JPH08324644A - 梱包用緩衝材 - Google Patents

梱包用緩衝材

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Publication number
JPH08324644A
JPH08324644A JP7135204A JP13520495A JPH08324644A JP H08324644 A JPH08324644 A JP H08324644A JP 7135204 A JP7135204 A JP 7135204A JP 13520495 A JP13520495 A JP 13520495A JP H08324644 A JPH08324644 A JP H08324644A
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JP
Japan
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central
cushioning material
base
quadrangular
quadrangular prism
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Application number
JP7135204A
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English (en)
Inventor
Masaoki Matsuura
政興 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittou Deed Co Ltd
Original Assignee
Nittou Deed Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に組み立てることができると共に、緩衝
性に優れた梱包用緩衝材を提供する。 【構成】 梱包用緩衝材10は、一枚の段ボールを折り
曲げることにより形成され、中空状の第一の四角柱状体
12a及び第二の四角柱状体12bと、二つの側面部1
4a,14bと、背面部16と、保持部18とを備え
る。第一の四角柱状体12a(12b)の側面に設けた
第一の溝部64aに側面部14a(14b)の先端部7
4a2 を差し込むことにより、第一及び第二の四角柱状
体12a,12bが固定される。このように、一枚の段
ボールを用いて梱包用緩衝材10を形成したことによ
り、梱包用緩衝材10の作製が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梱包した製品を運搬す
る際に衝撃等からその製品を保護するために用いられる
梱包用緩衝材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばパーソナルコンピュータやプリ
ンタのような精密機械製品は、軽い衝撃を受けただけで
も故障したり性能が低下することがあるため、慎重に取
り扱わなければならない。特に、かかる精密機械製品を
運搬する際には、積み卸し時や搬送中の振動等により、
故障が発生することが多い。このため、このような製品
を運搬等のために梱包する場合には何らかの緩衝材が必
要となる。
【0003】最も一般的な緩衝材は、発泡スチロールや
発泡ポリエチレン等の発泡性緩衝材である。このような
発泡性緩衝材は、軽量且つ安価であり、しかも十分な緩
衝性を有することから広く使用されている。特に、製品
を梱包する場合には、たとえば、いくつかの発泡性緩衝
材を一枚の板状段ボールに接着剤で貼り付けることによ
り立体的に組み立てた梱包用緩衝材が用いられる。かか
る梱包用緩衝材をサイドパッドとして使用するときは、
まず、梱包すべき製品を、その両側から梱包用緩衝材で
挟むようにして、発泡性緩衝材間に嵌め込む。そして、
製品と梱包用緩衝材とが一体となったものを外箱に挿入
して、製品を梱包する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
梱包用緩衝材では、上記のように、接着剤を用いて発泡
性緩衝材を段ボールに貼り付けているため、その組立工
程が煩雑になるという問題があった。また、板状段ボー
ルは一枚では強度が劣るため、たとえば運搬中に衝撃等
を受けたときに、変形してしまうことがある。したがっ
て、かかる従来の梱包用緩衝材では、製品を衝撃等から
確実に保護することができないという問題もあった。
【0005】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、容易に組み立てることができると共に、緩衝性
に優れた梱包用緩衝材を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、外箱の四隅に当接して配置
され、梱包する製品を保持する段ボール製の梱包用緩衝
材であって、前記外箱の一の面に当接する略四角形の中
央基部と、前記中央基部の上方の一辺に連なり、前記一
辺に平行な複数の折り曲げ部で折り曲げて中空状の第一
の四角柱状体に形成される中央上部フラップ部と、前記
中央基部の下方の一辺に連なり、前記一辺に平行な複数
