JPH0880937A - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JPH0880937A
JPH0880937A JP6242350A JP24235094A JPH0880937A JP H0880937 A JPH0880937 A JP H0880937A JP 6242350 A JP6242350 A JP 6242350A JP 24235094 A JP24235094 A JP 24235094A JP H0880937 A JPH0880937 A JP H0880937A
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plate
wall
flap
lid
packaging box
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Toshio Tanaka
利夫 田中
Tomohisa Kumagai
知久 熊谷
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Rengo Co Ltd
Sony Corp
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Rengo Co Ltd
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 段ボール板を折曲げて組立てて成る包装箱に
衝撃吸収能を付与し、これによって発泡スチロール樹脂
のクッションを用いることなく商品の包装を行ない得る
ようにした包装箱を提供することを目的とする。 [構成] 段ボール板によって組立てられる直方体状の
包装箱であって、互いに対向する側壁12、14の上端
にそれぞれ折曲げ線を介して一対のフラップ43、44
を設け、一方のフラップ44には水平な第1の上面板5
3と、第1の内側壁58と、内底壁59と、直立する当
接板64とをそれぞれ設け、上記第1の内側壁58と内
底壁59と当接板64とによって構成される凹部内に物
品を収納し、さらに他方の側壁12に設けられている他
方のフラップ43によって第2の上面板51と、第2の
内側壁52とを形成し、その内側に付属品を収納するよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は包装箱に係り、とくに単
一の連続する段ボール板から組立てられて好適な包装箱
に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)プレーヤ等
の小型の電子機器を包装して物流に供する場合に、従来
は例えば図14に示すような包装を行なうようにしてい
た。すなわち発泡スチロール樹脂から成る成形容器1を
用意し、この成形容器1内にCDプレーヤ2、ACアダ
プタ3、接続コード4等を収納するとともに、さらに成
形容器1を個装箱5内に収納するようにしていた。
【0003】別の包装形態としては、図15に示すよう
に、発泡スチロール樹脂から成る成形容器1内にCDプ
レーヤ2を収納するとともに、成形容器1とは別に付属
品ケース6を用意し、このケース6内にACアダプタ、
ヘッドホン等の付属品を収納するようにしていた。そし
て成形容器1と付属品ケース6とを個装箱5内に収納す
るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】CDプレーヤ等の小型
電子機器を外部からの衝撃から保護するために用いられ
る発泡スチロール樹脂の成形容器1やその他のプラスチ
ック系材料から成る包装容器はゴミ公害の原因物質をな
し、あるいはまた環境汚染の原因となっている。このた
めにこのような包装用容器を紙を材料とする包装用容器
に切換えることが要請されている。
【0005】また従来のこのような構造の容器によれ
ば、包装のための容器の種類が多く、これによって包装
コストが増大するとともに、包装のための作業工数も多
くかかるという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、ゴミ公害や環境汚染の原因となること
が防止されるとともに、包装のための部品点数を削減し
て包装作業の工数の低減を図り得るようにした包装箱を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、4側壁の下端
に底壁を形成した箱体の互いに対向する一対の側壁の上
端に、それぞれ折曲げ線を介してフラップを連設し、一
方のフラップを屈曲してこのフラップが連設されている
側壁の上端から対向する反対側の側壁の上端に向ってほ
ぼ水平に延びる第1の上面板と、この第1の上面板の先
端部から連設され、底壁に向って延びる第1の内側壁
と、この第1の内側壁の下端部に連設され、底壁から離
間した状態で配される内底壁と、内底壁の端部に連設さ
れ、下端が底壁に達した状態で起立する当接板とを順次
設け、これに対して他方のフラップには、このフラップ
を屈曲してこのフラップが連設されている側壁の上端か
ら対向する反対側の側壁の上端に向ってほぼ水平に延び
る第2の上面板と、この第2の上面板の先端から連設さ
れ、底壁に向って延びるとともに、当接板と接するよう
に配される第2の内側壁とをそれぞれ連設するようにし
たものである。
【0008】上記一方のフラップによって形成される凹
部であって、第1の内側壁と、内底壁と、第2の内側壁
とによって構成される凹部には物品が収納されてよい。
また他方のフラップが連設されている側壁と、第2の上
面板と、第2の内側壁とによって囲まれる空間には必要
に応じて付属品が収納されてよい。
【0009】上記一対のフラップが設けられていない他
の一対の側壁の上端にそれぞれ蓋板と内蓋とを連設する
とともに、これらの蓋板と内蓋とによって上部開口を閉
塞することにより、上部開口を閉塞する部分が2重構造
になる。また蓋板と内蓋の先端部にそれぞれ折曲げ可能
に係止片を連設し、これらの係止片を内蓋および蓋板が
連設されている側板の内側に重合わされるように挿入し
て蓋板と内蓋とをそれぞれ係止することによって、フラ
ップが設けられていない一対の側壁の内側にそれぞれ係
止片が位置し、これによってこれらの側壁と係止片とに
よって2重構造になる。
【0010】
【作用】一方のフラップが形成されている側壁に対して
加わる衝撃は、この側壁と、第1の上面板と、第1の内
側壁とによって構成される衝撃吸収空間で吸収される。
また他方のフラップが形成されている側壁に加わる衝撃
は、上記側壁と、第2の上面板と、第2の内側壁とによ
って囲まれる衝撃吸収空間で吸収される。また底部に加
わる衝撃は、底壁と、この底壁に対して所定の空間を有
して配されている内底壁との間に形成される衝撃吸収空
間によって吸収される。
【0011】上記一対のフラップがそれぞれ設けられて
いない他の一対の側壁に加わる衝撃は、蓋板および内蓋
の先端部にそれぞれ係止片を設けておくことによって、
これらの係止片とフラップが設けられていない側壁との
2重構造によって吸収することが可能になる。また上部
開口をフラップが設けられていない一対の側壁の上端に
それぞれ設けられている蓋板と内蓋とによって閉塞する
ようにすると、上方からの衝撃が蓋板と内蓋の2重構造
によって吸収されることになる。
【0012】
【実施例】図1〜図6によって第1の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の包装箱を組立てる段
ボール板10を展開して示している。この段ボール板1
0は包装箱の4側壁すなわち4枚の側板11、12、1
3、14を備え、これらが折曲げ線15を介して互いに
折曲げ可能に連結されている。また左側の側板11には
折曲げ線16を介して接合片17が連設されている。
【0013】側板11、13の下端側にはそれぞれ折曲
げ線21を介して底壁を構成する底板22、23がそれ
ぞれ折曲げ可能に連設されている。これに対して側板1
2、14の下端側には折曲げ線24を介して同様に底壁
を構成する補助底板25が折曲げ可能に連設されてい
る。また底板22、23の右下側にはそれぞれ斜めの折
曲げ線26を介して接合部27が連設されており、この
接合部27が隣接する補助底板25に糊付けされるよう
になっており、折曲げ線26のところで底板22、23
を折曲げると、この包装箱を偏平に折畳むことができる
ようになっている。
【0014】側板11の上端側には折曲げ線31を介し
て蓋板32が連設されている。これに対して側板13の
上端側には折曲げ線31を介して内蓋33が連設されて
いる。また蓋板32の先端部には折曲げ線34を介して
係止片35が連設され、内蓋33の先端部には折曲げ線
34を介して係止片36が連設されている。そして係止
片36の根元部分には半円形の切込み37が形成されて
いる。内蓋33の根元部分には折曲げ線31に沿って係
合孔38が形成され、この係合孔38内に蓋板32の先
端側の係止片35を挿入するようにしている。
【0015】側板12の上端側には折曲げ線42を介し
てフラップ43が連設されている。また側板14の上端
側には折曲げ線42を介してフラップ44が形成されて
いる。なおフラップ44の方がフラップ43よりも長さ
方向の寸法が大きくなっている。
【0016】側板12の上端側のフラップ43は横方向
に延びる折曲げ線45を備えており、この折曲げ線45
の基端側に第2の上面板51が、先端側に第2の内側壁
52が形成されている。そしてこの折曲げ線45と交差
するように切込み46、47、48が形成されている。
また図面中点線で示す折曲げ線49、50が上記切込み
46、47間、あるいは47、48間に形成されてい
る。
【0017】次に側板14側のフラップ44には横方向
に延びる折曲げ線54およびこの折曲げ線54と平行な
一対の折曲げ線55が形成されている。そして互いに平
行な一対の折曲げ線55の中央部にはコ字状の切込み5
6が形成されるとともに、切込み56内においては折曲
げ線55が欠如されている。そしてこれらの切込み56
によって互いに対向するように突片57が形成されてい
る。そしてフラップ44によって第1の上面板53、第
1の内側壁58、内底壁59、および当接板64が形成
されている。
【0018】次に以上のような構成になる段ボール板1
0によって図2に示すような包装箱を組立てる動作につ
いて説明する。折曲げ線15のところで側板11〜14
を互いに折曲げるとともに、接合片17を反対側の側板
14の端部に糊付けして接合する。そして底部開口を底
板22、23および補助底板25によって閉じるように
する。この場合において底板22、23の接合部27を
補助底板25に糊付けして折畳み可能な底壁を形成す
る。これによって図2に示すように上部が開口になって
いる直方体状の包装箱が組立てられる。
【0019】そしてこの後に図3に示すように、フラッ
プ43を内側へ折曲げる。すなわち折曲げ線42のとこ
ろでこのフラップ43を内側へ折曲げて第2の上面板5
1を水平にするとともに、折曲げ線45のところでフラ
ップ43を直角に折曲げ、第2の内側壁52を直立させ
る。さらに切込み46、47、48によって折曲げ線4
9、50間の部分をそれぞれ内側へ折曲げる。そして側
板12、第2の上面板51、第2の内側壁52によって
囲まれる空間の内側にACアダプタ60を収納する。
【0020】この後にフラップ44を内側へ折曲げる。
すなわち折曲げ線42のところでフラップ44を折曲げ
て第1の上面板53を水平にするとともに、折曲げ線5
4によって第1の内側壁58をこの包装箱の内側へ折曲
げ、さらに一対の平行な折曲げ線55のところを折曲げ
てこのフラップ44の内底壁59を底板22、23と平
行になるようにする。すなわちこのときに切込み56に
よって形成される突片57の先端部を底板22、23の
上面に当接させ、フラップ44の互いに平行な折曲げ線
55間の内底壁59の部分が底板22、23と平行にし
かも所定の空間を隔てて配するようにする。そしてフラ
ップ44の内底壁59上に図4に示すようにCDプレー
ヤ61を配する。そしてそのときにフラップ44の内底
壁59の下側および第1の内側壁58の側部の空間には
図6に示すようにマニュアル62および接続コード63
をそれぞれ収納するようにしてもよい。
【0021】このようにしてCDプレーヤ61、ACア
ダプタ60、マニュアル62、接続コード63等を収納
した状態で、図5に示すように内蓋33をまず折曲げ線
31のところで折曲げ、係止片36を側板11の内側に
挿入するとともに、その後に蓋板32を内蓋33の上側
に折曲げ、係止片35を挿入孔38を通して側板13の
内側に挿入する。これによってCDプレーヤ61を段ボ
ール板10から成る包装箱によって包装することが可能
になる。
【0022】このように本実施例に係る包装箱は1枚の
段ボール板10から構成され、4つの側板11〜14を
有するとともに、上部が開口になっている包装箱におい
て、側板12の上端に連設されているフラップ43に切
込み46〜48と折曲げ線45、49を設けるようにし
ている。そして側板12の内側にACアダプタ60を収
納した後にフラップ43を折込み、切込み46、47、
48の間の折曲げ線49、50を内側に折込んでACア
ダプタ60を固定している。
【0023】また側板14の上端に連設されているフラ
ップ44に折曲げ線54、55および突片57を設け、
包装箱内に折込んだ後に第1の内側壁58と内底壁59
と当接板64とによって構成される凹部内にCDプレー
ヤ61を収納するようにしている。フラップ44の下部
についてはACアダプタ60以外の部品、例えばマニュ
アル62や接続コード63の収納スペースとなる。この
ようにして一体の包装箱としてCDプレーヤ61に必要
な部品をCDプレーヤ61と一緒に総て収納できる構造
としたものである。
【0024】このような包装形態によれば、とくにフラ
ップ44によって形成される第1の内側壁58と内底壁
59と当接板64とによって囲まれる凹部上に収納され
ているCDプレーヤ61は、とくにその下方からの衝撃
を、底板22、23とフラップ44の内底壁59とによ
って形成される空間によって吸収する。また上部の衝撃
は蓋板32と内蓋33の2重構造によって吸収する。ま
た図6中左方からの衝撃は、ACアダプタ60を収納し
ているフラップ43の第2の上面板51と第2の内側壁
52によって形成される衝撃吸収空間で吸収する。また
右方からの衝撃は、接続コード63を収納しているフラ
ップ44の第1の上面板53と第1の内側壁58によっ
て形成される衝撃吸収空間で吸収する。
【0025】また前面側からの衝撃は、側板13と蓋板
32の係止片35の2重構造によって吸収される。また
背面側からの衝撃は内蓋33の係止片36と側板11と
によって吸収される。すなわちこの包装箱内に収納され
たCDプレーヤ61は、その6面の総ての方向からの衝
撃が衝撃吸収空間あるいは段ボール板を2層以上に積層
して形成される衝撃吸収部によって保護されることにな
り、CDプレーヤ61を外部からの衝撃から確実に保護
することが可能になる。
【0026】次に上記実施例の変形例を図7および図8
によって説明する。この変形例の特徴は、蓋板32に連
設されている係止片35の先端部に折曲げ線66をを介
して折曲げ片67を形成するとともに、内蓋33の先端
部に折曲げ線34を介して連設されている係止片36の
先端部に折曲げ線66を介して折曲げ片67を連設し、
これらの折曲げ片67によって係止片35、36を2重
構造にしていることである。さらに内蓋33にはコ字状
の切込み68を形成するとともに、この切込み68の根
元部分を折曲げ線69で結ぶようにし、これによって折
返し片70が内蓋33の内側に重なるようにしている。
【0027】このような構成によれば、とくに蓋板32
の先端部に形成されている係止片35に折曲げ片67が
形成されているために、前面側からの衝撃が側板13、
係止片35、折曲げ片67の3重構造の衝撃吸収部によ
って吸収されることになる。同様に背面側からの衝撃に
ついては、側板11、係止片36、折曲げ片67の3重
構造の衝撃吸収部によって吸収されることになる。また
上方からの衝撃は、蓋板32、内蓋33、および折返し
片70の3重構造の衝撃吸収部によって吸収される。従
ってこのような構成によれば、とくに段ボール板を積層
して成る衝撃吸収部の衝撃吸収能がより改善されること
になる。
【0028】次に第2の実施例を図9〜図11によって
説明する。図9はこの実施例の包装箱を組立てるための
段ボール板75を展開して示したものであって、この段
ボール板75はその中央部に底壁を構成する底板76を
備えている。底板76の上下の部分にはそれぞれ折曲げ
線77を介して前面側側板78と背面側側板79とが連
設されている。これに対して底板76の両側には折曲げ
線80を介して左側側板81と右側側板82とがそれぞ
れ連設されている。
【0029】前面側側板78の先端側には互いに平行な
2本の折曲げ線85を介して折返し片86が連設される
とともに、この折返し片86の先端側に突片87が連設
されている。そして突片87を受ける係合孔88が底板
76と側板78との境界部にある折曲げ線77に沿って
形成されている。
【0030】これに対して背面側側板79の上端には折
曲げ線89を介して蓋板90が連設されている。そして
この蓋板90の先端部に折曲げ線91を介して係止片9
2が折曲げ可能に連設されている。
【0031】左右の側板81、82の両側にはそれぞれ
折曲げ線96を介して折込み板97が折曲げ可能に連設
されている。これらの折込み板97の先端側であってそ
の下端にはそれぞれ突片98が形成されている。そして
側板78と重合される折込み板97の突片98は係合孔
88に挿入されて係止されるとともに、側板79の内側
に折込まれる折込み板97の突片98は係合孔99に挿
入されて係止されるようになっている。
【0032】左側側板81の先端部には折曲げ線102
を介して第2のフラップ103が連設されている。この
フラップ103には横方向に折曲げ線104が連設され
るとともに、この折曲げ線104によって第2の上面板
108と第2の内側壁109とが形成されている。また
フラップ103の両側には側縁に沿って切込み105が
形成され、しかも切込み105と側縁との間には横方向
に延びる折曲げ線106、107が形成されている。
【0033】右側の側板82の先端部には互いに平行な
2本の折曲げ線111が形成されるとともに、これらの
折曲げ線111よりも先端側にはフラップ112が形成
されている。そして第1のフラップ112には一対の台
形状をなす切込み113が互いに対向するように形成さ
れ、しかもこれらの切込み113の終端から延びるよう
に折曲げ線114が形成されている。切込み113の内
側の領域が突片115を形成している。そしてフラップ
112によって第1の上面板110、第1の内側壁11
6、内底壁117、および当接板118が形成されてい
る。
【0034】次に以上のような構成になる段ボール板7
5によって組立てられる包装箱について説明する。図1
0に示すように、底板76に対して4枚の側板78、7
9、81、82をそれぞれ折曲げ線77、80のところ
で折曲げる。そして側板81、82の両側に設けられて
いる折込み板97を折曲げ線96のところで折曲げ、側
板78、79の内側に重合わせるとともに、これらの折
込み板97の突片98を係合孔88、99に挿入して係
止する。次いで折曲げ線85によって折返し片86を内
側に折曲げ、折込み板97の内側に重合わせるととも
に、突片87を係合孔88内に挿入して係止し、両側の
折込み板97を側板78と折返し片86とで挟着して保
持する。
【0035】次に折曲げ線102のところでフラップ1
03を折曲げるとともに、このフラップ103の横方向
に延びる折曲げ線104によってこのフラップ103で
形成される第2の上面板108と第2の内側壁109と
によって図11に示すように衝撃吸収空間を形成する。
しかも両側に側縁に沿って形成されている切込み105
および折曲げ線106、107を用いて両端を内側に折
込んでこのフラップ103内に収納される付属品の位置
決め固定を行なうようにする。
【0036】次に側板82の先端部に一対の折曲げ線1
11を介して連設されているフラップ112をこの包装
箱の内側に折曲げるとともに、折曲げ線114のところ
でこのフラップ112を折曲げ、一対の突片115を底
板76に対して垂直に立て、これによって両側の折曲げ
線114間においてフラップ112の内側壁117が底
板76との間に所定のスペースを有するようにし、第1
の内側壁116と内底壁117と当接板118とによっ
て凹部を形成するとともに、その底部側に衝撃吸収空間
を形成する。またこのフラップ112の第1の内側壁1
16によって包装箱の右側であって側板82の内側の部
分にも衝撃吸収空間が形成される。
【0037】このような包装箱内には、上記フラップ1
03および112の内側あるいは下側にそれぞれ付属品
を収納するとともに、フラップ112によって形成され
る凹部内の内底壁117の上に主たる商品を収納する。
そしてこの後に蓋板90を折曲げ線89のところで折曲
げて閉じ、係止片92によってこの蓋板90の係止を行
なう。
【0038】このような包装箱によれば、底部からの衝
撃は底板76とフラップ112の内底壁117との間に
形成される衝撃吸収空間で吸収される。また左方からの
衝撃はフラップ103の第2の上面板108と第2の内
側壁109によって形成される衝撃吸収空間で吸収され
る。また右方からの衝撃は、フラップ112の第1の上
面板110と第1の内側壁116によって形成される衝
撃吸収空間で吸収される。
【0039】前方からの衝撃は、側板78、折込み板9
7、折返し片86の3重構造の衝撃吸収部によって吸収
される。また背面側からの衝撃は側板79、折込み板9
7の2重構造の衝撃吸収部によって吸収される。すなわ
ち1重構造の蓋板90によって衝撃を受けなければなら
ない上部以外については、衝撃吸収空間または2層以上
の構造の衝撃吸収部によって衝撃が吸収される。従って
このような包装箱は、とくに上部からあまり大きな衝撃
が加わらない場合に内部の商品を十分に保護できるよう
になる。
【0040】次に第2の実施例の変形例を図12および
図13によって説明する。この変形例は側板79の上端
に互いに平行な一対の折曲げ線119を介して折返し片
120を連設するようにしたものである。そして折返し
片120の先端部に突片121を形成するようにしてい
る。
【0041】また左側のフラップ103については、互
いに平行な3本の切込み124、125、126をそれ
ぞれ形成するとともに、これらの切込み124〜126
を横切るように折曲げ線127〜131を形成するよう
にしている。
【0042】従ってこの包装箱は蓋板を備えず、背面側
についても前面側と同じ構造を有している。すなわち両
側の側板81、82の先端に折曲げ線96を介して連設
されている折込み板97を背面側側板79と折返し片1
20とによって挟着して保持するようにしている。従っ
て上部は開放されたままの状態になるものの、背面側に
ついては、背面側側板79、折込み板97、および折返
し片120の3重構造によって衝撃を吸収することが可
能になり、前面側と同様の衝撃吸収部となる。
【0043】またフラップ103は3本の切込み124
〜126および折曲げ線127〜130によって内側へ
その長さ方向に中央部が折曲げられることになり、これ
によってこのフラップ103の第2の上面板108と第
2の内側壁109の内側に収納される付属品の固定を図
るようにしている。
【0044】このような包装箱内には、図13に示すよ
うに、フラップ112の第1の内側壁116、内底壁1
17、当接板118によって形成される凹部内に例えば
CDプレーヤ61が収納される。なおその付属品につい
ては、フラップ103の第2の内側壁109の内側、ま
たはフラップ112の第1の内側壁116の内側に収納
されてよい。そして上部開口が開放されたままでこのよ
うな包装箱はさらに外装箱を構成する個装箱134内に
収納される。従ってこのような包装形態は、とくに上部
からの衝撃が加わらない場合に好適なものとなる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、包装箱の互いに
対向する側壁の上端にそれぞれ折曲げ線を介して一対の
フラップを連設し、一方のフラップにはこのフラップが
連設されている側壁の上端から対向する反対側の側壁の
上端に向ってほぼ水平に延びる第1の上面板と、この第
1の上面板の先端部に連設され、底壁に向って延びる第
1の内側壁と、底壁から離間した状態で底壁とほぼ平行
に配されている内底壁と、内底壁の先端部に連設され、
下端が底壁に達した状態で起立する当接板とをそれぞれ
形成し、これに対して他方のフラップには、このフラッ
プが連設されている側壁の上端から対向する反対側の側
壁の上端に向ってほぼ水平に延びる第2の上面板と、こ
の第2の上面板の先端部に連設され、底壁に向って延び
るとともに、当接板と接するように配される第2の内側
壁とをそれぞれ連設するようにしたものである。
【0046】従って本発明によれば、一方のフラップが
設けられている側板に加わる衝撃が、このフラップが設
けられている側板と、第1の上面板と、第1の内側壁と
によって形成される衝撃吸収空間によって吸収されるこ
とになる。また他方のフラップが設けられている側板に
加わる衝撃は、この側板と、第2の上面板と、第2の内
側壁とによって囲まれる衝撃吸収空間で吸収される。ま
た底壁に加わる衝撃は、底壁と、この底壁に対して離間
した状態で配されている内底壁とによって形成される衝
撃吸収空間で吸収される。従って発泡スチロール樹脂等
の特別な緩衝手段を用いることなく、包装箱それ自体の
有する構造によって3方からの衝撃が吸収される。従っ
てとくに第1の内側壁と、内底壁と、第2の内側壁とに
よって構成される凹部内に収納されている物品が衝撃か
ら保護されることになる。
【0047】他方のフラップが連設されている側壁と、
第2の上面板と、第2の内側壁によって囲まれる空間に
付属品を収納することによって、衝撃吸収空間を利用し
て付属品の収納保持を行なうことが可能になり、これに
よって合理的な包装が達成される。
【0048】フラップが設けられていない一対の側壁の
上端にそれぞれ蓋板と内蓋とを連設し、蓋板と内蓋とに
よって上部開口を閉塞することによって、上部開口の閉
塞手段を2重構造とすることが可能になる。このような
2重構造の閉塞手段によって上部からの衝撃が吸収さ
れ、内部に収納された物品の保護が図られる。
【0049】フラップが設けられていない一対の側壁の
上端にそれぞれ設けられている蓋板と内蓋の先端部にそ
れぞれ係止片を折曲げ可能に連設し、これらの係止片が
内蓋および蓋板が連設されている側板の内側に重合わさ
れるように挿入されて蓋板および内蓋をそれぞれ係止す
ると、フラップが設けられていない側壁と係止片とによ
って2重構造とすることができる。従ってフラップが設
けられていない側壁側からの衝撃を係止片を重合わせて
2重構造とした側壁で吸収することが可能になり、これ
らの方向からの衝撃から内部に収納された物品を保護す
ることが可能なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の包装箱を組立てる段ボール板の
展開平面図である。
【図2】組立てられた包装箱の外観斜視図である。
【図3】フラップの折込みを示す外観斜視図である。
【図4】商品の収納を示す外観斜視図である。
【図5】封止動作を示す外観斜視図である。
【図6】包装箱の縦断面図である。
【図7】変形例の包装箱を組立てる段ボール板の展開平
面図である。
【図8】組立てられた包装箱の斜視図である。
【図9】第2の実施例の包装箱を組立てる段ボール板の
展開平面図である。
【図10】同包装箱の外観斜視図である。
【図11】組立てられた包装箱を封止する動作を示す外
観斜視図である。
【図12】変形例の包装箱を組立てる段ボール板の展開
平面図である。
【図13】組立てられた包装箱の斜視図である。
【図14】従来の包装箱を示す分解斜視図である。
【図15】別の従来の包装箱を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 段ボール板 11〜14 側板 15、16 折曲げ線 17 接合片 21 折曲げ線 22、23 底板 24 折曲げ線 25 補助底板 26 折曲げ線 27 接合部 31 折曲げ線 32 蓋板 33 内蓋 34 折曲げ線 35、36 係止片 37 半円形の切込み 38 挿入孔 42 折曲げ線 43、44 フラップ 45 折曲げ線 46〜48 切込み 49、50 折曲げ線 51 第2の上面板 52 第2の内側壁 53 第1の上面板 54、55 折曲げ線 56 切込み 57 突片 58 第1の内側壁 59 内底壁 60 ACアダプタ 61 CDプレーヤ 62 マニュアル 63 接続コード 64 当接板 66 折曲げ線 67 折曲げ片 68 切込み 69 折曲げ線 70 折返し片 75 段ボール板 76 底板 77 折曲げ線 78 前面側側板 79 背面側側板 80 折曲げ線 81 左側側板 82 右側側板 85 折曲げ線 86 折返し片 87 突片 88 係合孔 89 折曲げ線 90 蓋板 91 折曲げ線 92 係止片 96 折曲げ線 97 折込み板 98 突片 99 係合孔 102 折曲げ線 103 フラップ 104 折曲げ線 105 切込み 106、107 折曲げ線 108 第2の上面板 109 第2の内側壁 110 第1の上面板 111 折曲げ線 112 フラップ 113 切込み 114 折曲げ線 115 突片 116 第1の内側壁 117 内底壁 118 当接板 119 折曲げ線 120 折返し片 121 突片 124〜126 切込み 127〜131 折曲げ線 134 個装箱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4側壁の下端に底壁を形成した箱体の一方
    の互いに対向する一対の側壁の上端に、それぞれ折曲げ
    線を介してフラップを連設し、 一方のフラップに、該一方のフラップを屈曲して、側壁
    の上端から対向する反対側の側壁の上端に向ってほぼ水
    平に延びる第1の上面板と、 前記第1の上面板の先端から連設され、前記底壁に向っ
    て延びる第1の内側壁と、 前記第1の内側壁の下端部に連設され、前記底壁から離
    間した状態に配される内底壁と、 前記内底壁の先端部に連設され、下端が前記底壁に達し
    て起立する当接板とを順次設け、 他方のフラップに、該他方のフラップを屈曲して側壁の
    上端から対向する反対側の側壁の上端に向ってほぼ水平
    に延びる第2の上面板と、 前記第2の上面板の先端部から連設され、前記底壁に達
    するとともに、前記当接板と接する第2の内側壁とを設
    けて成る包装箱。
  2. 【請求項2】他方の互いに対向する側壁の上端にそれぞ
    れ蓋板と内蓋とが連設され、前記蓋板と前記内蓋とによ
    って上部開口が閉塞されるようになっていることを特徴
    とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 【請求項3】前記蓋板と前記内蓋の先端部にそれぞれ係
    止片が折曲げ可能に連設され、該係止片が前記内蓋およ
    び前記蓋板が連設されている側壁の内側に重合わされる
    ように挿入されて前記蓋板および内蓋をそれぞれ係止す
    ることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
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