JPH08327705A - コンパレータ回路 - Google Patents

コンパレータ回路

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JPH08327705A
JPH08327705A JP8068273A JP6827396A JPH08327705A JP H08327705 A JPH08327705 A JP H08327705A JP 8068273 A JP8068273 A JP 8068273A JP 6827396 A JP6827396 A JP 6827396A JP H08327705 A JPH08327705 A JP H08327705A
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Masahiro Takamoto
正裕 高本
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    • H03K5/2472Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors
    • H03K5/249Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors using clock signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイレベルおよびロウレベルの2通りのレベ
ルの信号で動作可能な、また特別のテストボードを使用
することなくテスト可能なコンパレータ回路を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 入力信号とリファレンス信号を受け、入
力信号を反転した反転入力信号を生成し、選択信号に従
って、通常動作時にはリファレンス信号を選択し、テス
ト動作時には反転入力信号を選択する選択回路3と選択
回路3により選択されたリファレンス信号または反転入
力信号を受け両信号を比較して比較結果を出力するコン
パレータ部4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力信号と比較
されるリファレンス信号を使用することなくテスト可能
な様々なタイプのコンパレータ回路、例えば、スタテイ
ック型、ダイナミック型、増幅型等のコンパレータ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】FET(電界効果トランジスタ)を用い
て構成されたスタテイック型のコンパレータ回路として
は、図19に示すように構成されたものがある。
【0003】図19において、コンパレータ回路は、入
力端子101に与えられる入力信号を受けるPチャネル
のFET102と、リファレンス端子103に与えられ
る入力信号のハイレベルとロウレベルの間の固定レベル
に設定され入力信号と比較されるリファレンス信号を受
けるPチャネルのFET104と、FET102とFE
T104の共通接続されたソース端子と高位電源VDD
との間に接続されたPチャネルのFET105と、FE
T102のドレイン端子とグランドGNDとの間に挿入
されたNチャネルのFET106と、FET104のド
レイン端子とグランドGNDとの間に挿入されてゲート
端子がFET104のドレイン端子ならびにFET10
6のゲート端子に接続されたFET107と、共通接続
されたFET102及びFET106のドレイン端子と
出力端子108との間に接続されたインバータ回路10
9とから構成されている。
【0004】このような構成において、ハイレベル値が
1.2V、ロウレベル値が0.4Vに設定されている入
力信号を受ける場合に、リファレンス信号のレベル値と
しては入力信号のハイレベル値とロウレベルの間の例え
ば0.8Vに設定されているものとする。
【0005】ハイレベルの入力信号が入力端子101に
与えられると、FET102は非導通状態に近づきFE
T102のドレイン−ソース間電圧が変化し、FET1
06、107は導通状態となり、出力端子108に与え
られる出力信号はハイレベルとなる。一方、ロウレベル
の入力信号が入力端子101に与えられると、FET1
02は導通状態となり、FET106、107は非導通
状態となり、出力端子108に与えられる出力信号はロ
ウレベルとなる。
【0006】このようなコンパレータ回路をバーンイン
テストする場合には、バーンインテストボードにコンパ
レータ回路をセットし、バーンインテスト装置からテス
ト信号をバーンインテストボードを介してコンパレータ
回路に供給していた。
【0007】このようにして行われるバーンインテスト
において、一般的なバーンインテスト装置において、コ
ンパレータ回路の入力信号としてハイレベルの信号とロ
ウレベルの信号の2つの異なるレベルの信号しか設定で
きなかった。このため、上述したようにハイレベル、ロ
ウレベル及びリファレンス信号レベルの3通りの異なる
レベルの信号を必要とするコンパレータ回路をバーンイ
ンテストする際には、バーンインテストボード側で不足
する信号を生成することにより対応していた。
【0008】図20は、従来のダイナミック型のコンパ
レータ回路を示す構成図である。この場合も、バーンイ
ンテストする際には、図19に示したスタテイック型の
コンパレータ回路の場合と同様に、ハイレベル、ロウレ
ベル及びリファレンス信号レベルの3通りの異なるレベ
ルの信号を、バーンインテストボード側で、コンパレー
タ回路において不足する信号を生成することにより対応
していた。
【0009】さらに、また図21は、従来の増幅器(ア
ンプ)型のコンパレータ回路の構成図である。この場合
も又上記の従来例と同様に、バーンインテストする際に
