JPH08329906A - 電球、車両用前照灯および車両 - Google Patents

電球、車両用前照灯および車両

Info

Publication number
JPH08329906A
JPH08329906A JP7250761A JP25076195A JPH08329906A JP H08329906 A JPH08329906 A JP H08329906A JP 7250761 A JP7250761 A JP 7250761A JP 25076195 A JP25076195 A JP 25076195A JP H08329906 A JPH08329906 A JP H08329906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil filament
light bulb
coil
airtight container
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7250761A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3532011B2 (ja
Inventor
Hiroyoshi Takanishi
宏佳 高西
Kazunari Fukue
一成 福恵
Tsutomu Watanabe
力 渡辺
Hiroshi Kamata
博士 鎌田
Akira Kawakatsu
晃 川勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP25076195A priority Critical patent/JP3532011B2/ja
Priority to EP96302255A priority patent/EP0735571B1/en
Priority to US08/623,830 priority patent/US5719468A/en
Priority to DE69609546T priority patent/DE69609546T2/de
Publication of JPH08329906A publication Critical patent/JPH08329906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3532011B2 publication Critical patent/JP3532011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/28Envelopes; Vessels
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/38Devices for influencing the colour or wavelength of the light
    • H01J61/40Devices for influencing the colour or wavelength of the light by light filters; by coloured coatings in or on the envelope
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/28Envelopes; Vessels
    • H01K1/30Envelopes; Vessels incorporating lenses
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/28Envelopes; Vessels
    • H01K1/32Envelopes; Vessels provided with coatings on the walls; Vessels or coatings thereon characterised by the material thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/28Envelopes; Vessels
    • H01K1/34Double wall vessels
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/50Selection of substances for gas fillings; Specified pressure thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K9/00Lamps having two or more incandescent bodies separately heated
    • H01K9/08Lamps having two or more incandescent bodies separately heated to provide selectively different light effects, e.g. for automobile headlamp
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルフィラメント両端の温度低下を考慮し、
この温度低下に見合った赤外線帰還分布を容易に設計で
き、その結果コイルフィラメント3の温度分布が均一化
され、赤外線反射膜6の形成しない領域を大きくするす
ることのない電球を提供する。 【解決手段】電球は、透光性の気密容器2内に、少なく
とも有効部分がほぼ直線状に延在するコイルフィラメン
ト3を有する。気密容器2は、円筒状部4および円筒状
部4の両端に一体に接続した焦点を有する回転2次曲面
状部5、5を含み、ほぼ中心軸上においてコイルフィラ
メントが、その両端が円筒状部4の両端または回転2次
曲面状部5、5に対向するよう構成されている。気密容
器2の表面には可視光透過赤外線反射膜6が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線反射膜付き
の電球、車両用前照灯および車両に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線反射膜付電球の反射赤外線のコイ
ルフィラメントへの帰還率を高くするために、ガラスバ
ルブの一部に球面または回転楕円面を形成することが知
られている。このような赤外線反射膜付電球は特開昭5
5−117861号公報(以下、「従来例1」とい
う。)および特開昭63−16548号公報(以下、
「従来例2」という。)に開示されている。
【0003】従来例1に記載の電球は、赤外線反射膜を
