JPH10147376A - 緩衝体構造 - Google Patents

緩衝体構造

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JPH10147376A
JPH10147376A JP8321180A JP32118096A JPH10147376A JP H10147376 A JPH10147376 A JP H10147376A JP 8321180 A JP8321180 A JP 8321180A JP 32118096 A JP32118096 A JP 32118096A JP H10147376 A JPH10147376 A JP H10147376A
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buffer
shape
fold
locking
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JP8321180A
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English (en)
Inventor
Gunji Sasaki
郡次 佐々木
Ryuichi Kobayashi
隆一 小林
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚のシートから緩衝機能を具備した安価
で、且つ保管管理に場所を取らない緩衝体構造を提供す
る。 【解決手段】 中空体形状の第1の緩衝部1と、中空体
形状の第2の緩衝部2と、前記第1の緩衝部1と前記第
2の緩衝部2とを連ねる連結部Bと、前記第1、第2の
緩衝部1、2の少なくともいずれか一方に設けられ且つ
製品20の側部の形状に応じた製品保持部3とを一枚の
段ボールシートPを折り曲げて形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子装置等の製品
を包装箱で包装する際に、製品の緩衝のために使用され
る、段ボールシートのようなシートで製作される緩衝体
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子装置等の製品20を包装箱8
0で包装する際に、図9又は図10に示すように、包装
箱80の底部のコーナー部に、例えば発泡ポリエチレン
製のコーナー緩衝材81を配置し、その上に製品20を
置き、更に、電子装置20上に段ボール製の操作パネル
部受けパッド83及び発泡ポリスチレン等で緩衝作用を
成す上部パッド82を配置していたし、また、図11に
示すように包装箱80の底部のコーナー部に、例えば発
泡ポリエチレン製のコーナー緩衝材85を配置し、その
上に製品20を置き、更に、電子装置20上に段ボール
製の操作パネル部受けパッド83を配置し、上部コーナ
ー部にもコーナー緩衝材86を配置していた。
【0003】また、図12に示すように製品20の両側
部に、発泡ポリスチレン等で形成された緩衝材87、8
8を取付け、包装箱80に格納して包装する場合もあ
る。
【0004】ところで、近年、環境保護の問題から、発
泡ポリスチレン等の使用削減又は代替材料への切替え検
討が余儀なくされている。このため、発泡ポリスチレン
等の代替材料として、段ボールを加工した緩衝パッド又
はコーナー緩衝材を形成し、その緩衝パッド又はコーナ
ー緩衝材を用いて製品20を包装箱80に格納する包装
体が提案されてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の緩衝材81、85、86は、別ピースであるた
め、保管管理に場所を取り、且つ包装材料費が増大する
という問題点があった。
【0006】本発明は、前記従来の問題点に着目してな
されたものであって、その目的とするところは、1枚の
シートから緩衝機能を具備した安価で、且つ保管管理に
場所を取らない緩衝体構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる緩衝体構造は、中空体形
状の第1の緩衝部と、中空体形状の第2の緩衝部と、前
記第1の緩衝部と前記第2の緩衝部とを連ねる連結部
と、前記第1、第2の緩衝部の少なくともいずれか一方
に設けられ且つ製品の側部の形状に応じた製品保持部部
とを一枚のシートを折り曲げて形成するようにしたこと
を特徴とする。
【0008】かかる構成により、一枚のシートから緩衝
機能を有す安価な緩衝体構造を製作することができる。
さらに、第1、第2の緩衝部のいずれか一方において、
その製品保持部で製品の側部を保持し、他方の緩衝部
