畳む場合には、まず、引手
框8を吊元側に移動させると、吊元側パネル11の補助
ローラ28がガイドブロック27を通過して補助溝26
から離脱し、吊元側パネル11はヒンジ7を中心に図2
に実線で示す状態から仮想線で示す状態となるように回
動する。
て、折り畳み扉体10を折り畳む場合には、まず、引手
框8を吊元側に移動させると、吊元側パネル11の補助
ローラ28がガイドブロック27を通過して補助溝26
から離脱し、吊元側パネル11はヒンジ7を中心に図2
に実線で示す状態から仮想線で示す状態となるように回
動する。
【0017】次いで、移動パネル15の補助ローラ28
および移動パネル17の補助ローラ28が順次ガイドブ
ロック27を通過してガイド溝26から離脱し、移動パ
ネル14,15,…,18は吊元側パネル11に次々に
折り畳まれる。
および移動パネル17の補助ローラ28が順次ガイドブ
ロック27を通過してガイド溝26から離脱し、移動パ
ネル14,15,…,18は吊元側パネル11に次々に
折り畳まれる。
【0018】このとき、各主ガイドローラ20は、各々
に対応するストッパーブロック25の各案内面25bに
よりガイド溝21から外れた位置に案内され、図3に示
す状態では、各規制面25cに対向した状態となってい
るので、各主ガイドローラ20はこれらの規制面25c
によってその動きがほぼ阻止されることから、たとえ風
が強い場合であっても、パネル14,15,…,18同
士がぶつかり合って折り畳み扉体10がばたついたり、
自然に展開したりすることはないこととなる。次に、折
り畳まれた状態の折り畳み扉体10を展開する場合に
は、引手框8を引手側支柱3に向けて移動させると、ま
ず、移動パネル17がストッパーブロック25を支点に
して回動し、その補助ローラ28がガイドブロック27
を通って補助溝26内に入り込むと同時に、主ガイドロ
ーラ20がストッパーブロック25を通ってガイド溝2
1内に入り込む。
に対応するストッパーブロック25の各案内面25bに
よりガイド溝21から外れた位置に案内され、図3に示
す状態では、各規制面25cに対向した状態となってい
るので、各主ガイドローラ20はこれらの規制面25c
によってその動きがほぼ阻止されることから、たとえ風
が強い場合であっても、パネル14,15,…,18同
士がぶつかり合って折り畳み扉体10がばたついたり、
自然に展開したりすることはないこととなる。次に、折
り畳まれた状態の折り畳み扉体10を展開する場合に
は、引手框8を引手側支柱3に向けて移動させると、ま
ず、移動パネル17がストッパーブロック25を支点に
して回動し、その補助ローラ28がガイドブロック27
を通って補助溝26内に入り込むと同時に、主ガイドロ
ーラ20がストッパーブロック25を通ってガイド溝2
1内に入り込む。
【0019】この後、移動パネル15および吊元側パネ
ル11が同じようにしてストッパーブロック25を支点
にしてじ順次回動し、各々の補助ローラ28がそれぞれ
ガイドブロック27を通過して補助溝26に入り込むと
共に各主ガイドローラ20がストッパーブロック25を
通ってガイド溝21内に入り込んで図2に実線で示す展
開状態となる。
ル11が同じようにしてストッパーブロック25を支点
にしてじ順次回動し、各々の補助ローラ28がそれぞれ
ガイドブロック27を通過して補助溝26に入り込むと
共に各主ガイドローラ20がストッパーブロック25を
通ってガイド溝21内に入り込んで図2に実線で示す展
開状態となる。
【0020】この間、ストッパーブロック25およびガ
イドブロック27には傾斜面25dおよび27dがそれ
ぞれ設けてあるので、主ガイドローラ20の移動がスト
ッパーブロック25およびガイドブロック27によって
阻害されることはないことから、折り畳み扉体10の展
開動作は円滑に行われることとなる。
イドブロック27には傾斜面25dおよび27dがそれ
ぞれ設けてあるので、主ガイドローラ20の移動がスト
ッパーブロック25およびガイドブロック27によって
阻害されることはないことから、折り畳み扉体10の展
開動作は円滑に行われることとなる。
【0021】また、折り畳み扉体10が展開した状態で
は、吊元側パネル11の主ガイドローラ20は、図2の
円内に拡大して示すように、吊元側のストッパーブロッ
ク25の溝面25aに当接した状態となっているので、
吊元側パネル11も他のパネル14,15,…,18と
同じくばたつくことはない。
は、吊元側パネル11の主ガイドローラ20は、図2の
円内に拡大して示すように、吊元側のストッパーブロッ
ク25の溝面25aに当接した状態となっているので、
吊元側パネル11も他のパネル14,15,…,18と
同じくばたつくことはない。
【0022】なお、この考案に係わる折り畳み扉の構成
が上記した実施例の構成に限定されるものではなく、他
の構成として、例えば、主ガイド体を円柱状をなすブロ
ックとすることも可能である。
が上記した実施例の構成に限定されるものではなく、他
の構成として、例えば、主ガイド体を円柱状をなすブロ
ックとすることも可能である。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は、吊元
側パネルと、前記吊元側パネルに副ヒンジおよび主ヒン
ジを交互に介して連結して前記吊元側パネルに折り畳み
可能とした複数の移動パネルとからなる折り畳み扉体を
備えると共に、前記折り畳み扉体の主ヒンジ側を上レー
ルに移動自在に係合させ、前記吊元側パネルおよび当該
吊元側パネルに1枚おきに連結された移動パネルの各主
ヒンジの近傍位置にはガイド体を上方に突出して設け、
前記ガイド体を嵌合するガイド溝を前記上レールの長手
方向に沿った状態で当該上レールの下方に形成すると共
に、折り畳まれた状態の前記折り畳み扉体の各ガイド体
を前記ガイド溝から外れた位置でそれぞれ停止させる規
制面と前記ガイド溝側に位置する溝面を有した複数のス
トッパーブロックを前記ガイド溝の吊元側に形成した切
欠部に所定の間隔をもってそれぞれ設けた折り畳み扉に
おいて、前記ストッパーブロックには前記規制面側に向
けて傾斜する傾斜面を前記溝面に連続して設けた構成と
したから、折り畳み扉体を折り畳んだときには、たとえ
風が強い場合であっても、折り畳み扉体がばたついた
り、自然に展開してしまったりすることがないばかりで
なく、折り畳み扉体を展開させる際には、その展開動作
を円滑に行うことができるという非常に優れた効果がも
たらされる。
側パネルと、前記吊元側パネルに副ヒンジおよび主ヒン