の折り曲げ部で折り曲げて中空状の第二の四角柱状体に
形成される中央下部フラップ部と、前記第一の四角柱状
体を形成したときに前記第一の四角柱状体の前記中央基
部と隣り合う面に形成された第一の溝部と、前記第二の
四角柱状体を形成したときに前記第二の四角柱状体の前
記中央基部と隣り合う面に形成された第二の溝部と、前
記中央上部フラップ部及び前記中央下部フラップ部のう
ちの少なくとも一方に形成された、前記四角柱状体を形
成したときに前記中央基部と対向する面と前記面の先端
方向に隣り合う面とに渡って形成された開口部と、前記
中央基部の両側の辺に連なる二つの側部基部と、前記側
部基部の上方に連なる側部上フラップ部と、前記側部基
部の下方に連なる側部下フラップ部と、前記側部上フラ
ップ部の先端部であって、前記側部基部を前記中央基部
の側方の一辺に沿って折り曲げた後、前記側部上フラッ
プ部を前記第一の四角柱状体に沿って折り曲げ、更に前
記第一の溝部に沿って折り曲げて前記第一の溝部に挿入
される側部上先端部と、前記側部下フラップ部の先端部
であって、前記側部基部を前記中央基部の側方の一辺に
沿って折り曲げた後、前記側部下フラップ部を前記第二
の四角柱状体に沿って折り曲げ、更に前記第二の溝部に
沿って折り曲げて前記第二の溝部に挿入される側部下先
端部と、を具備することを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項1記載の発明において、前記開口部は二つ形
成され、前記二つの開口部間であって前記中央基部と対
向する前記四角柱状体の面に、前記四角柱状体の内側に
折り曲げる内折り曲げ部が形成され、前記中央上部フラ
ップ部及び/又は前記中央下部フラップ部を折り曲げて
中空状の四角柱状体を形成するときに、前記内折り曲げ
部で内側に折り曲げることにより前記二つの開口部間に
位置する領域を前記四角柱状体の内側に折り曲げること
を特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項2記載の発明において、前記二つの開口部
は、略三角形状に形成され、且つ互いの頂部が対向する
ように対称に形成され、前記内折り曲げ部は前記頂部と
前記頂部の間に形成されたものであることを特徴とする
ものである。
【0009】請求項4記載の発明は、外箱の四隅に当接
して配置され、梱包する製品を保持する段ボール製の梱
包用緩衝材であって、前記外箱の一の面に当接する略四
角形の中央基部と、前記中央基部の上方の一辺に連な
り、前記一辺に平行な複数の折り曲げ部で折り曲げて中
空状の第一の四角柱状体に形成される中央上部フラップ
部と、前記中央基部の下方の一辺に連なり、前記一辺に
平行な複数の折り曲げ部で折り曲げて中空状の第二の四
角柱状体に形成される中央下部フラップ部と、前記第一
の四角柱状体を形成したときに前記第一の四角柱状体の
前記中央基部と隣り合う面に形成された第一の溝部と、
前記第二の四角柱状体を形成したときに前記第二の四角
柱状体の前記中央基部と隣り合う面に形成された第二の
溝部と、前記中央上部フラップ部及び前記中央下部フラ
ップ部のうちの少なくとも一方に形成された、前記四角
柱状体を形成したときに前記中央基部と対向する面と前
記面の先端方向に隣り合う面とに渡って形成された二つ
の切り込み部と、前記二つの切り込み部間に位置する領
域を前記四角柱状体の内側に折り曲げることにより形成
される凹部と、前記中央基部の両側の辺に連なる二つの
側部基部と、前記側部基部の上方に連なる側部上フラッ
プ部と、前記側部基部の下方に連なる側部下フラップ部
と、前記側部上フラップ部の先端部であって、前記側部
基部を前記中央基部の側方の一辺に沿って折り曲げた
後、前記側部上フラップ部を前記第一の四角柱状体に沿
って折り曲げ、更に前記第一の溝部に沿って折り曲げて
前記第一の溝部に挿入される側部上先端部と、前記側部
下フラップ部の先端部であって、前記側部基部を前記中
央基部の側方の一辺に沿って折り曲げた後、前記側部下
フラップ部を前記第二の四角柱状体に沿って折り曲げ、
更に前記第二の溝部に沿って折り曲げて前記第二の溝部
に挿入される側部下先端部と、を具備することを特徴と
するものである。
【0010】請求項5記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項1乃至4記載の発明において、前記第一の四
角柱状体と前記第二の四角柱状体とは、互いに対向する
面が当接するように構成されていることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項6記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項1乃至5記載の発明において、前記側部上先
端部の先端は、前記第一の四角柱状体の内面と前記中央
基部とに当接するように形成されていることを特徴とす
るものである。
【0012】請求項7記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項1乃至6記載の発明において、前記側部下先
端部の先端は、前記第二の四角柱状体の内面と前記中央
基部とに当接するように形成されていることを特徴とす
