JPH11317657A - トランスミッション・ゲート回路 - Google Patents

トランスミッション・ゲート回路

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JPH11317657A
JPH11317657A JP10123554A JP12355498A JPH11317657A JP H11317657 A JPH11317657 A JP H11317657A JP 10123554 A JP10123554 A JP 10123554A JP 12355498 A JP12355498 A JP 12355498A JP H11317657 A JPH11317657 A JP H11317657A
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power supply
transistor
gate
potential
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JP10123554A
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Hiroshi Mobara
原 宏 茂
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H03K17/161Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスラインから、動作停止状態のトランスミ
ッション・ゲート回路内の寄生ダイオードを介して基板
側に不要な電流が流れていた。 【解決手段】 回路101において電源端子10が接地
されて動作停止状態にある場合であって、回路3により
バスラインBLに高電位が転送されたとき、トランジス
タP1のソース、バックゲートNw、トランジスタP2
を介してノード100に高電位が伝達されるが、NAN
D回路NA1からは常時ノード100に等しいレベルの
制御信号VGPが出力されてトランジスタP1のゲート
に与えられてオフするので、端子Bから端子A、あるい
は端子BからバックゲートNwへの電流経路が遮断され
て、無駄な電流の消費が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
おけるトランスミッション・ゲート回路に関し、特にボ
ディ効果による抵抗値の変動を補償する機能を備えたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータや制御装置等の電子機器
は、内部に複数の回路ボードを有しており、各回路ボー
ドは共通のバスラインに接続されている。このような場
合、各回路ボードはそれぞれ内部にトランスミッション
・ゲート回路を有し、このトランスミッション・ゲート
回路を介して共通バスラインに接続されている。これに
より、各回路ボードはトランスミッション・ゲート回路
を介してバスラインとの間で信号を授受することで、各
回路ボード間における信号の送受信を行っている。
【0003】図21に、バスラインBLに接続された従
来のトランスミッション・ゲート回路2及び3の構成を
示す。ここで、それぞれのトランスミッション・ゲート
回路2及び3にはそれぞれ回路ボードが接続されおり、
トランスミッション・ゲート回路2及び3とバスライン
BLとを介して相互に信号を送受信することができるも
のとする。
【0004】また、特に指定が無い限りNMOSトラン
ジスタのバックゲートは接地電位にバイアスされている
ものとする。
【0005】トランスミッション・ゲート回路2及び3
はいずれもCMOS構成によるものであり、相補型スイ
ッチとして動作する。このため、接地電圧Vssから電源
電圧Vccまで使用電圧範囲の全てに渡ってオン抵抗を小
さくすることができる。トランスミッション・ゲート回
路3は、最も基本的な構成を備えたアナログスイッチで
あり、Nチャネル形MOSトランジスタHN1とPチャ
ネル形MOSトランジスタHP1とを有し、一端が入力
端子IN2に接続され、他端が出力端子OUT2に接続
されており、トランジスタHN1のゲートにはイネーブ
ル信号/EN2がインバータINV4及びINV3に入
力されて生成された信号が与えられ、トランジスタHP
1のゲートにはインバータINV4から出力された信号
が与えられる。ここで、入力端子IN2及び出力端子O
UT2はそれぞれ入出力端子として機能するため、信号
が図示されていない回路からバスラインBLへ転送され
る場合に限らず、バスラインBLから信号を与えられて
図示されていない回路に転送される場合にも用いられ
る。また、トランジスタHN1のバックゲートは接地さ
れ、トランジスタHP1のバックゲートは電源電圧Vcc
端子に接続されている。そして、イネーブル信号/EN
2がハイレベルのとき、トランスミッション・ゲート回
路3がオンし、入力端子IN2と出力端子OUT2との
間が導通し、ロウレベルのときハイインピーダンス状態
になる。
【0006】トランスミッション・ゲート回路2は、電
源電圧Vcc端子又は接地端子と、電源端子10との間を
切り換えるスイッチSWを有し、電源端子10に電源電
圧Vcc端子が接続されたとき動作状態になる。このとき
は、インバータINV1及びINV2とトランジスタP
3の電源側の端子に電源電圧Vccが供給される。電源端
子10に接地端子が接続されたときは、回路2に電源電
圧Vccが供給されず、動作停止状態になる。
【0007】このトランスミッション・ゲート回路2
は、一端が入力端子IN1に接続された端子Aに接続さ
れ、他端がバスラインBLに接続されている出力端子O
UT1に接続された端子Bに接続されたPチャネル形M
OSトランジスタP1及びNチャネル形MOSトランジ
スタN1から成るアナログスイッチに加えて、ボディ効
果補償回路を備えている。Pチャネル形MOSトランジ
スタP1のボディ効果補償回路として、Pチャネル形M
OSトランジスタP1P及びNチャネル形MOSトラン
ジスタN1Pから成るスイッチと、Pチャネル形MOS
トランジスタP2P及びNチャネル形MOSトランジス
タN2Pから成るスイッチと、動作停止時における電源
端子10への接続に用いられるトランジスタP3とを有
している。トランジスタP1P及びN1Pから成るスイ
ッチの一端は端子Aに接続され、他端はトランジスタP
1のバックゲートNwに接続されており、トランジスタ
P2P及びN2Pから成るスイッチの一端はトランジス
タP1のバックゲートNwに接続され、他端は端子Bに
接続されている。さらに、トランジスタP3は、一端が
バックゲートNwに接続され、他端が電源端子10に接
続されている。
【0008】同様に、Nチャネル形MOSトランジスタ
N1のボディ効果補償回路として、Nチャネル形MOS
トランジスタN1N及びPチャネル形MOSトランジス
タP1Nから成るスイッチと、Nチャネル形MOSトラ
ンジスタN2N及びPチャネル形MOSトランジスタP
2Nから成るスイッチと、動作停止時に接地端子へ接続
するためのNチャネル形MOSトランジスタN2とを有
している。トランジスタP1N及びN1Nから成るスイ
ッチの一端は端子Aに接続され、他端はトランジスタN
1のバックゲートPwに接続されており、トランジスタ
P2N及びN2Nから成るスイッチの一端はトランジス
タN1のバックゲートPwに接続され、他端は端子Bに
接続されている。トランジスタN2の一端はトランジス
タN1のバックゲートPwに接続され、他端は接地され
ている。
【0009】スイッチSWにより電源端子10に電源電
圧Vcc端子が接続され、トランスミッション・ゲート回
路2が動作状態にある場合は、以下のように動作する。
イネーブル信号/EN1がハイレベルのとき、インバー
タINV1で反転された信号EN1がトランジスタP
1、P1P、P2P、P1N、P2Nのゲートに入力さ
れてオンし、インバータINV1及びINV2を介して
信号/EN1がトランジスタN1、N1P、N2P、N
1N、N2Nのゲートに入力されてオンする。これによ
り、端子Aと端子Bとの間が導通する。また、トランジ
スタP3及びN2は共にオフする。
【0010】ここで、トランジスタP1P、N1Pおよ
びP2P、N2Pがオンすることで、トランジスタP1
のソースとバックゲートNwとが短絡され、トランジス
タP1に関するボディ効果が補償される。トランジスタ
P1N、N1NおよびP2N、N2Nがオンすること
で、トランジスタN1のソースとバックゲートPwとが
短絡されて、トランジスタN1に関するボディ効果が補
償される。
【0011】イネーブル信号/EN1がロウレベルのと
きは、トランジスタP1、P1P、P2P、P1N、P
2N及び、N1P、N2P、N1N、N2N、N1が共
にオフし、端子Aと端子Bとの間はハイインピーダンス
状態になる。さらに、バックゲートNw及びPwがフロ
ーティング状態にならないように、トランジスタP3及
びN2がオンする。トランジスタP3によりバックゲー
トNwが電源電圧Vcc端子に接続され、トランジスタN
2によりバックゲートPwが接地される。
【0012】ここで、トランスミッション・ゲート回路
2のようなCMOS構造では、様々な個所にpn接合に
よる寄生ダイオードが存在する。図22に、半導体基板
1上に形成されたCMOS構造によるトランジスタ回路
の断面構造を示す。この構造はいわゆるトリプルウェル
構造と称されるもので、P型半導体基板1の表面部分に
深いNウェルDNWが形成され、その内部にPウェルD
PWが形成され、NウェルDNWと隣接してPウェルP
Wが形成され、その内部にNウェルNWが形成されてい
る。深いNウェルDNWの表面にN型拡散層ND3及び
ND4が形成され、回路2が動作状態にある時には電源
端子10よリ電源電圧Vccがバイアスされる。Pウェル
PWの表面にP型拡散層PD13及びPD14が形成さ
れ接地電位にバイアスされる。
【0013】PウェルDPWの表面部分には、N型拡散
層ND1及びND2、ゲート酸化膜GO1、ゲート電極
G1を有するNチャネル形MOSトランジスタが形成さ
れたNMOS領域が存在し、さらにNチャネル形MOS
トランジスタのバックゲートPwとしてP型拡散層PD
1及びPD2が形成されており、端子Vdpwを介して
動作状態にある時には所定の電圧レベルにバイアスされ
る。NウェルNWの表面部分には、P型拡散層PD11
及びPD12、ゲート酸化膜GO2、ゲート電極G2を
有するPチャネル形MOSトランジスタが形成されたP
MOS領域が存在し、さらにPチャネル形MOSトラン
ジスタのバックゲートNwとしてN型拡散層ND11及
びND12が形成されており、端子Vnwを介して動作
状態にある時には所定の電圧レベルにバイアスされる。
【0014】本構造により、PMOSトランジスタとN
MOSトランジスタのバックゲート電位をそれぞれ独立
に設定できる。
【0015】図22に示されたように、Pチャネル形M
OSトランジスタのソース、ドレインとなるP型拡散層
PD11、PD12とバックゲートNwとして形成され
たN型拡散層ND11、ND12との間には、寄生ダイ
オードDPが存在する。このため、図22に示されたト
ランスミッション・ゲート回路2では、Pチャネル形M
OSトランジスタP1の一方の端子とバックゲートNw
との間、さらにPチャネル形MOSトランジスタP3の
一方の端子とバックゲートNwとの間に寄生ダイオード
DPがそれぞれ存在する。
【0016】このような寄生ダイオードDPの存在によ
り、トランスミッション・ゲート回路2が動作停止状態
にあり、共通のバスラインBLに出力端子OUT2が接
続された他のトランスミッション・ゲート回路3が動作
状態にあり、バスラインBLにハイレベルの信号が転送
されたときに、次のような問題が発生していた。