を、製品の側面部を外力から保護する保護用に用いるこ
とができる。
【0009】しかも、第1の緩衝部、第2の緩衝部、製
品保持部及び連結部が1枚のシートからなるので、緩衝
体構造をシート状態で格納できて、場所をとらない等、
保管管理が容易になるし、発泡ポリスチレン等を使用し
ないため、用済後の廃棄処分が容易で環境保護の面から
優れたものになる。
【0010】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わる緩衝体構造は、請求項1記載の緩衝
体構造において、前記第1の緩衝部を、一枚のシートを
裁断して成る第1の緩衝部形成部位を折り曲げて形成さ
れる第1の筒状体と、前記第1の筒状体を保形する第1
の保形部とで構成し、前記第2の緩衝部を、前記シート
を裁断して成る第2の緩衝部形成部位を折り曲げて形成
される第2の筒状体と、前記第2の筒状体を保形する第
2の保形部とで構成した。
【0011】かかる構成により、上記した請求項1の発
明と同様な作用を奏し得るばかりか、前記第1の緩衝部
を、第1の筒状体と、この第1の筒状体を保形する第1
の保形部とで構成し、前記第2の緩衝部を、第2の筒状
体と、この第2の筒状体を保形する第2の保形部とで構
成できて、構成が簡単で製作が容易になる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わる緩衝体構造は、請求項2記載の緩衝
体構造において、前記第1の緩衝部形成部位を、前記連
結部に折り目を介して連設された第1の外面部位と、第
1の端面部位と、第1の内面部位と、第1の折込面部位
と、前記第1の折込面部位を前記第1の外面部位に係止
する第1の係止手段とを有し、第1の外面部位と、第1
の端面部位と、第1の内面部位と、第1の折込面部位と
の互いに隣り合う部位間に折り目を介在させて構成し、
前記第2の緩衝部形成部位を、前記連結部の、前記第1
の外面部位とは反対側に折り目を介して連設された第2
の外面部位と、第2の端面部位と、第2の内面部位と、
第2の折込面部位と、前記第2の折込面部位を前記第2
の外面部位に係止する第2の係止手段とを有し、第2の
外面部位と、第2の端面部位と、第2の内面部位と、第
2の折込面部位との互いに隣り合う部位間に折り目を介
在させて構成し、前記第1の保形部を、前記第1の外面
部位のそれぞれの端部に折り目を介して一方及び他方の
第1保形部位を連設すると共に、一方及び他方の第1保
形部位に折り目を介して一方及び他方の第1差込み係止
片を連設して構成し、前記第2の保形部を、前記第2の
外面部位のそれぞれの端部に折り目を介して一方及び他
方の第2保形部位を連設すると共に、一方及び他方の第
2保形部位に前記一方及び他方の第1差込み係止片が係
止される一方及び他方の係止孔を設けて構成した。
【0013】かかる構成により、第1の外面部位と、第
1の端面部位と、第1の内面部位と、第1の折込面部位
とをそれぞれの部位間の折り目をそれぞれほぼ直角に内
曲げし、第1の係止手段により、第1の折込面部位を前
記第1の外面部位に係止して第1の筒状体を形成し、第
2の外面部位と、第2の端面部位と、第2の内面部位
と、第2の折込面部位とをそれぞれの部位間の折り目を
それぞれほぼ直角に内曲げし、第2の係止手段により、
第2の折込面部位を前記第2の外面部位に係止して第2
の筒状体を形成し、一方及び他方の第2保形部位を折り
目でそれぞれほぼ直角に内曲げし、一方及び他方の第1
保形部位を折り目でそれぞれほぼ直角に内曲げして一方
及び他方の第1差込み係止片を一方及び他方の係止孔に
係止することにより、第1、第2の筒状体の保形を行な
い第1、第2の緩衝部を形成する。
【0014】このように、一枚のシートから緩衝機能を
有す安価な緩衝体構造を製作することができる。さら
に、第1、第2の緩衝部のいずれか一方において、その
製品保持部で製品の側部を保持し、他方の緩衝部を、製
品の側面部を外力から保護する保護用に用いることがで
きる。
【0015】しかも、第1の緩衝部、第2の緩衝部、製
品保持部及び連結部が1枚のシートからなるので、緩衝
体構造をシート状態で格納できて、場所をとらない等、
保管管理が容易になるし、発泡ポリスチレン等を使用し
ないため、用済後の廃棄処分が容易で環境保護の面から
優れたものになる。
【0016】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係わる緩衝体構造は、請求項3記載の緩衝
体構造において、前記第1の係止手段を、前記第1の折
込面部位の外側縁に連設された第1の差込み係止片と、
前記第1の外面部位に形成されて前記第1の係止片が係