形成した透光性気密容器を構成するガラスバルブを回転
楕円面としたものである。特に従来例1の電球は、反射
された赤外線を、ほぼ均一にコイルフィラメント表面の
全面にわたって配分されるようにするため、コイルフィ
ラメントを回転楕円体の二つの焦点間に配置し、さらに
コイルフィラメントの長さが二つの焦点間距離の1/2
ないし1倍に設定している。
【0004】さらに、この従来例1によれば、赤外線が
ほぼ均一にコイルフィラメント表面の全面にわたって配
分される結果、コイルフィラメントの温度分布は均一に
なり、コイルフィラメント材料の蒸発が均一になり、コ
イルフィラメントの局部的なやせ細りによる早期断線を
防止できるという。
【0005】従来例2に記載の電球は、赤外線反射膜を
形成した透光性気密容器を円筒状部とその両側に半球状
部とを連設して構成したものである。半球状部の球中心
は焦点となっている。特に従来例2の電球は、コイルフ
ィラメントの温度分布を良好にするために、すなわちコ
イルフィラメントへ帰還する赤外線の分布を均一にする
ため、コイルフィラメントを二つの焦点間に対称となる
ように配置している。この様なコイルフィラメント配置
により、従来例1と同様、コイルフィラメントの局部的
なやせ細りによる早期断線を防止しようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1の電球は、コイルフィラメントの温度分布の均一化が
十分でないという問題があった。赤外線の帰還が無けれ
ば、本来コイルフィラメントの両端は、中間部に比べて
温度低下する。このため、帰還赤外線のエネルギーをコ
イルフィラメント中間部に比較して両端で多くなるよう
に機能させることで、温度分布の均一化が達成できるは
ずであるが、回転楕円面を有する透光性気密容器に赤外
線反射膜を被着しただけでは、フィラメントの温度分布
の均一化は十分達成できなかった。そもそも従来例1
は、帰還赤外線のエネルギーをコイルフィラメント中間
部に比較して両端で多くなるように構成する思想の開示
がない。
【0007】従来例2の電球では、円筒状部の長さがコ
イルフィラメントの長さに比べてかなり長いために、赤
外線のフィラメント全体への帰還率も低く、円筒形の気
密容器の電球と比べて大きく改善されているとは言えな
い。
【0008】本発明は、コイルフィラメント両端の温度
低下を考慮し、これに見合った赤外線帰還分布を容易に
設計でき、その結果コイルフィラメントの温度分布が均
一化された電球を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
球は、少なくとも有効部分がほぼ直線状に延在するコイ
ルフィラメントと;円筒状部および円筒状部の両端に一
体に接続した焦点を有する回転2次曲面状部を含み、ほ
ぼ中心軸上においてコイルフィラメントが、その両端が
円筒状部の両端または回転2次曲面状部に対向するよう
収納された透光性の気密容器と;気密容器の表面に形成
された可視光透過赤外線反射膜と;を具備していること
を特徴とする。
【0010】請求項1の発明に係る電球は、赤外線反射
膜が無い場合のコイルフィラメント両端での温度低下を
補うため、透光性気密容器全体としては、回転楕円体ま
たは回転長円体等に近い形状をしているとともに、透光
性気密容器のコイルフィラメントの中間部に対応する位
置にコイルフィラメントよりも軸方向に短いか略等しい
円筒状部を形成している。これによりコイルフィラメン
ト両端近傍の赤外線帰還率がコイルフィラメント中間部
の赤外線帰還率よりも高くなり、その結果コイルフィラ
メントの温度分布は均一化される。
【0011】この円筒状部は、対向するフィラメント中
間部の帰還赤外線を焦点位置に比較して低くする働きが
ある。一方、フィラメント端部近傍の帰還赤外線は焦点
近傍に集中するので帰還赤外線エネルギーは両端が中間
部よりも大きくなる。円筒状部がコイルフィラメントよ
りも長いと、実質的に円筒形の透光性気密容器に近づい
て、電球全体の赤外線帰還率が低下するので好ましくな
い。
【0012】また、本発明の電球のように、回転2次曲
面を有する部分は、気密容器の両端に比較して膨出して
いるが、この膨出部分は、通常、円筒バルブを加熱して
金型に入れてブロー成形により形成するのが一般的であ
る。この場合、膨出部分は肉厚が小さくなってしまう。
薄肉になると気密容器が破裂する危険性が大きくなる
が、本発明のように、円筒状部については、それ以上膨
らませるものに比較して、膨出の程度を小さくできるの
で、破裂の危険性を小さくできる。
【0013】この種の電球としては、主として自動車
用、航空機等に使われる車両用電球への応用が一般的で
あるが、他の用途も可能である。車両用電球としては、
一般的に電源電圧が24V以下で使用されるため、コイ
ルフィラメントが短い。このため、フィラメントの温度
分布均一化が特に難しいが、本発明はこのような電球に
顕著な効果を有する。また車両用電球は、一般的にはハ
ロゲン電球であるが、これに限定されない。コイルフィ
ラメントは単コイルでも、二重コイルでもよい。また車
両用電球には、いわゆる一芯用と二芯用の2種類がある
が、どちらでもよい。一芯用の場合、走行用とすれ違い
用のいずれでもよい。さらにすれ違い用の場合、透光性
気密容器の一部に光の一部を遮断する遮光膜を形成して
もよい。車両用電球は、通常コイルフィラメントの軸方
向の一端に口金が設けられているが、映写機用の電球の
ように、コイルフィラメントの軸と垂直な方向の一端に
口金を設けることも可能である。
【0014】焦点を有する回転2次曲面とは、たとえば
球面や回転楕円面がこれに該当する。気密容器の主要部
が全体として、回転楕円体または長円を回転させた形状
に近いものであることを意図している。球面の場合の焦
点は球の中心を意味する。回転楕円体または長円を回転
させた形状は、二つの焦点または中心に相当する点また
は領域が存在し、この点または領域に帰還赤外線が集ま
る。また、円筒状部の両側の回転2次曲面は、上記作用
を有していれば、幾何学上の厳密性は要求されず、また
一部分に回転2次曲面があればよい。いわゆる排気管チ
ップオフ跡近傍や、封止部近傍は、回転2次曲面を構成
していなくてもよいことは勿論である。排気管チップオ
フ跡近傍は、赤外線反射膜にかえて、例えば自動車用の
電球で一般的な遮光膜を形成して、対向車に眩しくない
ようにしてあってもよい。赤外線反射膜は、一般的には
透光性気密容器の外面に形成するが、内面または両面で
もよい。赤外線反射膜は、一般的には光干渉多層膜であ
り、既知の材質からなるものを許容する。赤外線反射膜
は、気密容器の両端等に塗布されていない領域が存在し
てもよい。透光性気密容器は、硬質ガラス、石英ガラス
等が適用できる。