るものである。
【0013】請求項8記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項1乃至7記載の発明において、前記第一の溝
部は前記第一の四角柱状体の略中央部に、また前記第二
の溝部は前記第二の四角柱状体の略中央部に形成されて
いることを特徴とするものである。
【0014】請求項9記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項1乃至7記載の発明において、前記第一の溝
部は前記第一の四角柱状体の中央部から端部にずれた位
置に、また前記第二の溝部は前記第二の四角柱状体の中
央部から端部にずれた位置に形成されていることを特徴
とするものである。
【0015】請求項10記載の発明に係る梱包用緩衝材
は、請求項1乃至9記載の発明において、前記各側部基
部には前記中央基部に連なる辺と対向する辺に舌部が連
なり、前記第一の四角柱状体及び前記第二の四角柱状体
の互いに対向する二つの面と前記舌部とのうち少なくと
も一方に切り欠き部を形成し、前記切り欠き部を用いて
前記舌部を前記四角柱状体の内部に嵌め込むように構成
したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明は前記の構成によって、中央上部フラッ
プ部を折り曲げて第一の四角柱状体を形成すると共に、
中央下部フラップ部を折り曲げて第二の四角柱状体を形
成し、また、側部上フラップ部を第一の四角柱状体に沿
って折り曲げ、側部上フラップ部の側部上先端部を第一
の四角柱状体に形成した第一の溝部に挿入すると共に、
側部下フラップ部を第二の四角柱状体に沿って折り曲
げ、側部下フラップ部の側部下先端部を第二の四角柱状
体に形成した第二の溝部に挿入して、第一の四角柱状体
及び第二の四角柱状体を固定することにより、組み立て
の際には、接着剤や固定器具等を使用する必要がないの
で、梱包用緩衝材をきわめて容易に作製することができ
る。また、たとえば搬送中に外部から振動や衝撃等を受
けた場合、これら振動や衝撃等は段ボールで吸収される
ので、製品を安全に保護することができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の第一実施例について図面を参
照して説明する。図1(a)は本発明の第一実施例であ
る梱包用緩衝材の概略正面図、図1(b)はその梱包用
緩衝材の概略斜視図、図2はその梱包用緩衝材を展開し
た概略平面図、図3はその梱包用緩衝材を用いて製品を
梱包するときの様子を示す概略斜視図である。ここで、
図1(b)では、内部の構造が見えるように、梱包用緩
衝材の側面部の一部を省略して示している。
【0018】図1に示す梱包用緩衝材10は、二つ一組
として使用され、梱包すべき製品をその両側から挟んで
保持するサイドパッドとして用いられるものである。こ
の梱包用緩衝材10は、中空状の第一の四角柱状体12
a及び中空状の第二の四角柱状体12bと、二つの側面
部14a,14bと、背面部16と、製品を嵌め込んで
保持する保持部18とを備えるものである。第一の四角
柱状体12aと第二の四角柱状体12bとは、互いに対
向する面が当接するように構成されている。尚、第一実
施例では、形状が直方体である製品を梱包する場合につ
いて考える。また、かかる製品はその重心位置が偏って
いないとする。
【0019】第一実施例では、梱包用緩衝材10を、図
2に示すような一枚の段ボールを用いて形成している。
この段ボールは、専用の型で打ち抜き等の方法で切断し
て得られる。ここで、図2において示した一点鎖線及び
二点鎖線は、折り曲げが容易に行えるように予め形成し
たミシン目である。このミシン目は、打ち抜きの際に同
時に形成することが可能である。また、二点鎖線は、一
点鎖線とは逆に内側に折り曲げることを示す。以下で
は、一点鎖線を山折り曲げ部(折り曲げ部)、二点鎖線
を谷折り曲げ部(内折り曲げ部)とも称することにす
る。この段ボールを山折り曲げ部、谷折り曲げ部で折り
曲げることにより、図1に示すような梱包用緩衝材10
が得られる。このように、一枚の段ボールを用いて梱包
用緩衝材10を形成したことにより、梱包用緩衝材10
の作製が容易になる。
【0020】梱包用緩衝材10は、図2に示す一枚の段
ボールの状態では、本体部50と、二つの袖部70a,
70bとからなる。本体部50は、略四角形の中央基部
52と、中央基部52の上方の一辺に連なる中央上部フ
ラップ部54(54a,54b,54c)と、中央基部
52の下方の一辺に連なる中央下部フラップ部56(5
6a,56b,56c)とを有する。中央上部フラップ
部54の三つの長方形状部54a,54b,54cが第
一の四角柱状体12aに、中央下部フラップ部56の三
つの長方形状部56a,56b,56cが第二の四角柱
状体12bに対応する。そして、中央基部52が、背面
部16となる。
【0021】袖部70aは、中央基部52の側方の一辺
に連なる側部基部72aと、側部基部72aの上方に連
なる側部上フラップ部74a(74a1 ,74a2
と、側部基部72aの下方に連なる側部下フラップ部7
6a(76a1 ,76a2 )とを有する。また、袖部7
0bも同様に、中央基部52の側方の一辺に連なる側部
