JP3297222B2 - 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク及び磁気ディスク装置

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JP3297222B2
JP3297222B2 JP27242594A JP27242594A JP3297222B2 JP 3297222 B2 JP3297222 B2 JP 3297222B2 JP 27242594 A JP27242594 A JP 27242594A JP 27242594 A JP27242594 A JP 27242594A JP 3297222 B2 JP3297222 B2 JP 3297222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気情報を記録する磁
気ディスク及びその磁気ディスクを組み込んだ磁気ディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードタイプの磁気ディスクは、大容量
の情報記録再生装置として汎用性が高い。また、磁気デ
ィスクを組み込んだ磁気ディスク装置は、ラップトップ
やブック型のワードプロセッサー、パーソナルコンピュ
ーター等に見られるようなコンピューターのダウンサイ
ジングに伴い、ディスクの小径化並びに装置の小形軽量
化が進んでいる。しかし、ディスクサイズは小径化が進
むものの、その記録容量に関しては高記録密度化が要求
されている。現在、すでに3.5インチ以下の径の磁気
ディスクで200Mb/in2 以上の記録密度を持つ磁
気ディスクが市販されており、今後は大容量の小形の磁
気ディスク装置が主流となることは確実である。
【0003】小径ディスクを搭載した小形の磁気ディス
ク装置では、ディスクの小径化に対応しヘッド・スライ
ダーや装置を構成する各部品を小形化する必要がある。
また、磁気ディスクの記録容量を増大させるためには、
高記録密度化が可能となる高性能なヘッドや磁性媒体材
料を開発することは勿論であるが、ヘッドとディスクと
の間隔を狭くすること、すなわちヘッド浮上量を低減さ
せる必要もある。現在、市販されている磁気ディスク装
置ではヘッド浮上量が0.1μm程度まで狭くなってい
る。このヘッド浮上量低下の傾向は、磁気ディスクの記
録密度の増大と装置の小形化に伴い、今後も更に進むこ
とが確実であり、近い将来ヘッドとディスクは、ナノメ
ータオーダーの浮上領域(極低浮上)あるいは完全な接
触状態(コンタクト)で記録再生することになり、必然
的に摺動条件は苛酷になる。このため、ディスクの最外
表面に形成される潤滑膜は、磁気ディスクの摺動信頼性
を直接左右するため、今後もさらに高い摺動耐久性が要
求されている。
【0004】現在、市販されている磁気ディスクは、潤
滑膜に低表面エネルギーで耐熱性、化学安定性、潤滑性
に優れるフッ素化合物を使用している。また、使用する
フッ素系化合物はディスク表面に吸着しやすい官能基を
有するパーフロロアルキルもしくはパーフロロポリエー
テル系化合物が主流となっている。例えば特開昭64−
9961号公報、特開平4−95217号公報、特開平
3−222114号公報、特開昭63−258992号
公報等に記載のフッ素系化合物はパーフロロポリエーテ
ル鎖の末端にディスク表面と吸着する極性基を導入した
ものである。さらに、ディスク表面との吸着力を強化す
るものとして、ディスク表面と反応し固着するシランカ
ップリング基を官能基として持つフッ素系化合物が特開
昭63−225918号公報、特開昭64−56688
号公報等に提案されている。
【0005】また、近年摺動耐久性の向上やディスクの
腐食防止で必要となる潤滑剤分子の高被覆性あるいはヘ
ッドによる摺動部での修復性などの高性能化、多機能化
を実現するために各特性に優れる潤滑剤を複数使用した
潤滑膜(混合膜)が提案されている。例えば、広範囲な
使用温度条件で摩擦係数を低減させるために、パーフロ
ロアルキルカルボン酸エステルと脂肪酸との混合潤滑剤
(特開昭62−103828号公報)、パーフロロアル
キルカルボン酸エステルとパーフロロポリエーテルとの
混合潤滑剤(特開昭62−103838号公報)、パー
フロロアルキルカルボン酸と高級脂肪酸との混合潤滑剤