【0015】請求項2の電球は、少なくとも有効部分が
ほぼ直線状に延在する有効部分の長さがL1のコイルフ
ィラメントと;長さL2が上記長さL1に対して L1/4≦L2≦L1/2 を満足する円筒状部および円筒状部の両端に一体に接続
した焦点を有する回転2次曲面状部を含み、ほぼ中心軸
上においてコイルフィラメントが、その両端が円筒状部
の両端または回転2次曲面状部に対向するよう収納され
た透光性の気密容器と;気密容器の表面に形成された可
視光透過赤外線反射膜と;を具備していることを特徴と
する。
【0016】この発明の電球も、請求項1の電球と同様
の作用を有する。ここで、L1/4≦L2は、円筒状部の
長さを、余り小さくしないことを意味している。小さく
し過ぎると、帰還赤外線がフィラメント中央部の一点に
集中して温度分布を均一化する効果が小さくなる。ま
た、L2≦L1/2は、円筒状部の長さを、余り大きくし
ないことを意味している。大きくし過ぎると、透光性気
密容器の形状が、円筒形に近付きすぎ、赤外線帰還率が
小さくなり、円筒形透光性気密容器と比較して、赤外線
帰還率の著しい向上がが期待できなくなる。
【0017】請求項3の電球は、請求項1または2にお
いて、回転2次曲面が、球面または回転楕円面であるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項4の電球は、請求項3において、焦
点がコイルフィラメントの端部近傍に位置することを特
徴とする。焦点がコイルフィラメントの端部近傍に位置
することで、コイルフィラメント端部近傍に帰還する赤
外線を中間部よりも多くすることができる。
【0019】請求項5の電球は、少なくとも有効部分が
ほぼ直線状に延在する長さL1のコイルフィラメント
と;円筒状部および円筒状部の両端に一体に接続され、 b=a+L1/c (但し、4≦c≦6) を満足する短径aと長径bを有し長軸が略中心軸上に位
置する回転楕円曲面状部を含み、ほぼ中心軸上において
コイルフィラメント両端が円筒状部の両端または回転2
次曲面状部に対向するようコイルフィラメントを収納し
た透光性の気密容器と;気密容器の表面に形成された可
視光透過赤外線反射膜と;を具備していることを特徴と
する。
【0020】請求項5の電球は、請求項1および2と同
様の作用を有する。特に、本項の発明に係る電球は、コ
イルフィラメントの温度の均一化がより一層容易にな
る。これは、以下の理由による。すなわち、cは長径b
の大きさを規定している。cが大きければ長径bは短径
aに近似し、cが小さければ長径bは短径aよりも著し
く大きくなる。cが6よりも大きいと、透光性気密容器
は球形状に近づき、コイルフィラメント中央部が昇温し
やすくなる傾向にある。cが4よりも小さいと、透光性
気密容器の形状が、円筒形に近づき、コイルフィラメン
トの設計によっては赤外線帰還率が小さくなる傾向にあ
る。したがって、cを4ないし6の範囲にすることによ
り、コイルフィラメントの温度の均一化はより一層容易
になる。
【0021】請求項6の電球は、少なくとも有効部分が
ほぼ直線状に延在する第1および第2のコイルフィラメ
ントと;円筒状部および円筒状部の両端に一体に接続さ
れている回転2次曲面状部を含む第1の収容部、第1の
収容部に隣接して一体に形成した第2の収容部を有して
なり、第1の収容部のほぼ中心軸上において第1のコイ
ルフィラメントがその両端が円筒状部の両端または回転
2次曲面状部に対向して収納されるとともに、第2の収
容部のほぼ中心軸上において第2のコイルフィラメント
が収納された透光性の気密容器と;気密容器の表面に形
成された可視光透過赤外線反射膜と;を具備しているこ
とを特徴とする。
【0022】請求項6は、いわゆる2芯の車両用電球で
あることを明確にしたものであり、請求項1と同様の作
用を有する。本項においては、例えば第1および第2の
コイルフィラメントのいずれかが走行用であり、他がす
れ違い用である。
【0023】第2の収容部は円筒形でも球面状でも回転
楕円面形状でも、またこれらの複合形状でもよい。請求
項1で定義したコイルフィラメントに対応する中間部に
コイルフィラメントよりも軸方向に短いか略等しい円筒
状部を有し、円筒状部の両側に球面の一部または回転楕
円面の一部が連設された複合形状を2つ連設して形成し
た透光性気密容器にし、一方の複合形状部分を第2の収
容部としてもよい。
【0024】請求項7の電球は、請求項6において、第
1および第2のコイルフィラメントのうちの少なくとも
一方のコイルフィラメントに対向して気密容器内に配設
され、そのコイルフィラメントからの光の一部を遮断す
る遮光部材を具備していることを特徴とする。第1およ
び第2のコイルフィラメントのいずれかが走行用であ
り、他がすれ違い用として対向車にまぶしくないよう
に、上方への光を遮断する遮光部材を添設している。
【0025】請求項8の電球は、請求項1ないし7にお
いて、気密容器内に封入したハロゲンを具備しているこ
とを特徴とする。この電球は、請求項1ないし7と同様
の作用を有する。
【0026】請求項9の電球は、気密容器は硬質ガラス
で構成され、モリブデンワイヤーからなる導入線を具備
していることを特徴とする。
【0027】この種の電球は封止部の温度が高くなる。
特に車両用電球は小形であるため封止部が350℃以上
に達する。しかしながら、この温度は石英バルブを使用
したときの封止構造として一般的なモリブデン箔を使用
したピンチシールによる封止部の信頼性限界を越えた温
度である。これに対し、気密容器を硬質ガラスにする
と、ピンチシール構造でも、モリブデン線が使用でき、
封止部の温度が350℃を越えても、封止部の信頼性を
損なうおそれが小さい。
【0028】請求項10の電球は、請求項1ないし9に
おいて、コイルフィラメントが、単コイルであることを
特徴とする。この電球は、請求項1ないし8と同様の作
用を有する。単コイルフィラメントは、コイルフィラメ
ント両端で放熱しやすく、そのために、温度分布を均一
にしにくいが、本発明により容易に均一化できる。
【0029】請求項11の電球は、請求項1ないし10
において、定格電圧24V以下で作動されることを特徴
とする。定格電圧が低い分、コイルフィラメントは短い
ので温度勾配が大きくなりやすいが、本発明により容易
に均一化できる。
【0030】請求項12の車両用前照灯は、請求項1な
いし11のいずれか一記載の電球と;回転2次曲面の反
射鏡部分を含み、内部に電球を収納した灯体と;灯体の
前面に配設される前面レンズ;を具備していることを特
徴とする。
【0031】請求項12の発明に係る車両用前照灯は、
請求項1ないし11のいずれかの電球の有する作用をそ
のまま有し、前照灯として機能する。
【0032】請求項13の車両用前照灯は、走行用に供