基部72bと、側部基部72bの上方に連なる側部上フ
ラップ部74b(74b 1 ,74b2 )と、側部基部7
2bの下方に連なる側部下フラップ部76b(76
1 ,76b2 )とを有する。二つの袖部70a,70
bが、それぞれ側面部14a,14bに対応する。側部
基部72aが左側面となり、側部基部72bが右側面と
なる。そして、側部上フラップ部74aの長方形状部7
4a1 と側部上フラップ部74bの長方形状部74b1
とが上側面となり、側部下フラップ部76aの長方形状
部76a1 と側部下フラップ部76bの長方形状部の7
6b1 とが下側面となる。
【0022】本体部50において、中央上部フラップ部
54の長方形状部54aと長方形状部54bとの境界部
には、二つの略三角形状の開口部62a,62bが形成
される。この開口部62a,62bは、互いの頂部が対
向するように対称に形成され、これらの頂部間を結ぶ二
点鎖線(谷折り曲げ部)は、折り曲げる際に、一点鎖線
(山折り曲げ部)の部分とは異なり、逆に内側に折り曲
げられる。そして、この開口部62a,62bの間にあ
る二つの台形状部58a,58bと、中央下部フラップ
部56の長方形状部56aの一部とが、梱包用緩衝材1
0を組み立てたときに、製品を当接させる面となる。す
なわち、台形状部58a,58b、長方形状部56aの
一部、それに開口部62a,62bの境界線L1 ,L2
が、製品を嵌め込んで保持する保持部18となる。
【0023】長方形状部54c,56cの所定の位置、
ここでは中央の位置には、それぞれ、縦に第一の溝部6
4a、第二の溝部64bが形成される。第一の溝部64
aには、側部上フラップ部74aの側部上先端部74a
2 と、側部上フラップ部74bの側部上先端部74b2
とが差し込まれる。一方、第二の溝部64bには、側部
下フラップ部76aの側部下先端部76a2 と、側部下
フラップ部76bの側部下先端部76b2 とが差し込ま
れる。
【0024】また、側部上先端部74a2 ,74b
2 は、中央上部フラップ部54の山折り曲げ部及び谷折
り曲げ部を折り曲げて第一の四角柱状体12a及び保持
部18を形成したときに、長方形状部54a,54b、
台形状部58a,58b及び中央基部52に内面から当
接するように、略L字型に形成される。すなわち、側部
上先端部74a2 については、端縁S1 が長方形状部5
4bに当接し、端縁S2 が台形状部58bに当接し、端
縁S3 が台形状部58aに当接し、端縁S4 が長方形状
部54aに当接し、端縁S5 が中央基部52に当接す
る。また、側部上先端部74b2 についても同様であ
る。一方、側部下先端部76a2 ,76b2 について
は、中央下部フラップ部56の山折り曲げ部を折り曲げ
て第二の四角柱状体12bを形成したときに、側部下先
端部76a2 ,76b2 の端縁が長方形状部56a,5
6b及び中央基部52に内面から当接するように、側部
下先端部76a2 ,76b2 の長さd1 は長方形状部5
6bの幅d2 と同じにされる。このように、側部上先端
部74a2 ,74b2 の先端が第一の四角柱状体12a
の内面と中央基部52とに当接すると共に、側部下先端
部76a2 ,76b2 の先端が第二の四角柱状体12b
の内面と中央基部52とに当接するように形成したこと
により、側部上先端部74a2 ,74b2 と側部下先端
部76a2 ,76b2 は保持部18を補強する補強材と
しての役割を果たす。
【0025】次に、第一実施例の梱包用緩衝材10の組
み立ての手順について説明する。まず、本体部50をそ
れぞれの山折り曲げ部で山折りに折り曲げて、中空状の
第一の四角柱状体12aと中空状の第二の四角柱状体1
2bを形成する。このとき、台形状部58a,58bの
境界線(谷折り曲げ部)については、谷折りに折り曲げ
ることにより、保持部18も形成する。次に、袖部70
a,70bをそれぞれの山折り曲げ部で折り曲げる。す
なわち、側部基部72a,72bを中央基部52の側方
の一辺に沿って折り曲げた後、側部上フラップ部74
a,74bを第一の四角柱状体12aに沿って折り曲
げ、また、側部下フラップ部76a,76bを第二の四
角柱状体12bに沿って折り曲げる。そして、側部上先
端部74a2 ,74b2 を第一の溝部64aに沿って折
り曲げて第一の溝部64aに差し込み、また、側部下先
端部76a2 ,76b2 を第二の溝部64bに沿って折
り曲げて第二の溝部64bに差し込む。これにより、側
部上先端部74a2 ,74b2 間には第一の溝部64a
で摩擦が生じ、また、側部下先端部76a2 ,76b2
間には第二の溝部64bで摩擦が生じる。このため、第
一の四角柱状体12a及び第二の四角柱状体12bの形
状はしっかりと固定され、図1に示すような梱包用緩衝
材10が得られる。
【0026】また、製品を梱包する場合には、まず、上
記のようにして組み立てられた二つの梱包用緩衝材10
を用意する。そして、梱包すべき製品を、その両側から
梱包用緩衝材10で挟むようにして、保持部18に嵌め
込み、台形状部58a,58b及び長方形状部56aの
一部に当接させる。こうして、図3に示すように、製品
Aと梱包用緩衝材10とが一体となり、この一体となっ
たものを所定の外箱Bに上から挿入することにより、外
