JP3004416U - 包装箱内の物品支持体 - Google Patents

包装箱内の物品支持体

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JP3004416U
JP3004416U JP1994005566U JP556694U JP3004416U JP 3004416 U JP3004416 U JP 3004416U JP 1994005566 U JP1994005566 U JP 1994005566U JP 556694 U JP556694 U JP 556694U JP 3004416 U JP3004416 U JP 3004416U
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輝男 山田
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Tomoku KK
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Tomoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装箱内で物品を支持固定して物品の移動を
防止し、また、外部からの衝撃を緩和して包装箱内の物
品の損傷等を防止することは勿論、焼却が可能で、リサ
イクル処理も容易であり、更に、偏平となるため広い収
納場所を必要としない包装箱内の物品支持体を提供す
る。 【構成】 板紙による平板状の支持板1の周端縁から外
方に突出して複数の支持片6〜9を設ける。支持片6〜
9の両側端から支持板1の内方に向かって一対の切目1
4〜17を設ける。両切目14〜17の先端を結んで支
持片6〜9を支持板1に対して折り曲げ自在とする折目
線10〜13を設ける。支持板1を包装箱X内の底部Y
に水平に敷設し、支持片6〜9を傾斜状態で起立させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、包装箱内の物品を支持する支持体に関し、詳しくは、包装箱に収納 された物品を支持固定して輸送時等に包装箱内で物品が移動するのを防止し、ま た、外部からの衝撃を緩和して包装箱に収納された物品の損傷等を防止する支持 体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、包装箱の内部において物品を支持する支持体としては、発泡スチロール によりブロック状に形成されたものが知られている。
【0003】 この種の支持体は、物品の周囲に装着して包装箱内に収納される。このとき、 支持体によって包装箱内の物品が固定されるので、輸送時等に包装箱内で物品が 移動するのを防止することができる。また、包装箱内において物品の周囲にこの 種の支持体を装着することにより、支持体が装着されていない部分の物品の外側 面と包装箱内の壁面とに空隙が形成され、その空隙が外部からの衝撃を緩和する ことができると共に、支持体自体が緩衝材となって外部からの衝撃を緩和するこ とができる。
【0004】 しかし、この種の支持体の材料とされる発泡スチロールは廃棄処理やリサイク ル処理が困難である不都合がある。
【0005】 また、この種の支持体は、ブロック状に形成されているので折り畳むことがで きず嵩張るため、包装箱から分離された状態での保管や輸送に際して広い収納場 所が必要となる不都合がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本考案は、包装箱に収納された物品を支持固定して 輸送時等に包装箱内で物品が移動するのを防止し、また、外部からの衝撃を緩和 して包装箱に収納された物品の損傷等を防止することは勿論、焼却が可能で、リ サイクル処理も容易であり、更に、未使用時や使用後に偏平となるため広い収納 場所を必要としない包装箱内の物品支持体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、包装箱の内部に収納された物品を支 持する支持体であって、板紙によって形成され、包装箱内の底部形状に対応する 平板状の支持板を、包装箱内の底部に対して水平に敷設し、該支持板の周端縁か ら外方に突出し該支持板に一体に連設された複数の舌片状の支持片を、該支持片 の両側端から前記支持板の内方に向かって所定の長さに延設された一対の切目と 、両切目の先端を結んで延設されて前記支持片を前記支持板に対して折り曲げ自 在とする折目線とにより起立方向に折り曲げることにより前記包装箱の底部の周 縁から起立する周壁内面に各支持片の先端部を当接して傾斜状態に起立させて成 ることを特徴とする。