される請求項1ないし4のいずれか一記載の電球と;す
れ違い用に供される第2の光源と;回転2次曲面の反射
鏡部分を含み、内部に電球と第2の光源を収納した灯体
と;を具備していることを特徴とする。
【0033】請求項13の車両用前照灯は、いわゆる2
灯用の車両用前照灯であることを明確化したものであ
る。この前照灯は、請求項12の発明に係る車両用前照
灯塗装用、請求項1ないし4のいずれかの電球の有する
作用をそのまま有する。なお、本項における請求項1な
いし4のいずれか一記載の電球は、第2の光源が備わっ
ているので一芯用として使用される。請求項1ないし4
のいずれか一記載の電球と、第2の光源の何れか一方が
走行用、他方がすれ違い用として機能する。
【0034】請求項14の車両は、請求項12または1
3記載の車両用前照灯と;車両用前照灯を所定の位置に
装着した車両本体と;を具備していることを特徴とす
る。請求項12または13の車両用電前照灯の有する作
用をそのまま有する。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1な
いし4を参照して説明する。
【0036】図1は、本発明を車両前照灯用ハロゲン電
球に適用した第1実施形態の斜視図、図2は、同じく側
面図である。図中1は電球である車両前照灯用ハロゲン
電球であり、透光性気密容器2内には、不活性ガスおよ
びハロゲンが封入され、比較的短いタングステンからな
る全長L(L=5.35mm)のコイルフィラメント3
が配設されている。このコイルフィラメント3は、素線
径0.18mm、コイルピッチ(コイルターン間距離/
コイル素線径)146%、外径1.3mm、ターン数2
0ので一重巻きの単コイルであり、赤外線のエネルギー
発生強度分布が中間部で高く、端部にいくにしたがって
低くなっている。
【0037】透光性気密容器2は、全長50mm弱で、
硬質ガラスで形成されている。透光性気密容器2の先端
側に排気チップ跡があり、基端側が圧潰封止(図示しな
い)された片封止構造をなしている。この透光性気密容
器2の中間部には円筒状部4(図2中、破線Dに挟まれ
る領域)が形成されており、この円筒状部4は、直径約
16mm、長さ約2.5mmである。円筒状部4の長さ
は、コイルフィラメント3の全長Lよりも短い。この円
筒状部4と先端側排気チップ跡との間または基端側の圧
潰封止部との間には、短径a、長径b(b=a+L/c
(cは4ないし6))で構成される回転楕円面を有する
回転2次曲面状部5、5が連設されている。具体的に
は、短径aが8mm(従って短軸の長さは16mm)、
長径bが9mm(従って長軸の長さは18mm)であ
る。
【0038】なお、上記円筒状部4の両端に連設するも
のは、上記のように回転楕円体面の一部以外に、球面の
一部あってもよい。この場合、短径aと長径bがともに
円筒状部4の半径8mmと等しい場合と考えられる。
【0039】透光性気密容器2の表面である外面(内面
でも可。)には、赤外線反射手段である赤外線反射膜6
が形成されている。赤外線反射膜6は、例えば酸化チタ
ン(TiO2 )、酸化タンタル(Ta2 O5 )、酸化ジ
ルコニウム(ZrO2 )、硫化亜鉛(ZnS)などから
なる高屈折率層と、酸化ケイ素(シリカ=SiO2 )、
ふっ化マグネシウム(MgF2 )等からなる低屈折率層
とを交互に、例えば合計9〜50層、この実施形態では
33層の多層膜として構成したものであり、このような
赤外線反射膜6は光干渉作用により赤外線を反射し可視
光を透過する。
【0040】図3は赤外線反射膜6の分光透過率分布図
である。図3から分かるように400nmから800n
mの間の可視光は透過し、800nm以上で熱線として
影響のある1500nm付近までの赤外線を反射してい
ることがわかる。
【0041】コイルフィラメント3の両端には、モリブ
デン製のリード線7,7が溶接等によって接続され、上
記透光性気密容器2の基端側に形成された図示しない圧
潰封止部に封着され、外部に導出される。なお、上記透
光性気密容器2が石英ガラスの場合には、上記各リード
線7,7は、圧潰封止部に封着されたMo(モリブデ
ン)箔に接続され、これらMo箔はそれぞれ外部リード
線に接続される。
【0042】上記透光性気密容器2の一端封止部には、
前記鍔付き口金8が被着されている。鍔付き口金8は円
筒形口金本体8aにフランジ8bを設けるとともに、端
部にレグ端子8c,8cを設けたものである。口金本体
8aは上記透光性気密容器2の圧潰封止部に被せられ、
接着剤により接合されている。上記レグ端子8c,8c
は、上記透光性気密容器2の封止部より導出されたリー
ド線7,7と電気的に接続されている。
【0043】図4は、第1実施形態の電球の赤外線エネ
ルギー強度分布概念図である。ここで、Aは赤外線エネ
ルギー発生強度、Bは赤外線反射膜6で反射されてコイ
ルフィラメント3に帰還する赤外線エネルギー強度、C
は赤外線のエネルギーの総和の強度を表す。横軸にコイ
ルフィラメント3の位置、縦軸に赤外線のエネルギー強
度をとって表してある。赤外線エネルギー発生強度は、
赤外線反射膜が形成されていない場合に観測できる。
「発生」とは電気エネルギーから直接かつ一次レベルで
発生する赤外線エネルギーを意味している。これに対
し、赤外線エネルギーの総和の強度Cは赤外線反射膜か
らの帰還赤外線エネルギーBを合算したもので、赤外線
反射膜を形成して測定できる。
【0044】図4によると、透光性気密容器2と赤外線
反射膜6によって、赤外線のエネルギー強度分布Bで示
されるように、コイルフィラメントから放射された赤外
線が反射されてコイルフィラメント3に戻ってくる赤外
線のエネルギー強度分布がコイルフィラメントの中央部
で低く、端部にいくにしたがって高くなる。この結果、
赤外線のエネルギー強度分布の総和は、赤外線のエネル
ギー強度分布Cで示されるように、コイルフィラメント
3全長にわたってほぼ均一になる。
【0045】したがって、コイルフィラメント3の局部
的な過熱によるコイルフィラメントの断線などが防止で
き、ハロゲン電球の長寿命化が図れる。ちなみに、赤外
線反射膜6を形成した透光性気密容器2が球状である電
球の寿命が90時間である場合に、本実施形態のもの
は、260時間となり290%寿命が向上している。
【0046】上記実施形態の電球のコイルフィラメント
3の温度分布を測定した結果を第1表に示す。これを実
施例1とし、比較のために、同じコイルフィラメント3
に透光性気密容器を円筒形(外径12mm)にした電球
(比較例1)、同じコイルフィラメント3に透光性気密
容器を球形(外径16mm)にした電球(比較例2)、
同じコイルフィラメントに透光性気密容器を回転楕円面
(短軸16mm、長軸24mm)にした電球(比較例