は、図19に示したスタテイック型のコンパレータ回路
の場合と同様にハイレベル、ロウレベル及びリファレン
ス信号レベルの3通りの異なるレベルの信号を、バーン
インテストボード側で、コンパレータ回路において不足
する信号を生成することにより対応していた。
【0010】したがって、一般的なバーンインテストボ
ードでは、このように信号を生成する機能を備えていな
いためテストに対応することができなかった。ゆえに、
コンパレータ回路側で不足する信号を生成する機能を有
する専用のテストボードを用いなければならなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
3つの異なるレベルの信号を取り扱う従来のコンパレー
タ回路において、標準的なバーンインテスト装置を使用
してバーンインテストを行う場合には、専用のバーンイ
ンテストボードが必要になっていた。このため、専用の
バーンインテストボードを作成するための手間や時間な
らびに費用がかかるといった不具合を招いていた。
【0012】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ハイレベルな
らびにロウレベルの2通りのレベルの信号で動作可能で
あり、標準的なテスト装置を用いて特別なテストボード
を使用することなくテストを行うことが可能なコンパレ
ータ回路を提供することにある。
【0013】また、テスト後における入力段のしきい値
のアンバランスを抑制し得るコンパレータ回路を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、入力信号とリファレンス信
号を受けて、入力信号を反転した反転入力信号を生成
し、選択信号にしたがって通常動作時にはリファレンス
信号を選択し、テスト動作時には反転入力信号を選択す
る選択回路と、前記選択回路によって選択されたリファ
レンス信号又は反転入力信号と入力信号を受けて、両信
号を比較して比較結果を出力するコンパレータ部とから
構成される。
【0015】請求項2記載の発明は、入力信号とリファ
レンス信号を受けて、選択信号にしたがって通常動作時
にはリファレンス信号を選択し、テスト動作時には入力
信号を選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路
によって選択された入力信号又はリファレンス信号と入
力信号を受けて、両信号を比較して比較結果を出力する
コンパレータ部と、前記コンパレータ部の出力信号と入
力信号を受けて、選択信号にしたがって通常動作時には
前記コンパレータ部の出力信号を選択し、テスト動作時
には入力信号を選択する第2の選択回路とから構成され
る。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明のコンパレータ回路において、前記コンパレー
タ回路は、FET(電界効果トランジスタ)が差動接続
された差動増幅型のコンパレータ部からなることを特徴
とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の発明のコンパレータ回路において、前記選択信
号は、専用に設けられたテスト端子に外部から与えられ
てなることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の発明のコンパレータ回路において、通常動作時
はリファレンス信号を受けて前記選択信号を生成し、テ
スト動作時にはリファレンス信号が供給される端子に与
えられるハイレベル又はロウレベルの信号を受けて前記
選択信号を生成する選択信号生成回路を有することを特
徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1,3,4
又は5記載の発明のコンパレータ回路において、前記選
択回路は、クロックドインバータ、又はクロックドイン
バータとトランスファゲート、又はトランスファゲート
とインバータからなることを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項2,3,4
又は5記載の発明のコンパレータ回路において、前記第
1の選択回路は、クロックドインバータとトランスファ
ゲートとインバータ、又はトランスファゲートからなる
ことを特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項2,3,4
又は5記載の発明のコンパレータ回路において、前記第
2の選択回路は、トランスファゲートクロックドインバ
ータとインバータもしくはクロックドインバータおよび
インバータからなることを特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明のコンパレータ回路において、前記コンパレータ部
は、トランスファゲートおよびインバータが並列接続さ
れたチョッパー型のコンパレータ部であることを特徴と
する。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明のコンパレータ回路において、前記コンパレータ部
は、増幅器を用いた増幅型のコンパレータ部であること
を特徴とする。
【0024】請求項11記載の発明は、入力信号とリフ
ァレンス信号とを入力し、前記リファレンス信号の値に
応じて前記入力信号のみを、あるいは前記リファレンス
信号と前記入力信号とのレベルを比較し比較結果を出力
するトランスファゲートおよびインバータが並列接続さ
れたチョッパー型のコンパレータ部を有することを特徴
とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の一形態を説明する。
【0026】図1はこの発明の実施の形態に係わるスタ
