JPH08315354A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JPH08315354A
JPH08315354A JP11546595A JP11546595A JPH08315354A JP H08315354 A JPH08315354 A JP H08315354A JP 11546595 A JP11546595 A JP 11546595A JP 11546595 A JP11546595 A JP 11546595A JP H08315354 A JPH08315354 A JP H08315354A
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magnetic
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Application number
JP11546595A
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English (en)
Inventor
Shuji Imazeki
周治 今関
Takayuki Nakakawaji
孝行 中川路
Tomoe Takamura
友恵 高村
Hisashi Morooka
寿至 師岡
Yuko Murakami
祐子 村上
Saburo Shoji
三良 庄司
Yutaka Ito
伊藤  豊
Heigo Ishihara
平吾 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】分子中にベンゼン環またはシクロヘキサン環の
いずれかを複数個含有する低分子液晶様化合物からなる
第1の層と、その上に積層された、パーフロロポリエー
テル系潤滑剤からなる第2の層とからなる複合潤滑膜を
設けた磁気ディスク並びに磁気記録装置。 【効果】極低浮上もしくはコンタクトレコード方式の磁
気記録装置に適した連続摺動耐久性と低粘着性の両方で
優れ、かつ膜厚の設計裕度の大きい潤滑膜を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報を記録する磁気記録
媒体と、磁気記録媒体に情報を記録/再生する磁気ヘッ
ドとからなる磁気記録装置における磁気記録媒体の潤滑
膜に係り、特に、磁気ヘッドと磁気記録媒体のそれぞれ
の表面の幾何学的平均面の最小間隔が50nm以下であ
る小型磁気記録装置における磁気記録媒体の潤滑膜に関
する。
【0002】
【従来の技術】記録/再生用の磁気ヘッドと磁気記録媒
体を主要構成要素とする磁気記録装置では、磁気ヘッド
と磁気記録媒体との間に摩擦力が発生し、磁気ヘッドお
よび磁気記録媒体の摩耗損傷の原因となる。摩耗損傷が
磁性層まで到達すると、磁性層に記録されている情報が
破壊される、いわゆる、ヘッドクラッシュ現象が発生す
るため、このヘッドクラッシュを防ぐことが磁気記録装
置の信頼性を確保する上で重要な課題となっている。ヘ
ッドクラッシュを防ぐには磁気記録媒体自体の耐摩耗性
を向上させる必要があり、そのため磁性層は、通常、炭
素,酸化物,炭化物,窒化物等からなる保護層により被
覆され、さらに保護層上には潤滑膜が形成される。この
ような潤滑膜には低表面エネルギ,耐熱性,化学的安定
性、および潤滑性等の特性が要求され、米国特許第3778
308 号に記載されているパーフロロアルキルポリエーテ
ル系もしくはパーフロロアルキル系化合物が現在最も多
く使用されている。
【0003】現在主流となっている磁気記録装置では、
磁気ヘッドと磁気記録媒体面との間に一定間隔の空間を
形成して記録/再生を行う方式が用いられる。この一定
間隔は浮上量と呼ばれる。磁気記録媒体への記録密度を
高めるには磁気ヘッドの浮上量をより小さくする必要が
あるが、近年、磁気記録装置の高記録密度化が急ピッチ
で進んでいるため、浮上量も低下の一途をたどってい
る。さらに、近年、浮上量低下の極限として、磁気ヘッ
ドを磁気記録媒体に常時接触させながら記録/再生を行
う方式、いわゆる、コンタクトレコード方式も提唱され
るようになった。このように浮上量が低下してくると、
磁気ヘッドと磁気記録媒体面が接触摺動する時間が必然
的に増加するため、潤滑膜の連続摺動耐久性を高めて動
摩擦係数や摩耗の低減をはかる必要がある。また、この
ような極低浮上方式あるいはコンタクトレコード方式を
とる磁気記録装置では、ディスクの面粗さやうねりが小
さくなるため、ヘッド/ディスク間で高い最大静止摩擦
力(以後、粘着と呼ぶ)が発生しやすくなる。粘着はデ
ィスクの起動不能やヘッドの損傷の原因となる。従っ