3)と比較してみた。さらに本発明の効果を確認するた
め、実施例2として、実施例1の円筒状部を2.5mm
から5.35mmに変えた場合についても測定した。測
定は、コイルフィラメントのターンの位置、すなわち2
0ターンのうち2ないし18までの偶数ターン目での位
置で行った。また併せて各電球の効率を、比較例1を1
00%として測定した結果を表1に記載した。
【0047】
【表1】 この表から、温度と最低温度の差が小さく、かつ効率が
高いのが実施例1および2の電球であることが分かる。
【0048】図5は、本発明を車両前照灯用ハロゲン電
球に応用した第2の実施形態の側面図である。第1の実
施形態との主な相違点は、第2のコイルフィラメント9
と、このコイルフィラメントを収容するための第2の収
容部10を有している点である。第2の収容部10は、
第1の収容部(円筒状部4とこれに連設された回転楕円
面を有する回転2次曲面状部5、5をいう。)同様、第
2のコイルフィラメント9の全長よりも短い円筒状部と
この両側に連設された回転楕円面を有する部分からなっ
ている。また、コイルフィラメント3に対向して遮光部
材11が配設されている。遮光部材11はコイルフィラ
メント3からの光が対向車に眩しくないように、車両に
装着された場合、上方への光を遮断するものである。従
って、コイルフィラメント3からの光がすれ違い用であ
り、遮光部材11に相当するものが配設されていないコ
イルフィラメント9が走行用になる。その他の構成は、
第1の実施形態と同様の構成であり、同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0049】図6は、第3の実施形態の概念的側面図で
ある。透光性気密容器2は、コイルフィラメント3より
も短い円筒状部4(破線Dに挟まれる領域が該当す
る。)とその円筒状部4の両側に回転楕円面からなる回
転2次曲面状部5、5が連設されている。透光性気密容
器2の封止部12は、円筒状部4に連設され、また排気
チップ跡13も円筒状部に連設されている。すなわち、
封止部12と排気チップ跡13を結ぶ電球1の軸方向に
対して、コイルフィラメント3の軸は垂直となってい
る。
【0050】図7は、第1の実施形態の電球を組み込ん
だ車両用前照灯の縦断面図である。第1の実施形態の車
両用前照灯用ハロゲン電球1は反射構体14に収容され
ている。この反射構体14は、反射面を形成したリフレ
クタ14aと、この前面開口部の全面に取り付けた透明
質前面カバーである前面レンズ14bで構成されており
リフレクタ14aの背面頂部には取付孔14cが形成さ
れている。
【0051】この取付孔14cには前記ハロゲン電球1
が差し込まれており、このハロゲン電球1は口金8に設
けたフランジ8bを取付孔14cの周縁に固定すること
で、リフレクタ14aに対し所定の位置に位置決めして
取り付けられている。
【0052】図8は、車両の実施形態を表す正面図であ
る。図7に示した車両用前照灯と、この車両用前照灯を
装備した車両本体15とを具備している。この車両用前
照灯では、レグ端子8c,8cを直流12Vの電源に接
続して、リード線7,7を介してコイルフィラメント3
に電流を流すとコイルフィラメント3が発光する。この
光は周囲に放出され、透光性気密容器2の円筒状部4お
よび回転楕円面からなる回転2次曲面状部、5から外部
に放射される。
【0053】そして、この光が円筒状部4および回転楕
円面からなる回転2次曲面状部の外面に形成した赤外線
反射膜6を透過する時に可視光が透過されるとともに赤
外線が反射される。
【0054】透過した可視光は、リフレクタ14aの反
射面で反射されて前方に向かい、前面レンズ14bによ
り配光が制御されて前方を照射する。
【0055】この場合、コイルフィラメント3は透光性
気密容器2の円筒状部4に収容されているので、主とし
て円筒状部4に形成した赤外線反射膜6で反射された赤
外線がコイルフィラメント3に帰還される。よって、コ
イルフィラメント3は電源から供給される電力エネルギ
ーに加えて上記赤外線反射膜6で反射された赤外線によ
る熱エネルギーが与えられるので、温度上昇が促進さ
れ、白熱化が向上する。
【0056】そして、透過した可視光は、リフレクタ1
4aの反射面で反射されて前方に向かい、前面レンズ1
4bにより配光が制御されて前方を照射する。
【0057】しかも、一般に自動車は、走行ビームで走
行する場合に比べてすれ違いビームで走行する機会の方
が多い。したがって、使用頻度の高いすれ違い用として
ハロゲン電球を使用すれば、エネルギー効率を高くする
ことができるので、ランプ全体の電力エネルギーを大幅
に節減することができ、ランプ効率を高くすることがで
きる。
【0058】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、コイ
ルフィラメント両端からの熱の逃げに見合うよう、コイ
ルフィラメント両端近傍の赤外線帰還率をコイルフィラ
メント中間部の赤外線帰還率よりも高くなるように、透
光性気密容器としては、概略回転楕円体または回転長円
体などの焦点を有する回転2次曲面を含むように形成し
ている。この結果、コイルフィラメントの両端の温度低
下が抑制されコイルフィラメント全体の温度分布は均一
化されるとともに、従来の管形の気密容器を使用した赤
外線反射膜付電球よりも効率向上を果たせる。
【0059】また、本発明の電球のように円筒状部を形
成する場合、この部分の肉厚が薄くなりにくいので、気
密容器の信頼性を高くできる効果を有する。
【0060】特に請求項2の発明によれば、円筒状部の
長さL2をコイルフィラメントの長さL1に対してL1/
4≦L2≦L1/2と規定したので、請求項1の効果が確
実に得られる。
【0061】請求項3および4の発明は、請求項1また
は2と同様の効果を奏することができる。特に請求項4
の電球は、焦点がコイルフィラメントの端部近傍に位置
しているため、帰還赤外線が特にコイルフィラメントの
端部近傍に集中させやすい。請求項5の発明によれば、
請求項1と同様の効果を奏することができる。特にこの
発明では、気密容器の形状を回転楕円面を含む形状と
し、その回転楕円面の形状を規制したので、コイルフィ
ラメントの温度の均一化は容易になる。
【0062】請求項6または7の発明によれば、請求項
1の発明と同様の効果を有するいわゆる二芯用の電球を
提供できる。特に請求項7の発明によれば、遮光部材を
具備した二芯用の電球を提供できる。
【0063】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
7と同様の効果を有するハロゲン入りの電球を提供でき
る。
【0064】請求項9の発明によれば、封止部の信頼性