ジを交互に介して連結して前記吊元側パネルに折り畳み
可能とした複数の移動パネルとからなる折り畳み扉体を
備えると共に、前記折り畳み扉体の主ヒンジ側を上レー
ルに移動自在に係合させ、前記吊元側パネルおよび当該
吊元側パネルに1枚おきに連結された移動パネルの各主
ヒンジの近傍位置にはガイド体を上方に突出して設け、
前記ガイド体を嵌合するガイド溝を前記上レールの長手
方向に沿った状態で当該上レールの下方に形成すると共
に、折り畳まれた状態の前記折り畳み扉体の各ガイド体
を前記ガイド溝から外れた位置でそれぞれ停止させる規
制面と前記ガイド溝側に位置する溝面を有した複数のス
トッパーブロックを前記ガイド溝の吊元側に形成した切
欠部に所定の間隔をもってそれぞれ設けた折り畳み扉に
おいて、前記ストッパーブロックには前記規制面側に向
けて傾斜する傾斜面を前記溝面に連続して設けた構成と
したから、折り畳み扉体を折り畳んだときには、たとえ
風が強い場合であっても、折り畳み扉体がばたついた
り、自然に展開してしまったりすることがないばかりで
なく、折り畳み扉体を展開させる際には、その展開動作
を円滑に行うことができるという非常に優れた効果がも
たらされる。
【図1】この考案に係わる折り畳み扉の一実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】図1に示した折り畳み扉の折り畳み扉体を展開
させた状態の部分横断面図である。
させた状態の部分横断面図である。
【図3】図1に示した折り畳み扉の折り畳み扉体を畳ん
だ状態の部分横断面図である。
だ状態の部分横断面図である。
【図4】図1に示した折り畳み扉のストッパーブロック
の拡大平面図である。
の拡大平面図である。
【図5】図1に示した折り畳み扉のA−A線位置での部
分拡大断面図である。
分拡大断面図である。
【図6】図1に示した折り畳み扉のB−B線位置での部
分拡大断面図である。
分拡大断面図である。
【図7】従来の折り畳み扉の折り畳み扉体を畳んだ状態
の部分横断面図である。
の部分横断面図である。
1 折り畳み扉 4 上レール 10 折り畳み扉体(扉体) 11 吊元側パネル 12 副ヒンジ 13 主ヒンジ 14 15 16 17 18 移動パネル 20 主ガイドローラ(ガイド体) 21 ガイド溝 21a 切欠部 25 ストッパーブロック 25a 溝面 25c 規制面 25d 傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 吊元側パネルと、前記吊元側パネルに副
ヒンジおよび主ヒンジを交互に介して連結して前記吊元
側パネルに折り畳み可能とした複数の移動パネルとから
なる折り畳み扉体を備えると共に、前記折り畳み扉体の
主ヒンジ側を上レールに移動自在に係合させ、前記吊元
側パネルおよび当該吊元側パネルに1枚おきに連結され
た移動パネルの各主ヒンジの近傍位置にはガイド体を上
方に突出して設け、前記ガイド体を嵌合するガイド溝を
前記上レールの長手方向に沿った状態で当該上レールの
下方に形成すると共に、折り畳まれた状態の前記折り畳
み扉体の各ガイド体を前記ガイド溝から外れた位置でそ
れぞれ停止させる規制面と前記ガイド溝側に位置する溝
面を有した複数のストッパーブロックを前記ガイド溝の
吊元側に形成した切欠部に所定の間隔をもってそれぞれ
設けた折り畳み扉において、前記ストッパーブロックに
は前記規制面側に向けて傾斜する傾斜面を前記溝面に連
続して設けたことを特徴とする折り畳み扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2977091U JPH083674Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 折り畳み扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2977091U JPH083674Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 折り畳み扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123998U JPH04123998U (ja) | 1992-11-11 |
JPH083674Y2 true JPH083674Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31913577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2977091U Expired - Fee Related JPH083674Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 折り畳み扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083674Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT523327A1 (de) * | 2019-12-19 | 2021-07-15 | Blum Gmbh Julius | Führungsvorrichtung zur Führung eines Möbelteils |
CN115162908B (zh) * | 2022-08-23 | 2024-07-12 | 上海凡柏建筑科技有限公司 | 一种电动折叠门 |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP2977091U patent/JPH083674Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123998U (ja) | 1992-11-11 |
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Date | Code | Title | Description |
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R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
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