テイック型(差動増幅型)のコンパレータ回路の構成を
示す図である。
【0027】図1において、コンパレータ回路は、入力
端子1に与えられる入力信号とリファレンス端子2に与
えられるリファレンス信号を受けて、入力信号を反転し
た反転入力信号を生成し、選択信号にしたがって通常動
作時には入力信号の振幅内のレベルに固定して設定され
たリファレンス信号を選択し、テスト動作時、例えばバ
ーンインテスト動作時には反転入力信号を選択する選択
回路3と、選択回路3によって選択されたリファレンス
信号又は反転入力信号と入力端子1に与えられる入力信
号を受けて、両信号を比較して比較結果を出力するコン
パレータ回路4とを備えて構成されている。
【0028】選択信号は、図2に示すようにリファレン
ス端子2に与えられる信号を受ける選択信号生成回路5
により生成され、又は専用に設けられたテスト端子6に
外部から与えられる。選択信号生成回路5は、通常動作
時にはリファレンス端子2に与えられるリファレンス信
号を受けて、リファレンス信号の選択を指令する選択信
号を生成し、一方、テスト動作時にはリファレンス端子
2に与えられるハイレベル又はロウレベルのテスト信号
を受けて、入力信号の選択を指令する選択信号を生成す
る。
【0029】図1に戻って、上述した構成において、通
常動作時には、リファレンス信号がリファレンス端子2
に与えられ、選択信号生成回路5により生成された選択
信号又はテスト端子6に外部から与えられた選択信号に
基づいてリファレンス信号が選択回路3により選択さ
れ、選択されたリファレンス信号と入力端子1に与えら
れた入力信号がコンパレータ回路4によって比較され、
比較結果に応じたレベルの比較出力がコンパレータ4か
ら出力される。
【0030】一方、バーンインテスト動作時には、リフ
ァレンス端子2に与えられたハイレベル又はロウレベル
のテスト信号が与えられて選択信号生成回路5により生
成された選択信号、又はテスト端子6に外部から与えら
れた選択信号に基づいて入力端子1に与えられたハイレ
ベル又はロウレベルの入力信号が選択回路3によって選
択されて反転され、この反転入力信号と入力端子1に与
えられた入力信号がコンパレータ回路4に与えられて比
較され、比較結果に応じたレベルの比較出力がコンパレ
ータ4から出力される。
【0031】このように、バーンインテスト動作時に
は、入力信号を反転した反転入力信号をコンパレータ回
路4の一方の比較入力とすることにより、コンパレータ
回路4を動作状態とすることができるようになる。ま
た、入力信号のレベルのみにより出力信号のレベルを制
御することができる。
【0032】したがって、上記実施の形態によれば、バ
ーンインテスト動作時に外部からリファレンス信号を供
給することなく、ハイレベル又はロウレベルの入力信号
とリファレンス端子2に供給されるハイレベル又はロウ
レベルの信号の2つのレベルの信号によってのみコンパ
レータ回路4を動作状態とすることが可能となる。これ
により、専用のバーンインテストボードを使用すること
なく一般的なバーンインテスト装置によりコンパレータ
回路のバーンインテストを実施することができる。
【0033】ゆえに、専用のバーンインテストボードを
作成する手間や時間ならびに費用が不要となる。また、
リファレンス信号に代えて入力信号を選択するだけでコ
ンパレータ回路4が動作してバーンインテストを行うこ
とができるので、バーンインテストを簡単かつ容易に実
施することができる。
【0034】また、テスト動作時に選択信号をリファレ
ンス信号から生成する場合には、テストのための専用の
端子を設ける必要がなく、端子数の増加の抑制が要求さ
れる場合に有効である。一方、テスト動作時に選択信号
を外部からテスト端子6に与える場合には、選択信号を
生成するための構成が不要となり、構成の小型化を図る
ことができる。
【0035】図3、図4及び図5は、図1及び図2に示
すスタテイック型(差動増幅型)コンパレータ回路の具
体的な構成を示す図である。
【0036】図3に示す実施の形態の特徴とするところ
は、コンパレータ回路4は、ゲート端子とドレイン端子
が接続されソース端子が高位電源VDDに接続されたP
チャネルのFETP1と、ゲート端子がFETP1のゲ
ート端子に接続されソース端子が高位電源VDDに接続
されたPチャネルのFETP2と、ドレイン端子がFE
TP1のゲート端子及びドレイン端子ならびにFETP
2のゲート端子に接続されたNチャネルのFETN1
と、ゲート端子が入力端子1に接続されドレイン端子が
FETP2のドレイン端子及び出力端子7に接続されソ
ース端子がFETN1のソース端子に接続されたFET
N2と、ゲート端子が高位電源VDDに接続されドレイ
ン端子がFETN1及びFETN2の共通接続されたソ
ース端子に接続されソース端子がグランドGNDに接続
されたNチャネルのFETN3とを備えたスタテイック
型、即ち差動増幅型の構成を採用し、選択回路3は、入
力端子が入力端子1に接続され出力端子がFETN1の
ゲート端子に接続され選択信号Tで動作制御されるクロ
ックドインバータ8と、選択信号Tで導通制御されるP
チャネルのFETP4と選択信号Tを反転してなる選択
信号/Tで導通制御されるNチャネルのFETN4とが
並列接続されたトランスファゲート9とからなる構成を
採用し、選択信号生成回路5は、リファレンス端子2に
与えられるリファレンス信号あるいはハイレベル又はロ
ウレベルの信号を受けて通常動作時にはロウレベルの選
択信号Tを出力しテスト動作時にはハイレベルの選択信
号Tを出力するバッファ10と、リファレンス端子2に
与えられるリファレンス信号あるいはハイレベル又はロ
ウレベルの選択信号を受けて通常動作時にはハイレベル
の選択信号/Tを出力しテスト動作時にはロウレベルの
選択信号/Tを出力するインバータ11とからなる構成