【0017】トランスミッション・ゲート回路2は動作
停止状態にあり、スイッチSWは接地端子と電源端子1
0とを接続した状態にある。トランスミッション・ゲー
ト回路3において、イネーブル信号/EN2がハイレベ
ルになると動作状態となる。入力端子IN2に電源電圧
Vccレベルの信号が入力されると、電源電圧Vccに等し
い信号が出力端子OUT2を介してバスラインBL上に
出力される。
【0018】一方、トランスミッション・ゲート回路2
において、トランジスタP1のドレインとバックゲート
Nwとの間に寄生するダイオードDPのビルトイン電位
をVfとすると、電源電圧Vccが電位Vfよりも高い場
合にはダイオードDPが順方向にバイアスされる。この
ため、バスラインBL上の電源電圧Vccは、出力端子O
UT1、トランジスタP1のドレイン、トランジスタP
1の寄生ダイオードDP、バックゲートNwを介して半
導体基板に無駄な電流が流れることになる。さらに、ト
ランジスタP3と接地電位にされた端子10の間の寄生
ダイオードを介して接地電位に無駄な電流が流れること
になる。また、信号VGPも接地電位になるためにPM
OS P1がオンして、端子Bと端子Aが導通し、端子
Bから端子Aへ電流が流れることになる。
【0019】このような電流は、トランスミッション・
ゲート回路2にPチャネル形MOSトランジスタが存在
することにより発生する。そこで、図24に示されたト
ランスミッション・ゲート回路4のように、Nチャネル
形MOSトランジスタN1のみで構成し、このトランジ
スタN1のボディ効果補償回路としてトランジスタN1
N及びN2Nを設けることが考えられる。
【0020】しかし、このようなNチャネル形MOSト
ランジスタN1のみで信号を伝達するトランスミッショ
ン・ゲート回路4では、端子Aの接地電圧Vssをバスラ
インBLに伝達することは可能であるが、電源電圧Vcc
を降下することなく伝えることはできない。即ち、トラ
ンジスタN1の閾値電圧Vthn 分だけ降下した電圧Vcc
−Vthn しかバスラインBLに出力することはできな
い。また、出力すべき信号の電圧が電源電圧Vccに近づ
くにつれてトランジスタN1の抵抗が大きくなり、応答
性が低下し信号遅延が生じる。
【0021】なお、図21の回路における問題点は、電
源電圧Vcc端子又は接地端子と、電源端子10との間を
切り替えるスイッチSWにおいて、電源端子10が接地
電位に接続される場合に生じることとして説明した。
【0022】しかし、スイッチとして電源電圧Vcc端子
又はオープン端子と、電源端子10との間を切り替える
スイッチを用いた場合にも同様の問題が生じる。下記に
説明する。
【0023】電源端子10が接地電位に接続される形で
の動作停止状態の場合にはバスラインから接地電位に向
かって定常的な電流が流れる場合があった。電源端子1
0がオープンに接続される形での動作停止状態の場合に
はバスラインからオープン端子に向かって、オープン端
子に存在する容量成分を充電する電流が流れる。従っ
て、バスラインを駆動する回路3からみればバスライン
上の余計な容量負荷となってしまう。すなわち、バスラ
インの信号の変化スピードを遅くする形で悪影響となっ
て現れる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
トランスミッション・ゲート回路では、複数のトランス
ミッション・ゲート回路が共通のバスラインに接続され
ている場合、少なくとも一つのトランスミッション・ゲ
ート回路が動作を停止している場合、他のトランスミッ
ション・ゲート回路がバスラインに接地電圧Vssよりも
高い信号を出力した場合、動作停止状態にあるトランス
ミッション・ゲート回路の寄生ダイオードを介して電流
が流れて無駄な電力が消費されるという問題があった。
【0025】また、このような電流の発生を防止するた
めPチャネル形MOSトランジスタを用いずにトランス
ミッション・ゲート回路を構成すると、接地電圧Vssか
ら電源電圧Vccまでフルスイングする信号を出力するこ
とができなくなるという問題があった。
【0026】本発明は上記事情に鑑み、バスライン上に
接地電圧よりも高い電圧の信号が出力されているとき
に、動作を停止しているトランスミッション・ゲート回
路においてバスラインから寄生ダイオードを介して基板
側に不要な電流が流れることを防止すると共に、使用電
圧範囲内においてフルスイングする信号の出力が可能な
トランスミッション・ゲート回路を提供することを目的
とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のトランスミッシ
ョン・ゲート回路は、電源端子に電源電圧と、接地電位
又は略接地電位となるオープン端子電位とを切り換えて
供給するスイッチと、第1の端子と第2の端子との間に
一方の端子と他方の端子とをそれぞれ接続され、ゲート
に第1の制御信号を入力されるPチャネル型の第1のM
OSトランジスタと、前記電源端子に電源電圧が供給さ
れかつ前記第1のトランジスタが導通であるとき、この
第1のトランジスタのソースとバックゲートとの間に一
方の端子と他方の端子とをそれぞれ接続され、ソースと
バックゲートとを短絡するゲートに第1の制御信号を入
力される短絡用のPチャネル型の第2のMOSトランジ
スタと、前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第
1のトランジスタが非導通であるとき、この第1のトラ
ンジスタのバックゲートを電源端子に接続するために、
一端が前記第1のトランジスタのバックゲートに接続さ
れ、他端とバックゲートが第1のノードに接続されゲー
トに第2の制御信号を入力される電源端子接続用のPチ
ャネル型の第3のMOSトランジスタとを含むボディ効
果補償回路と、前記第1のノードにカソードが接続され
前記電源端子にアノードが接続されたダイオードと、前
記第1のノードに接続され、第3の制御信号が入力さ
れ、前記スイッチの切リ替え状態に応じて前記第1のノ
ードの電位又は接地電位を前記第1の制御信号として出
力する第1の制御回路と、前記第1のノードまたは前記
電源端子に接続され、前記第1の制御信号に応じて、前
記第1のノードの電位または前記電源端子の電位と、接
地電位を前記第2の制御信号として出力する第2の制御
回路とを備えたことを特徴とする。
【0028】ここで前記第1の制御回路は、前記切り替
えスイッチにより電源端子に電源電圧又はオープン端子
電位が供給されている時は、前記第3の制御信号に応じ
て前記第1のノードの電位又は接地電位を前記第1の制
御信号として出力し、第1のMOSトランジスタと第2
のMOSトランジスタをオン・オフ制御し、前記第2の
制御回路は、前記切り替えスイッチにより電源端子に電
源電圧が供給されている時は、前記第1の制御信号に応
じて前記第1のノードの電位または前記電源端子の電位
と、接地電位を前記第2の制御信号として出力し、第3
のMOSトランジスタをオン・オフ制御し、前記切り替
えスイッチにより電源端子に接地電位又はオープン端子
電位が供給されている時は、前記第3のMOSトランジ
スタをオン状態にして前記第1のトランジスタのバック
ゲートの電位と第1のノードと前記第1の制御信号を同
電位にして、前記第1のトランジスタと第2のMOSト
ランジスタのゲートに供給しオフ状態とするものであっ
てもよい。
【0029】または前記第1の制御回路は、一方の端子
には前記第3の制御信号が入力され、他方の入力端子に
は前記切り替えスイッチを介して電源電位または接地電
位又はオープン端子電位が入力され、電源端子には前記
第1のノードが接続され、出力を第1のMOSトランジ
スタと第2のMOSトランジスタのゲートに供給する第
1の論理ゲートを備え、前記切り替えスイッチが接地電
位又はオープン端子電位に切り替えられているとき、前
記第1のMOSトランジスタのバックゲート電位を、前
記第1の論理ゲートの出力に供給し、前記第2の制御回
路は、前記第1の論理ゲートの出力が入力され、電源端
子には前記第1のノードまたは前記電源端子が接続さ
れ、出力を第3のMOSトランジスタのゲートに供給す
る第2の論理ゲートを備え、前記切り替えスイッチが接
地電位又はオープン端子電位に切り替えられていると
き、接地電位を前記第2の制御回路の出力に供給するも
のであってもよい。
【0030】あるいは、前記第1の制御回路はNAND
ゲートであり、前記第2の制御回路はインバータであっ
てもよい。
【0031】前記第1の制御回路は、複数の入力端子に
は複数の制御信号が入力され、電源端子には前記第1の
ノードが接続され、出力を第1のMOSトランジスタと
第2のMOSトランジスタのゲートに供給する第1の論
理回路を備え、一端が前記第1のノードと接続され、他
端が前記第1の論理回路の出力と接続され、ゲートが前
記切り替えスイッチを介して電源電位又は接地電位又は
オープン端子電位に接続され、前記切り替えスイッチが
接地電位又はオープン端子電位に切り替えられていると
き、前記第3のMOSトランジスタを経由して前記第1
のノードに伝達された前記第1のトランジスタのバック
ゲート電位を前記第1の論理回路の出力に伝達するPチ
ャネル型の第4のMOSトランジスタと、接地電位と前
記第1の論理回路の出力との間に設けられ、ゲートが前
記切り替えスイッチを介して電源電位又は接地電位又は
オープン端子電位に接続され、前記切り替えスイッチが
接地電位又はオープン端子電位に切り替えられていると
き、接地電位と前記出力とを分離するNチャネル型の第
5のMOSトランジスタとを備えてもよい。
【0032】また、前記第1の制御回路は、入力端子に
は制御信号が入力され、電源端子には前記切り替えスイ
ッチを介して電源電位が供給され、出力を第4の論理ゲ
ートに供給する第3の論理ゲートと、入力端子には前記
出力が入力され、電源端子には前記第1のノードが接続
され、出力を前記第1のMOSトランジスタと第2のM
OSトランジスタのゲートに供給する第4の論理ゲート
を備え、前記切り替えスイッチが接地電位又はオープン
端子電位に切り替えられているとき、前記第3のMOS
トランジスタを経由して前記第1のノードに伝達された
前記第1のトランジスタのバックゲート電位を前記第4
の論理ゲートの出力に供給するものであってもよい。
【0033】前記第3の論理ゲート及び第4の論理ゲー
トは、インバータであってもよい。前記第1の制御回路
は、複数の入力端子には複数の制御信号が入力され、電
源端子には前記第1のノードが接続され、出力を前記第
1のMOSトランジスタと第2のMOSトランジスタの
ゲートに供給する第2の論理回路と、入力端子に任意の
制御信号が入力され、電源端子には前記切り替えスイッ
チを介して電源電位又は接地電位又はオープン端子電位
が接続され、出力を前記第2の論理回路の入力端子に前
記制御信号として供給するインバータとを備え、前記切
り替えスイッチが接地電位又はオープン端子電位に切り
替えられているとき、前記第3のMOSトランジスタを
経由して前記第1のノードに伝達された前記第1のトラ
ンジスタのバックゲート電位を前記第2の論理回路の出
力に供給するものであってもよい。
【0034】前記第1の制御回路は、複数の入力端子に
は複数の制御信号が入力され、電源端子には前記第1の
ノードが接続され、出力を第1のMOSトランジスタと
第2のMOSトランジスタのゲートに供給する第3の論
理回路と、入力端子に任意の制御信号又はオープン端子
電位が入力され、電源端子には前記切り替えスイッチを
介して電源電位又は接地電位が接続されたインバータ
と、一端が前記第1のノードと接続され、他端が前記第
3の論理回路の出力と接続され、ゲートが前記インバー
タの出力に接続されたPチャネル型の第6のMOSトラ
ンジスタと、接地電位と前記第3の論理回路の出力との
間に設けられ、ゲートが前記インバータの出力に接続さ