て、極低浮上方式あるいはコンタクトレコード方式をと
る磁気記録装置では、信頼性の観点から、潤滑膜の低粘
着化も必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、極低浮
上方式あるいはコンタクトレコード方式をとる磁気記録
装置では、潤滑膜の連続摺動耐久性と低粘着性を両立さ
せることがが必須となる。一般に、連続摺動耐久性と粘
着性は、潤滑膜の構造と構成材料の面からは相反する関
係にあり、単一成分から構成される潤滑膜では、その両
立に限界があると考えられている。例えば、潤滑膜の膜
厚が大きい場合には、連続摺動耐久性には有利である
が、粘着性に関しては不利となる。一方、粘着を回避し
ようとして、膜厚を薄くすると、連続摺動耐久性の低下
や、潤滑膜被覆率の低下などが起こる。潤滑膜被覆率の
低下は、ディスクの耐腐食性の低下等、ディスク性能に
様々な悪影響を及ぼす。従って、今後の、ヘッド浮上量
のさらなる低下に呼応して、潤滑膜をさらに薄くした場
合、単一成分から構成される従来型の潤滑膜では、連続
摺動信頼性を確保することはきわめて困難になることが
予想される。
【0005】このような困難を乗り越える方法として潤
滑膜の複合膜化が注目されている。すなわち、分子構造
の異なる複数の潤滑剤をそれぞれ別個の層の形で積層さ
せることにより、単一成分の潤滑膜では実現困難な高性
能化ないし多機能化を達成するというコンセプトが米国
特許4,529,659 号に見られる。しかし、このような複合
膜を構成する潤滑剤の組合せについては十分な検討がな
されておらず、複合膜化のメリットが十分に活かされて
いるとは言い難い。また、磁気記録層とヘッドとの間隔
をできるだけ狭めて記録密度を上げるという観点から
は、複合膜を構成する個々の層の厚さを、被覆性を損な
うことなくできる限り薄くして、全体としての膜厚を、
少なくとも従来の潤滑膜のそれよりも厚くすることな
く、すぐれた摺動特性を達成することが必須となる。す
なわち、従来多用されてきたパーフロロポリエーテル系
のポリマの場合、その吸着単分子膜の膜厚は、分子量に
もよるが、少なくとも1.5 〜2nm以上であると推定
され、名目的にこれ以下の膜厚に設定しようとすると、
前記吸着膜の被覆率が大幅に低下してしまう可能性があ
る。被覆性は磁気記録媒体表面の摺動耐久性や耐腐食性
と密接に関連しており、極力低下させないことが望まし
い。従って、複合潤滑膜では、単独でも膜厚が1.5 〜
2nm以下の吸着単分子膜を高い被覆率で容易に形成で
きる化合物を、少なくともその構成成分の一つとして用
いることが必要である。しかしながら、複合潤滑膜の構
成成分として好ましいこのような化合物の検討は低分子
系・高分子系を問わず、十分に行われているとは言い難
く、現状材料を用いる限り、複合化による摺動特性の向
上と潤滑膜の薄膜化は互いに相反する関係にあると言っ
ても過言ではない。
【0006】本発明の目的は、複合化に伴う膜厚の増大
が軽微で、膜厚設計上の裕度が高い、連続摺動耐久性と
低粘着性の両方で優れた複合型潤滑膜およびその設計指
針を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意検討を
重ねた結果、通常用いられるパーフロロポリエーテル系
のポリマを上層とし、吸着性が高く、吸着時にその分子
長軸を磁気記録媒体面に対して平行にしようとする傾向
を有する低分子化合物を下層としたときに、下層部分が
トータル膜厚に占める割合をきわめて小さくでき、かつ
パーフロロポリエーテル系ポリマのみからなる潤滑膜に
比べて、摺動特性が優れた複合膜が得られることを見出
し、本発明を完成することができた。さらに、上記低分
子化合物として、分子中にベンゼン環またはシクロヘキ
サン環のいずれかを複数個含有する低分子液晶様化合物
を用いた場合に特に優れた性能が得られることも見出し
た。すなわち、本発明の要旨とするところは、情報を記
録する磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に情報を記録
および再生する磁気ヘッドとを有する磁気記録装置で、
前記磁気ヘッドと前記磁気記録媒体のそれぞれの表面の
幾何学的平均面の最小間隔が50nm以下の磁気記録装
置において、前記磁気記録媒体の最外層として設けられ
る潤滑膜を、まず前記磁気記録媒体面上に第1の層を形
成した後、第1の層と異なる組成からなる第2の層を第
1の層上に積層した膜とし、かつ、第1の層を構成する
化合物を、分子中にベンゼン環またはシクロヘキサン環
のいずれかを複数個含有する低分子液晶様化合物とし、