を採用したことにある。
【0037】このような構成において、例えば回路全体
の高位電源VDDの電圧値を5.0V、グランドGND
の電位を0Vとし、通常動作時は入力端子1に与えられ
る入力信号のハイレベル値は1.2V、ロウレベル値は
0.4V、リファレンス信号のレベル値は0.8Vに設
定され、バーンインテスト時にコンパレータ回路にはハ
イレベル値として5.0V、ロウレベル値として0Vの
信号しか与えられないものとする。
【0038】まず、通常動作時は、図4のタイミングチ
ャートに示すように、リファレンス端子2に0.8Vの
リファレンス信号が与えられる。これにより、ロウレベ
ルの選択信号Tがバッファ回路10から出力され、ハイ
レベルの選択信号/Tがインバータ回路11から出力さ
れ、クロックドインバータ8が非動作状態となり、トラ
ンスファゲート9が導通状態となる。したがって、リフ
ァレンス信号はトランスファゲート9を介してコンパレ
ータ回路4のFETN1のゲート端子に内部リファレン
ス信号として与えられ、この内部リファレンス信号と入
力信号がコンパレータ回路4により比較され、図4に示
すように入力端子1に与えられる入力信号と同相の比較
出力が出力端子7から出力され、通常動作が行われる。
【0039】次に、バーンインテスト時には、5.0V
のハイレベルのテスト信号がリファレンス端子2にバー
ンインテスト装置側から与えられる。これにより、ハイ
レベルの選択信号Tがバッファ10から出力され、ロウ
レベルの選択信号/Tがインバータ回路11から出力さ
れ、クロックドインバータ8は動作状態となり、トラン
スファゲート9は非導通状態となる。したがって、入力
端子1に与えられた入力信号は、コンパレータ回路4の
FETN2のゲート端子に与えられ、またクロックッド
インバータ8を介して反転されてコンパレータ回路4の
FETN1のゲート端子に内部リファレンス信号として
与えられる。
【0040】すなわち、入力端子1にハイレベルの入力
信号が与えられると、ロウレベルの内部リファレンス信
号がFETN1のゲート端子に与えられ、入力端子1に
ロウレベルの入力信号が与えられると、ハイレベルの内
部リファレンス信号がFETN1のゲート端子に与えら
れる。これにより、図4に示すように逆相の信号がコン
パレータ回路4の入力に与えられて比較され、入力信号
に同期して入力信号のレベルに応じた出力信号が出力端
子7に与えられる。したがって、ハイレベルが5.0
V、ロウレベルが0Vの入力信号と、リファレンス端子
2に与えられる5.0Vのテスト信号によりコンパレー
タ回路4を動作させることができる。
【0041】このように、この実施の形態では、ハイレ
ベルとロウレベルの2つのレベルの信号のみでバーンイ
ンテストを実施することができるようになる。また、バ
ーンインテストを行う際には、リファレンス端子2にハ
イレベルの信号を固定して与えた状態で入力信号を変化
させるだけでよいので、簡単かつ容易にバーンインテス
トを実施することができる。
【0042】なお、バーンインテスト時にリファレンス
端子2に与えられるテスト信号のレベルはハイレベルで
なくともロウレベルであってもよく、この場合には、バ
ッファ10及びインバータ11を構成するFETのしき
い値等を調整して上記したレベルの選択信号T及び選択
信号/Tを得るようにすればよい。また、クロックドイ
ンバータ8がロウレベルの選択信号Tで動作状態とな
り、トランスファゲート9がハイレベルの選択信号Tと
ロウレベルの選択信号/Tで導通状態となるように構成
し、バーンインテスト時にロウレベルのテスト信号をリ
ファレンス端子2に与えるようにしてもよい。これらの
ことは、設計的事項として適宜選択して採用する事項で
ある。
【0043】図5に示す実施の形態の特徴とするところ
は、図3に示す実施の形態に対して、バーンインテスト
のための専用のテスト端子6を設け、このテスト端子6
に外部から選択信号を与えることによってバッファ12
で選択信号Tを生成し、またインバータ13で選択信号
/Tを生成するようにしたことにあり、他は図3に示す
実施の形態と同様である。
【0044】図6に示す実施の形態の特徴とするところ
は、図5に示す実施の形態に対して、トランスファゲー
ト9を削除してリファレンス端子2とコンパレータ回路
4のFETN1のゲート端子を接続し、リファレンス端
子2をオープン状態としてバーンインテストを行うよう
にしたことにあり、他は図5に示す実施の形態と同様で
ある。
【0045】このような実施の形態においては、図5に
示す実施の形態と比べて構成を簡単化することができ
る。
【0046】図7は請求項2記載の発明の実施の形態に
係わるスタテイック型(差動増幅型)コンパレータ回路
の構成を示す図である。
【0047】図7において、コンパレータ回路は、選択
信号に基づいて通常動作時はリファレンス端子2に与え
られるリファレンス信号を選択し、バーンインテスト動
作時には入力端子1に与えられる入力信号を反転するこ
となく選択し、選択したリファレンス信号又は入力信号
をコンパレータ回路4の一方の入力に与える選択回路1
4と、選択信号に基づいて通常動作時はコンパレータ回
路4の比較出力を選択し、バーンインテスト動作時には
入力端子1に与えられる入力信号を選択し、選択した比
較出力又は入力信号をコンパレータ回路の出力とする出
力選択回路15を備えて構成される。
【0048】選択回路14及び出力選択回路15に与え
られる選択信号は、図1に示す実施の形態と同様に図2
に示す構成により得ている。
【0049】図7に示す構成において、通常動作時は図
1に示す実施の形態と同様にして行われる。
【0050】一方、バーンインテスト動作時には、コン
パレータ回路4の両入力にはともに入力信号が与えられ
動作状態となる。また、コンパレータ回路4の両入力に