れたNチャネル型の第7のMOSトランジスタとを備
え、前記切り替えスイッチが接地電位又はオープン端子
電位に切り替えられているとき、前記第3のMOSトラ
ンジスタを経由して前記第1のノードに伝達された前記
第1のトランジスタのバックゲート電位を前記第3の論
理回路の出力に伝達するとともに、接地電位と前記出力
とを分離するものであってもよい。
【0035】また、本発明のトランスミッション・ゲー
ト回路は、電源端子に電源電圧と、接地電位又は略接地
電位となるオープン端子電位とを切り換えて供給するス
イッチと、第1の端子と第2の端子との間に一方の端子
と他方の端子とをそれぞれ接続され、ゲートに第1の制
御信号を入力されるPチャネル型の第1のMOSトラン
ジスタと、前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記
第1のトランジスタが導通であるとき、この第1のトラ
ンジスタのソースとバックゲートとの間に一方の端子と
他方の端子とをそれぞれ接続され、ソースとバックゲー
トとを短絡するゲートに第1の制御信号を入力される短
絡用のPチャネル型の第2のMOSトランジスタと、前
記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第1のトラン
ジスタが非導通であるとき、この第1のトランジスタの
バックゲートを電源端子に接続するために、一端が前記
第1のトランジスタのバックゲートに接続され、他端と
バックゲートが第1のノードに接続されゲートに第2の
制御信号を入力される電源端子接続用のPチャネル型の
第3のMOSトランジスタとを含むボディ効果補償回路
と、前記第1のノードにカソードが接続され前記電源端
子にアノードが接続されたダイオードと、前記電源端子
に接続され、一つ又は複数の入力端子には制御信号が入
力され、電源端子には前記切り替えスイッチを介して電
源電位又は接地電位又はオープン端子電位が接続され、
出力を前記第2の制御信号として第3のMOSトランジ
スタのゲートに供給する第3の制御回路と、入力端子に
は前記第3の制御回路の出力が接続され、電源端子には
前記第1のノードが接続され、出力を前記第1の制御信
号として第1のMOSトランジスタと第2のMOSトラ
ンジスタのゲートに供給する第4の制御回路と、前記切
り替えスイッチにより電源端子に接地電位又はオープン
端子電位が供給されている時は、前記第3のMOSトラ
ンジスタをオン状態にして前記第1のトランジスタのバ
ックゲートの電位と第1のノードと前記第1の制御信号
を同電位にして、前記第1のトランジスタと第2のMO
Sトランジスタのゲートに供給しオフ状態とすることを
特徴とする。
【0036】ここで前記第3の制御回路は、前記切り替
えスイッチにより電源端子に電源電圧が供給されている
時は、前記一つ又は複数の制御信号に応じた電位を前記
第2の制御信号として出力し、第3のMOSトランジス
タをオン・オフ制御し、前記第4の制御回路は、前記切
り替えスイッチにより電源端子に電源電圧又はオープン
端子電位が供給されている時は、前記第2の制御信号に
応じた電位を前記第1の制御信号として出力し、第1の
MOSトランジスタと第2のMOSトランジスタとをオ
ン・オフ制御し、前記切り替えスイッチにより電源端子
に接地電位又はオープン端子電位が供給されている時
は、前記第3のMOSトランジスタをオン状態にして前
記第1のトランジスタのバックゲートの電位と第1のノ
ードと前記第1の制御信号を同電位にして、前記第1の
トランジスタと第2のMOSトランジスタのゲートに供
給しオフ状態とするものであってもよい。
【0037】前記ダイオードは、ゲート、及び、ドレイ
ン又はソースの一方が前記第1のノードに接続され、ド
レイン又はソースの他方が前記電源端子に接続され、バ
ックゲートが前記第1のノードに接続されたMOSトラ
ンジスタであってもよい。
【0038】前記ダイオードは、エミッタが前記第1の
ノードに接続され、コレクタが前記電源端子に接続さ
れ、ベースが前記第1のノードに接続されたnpnバイ
ポーラ・トランジスタであってもよい。
【0039】前記ダイオードは、ドレイン又はソースの
一方が前記第1のノードに接続され、ドレイン又はソー
スの他方が前記電源端子に接続され、バックゲートが前
記第1のノードに接続されたPチャネル型の第8のMO
Sトランジスタで構成され、前記第8のMOSトランジ
スタのゲートに対し、前記切り替えスイッチにより電源
端子に接地電位又はオープン端子電位が供給されている
時は前記第1のノードの電位を供給し、前記切り替えス
イッチにより電源電位が供給されている時は接地電位を
供給するバイアス回路を備えてもよい。
【0040】前記バイアス回路は、入力端子に電源端子
が接続され、電源端子に前記第1のノードが接続され、
出力が前記第8のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れたインバータであってもよい。
【0041】前記ボディ効果補償回路は、前記第2のM
OSトランジスタに対し、Nチャネル型の第9のMOS
トランジスタを並列接続し、前記第1のMOSトランジ
スタのゲートに前記第2の制御信号を接続したCMOS
トランスミッション・ゲートを含むものであってもよ
い。
【0042】本発明のトランスミッション・ゲート回路
は、第1の端子と第2の端子との間に一方の端子と他方
の端子とをそれぞれ接続され、ゲートに第2の制御信号
を入力され、Pチャネル型の前記第1のMOSトランジ
スタと並列接続されるNチャネル型の第10のMOSト
ランジスタと、前記電源端子に電源電圧が供給されかつ
前記第10のトランジスタが導通であるとき、この第1
0のトランジスタのソースとバックゲートとの間に一方
の端子と他方の端子とをそれぞれ接続され、ソースとバ
ックゲートとを短絡する、ゲートに第2の制御信号を入
力される短絡用のNチャネル型の第11のMOSトラン
ジスタと、前記第10のMOSトランジスタに対し並列
接続され、バックゲートが前記第1のMOSトランジス
タのバックゲートに接続され、ゲートに前記第1の制御
信号を接続したPチャネル型の第12のMOSトランジ
スタと、前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第
10のトランジスタが非導通であるとき、この第10の
トランジスタのバックゲートを接地電位に接続するため
に、一端が前記第10のトランジスタのバックゲートに
接続され、他端とバックゲートが接地電位に接続され、
ゲートに第1の制御信号を入力される接地電位接続用の
Nチャネル型の第12のMOSトランジスタとを含むボ
ディ効果補償回路と、を有することを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明のー実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。以下に述べる各々の実施
の形態は、ボディ効果補償機能のみならずパワーオフ・
トレラント機能を備え、即ち、バスライン上に接地電圧
より高い電圧が存在する場合に、電源ノードを接地電位
又は略接地電位となるオープン端子電位にされて動作停
止状態にあるトランスミッション・ゲート回路内の寄生
ダイオードを介して基板側に不要な電流が流れるのを防
止する機能を備える。さらに、使用電圧範囲内の電位を
電圧降下を起こすことなく伝達することが可能な点に特
徴がある。
【0044】図1に、第1の実施の形態によるトランス
ミッション・ゲート回路の構成を示す。バスラインBL
には、二つのトランスミッション・ゲート回路101及
び3の出力端子OUT1及びOUT2がそれぞれ接続さ
れている。トランスミッション・ゲート回路3は、図2
1に示された回路3と同一であり、説明を省略する。ト
ランスミッション・ゲート回路101は本実施の形態に
係わるものであり、図21に示されたトランスミッショ
ン・ゲート回路2におけるトランジスタP1及びN1か
ら成るアナログ・スイッチと、トランジスタP1P、N
1P、P2P、N2P、P2から成るトランジスタP1
のボディ効果補償回路と、トランジスタP1N、N1
N、P2N、N2N、N2から成るトランジスタN1の
ボディ効果補償回路と、電源端子10を接地端子又は電
源電圧Vcc端子に接続するスイッチSWとを備え、さら
に、パワーオフ・トレラント機能を有する回路として、
Pチャネル形MOSトランジスタP2、ダイオードDD
1、NAND回路NA1、インバータINV5を備えて
いる。ここで、ボディ効果補償回路のトランジスタP2
は、図21におけるトランジスタP3に替わるものであ
り、後述するような動作によりダイオードDD1、NA
ND回路NA1、インバータINV5と共にパワーオフ
トレラント機能をもたらす。図21に示された要素と同
一のものには、同一の番号が付されている。
【0045】ダイオードDD1は、電源端子10にアノ
ードが接続され、カソードがノード100に接続されて
おり、ノード100はNAND回路NA1及びインバー
タINV5の電源端子に接続されている。NAND回路
NA1の一方の入力端子には電源端子10が接続され、
他方の入力端子にはイネーブル信号/ENが入力され
る。NAND回路NA1の出力端子はインバータINV
5の入力端子に接続され、インバータINV5の出力端
子は制御信号VGNを出力してトランジスタP2、N
1、N1P、N2P、N1N、N2Nのゲートに与え
る。トランジスタP2の一方の端子はノード100に接
続され、他方の端子はトランジスタP1のバックゲート
Nwに接続されている。また、NAND回路NA1の出
力端子からはイネーブル信号/ENの極性が反転された
制御信号VGPが出力され、トランジスタP1、P1
P、P2P、P1N、P2N、N2のゲートに入力され
る。
【0046】このような本実施の形態によるトランスミ
ッション・ゲート回路101の動作について説明する。
スイッチSWにより電源端子10に電源電圧Vccが供給
され、トランスミッション・ゲート回路101が動作状
態にあるときは、以下のようである。
【0047】先ず、電源端子10、ダイオードDD1及
びノード100を介してNAND回路NA1及びインバ
ータINV5に電源電圧Vcc−Vf が供給され動作状態
になる。ここで、電圧Vf はダイオードDD1のpn接
合ビルトイン電位である。ハイレベルのイネーブル信号
/ENがNAND回路NA1の一方の入力端子に入力さ
れ、他方の入力端子に電源電圧Vccが入力され、ロウレ
ベルの制御信号VGPが出力される。これにより、トラ
ンジスタP1、P1P、P2P,P1N、P2Nがオン
し、トランジスタN2がオフする。さらに、インバータ
INV5からハイレベルの制御信号VGNが出力され、
トランジスタP2がオフし、トランジスタN1、N1
N、N2N、N1P、N2Pがオンする。
【0048】トランジスタP1及びN1がオンすること
で、トランスミッション・ゲート回路101の入力端子
Aと出力端子Bとの間が導通する。さらに、ボディ効果
補償回路としてのP1P及びN1P、P2P及びN2P
がオンしてトランジスタP1のソース側とバックゲート
Nwとが短絡され、N1N及びP1N、N2N及びP2
NがオンしてトランジスタN1のソース側とバックゲー
トPwとが短絡されて、ボディ効果が補償される。
【0049】トランスミッション・ゲート回路101が
動作状態であり、かつイネーブル信号/ENがロウレベ
ルであるときは、ハイレベルの制御信号VGP及びロウ
レベルの制御信号VGNが生成される。トランジスタP
1、P1P、P2P、P1N、P2N及びN1、N1
N、N2N、N1P、N2Pが共にオフし、入力端子A
と出力端子Bとの間がハイインピーダンス状態になる。
トランジスタP2はオンし、バックゲートNwがノード
100、ダイオードDD1を介して電源端子10に接続
され、さらにトランジスタN2がオンして、バックゲー