第2の層を構成する化合物を、分子中にパーフロロポリ
エーテル鎖を含有する化合物とすることにある。本発明
により、複合化に伴う膜厚の増大が軽微で、膜厚設計上
の裕度が高い、連続摺動耐久性と低粘着性の両方で優れ
た複合型潤滑膜を得ることができる。
【0008】液晶化合物を磁気ディスクの潤滑膜として
用いるという例は米国特許5026577号に記載されてい
る。そこで用いられている液晶はコレステロール系化合
物からなるコレステリック液晶に限られており、本発明
で用いられる化合物である、分子中にベンゼン環または
シクロヘキサン環を複数個含有する低分子液晶様化合物
とは、分子構造的に全く異なる。さらに、上記米国特許
では、液晶化合物を磁気ディスク用潤滑膜として用いる
メリットとしては、もっぱら潤滑剤の低コスト化が強調
されており、本発明のような複合潤滑膜の組成の一部と
して用いるというコンセプト、あるいはそれを連想させ
る記述は全く見当らない。また、米国特許以外の公知文
献でも、本発明のように、分子中にベンゼン環またはシ
クロヘキサン環を複数個含有する低分子液晶様化合物を
複合潤滑膜の構成要素として用いられた例は見当らな
い。
【0009】本発明による複合潤滑膜の第2層として用
いるパーフロロポリエーテル系潤滑剤は、公知材料から
広く選ぶことができる。具体的には、これまで磁気ディ
スク用の潤滑剤として用いられているデュポン社製Kryt
ox(R),ダイキン社製Demnum(R),モンテフロズ社製Fo
mblin(R)等のパーフロロアルキルポリエーテル系潤滑
剤があげられ、これらの誘導体も含まれる。
【0010】本発明による複合潤滑膜の第1層として用
いる、低分子液晶様化合物は化2で表される構造を持つ
ものが好ましい。
【0011】
【化2】 X0−Q1−B1−Q2−(B2)a−(Q3)b−(Q4)c−R0 …(化2) (上記式中、X0 はシアノ基,チオシアノ基,アルキル
基,アルコキシ基,アルコキシアルキル基,パーフロロ
アルキルオキシ基またはパーフロロアルキル基を、Q1
はフェニレン基またはシクロヘキシレン基を、B1 は単
結合、−OCO−基または−COO−基を、Q2 はフェ
ニレン基またはシクロヘキシレン基を、B2 は単結合ま
たは−COO−基を、Q3 はフェニレン基またはシクロ
ヘキシレン基を、Q4 はフェニレン基を、R0 はアルキ
ル基、アルコキシ基またはアルコキシアルキルをそれぞ
れ表す。Q1 がフェニレン基であるとき、前記フェニレ
ン基はフッ素原子で置換されてもよい。Q2 がフェニレ
ン基であるとき、前記フェニレン基はシアノ基で置換さ
れてもよい。a,b,cは0または1の整数を表し、b
が0のときaも0であり、bが1のときaも1であ
る。)本発明では、低分子液晶様化合物という言葉で、
複数個のベンゼン環またはシクロヘキサン環が、単結合
またはエステル結合を介して、直線状に連なった低分子
化合物を意味し、化2で表すことができる。もちろん、
化2で表される化合物がすべて液晶状態を示すとは限ら
ないが、そのような化合物でも、化2で表される化合物
であれば、本発明で用いることができる。本発明で用い
られる低分子液晶様化合物の具体例は、以下のような化
合物があげられる。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】
【化13】
【0023】
【化14】
【0024】
【化15】
【0025】
【化16】
【0026】
【化17】
【0027】
【化18】
【0028】
【化19】
【0029】
【化20】
【0030】
【化21】
【0031】
【化22】
【0032】
【化23】
【0033】
【化24】
【0034】
【化25】
【0035】
【化26】
【0036】
【化27】
【0037】
【化28】
【0038】
【化29】
【0039】
【化30】
【0040】
【化31】
【0041】
【化32】
【0042】
【化33】
【0043】
【化34】
【0044】本発明の潤滑膜は様々な方法により磁気記
録媒体上に形成することが可能である。具体的には、浸
漬法,LB法,スプレー法,スピンコート法,キャスト
法,真空蒸着法,分子線蒸着法等の方法を用いることが
できる。
【0045】また、本発明で、第1層形成後に、溶剤に
よる洗浄を実施することも可能である。第1層を形成後
に溶剤による洗浄を実施するかどうかは、膜厚調整の観
点から決定される。
【0046】また、本発明で、必要に応じて、第1層形
成後または第2層形成後に加熱処理または紫外線照射処
理を行うこともできる。加熱処理は、用いる潤滑剤にも
よるが、70℃〜200℃の範囲、好ましくは90℃〜
170℃の範囲で実施することが望ましい。
【0047】本発明の磁気記録装置に適用される磁気記
録媒体は、直径が3.5 インチ以下であることが好まし
い。1個のヘッドで記録/再生を行う系の場合、これよ
り直径が大きいと、磁気ヘッド表面との最小間隔が50
nm以下の磁気記録装置を形成し難いからである。
【0048】磁気記録媒体の構成は、非磁性支持体上に
少なくとも磁性層を有し、前記磁性層上、もしくは前記
磁性層上に保護膜を介して潤滑膜を形成したものが好ま
しい。また、非磁性支持体と磁性層との間に下地層を介
した構成の磁気記録媒体についても適用可能である。非
磁性支持体,磁性層,保護層は何等限定されるものでは
なく、従来より知られているものが何でも使用できる。
【0049】
【作用】化2で表される低分子液晶様化合物の或るもの
は、基板面に分子長軸を平行に配向させて吸着すること
が知られている。このため、被覆率を下げずにきわめて
薄い膜厚が達成されるものと推定される。これにより、
複合化に伴う膜厚の増大が軽微で、膜厚設計上の裕度が
高い、連続摺動耐久性と低粘着性の両方で優れた複合型
潤滑膜が実現できたと考えられる。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
【0051】(実施例1)表面を鏡面研磨した3.5 イ
ンチのアルミ合金基板上にNiP下地膜10μm,Cr
中間膜0.5 μm,Co−Cr−Pt60nm,カーボ
ン保護膜20nmを順に形成したスパッタ磁気ディスク
を準備した。なお、ディスク表面の面粗さは中心線平均
粗さでRa1.2 nmである。次に、化35の化合物を
クロロホルムに0.01wt%の濃度で溶解させた溶液
を調製した。
【0052】
【化35】
【0053】この溶液中に上記磁気ディスクを浸漬する
ことにより、化35を磁気ディスク上に塗布した(第1
回目の塗布)。塗布条件は、溶液中での滞留時間180
秒,溶液からの引上げ速度2.5 mm/sとした。さらに
磁気ディスクを純粋なクロロホルム中に浸漬し、余分に
付着した化35をディスク上より除去した。
【0054】次にこの磁気ディスクを化36で示すフッ
素系潤滑剤(平均分子量4000)溶液中に浸漬し、フ
ッ素系潤滑剤を塗布した(第2回目の塗布)。
【0055】
【化36】 HO−CH2CF2(OCF2CF2)m(OCF2)nOCF2CH2−OH …(化36) 潤滑剤の塗布溶液濃度は0.03 wt%とし、溶媒には
住友3M社製フッ素系溶剤PF5052を用いた。塗布条件は
第1回目のときと同じとした。以上の工程により形成さ
れた潤滑膜の全膜厚は2.5 nmであった。膜厚はエリ
プソメータにより測定した。
【0056】潤滑膜を塗布した磁気ディスクの連続摺動
耐久性と低粘着性を確認するため、図1に示す実験系で
以下の測定を行った。図中、測定する磁気ディスク5
は、装置下部のモータと直結のスピンドル8に取り付け
られ、ディスク押さえ9で固定されている。ヘッド・ス
ライダ6は、ディスクの回転方向と順方向にレール面が
接するインラインタイプ(Al23TiC製20T)のも
のであり、ロードセル10に接続されているアーム7に
固定されている。ロードセル10を固定しているステー
ジ11は、半径方向に移動可能であり、各トラックでの
評価が可能である。モータを回転させることによりヘッ
ド・スライダ6と磁気ディスク5の間で発生する摩擦力
をロードセルで測定する。
【0057】連続摺動耐久性は、ヘッド・スライダをデ
ィスクに接触した状態で二十万回まで連続的に摺動さ
せ、その間の最大動摩擦係数とディスクがクラッシュす
る周回数を測定することにより評価した。ディスクのク
ラッシュは、潤滑膜の下地であるカ−ボン保護膜が完全
に摩耗し、磁性膜が露出した状態である。クラッシュが
発生すると目視により確認できる摺動痕が発生するの
で、その時点で実験を中止し、そこまでの周回数を記録
した。なお、二十万回以下でディスクがクラッシュした
場合の最大動摩擦係数は、ディスクがクラッシュした時
点までに測定された最大動摩擦係数を採用した。測定
は、ヘッドの押しつけ荷重5g,ディスク回転数150
rpm で行った。
【0058】粘着の測定はヘッド・スライダとディスク
を接触させた状態でディスクを低速で回転させ、回転直
後に発生する最大静止摩擦係数を測定した。測定は、ヘ
ッドの押しつけ荷重5g,ディスク回転数1rpm で行っ
た。
【0059】表1に上記の評価結果を示す。
【0060】
【表1】
【0061】(比較例1)実施例1と同じ磁気ディスク
を準備し、潤滑剤である化36を、実施例1の第2回目
塗布と全く同じ塗布条件で塗布した。但し、濃度は0.