【0008】 また、本考案の支持体は、板紙によって形成され、包装箱内の底部形状に対応 する平板状の支持板と、該支持板の周端縁から外方に突出し該支持板に一体に連 設された複数の支持片と、該支持片の両側端から前記支持板の内方に向かって所 定の長さに延設された一対の切目と、両切目の先端を結んで延設されて前記支持 片を前記支持板に対して折り曲げ自在とする折目線とを備えてなることを特徴と する。
【0009】 また、前記支持片は、前記支持板の各隅角部から外方に突出し該支持板に一体 に連設されており、前記切目と前記折目線とを介して起立方向に折り曲げて傾斜 状態に起立され、該支持片の両側縁が包装箱内の各隅角部の周壁に当接されて成 るものであってもよい。
【0010】 このとき、前記支持片は、前記包装箱において傾斜して起立されたとき該包装 箱内の各隅角部の周壁に沿って該支持片の両側縁が密着する形状に形成されてい ることが好ましい。
【0011】 また、前記支持片の先端から間隔を存した位置から前記折目線に向かって延び る第1の切目線と、該第1の切目線に前記折目線で交わると共に該折目線に沿っ て所定範囲に形成された第2の切目線とを備え、前記支持板に物品が載置されて 該支持片の両切目線に物品が当接したとき両切目線が開放して物品の形状に沿っ て該支持片を変形自在とする支持部を該支持片に設けてもよい。
【0012】 また、前記支持片の折目線に連なって前記支持板側に設けたコ字形の切目によ って形成され、前記支持片を起立させたときに前記支持板から遊離して先端が前 記包装箱の底部に当接されて該包装箱の底部と前記支持板との間に空隙を形成す る空隙形成片を設けることが好ましい。
【0013】 更に、前記支持片の先端から間隔を存した位置から前記空隙形成片の先端にわ たって形成された切目線を備え、前記支持板に物品が載置されて該支持片の該切 目線に物品が当接したとき該切目線が開放して物品の形状に沿って該支持片を変 形自在とする支持部を該支持片に設けることが好ましい。
【0014】
【作用】
本考案の物品支持体は、包装箱内に物品と共に収納したとき、包装箱の周壁に 先端部が当接して傾斜状態が維持される。そしてこのように包装箱内で傾斜状態 で起立する各支持片間に物品を支持固定し、包装箱内での物品の移動を防止する 。更に、各支持片は、包装箱内の周壁と物品の側壁との間に空隙を形成して緩衝 効果を得る。
【0015】 また、前記支持片に前記第1の切目線と前記第2の切目線とを備えることによ り、前記支持板に物品が載置されて該支持片に物品が当接したとき両切目線が開 放して該支持片を物品に沿って変形させ、該支持片と物品とが比較的広い面積で 密着し、確実な物品の支持固定を可能とする。
【0016】 また、前記空隙形成片を設けることにより、前記支持片を折目線を介して前記 支持板上に起立させるだけで該空隙形成片が支持片と一体に支持板下に突出させ 、物品を載置する支持板と包装箱内の底部との間に空隙を形成して緩衝効果を得 る。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は第1の実施例の物品支持体 を示す説明的斜視図、図2は図1の物品支持体の展開図、図3は図1の III-III 線断面図、図4は第2の実施例の物品支持体を示す展開図、図5は包装箱内にお ける図4の物品支持体の断面説明図、図6は第3の実施例の物品支持体を示す説 明的斜視図、図7は図6の物品支持体の展開図、図8は第4の実施例の物品支持 体を示す展開図である。
【0018】 本考案の第1の実施例の支持体1は、図1に示すように、略立方体状の包装箱 X内に設けて該包装箱X内で大略円柱状の物品W(電気炊飯器)を支持するもの である。
【0019】 該支持体1は、図2に示すように、ダンボール板紙を打ち抜いて大略矩形状に 成形されたものであり、前記包装箱Xの底部Yの形状に対応する支持板5と、該 支持板5の角部の間の直線状の周縁から互いに直交する方向に一対ずつ対向する ように外方に突出して形成された舌片状の支持片6,7,8,9とによって形成 されている。