止される第1の係止孔とで構成し、前記第2の係止手段
を、前記第2の折込面部位の外側縁に連設された第2の
差込み係止片と、前記第2の外面部位に形成されて前記
第2の係止片が係止される第2の係止孔とで構成した。
【0017】かかる構成により、上記した請求項3(請
求項1)の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記
第1の折込面部位の外側縁に連設された第1の差込み係
止片を、前記第1の外面部位に形成された第1の係止孔
に係止し、前記第2の折込面部位の外側縁に連設された
第2の差込み係止片を、前記第2の外面部位に形成され
た第2の係止孔に係止して、第1、第2の緩衝部を製作
するようになり、構成が簡単で製作が容易になる。
【0018】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係わる緩衝体構造は、請求項1又は請求項
2又は請求項3又は請求項4記載の緩衝体構造におい
て、前記製品保持部を、前記第1、第2の外面部位の少
なくとも一方に、製品の側部形状に応じたミシン目を介
して連設された製品受けフラップと、これらの製品受け
フラップを折り曲げるための切れ目とを形成して構成し
た。
【0019】かかる構成により、上記した請求項1の作
用と同様な作用を奏し得るばかりか、ミシン目を介して
連設されている製品受けフラップを、前記ミシン目を基
点に内側にほぼ直角に折り曲げることにより製品保持部
を形成することができる。
【0020】また、上記の目的を達成するために、請求
項6の発明に係わる緩衝体構造は、請求項1又は請求項
2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の緩衝体
構造において、前記シートが段ボールシートである。
【0021】かかる構成により、上記した請求項1の作
用と同様な作用を奏し得るばかりか、より安価な緩衝体
構造にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
1乃至図7に基づいて説明する。図1は本発明に係わる
緩衝体構造を使用し、製品を包装箱に格納する状態の分
解状態の全体斜視図、図2は同緩衝体構造を使用し、製
品を包装箱に格納した状態の断面図、図3は同緩衝体構
造の右側緩衝体の展開状態の平面図である。
【0023】本発明の緩衝体構造Aは、右側緩衝体A1
と左側緩衝体A2とより構成してある。そして、左、右
側緩衝体A2、A1は、それぞれに1枚の段ボールシー
トにより形成されものであって、中空体形状の第1の緩
衝部1と、この第1の緩衝部1と背中合わせに並設され
る中空体形状の第2の緩衝部2と、第1の緩衝部1と前
記第2の緩衝部2とを連ねる連結部Bと、前記第1の緩
衝部1に設けられ且つ製品20の側部の形状に応じた製
品保持部3とを備えており、第1の緩衝部1は、一枚の
段ボールシートを裁断して成る第1の緩衝部形成部位を
折り曲げて形成される第1の筒状体C1と、第1の筒状
体C1を保形する第1の保形部D1とで構成してあり、
第2の緩衝部2は、段ボールシートを裁断して成る第2
の緩衝部形成部位を折り曲げて形成される第2の筒状体
C2と、第2の筒状体C2を保形する第2の保形部D2
とで構成してある。
【0024】ただし、右側緩衝体A1と左側緩衝体A2
とは線対称の関係にある。そして、図1及び図2に示す
ように右側緩衝体A1を、その製品保持部3に製品(電
子装置)20の右側部に嵌合させて、この製品20に取
り付けると共に、左側緩衝体A2を、その製品保持部3
に製品(電子装置)20の左側部に嵌合させて、この製
品20に取り付けて、包装箱80に格納し、製品20の
輸送及び保管を行う。この場合、左、右側緩衝体A2、
A1の第1の緩衝部1において、その製品保持部3で製
品20の側部を保持し、第2の緩衝部2が、製品20の
側面部を外力から保護する保護用に用いられる。
【0025】右側緩衝体A1の展開体を図3に示す。こ
の右側緩衝体A1の展開体は一枚の段ボールシートPを
所要の形状に裁断したものであり、第1の緩衝部1を形
成する第1の緩衝部形成部位1−1と、第2の緩衝部2
を形成する第2の緩衝部形成部位2−1と、第1の緩衝
部形成部位1−1と第2の緩衝部形成部位2−1とを連
ねる連結部Bである底板部位10と有している。
【0026】第1の緩衝部形成部位1−1は、底板部位
10に第1の折り目1aを介して連設された第1の外面
部位9と、この第1の外面部位9に第2の折り目1bを
介して連設された第1の端面部位8と、この第1の端面
部位8に第3の折り目1cを介して連設された第1の内
面部位14と、この第1の内面部位14に第4の折り目
1dを介して連設された第1の折込面部位15とを備え
ており、前記第1の外面部位9の一端部には第5の折り
目4aを介して第1の保形部D1を構成する一方の第1
保形部位17−1が連設してある。また、この第1保形
部位17−1の外側縁には第6の折り目4bを介して一
方の第1の差込み係止片4cが連設してある。
【0027】また、前記第1の外面部位9の他端部には
第7の折り目5aを介して第2の保形部D1を構成する
他方の第1保形部位17−2が連設してある。また、こ
の第1保形部位17−2の外側縁には第8の折り目5b
を介して他方の第1差込み係止片5cが連設してある。
また、前記第1の折込面部位15の外側縁には互いに離
間して一対の第3の差込み係止片1e、1fが連設して
あり、また、前記第1の外面部位9には、第1の折り目
1aの近傍に位置させて互いに離間してスリット状の一
対の第3の係止孔1g、1hが形成してある。
【0028】第2の緩衝部形成部位2−1は、前記底板
部位10に第9の折り目2aを介して連設された第2の
外面部位11と、この第2の外面部位11に第10の折
り目2bを介して連設された第2の端面部位12と、こ
の第2の端面部位12に第11の折り目2cを介して連
設された第2の内面部位13と、この第2の内面部位1
3に第12の折り目2dを介して連設された第2の折込
面部位16とを備えており、前記第2の外面部位11の
一端部には第13の折り目6aを介して第2の保形部D
2を構成する一方の第2保形部位18−1が連設してあ
る。そして、この第2保形部位18−1にはスリット状
の第1の係止孔6bが形成してある。
【0029】また、前記第2の外面部位11の他端部に
は第14の折り目7aを介して第2の保形部D2を構成
する他方の第2保形部位18−2が連設してあり、この
第2保形部位18−2にはスリット状の第2の係止孔7
bが形成してある。また、前記第2の折込面部位16の
外側縁には互いに離間して一対の第4の差込み係止片2
e、2fが連設してある。また、前記第2の外面部位1
1には、第9の折り目1aの近傍に位置させて互いに離
間してスリット状の一対の第4の係止孔2g、2hが形
成してある。
【0030】また、前記第2の外面部位11には、製品
保持部3を構成する部位が設けてある。すなわち、第2
の外面部位11には、製品20の側部形状に応じたミシ
ン目3i、3j、3k、3l、3mを有し、前記ミシン
目3i乃至3mを介して内側に製品受けフラップ3−
1、3−2、3−3、3−4、3−5が連設してあり、
且つ製品受けフラップ3−1、3−2、3−3、3−
4、3−5を内側に折り曲げる時の切れ目3a、3b、
3c、3d、3e、3f、3g、3hが形成してある。
【0031】次に、緩衝体構造の組み立て方法を説明す
る。まず、図4に示すように第1、第2、第3、第4の
折り目1a、1b、1c,1dをそれぞれほぼ直角に内
曲げして、底板部位10に対して第1の外面部位9と、
第1の端面部位8と、第1の内面部位14と、第1の折
込面部位15とを折り曲げて第3の係止片1fを第3の
係止孔1hに、第3の係止片1eを第3の係止孔1gに
それぞれ差し込み,第1の筒状体C1を形成する。
【0032】また、第9、第10、第11、第12の折
り目2a、2b、2c,2dをそれぞれほぼ直角に内曲
げして、底板部位10に対して第2の外面部位11と、
第2の端面部位12と、第2の内面部位13と、第2の
折込面部位16とを折り曲げて第4の係止片2fを第4
の係止孔2hに、第4の係止片2eを第4の係止孔2g
にそれぞれ差し込み、第1の筒状体C1と対向する第2
の筒状体C2を形成し図5の状態とする。
【0033】次に、第2の保形部D2の一方及び他方の
保形部位18−1、18ー2を、図6に示すように第1
3の折り目6a及び第14の折り目7aでほぼ直角に曲
げした後、第1の保形部D1の一方及び他方の保形部位
17−1、17ー2を、図7に示すように第5、第6の
折り目4a、4b、第7、第8の折り目5a、5bでほ
ぼ直角に内曲げして、一方及び他方の第1の差込み係止
片4c、第2の差込み係止片5cを前記第1の係止孔6
b、第2の係止孔7bに差し込むことにより、第1の緩
衝部1と第2の緩衝部2とを形成する。
【0034】次に、製品受け部3のミシン目3i、3
j、3k、3l、3mを介して連設されている製品受け
フラップ3−1、3−2、3−3、3−4、3−5を、
前記ミシン目3l乃至3mを基点に内側にほぼ直角に折
り曲げることにより図7に示すように製品保持部3を形
成することにより、右側緩衝体A1が組み立てられる。
【0035】前記左側緩衝体A2は、上記した右側緩衝
体A1とは線対称の関係にあり、この左側緩衝体A2の
展開体を図8に示す。この左側緩衝体A2の展開体は一
枚の段ボールシートを所要の形状に裁断したものであ
り、右側緩衝体A1と同様に、第1の緩衝部1を形成す
る第1の緩衝部形成部位1−1と、第2の緩衝部2を形
成する第2の緩衝部形成部位2−1と、第1の緩衝部形
成部位1−1と第2の緩衝部形成部位2−1とを連ねる
底板部位10と有している。
【0036】そして、第1、第2の緩衝部形成部位1−
1、1−2の構成は、右側緩衝体A1の場合と同様なの
で、同じ符号を付して説明を省略する。また、左側緩衝
体A2における製品受け部3は、右側緩衝体A1におけ
る製品受け部3とは線対称の関係にあるために、その向
きが異なるが、構成は同様なので同じ符号を付して説明
を省略する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる緩衝体構造によれば、中空体形状の第1の緩衝部
と、中空体形状の第2の緩衝部と、前記第1の緩衝部と
前記第2の緩衝部とを連ねる連結部と、前記第1、第2
の緩衝部の少なくともいずれか一方に設けられ且つ製品
の側部の形状に応じた製品保持部部とを一枚のシートを
折り曲げて形成するようにしたことにより、一枚のシー
トから緩衝機能を有す安価な緩衝体構造を製作すること
ができる。さらに、第1、第2の緩衝部のいずれか一方
において、その製品保持部で製品の側部を保持し、他方
の緩衝部を、製品の側面部を外力から保護する保護用に
用いることができる。
【0038】しかも、第1の緩衝部、第2の緩衝部、製
品保持部及び連結部が1枚のシートからなるので、緩衝
体構造をシート状態で格納できて、場所をとらない等、
保管管理が容易になるし、発泡ポリスチレン等を使用し
ないため、用済後の廃棄処分が容易で環境保護の面から
優れたものになる。
【0039】また、請求項2の発明に係わる緩衝体構造
によれば、請求項1記載の緩衝体構造において、前記第
1の緩衝部を、一枚のシートを裁断して成る第1の緩衝
部形成部位を折り曲げて形成される第1の筒状体と、前
記第1の筒状体を保形する第1の保形部とで構成し、前
記第2の緩衝部を、前記シートを裁断して成る第2の緩
衝部形成部位を折り曲げて形成される第2の筒状体と、
前記第2の筒状体を保形する第2の保形部とで構成した
ことにより、上記した請求項1の発明と同様な効果を奏
し得るばかりか、前記第1の緩衝部を、第1の筒状体
と、この第1の筒状体を保形する第1の保形部とで構成
し、前記第2の緩衝部を、第2の筒状体と、この第2の
筒状体を保形する第2の保形部とで構成できて、構成が
簡単で製作が容易になる。
【0040】また、請求項3の発明に係わる緩衝体構造
によれば、請求項2記載の緩衝体構造において、前記第
1の緩衝部形成部位を、前記連結部に折り目を介して連
設された第1の外面部位と、第1の端面部位と、第1の
内面部位と、第1の折込面部位と、前記第1の折込面部
位を前記第1の外面部位に係止する第1の係止手段とを
有し、第1の外面部位と、第1の端面部位と、第1の内
面部位と、第1の折込面部位との互いに隣り合う部位間
に折り目を介在させて構成し、前記第2の緩衝部形成部
位を、前記連結部の、前記第1の外面部位とは反対側に
折り目を介して連設された第2の外面部位と、第2の端
面部位と、第2の内面部位と、第2の折込面部位と、前
記第2の折込面部位を前記第2の外面部位に係止する第
2の係止手段とを有し、第2の外面部位と、第2の端面
部位と、第2の内面部位と、第2の折込面部位との互い
に隣り合う部位間に折り目を介在させて構成し、前記第
1の保形部を、前記第1の外面部位のそれぞれの端部に
折り目を介して一方及び他方の第1保形部位を連設する
と共に、一方及び他方の第1保形部位に折り目を介して
一方及び他方の第1差込み係止片を連設して構成し、前
記第2の保形部を、前記第2の外面部位のそれぞれの端
部に折り目を介して一方及び他方の第2保形部位を連設
すると共に、一方及び他方の第2保形部位に前記一方及
び他方の第1差込み係止片が係止される一方及び他方の
係止孔を設けて構成したことにより、第1の外面部位
と、第1の端面部位と、第1の内面部位と、第1の折込
面部位とをそれぞれの部位間の折り目をそれぞれほぼ直
角に内曲げし、第1の係止手段により、第1の折込面部
位を前記第1の外面部位に係止して第1の筒状体を形成
し、第2の外面部位と、第2の端面部位と、第2の内面
部位と、第2の折込面部位とをそれぞれの部位間の折り
目をそれぞれほぼ直角に内曲げし、第2の係止手段によ
り、第2の折込面部位を前記第2の外面部位に係止して