03 wt%とした。膜厚は2.5 nmであった。膜厚
はエリプソメータにより測定した。連続摺動耐久性と粘
着性の評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表
1に示す。表1より、実施例1の潤滑膜の方が本比較例
のそれよりも連続摺動耐久性,粘着性いずれでも優れて
いることがわかる。
【0062】(実施例2)実施例1と同じ磁気ディスク
を準備し、化37に示す化合物をクロロホルムに0.0
1 wt%の濃度で溶解させた溶液中に浸漬し、化37
を、磁気ディスク上に塗布した(第1回目の塗布)。塗
布条件は実施例1の第1回目の塗布の場合と同じとし
た。
【0063】
【化37】
【0064】さらに上記磁気ディスクを純粋なクロロホ
ルム中に浸漬し、余分に付着した化35をディスク上よ
り除去した。次にこの磁気ディスクを化38で示すフッ
素系潤滑剤(平均分子量4000)溶液中に浸漬し、フ
ッ素系潤滑剤を塗布した(第2回目の塗布)。
【0065】
【化38】 X2−OCH2CF2O(CF2CF2O)m(CF2O)nCF2CH2O−X2 …(化38) (上記式中、X2 はピペロニル基を示す。)潤滑剤の塗
布溶液濃度は0.05 wt%とし、溶媒には住友3M社
製フッ素系溶剤PF5052を用いた。塗布条件は第1回目の
ときと同じとした。以上の工程により形成された潤滑膜
の全膜厚は2.6 nmであった。膜厚はエリプソメータ
により測定した。
【0066】本実施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久
性と粘着性を実施例1と同様の方法で評価した。結果を
表1に示す。
【0067】(比較例2)実施例2と同じ磁気ディスク
を準備し、潤滑剤である化38を、実施例2の第2回目
の塗布と全く同じ塗布条件で塗布した。但し、濃度は
0.05 wt%とした。膜厚は2.5 nmであった。膜
厚はエリプソメータにより測定した。塗布後の加熱及び
第2回目の潤滑剤塗布を行うことなく連続摺動耐久性と
粘着性の評価を実施例2と同様の方法で行った。結果を
表1に示す。表1より、実施例2の潤滑膜の方が本比較
例のそれよりも連続摺動耐久性,粘着性いずれでも優れ
ていることがわかる。
【0068】(実施例3)実施例1と同じ磁気ディスク
を準備し、化39に示す化合物をクロロホルムに0.0
1 wt%の濃度で溶解させた溶液中に浸漬し、化39
を、磁気ディスク上に塗布した(第1回目の塗布)。塗
布条件は実施例1の第1回目の塗布の場合と同じとし
た。
【0069】
【化39】
【0070】さらに上記磁気ディスクを純粋なクロロホ
ルム中に浸漬し、余分に付着した化39をディスク上よ
り除去した。次にこの磁気ディスクを化40で示すフッ
素系潤滑剤(平均分子量4000)溶液中に浸漬し、フ
ッ素系潤滑剤を塗布した(第2回目の塗布)。
【0071】
【化40】 X2−OCH2CF2O(CF2CF2O)m(CF2O)nCF2CH2O−X2 …(化40) (上記式中、X2 はピペロニル基を示す。)潤滑剤の塗
布溶液濃度は0.05 wt%とし、溶媒には住友3M社
製フッ素系溶剤PF5052を用いた。塗布条件は第1回目の
ときと同じとした。以上の工程により形成された潤滑膜
の全膜厚は2.6 nmであった。膜厚はエリプソメータ
により測定した。
【0072】本実施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久
性と粘着性を実施例1と同様の方法で評価した。結果を
表1に示す。
【0073】(比較例3)実施例3と同じ磁気ディスク
を準備し、潤滑剤である化40を、実施例3の第2回目
の塗布と全く同じ塗布条件で塗布した。但し、濃度は
0.05 wt%とした。膜厚は2.6 nmであった。膜
厚はエリプソメータにより測定した。連続摺動耐久性と
粘着性の評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を
表1に示す。表1より、実施例3の潤滑膜の方が本比較
例のそれよりも連続摺動耐久性,粘着性いずれでも優れ
ていることがわかる。
【0074】(実施例4)実施例1と同じ磁気ディスク
を準備し、化41に示す化合物をクロロホルムに0.0
1 wt%の濃度で溶解させた溶液中に浸漬し、化41
を、磁気ディスク上に塗布した(第1回目の塗布)。塗
布条件は実施例1の第1回目の塗布の場合と同じとし
た。
【0075】
【化41】
【0076】さらに磁気ディスクを純粋なクロロホルム