を高くできる効果を有する。
【0065】請求項10の発明によれば、温度均一化が
難しい単コイルフィラメントを使用しても、請求項1な
いし9の発明と同様の効果を奏することができる。
【0066】請求項11の発明によれば、コイルフィラ
メントが短く温度勾配が大きくなりやすい定格電圧の低
い電球であっても、請求項1ないし10の発明と同様の
効果を奏することができる。
【0067】請求項12の発明によれば、請求項1ない
し11のいずれかの電球の有する効果をそのまま奏する
車両用前照灯を提供できる。
【0068】請求項13の発明によれば、請求項12の
発明と同様の効果を奏するいわゆる2灯用の車両用前照
灯を提供できる。
【0069】請求項14の発明によれば、請求項12ま
たは13の車両用前照灯の有する効果をそのまま奏する
車両を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を車両前照灯用ハロゲン電球に適用した
第1実施形態の斜視図。
【図2】同じく、側面図。
【図3】赤外線反射膜6の分光透過率分布図。
【図4】第1実施形態の電球の赤外線エネルギー強度分
布概念図。
【図5】本発明を車両前照灯用ハロゲン電球に応用した
第2の実施形態を示す側面図。
【図6】第3の実施形態の概念的側面図。
【図7】第1の実施形態の電球を組み込んだ車両用前照
灯の縦断面図。
【図8】車両の実施形態を示す正面図。
【符号の説明】
1…電球 2…透光性気密容器 3…コイルフィラメント(第1のコイルフィラメント) 4…円筒状部 5…回転2次曲面状部 6…赤外線反射膜(赤外線反射手段) 9…第2のコイルフィラメント 10…第2の収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 博士 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 川勝 晃 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも有効部分がほぼ直線状に延在す
    るコイルフィラメントと;円筒状部および円筒状部の両
    端に一体に接続した焦点を有する回転2次曲面状部を含
    み、ほぼ中心軸上においてコイルフィラメントが、その
    両端が円筒状部の両端または回転2次曲面状部に対向す
    るよう収納された透光性の気密容器と;気密容器の表面
    に形成された可視光透過赤外線反射膜と;を具備してい
    ることを特徴とする電球。
  2. 【請求項2】少なくとも有効部分がほぼ直線状に延在す
    る有効部分の長さがL1のコイルフィラメントと;L1に
    対して下式を満足する長さL2の円筒状部および円筒状
    部の両端に一体に接続した焦点を有する回転2次曲面状
    部を含み、ほぼ中心軸上においてコイルフィラメント
    が、その両端が円筒状部の両端または回転2次曲面状部
    に対向するよう収納された透光性の気密容器と;気密容
    器の表面に形成された可視光透過赤外線反射膜と;を具
    備していることを特徴とする電球。 L1/4≦L2≦L1/2
  3. 【請求項3】回転2次曲面は、球面または回転楕円面で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の電球。
  4. 【請求項4】焦点は、コイルフィラメントの端部近傍に
    位置することを特徴とする請求項3記載の電球。
  5. 【請求項5】少なくとも有効部分がほぼ直線状に延在す
    る長さL1のコイルフィラメントと;円筒状部および円
    筒状部の両端に一体に接続され、下式を満足する短径a
    と長径bを有し長軸が略中心軸上に位置する回転楕円曲
    面状部を含み、ほぼ中心軸上においてコイルフィラメン
    ト両端が円筒状部の両端または回転2次曲面状部に対向
    するようコイルフィラメントを収納した透光性の気密容
    器と;気密容器の表面に形成された可視光透過赤外線反
    射膜と;を具備していることを特徴とする電球。 b=a+L1/c (但し、4≦c≦6)
  6. 【請求項6】少なくとも有効部分がほぼ直線状に延在す
    る第1および第2のコイルフィラメントと;円筒状部お
    よび円筒状部の両端に一体に接続されている回転2次曲
    面状部を含む第1の収容部、第1の収容部に隣接して一
    体に形成した第2の収容部を有してなり、第1の収容部
    のほぼ中心軸上において第1のコイルフィラメントがそ
    の両端が円筒状部の両端または回転2次曲面状部に対向
    して収納されるとともに、第2の収容部のほぼ中心軸上
    において第2のコイルフィラメントが収納された透光性
    の気密容器と;気密容器の表面に形成された可視光透過
    赤外線反射膜と;を具備していることを特徴とする電
    球。
  7. 【請求項7】第1および第2のコイルフィラメントのう
    ちの少なくとも一方のコイルフィラメントに対向して気
    密容器内に配設され、そのコイルフィラメントからの光
    の一部を遮断する遮光部材を具備していることを特徴と
    する請求項6記載の電球。
  8. 【請求項8】気密容器内に封入したハロゲンを具備して
    いることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記
    載の電球。
  9. 【請求項9】気密容器は硬質ガラスで構成され、モリブ
    デンワイヤーからなる導入線を具備していることを特徴
    とする請求項1ないし8のいずれか一記載の電球。
  10. 【請求項10】コイルフィラメントは、単コイルである
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載の
    電球。
  11. 【請求項11】定格電圧24V以下で作動されることを
    特徴とする請求項1ないし10のいずれか一記載の電
    球。
  12. 【請求項12】請求項1ないし11のいずれか一記載の
    電球と;回転2次曲面の反射鏡部分を含み、内部に電球
    を収納した灯体と;灯体の前面に配設される前面レン
    ズ;を具備していることを特徴とする車両用前照灯。
  13. 【請求項13】走行用に供される請求項1ないし4のい
    ずれか一記載の電球と;すれ違い用に供される第2の光
    源と;回転2次曲面の反射鏡部分を含み、内部に電球と
    第2の光源を収納した灯体と;を具備していることを特
    徴とする車両用前照灯。
  14. 【請求項14】請求項11または13記載の車両用前照