箱Bの各角部に梱包用緩衝材10が密着し、製品Aは梱
包用緩衝材10を介して外箱Bの内部で固定される。
【0027】第一実施例の梱包用緩衝材では、一枚の段
ボールを用いて、中央上部フラップ部を折り曲げて第一
の四角柱状体を形成すると共に、中央下部フラップ部を
折り曲げて第二の四角柱状体を形成し、また、側部上フ
ラップ部を第一の四角柱状体に沿って折り曲げ、側部上
フラップ部の側部上先端部を第一の四角柱状体に形成し
た第一の溝部に挿入すると共に、側部下フラップ部を第
二の四角柱状体に沿って折り曲げ、側部下フラップ部の
側部下先端部を第二の四角柱状体に形成した第二の溝部
に挿入して、第一の四角柱状体及び第二の四角柱状体を
固定することにより、組み立ての際には、接着剤や固定
器具等を使用する必要がないので、梱包用緩衝材をきわ
めて容易に作製することができる。また、たとえば搬送
中に外部から振動や衝撃等を受けた場合、これら振動や
衝撃等は段ボールで吸収されるので、製品を安全に保護
することができる。特に、側部上フラップ部の側部上先
端部の先端が第一の四角柱状体の内面と中央基部とに当
接すると共に、側部下フラップ部の側部下先端部の先端
が第二の四角柱状体の内面と中央基部とに当接するよう
に形成したことにより、側部上先端部と側部下先端部に
保持部を補強する役割を果させることができるので、外
部から強い振動や衝撃等を受けた場合でも、梱包用緩衝
材はこれらの振動や衝撃等に十分耐えることができ、緩
衝性をより一層向上させることができる。
【0028】次に、本発明の第二実施例について図面を
参照して説明する。図4は本発明の第二実施例である梱
包用緩衝材の概略斜視図、図5はその梱包用緩衝材を展
開した概略平面図である。ここで、図4では、内部の構
造が見えるように、梱包用緩衝材の側面部の一部を省略
して示している。尚、第二実施例の梱包用緩衝材におい
て、第一実施例と同一の機能を有するものには、同一の
符号を付すことによりその詳細な説明を省略する。
【0029】第二実施例の梱包用緩衝材10aが、第一
実施例のものと異なる点は、図5に示すように、袖部7
0aの側部基部72aに、中央基部52に連なる辺と対
向する辺に連なる舌部78aを設け、また、袖部70b
の側部基部72bに、中央基部52に連なる辺と対向す
る辺に連なる舌部78bを設けた点である。この舌部7
8a,78bにはそれぞれ切り欠き部82a,82bが
形成されている。そして、舌部78a,78bの形状等
は、それぞれ開口部62aの境界線L1 の形状、開口部
62bの境界線L2 の形状に合わせて形成される。ま
た、本体部50の長方形状部54aには、長方形状部5
4bと隣接する位置に切り欠き部66,66を形成し、
本体部50の長方形状部56aには、長方形状部56b
と隣接する位置に切り欠き部68,68を形成してい
る。
【0030】第二実施例の梱包用緩衝材10aを組み立
てる場合には、まず、本体部50をそれぞれの山折り曲
げ部で山折りに折り曲げて、中空状の第一の四角柱状体
12aと中空状の第二の四角柱状体12bを形成する。
このとき、台形状部58a,58bの境界線(谷折り曲
げ部)については、谷折りに折り曲げることにより、保
持部18も形成する。次に、側部基部72a,72bを
中央基部52の側方の一辺に沿って折り曲げた後、舌部
78a,78bを折り曲げて、第一の四角柱状体12a
及び第二の四角柱状体12bの互いに対向する二つの面
に形成された切り欠き部66,68と、舌部78aの切
り欠き部82a及び舌部78bの切り欠き部82bとが
嵌合するように、舌部78a,78bを第一及び第二の
四角柱状体12a,12bの内部に両側から挿入する。
その後、側部上フラップ部74a,74bを第一の四角
柱状体12aに沿って折り曲げ、また、側部下フラップ
部76a,76bを第二の四角柱状体12bに沿って折
り曲げる。そして、側部上先端部74a2 ,74b2
第一の溝部64aに沿って折り曲げて第一の溝部64a
に差し込み、また、側部下先端部76a2 ,76b2
第二の溝部64bに沿って折り曲げて第二の溝部64b
に差し込む。こうして、第一の四角柱状体12a及び第
二の四角柱状体12bの形状はしっかりと固定され、図
4に示すような梱包用緩衝材10aが得られる。
【0031】第二実施例の梱包用緩衝材では、各側部基
部には中央基部に連なる辺と対向する辺に舌部が連な
り、第一の四角柱状体及び第二の四角柱状体の互いに対
向する二つの面と舌部とに切り欠き部を形成し、これら
の切り欠き部を用いて舌部を第一及び第二の四角柱状体
の内部に嵌め込むように構成したことにより、この舌部
を挿入した部分を二重構造にすることができるので、こ
の部分の強度を向上させることができる。しかも、舌部
を第一及び第二の四角柱状体に両側から挿入したことに
より、側部上先端部を第一の溝部に挿入し、側部下先端
部を第二の溝部に挿入したことと相まって、梱包用緩衝
材のすべての側面をしっかりと固定することができるの
で、梱包用緩衝材の捩じれを確実に防止することができ
る。尚、その他の効果は、上記第一実施例のものと同様
である。
【0032】また、本発明者等は、第二実施例の梱包用
緩衝材について圧縮強さ試験を行った。その結果、かか
る梱包用緩衝材は、約612kg重の荷重に耐えられる