(特開昭60−107732号公報)などが提案されて
いる。また、各種使用条件下で優れた潤滑効果を長時間
持続させるためにパーフルオロポリエーテルと長鎖炭化
水素との混合潤滑剤も提案されている(特開平5−23
0483号公報、特開平5−247483号公報、特開
平5−258286号公報など)。あるいは、潤滑膜の
耐久性を向上させるため極性パーフルオロポリエーテル
と非極性パーフルオロポリエーテルとの混合潤滑剤も提
案されている(特開昭61−113126号公報、特開
平3−25720号公報、特開平2−240828号公
報、特開平4−311812号公報、特開平6−286
65号公報など)。その他には、高粘度と低粘度の二種
以上の潤滑剤をそれぞれに積層する手法(特開平4−7
6816号公報)、媒体表面に対して付着性の良い潤滑
剤と磁気ヘッド側に対して付着性の良い潤滑剤との複合
体からなる潤滑剤層(特開平1−302529号公
報)、積層する方式で第1層を真空蒸着法で形成し、そ
の上に液体の潤滑剤を第2層として形成した潤滑層(特
開平3−207021号公報)等が提案されている。
【0006】以上の公知例は、これまで単成分で構成さ
れた潤滑膜では得られなかった特性が得られたり、必要
とする幾つかの特性を複数の潤滑剤の使用により両立で
きるなどの効果が期待できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように今後の磁
気ディスクは、ヘッド浮上量の低下がさらに進み、極低
浮上あるいはコンタクトレコーディングになることが必
至な状況にある。このため、まずディスク起動中に発生
する動摩擦力や摩耗の低減(以後、連続摺動耐久性と略
称)は、ヘッド浮上量の低下により連続的に摺動する時
間が必然的に増加するため、極低浮上もしくはコンタク
トレコーディングを実現するために、より強化しなくて
はならない潤滑剤の特性である。また、今後主流となる
小形の磁気ディスク装置では、安定した極低浮上を確保
するため、ディスクの面粗さやうねりが小さくなるこ
と、またモーターのトルクも小さくなることから磁気デ
ィスク装置起動開始時にヘッド/ディスク間で発生する
高い最大静止摩擦力(以後、粘着と略称)によりディス
クが起動できなくなったり、ヘッドを損傷する等の重大
な問題が発生しやすくなる。このことから信頼性の面か
ら低粘着効果の高い潤滑膜が必要となってくる。即ち、
これからの磁気ディスクでは連続摺動耐久性と低粘着を
両立しなくてはならない。
【0008】一般に連続摺動耐久性と粘着特性は、潤滑
膜の構造や構成する材料の面で相反する関係にあり、従
来の単一成分で構成される潤滑膜では連続摺動耐久性と
低粘着の両立は困難である。例えば潤滑膜の膜厚が厚い
場合は、連続摺動耐久性に有利であり、逆に粘着に関し
ては不利に働く。また、ある程度の吸着力のある単一の
潤滑剤からなる潤滑膜において、ディスク表面に強く吸
着した潤滑剤以外に潤滑膜の表層に向かうほど弱い吸着
もしくは吸着されずに存在する余剰な潤滑剤(以後、余
剰潤滑剤と略称)が存在し、その量が多いほど連続摺動
耐久性には有利で、逆に粘着には不利に働き、その余剰
潤滑剤の種類によっては粘着の度合いも異なる傾向にあ
る。従って、前記の単一成分で構成される潤滑膜(例え
ば特開昭64−9961号公報や特開平4−95217
号公報)では、今後の磁気ディスクの摺動信頼性の確保
が困難である。
【0009】また、各特性に優れた潤滑剤を複数使用す
ることにより潤滑剤の高性能化、多機能化を実現する前
記混合膜の中で、特開昭61−113126号公報、特
開平3−25720号公報、特開平2−240828号
公報、特開平4−311812号公報、特開平6−28
665号公報のものは、連続摺動耐久性は確保できるも
のの、低粘着に関しては、非極性潤滑剤により強い粘着
が発生しやすくなり、むしろ極性潤滑剤単一の方が低粘
着であり、連続摺動耐久性と低粘着の両立は困難と考え
られる。また、その他の、特開昭62−103828号
公報、特開昭62−103838号公報、特開昭60−
107732号公報、特開平5−230483号公報、
特開平5−247483号公報、特開平5−25828
6号公報、特開昭62−103828号公報、特開昭6
0−107732号公報、特開昭61−113126号
公報でも、各潤滑剤の構成から考えて、連続摺動耐久性