    灯と;車両用前照灯を所定の位置に装着した車両本体
    と;を具備していることを特徴とする車両。
JP25076195A 1995-03-31 1995-09-28 電球、車両用前照灯および車両 Expired - Fee Related JP3532011B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25076195A JP3532011B2 (ja) 1995-03-31 1995-09-28 電球、車両用前照灯および車両
EP96302255A EP0735571B1 (en) 1995-03-31 1996-03-29 Incandescent lamp
US08/623,830 US5719468A (en) 1995-03-31 1996-03-29 Incandescent lamp
DE69609546T DE69609546T2 (de) 1995-03-31 1996-03-29 Glühlampe

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-75153 1995-03-31
JP7515395 1995-03-31
JP25076195A JP3532011B2 (ja) 1995-03-31 1995-09-28 電球、車両用前照灯および車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08329906A true JPH08329906A (ja) 1996-12-13
JP3532011B2 JP3532011B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=26416306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25076195A Expired - Fee Related JP3532011B2 (ja) 1995-03-31 1995-09-28 電球、車両用前照灯および車両

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5719468A (ja)
EP (1) EP0735571B1 (ja)
JP (1) JP3532011B2 (ja)
DE (1) DE69609546T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004504697A (ja) * 2000-07-19 2004-02-12 パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユア エレクトリツシエ グリユーランペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング ハロゲン電球
JP2005209655A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh 電気グローランプ
JP2006510173A (ja) * 2002-12-12 2006-03-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ランプ
JP2010517232A (ja) * 2007-02-19 2010-05-20 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ハロゲン白熱ランプ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2302208B (en) * 1995-06-09 1998-11-11 Gen Electric Electric incandescent lamps
US5923471A (en) * 1996-11-26 1999-07-13 Deposition Sciences, Inc. Optical interference coating capable of withstanding severe temperature environments
JP3392701B2 (ja) * 1997-04-18 2003-03-31 株式会社小糸製作所 ウエッジベース型電球
DE19844519C2 (de) * 1998-09-28 2000-08-03 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Elektrische Glühlampe mit IR-Reflexionsschicht
US20040095066A1 (en) * 2002-11-20 2004-05-20 Gagnon Mitchell R. Electric lamp with insulating base with improved vibration resistant supports
WO2004086454A2 (en) * 2003-03-28 2004-10-07 Koninklijke Philips Electronics N.V. Halogen dual-beam lamp
US7589459B2 (en) * 2006-12-07 2009-09-15 Automotive Components Holdings, Llc Infrared radiation automotive lamp filter
DE102007007853B4 (de) 2007-02-16 2022-03-31 Pictiva Displays International Limited Elektrolumineszentes organisches Halbleiterelement
DE202007017598U1 (de) * 2007-12-18 2008-07-31 Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung Halogenglühlampe mit IRC-Beschichtung

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3209188A (en) * 1961-02-21 1965-09-28 Westinghouse Electric Corp Iodine-containing electric incandescent lamp with heat conserving envelope
NL184651C (nl) * 1979-02-26 1989-09-18 Philips Nv Elektrische gloeilamp.