トPwが接地され、バックゲートNw及びPwがフロー
ティング状態になることが防止される。
【0050】ここで、制御信号VGP及びVGNがハイ
レベルになるときは、いずれもVcc−Vf である。よっ
て、このような電圧Vcc−Vf がPチャネル形MOSト
ランジスタのゲートに与えられた場合は、電源電圧Vcc
を与えられたときと異なり完全にオフしない様にみえ
る。例えば、イネーブル信号/ENがロウレベルのとき
には、制御信号VGPは電圧Vcc−Vf になり、端子A
又は端子Bの一方の電圧Vccが印加された場合には、ト
ランジスタP1、P1P、P2P、P1N、P2Nはい
ずれも完全にオフしない様にみえる。しかし、このこと
はトランスミッション・ゲート回路101の動作に支障
を与えないことを以下に述べる。ここでは端子Bに電圧
Vccが印加され、端子Aに接地電位Vssが印加された場
合を考える。
【0051】(a) トランジスタP1について トランジスタP1のゲート・ソース間電圧は、Vcc−V
f からVccを差し引いた値、即ち−Vf である。よっ
て、Pチャネル形MOSトランジスタの閾値電圧をVth
p とした場合、|Vthp |>>Vf よりトランジスタP
1は完全にオフすると考えてよい。何故なら、Pチャネ
ル形MOSトランジスタのバックゲートNwから接地端
子への電流経路はリーク電流が流れる経路以外に存在し
ないので、この場合の電圧Vf は通常にpn接合におけ
る電位差として用いる0.6Vといった高い電圧ではな
く、十分に0に近い小さい値であるからである。
【0052】(b) トランジスタP1Pを経由する端
子Aへの電流パスについて バスラインBLから端子Bに印加された電圧Vccは、ト
ランジスタP1の寄生ダイオードDPを介してバックゲ
ートNwに伝達されるので、この部分の電位はVcc−V
f となる。トランジスタP1Pにおいて、ソースが電位
の高いNウエルNwに接続された状態となるので、ゲー
ト・ソース間電圧は(Vcc−Vf )−(Vcc−Vf )、
即ち0Vとなり、トランジスタP1Pは完全にオフす
る。
【0053】(c) トランジスタP2を経由する接地
電位への電流パスについて トランジスタP2はゲートに接地電圧Vssと等しい制御
信号VGNが入力されるのでオンしており、バックゲー
トNwの電圧はダイオードDD1のカソード側のノード
100に伝達される。また、NAND回路NA1の一方
の入力端子にハイレベルVccのイネーブル信号/ENを
入力されて出力端子からハイレベル(Vcc−Vf )の信
号が出力されてインバータINV5に入力されている。
このため、インバータINV5内のPチャネル形MOS
トランジスタは、ゲートにハイレベル(Vcc−Vf )の
信号が入力され、ソースにノード100の電圧(Vss−
Vf )を入力され、ゲート・ソース間の電位差が0とな
りオフする。よって、ノード100接地電圧端子との間
に電流経路は存在しない。
【0054】(d) トランジスタP1Nを経由する端
子Aへの電流パスについて トランジスタP1Nは、一方の端子が接続された端子A
と、他方の端子が接続されたバックゲートPwとが共に
接地電圧Vssレベルにあり、ソース、ドレインが共に等
しい電圧にある。さらに、ゲートにはVcc−Vf レベル
の制御信号VGPが入力されるので完全にオフ状態にあ
り、電流経路を形成することはない。
【0055】(e) トランジスタP2Nを経由する接
地電位への電流パスについて トランジスタP2Nは、ゲートに制御信号VGPの電圧
Vcc−Vf が入力され、ソースにバスラインBLの電圧
Vccが入力されるので、ゲート・ソース間電圧が−Vf
となる。|Vthp |>>Vf より、トランジスタP2N
は完全にオフすると考えてよい。従って、トランジスタ
P2NからトランジスタN2を経由しての接地電位への
電流パスはない。
【0056】以上のように、端子Bから接地電圧Vss端
子、電源端子10、又は端子Aに向かって流れる電流経
路は存在しない。
【0057】次に、トランスミッション・ゲート回路1
01が動作を停止しており、かつ共通のバスラインBL
に接続された他のトランスミッション・ゲート回路3に
よってVccレベルの信号がバスラインBLに出力されて
いるときの動作について述べる。スイッチSWにおい
て、電源端子10が接地端子に接続されて、電源電圧V
ccが供給されなくなる。これにより、ノード100の電
位は電源電圧Vccレベルにならず、NAND回路NA1
とインバータINV5には電源電圧Vccが供給されな
い。
【0058】バスラインBLに電源電圧Vccレベルの信
号が出力されると、この信号が端子Bに印加され、トラ
ンジスタP1のソース側とバックゲートNwとの間に寄
生するダイオードDPが順方向にバイアスされてVcc−
Vf の電位がバックゲートNwに伝達される。また、イ
ンバータINV5からは後述するようにロウレベルの制
御信号VGNが出力されてトランジスタP2のゲートに
与えられている。このトランジスタP2のソース側に、
バックゲートNwを介してVcc−Vf レベルが印加され
るのでオンし、トランジスタP2を介してVcc−Vf の
レベルがノード100に伝達される。ノード100がV
cc−Vf レベルになっても電源端子10は接地されてお
り、ダイオードDD1が逆方向にバイアスされるので電
源端子10には電流が流れず、無駄な電流の消費が防止
される。
【0059】また、ノード100の電位がVcc−Vf レ
ベルになるので、NAND回路NA1及びインバータI
NV5の電源端子にはこのVcc−Vf レベルが電源電圧
Vccの替わりに印加される。NAND回路NA1の一方
の入力端子には電源端子10よりロウレベル(接地レベ
ル)の信号が入力されているので、イネーブル信号/E
Nのレベルにかかわらず、NAND回路NA1からはノ
ード100の電位であるVcc−Vf レベルの制御信号V
GPが出力される。この制御信号VGPがトランジスタ
P1のゲートに入力され、|Vthp |>>Vf よりトラ
ンジスタP1は完全にオフする。また、制御信号VGP
がトランジスタP1P、P2P、P1N、P2Nのゲー
トにも入力されて全てオフし、トランジスタN2はオン
してバックゲートPwを接地する。
【0060】従来の場合のように、トランジスタP1の
ゲート電位がロウレベルのままであると、端子B側にバ
スラインBLを介して高い電位が印加されるとオンして
無駄な電流が流れる。しかし、本実施の形態ではバスラ
インBLの高電位が端子B、バックゲートNw、トラン
ジスタP2、ノード100、NAND回路NA1を介し
てトランジスタP1のゲート電位に印加されてPMOS
トランジスタP1、P1P、P2P、P1N、P2Nを
オフすることで、無駄な電流が流れる経路が形成されず
消費電力が低減される。
【0061】また、インバータINV5には電源電位と
してノード100のVcc−Vf レベルが電源電圧として
供給され、NAND回路NA1から出力された制御信号
VGPがハイレベルとして与えられ、接地電圧Vssに等
しいロウレベルの制御信号VGNが出力される。この信
号VGNがトランジスタP2のゲートに与えられて上述
のようにオンする。さらに、接地レベルの信号VGN
が、トランジスタN1、N1P、N2P、N1N、N2
Nのゲートに与えられてこれらのトランジスタはオフす
る。
【0062】よって、トランジスタP1、P1P、P2
P、P1N、P2Nにおいてドレイン・ソース間電流の
みならず寄生ダイオードDPを介するソース・バックゲ
ートNw間電流も定常的に流れることが防止される。
【0063】さらに、上述のようにトランジスタN1、
N1P、N2P及びN2N、N1Nもオフするので、端
子Bから端子Aとの間の電流経路、接地端子へ流れ込む
電流経路、接地されている電源端子10へ流れ込む電流
経路は全てオフ状態にあるので、無駄な電流の消費が防
止される。
【0064】ここで、図1におけるNAND回路NA1
は、図2(a)に示されたように二つの信号INA及び
INBを入力されて信号OUTを出力する素子として表
現することができる。このNAND回路NA1の具体的
な構成は、例えば図2(b)又は(c)に示されたよう
である。図2(b)の構成では、電源端子100と出力
端子OUTとの間にPチャネル形MOSトランジスタP
101及びP102のソース、ドレインが並列に接続さ
れ、ゲートにはそれぞれ信号INA、INBが入力され
る。出力端子OUTと接地端子との間には、Nチャネル
形MOSトランジスタN101及びN102のドレイ
ン、ソースが直列に接続されており、ゲートにはそれぞ
れ信号INA、INBが入力される。図2(c)の構成
では、トランジスタN101とトランジスタN102の
ゲートに入力される信号が入れ替わり、それぞれ信号I
NB、INAが入力される点が相違する。
【0065】また、図1におけるインバータINV5は
図2(d)に示されるように、信号INを入力されて信
号OUTを出力するものとして表現される。このインバ
ータINV5の具体的な構成は、例えば図2(e)に示
されたようであり、電源端子100と接地端子との間に
Pチャネル形MOSトランジスタP103のソース、ド
レインとNチャネル形MOSトランジスタN103のド
レイン、ソースが直列に接続され、ゲートに共に信号I
Nを入力され、ドレインから信号OUTを出力する。
【0066】また、図1におけるダイオードDD1は図
3(a)に示されたようにシンボル化されて表現され
る。このダイオードDD1として、例えば図3(b)〜
(e)に示されたような構成を持つ素子を用いることが
できる。図3(b)に示されたダイオードは、電源端子
10にソースが接続され、ノード100にゲート及びド
レインとバックゲートとが接続されたPチャネル形MO
SトランジスタP4で構成され、図3(c)に示された
ダイオードは端子10にソースが接続され、ノード10
0にドレイン及びバックゲートが接続され、ゲートに制
御信号VGPを入力されるPチャネル形MOSトランジ
スタP4で構成されている。図3(d)に示されたダイ
オードは、端子10にエミッタが接続され、ベース及び
コレクタがノード100に接続されたPNP型バイポー
ラトランジスタで構成され、図3(e)に示されたダイ
オードは端子10にエミッタが接続され、ノード100
にコレクタが接続され、ベースに制御信号VGPを入力
される。
【0067】本発明の第2の実施の形態によるトランス
ミッション・ゲート回路は、図4に示されたような構成
を備えている。上記第1の実施の形態と比較し、インバ
ータINV5の電源端子がノード100ではなく電源端
子10に直接接続されている点のみが相違する。本実施
の形態では、電源端子10が接地されて動作停止状態に
ある場合、制御信号VGNは制御信号VGPのレベルに
かかわらず常時接地電圧Vssになる。このため、常にト
ランジスタN1、N1P、N2P、N1N、N2Nがオ
フし、トランジスタP2がオンすることになる。信号V
GPの振るまいは上記第1の実施の形態と同様に動作す
る。従って、本実施の形態は上記第1の実施の形態と同
様に動作する。但し、電源端子10が電源電圧Vcc端子
に接続されて動作状態にある場合は、上記第1の実施の
形態とは異なり、インバータINV5は接地電圧Vssか
ら電源電圧Vccまでフルスイングすることができる。
【0068】ところで、上記第1の形態では、制御信号
VGP及びVGNのそれぞれのハイレベルは、Vcc−V
f である。しかし、回路が正常に動作し電源端子10に
電源電圧Vccが供給されるような場合には、信号VGP
及びVGNは接地電圧Vssから電源電圧Vccまでフルス
イングすることが望ましい。そこで、ダイオードDD1
の替わりに図3(f)に示されるような回路を用いても
よい。この回路は、入力端子が電源端子10に接続さ
れ、電源端子がノード100に接続されたインバータI