同一の入力信号が与えられるので、入力信号を出力選択
回路15により選択してコンパレータ回路の出力とする
ことによりコンパレータ回路の出力を確定するようにし
ている。
【0051】このような実施の形態においては、バーン
インテスト時にコンパレータ回路4の両入力に同相の入
力信号が与えられるので、図1に示す実施の形態のよう
にコンパレータ回路4の両入力に逆相の入力信号が与え
られる場合に比べてコンパレータ回路4の差動入力とな
る両FETのしきい値の変動量が同一となり、両FET
のしきい値のアンバランスを抑制することができる。こ
れにより、バーンインテストのような高温での動作試験
後であっても回路に大きな動作変動をもたらすことはな
くなり、通常使用時にコンパレータ回路が正常に動作す
ることができる。
【0052】なお、図1に示す実施の形態のコンパレー
タ回路の回路構成において、バーンインテスト時にハイ
レベルの期間とロウレベルの期間が同一となる周期的な
入力信号を入力端子1に与えて、コンパレータ回路4の
差動入力となる両FETに同一の負荷を与えるようにす
れば、上述した実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0053】図8、図9及び図10は、図7に示す実施
の形態のコンパレータ回路の具体的な構成を示す図であ
る。なお、図8、図9及び図10に示す実施の形態にお
いて、選択信号を生成する選択信号生成回路5の構成は
図3、図5及び図6に示す構成と同様である。
【0054】図8に示す実施の形態のコンパレータ回路
の特徴とするところは、コンパレータ回路4は図3、図
5及び図6に示す構成と同様であり、選択回路14は、
図3、図5及び図6に示すと同様のトランスファゲート
9と、入力端子1とコンパレータ回路4のFETN1の
ゲート端子との間に直列接続されて挿入されたインバー
タ16及びクロックドインバータ17とを備えた構成を
採用し、出力選択回路15は、コンパレータ回路4のF
ETP2とFETN2の共通接続されたドレイン端子と
出力端子7との間に直列接続されて挿入されたインバー
タ18及びクロックドインバータ19と、入力端子1と
出力端子7との間に直列接続されて挿入されたインバー
タ20及びクロックドインバータ21とを備えた構成を
採用したことにある。
【0055】このような構成において、入力端子1及び
リファレンス端子2に与えられる信号は図3、図5及び
図6に示す構成と同様であり、選択信号T及び選択信号
/Tの生成においても同様となる。したがって、通常動
作時にはトランスファゲート9が導通状態及びクロック
ドインバータ19が動作状態となり、クロックドインバ
ータ17,21が非動作状態となり、入力信号とリファ
レンス信号がコンパレータ回路4で比較されて、比較結
果がインバータ18及びクロックドインバータ19を介
して出力端子7に与えられる。
【0056】一方、バーンインテスト時には、トランス
ファゲート9が非導通状態及びクロックドインバータ1
9が非動作状態となり、クロックドインバータ17及び
クロックドインバータ21が動作状態となり、入力信号
がコンパレータ回路4の一方の入力となるFETN2の
ゲート端子に与えられるとともに、入力信号はインバー
タ16及びクロックドインバータ17を介してコンパレ
ータ回路4の他方の入力となるFETN2のゲート端子
に与えられ、さらに、入力信号はインバータ20及びク
ロックドインバータ21を介して出力端子7に与えられ
て、バーンインテストが実施される。
【0057】図9に示す実施の形態の特徴とするところ
は、図8に示す実施の形態に対して、バーンインテスト
のための専用のテスト端子6を設け、このテスト端子6
に外部からテスト信号を与えることによってバッファ1
2で選択信号Tを生成し、またインバータ13で選択信
号/Tを生成するようにしたことにあり、他は図8に示
す実施の形態と同様である。
【0058】図10に示す実施の形態のコンパレータ回
路の特徴とするところは、図9に示す実施の形態のコン
パレータ回路に対して、トランスファゲート9を削除し
てリファレンス端子2とコンパレータ回路4のFETN
1のゲート端子を接続し、リファレンス端子2をオープ
ン状態としてバーンインテストを行うようにしたことに
あり、他は図9に示す実施の形態と同様である。
【0059】このような実施の形態においては、図9に
示す実施の形態に比べて構成を簡単化することができ
る。
【0060】図3、図5、図6に示す実施の形態におい
て、クロックドインバータ8に代えて、図11に示すよ
うに選択信号Tで導通制御されるNチャネルのFETN
5と選択信号を反転してなる選択信号/Tで導通制御さ
れるPチャネルのFETP5とが並列接続されてなるト
ランスファゲート22と、選択信号/Tを生成するイン
バータ23とからなる回路を採用してもよい。このよう
な構成を採用した場合には、トランスファゲート22の
入力側と入力端子1との間にインバータが挿入される。
【0061】また、図8〜図10に示す実施の形態にお
いて、クロックドインバータ17に代えて、図11に示
す直列接続されたトランスファゲート22とインバータ
23からなる回路を採用してもよい。このような構成を
採用した場合には、トランスファゲート22の入力側と
入力端子1との間に接続されているインバータ16は削
除される。
【0062】図1及び図7に示す実施の形態において、
コンパレータ回路4は、図3、図4、図6ならびに図8
〜図10に示す回路に代えて、図12に示すように、ゲ
ート端子がグランドGNDに接続されソース端子が高位
電源VDDに接続されたPチャネルのFETP6と、ゲ
ート端子を一方の入力としソース端子がFETP6のド
レイン端子に接続されたPチャネルのFETP7と、ゲ
ート端子を他方の入力としソース端子がFETP6のド
レイン端子に接続されドレイン端子に比較出力を与える