中に浸漬し、余分に付着した化41をディスク上より除
去した。次にこの磁気ディスクを化42で示すフッ素系
潤滑剤(平均分子量4000)溶液中に浸漬し、フッ素
系潤滑剤を塗布した(第2回目の塗布)。
【0077】
【化42】 X2−OCH2CF2O(CF2CF2O)m(CF2O)nCF2CH2O−X2 …(化42) (上記式中、X2 はピペロニル基を示す。)潤滑剤の塗
布溶液濃度は0.05 wt%とし、溶媒には住友3M社
製フッ素系溶剤PF5052を用いた。塗布条件は第1回目の
ときと同じとした。以上の工程により形成された潤滑膜
の全膜厚は2.7 nmであった。膜厚はエリプソメータ
により測定した。
【0078】本実施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久
性と粘着性を実施例1と同様の方法で評価した。結果を
表1に示す。
【0079】(比較例4)実施例4と同じ磁気ディスク
を準備し、潤滑剤である化42を、実施例4の第2回目
の塗布と全く同じ塗布条件で塗布した。但し、濃度は
0.05 wt%とした。膜厚は2.6 nmであった。膜
厚はエリプソメータにより測定した。連続摺動耐久性と
粘着性の評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を
表1に示す。表1より、実施例4の潤滑膜の方が本比較
例のそれよりも連続摺動耐久性,粘着性いずれでも優れ
ていることがわかる。
【0080】(実施例5)実施例1と同じ磁気ディスク
を準備し、化43に示す化合物をクロロホルムに0.0
1 wt%の濃度で溶解させた溶液中に浸漬し、化43
を、磁気ディスク上に塗布した(第1回目の塗布)。塗
布条件は実施例1の第1回目の塗布の場合と同じとし
た。
【0081】
【化43】
【0082】さらに磁気ディスクを純粋なクロロホルム
中に浸漬し、余分に付着した化43をディスク上より除
去した。次にこの磁気ディスクを化44で示すフッ素系
潤滑剤(平均分子量4000)溶液中に浸漬し、フッ素
系潤滑剤を塗布した(第2回目の塗布)。
【0083】
【化44】 X2−OCH2CF2O(CF2CF2O)m(CF2O)nCF2CH2O−X2 …(化44) (上記式中、X2 はピペロニル基を示す。) 上記潤滑剤の塗布溶液濃度は0.05 wt%とし、溶媒
には住友3M社製フッ素系溶剤PF5052を用いた。塗布条
件は第1回目のときと同じとした。以上の工程により形
成された潤滑膜の全膜厚は2.8 nmであった。膜厚は
エリプソメータにより測定した。
【0084】本実施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久
性と粘着性を実施例1と同様の方法で評価した。結果を
表1に示す。
【0085】(比較例5)実施例5と同じ磁気ディスク
を準備し、潤滑剤である化42を、実施例5の第2回目
の塗布と全く同じ塗布条件で塗布した。但し、濃度は
0.05 wt%とした。膜厚は2.6 nmであった。膜
厚はエリプソメータにより測定した。連続摺動耐久性と
粘着性の評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を
表1に示す。表1より、実施例5の潤滑膜の方が本比較
例のそれよりも連続摺動耐久性,粘着性いずれでも優れ
ていることがわかる。
【0086】(実施例6)実施例1と同じ磁気ディスク
を準備し、化45に示す化合物をクロロホルムに0.0
1 wt%の濃度で溶解させた溶液中に浸漬し、化45
を、磁気ディスク上に塗布した(第1回目の塗布)。塗
布条件は実施例1の第1回目の塗布の場合と同じとし
た。
【0087】
【化45】
【0088】さらに磁気ディスクを純粋なクロロホルム
中に浸漬し、余分に付着した化45をディスク上より除
去した。次にこの磁気ディスクを化46で示すフッ素系
潤滑剤(平均分子量4000)溶液中に浸漬し、フッ素
系潤滑剤を塗布した(第2回目の塗布)。
【0089】
【化46】 CH3OOCCF2O(CF2CF2O)m(CF2O)nCF2COOCH3 …(化46) 潤滑剤の塗布溶液濃度は0.03 wt%とし、溶媒には
住友3M社製フッ素系溶剤PF5052を用いた。塗布条件は
第1回目のときと同じとした。以上の工程により形成さ
れた潤滑膜の全膜厚は2.8 nmであった。膜厚はエリ
プソメータにより測定した。
【0090】本実施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久
性と粘着性を実施例1と同様の方法で評価した。結果を
表1に示す。
【0091】(比較例6)実施例6と同じ磁気ディスク
を準備し、潤滑剤である化46を、実施例6の第2回目
の塗布と全く同じ塗布条件で塗布した。但し、濃度は
0.03 wt%とした。膜厚は2.7 nmであった。膜
厚はエリプソメータにより測定した。連続摺動耐久性と
粘着性の評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を
表1に示す。表1より、実施例6の潤滑膜の方が本比較
例のそれよりも連続摺動耐久性,粘着性いずれでも優れ
ていることがわかる。
【0092】(実施例7)実施例1と同じ磁気ディスク
を準備し、化47に示す化合物をクロロホルムに0.0
1 wt%の濃度で溶解させた溶液中に浸漬し、化47
を、磁気ディスク上に塗布した(第1回目の塗布)。塗
布条件は実施例1の第1回目の塗布の場合と同じとし
た。
【0093】
【化47】
【0094】さらに磁気ディスクを純粋なクロロホルム
中に浸漬し、余分に付着した化47をディスク上より除
去した。次にこの磁気ディスクを化48で示すフッ素系
潤滑剤(平均分子量4000)溶液中に浸漬し、フッ素
系潤滑剤を塗布した(第2回目の塗布)。
【0095】
【化48】 X1−CF2(OCF2CF2)m(OCF2)nOCF2−X1 …(化48) (上記式中、X1は−COO-・H3N+−φ1−O−φ2
を表す。ここでφ12は、それぞれフェニレン基およ
びフェニル基を表す。) 潤滑剤の塗布溶液濃度は0.03 wt%とし、溶媒には
住友3M社製フッ素系溶剤PF5052を用いた。塗布条件は
第1回目のときと同じとした。以上の工程により形成さ
れた潤滑膜の全膜厚は2.7 nmであった。膜厚はエリ
プソメータにより測定した。
【0096】本実施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久
性と粘着性を実施例1と同様の方法で評価した。結果を
表1に示す。
【0097】(比較例7)実施例7と同じ磁気ディスク
を準備し、潤滑剤である化48を、実施例7の第2回目
の塗布と全く同じ塗布条件で塗布した。但し、濃度は
0.03 wt%とした。膜厚は2.6 nmであった。膜
厚はエリプソメータにより測定した。連続摺動耐久性と
粘着性の評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を
表1に示す。表1より、実施例7の潤滑膜の方が本比較
例のそれよりも連続摺動耐久性,粘着性いずれでも優れ
ていることがわかる。
【0098】
【発明の効果】本発明により、連続摺動耐久性と低粘着
性の両方で優れ、かつ膜厚の設計裕度の大きい潤滑膜を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置起動開始直後に発生する最大
静止摩擦力と磁気ディスク作動中に発生する動摩擦力と
摩耗を測定する評価装置の説明図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、2…ヘッド・スライダ、3…アー
ム、4…スピンドル、5…ディスク押さえ、6…ロード
セル、7…ステージ、8…ジンバル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 師岡 寿至 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 村上 祐子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 庄司 三良 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 伊藤 豊 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 石原 平吾 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録する磁気記録媒体と、前記磁気
    記録媒体に情報を記録および再生する磁気ヘッドとを有
    する磁気記録装置で、前記磁気ヘッドと前記磁気記録媒
    体のそれぞれの表面の幾何学的平均面の最小間隔が50
    nm以下の磁気記録装置において、前記磁気記録媒体の
    最外層として設けられる潤滑膜が、まず前記磁気記録媒