第2の筒状体を形成し、一方及び他方の第2保形部位を
折り目でそれぞれほぼ直角に内曲げし、一方及び他方の
第1保形部位を折り目でそれぞれほぼ直角に内曲げして
一方及び他方の第1差込み係止片を一方及び他方の係止
孔に係止することにより、第1、第2の筒状体の保形を
行ない第1、第2の緩衝部を形成する。
【0041】このように、一枚のシートから緩衝機能を
有す安価な緩衝体構造を製作することができる。さら
に、第1、第2の緩衝部のいずれか一方において、その
製品保持部で製品の側部を保持し、他方の緩衝部を、製
品の側面部を外力から保護する保護用に用いることがで
きる。
【0042】しかも、第1の緩衝部、第2の緩衝部、製
品保持部及び連結部が1枚のシートからなるので、緩衝
体構造をシート状態で格納できて、場所をとらない等、
保管管理が容易になるし、発泡ポリスチレン等を使用し
ないため、用済後の廃棄処分が容易で環境保護の面から
優れたものになる。
【0043】また、請求項4の発明に係わる緩衝体構造
によれば、請求項3記載の緩衝体構造において、前記第
1の係止手段を、前記第1の折込面部位の外側縁に連設
された第1の差込み係止片と、前記第1の外面部位に形
成されて前記第1の係止片が係止される第1の係止孔と
で構成し、前記第2の係止手段を、前記第2の折込面部
位の外側縁に連設された第2の差込み係止片と、前記第
2の外面部位に形成されて前記第2の係止片が係止され
る第2の係止孔とで構成したことにより、上記した請求
項3(請求項1)の効果と同様な効果を奏し得るばかり
か、前記第1の折込面部位の外側縁に連設された第1の
差込み係止片を、前記第1の外面部位に形成された第1
の係止孔に係止し、前記第2の折込面部位の外側縁に連
設された第2の差込み係止片を、前記第2の外面部位に
形成された第2の係止孔に係止して、第1、第2の緩衝
部を製作するようになり、構成が簡単で製作が容易にな
る。
【0044】また、請求項5の発明に係わる緩衝体構造
によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
項4記載の緩衝体構造において、前記製品保持部を、前
記第1、第2の外面部位の少なくとも一方に、製品の側
部形状に応じたミシン目を介して連設された製品受けフ
ラップと、これらの製品受けフラップを折り曲げるため
の切れ目とを形成して構成したことにより、上記した請
求項1の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、ミシン
目を介して連設されている製品受けフラップを、前記ミ
シン目を基点に内側にほぼ直角に折り曲げることにより
製品保持部を形成することができる。
【0045】また、請求項6の発明に係わる緩衝体構造
によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
項4又は請求項5記載の緩衝体構造において、前記シー
トが段ボールシートであることにより、上記した請求項
1の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、より安価な
緩衝体構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる緩衝体構造を使用し、製品を包
装箱に格納する状態の分解状態の全体斜視図である。
【図2】同緩衝体構造を使用し、製品を包装箱に格納し
た状態の断面図である。
【図3】同緩衝体構造の右側緩衝体の展開状態の平面図
である。
【図4】同緩衝体構造において第1の緩衝部の組み立て
た状態の斜視図である。
【図5】同緩衝体において第1及び第2の緩衝部の組立
て後の斜視図である。
【図6】同緩衝体構造において連結部の組立て状態の斜
視図である。
【図7】同緩衝体構造の連結部及び製品受け部の組立後
の斜視図である。
【図8】同緩衝体構造の左側緩衝体の展開状態の平面図
である。
【図9】従来の包装形態を示す分解斜視図である。
【図10】従来の包装形態の断面図である。
【図11】従来の他の包装形態を示す分解斜視図であ
る。
【図12】従来のさらに他の包装形態を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 第1の緩衝部 2 第2の緩衝部 3 製品保持部 A 緩衝体構造 A1 右側緩衝体 A2 左側緩衝体 B 連結部 C1 第1の筒状体 C2 第2の筒状体 D1 第1の保形部 D2 第2の保形部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空体形状の第1の緩衝部と、中空体形