【0020】 更に、該支持片6,7,8,9に対応して、支持板5の周縁より内方位置に折 目線10,11,12,13が形成されており、各折目線10,11,12,1 3によって各支持片6,7,8,9が起立自在となるように、各支持片6,7, 8,9の両側端から各折目線10,11,12,13の両側端にわたって夫々一 対の切目14,15,16,17が形成されている。
【0021】 また、各折目線10,11,12,13に連なって前記支持板5側にはコ字形 の切目18,19,20,21が形成されている。各切目18,19,20,2 1は、後述するように、前記支持片6,7,8,9が前記支持板5上に起立した とき、各支持片6,7,8,9の起立方向とは逆に前記支持板5の下方側に向か って遊離する空隙形成片22,23,24,25を形成する。
【0022】 そしてまた、各支持片6,7,8,9の先端縁26,27,28,29から間 隔を存した位置から各空隙形成片22,23,24,25の先端縁30,31, 32,33にわたって切目線34,35,36,37が形成されている。
【0023】 以上の構成からなる支持体1は、図1に示すように、包装箱Xに収納するとき 、先ず、各支持片6,7,8,9を折目線10,11,12,13により前記支 持板5に対して上方に起立させる。このとき、各支持片6,7,8,9の起立に 伴って各支持片6,7,8,9と一体に各空隙形成片22,23,24,25が 前記支持板5に対して下方に突出される。
【0024】 次いで、前記支持板5を包装箱X内の底部Yに水平に敷設する。該支持板5は 、図1及び図3に示すように、包装箱X内の底部Yから空隙mを存して位置し、 この空隙mは、前記空隙形成片22,23,24,25の各先端縁30,31, 32,33が包装箱X内の底部Yに当接することによって形成される。同時に前 記支持片6,7,8,9は、その直線状の先端縁26,27,28,29が包装 箱X内の周壁Zに当接して支持され、該支持片6,7,8,9の後端に連なる空 隙形成片22,23,24,25の各先端縁30,31,32,33が包装箱X 内の底部Yに当接して支持されるので、各支持片6,7,8,9は、包装箱X内 の周壁Zと底部Yとによって傾斜した状態が維持されつつ起立状態とされる。ま た、各支持片6,7,8,9は、支持板5の周縁より内方位置に設けられた折目 線10,11,12,13によって折り曲げられるので、各支持片6,7,8, 9が互いに支持板5の周縁より内方位置から上方に放射状に起立された状態とな る。
【0025】 続いて、図1及び図3に示すように、包装箱X内に敷設された支持板5上に物 品Wを載置する。このとき包装箱X内で互いに直交する方向に一対ずつ対向して 傾斜状態で起立する各支持片6,7,8,9は、夫々の方向から物品Wの外壁に 当接して該物品Wを支持固定する。なお、本実施例における各支持片6,7,8 ,9の対向間隔は、物品Wの外径寸法よりも多少小さな寸法とされている。従っ て、物品Wが各支持片6,7,8,9に当接されたとき、各支持片6,7,8, 9は物品Wによって外方に押圧される。このとき、各支持片6,7,8,9から 空隙形成片22,23,24,25にわたって設けられた前記切目線34,35 ,36,37が物品Wの押圧に従って開放し、各支持片6,7,8,9が物品W 形状に沿って変形される。これにより、各支持片6,7,8,9と物品Wとの密 着面積が比較的広くなり、各支持片6,7,8,9による物品Wの支持固定が確 実に行われるので、包装箱X内での物品Wの移動を防止することができる。また 、各支持片6,7,8,9の対向間隔を、物品Wの外径寸法よりも多少小さな寸 法とした場合であっても、各支持片6,7,8,9に当接した物品Wの押圧が極 めて小さい場合は、図示しないが、前記切目線34,35,36,37を設けな くてもよい。この場合には、支持体1がダンボール板紙製であることによって各 支持片6,7,8,9が物品Wの形状に沿って撓むので支障なく物品Wの支持固 定を行うことができる。