    体面上に第1の層を形成後、次に前記第1の層と異なる
    組成からなる第2の層を前記第1の層上に積層してなる
    膜であり、かつ、前記第1の層を構成する化合物が、吸
    着時にその分子長軸を前記磁気記録媒体面に対して平行
    にしようとする傾向を有する低分子化合物であり、前記
    第2の層を構成する化合物が、分子中にパーフロロポリ
    エーテル鎖を含有する化合物であることを特徴とする磁
    気記録装置。
  2. 【請求項2】情報を記録する磁気記録媒体と、前記磁気
    記録媒体に情報を記録および再生する磁気ヘッドとを有
    する磁気記録装置で、前記磁気ヘッドと前記磁気記録媒
    体のそれぞれの表面の幾何学的平均面の最小間隔が50
    nm以下の磁気記録装置において、前記磁気記録媒体の
    最外層として設けられる潤滑膜が、まず前記磁気記録媒
    体面上に第1の層を形成後、次に前記第1の層と異なる
    組成からなる第2の層を前記第1の層上に積層してなる
    膜であり、かつ、前記第1の層を構成する化合物が、分
    子中にベンゼン環またはシクロヘキサン環を複数個含有
    する低分子液晶様化合物であり、前記第2の層を構成す
    る化合物が、分子中にパーフロロポリエーテル鎖を含有
    する化合物であることを特徴とする磁気記録装置。
  3. 【請求項3】前記第1の層を形成する化合物が化1で表
    される低分子液晶様化合物である請求項2に記載の磁気
    記録装置。 【化1】 X0−Q1−B1−Q2−(B2)a−(Q3)b−(Q4)c−R0 …(化1) (上記式中、X0 はシアノ基,チオシアノ基,アルキル
    基,アルコキシ基,アルコキシアルキル基,パーフロロ
    アルキルオキシ基またはパーフロロアルキル基を、Q1
    はフェニレン基またはシクロヘキシレン基を、B1 は単
    結合,−OCO−基または−COO−基を、Q2はフェ
    ニレン基またはシクロヘキシレン基を、B2は単結合ま
    たは−COO−基を、Q3 はフェニレン基またはシクロ
    ヘキシレン基を、Q4 はフェニレン基を、R0 はアルキ
    ル基,アルコキシ基またはアルコキシアルキルをそれぞ
    れ表す。Q1 がフェニレン基であるとき、前記フェニレ
    ン基はフッ素原子で置換されてもよい。Q2 がフェニレ
    ン基であるとき、前記フェニレン基はシアノ基で置換さ
    れてもよい。a,b,cは0または1の整数を表し、b
    が0のときaも0であり、bが1のときaも1であ
    る。)
  4. 【請求項4】一つの磁気記録媒体面の情報を記録再生す
    る磁気ヘッドが一つであり、かつ磁気記録媒体の直径が
    3.5 インチ以下である請求項1に記載の磁気記録装
    置。
JP11546595A 1995-05-15 1995-05-15 磁気記録装置 Pending JPH08315354A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999004390A1 (fr) * 1997-07-17 1999-01-28 Sony Corporation Support d'enregistrement magnetique et dispositif d'enregistrement/de reproduction magnetique le comprenant
US7171845B2 (en) 2005-02-16 2007-02-06 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Apparatus for measurement of friction force at the interface of a slider and rotating disk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999004390A1 (fr) * 1997-07-17 1999-01-28 Sony Corporation Support d'enregistrement magnetique et dispositif d'enregistrement/de reproduction magnetique le comprenant
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