ことがわかった。従来の緩衝材は、一般に、約300k
g重の荷重までしか耐えられないことを考えると、第二
実施例の梱包用緩衝材は、その二倍の荷重に耐えること
ができ、したがって、十分な強度を有することが確認さ
れた。
【0033】次に、本発明の第三実施例について図面を
参照して説明する。図6は本発明の第三実施例である梱
包用緩衝材の概略斜視図、図7はその梱包用緩衝材を展
開した概略平面図である。ここで、図6では、内部の構
造が見えるように、梱包用緩衝材の側面部の一部を省略
して示している。尚、第三実施例の梱包用緩衝材におい
て、第二実施例と同一の機能を有するものには、同一の
符号を付すことによりその詳細な説明を省略する。
【0034】第三実施例では、梱包すべき製品の重心位
置が偏っている場合を考える。ここでは、製品A1 が図
6に示すような外形を有し、製品A1 の重心が左側に偏
っているとする。第三実施例の梱包用緩衝材10bが、
上記第二実施例のものと異なる点は、図7に示すよう
に、本体部50の長方形状部54cに形成する第一の溝
部64aの位置と、本体部50の長方形状部56cに形
成する第二の溝部64bの位置とを、製品の重心が偏っ
ている側にずらした点である。これに伴い、袖部70
a,70bにおいて、側部上フラップ部74a,74b
の長方形状部74a 1 ,74b1 の長さ、及び側部下フ
ラップ部76a,76bの長方形状部76a 1 ,76b
1 の長さを変えている。また、本体部50の長方形状部
54a,54bには、上記第二実施例における開口部6
2a,62bの代わりに、製品の形状に合わせた一つの
開口部62cを形成している。そして、本体部50の長
方形状部56a,56bにも、一つの開口部62dを形
成している。さらに、第三実施例では、図6に示すよう
に、第一の四角柱状体12aと第二の四角柱状体12b
との間に間隔を設けている。このため、袖部70aの舌
部78aには、本体部50の切り欠き部66,68に対
応して、二つの切り欠き部82a1 ,82a2 を形成し
ている。同様に、袖部70bの舌部78bにも、二つの
切り欠き部82b 1 ,82b2 を形成している。尚、第
三実施例の梱包用緩衝材10bは、上記第二実施例のも
のと同様にして組み立てることができる。
【0035】第三実施例の梱包用緩衝材では、製品の重
心位置が偏っている場合に、第一の溝部を第一の四角柱
状体の中央部から製品の重心が偏っている側の位置に、
そして、第二の溝部を前記第二の四角柱状体の中央部か
ら製品の重心が偏っている側の位置に形成したことによ
り、側部上フラップ部の側部上先端部と側部下フラップ
部の側部下先端部を製品の重心の近くに配置することが
できる。このため、製品は側部上先端部と側部下先端部
によってバランスよく支持されるので、製品の重心位置
が偏っている場合でも、製品を安定して保持することが
できる。その他の効果は、上記第二実施例のものと同様
である。
【0036】次に、本発明の第四実施例について図面を
参照して説明する。図8は本発明の第四実施例である梱
包用緩衝材の概略斜視図、図9はその梱包用緩衝材を展
開した概略平面図である。ここで、図8では、内部の構
造が見えるように、梱包用緩衝材の一の側面部を省略し
て示している。尚、第四実施例の梱包用緩衝材におい
て、第二実施例と同一の機能を有するものには、同一の
符号を付すことによりその詳細な説明を省略する。
【0037】第四実施例の梱包用緩衝材10cが、第二
実施例のものと異なる点は、図9に示すように、第二実
施例における開口部62a,62bの代わりに、二つの
切り込み部63a1 ,63a2 を形成した点である。こ
れらの切り込み部63a1 ,63a2 は、図9におい
て、中央上部フラップ部54の長方形状部54aと長方
形状部54bとに渡って縦に形成される。そして、二つ
の切り込み部63a1 ,63a2 は、長さが同じで左右
対称な位置に形成される。また、第四実施例では、中央
下部フラップ部56の長方形状部56aと長方形状部5
6bとの境界部においても、二つの切り込み部63
1 ,63b2 を形成している。この二つの切り込み部
63b1 ,63b2 も、長さが同じで左右対称な位置に
形成される。切り込み部63a1 ,63a2 の間にある
長方形状部59a1 と長方形状部59a 2 との境界線
(谷折り曲げ部)、及び、切り込み部63b1 ,63b
2 の間にある長方形状部59b1 と長方形状部59b2
との境界線(谷折り曲げ部)は、折り曲げる際に、山折
り曲げ部の部分とは異なり、逆に内側に折り曲げられ
る。そして、これらの長方形状部59a1 ,59a2
59b1 ,59b2 が、図8に示すように、梱包用緩衝
材10cを組み立てたときに、製品を当接させる面、す
なわち凹部となる。
【0038】かかる梱包用緩衝材10cは、第二実施例
のものと同様にして組み立てることができる。そして、
第四実施例の梱包用緩衝材は、第二実施例のものと同様
の効果を奏する。
【0039】尚、本発明は、上記の各実施例に限定され
るものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
央上部フラップ部を折り曲げて第一の四角柱状体を形成
すると共に、中央下部フラップ部を折り曲げて第二の四