NVaと、電源端子10にソースを接続され、ゲートが
インバータINVaの出力端子に接続され、ドレイン及
びバックゲートがノード100に接続されたPチャネル
形MOSトランジスタP4とを備えている。
【0069】この図3(f)に示された回路11を、第
1の実施の形態におけるダイオードDD1に置き換えた
ものが本発明の第3の実施の形態に相当し、その構成を
図5に示す。電源端子10が電源電圧Vcc端子に接続さ
れている場合、インバータINVaの出力端子200か
らは接地電圧Vssレベルの信号が出力される。この信号
がPチャネル形MOSトランジスタP4のゲートに入力
されてオンし、ノード100は電源電圧Vccとほぼ等し
いレベルになる。この結果、ダイオードDD1により電
圧降下が生じる上記第1、第2の実施の形態と異なり、
NAND回路NA1からは接地電圧Vssから電源電圧V
ccまでフルスイングする制御信号VGPが出力される。
また上記第3の実施形態ではインバータINV5からも
接地電位から電源電圧Vccまでフルスイングする制御信
号VGNが出力される。
【0070】電源端子10が接地電圧Vss端子に接続さ
れている場合、インバータINVaを構成するNチャネ
ル形MOSトランジスタがオフし、Pチャネル形MOS
トランジスタがオンする。よって、ノード100の高電
位がインバータINVaの出力端子200に伝達され、
トランジスタP4がオフする。よって、回路11の替わ
りにダイオードDD1を用いた上記第1及び第2の実施
の形態と同様に動作し、無駄な電流を流す経路の形成が
防止される。
【0071】本発明の第4の実施の形態について、図6
を用いて説明する。上記第1〜第3の実施の形態では、
イネーブル信号/ENと電源端子10の電位とを入力さ
れる2入力NAND回路NA1を用いている。これに対
し、本実施の形態ではNAND回路NA1の替わりにN
本のイネーブル信号/EN1〜/ENN(Nは2以上の
整数)を入力される論理回路LC1と、Nチャネル形M
OSトランジスタN3と、Pチャネル形MOSトランジ
スタP3とを用いる点が相違する。
【0072】論理回路LC1は、電源側の端子がノード
100に接続され、接地側の端子がNチャネル形MOS
トランジスタN3のドレイン、ソースを介して接地電圧
Vss端子に接続され、出力端子から制御信号VGPを出
力する。また、ノード100にはPチャネル形MOSト
ランジスタP3のソースが接続され、ドレインが論理回
路LC1の出力端子に接続されている。トランジスタP
3及びN3のゲートは、電源端子10に接続されてい
る。
【0073】電源端子10に電源電圧Vccが供給されて
回路が動作状態にあるときは、インバータINVa及び
トランジスタP4から成る回路11により、ノード10
0が電源電圧Vccレベルに等しくなる。これにより、論
理回路LC1には電源電圧Vccが供給され、さらにトラ
ンジスタN3のゲートにVccレベルが印加されてオンす
ることで、接地側の端子が接地される。トランジスタP
3はゲートに電圧Vccを印加されてオフする。論理回路
LC1が動作状態になり、イネーブル信号EN1〜EN
Nに応じた制御信号VGPが出力され、トランジスタP
1及びN1がオンしあるいはオフする。
【0074】電源端子10が接地されて回路が動作停止
状態にあるときは、回路11のトランジスタP4がオフ
して論理回路LC1には電源電圧が供給されず、さらに
トランジスタN3がオフして接地側端子が接地されず動
作が停止する。トランジスタP3がオンするので、論理
回路LC1の出力端子からはイネーブル信号/EN1〜
/ENNのレベルとは無関係に常時ノード100と同レ
ベルの制御信号VGPが出力される。このようにして本
実施の形態も上記第1〜第3の実施の形態と同様に動作
し、無駄な電流経路の形成が防止される。
【0075】ここで、インバータINV5の電源側端子
が上記第1の実施の形態と同様にノード100に接続さ
れているが、上記第2の実施の形態のように電源端子1
0に直接接続されていてもよい。
【0076】また、論理回路LC1及びトランジスタP
3及びN3から成る回路は、イネーブル信号/ENが5
本存在する場合、図7(a)、(b)又は(c)のよう
に構成してもよい。図7(a)に示された回路は、Pチ
ャネル形MOSトランジスタP111〜P115を有す
る回路21と、Nチャネル形MOSトランジスタN11
1〜N115を有する回路22と、Nチャネル形MOS
トランジスタN3及びPチャネル形MOSトランジスタ
P3とを有している。
【0077】電源端子100と制御信号VGPを出力す
る端子との間にPチャネル形MOSトランジスタP11
1及びP112のソース、ドレインが直列に接続され、
これと並列にPチャネル形MOSトランジスタP113
が接続され、これと並列に、Pチャネル形MOSトラン
ジスタP113及びP115のソース、ドレインが直列
に接続されている。トランジスタP111〜P115の
ゲートにはそれぞれイネーブル信号/EN1〜/EN5
が入力される。
【0078】さらに、信号VGPを出力する端子と接地
端子との間に、Nチャネル形MOSトランジスタN11
1、N113、N114のドレイン、ソースが直列に接
続されており、トランジスタN111のドレイン、ソー
スにトランジスタN112のドレイン、ソースが接続さ
れ、トランジスタN114のドレイン、ソースにトラン
ジスタN115のドレイン、ソースが接続されている。
トランジスタN111〜N115のゲートにイネーブル
信号/EN1〜/EN5がそれぞれ入力される。
【0079】ここで、トランジスタN3は電源端子10
に電源電圧Vccが供給されたときに回路22の一端を接
地する機能を有し、トランジスタP3は電源端子10が
接地されたときにノード100の電位が制御信号VGP
として出力されるようにする機能を有する。
【0080】図7(b)に示された回路は、図7(a)
に示された回路と比較してトランジスタN3の接続位置
が異なり、回路21と回路22との間にその両端が接続
されている。
【0081】図7(c)に示された回路は、回路22を
トランジスタN111及びN112を有する回路23と
トランジスタN113、N114、N115を有する回
路24とに分割し、トランジスタN3のドレイン、ソー
スを回路23の一端と回路24の一端とに接続したもの
に相当する。
【0082】次に、本発明の第5の実施の形態について
図8を用いて説明する。上記第1〜第4の実施の形態で
は、NAND回路NA1又は論理回路LC1を用いて制
御信号VGPを生成していた。ここで、制御信号VGP
は電源端子10が接地されているときにイネーブル信号
のレベルの如何にかかわらずノード100の電位と同じ
となり、トランジスタP1のゲートに与えられてトラン
ジスタP1をオフするものである。よって、このような
制御信号VGPを生成するものであれば、様々な変形が
可能であり、本実施の形態ではNAND回路NA1又は
論理回路LC1の替わりに、インバータ31及びINV
6を用いて制御信号VGPを生成している。
【0083】電源端子10に電源電圧Vccが供給されて
いるときは、インバータ31の電源端子にこの電圧Vcc
が供給されて動作し、イネーブル信号ENを反転したイ
ネーブル信号/ENを生成してインバータINV6に出
力する。この場合、インバータINV6は、第1、第2
の実施の形態におけるNAND回路NA1と同様に動作
するため、このトランスミッション・ゲート回路はイネ
ーブル信号/ENのレベルに応じて端子A及びBの間を
導通し又は非導通させる。
【0084】電源端子10が接地されているときは、イ
ンバータ31からは上述のようにイネーブル信号ENに
かかわらず接地レベルの信号/ENが出力される。イン
バータINV6は、第1の実施の形態と同様にノード1
00の電位を制御信号VGPとして伝え、トランジスタ
P1のゲートに印加してオフさせる。
【0085】図9に示された本発明の第6の実施の形態
では、上記第5の実施の形態におけるダイオードDD1
の替わりに、図6に示された第3の実施の形態における
回路11を入れ替えたものに相当する。この回路11を
用いることで、上記第5の実施の形態と同様に、電源端
子10に電源電圧Vccが供給されるときは制御信号VG
P及びVGNは共に接地電圧Vssから電源電圧Vccまで
フルスイングすることができる。また、インバータIN
V5の電源端子をノード100に接続しているが、電源
端子10に直接接続してもよい。
【0086】本発明の第7の実施の形態の構成を図10
に示す。本実施の形態は、上記第6の実施の形態におけ
るインバータ31及びINV6の替わりに、多入力論理
回路LC2を用いた点に特徴がある。論理回路LC2
は、電源側の端子を図6に示された第3の実施の形態と
同様にノード100に接続され、接地側の端子は接地電
圧で固定されている。さらに、論理回路LC2はN本の
イネーブル信号/EN1〜/ENNを入力されるN本の
入力端子と、これとは別のイネーブル信号ENxがイン
バータINVxにより反転された信号/ENxを入力さ
れる1本の入力端子とを備えている。ここで、インバー
タINVxは、インバータ31と同様にその電源側の端
子が電源端子10に接続されている。
【0087】インバータ31及びINV6を用いた構成
では、上述したように、電源端子10が接地されている
場合はイネーブル信号ENのレベルにかかわらずノード
100と同電位の制御信号VGPを生成してトランジス
タP1のゲートに与えてオフするものである。本実施の
形態においても同様に、電源端子10が接地されている
ときには、イネーブル信号/EN1〜/ENNのレベル
にかかわらず論理回路LC2が常にノード100と同電
位となる制御信号VGPを生成することが必要である。
【0088】先ず、インバータINVxからはイネーブ
ル信号ENxのレベルにかかわらず、電源端子10が接
地されているときは接地レベルが出力される。この出力
を与えられると、論理回路LC2内において出力端子V
GPと接地電圧Vss端子との間の電流経路が遮断され、
ノード100の電圧が制御信号VGPとして出力される
ように構成されていればよい。
【0089】本実施の形態における論理回路LC2の構
成を、図11に示された本発明の第8の実施の形態のよ
うに、論理回路LC3及びPチャネル形MOSトランジ
スタPx及びNチャネル形MOSトランジスタNxに置
き換えてもよい。第7の実施の形態と同様に、電源端子
10が接地されるときは、イネーブル信号ENxのレベ
ルにかかわらず、トランジスタNxはオフして論理回路
LC3と接地端子との間の電流経路を遮断し、トランジ
スタPxはノード100の電位を制御信号VGPとして
出力させる。
【0090】図12(a)及び(b)と図13に、論理
回路LC3と、トランジスタPx及びNxとを含む回路
32の具体的な構成例を示す。図12(a)に示された
回路は、電源端子100と接地端子との間に回路41及
び42とNチャネル形MOSトランジスタNxのドレイ
ン、ソースが直列に接続されている。回路41におい
て、電源端子100と制御信号VGPを出力するノード
との間に、Pチャネル形MOSトランジスタP121の
ソース、ドレインとPチャネル形MOSトランジスタP
122のソース、ドレインが直列に接続され、これと並
列に、Pチャネル形MOSトランジスタP123のソー
ス、ドレインが接続され、さらにこれと並列に、Pチャ
ネル形MOSトランジスタP124のソース、ドレイン
及びPチャネル形MOSトランジスタP125のソー
ス、ドレインが接続されている。トランジスタPxは、
回路41と並列に、電源端子100と制御信号VGPを
出力するノードとの間にそのソース、ドレインが接続さ
れている。トランジスタP121〜P125のゲートに
は、イネーブル信号/EN1〜/EN5がそれぞれ入力
される。
【0091】回路42において、制御信号VGPの出力