と低粘着の両立が困難と思われる。
【0010】また、混合膜の実現性には潤滑膜の形成方
法が重要なポイントとなる。例えば特開平1−3025
29号公報に記載の複数の潤滑剤を混ぜて単一の溶液に
して塗布した場合は、各潤滑剤が個別の層を形成するこ
とが困難となるのに加え、各潤滑剤の吸着性が異なる場
合は、吸着性の高い潤滑剤が選択的にディスク表面に吸
着し、溶液中の各潤滑剤の割合が変化し、安定した混合
膜の形成ができなくなる。また、特開平3−20702
1号公報のような真空蒸着方法では潤滑層の形成プロセ
スが複雑になり、品質管理やコストの面で必ずしも有効
とは言えない。この様に、現在十分な連続摺動耐久性と
低粘着ならびに耐腐食性で必要となる高被覆性等の特性
を両立した高性能な潤滑膜とその形成法がないのが現状
である。本発明は上記の問題点を解決し、極低浮上もし
くはコンタクトレコーディングに対応した連続摺動耐久
性と低粘着性を両立する高性能な潤滑膜を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、下記一般式(II)、(III)
【0012】
【化11】
【0013】で表される低粘着効果の高いパーフロロポ
リエーテル系化合物潤滑剤のいずれかと、下記一般式
(I)
【0014】
【化12】
【0015】で表される連続摺動耐久性に優れるパーフ
ロロポリエーテル系化合物潤滑剤のいずれかを用い、各
潤滑剤で個別に層を形成し、それを積層して潤滑膜とす
ることにより、低粘着と連続摺動耐久性を両立した高性
能な潤滑膜を提供するものである。前記低粘着効果の高
い潤滑剤は最下層に配置し、前記連続摺動耐久性に優れ
る潤滑剤は最上層に配置することができる。潤滑膜は3
層以上の層構造とすることもできる。
【0016】最下層の潤滑層はディップ法によって形成
し、最上層の潤滑層はスピンコーティング法又はスプレ
ー塗布法によって形成するのが好ましい。磁気ディスク
は、直径を88.9mm以下とすることができる。本発
明による潤滑剤を用いると、磁気ディスク装置起動開始
時に磁気ディスクとヘッドスライダー間で発生する最大
静止摩擦係数を2.0以下とし、かつ磁気ディスク回転
中に磁気ディスクとヘッドスライダー間で発生する動摩
擦係数を1.0以下とすることができる。前記低粘着効
果の高いパーフロロポリエーテル系化合物の具体的な構
造例としては、
【0017】
【化13】
【0018】等がある。また、前記連続摺動耐久性に優
れるポリエーテル系化合物の具体的な構造例としては
【0019】
【化14】
【0020】等があるが、本発明はこれらに限定される
ものではない。潤滑剤の層形成に当たっては、最下層の
潤滑層をディップ法で形成し、最上層の潤滑層をスピン
法もしくはスプレー法によって形成するのが好ましい。
【0021】
【作用】本発明の潤滑膜は、2種類以上の潤滑剤で構成
され、各潤滑剤が個別に層を形成し積層されている。こ
の際、少なくとも1種以上が低粘着効果の高い潤滑剤、
さらに1種以上が連続摺動耐久性に優れる潤滑剤であ
る。この様な構成の潤滑膜を形成することにより低粘着
と連続摺動耐久性を両立でき、極低浮上あるいはコンタ
クトレコーディングにも対応した信頼性の高い磁気ディ
スク並びに磁気ディスク装置を得ることが出来る。ま
た、最上層の潤滑層をスピン法又はスプレー法によって
形成すると、最上層の潤滑剤溶液を最下層の潤滑剤溶液
で汚染する心配がない。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。 〔実施例1〕表面を鏡面研磨した3.5インチのアルミ
合金基板上にNiP下地膜10μm、Cr中間膜0.5
μm、Co−Cr−Pt磁性膜60nm、カーボン保護
膜20nmを順に形成したスパッタ磁気ディスクを準備
した。なお、ディスク表面の面粗さは中心平均粗さでR
a1.2nmである。
【0023】次に下記構造式に示すフッ素系潤滑剤
(a)をフッ素系溶剤(住友3M社製、PF5052)
に0.01wt%の濃度で溶解させた溶液(1)を作成
した。このフッ素系潤滑剤(a)は、吸着性の高い官能
基を有するため、磁気ディスクに塗布した場合、表面に
強く吸着する。
【0024】
【化15】
【0025】さらに下記構造式のフッ素系潤滑剤(b)
をフッ素系溶剤(住友3M社製、PF5052)に0.