FETP8と、ゲート端子とドレイン端子が接続されソ
ース端子がグランドGNDに接続されたNチャネルのF
ETN7と、ゲート端子がFETN7のゲート端子に接
続されドレイン端子がFETP8のドレイン端子に接続
されソース端子がグランドGNDに接続されたFETN
8とからなるスタテイック型、即ち差動増幅型の回路構
成を採用してもよい。
【0063】次に、本発明の他の実施の形態のコンパレ
ータ回路に関して説明する。
【0064】図13は、請求項9記載の発明の実施の形
態に係わるダイナミック型(チョッパ型)のコンパレー
タ回路の構成図である。図13に示すコンパレータ回路
は、入力端子1とリファレンス端子2の各々にトランス
ファゲート25、26を接続し、両端子1および2をク
ロックドインバータ24で接続している。出力端子7側
では、インバータ27とトランスファゲート28を出力
端子7に対して並列に接続した構成を有する。このよう
に、実施の形態のコンパレータ回路においては、図1〜
図12に示した実施の形態で説明したスタテイック型の
コンパレータ回路以外の、ダイナミック型のコンパレー
タ回路にこの発明を適用したものである。
【0065】次に、この実施の形態のコンパレータ回路
の動作を説明する。
【0066】図14は、図13に示す実施の形態のコン
パレータ回路の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【0067】このコンパレータ回路の通常動作時におい
ては、入力端子1から電圧Vinの入力信号が、リファレ
ンス端子2から電圧Vref のリファレンス信号がコンパ
レータ回路内に入力され、出力端子7から比較結果が出
力される。
【0068】一方、コンパレータ回路のバーンインテス
ト等のテストモード時では、テスト信号TESTがテス
ト端子6からコンパレータ回路内に入力される。これに
よりクロックドインバータ24がオン(ON)状態にな
り、このクロックドインバータ24で反転された電圧V
inの入力信号の反転信号がリファレンス端子6へ供給さ
れる。この時、リファレンス端子6はオープン状態にし
ておき、リファレンス信号等の制御信号を供給しない。
従って、テストモード時に、入力端子1へ供給される電
圧Vinの入力信号と、この入力信号をクロックドインバ
ータ24で反転した電圧/Vinの反転信号とを比較する
ことにより、この2つの信号の電圧のみでコンパレータ
回路は動作する。図13に示したコンパレータ回路内の
各ノードA、B、Cにおける通常動作時とテストモード
時での電位レベルの関係を以下に示す。
【0069】通常動作時 Φ ハイレベル ロウレベル A Vref Vin B Vthinv Vthinv +Vin−Vref C Vthinv Vthinv −G(Vin−Vref ) テスト動作時 Φ ハイレベル ロウレベル A −Vin Vin B Vthinv Vthinv +2Vin C Vthinv Vthinv −2G*Vin ここで、Vref はリファレンス信号の電圧値、Vinは入
力信号の電圧値、Vthinv はクロックドインバータ24
のしきい値、Gはインバータ27の利得(Gain)であ
る。
【0070】このように、本発明をダイナミック型のコ
ンパレータ回路に適用した例としての図13に示す実施
の形態のコンパレータ回路においても、テストモード時
に2つの信号レベルで動作可能である。
【0071】次に、本発明の他の実施の形態のコンパレ
ータ回路を説明する。
【0072】図15は、請求項9記載の発明の他の実施
の形態に係わるダイナミック型(チョッパ型)のコンパ
レータ回路の構成図である。図15に示すコンパレータ
回路の構成は、図13に示した実施の形態のコンパレー
タ回路におけるクロックドインバータ24の代わりに、
入力端子1とリファレンス端子2との間にインバータ2
9およびトランスファゲート30を接続した構成であ
り、その他の構成要素は図13に示した実施の形態のコ
ンパレータ回路のものと同じである。
【0073】このように、クロックドインバータに代わ
りに、インバータ29とトランスファゲート30を直列
に接続し、その両端を入力端子1およびリファレンス端
子6に接続しても同様の効果を持つコンパレータ回路を
得ることができる。
【0074】次に、本発明の他の実施の形態のコンパレ
ータ回路を説明する。
【0075】図16は、請求項11記載の発明の他の実
施の形態に係わるダイナミック型の、(チョッパ型)の
コンパレータ回路の構成図である。図16に示すコンパ
レータ回路は、リファレンス信号の電圧レベルVref の
大小に応じて、例えばリファレンス信号の電圧Vref が
5.3ボルトの場合、テストモードであるとして、テス
ト信号Tおよび/T(即ち、図1〜図12に示した実施
の形態のコンパレータ回路での選択信号Tおよび/Tと
同じ)を生成し、それ以外の低い電圧の場、通常動作モ
ードと見なしてテスト信号を生成しないインバータ35
を備えている。さらにコンパレータ回路は、テストモー
ド時にONするトランスファゲート31および32、テ
ストモード時にOFFするトランスファゲート33、3
4、そしてスイッチ制御信号Φおよび/Φを生成するナ
ンドゲート38およびインバータ39から構成されてい
る。このように、この実施の形態のコンパレータ回路で
は、リファレンス端子6から供給されるリファレンス信
号の電圧Vref のレベルの大小に応じてテストモード時
か否かを判断し、テストモード時の場合テスト信号T、
/Tをコンパレータ回路の内部で生成するものである。
【0076】つぎに、図16に示した実施の形態のダイ
ナミック型のコンパレータ回路の動作について説明す
る。
【0077】図17は、図16に示した実施の形態のコ
ンパレータ回路の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