【0026】 そして、図3に示すように、包装箱X内の支持体1によって物品Wを支持した とき、各支持片6,7,9及び図1示の支持片8によって物品Wと包装箱Xの周 壁Zとの間に空隙nが形成され、更に、物品Wが載置された支持板5と包装箱X の底部Yとの間には前記空隙形成片22,23,25及び図1示の空隙形成片2 4によって空隙mが形成される。これらの空隙m,nによって緩衝効果を得るこ とができるので、輸送時等に包装箱Xの外部から衝撃を受けても包装箱X内の物 品Wの損傷を防止することができる。
【0027】 また、前記第1の実施例においては、図2に示すようにコ字形の切目18,1 9,20,21によって形成される空隙形成片22,23,24,25を設け、 図3に示すように支持板5と包装箱X内の底部Yとの間に空隙mを形成したが、 該空隙mを形成しない場合には、第2の実施例として、前記空隙形成片22,2 3,24,25を形成するコ字形の切目18,19,20,21を設けなくても よい。即ち、第2の実施例の支持体2は、その展開図を図4に示すように、各支 持片6,7,8,9の先端から間隔を存した位置から折目線10,11,12, 13の方向に延びる第1の切目線38,39,40,41が設けられている。更 に、該第1の切目線38,39,40,41に前記折目線10,11,12,1 3で交わると共に該折目線10,11,12,13に沿って形成された第2の切 目線42,43,44,45が設けられている。その他の部分においては、前記 第1の実施例において説明したものと同一であるので、図中同一の符号を付して その説明を省略する。
【0028】 該支持体2を、包装箱Xに収納するとき、先ず、各支持片6,7,8,9を折 目線10,11,12,13により前記支持板5に対して上方に起立させる。
【0029】 次いで、前記支持板5を包装箱X内の底部Yに水平に敷設する。該支持板5は 、図5に示すように、包装箱X内の底部Yに密着して該底部Y上に敷設される。 各支持片6,7,9及び図4示の支持片8は、その直線状の先端縁26,27, 29及び図4示の先端縁28が包装箱X内の周壁Zに当接して支持され、包装箱 X内において傾斜した状態が維持されつつ起立状態とされる。
【0030】 続いて、図5に示すように、包装箱X内に敷設された支持板5上に物品Wを載 置する。このとき包装箱X内で互いに直交する方向に一対ずつ対向して傾斜状態 で起立する各支持片6,7,9及び図4示の支持片8は、夫々の方向から物品W の外壁に当接して該物品Wを支持固定する。なお、前記第1の実施例と同様に本 実施例における各支持片6,7,8,9の対向間隔は、物品Wの外径寸法よりも 多少小さな寸法とされており、物品Wが各支持片6,7,8,9に当接されたと き、各支持片6,7,8,9は物品Wによって外方に押圧される。このとき、各 支持片6,7,8,9に設けられた第1の切目線38,39,40,41と各折 目線10,11,12,13に沿って設けられた第2の切目線42,43,44 ,45とが物品Wの押圧に従って開放し、各支持片6,7,8,9が物品W形状 に沿って変形され、各支持片6,7,8,9による物品Wの支持固定を確実に行 って包装箱X内での物品Wの移動を防止する。また、前記第1の実施例において 説明した通り、各支持片6,7,8,9に当接した物品Wの押圧が極めて小さい 場合は、図示しないが、前記第1の切目線38,39,40,41及び第2の切 目線42,43,44,45を設けなくても、支持体2がダンボール板紙製であ ることによって各支持片6,7,8,9が物品Wの形状に沿って撓むので支障な く物品Wの支持固定を行うことができる。
【0031】 そして、図5に示すように、包装箱X内の支持体2によって物品Wを支持した とき、各支持片6,7,9及び図4示の支持片8によって物品Wと包装箱Xの周 壁Zとの間に空隙nが形成され、該空隙nによって緩衝効果を得ることができる ので、輸送時等に包装箱Xの側方外部から衝撃を受けても包装箱X内の物品Wの 損傷を防止することができる。
【0032】 次に、本考案の第3の実施例について説明する。前記第1及び第2の実施例に おいては、方形状の支持板5の隅角部の間の直線状の周縁から外方に突出する支 持片6,7,8,9を設けたものについて説明したが、これらの支持片6,7, 8,9が設けられる位置は、支持板5の周縁であれば特に限定されるものではな い。そこで、第3の実施例においては、図6及び図7に示すように、支持板46 の四隅部から外方に突出して支持片47,48,49,50を設けたものについ て説明する。
【0033】 本考案の第3の実施例の支持体3は、図6に示すように、包装箱X内に設けた 際に該包装箱X内の四隅部に各支持片47,48,49,50が位置される。
【0034】 各支持片47,48,49,50は、図7に示すように、支持板46の四隅角 部から対角線方向に一対ずつ対向するように外方に突出して大略三角形状に形成 されている。各支持片47,48,49,50は、後述するように包装箱X内に おいて傾斜して起立されたとき該包装箱X内の各隅角部の周壁Zに沿って各支持 片47,48,49,50の両側縁51,52,53,54,55,56,57 ,58が密着する形状に形成されている。
【0035】 更に、各支持片47,48,49,50に対応して、支持板46の隅角部より 内方位置に折目線59,60,61,62が形成されており、各折目線59,6 0,61,62によって各支持片47,48,49,50が起立自在となるよう に、各支持片47,48,49,50の両側端から各折目線59,60,61, 62の両側端にわたって夫々一対の切目63,64,65,66が形成されてい る。
【0036】 また、各折目線59,60,61,62に連なって前記支持板46側にはコ字 形の切目67,68,69,70が形成されている。各切目67,68,69, 70は、前述した第1の実施例と同様にして支持板46の下方側に向かって遊離 する空隙形成片71,72,73,74を形成する。更に、各支持片47,48 ,49,50の先端75,76,77,78から間隔を存した位置から各空隙形 成片71,72,73,74の先端縁79,80,81,82にわたって切目線 83,84,85,86が形成されている。
【0037】 以上の構成からなる支持体3は、図6に示すように、包装箱Xに収納するとき 、各支持片47,48,49,50を折目線59,60,61,62により前記 支持板46に対して上方に起立させ、各支持片47,48,49,50と一体に 各空隙形成片71,72,73,74を前記支持板46に対して下方に突出させ る。
【0038】 次いで、前記支持板46を包装箱X内の底部Yに水平に敷設する。同時に、支 持片47,48,49,50の両側縁51,52,53,54,55,56,5 7,58が包装箱X内の隅角部の周壁Zに当接し、空隙形成片71,72,73 ,74の各先端縁79,80,81,82が包装箱X内の底部Yに当接して、支 持片47,48,49,50は傾斜する起立状態とされる。
【0039】 そして図6に示すように、包装箱X内に設けられた支持体3の支持板46上に 、物品Wを載置したとき、各支持片47,48,49,50は、夫々の方向から 物品Wの外壁に当接して該物品Wを支持固定する。なお、前記第1の実施例と同 様に、各支持片47,48,49,50の対向間隔は、物品Wの外径寸法よりも 多少小さな寸法とされているので、各支持片47,48,49,50は物品Wに よって外方に押圧される。このとき、各支持片47,48,49,50から空隙 形成片71,72,73,74にわたって設けられた前記切目線83,84,8 5,86が物品Wの押圧に従って開放し、各支持片47,48,49,50が物 品W形状に沿って変形され、比較的広い密着面積によって各支持片47,48, 49,50が物品Wを確実に支持固定する。また、各支持片47,48,49, 50に当接した物品Wの押圧が極めて小さい場合は、図示しないが、前記切目線 83,84,85,86を設けなくてもよい。この場合には、支持体3がダンボ ール板紙製であることによって各支持片47,48,49,50が物品Wの形状 に沿って撓むので支障なく物品Wの支持固定を行うことができる。
【0040】 そして、図6に示すように、包装箱X内の支持体3によって物品Wを支持した とき、各支持片47,48,49,50によって物品Wと包装箱Xの周壁Zとの 間に空隙nが形成されると共に、物品Wが載置された支持板46と包装箱Xの底 部Yとの間には前記空隙形成片71,72,73,74によって空隙mが形成さ れるので、充分な緩衝効果を得ることができる。
【0041】 また、第3の実施例においては、図7に示すようにコ字形の切目67,68, 69,70によって形成される空隙形成片71,72,73,74を設けること によって支持板46と包装箱X内の底部Yとの間に空隙mを形成したが、該空隙 mを形成しない場合には、第4の実施例として、前記空隙形成片71,72,7 3,74を形成するコ字形の切目67,68,69,70を設けなくてもよい。