ノードと接地端子との間に、Nチャネル形MOSトラン
ジスタN121、N123、N124のドレイン、ソー
スが直列に接続され、トランジスタN121のドレイ
ン、ソースに並列にNチャネル形MOSトランジスタN
122のドレイン、ソースが接続され、トランジスタN
124のドレイン、ソースにNチャネル形MOSトラン
ジスタN125のドレイン、ソースが接続されている。
トランジスタN121〜N125のゲートには、イネー
ブル信号/EN1〜/EN5がそれぞれ入力される。
【0092】また、トランジスタPx及びNxのゲート
には、インバータINVxにより反転されたイネーブル
信号/ENxが入力される。
【0093】インバータINVxは、上述したように電
源側の端子が電源端子10に接続されているので、電源
端子10が接地されているときはイネーブル信号ENx
にかかわらず必ず接地レベルの信号を出力する。これに
より、回路41及び42の動作にかかわらずトランジス
タPxがオンし、トランジスタNxがオフしてノード1
00の電位を制御信号VGPとして出力する。
【0094】図12(b)に示された回路は、図12
(a)における回路42を、トランジスタN121及び
N122を有する回路43と、トランジスタN123、
N124、N125回路44とに分割し、トランジスタ
Nxのドレイン、ソースが回路43と回路44との間に
接続されている点のみが相違し、図12(a)の回路と
同様に動作する。
【0095】図11に示された回路32、あるいは図1
2(a)、(b)に示された回路では、イネーブル信号
/EN1〜/EN5にかからわず他の1つのイネーブル
信号/ENxを用いて、電源端子10が接地された場合
にノード100と同電位の制御信号VGPが出力され
る。しかし、図13に示された回路のように、複数のイ
ネーブル信号/EN1及び/EN2を用いて同様な機能
を得ることも可能である。この回路は、電源端子100
と接地端子との間に、回路45と、ドレイン、ソースが
並列に接続されたトランジスタN131及びN132
と、回路46とが直列に接続されている。
【0096】回路45では、電源端子100と制御信号
VGPを出力するノードとの間にトランジスタP133
のソース、ドレインが接続され、これと並列に、Pチャ
ネル形MOSトランジスタP134のソース、ドレイン
とPチャネル形MOSトランジスタP135のソース、
ドレインが直列に接続され、さらにこれと並列に、Pチ
ャネル形MOSトランジスタP136のソース、ドレイ
ンが接続されている。トランジスタP131〜P136
のゲートには、それぞれイネーブル信号/EN1〜/E
N6が入力される。また、トランジスタP133のソー
ス、ドレインにはこれと並列に、Pチャネル形MOSト
ランジスタP131のソース、ドレインとPチャネル形
MOSトランジスタP132のソース、ドレインとが直
列に接続されている。
【0097】回路46では、トランジスタN131及び
N132のソースと接地端子との間に、Nチャネル形M
OSトランジスタN133、N134、N136のドレ
イン、ソースが直列に接続され、このうちトランジスタ
N134のドレイン、ソースにはトランジスタN135
のドレイン、ソースが並列に接続されている。トランジ
スタP133〜P136、N133〜N136のゲート
には、それぞれイネーブル信号/EN3〜/EN6が入
力され、トランジスタP131、P132のゲートには
インバータINVx1又はINVx2によりそれぞれ反
転されたイネーブル信号/EN1、/EN2が入力さ
れ、同様にトランジスタN131、N132のゲートに
はイネーブル信号/EN1、/EN2が入力される。
【0098】電源端子10が接地されたときは、イネー
ブル信号/EN3〜/EN6にかからわず、インバータ
INVn1及びINVn2からは接地レベルのイネーブ
ル信号/EN1及び/EN2が出力され、トランジスタ
P131及びP132がオンし、トランジスタN131
及びN132がオフして、ノード100の電位が制御信
号VGPとして出力される。
【0099】本発明の第9の実施の形態について、図1
4を用いて説明する。上記第1〜第3の実施の形態で
は、イネーブル信号/ENを2入力NAND回路NA1
の一方の入力端子に入力し、他方の入力端子を電源端子
10に接続している。このように構成することで、電源
端子10が接地された場合にイネーブル信号/ENのレ
ベルにかかわらずノード100と同電位の出力VGPを
得ている。
【0100】これに対し、第9の実施の形態では、NA
ND回路NA1及びインバータINV5の替わりに、イ
ンバータINV6及びINV7を用いて、電源端子10
が接地されたときにイネーブル信号/ENとは無関係に
ノード100と同電位の制御信号VGPと接地レベルの
制御信号VGNとを生成している。
【0101】インバータINV7の電源側の端子が電源
端子10に接続され、接地側の端子が接地されており、
入力端子にイネーブル信号ENが入力されて、制御信号
VGNが出力される。インバータINV6の電源側の端
子が、アノードが電源端子10に接続されカソードがノ
ード100に接続されたダイオードDD1のカソード側
に接続され、接地側の端子が接地され、制御信号VGP
が出力される。
【0102】電源端子10に電源電圧Vccが供給されて
いるときは、インバータINV7が動作し、イネーブル
信号ENを反転したレベルの制御信号VGNを生成し、
トランジスタP2、N1、N1P、N2P、N1N、N
2Nのオン、オフが制御される。さらに、インバータI
NV6もVcc−Vf レベルの電圧を供給されて動作し、
制御信号VGNを反転したレベルを有する制御信号VG
Pを生成して出力する。この信号VGPがトランジスタ
N2、P1、P1P、P2P、P1N、P2Nのゲート
に入力されて動作が制御される。これにより、イネーブ
ル信号ENに応じてトランジスタP1及びN1が共にオ
ン又はオフし、他のトランジスタP2、、N2、N1
P、N2P、N1N、N2N、P1P、P2P、P1
N、P2Nによりボディ効果が補償される。
【0103】電源端子10が接地されたときは、イネー
ブル信号ENにかかわらずインバータINV7から接地
電圧のレベルの制御信号VGNが出力され、トランジス
タN1、N1P、N2P、N1N、N2Nが全てオフす
る。さらに、インバータINV6からノード100の同
電位の制御信号VGPが出力されて、トランジスタP
1、P1P、P2P、P1N、P2Nがオフする。端子
Bと端子Aの間で電流が流れるような経路が形成され
ず、さらに端子Bと端子Aから接地電位へ電流が流れる
経路も形成されず、無駄な電力の消費が防止される。
【0104】この第9の実施の形態において、ダイオー
ドDD1の替わりに図3(f)に示された回路11を用
いた第10の実施の形態の構成を図15に示す。電源端
子10に電源電圧Vccが供給されたときは、上述したよ
うにトランジスタP4のドレインを介してノード100
に電源電圧Vccに等しい電圧が出力される。このため、
制御信号VGN及びVGPがハイレベルになるときは電
圧降下を伴うことなくVccレベルの信号を出力すること
ができる。
【0105】本発明の第11の実施の形態は、第10の
実施の形態におけるインバータINV7の替わりに多入
力論理回路LC4を用いた点が相違し、その構成を図1
6に示す。上記第10の実施の形態と同様に、電源端子
10に電源電圧Vccが供給されるときは、イネーブル信
号EN1〜ENNのレベルに応じた制御信号VGNと、
これが反転された制御信号VGPとが生成される。電源
端子10が接地されたときは、イネーブル信号EN1〜
ENNのレベルにかかわらず論理回路LC4から接地電
圧レベルの制御信号VGNが出力される。さらに、出力
端子Bに電源電圧Vccレベルの信号が印加されると、ト
ランジスタP1のソース、バックゲートNw、トランジ
スタP2を介してノード100には電圧Vcc−Vf レベ
ルの電圧が印加される。インバータINV6から電圧V
cc−Vf レベルの制御信号VGPがトランジスタP1の
ゲートに入力されてオフし、無駄な電流を流す経路が遮
断される。
【0106】ここで、論理回路LC4の具体的な構成の
一例を図17に示す。電源端子10と接地端子との間に
回路47及び48が直列に接続されている。回路47
は、端子10と制御信号VGNを出力するノードとの間
に、Pチャネル形MOSトランジスタP141及びP1
42のソース、ドレインが直列に接続されており、これ
と並列にPチャネル形MOSトランジスタP143が接
続されており、これと並列にPチャネル形MOSトラン
ジスタP144及びP145のソース、ドレインが直列
に接続されており、さらにこれと並列に、Pチャネル形
MOSトランジスタP146が接続されている。
【0107】回路48は、制御信号VGNを出力するノ
ードと接地端子との間に、Nチャネル形MOSトランジ
スタN141、N143、N144、N146のドレイ
ン、ソースが直列に接続され、トランジスタN141の
ドレイン、ソースにトランジスタN142のドレイン、
ソースが接続され、トランジスタN144のドレイン、
ソースにトランジスタN145のドレイン、ソースが接
続されている。トランジスタP141〜P146及びN
141〜N146のゲートには、イネーブル信号EN1
〜EN6がそれぞれ入力される。このような構成を有す
る論理回路LC4を用いても、上記所望の動作を達成す
ることができる。
【0108】上述した第1〜第11の実施の形態は、い
ずれもトランスミッション・ゲート回路を、Pチャネル
形MOSトランジスタP1のみならずNチャネル形MO
SトランジスタN1を用いて、アナログ・スイッチとし
て構成しており、これに伴い、ボディ効果補償回路をP
チャネル形MOSトランジスタ及びNチャネル形MOS
トランジスタで構成している。
【0109】しかし、以下の第12〜第14の実施の形
態のように、Nチャネル形MOSトランジスタN1を削
除し、このトランジスタN1のボディ効果補償回路も合
わせて削除してもよい。第12の実施の形態は、図6に
示された上記第4の実施の形態におけるNチャネル形M
OSトランジスタN1、N1N、N2N、P1N、P2
N、N2を削除したもので、この場合の構成を図18に
示す。本実施の形態においても、上記第1〜第11の実
施の形態と同様に、電源端子10に電源電圧Vccが供給
されたときは、イネーブル信号/EN1〜/ENNに応
じた制御信号VGP及びVGNが生成され、トランジス
タP1の導通が制御される。
【0110】電源端子10が接地されたときは、イネー
ブル信号とは無関係にトランジスタP3がオンし、トラ
ンジスタN3がオフし、論理回路LC1の出力端子から
はノード100と等しい電圧の制御信号VGPが出力さ
れる。この信号VGPがトランジスタP1のゲートに印
加されてオフし、端子BからバックゲートNwに流れる
経路が遮断される。
【0111】本発明の第13の実施の形態は図19に示
されるような構成を備え、図10に示された上記第7の
実施の形態におけるNチャネル形MOSトランジスタN
1、N1N、N2N、P1N、P2N、N2を削除した
ものに相当する。
【0112】本発明の第14の実施の形態の構成は図2
0に示されるようであり、図16に示された第11の実
施の形態におけるNチャネル形MOSトランジスタN
1、N1N、N2N、P1N、P2N、N2を削除した
ものに相当する。第13、第14の実施の形態のいずれ
においても、電子端子10が接地されたときはイネーブ
ル信号とは無関係にノード100と同電位の制御信号V
GPが生成されトランジスタP1のゲートに印加されて
オフし、電流経路が遮断される。
【0113】上述した実施の形態はいずれも一例であ
り、本発明を限定するものではない。例えば、上記実施
の形態は全て端子Aから端子Bへ信号が転送される場合
と端子Bから端子Aへ信号が転送される場合の両方を含