【0078】この実施の形態のコンパレータ回路は、テ
スト信号TESTをコンパレータ回路の外部から供給せ
ずに、内部で生成して動作するコンパレータ回路であ
る。即ち、テストモード時において、リファレンス端子
6から供給されるリファレンス信号のHレベルの電圧レ
ベルVref に基づいて、テスト信号Tおよび/Tをイン
バータ35および36を介して生成し、この生成された
テスト信号Tおよび/Tを用いて、トランスファゲート
31、34のスイッチ制御信号Φおよび/ΦをNAND
ゲート38およびインバータ39により生成し、テスト
モード時では、トランスファゲート31、32を常にO
N状態に、トランスファゲート33、34を常にOFF
状態にする。従って、テストモード時では、入力信号と
リファレンス信号との比較は行われず、入力信号の電圧
Vinがインバータ回路37へ直接供給される。このよう
に、テストモード時では、2つのレベルの信号でコンパ
レータ回路は動作する。この場合、通常動作時にリファ
レンス端子6へ供給されるリファレンス信号の電圧Vre
f のレベルで、インバータ回路35が動作しないように
(Vref の値をHighレベルとみなさないように)、イン
バータ回路35のしきい値を調整しておく必要がある。
【0079】このように、この実施の形態のコンパレー
タ回路では、テスト信号をコンパレータ回路内部で生成
し、2つのレベルの信号でテスト動作を実行することが
可能である。
【0080】次に、本発明の他の実施の形態のコンパレ
ータ回路を説明する。
【0081】図18は、請求項10記載の発明の実施の
形態に係わるアンプ型のコンパレータ回路の構成図であ
る。この実施の形態では、本発明を増幅器(アンプ)型
のコンパレータ回路に適用した例を示している。図にお
いて、40は増幅器である。41、42はトランスファ
ゲートであり、43はインバータである。これらのトラ
ンスファゲート41、42およびインバータ43の構成
は、図13に示したダイナミック型であるチョッパー型
コンパレータ回路の構成および動作と同様である。
【0082】このように、本発明は、スタチック型、ダ
イナミック型、増幅型等の様々なタイプのコンパレータ
回路に適用可能であり、2つのレベルの信号でテスト動
作を実行することが可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力信号をコンパレータ回路の両入力端子に与え、
入力信号を出力端子に与えてコンパレータ回路のテスト
を行うようにしているので、ハイレベルとロウレベルの
2つのレベルの信号だけでテストモードを実施可能であ
る。これにより、特別なテストボードを使用することな
く標準的なテスト装置を用いて、通常動作時にリファレ
ンス信号を必要とするコンパレータ回路を簡単かつ容易
にテストすることができる。この結果、特別なテストボ
ードを作成する手間や時間ならびに費用を削減すること
ができる。
【0084】さらに、この発明によれば、入力信号をコ
ンパレータ回路の一方の入力端子に与え、入力信号を反
転した反転入力信号をコンパレータ回路の他方の入力端
子に与えて、コンパレータ回路のテストを行うようにし
ているので、上述した請求項2記載の発明と同様な効果
を得ることができるとともに、コンパレ−タ回路の入力
段を構成する両FETのしきい値のアンバランスが抑制
され、テスト後の特性の変化を抑制することができる。
【0085】また、本発明は様々なタイプのコンパレー
タ回路へ応用でき、例えば、請求項1、3記載の発明に
示したスタテイック型(差動増幅型)のコンパレータ回
路、請求項9記載の発明に示したダイナミック型(チョ
ッパー型)のコンパレータ回路、そして請求項10記載
の発明に示した増幅型のコンパレータ回路等に適用可能
であるという効果を有する。
【0086】また、請求項4記載の発明によれば、選択
信号を外部からコンパレータ回路内に入力する端子を有
しているので、コンパレータ回路の外部から送信される
選択信号を用いることが可能であり、コンパレータ回路
内部で選択信号を生成する選択信号生成回路を組み込む
必要がないという効果がある。
【0087】また、請求項5記載の発明によれば、リフ
ァレンス信号の電圧レベルに応じて選択信号をコンパレ
ータ回路内部で生成可能なので、特別なテストボードを
使用することなく標準的なテスト装置を用いて、通常動
作時にリファレンス信号を必要とするコンパレータ回路
を簡単かつ容易にテストすることができる。
【0088】また、請求項11記載の発明によれば、コ
ンパレータ回路は、リファレンス信号の値に応じて入力
信号のみを、あるいは前記リファレンス信号と前記入力
信号とのレベルを比較し比較結果を出力するように構成
したので、リファレンス信号端子とテストモード切替信
号端子を兼用して用いることができ、テストモード切替
信号端子が不要であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わるコンパレータ回
路の構成を示す図である。
【図2】図1に示すコンパレータ回路の選択信号を得る
構成を示す図である。
【図3】図1に示すコンパレータ回路の具体的な構成を
示す図である。
【図4】図3に示すコンパレータ回路のタイミングチャ
ートを示す図である。
【図5】図1に示すコンパレータ回路の他の実施の形態
の構成を示す図である。
【図6】図1に示すコンパレータ回路の他の具体的な構
成を示す図である。
【図7】この発明の他の実施の形態に係わるコンパレー
タ回路の構成を示す図である。
【図8】図7に示すコンパレータ回路の具体的な構成を
示す図である。
【図9】図7に示すコンパレータ回路の他の具体的な構
成を示す図である。
【図10】図7に示すコンパレータ回路の他の具体的な
構成を示す図である。