【0042】 第4の実施例における支持体4は、その展開図を図8に示すように、各支持片 47,48,49,50の先端から間隔を存した位置から折目線59,60,6 1,62の方向に延びる第1の切目線87,88,89,90が設けられている 。更に、該第1の切目線87,88,89,90に前記折目線59,60,61 ,62で交わると共に該折目線59,60,61,62に沿って形成された第2 の切目線91,92,93,94が設けられている。その他の部分においては、 前記第3の実施例において説明したものと同一であるので、図中同一の符号を付 してその説明を省略する。
【0043】 該支持体4は、包装箱Xに収納したとき、支持板46が包装箱X内の底部Yに 水平に密着して敷設される。各支持片47,48,49,50は、それらの両側 縁51,52,53,54,55,56,57,58が包装箱X内の隅角部の周 壁Zに当接して支持され、包装箱X内において傾斜した状態が維持されつつ起立 状態とされる。
【0044】 そして、包装箱X内において支持板46上に物品Wを載置したとき、各支持片 47,48,49,50は、夫々の方向から物品Wの外壁に当接して該物品Wを 支持固定する。更にこのとき、各支持片47,48,49,50は物品Wによっ て外方に押圧されるが、第1の切目線87,88,89,90と第2の切目線9 1,92,93,94とが物品Wの押圧に従って開放し、各支持片47,48, 49,50が物品W形状に沿って変形され、各支持片47,48,49,50に よる物品Wの支持固定を確実に行って包装箱X内での物品Wの移動が防止される 。
【0045】 なお、前記第3の実施例において説明した通り、各支持片47,48,49, 50に当接した物品Wの押圧が極めて小さい場合は、図示しないが、前記第1の 切目線87,88,89,90及び第2の切目線91,92,93,94を設け なくてもよい。
【0046】 そして、図示しないが、包装箱X内の支持体4によって物品Wを支持したとき 、各支持片47,48,49,50によって物品Wと包装箱Xの周壁Zとの間に 空隙が形成され、前述した第2の実施例と同様に、該空隙によって緩衝効果を得 ることができる。
【0047】 また、前記の各実施例における支持体1,2,3,4は、ダンボール板紙によ って形成されていことにより焼却処理やリサイクル処理が可能である。各実施例 において使用したダンボール板紙は、日本工業規格のAフルート又はABフルー トである。ABフルートを使用する場合には、包装箱X内の底部Yに対向する側 にBフルートが位置するように支持体1,2,3,4を組み立てることが好まし い。
【0048】
【考案の効果】
以上のことから明らかなように、本考案の物品支持体は、包装箱内に収納する とき前記折目線に沿って各支持片を折り曲げるだけで容易に組み立てることがで き、包装箱内から取り出した際には偏平とすることができるので、包装箱から分 離された状態での保管や輸送に際して広い収納場所を必要とせずコンパクトに収 納することができる。
【0049】 また、各支持片は包装箱内で傾斜状態で起立して各支持片間に物品を支持固定 することができるので、輸送時等に包装箱内での物品の移動を防止することがで きる。
【0050】 更に、各支持片は、包装箱内の周壁と物品との間に空隙を形成して緩衝効果を 得ることができるので、輸送時等に包装箱の側方外部から衝撃を受けても包装箱 内の物品の損傷を防止することができる。
【0051】 また、前記支持片に設けた前記第1の切目線と前記第2の切目線とにより、該 支持片に物品が当接したとき両切目線が物品の押圧を受けて開放し、このとき該 支持片が物品に沿って変形して該支持片と物品とが比較的広い面積で密着するの で、物品を確実に支持固定することができる。
【0052】 また、前記空隙形成片により、該空隙形成片を支持板の下方に突出させ、物品 を載置する支持板と包装箱内の底部との間に空隙を形成して緩衝効果を得ること ができるので、輸送時等に包装箱の外部から衝撃を受けても包装箱内の物品の損 傷を確実に防止することができる。
【0053】 そして更に、本考案の物品支持体は、板紙を材料とすることにより使用後に焼 却処理を行うことができ、また、リサイクル処理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の物品支持体を示す説明
的斜視図。
【図2】図1の物品支持体の展開図。
【図3】図1の III-III線断面図。
【図4】本考案の第2の実施例の物品支持体を示す展開
図。
【図5】包装箱内における図4の物品支持体の断面説明
図。
【図6】本考案の第3の実施例の物品支持体を示す説明
的斜視図。
【図7】図6の物品支持体の展開図。
【図8】本考案の第4の実施例の物品支持体を示す展開
図。
【符号の説明】
1〜4…支持体、5,46…支持板、6〜9,47〜5
0…支持片、10〜13,59〜62…折目線、14〜
17,63〜66…切目、22〜25,71〜74…空
隙形成片、34〜45,86〜94…切目線、W…物
品、X…包装箱、Y…底部、Z…周壁。

Claims (16)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装箱の内部に収納された物品を支持する
    支持体であって、 板紙によって形成され、包装箱内の底部形状に対応する
    平板状の支持板を、包装箱内の底部に対して水平に敷設
    し、 該支持板の周端縁から外方に突出し該支持板に一体に連
    設された複数の舌片状の支持片を、該支持片の両側端か
    ら前記支持板の内方に向かって所定の長さに延設された
    一対の切目と、両切目の先端を結んで延設されて前記支
    持片を前記支持板に対して折り曲げ自在とする折目線と
    により起立方向に折り曲げることにより前記包装箱の底
    部の周縁から起立する周壁内面に各支持片の先端部を当
    接して傾斜状態に起立させて成ることを特徴とする包装
    箱内の物品支持体。
  2. 【請求項2】板紙によって形成され、包装箱内の底部形
    状に対応する平板状の支持板と、 該支持板の周端縁から外方に突出し該支持板に一体に連
    設された複数の支持片と、 該支持片の両側端から前記支持板の内方に向かって所定
    の長さに延設された一対の切目と、 両切目の先端を結んで延設されて前記支持片を前記支持
    板に対して折り曲げ自在とする折目線とを備えてなるこ
    とを特徴とする包装箱内の物品支持体。
  3. 【請求項3】前記支持片は、前記支持板の各隅角部から
    外方に突出し該支持板に一体に連設されており、前記切
    目と前記折目線とを介して起立方向に折り曲げて傾斜状
    態に起立され、該支持片の両側縁が包装箱内の各隅角部
    の周壁に当接されて成ることを特徴とする請求項1記載
    の包装箱内の物品支持体。
  4. 【請求項4】前記支持片は、前記包装箱において傾斜し
    て起立されたとき該包装箱内の各隅角部の周壁に沿って
    該支持片の両側縁が密着する形状に形成されていること
    を特徴とする請求項3記載の包装箱内の物品支持体。
  5. 【請求項5】前記支持片の先端から間隔を存した位置か
    ら前記折目線に向かって延びる第1の切目線と、該第1
    の切目線に前記折目線で交わると共に該折目線に沿って
    所定範囲に形成された第2の切目線とを備え、前記支持
    板に物品が載置されて該支持片の両切目線に物品が当接
    したとき両切目線が開放して物品の形状に沿って該支持
    片を変形自在とする支持部を該支持片に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の包装箱内の物品支持体。
  6. 【請求項6】前記支持片の先端から間隔を存した位置か
    ら前記折目線に向かって延びる第1の切目線と、該第1
    の切目線に前記折目線で交わると共に該折目線に沿って
    所定範囲に形成された第2の切目線とを備え、前記支持
    板に物品が載置されて該支持片の両切目線に物品が当接
    したとき両切目線が開放して物品の形状に沿って該支持
    片を変形自在とする支持部を該支持片に設けたことを特
    徴とする請求項2記載の包装箱内の物品支持体。
  7. 【請求項7】前記支持片の先端から間隔を存した位置か
    ら前記折目線に向かって延びる第1の切目線と、該第1
    の切目線に前記折目線で交わると共に該折目線に沿って