角柱状体を形成し、また、側部上フラップ部を第一の四
角柱状体に沿って折り曲げ、側部上フラップ部の側部上
先端部を第一の四角柱状体に形成した第一の溝部に挿入
すると共に、側部下フラップ部を第二の四角柱状体に沿
って折り曲げ、側部下フラップ部の側部下先端部を第二
の四角柱状体に形成した第二の溝部に挿入して、第一の
四角柱状体及び第二の四角柱状体を固定することによ
り、組み立ての際には、接着剤や固定器具等を使用する
必要がないので、きわめて容易に作製することができ、
また、たとえば搬送中に外部から振動や衝撃等を受けた
場合、これら振動や衝撃等は段ボールで吸収されるの
で、製品を安全に保護することができる梱包用緩衝材を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施例である梱包用緩衝
材の概略正面図、(b)はその梱包用緩衝材の概略斜視
図である。
【図2】その梱包用緩衝材を展開した概略平面図であ
る。
【図3】その梱包用緩衝材を用いて製品を梱包するとき
の様子を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の第二実施例である梱包用緩衝材の概略
斜視図である。
【図5】その梱包用緩衝材を展開した概略平面図であ
る。
【図6】本発明の第三実施例である梱包用緩衝材の概略
斜視図である。
【図7】その梱包用緩衝材を展開した概略平面図であ
る。
【図8】本発明の第四実施例である梱包用緩衝材の概略
斜視図である。
【図9】その梱包用緩衝材を展開した概略平面図であ
る。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c 梱包用緩衝材 12a 第一の四角柱状体 12b 第二の四角柱状体 14a,14b 側面部 16 背面部 18 保持部 50 本体部 52 中央基部 54 中央上部フラップ部 54a,54b,54c 長方形状部 56 中央下部フラップ部 56a,56b,56c 長方形状部 58a,58b 台形状部 59a1 ,59a2 ,59b1 ,59b2 長方形状
部 62a,62b,62c,62d 開口部 63a1 ,63a2 ,63b1 ,63b2 切り込み
部 64a 第一の溝部 64b 第二の溝部 66,68 切り欠き部 70a,70b 袖部 72a,72b 側部基部 74a,74b 側部上フラップ部 74a1 ,74b1 長方形状部 74a2 ,74b2 側部上先端部 76a,76b 側部下フラップ部 76a1 ,76b1 長方形状部 76a2 ,76b2 側部下先端部 78a,78b 舌部 82a,82b,82a1 ,82a2 ,82b1 ,82
2 切り欠き部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱の四隅に当接して配置され、梱包す
    る製品を保持する段ボール製の梱包用緩衝材であって、 前記外箱の一の面に当接する略四角形の中央基部と、前
    記中央基部の上方の一辺に連なり、前記一辺に平行な複
    数の折り曲げ部で折り曲げて中空状の第一の四角柱状体
    に形成される中央上部フラップ部と、前記中央基部の下
    方の一辺に連なり、前記一辺に平行な複数の折り曲げ部
    で折り曲げて中空状の第二の四角柱状体に形成される中
    央下部フラップ部と、 前記第一の四角柱状体を形成したときに前記第一の四角
    柱状体の前記中央基部と隣り合う面に形成された第一の
    溝部と、前記第二の四角柱状体を形成したときに前記第
    二の四角柱状体の前記中央基部と隣り合う面に形成され
    た第二の溝部と、前記中央上部フラップ部及び前記中央
    下部フラップ部のうちの少なくとも一方に形成された、
    前記四角柱状体を形成したときに前記中央基部と対向す
    る面と前記面の先端方向に隣り合う面とに渡って形成さ
    れた開口部と、 前記中央基部の両側の辺に連なる二つの側部基部と、前
    記側部基部の上方に連なる側部上フラップ部と、前記側
    部基部の下方に連なる側部下フラップ部と、 前記側部上フラップ部の先端部であって、前記側部基部
    を前記中央基部の側方の一辺に沿って折り曲げた後、前
    記側部上フラップ部を前記第一の四角柱状体に沿って折
    り曲げ、更に前記第一の溝部に沿って折り曲げて前記第
    一の溝部に挿入される側部上先端部と、前記側部下フラ
    ップ部の先端部であって、前記側部基部を前記中央基部
    の側方の一辺に沿って折り曲げた後、前記側部下フラッ
    プ部を前記第二の四角柱状体に沿って折り曲げ、更に前
    記第二の溝部に沿って折り曲げて前記第二の溝部に挿入
    される側部下先端部と、 を具備することを特徴とする梱包用緩衝材。
  2. 【請求項2】 前記開口部は二つ形成され、前記二つの
    開口部間であって前記中央基部と対向する前記四角柱状
    体の面に、前記四角柱状体の内側に折り曲げる内折り曲
    げ部が形成され、前記中央上部フラップ部及び/又は前
    記中央下部フラップ部を折り曲げて中空状の四角柱状体
    を形成するときに、前記内折り曲げ部で内側に折り曲げ
    ることにより前記二つの開口部間に位置する領域を前記