US4375605A (en) * 1979-09-17 1983-03-01 Duro-Test Corporation Ellipsoidal envelope for incandescent lamp with infrared energy return means
DE8121528U1 (de) * 1981-07-22 1982-11-18 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH, 8000 München Zweifaden-halogengluehlampe fuer kraftfahrzeugscheinwerfer
US4714857A (en) * 1986-04-21 1987-12-22 Duro-Test Corporation Infrared reflective lamp with envelope having straight sections
DD289172A5 (de) * 1988-11-29 1991-04-18 N. V. Philips' Gloeilampenfabrieken,Nl Anordnung zur verarbeitung von inforemationen sowie mit dieser anordnung erhaltener aufzeichnungstraeger
EP0590602A1 (en) * 1992-09-28 1994-04-06 Toshiba Lighting & Technology Corporation Double-bulb halogen lamp and lighting system
JPH06283146A (ja) * 1993-03-26 1994-10-07 Toshiba Lighting & Technol Corp ハロゲンランプ
JPH06290760A (ja) * 1993-03-30 1994-10-18 Toshiba Lighting & Technol Corp ハロゲン電球
JPH06290761A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Toshiba Lighting & Technol Corp 管 球
JPH0745254A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Iwasaki Electric Co Ltd 赤外線反射膜付き白熱電球
DE4401270A1 (de) * 1994-01-18 1995-07-20 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Reflektorlampe

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004504697A (ja) * 2000-07-19 2004-02-12 パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユア エレクトリツシエ グリユーランペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング ハロゲン電球
JP2006510173A (ja) * 2002-12-12 2006-03-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ランプ
JP2005209655A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh 電気グローランプ
JP2010517232A (ja) * 2007-02-19 2010-05-20 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ハロゲン白熱ランプ

Also Published As

Publication number Publication date
DE69609546T2 (de) 2000-12-07
EP0735571A3 (en) 1997-11-19
JP3532011B2 (ja) 2004-05-31
EP0735571B1 (en) 2000-08-02
EP0735571A2 (en) 1996-10-02
DE69609546D1 (de) 2000-09-07
US5719468A (en) 1998-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2788533B2 (ja) 自動車用ヘッドランプ
JP3532011B2 (ja) 電球、車両用前照灯および車両
JPH0520858B2 (ja)
JPH02148603A (ja) 車両用ヘッドランプ
JPH0853028A (ja) 光源とその組立て方法
JPH08227699A (ja) 白熱電球および照明装置
JPH0521043A (ja) 照明装置
KR20170084169A (ko) 열 차폐 요소를 갖는 램프
JPH08273630A (ja) 白熱電球およびこれを用いた反射形照明装置ならびに車両用前照灯
JP2007531966A (ja) ハロゲン充填物を有するリフレクタランプ
JPH0773858A (ja) 車両前照灯用ハロゲン電球、車両前照灯および車両
JP2001160377A (ja) ハロゲン電球、自動車用ヘッドライトおよび照明装置
JPH07220697A (ja) 白熱電球および反射鏡付電球ならびに車両用前照灯
JP3168588B2 (ja) 白熱電球
JPH0869779A (ja) 白熱電球およびこれを用いた反射形照明装置ならびに車両用前照灯
JP4161235B2 (ja) 電球、反射鏡付き電球および照明器具
JP3102041B2 (ja) 白熱電球
JPH10188920A (ja) 反射鏡付電球および照明器具
JP3518151B2 (ja) 白熱電球および反射形照明装置
JPH0945295A (ja) 白熱電球およびこれを用いた反射形照明装置ならびに車両用前照灯
JP3712080B2 (ja) 電球および照明装置
JPH08102308A (ja) 車両前照灯用ハロゲン電球、車両前照灯および車両
JPH08102306A (ja) 電球、車両前照灯用電球、車両前照灯および車両
JP2550709B2 (ja) 照明装置
JPH0896603A (ja) 車両前照灯用ハロゲン電球、車両前照灯および車両

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees