JP3199655B2 - 緩衝体及び収納箱 - Google Patents

緩衝体及び収納箱

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JP3199655B2
JP3199655B2 JP02200897A JP2200897A JP3199655B2 JP 3199655 B2 JP3199655 B2 JP 3199655B2 JP 02200897 A JP02200897 A JP 02200897A JP 2200897 A JP2200897 A JP 2200897A JP 3199655 B2 JP3199655 B2 JP 3199655B2
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守蔵 佐光
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株式会社クラウン・パッケージ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝体に関するも
のであり、特に、箱体に物品を収納する場合の緩衝体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より物品を箱体に収納する場合に
は、その物品を保護するために緩衝体を用いている。つ
まり、物品と箱体の間に緩衝体を介在させて該物品を保
護するようにしている。例えば、従来からの緩衝体とし
ては、発泡スチロール等が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記発泡スチ
ロールにより形成された緩衝体の場合には、1種類の形
状の物品にしか対応できず、異なる形状、大きさの物品
についてそれぞれ箱体に収納しようとする場合には、そ
れぞれに形状、大きさに応じた緩衝体を用意しなければ
ならない。また、発泡スチロールにより形成された緩衝
体の場合には、リサイクルや焼却ができないという問題
がある。
【0004】そこで、本発明は、異なる形状、大きさの
物品に対応することができる緩衝体であって、リサイク
ルや焼却が容易となる緩衝体を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、緩衝
体であって、物品を載置する底面板部と、該底面板部の
相対する側から連設された一対の折畳み部であって、山
折りの折れ線と谷折りの折れ線とが交互に設けられて折
畳み可能に形成され、上記底面板部上を伸縮する折畳み
部と、該底面板部から折れ線を介して連設され、立設状
態の立設板部と、上記立設板部から折れ線を介して連設
され、上記一対の折畳み部の少なくとも一部の上に設け
られる上面板部と、を有することを特徴とする。この第
1の構成の緩衝体においては、上記折畳み部が上記底面
板部上に設けられるので、底面板部上に載置される物品
の大きさに応じて上記折畳み部が伸縮して両側から確実
に押さえることができ、異なる形状、大きさの物品に対
応することができる。また、上面板部により上記折畳み
部がガイドされる。
【0006】た、第には、上記第の構成におい
て、緩衝体が、さらに、上記上面板部から折れ線を介し
て連設された外側板部であって、上記折畳み部に沿って
設けられた外側板部を有することを特徴とする。よっ
て、この外側板部により折り畳み部を左右方向にもガイ
ドすることができる。
【0007】また、第には、緩衝体であって、略T字
状を呈する底面板部で、略長方形状を呈する幅広部と、
該幅広部の一辺の略中央から直角方向に延設された幅狭
部とを有する底面板部と、該底面板部における略T字状
の上辺から延設された折畳み部で、山折りの折れ線と谷
折りの折れ線とが交互に設けられて折畳み可能に形成さ
れ、上記底面板部の幅広部上を伸縮する第1折畳み部
と、該底面板部における略T字状の下辺から延設された
第2折畳み部で、山折りの折れ線と谷折りの折れ線とが
交互に設けられて折畳み可能に形成され、上記底面板部
の幅狭部上を伸縮する第2折畳み部と、上記底面板部に
おける幅狭部の相対する辺の少なくとも一部から折れ線
を介して上記底面板部と略直角方向に連設された一対の
内側板部と、上記内側板部から折れ線を介して連設さ
れ、上記一対の折畳み部の少なくとも一部の上に設けら
れる上面板部と、上記上面板部から折れ線を介して連設
された外側板部であって、上記折畳み部に沿って設けら
れた外側板部と、を有することを特徴とする。この第
の構成の緩衝体においては、上記底面板部上に収納空間
が形成されるので、この収納空間に物品を収納する。該
物品は、上記第1折畳み部と第2折り畳み部が伸縮する
ことにより両側から押さえられるので、該物品を確実に
固定することができる。この第1折り畳み部と第2折畳
み部とは、上記上面板部や外側板部によりガイドされ
る。
【0008】また、第には、上記第1から第までの
いずれかの構成において、緩衝体が段ボール材で形成さ
れていることを特徴とする。よって、焼却やリサイクル
を容易に行なうことができる。
【0009】また、第には、収納箱であって、上記第
1から第までのいずれかの構成の緩衝体と、該緩衝体
を収納する箱体とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく緩衝体A
は、図1に示されるように、全体に略筐状を呈し、底面
板部10と、内側板部20、30と、上面板部22、3
2と、折畳み部14、18を有している。この内側板部
20、30、折畳み部14、18で囲まれるスペースに
より収納部S1が構成される。
【0011】ここで、上記緩衝体Aの展開状態を図2を
使用して説明する。図2において、基本的には、実線は
外周線ないしは切込み線を示し、一点鎖線は山折り線を
示し、二点鎖線は谷折り線を示すものとする。まず、図
2に示すように、底面板部10は略T状を呈し、X方向
の幅が幅広で略長方形状の幅広部10aとX方向の幅が
幅狭で略長方形状の幅狭部10bとを有している。
【0012】また、上記底面板部10の上辺からは、緩
衝板部14dが折れ線を介して連設されている。この緩
衝板部14dは略長方形状を呈している。また、該緩衝
板部14dの上辺からは緩衝板部14cが折れ線を介し
て連設されている。この緩衝板部14cは略長方形状を
呈し、上記緩衝板部14dと略同大同形状となってい
る。また、該緩衝板部14cの上辺からは緩衝板部14
bが折れ線を介して連設されている。この緩衝板部14
bは略長方形状を呈し、上記緩衝板部14c、14dと
略同大同形状となっている。さらに、該緩衝板部14b
の上辺からは緩衝板部14aが折れ線を介して連設され
ている。この緩衝板部14aは略長方形状を呈し、上記
緩衝板部14b、14c、14dと略同大同形状となっ
ている。このように、緩衝板部14a〜14dは1枚の
長方形状に折れ線を形成することにより形成されてい
る。この緩衝板部14a、14b、14c、14dによ
り折畳み部14が形成される。この折畳み部14には、
山折りの折れ線と谷折りの折れ線とが交互に設けられて
いる。この折畳み部14は、上記第1折畳み部として機
能する。なお、この折畳み部14は、緩衝板部14a〜
14dの4つの緩衝板部により形成されるが、2つ以上
であれば任意である。
【0013】また、上記底面板部10の下辺からは、緩
衝板部18aが折れ線を介して連設されている。この緩
衝板部18aは略長方形状を呈し、上記緩衝板部14d
と略同大同形状となっている。また、該緩衝板部18a
の下辺からは緩衝板部18bが折れ線を介して連設され
ている。この緩衝板部18bは略長方形状を呈し、上記
緩衝板部18aと略同大同形状となっている。また、該
緩衝板部18bの下辺からは緩衝板部18cが折れ線を
介して連設されている。この緩衝板部18cは略長方形
状を呈し、上記緩衝板部18a、18bと略同大同形状
となっている。また、該緩衝板部18cの下辺からは緩
衝板部18dが折れ線を介して連設されている。この緩
衝板部18dは略長方形状を呈し、上記緩衝板部18
a、18b、18cと略同大同形状となっている。ま
た、該緩衝板部18dの下辺からは緩衝板部18eが折
れ線を介して連設されている。この緩衝板部18eは略
長方形状を呈し、上記緩衝板部18a、18b、18
c、18dと略同大同形状となっている。さらに、該緩
衝板部18eの下辺からは緩衝板部18fが折れ線を介
して連設されている。この緩衝板部18fは略長方形状
を呈し、上記緩衝板部18a、18b、18c、18
d、18eと略同大同形状となっている。
【0014】このように、緩衝板部18a〜18fは1
枚の長方形状に折れ線を形成することにより形成されて
いる。この緩衝板部18a、18b、18c、18d、
18e、18fにより折畳み部18が形成される。この
折畳み部18には、山折りの折れ線と谷折りの折れ線と
が交互に設けられている。この折畳み部18は、上記第
2折畳み部として機能する。なお、この折畳み部18
は、緩衝板部18a〜18fの6つの緩衝板部により形
成されるが、2つ以上であれば任意である。
【0015】また、上記底面板部10の幅狭部10bの
右辺の一部からは、内側板部20が折れ線を介して連設
されている。この内側板部20は略長方形状を呈してい
る。なお、この内側板部20の上辺と底面板部10とは
切込みによって区画されている。
【0016】また、上記内側板部20の右辺からは、上
面板部22が折れ線を介して連設されている。この上面
板部22は略鉤状を呈し、略長方形状に略長方形状の切
欠きを設けた形状を呈している。また、上面板部22に
は略円形の開口部22aが設けられている。この開口部
22aは成型の際に位置決めに使用するものである。
【0017】さらに、該上面板部22の右辺からは、略
長方形状の外側板部24が折れ線を介して連設されてい
る。この外側板部24のY方向の長さは上記上面板部2
2の右側のY方向の幅と略同一であり、鉤状、すなわ
ち、略長方形状に略長方形状の切欠きを設けた形状の板
材に折れ線を形成して上面板部22と外側板部24とを
形成している。なお、底面板部10と緩衝板部18aと
内側板部20と上面板部22とに囲まれるように略長方
形状の切欠き40が設けられている。
【0018】また、上記底面板部10の幅狭部10bの
左辺の一部からは、内側板部30が折れ線を介して連設
されている。この内側板部30は略長方形状を呈し、上
記内側板部20と略同大同形である。なお、この内側板
部30の上辺と底面板部10とは切込みによって区画さ
れている。
【0019】また、上記内側板部30の左辺からは、上
面板部32が折れ線を介して連設されている。この上面
板部32は略鉤状を呈し、略長方形状に略長方形状の切
欠きを設けた形状を呈し、上記上面板部22と略対称形
状となっている。また、上面板部32には略円形の開口
部32aが設けられている。この開口部32aは成型の
際に位置決めに使用するものである。
【0020】さらに、該上面板部32の左辺からは、略
長方形状の外側板部34が折れ線を介して連設されてい
る。この外側板部34のY方向の長さは上記上面板部3
2の上側のY方向の幅と略同一であり、鉤状、すなわ
ち、略長方形状に略長方形状の切欠きを設けた形状の板
材に折れ線を形成して上面板部32と外側板部34とを
形成している。なお、底面板部10と緩衝板部18aと
内側板部30と上面板部32とに囲まれるように略長方
形状の切欠き42が設けられている。また、上記内側板
部20、30は、上記立設板部としても機能する。
【0021】次に、上記構成の緩衝体Aの製造工程につ
いて説明する。まず、図2に示す展開状態の緩衝体Aを
段ボール材から型抜きして形成する。折れ線の箇所につ
いては、折り曲げやすくするため罫線を付しておくのが
好ましい。段ボール材としては両面段ボール材が好まし
い。特に、Eフルートの両面段ボール材が好ましい。な
お、段ボール材でなくても他の紙材でもよい。段ボール
材の段の方向は図2の円内に示す通りである。つまり、
段ボール材の段の方向は、折畳み部14、18の伸縮の
方向と平行になっている。
【0022】次に、型抜き形成した段ボール材を組み立
てる。すなわち、内側板部20、30、上面板部22、
32、外側板部24、34を折り曲げて、内側板部2
0、30を底面板部10に対して直角に立設させるとと
もに、上面板部22、32を底面板部10に平行とし、
さらに、外側板部24、34を上面板部22、32に対
して直角になるようにする。これと同時に、折畳み部1
4、18とを折れ線に沿って折り曲げて底面板部10側
に折り返して上記折畳み部14、18を底面板部10と
上面板部22、32間に配置させる。つまり、上記底面
板部10は上記折畳み部14、18の下に設けられ、上
記上面板部22、32は上記折畳み部14、18の上に
設けられる。すると、外側板部24、34は、折畳み部
14、18に沿って両側から挟むような形となる。以上
のようにして上記の緩衝体Aを製造する。
【0023】次に、上記構成の緩衝体Aを収納する箱体
について説明する。箱体Bは、図3に示すように構成さ
れ、外側板部50、60、70等、上面板部64、74
−1、74−2、84、蓋板部54、突出板部56、突
起部78等を有している。この箱体Bは内部に収納部S
2を有している。
【0024】ここで、上記箱体Bを図4を使用して説明
する。図4において、基本的には、実線は外周線ないし
は切込み線を示し、一点鎖線は山折り線を示し、二点鎖
線は谷折り線を示すものとする。まず、外側板部50は
横長の略長方形状を呈している。また、該外側板部50
の下辺からは折れ線を介して底面板部52が連設されて
いる。また、上記外側板部50の上辺からは蓋板部54
が折れ線を介して連設され、また、該蓋板部54の上辺
からは横長長方形状の突出板部56が折れ線を介して連
設されている。この蓋板部54と突出板部56間には略
コ字状の切込み57aと半円形状の切欠き57bとが設
けられている。また、上記外側板部50の左辺からは糊
代部58が折れ線を介して連設されている。
【0025】また、上記外側板部50の右辺からは略長
方形状の外側板部60が折れ線を介して連設されてい
る。また、該外側板部60の下辺からは略台形形状の底
面板部62が折れ線を介して連設されている。また、該
外側板部60の上辺からは略細長長方形状の上面板部6
4が折れ線を介して連設され、また、該上面板部64の
上辺からは略長方形状の内側板部66が折れ線を介して
連設されている。この内側板部66のY方向の長さは、
外側板部60のY方向の長さと略同一である。また、内
側板部66の上辺からは略細長長方形状の補強板部68
が折れ線を介して連設されている。つまり、上記上面板
部64、内側板部66、補強板部68は略方形状の部材
に折れ線を形成することにより形成されている。なお、
上記上面板部64、内側板部66、補強板部68は、蓋
板部54とは所定の間隔を以て設けられている。
【0026】また、上記外側板部60の右辺からは外側
板部70が折れ線を介して連設されている。この外側板
部70は、略凹状を呈している。また、該外側板部70
の下辺からは折れ線を介して底面板部72が連設されて
いる。また、該外側板部70の左右の上辺の両側からは
上面板部74−1、74−2が連設されている。この上
面板部74−1、74−2は略細長長方形状を呈してい
る。また、上記上面板部74−1、74−2の上辺から
は内側板部76が連設されている。この内側板部76は
略凹状を呈している。なお、上記上面板部74−1、内
側板部76は上記上面板部64、内側板部66、補強板
部68とは所定の間隔を介して設けられている。また、
外側板部70の上辺の溝状部分からは突起部78が連設
されている。この突起部78は略逆U字状を呈してお
り、外側板部70、内側板部76の一部に切込み79a
を設けることにより形成される。なお、この突起部78
には折れ線が形成されている。
【0027】また、上記外側板部70の右辺からは外側
板部80が折れ線を介して連設されている。この外側板
部80は略長方形状を呈し、上記外側板部60と略同一
同形となっている。また、外側板部80の下辺からは略
台形形状の底面板部82が折れ線を介して連設されてい
る。また、該外側板部80の上辺からは略細長長方形状
の上面板部84が折れ線を介して連設され、また、該上
面板部84の上辺からは略長方形状の内側板部86が折
れ線を介して連設されている。この内側板部86のY方
向の長さは、外側板部80のY方向の長さと略同一であ
る。また、内側板部86の上辺からは略細長長方形状の
補強板部88が折れ線を介して連設されている。つま
り、上記上面板部84、内側板部86、補強板部88は
略方形状の部材に折れ線を形成することにより形成され
ている。なお、上記上面板部84、内側板部86、補強
板部88は、内側板部76、上面板部74−2とは所定
の間隔を以て設けられている。
【0028】次に、上記構成の箱体Bの製造工程につい
て説明する。まず、図4に示す展開状態の箱体Bを段ボ
ール材から型抜きして形成する。折れ線の箇所について
は、折り曲げやすくするため罫線を付しておくのが好ま
しい。段ボール材としては両面段ボール材が好ましい。
特に、Eフルートの両面段ボール材が好ましい。なお、
段ボール材でなくても他の紙材でもよい。
【0029】次に、型抜き形成した段ボール材を組み立
てる。つまり、糊代部58の図4における裏面に接着剤
を塗布し外側板部80の図4における表面と接着させる
とともに、折れ線に沿って折り曲げる。例えば、箱体B
の底面部においては、底面板部52、72の突起部52
a、72aを互いに他方の底面板部の下に差し込み、底
面板部62、82はそれぞれ底面板部52、72の突起
部52b、72bの下に位置するようにして該突起部5
2b、72bと接着する。すると、箱体Bの底面は、組
立て完了後には図5に示すようになる。また、上記各内
側板部は外側板部と平行に該外側板部の内側に位置する
ことになる。
【0030】また、上記緩衝体Aを上記箱体B内に収納
した状態を示すと、図6に示すようになり、緩衝体Aが
箱体B内に形成される収納空間に丁度納まるようになっ
ている。つまり、該収納空間おける大きさについて説明
すると、幅は緩衝体Aの外側板部34、24のY方向の
長さ(図2参照)と略同一であり、奥行は緩衝板部14
d、18a等のX方向の長さ(図2参照)と略同一であ
り、高さは、収納物品が該収納物品の収納時に該緩衝体
Aよりも突出してもよいように、外側板部24、34の
高さ、すなわち、X方向の長さ(図2参照)よりも大き
くなっている。つまり、緩衝体Aの平面視の形状及び大
きさが上記収納空間と平面視の形状及び大きさと略同一
となっている。
【0031】なお、上記箱体Bの蓋を閉める場合には、
突出板部56を内側板部76の内側に接するように差し
込み、その後、上記切込み57aにより形成される挿通
部に突起部78を挿入する。すると、箱体Bの外観は図
7に示すように構成される。
【0032】次に、上記構成の緩衝体A及び箱体Bの使
用状態について説明する。緩衝体Aには図1に示すよう
に収納部S1が形成されるので、この収納部S1に収納
物品を収納する。例えば、図8に示すように、収納物品
Mを収納する。この図8、図9に示す収納物品Mはスプ
レーガンのヘッド部の例を示すものである。この収納部
S1は、横長の横長収納部S1−1と縦長の縦長収納部
S1−2とからなり、該ヘッド部の横長の頂部が該横長
収納部S1−1に収納され、該ヘッド部の縦長の部分が
該縦長収納部S1−2に収納されている。その際折畳み
部14、18は段ボール材に折れ線を設けることにより
蛇腹状になっているので、折畳み部14、18は、収納
される物品の大きさに応じて底面板部10上を伸縮し、
収納物品Mを確実に両側から押さえることができる。特
に、段ボール材の段の方向が図2の円内に示すようにな
っているので、折畳み部14、18の伸長しようとする
力を強く得ることができる。また、折畳み部14、18
における折れ線には、ミシン目を入れるよりは単に折れ
線とした方が伸縮性がよい。
【0033】つまり、収納物品Mの横長収納部S1−1
に収納される部分のY方向の長さが長い場合には、折畳
み部14が短く折畳められ、逆に、短い場合には、折畳
み部14が長く伸びて確実に収納物品Mの頂部を押さえ
ることができる。また、収納物品Mの縦長収納部S1−
2に収納される部分のY方向の長さが長い場合には、折
畳み部18が短く折畳められ、逆に、短い場合には、折
畳み部18が長く伸びて確実に収納物品Mの基部を押さ
えることができる。なお、上記折畳み部14、18は、
底面板部10、上面板部22、32、外側板部24、3
4によりガイドされているので、Y方向に伸縮する以外
に移動することはない。
【0034】また、収納物品Mの収納状態においては、
収納物品Mは、Y方向(図8参照)からの衝撃に対して
は折畳み部14、16の緩衝機能により保護され、ま
た、X方向(図8参照)からの衝撃に対しては内側板部
20、30、上面板部22、32、外側板部24、34
の緩衝機能により保護されることになる。また、Z方向
(図8参照)からの衝撃に対しては、上面板部22、3
2や底面板部10により保護される。収納物品Mを収納
した緩衝体Aは上記箱体Bに収納されることになる。
【0035】本発明に基づく請求項1に記載の緩衝体及
びこれを利用した請求項に記載の収納箱によれば、底
面板部上に載置される物品の大きさに応じて上記折畳み
部が伸縮して両側から確実に押さえることができ、異な
る形状、大きさの物品に対応することができる。また、
上面板部により上記折畳み部がガイドされる。
【0036】た、請求項に記載の緩衝体及びこれを
利用した請求項に記載の収納箱によれば、外側板部に
より折り畳み部を左右方向にもガイドすることができ
る。
【0037】また、請求項に記載の緩衝体及びこれを
利用した請求項に記載の収納箱によれば、収納される
物品は、上記第1折畳み部と第2折り畳み部が伸縮する
ことにより両側から押さえられるので、該物品を確実に
固定することができ、異なる形状、大きさの物品に対応
することができる。この第1折り畳み部と第2折畳み部
とは、上記上面板部や外側板部によりガイドされる。ま
た、請求項に記載の緩衝体及びこれを利用した請求項
に記載の収納箱によれば、緩衝体が段ボール材で形成
されているので、焼却やリサイクルを容易に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく緩衝体の構成を示す図
であり、(a)は斜め上方から視認した斜視図であり、
(b)は斜め下方から視認した斜視図である。
【図2】本発明の実施例に基づく緩衝体の展開図であ
る。
【図3】本発明の実施例に基づく箱体の斜視図である。
【図4】本発明の実施例に基づく箱体の展開図である。
【図5】本発明の実施例に基づく箱体の底面図である。
【図6】緩衝体を箱体に収納した状態を示す斜視図であ
る。
【図7】箱体を閉じた状態を示す斜視図である。
【図8】緩衝体の使用状態を示す斜視図である。
【図9】図8のP−P断面図である。
【符号の説明】
A 緩衝体 B 箱体 M 収納物品 10 底面板部 10a 幅広部 10b 幅狭部 14、18 折畳み部 14a〜14d、18a〜18f 緩衝板部 20、30 内側板部 22、32 上面板部 24、34 外側板部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を載置する底面板部と、 該底面板部の相対する側から連設された一対の折畳み部
    であって、山折りの折れ線と谷折りの折れ線とが交互に
    設けられて折畳み可能に形成され、上記底面板部上を伸
    縮する折畳み部と、該底面板部から折れ線を介して連設され、立設状態の立
    設板部と、 上記立設板部から折れ線を介して連設され、上記一対の
    折畳み部の少なくとも一部の上に設けられる上面板部
    と、 を有することを特徴とする緩衝体。
  2. 【請求項2】 緩衝体が、さらに、上記上面板部から折
    れ線を介して連設された外側板部であって、上記折畳み
    部に沿って設けられた外側板部を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の緩衝体。
  3. 【請求項3】 略T字状を呈する底面板部で、略長方形
    状を呈する幅広部と、該幅広部の一辺の略中央から直角
    方向に延設された幅狭部とを有する底面板部と、 該底面板部における略T字状の上辺から延設された第1
    折畳み部で、山折りの折れ線と谷折りの折れ線とが交互
    に設けられて折畳み可能に形成され、上記底面板部の幅
    広部上を伸縮する第1折畳み部と、 該底面板部における略T字状の下辺から延設された第2
    折畳み部で、山折りの折れ線と谷折りの折れ線とが交互
    に設けられて折畳み可能に形成され、上記底面板部の幅
    狭部上を伸縮する第2折畳み部と、 上記底面板部における幅狭部の相対する辺の少なくとも
    一部から折れ線を介して上記底面板部と略直角方向に連
    設された一対の内側板部と、 上記内側板部から折れ線を介して連設され、上記一対の
    折畳み部の少なくとも一部の上に設けられる上面板部
    と、 上記上面板部から折れ線を介して連設された外側板部で
    あって、上記折畳み部に沿って設けられた外側板部と、
    を有することを特徴とする緩衝体。
  4. 【請求項4】 緩衝体が段ボール材で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載の緩衝体。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載の緩衝体と、該 緩衝体を収納する箱体とを有するこ
    とを特徴とする収納箱。
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