    所定範囲に形成された第2の切目線とを備え、前記支持
    板に物品が載置されて該支持片の両切目線に物品が当接
    したとき両切目線が開放して物品の形状に沿って該支持
    片を変形自在とする支持部を該支持片に設けたことを特
    徴とする請求項3記載の包装箱内の物品支持体。
  8. 【請求項8】前記支持片の先端から間隔を存した位置か
    ら前記折目線に向かって延びる第1の切目線と、該第1
    の切目線に前記折目線で交わると共に該折目線に沿って
    所定範囲に形成された第2の切目線とを備え、前記支持
    板に物品が載置されて該支持片の両切目線に物品が当接
    したとき両切目線が開放して物品の形状に沿って該支持
    片を変形自在とする支持部を該支持片に設けたことを特
    徴とする請求項4記載の包装箱内の物品支持体。
  9. 【請求項9】前記支持片の折目線に連なって前記支持板
    側に設けたコ字形の切目によって形成され、前記支持片
    を起立させたときに前記支持板から遊離して先端が前記
    包装箱の底部に当接されて該包装箱の底部と前記支持板
    との間に空隙を形成する空隙形成片を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の包装箱内の物品支持体。
  10. 【請求項10】前記支持片の折目線に連なって前記支持
    板側に設けたコ字形の切目によって形成され、前記支持
    片を起立させたときに前記支持板から遊離して先端が前
    記包装箱の底部に当接されて該包装箱の底部と前記支持
    板との間に空隙を形成する空隙形成片を設けたことを特
    徴とする請求項2記載の包装箱内の物品支持体。
  11. 【請求項11】前記支持片の折目線に連なって前記支持
    板側に設けたコ字形の切目によって形成され、前記支持
    片を起立させたときに前記支持板から遊離して先端が前
    記包装箱の底部に当接されて該包装箱の底部と前記支持
    板との間に空隙を形成する空隙形成片を設けたことを特
    徴とする請求項3記載の包装箱内の物品支持体。
  12. 【請求項12】前記支持片の折目線に連なって前記支持
    板側に設けたコ字形の切目によって形成され、前記支持
    片を起立させたときに前記支持板から遊離して先端が前
    記包装箱の底部に当接されて該包装箱の底部と前記支持
    板との間に空隙を形成する空隙形成片を設けたことを特
    徴とする請求項4記載の包装箱内の物品支持体。
  13. 【請求項13】前記支持片の先端から間隔を存した位置
    から前記空隙形成片の先端にわたって形成された切目線
    を備え、前記支持板に物品が載置されて該支持片の該切
    目線に物品が当接したとき該切目線が開放して物品の形
    状に沿って該支持片を変形自在とすることを特徴とする
    請求項9記載の包装箱内の物品支持体。
  14. 【請求項14】前記支持片の先端から間隔を存した位置
    から前記空隙形成片の先端にわたって形成された切目線
    を備え、前記支持板に物品が載置されて該支持片の該切
    目線に物品が当接したとき該切目線が開放して物品の形
    状に沿って該支持片を変形自在とすることを特徴とする
    請求項10記載の包装箱内の物品支持体。
  15. 【請求項15】前記支持片の先端から間隔を存した位置
    から前記空隙形成片の先端にわたって形成された切目線
    を備え、前記支持板に物品が載置されて該支持片の該切
    目線に物品が当接したとき該切目線が開放して物品の形
    状に沿って該支持片を変形自在とすることを特徴とする
    請求項11記載の包装箱内の物品支持体。
  16. 【請求項16】前記支持片の先端から間隔を存した位置
    から前記空隙形成片の先端にわたって形成された切目線
    を備え、前記支持板に物品が載置されて該支持片の該切
    目線に物品が当接したとき該切目線が開放して物品の形
    状に沿って該支持片を変形自在とすることを特徴とする
    請求項12記載の包装箱内の物品支持体。
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