【図11】図3、図5、図6及び図8〜図10に示す一
部構成と置換可能な構成を示す図である。
【図12】図3、図5、図6及び図8〜図10に示す一
部構成と置換可能な構成を示す図である。
【図13】この発明の他の実施の形態に係わるダイナミ
ック型のコンパレータ回路の構成を示す図である。
【図14】図13に示すコンパレータ回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図15】この発明の他の実施の形態に係わるダイナミ
ック型のコンパレータ回路の構成を示す図である。
【図16】この発明の他の実施の形態に係わるダイナミ
ック型のコンパレータ回路の構成を示す図である。
【図17】図16に示すコンパレータ回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図18】この発明の他の実施の形態に係わるアンプ型
のコンパレータ回路の構成を示す図である。
【図19】従来のスタテイック型のコンパレータ回路の
構成を示す図である。
【図20】従来のダイナミック型のコンパレータ回路の
構成を示す図である。
【図21】従来のアンプ型のコンパレータ回路の構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 リファレンス端子 3,14 選択回路 4 コンパレータ回路 5 選択信号生成回路 6 テスト端子 7 出力端子 8,17,19,21,24,43 クロックドインバ
ータ 9,22,25,26,28,31〜34,41,42
トランスファゲート 10,12 バッファ 11,13,16,18,20,23,27,29,3
5,36,37,39インバータ 15 出力選択回路 40 アンプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号とリファレンス信号を受けて、
    入力信号を反転した反転入力信号を生成し、選択信号に
    したがって通常動作時にはリファレンス信号を選択し、
    テスト動作時には反転入力信号を選択する選択回路と、 前記選択回路によって選択されたリファレンス信号又は
    反転入力信号と入力信号を受けて、両信号を比較して比
    較結果を出力するコンパレータ部とを有することを特徴
    とするコンパレータ回路。
  2. 【請求項2】 入力信号とリファレンス信号を受けて、
    選択信号にしたがって通常動作時にはリファレンス信号
    を選択し、テスト動作時には入力信号を選択する第1の
    選択回路と、 前記第1の選択回路によって選択された入力信号又はリ
    ファレンス信号と入力信号を受けて、両信号を比較して
    比較結果を出力するコンパレータ部と、 前記コンパレータ部の出力信号と入力信号を受けて、選
    択信号にしたがって通常動作時には前記コンパレータ部
    の出力信号を選択し、テスト動作時には入力信号を選択
    する第2の選択回路とを有することを特徴とするコンパ
    レータ回路。
  3. 【請求項3】 前記コンパレータ回路は、FET(電界
    効果トランジスタ)が差動接続された差動増幅型のコン
    パレータ部からなることを特徴とする請求項1又は2記
    載のコンパレータ回路。
  4. 【請求項4】 前記選択信号は、専用に設けられたテス
    ト端子に外部から与えられてなることを特徴とする請求
    項1,2又は3記載のコンパレータ回路。
  5. 【請求項5】 通常動作時はリファレンス信号を受けて
    前記選択信号を生成し、テスト動作時にはリファレンス
    信号が供給される端子に与えられるハイレベル又はロウ
    レベルの信号を受けて前記選択信号を生成する選択信号
    生成回路を有することを特徴とする請求項1,2又は3
    記載のコンパレータ回路。
  6. 【請求項6】 前記選択回路は、 クロックドインバータ、又はクロックドインバータとト
    ランスファゲート、又はトランスファゲートとインバー
    タからなることを特徴とする請求項1,3,4又は5記
    載のコンパレータ回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の選択回路は、 クロックドインバータとトランスファゲートとインバー
    タ、又はトランスファゲートからなることを特徴とする
    請求項2,3,4又は5記載のコンパレータ回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の選択回路は、 トランスファゲートクロックドインバータとインバータ
    もしくはクロックドインバータおよびインバータからな
    ることを特徴とする請求項2,3,4又は5記載のコン
    パレータ回路。
  9. 【請求項9】 前記コンパレータ部は、トランスファゲ
    ートおよびインバータが並列接続されたチョッパー型の
    コンパレータ部であることを特徴とする請求項1記載の
    コンパレータ回路。
  10. 【請求項10】 前記コンパレータ部は、増幅器を用い
    た増幅型のコンパレータ部であることを特徴とする請求
    項1記載のコンパレータ回路。
  11. 【請求項11】 入力信号とリファレンス信号とを入力
    し、前記リファレンス信号の値に応じて前記入力信号の
    みを、あるいは前記リファレンス信号と前記入力信号と
    のレベルを比較し比較結果を出力するトランスファゲー
    トおよびインバータが並列接続されたチョッパー型のコ
    ンパレータ部を有することを特徴とするコンパレータ回
    路。
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