    状の第2の緩衝部と、前記第1の緩衝部と前記第2の緩
    衝部とを連ねる連結部と、前記第1、第2の緩衝部の少
    なくともいずれか一方に設けられ且つ製品の側部の形状
    に応じた製品保持部とを一枚のシートを折り曲げて形成
    するようにしたことを特徴とする緩衝体構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の緩衝部を、一枚のシートを裁
    断して成る第1の緩衝部形成部位を折り曲げて形成され
    る第1の筒状体と、前記第1の筒状体を保形する第1の
    保形部とで構成し、前記第2の緩衝部を、前記シートを
    裁断して成る第2の緩衝部形成部位を折り曲げて形成さ
    れる第2の筒状体と、前記第2の筒状体を保形する第2
    の保形部とで構成した請求項1記載の緩衝体構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の緩衝部形成部位を、前記連結
    部に折り目を介して連設された第1の外面部位と、第1
    の端面部位と、第1の内面部位と、第1の折込面部位
    と、前記第1の折込面部位を前記第1の外面部位に係止
    する第1の係止手段とを有し、第1の外面部位と、第1
    の端面部位と、第1の内面部位と、第1の折込面部位と
    の互いに隣り合う部位間に折り目を介在させて構成し、 前記第2の緩衝部形成部位を、前記連結部の、前記第1
    の外面部位とは反対側に折り目を介して連設された第2
    の外面部位と、第2の端面部位と、第2の内面部位と、
    第2の折込面部位と、前記第2の折込面部位を前記第2
    の外面部位に係止する第2の係止手段とを有し、第2の
    外面部位と、第2の端面部位と、第2の内面部位と、第
    2の折込面部位との互いに隣り合う部位間に折り目を介
    在させて構成し、 前記第1の保形部を、前記第1の外面部位のそれぞれの
    端部に折り目を介して一方及び他方の第1保形部位を連
    設すると共に、一方及び他方の第1保形部位に折り目を
    介して一方及び他方の第1差込み係止片を連設して構成
    し、 前記第2の保形部を、前記第2の外面部位のそれぞれの
    端部に折り目を介して一方及び他方の第2保形部位を連
    設すると共に、一方及び他方の第2保形部位に前記一方
    及び他方の第1差込み係止片が係止される一方及び他方
    の係止孔を設けて構成した請求項2記載の緩衝体構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の係止手段を、前記第1の折込
    面部位の外側縁に連設された第1の差込み係止片と、前
    記第1の外面部位に形成されて前記第1の係止片が係止
    される第1の係止孔とで構成し、前記第2の係止手段
    を、前記第2の折込面部位の外側縁に連設された第2の
    差込み係止片と、前記第2の外面部位に形成されて前記
    第2の係止片が係止される第2の係止孔とで構成した請
    求項3記載の緩衝体構造。
  5. 【請求項5】 前記製品保持部を、前記第1、第2の外
    面部位の少なくとも一方に、製品の側部形状に応じたミ
    シン目を介して連設された製品受けフラップと、これら
    の製品受けフラップを折り曲げるための切れ目とを形成
    して構成した請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
    求項4記載の緩衝体構造。
  6. 【請求項6】 前記シートが段ボールシートである請求
    項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項
    5記載の緩衝体構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022566A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Kyocera Mita Corp 段ボール製緩衝材
US8016109B2 (en) 2006-12-25 2011-09-13 Quanta Computer Inc. Package box, cushion and plate material
CN116424683A (zh) * 2023-06-14 2023-07-14 立臻科技(昆山)有限公司 支撑结构及其折叠方法、内衬组件及包装箱

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