む双方向アナログスイッチ回路に対応する。しかし、例
えば端子Aから端子Bへ信号が転送される場合にのみ用
いられる単方向アナログスイッチ回路として構成する場
合には、トランジスタP1のボディ効果補償回路のうち
トランジスタP2P及びN2Pを削除し、トランジスタ
N1のボディ効果補償回路のうちトランジスタP2N及
びN2Nを削除することができる。
【0114】上述した実施の形態はいずれも電源電圧V
cc端子又は接地端子と、電源端子10との間を切り替え
るスイッチSWがある場合として説明した。このような
スイッチだけでなく、スイッチとして電源電圧Vcc端子
又はオープン端子と、電源端子10との間を切り替える
スイッチを用いた場合にも本発明は有効である。なぜな
ら、電源端子10をオープン端子に接続した場合、端子
Aまたは端子Bから電源端子10に対する充放電電流パ
スがないので、容量負荷の電荷がいったんゼロになれば
電源端子10の電位は接地電位と等しいと考えてよいか
らである。もちろん、上述の発明の詳細な説明にあるよ
うに、電源電圧Vcc端子又は接地端子と、電源端子10
との間を切り替えるスイッチSWを用いた方が電荷がゼ
ロになる時間が早いので、スイッチを切替えてから端子
A又は端子Bにハイレベル電位を印可可能になるまでの
待ち時間が非常に短く本発明の効果を短時間で発揮でき
るようになる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトランス
ミッション・ゲート回路は、動作状態において接地電圧
から電源電圧までフルスイングする電圧を出力すること
ができると共に、電源電圧を供給されず動作を停止した
状態において、バスラインに接地電圧よりも高い電位が
印加された場合にも、バスラインに接続された端子から
トランスミッション・ゲートを構成するMOSトランジ
スタを介して他端に不要な電流が流れることを防止する
ことができ、さらに、寄生ダイオードを介してバックゲ
ートに不要な電流が流れることを防止することができ、
消費電力の低減に寄与することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるトランスミッ
ション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図2】同トランスミッション・ゲート回路におけるN
AND回路とインバータの具体的な構成を示した回路
図。
【図3】同トランスミッション・ゲート回路におけるダ
イオードの具体的な構成を示した回路図。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるトランスミッ
ション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図5】本発明の第3の実施の形態によるトランスミッ
ション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図6】本発明の第4の実施の形態によるトランスミッ
ション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図7】同トランスミッション・ゲート回路における論
理回路の具体的な構成を示した回路図。
【図8】本発明の第5の実施の形態によるトランスミッ
ション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図9】本発明の第6の実施の形態によるトランスミッ
ション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図10】本発明の第7の実施の形態によるトランスミ
ッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図11】本発明の第8の実施の形態によるトランスミ
ッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図12】同トランスミッション・ゲート回路における
論理回路の具体的な構成を示した回路図。
【図13】同トランスミッション・ゲート回路における
論理回路の具体的な構成を示した回路図。
【図14】本発明の第9の実施の形態によるトランスミ
ッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図15】本発明の第10の実施の形態によるトランス
ミッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図16】本発明の第11の実施の形態によるトランス
ミッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図17】同トランスミッション・ゲート回路における
論理回路の具体的な構成を示した回路図。
【図18】本発明の第12の実施の形態によるトランス
ミッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図19】本発明の第13の実施の形態によるトランス
ミッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図20】本発明の第14の実施の形態によるトランス
ミッション・ゲート回路の構成を示した回路図。
【図21】従来のトランスミッション・ゲート回路の構
成を示した回路図。
【図22】同トランスミッション・ゲート回路における
素子構造を示した縦断面図。
【図23】従来の他のトランスミッション・ゲート回路
の構成を示した回路図。
【符号の説明】
1 半導体基板 3、101 トランスミッション・ゲート回路 10 電源端子 11、21〜24、41〜46 回路(ダイオード代替
回路) 100 ノード SW スイッチ Nw、Pw バックゲート DD1 ダイオード DP 寄生ダイオード BL バスライン P1、P2、P4、P1P、P2P、P1N、P2N
Pチャネル形MOSトランジスタ N1、N1N、N2N、N1P、N2P Nチャネル形
MOSトランジスタ INV3〜INV5、31 インバータ NA1 NAND回路 EN、/EN イネーブル信号 LC1 論理回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源端子に電源電圧と、接地電位又は略接
    地電位となるオープン端子電位とを切り換えて供給する
    スイッチと、第1の端子と第2の端子との間に一方の端
    子と他方の端子とをそれぞれ接続され、ゲートに第1の
    制御信号を入力されるPチャネル型の第1のMOSトラ
    ンジスタと、 前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第1のトラ
    ンジスタが導通であるとき、この第1のトランジスタの
    ソースとバックゲートとの間に一方の端子と他方の端子
    とをそれぞれ接続され、ソースとバックゲートとを短絡
    するゲートに第1の制御信号を入力される短絡用のPチ
    ャネル型の第2のMOSトランジスタと、 前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第1のトラ
    ンジスタが非導通であるとき、この第1のトランジスタ
    のバックゲートを電源端子に接続するために、一端が前
    記第1のトランジスタのバックゲートに接続され、他端
    とバックゲートが第1のノードに接続されゲートに第2
    の制御信号を入力される電源端子接続用のPチャネル型
    の第3のMOSトランジスタとを含むボディ効果補償回
    路と、 前記第1のノードにカソードが接続され前記電源端子に
    アノードが接続されたダイオードと、 前記第1のノードに接続され、第3の制御信号が入力さ
    れ、前記スイッチの切リ替え状態に応じて前記第1のノ
    ードの電位又は接地電位を前記第1の制御信号として出
    力する第1の制御回路と、 前記第1のノードまたは前記電源端子に接続され、前記
    第1の制御信号に応じて、前記第1のノードの電位また
    は前記電源端子の電位と、接地電位を前記第2の制御信
    号として出力する第2の制御回路とを備えたことを特徴
    とするトランスミション・ゲート回路。
  2. 【請求項2】前記第1の制御回路は、 前記切り替えスイッチにより電源端子に電源電圧が供給
    されている時は、前記第3の制御信号に応じて前記第1
    のノードの電位又は接地電位を前記第1の制御信号とし
    て出力し、第1のMOSトランジスタと第2のMOSト
    ランジスタをオン・才フ制御し、 前記第2の制御回路は、 前記切り替えスイッチにより電源端子に電源電圧が供給
    されている時は、前記第1の制御信号に応じて前記第1
    のノードの電位または前記電源端子の電位と、接地電位
    を前記第2の制御信号として出力し、第3のMOSトラ
    ンジスタをオン・オフ制御し、 前記切り替えスイッチにより電源端子に接地電位又はオ
    ープン端子電位が供給されている時は、前記第3のMO
    Sトランジスタをオン状態にして前記第1のトランジス
    タのバックゲートの電位と第1のノードと前記第1の制
    御信号を同電位にして、前記第1のトランジスタと第2
    のMOSトランジスタのゲートに供給しオフ状態とする
    こと、 を特徴とする請求項1に記載のトランスミッション・ゲ
    ート回路。
  3. 【請求項3】前記第1の制御回路は、 一方の端子には前記第3の制御信号が入力され、他方の
    入力端子には前記切り替えスイッチを介して電源電位ま
    たは接地電位又はオープン端子電位が入力され、電源端
    子には前記第1のノードが接続され、出力を第1のMO
    Sトランジスタと第2のMOSトランジスタのゲートに
    供給する第1の論理ゲートを備え、 前記切り替えスイッチが接地電位又はオープン端子電位
    に切り替えられているとき、前記第1のMOSトランジ
    スタのバックゲート電位を、前記第1の論理ゲートの出
    力に供給し、 前記第2の制御回路は、 前記第1の論理ゲートの出力が入力され、電源端子には
    前記第1のノードまたは前記電源端子が接続され、出力
    を第3のMOSトランジスタのゲートに供給する第2の
    論理ゲートを備え、 前記切り替えスイッチが接地電位又はオープン端子電位
    に切り替えられているとき、接地電位を前記第2の制御
    回路の出力に供給することを特徴とする請求項1又は2
    に記載のトランスミッション・ゲート回路。
  4. 【請求項4】前記第1の制御回路はNANDゲートであ
    り、前記第2の制御回路はインバータであることを特徴
    とする請求項3に記載のトランスミッション・ゲート回
    路。
  5. 【請求項5】前記第1の制御回路は、 複数の入力端子には複数の制御信号が入力され、電源端
    子には前記第1のノードが接続され、出力を第1のMO
    Sトランジスタと第2のMOSトランジスタのゲートに
    供給する第1の論理回路を備え、 一端が前記第1のノードと接続され、他端が前記第1の
    論理回路の出力と接続され、ゲートが前記切り替えスイ
    ッチを介して電源電位又は接地電位又はオープン端子電
    位に接続され、前記切り替えスイッチが接地電位又はオ
    ープン端子電位に切り替えられているとき、前記第3の
    MOSトランジスタを経由して前記第1のノードに伝達
    された前記第1のトランジスタのバックゲート電位を前
    記第1の論理回路の出力に伝達するPチャネル型の第4
    のMOSトランジスタと、 接地電位と前記第1の論理回路の出力との間に設けら