    四角柱状体の内側に折り曲げることを特徴とする請求項
    1記載の梱包用緩衝材。
  3. 【請求項3】 前記二つの開口部は、略三角形状に形成
    され、且つ互いの頂部が対向するように対称に形成さ
    れ、前記内折り曲げ部は前記頂部と前記頂部の間に形成
    されたものであることを特徴とする請求項2記載の梱包
    用緩衝材。
  4. 【請求項4】 外箱の四隅に当接して配置され、梱包す
    る製品を保持する段ボール製の梱包用緩衝材であって、 前記外箱の一の面に当接する略四角形の中央基部と、前
    記中央基部の上方の一辺に連なり、前記一辺に平行な複
    数の折り曲げ部で折り曲げて中空状の第一の四角柱状体
    に形成される中央上部フラップ部と、前記中央基部の下
    方の一辺に連なり、前記一辺に平行な複数の折り曲げ部
    で折り曲げて中空状の第二の四角柱状体に形成される中
    央下部フラップ部と、 前記第一の四角柱状体を形成したときに前記第一の四角
    柱状体の前記中央基部と隣り合う面に形成された第一の
    溝部と、前記第二の四角柱状体を形成したときに前記第
    二の四角柱状体の前記中央基部と隣り合う面に形成され
    た第二の溝部と、前記中央上部フラップ部及び前記中央
    下部フラップ部のうちの少なくとも一方に形成された、
    前記四角柱状体を形成したときに前記中央基部と対向す
    る面と前記面の先端方向に隣り合う面とに渡って形成さ
    れた二つの切り込み部と、前記二つの切り込み部間に位
    置する領域を前記四角柱状体の内側に折り曲げることに
    より形成される凹部と、 前記中央基部の両側の辺に連なる二つの側部基部と、前
    記側部基部の上方に連なる側部上フラップ部と、前記側
    部基部の下方に連なる側部下フラップ部と、 前記側部上フラップ部の先端部であって、前記側部基部
    を前記中央基部の側方の一辺に沿って折り曲げた後、前
    記側部上フラップ部を前記第一の四角柱状体に沿って折
    り曲げ、更に前記第一の溝部に沿って折り曲げて前記第
    一の溝部に挿入される側部上先端部と、前記側部下フラ
    ップ部の先端部であって、前記側部基部を前記中央基部
    の側方の一辺に沿って折り曲げた後、前記側部下フラッ
    プ部を前記第二の四角柱状体に沿って折り曲げ、更に前
    記第二の溝部に沿って折り曲げて前記第二の溝部に挿入
    される側部下先端部と、 を具備することを特徴とする梱包用緩衝材。
  5. 【請求項5】 前記第一の四角柱状体と前記第二の四角
    柱状体とは、互いに対向する面が当接するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至4記載の梱包用
    緩衝材。
  6. 【請求項6】 前記側部上先端部の先端は、前記第一の
    四角柱状体の内面と前記中央基部とに当接するように形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至5記載の梱
    包用緩衝材。
  7. 【請求項7】 前記側部下先端部の先端は、前記第二の
    四角柱状体の内面と前記中央基部とに当接するように形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至6記載の梱
    包用緩衝材。
  8. 【請求項8】 前記第一の溝部は前記第一の四角柱状体
    の略中央部に、また前記第二の溝部は前記第二の四角柱
    状体の略中央部に形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至7記載の梱包用緩衝材。
  9. 【請求項9】 前記第一の溝部は前記第一の四角柱状体
    の中央部から端部にずれた位置に、また前記第二の溝部
    は前記第二の四角柱状体の中央部から端部にずれた位置
    に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7記載
    の梱包用緩衝材。
  10. 【請求項10】 前記各側部基部には前記中央基部に連
    なる辺と対向する辺に舌部が連なり、前記第一の四角柱
    状体及び前記第二の四角柱状体の互いに対向する二つの
    面と前記舌部とのうち少なくとも一方に切り欠き部を形
    成し、前記切り欠き部を用いて前記舌部を前記四角柱状
    体の内部に嵌め込むように構成したことを特徴とする請
    求項1乃至9記載の梱包用緩衝材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112460A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Carton Parts Center:Kk 梱包部材
JP2009161246A (ja) * 2008-01-04 2009-07-23 Premier Image Technology China Ltd 包装箱

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