    れ、ゲートが前記切り替えスイッチを介して電源電位又
    は接地電位又はオープン端子電位に接続され、前記切り
    替えスイッチが接地電位又はオープン端子電位に切り替
    えられているとき、接地電位と前記出力とを分離するN
    チャネル型の第5のMOSトランジスタとを備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のトランスミッション
    ・ゲート回路。
  6. 【請求項6】前記第1の制御回路は、 入力端子には制御信号が入力され、電源端子には前記切
    り替えスイッチを介して電源電位が供給され、出力を第
    4の論理ゲートに供給する第3の論理ゲートと、 入力端子には前記出力が入力され、電源端子には前記第
    1のノードが接続され、出力を前記第1のMOSトラン
    ジスタと第2のMOSトランジスタのゲートに供給する
    第4の論理ゲートを備え、 前記切り替えスイッチが接地電位又はオープン端子電位
    に切り替えられているとき、前記第3のMOSトランジ
    スタを経由して前記第1のノードに伝達された前記第1
    のトランジスタのバックゲート電位を前記第4の論理ゲ
    ートの出力に供給することを特徴とする請求項1又は2
    記載のトランスミッション・ゲート回路。
  7. 【請求項7】前記第3の論理ゲート及び第4の論理ゲー
    トは、インバータであることを特徴とする請求項6に記
    載のトランスミッション・ゲート回路。
  8. 【請求項8】前記第1の制御回路は、 複数の入力端子には複数の制御信号が入力され、電源端
    子には前記第1のノードが接続され、出力を前記第1の
    MOSトランジスタと第2のMOSトランジスタのゲー
    トに供給する第2の論理回路と、 入力端子に任意の制御信号が入力され、電源端子には前
    記切り替えスイッチを介して電源電位又は接地電位又は
    オープン端子電位が接続され、出力を前記第2の論理回
    路の入力端子に前記制御信号として供給するインバータ
    とを備え、 前記切り替えスイッチが接地電位又はオープン端子電位
    に切り替えられているとき、前記第3のMOSトランジ
    スタを経由して前記第1のノードに伝達された前記第1
    のトランジスタのバックゲート電位を前記第2の論理回
    路の出力に供給することを特徴とする請求項1又は2記
    載のトランスミッション・ゲート回路。
  9. 【請求項9】前記第1の制御回路は、 複数の入力端子には複数の制御信号が入力され、電源端
    子には前記第1のノードが接続され、出力を第1のMO
    Sトランジスタと第2のMOSトランジスタのゲートに
    供給する第3の論理回路と、 入力端子に任意の制御信号が入力され、電源端子には前
    記切り替えスイッチを介して電源電位又は接地電位又は
    オープン端子電位が接続されたインバータと、 一端が前記第1のノードと接続され、他端が前記第3の
    論理回路の出力と接続され、ゲートが前記インバータの
    出力に接続されたPチャネル型の第6のMOSトランジ
    スタと、 接地電位と前記第3の論理回路の出力との間に設けら
    れ、ゲートが前記インバータの出力に接続されたNチャ
    ネル型の第7のMOSトランジスタとを備え、 前記切り替えスイッチが接地電位又はオープン端子電位
    に切り替えられているとき、前記第3のMOSトランジ
    スタを経由して前記第1のノードに伝達された前記第1
    のトランジスタのバックゲート電位を前記第3の論理回
    路の出力に伝達するとともに、接地電位と前記出力とを
    分離することを特徴とする請求項1又は2記載のトラン
    スミッション・ゲート回路。
  10. 【請求項10】電源端子に電源電圧と、接地電位又は略
    接地電位となるオープン端子電位とを切り換えて供給す
    るスイッチと、 第1の端子と第2の端子との間に一方の端子と他方の端
    子とをそれぞれ接続され、ゲートに第1の制御信号を入
    力されるPチャネル型の第1のMOSトランジスタと、 前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第1のトラ
    ンジスタが導通であるとき、この第1のトランジスタの
    ソースとバックゲートとの間に一方の端子と他方の端子
    とをそれぞれ接続され、ソースとバックゲートとを短絡
    するゲートに第1の制御信号を入力される短絡用のPチ
    ャネル型の第2のMOSトランジスタと、 前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第1のトラ
    ンジスタが非導通であるとき、この第1のトランジスタ
    のバックゲートを電源端子に接続するために、一端が前
    記第1のトランジスタのバックゲートに接続され、他端
    とバックゲートが第1のノードに接続されゲートに第2
    の制御信号を入力される電源端子接続用のPチャネル型
    の第3のMOSトランジスタとを含むボディ効果補償回
    路と、 前記第1のノードにカソードが接続され前記電源端子に
    アノードが接続されたダイオードと、 前記電源端子に接続され、一つ又は複数の入力端子には
    制御信号が入力され、電源端子には前記切り替えスイッ
    チを介して電源電位又は接地電位又はオープン端子電位
    が接続され、出力を前記第2の制御信号として第3のM
    OSトランジスタのゲートに供給する第3の制御回路
    と、 入力端子には前記第3の制御回路の出力が接続され、電
    源端子には前記第1のノードが接続され、出力を前記第
    1の制御信号として第1のMOSトランジスタと第2の
    MOSトランジスタのゲートに供給する第4の制御回路
    と、 前記切り替えスイッチにより電源端子に接地電位又はオ
    ープン端子電位が供給されている時は、前記第3のMO
    Sトランジスタをオン状態にして前記第1のトランジス
    タのバックゲートの電位と第1のノードと前記第1の制
    御信号を同電位にして、前記第1のトランジスタと第2
    のMOSトランジスタのゲートに供給しオフ状態とする
    こと、を特徴とするトランスミッション・ゲート回路。
  11. 【請求項11】前記第3の制御回路は、 前記切り替えスイッチにより電源端子に電源電圧が供給
    されている時は、前記一つ又は複数の制御信号に応じた
    電位を前記第2の制御信号として出力し、第3のMOS
    トランジスタをオン・オフ制御し、 前記第4の制御回路は、 前記切り替えスイッチにより電源端子に電源電圧が供給
    されている時は、前記第2の制御信号に応じた電位を前
    記第1の制御信号として出力し、第1のMOSトランジ
    スタと第2のMOSトランジスタとをオン・オフ制御
    し、 前記切り替えスイッチにより電源端子に接地電位又はオ
    ープン端子電位が供給されている時は、前記第3のMO
    Sトランジスタをオン状態にして前記第1のトランジス
    タのバックゲートの電位と第1のノードと前記第1の制
    御信号を同電位にして、前記第1のトランジスタと第2
    のMOSトランジスタのゲートに供給しオフ状態とする
    こと、を特徴とする請求項10に記載のトランスミッシ
    ョン・ゲート回路。
  12. 【請求項12】前記ダイオードは、ゲート、及び、ドレ
    イン又はソースの一方が前記第1のノードに接続され、
    ドレイン又はソースの他方が前記電源端子に接続され、
    バックゲートが前記第1のノードに接続されたMOSト
    ランジスタであることを特徴とする請求項1ないし11
    のいずれかに記載のトランスミッション・ゲート回路。
  13. 【請求項13】前記ダイオードは、エミッタが前記第1
    のノードに接続され、コレクタが前記電源端子に接続さ
    れ、ベースが前記第1のノードに接続されたnpnバイ
    ポーラ・トランジスタであることを特徴とする請求項1
    ないし11のいずれかに記載のトランスミッション・ゲ
    ート回路。
  14. 【請求項14】前記ダイオードは、ドレイン又はソース
    の一方が前記第1のノードに接続され、ドレイン又はソ
    ースの他方が前記電源端子に接続され、バックゲートが
    前記第1のノードに接続されたPチャネル型の第8のM
    OSトランジスタで構成され、 前記第8のMOSトランジスタのゲートに対し、 前記切り替えスイッチにより電源端子に接地電位又はオ
    ープン端子電位が供給されている時は前記第1のノード
    の電位を供給し、前記切り替えスイッチにより電源電位
    が供給されている時は接地電位を供給するバイアス回路
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれ
    かに記載のトランスミッション・ゲート回路。
  15. 【請求項15】前記バイアス回路は、入力端子に電源端
    子が接続され、電源端子に前記第1のノードが接続さ
    れ、出力が前記第8のMOSトランジスタのゲートに接
    続されたインバータであることを特徴とする請求項14
    に記載のバイアス回路。
  16. 【請求項16】前記ボディ効果補償回路は、 前記第2のMOSトランジスタに対し、Nチャネル型の
    第9のMOSトランジスタを並列接続し、前記第1のM
    OSトランジスタのゲートに前記第2の制御信号を接続
    したCMOSトランスミッション・ゲートを含むことを
    特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載のトラ
    ンスミッション・ゲート回路。
  17. 【請求項17】第1の端子と第2の端子との間に一方の
    端子と他方の端子とをそれぞれ接続され、ゲートに第2
    の制御信号を入力され、Pチャネル型の前記第1のMO
    Sトランジスタと並列接続されるNチャネル型の第10
    のMOSトランジスタと、 前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第10のト
    ランジスタが導通であるとき、この第10のトランジス
    タのソースとバックゲートとの間に一方の端子と他方の
    端子とをそれぞれ接続され、ソースとバックゲートとを
    短絡する、ゲートに第2の制御信号を入力される短絡用
    のNチャネル型の第11のMOSトランジスタと、 前記第10のMOSトランジスタに対し並列接続され、
    バックゲートが前記第1のMOSトランジスタのバック
    ゲートに接続され、ゲートに前記第1の制御信号を接続
    したPチャネル型の第12のMOSトランジスタと、 前記電源端子に電源電圧が供給されかつ前記第10のト
    ランジスタが非導通であるとき、この第10のトランジ
    スタのバックゲートを接地電位に接続するために、一端
    が前記第10のトランジスタのバックゲートに接続さ
    れ、他端とバックゲートが接地電位に接続され、ゲート
    に第1の制御信号を入力される接地電位接続用のNチャ
    ネル型の第12のMOSトランジスタとを含むボディ効
    果補償回路と、を有することを特徴とするトランスミッ
    ション・ゲート回路。
JP10123554A 1998-05-06 1998-05-06 トランスミッション・ゲート回路 Pending JPH11317657A (ja)

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