007wt%の濃度で溶解せせた溶液(2)を作成し
た。このフッ素系潤滑剤(b)は、極性の官能基を有す
るため、第1層並びに磁気ディスク表面に対しても吸着
し易い潤滑剤である。
【0026】
【化16】
【0027】上記スパッタ磁気ディスクに、まず溶液
(1)をディップ法により塗布し、十分乾燥させた。溶
液(1)のディップ塗布の条件は、溶液中での滞留時間
180秒、溶液からの引上げ速度2.5mm/秒であ
る。次に、この塗布ディスクを前記フッ素系溶剤に18
0秒間浸漬させた状態で溶液中で揺動(上下動)させた
後、1mm/秒の低速で引上げ、ディスク表面に吸着さ
れない余剰なフッ素系潤滑剤(a)を洗浄した。ここま
での工程でスパッタ磁気ディスク表面にはディスク表面
と強く吸着したフッ素系潤滑剤(a)のみで構成された
潤滑膜(第1層)が形成されている。第1層の膜厚は、
約2.5nmであった。
【0028】次に溶液(2)をスピン塗布し、第1層上
にフッ素系潤滑剤(b)で形成される第2層を形成し
た。スピン塗布は、まず低速の100rpmで回転させ
ながら溶液(2)を10ml/分の割合でディスク表面
に供給し、ディスク表面を溶液(2)で十分濡らした
後、2500rpmで高速回転させ、溶液を振り切るこ
とによって行った。以上の工程により、スパッタ磁気デ
ィスク表面にはフッ素系潤滑剤(a)で構成された第1
層の潤滑膜上にフッ素系化合物(b)で構成された第2
層が積層されている。この第2層の膜厚は1.6nmで
あった。
【0029】図1は、前記工程によって形成した潤滑膜
の断面模式図である。潤滑膜1は、磁気ディスク表面の
保護膜4上に形成された第1層の潤滑剤層3、及びその
上に積層された第2層の潤滑剤層2からなる積層構造を
有する。前記の第1層、第2層を有する潤滑膜を形成し
たスパッタ磁気ディスクの連続摺動耐久性と低粘着効果
並びに耐腐食性を確認するため、下記の実験条件で測定
を行った。図2に、連続摺動耐久性並びに粘着の測定装
置の概要を示す。図2(a)は側断面図、図2(b)は
上面図である。
【0030】測定する磁気ディスク5は、装置下部のモ
ーターと直結のスピンドル8に取り付け、ディスク押さ
え9で固定している。ヘッド・スライダー6は、ディス
ク5の回転方向と順方向にレール面が接するインライン
タイプ(Al23TiC製20T)のものであり、ロー
ドセル10に接続されたアーム7にジンバル12によっ
て固定されている。ロードセル10を固定しているステ
ージ11は、ディスク半径方向に移動可能であり、各ト
ラックでの評価が可能である。モーターを回転させるこ
とによりヘッド・スライダー6と磁気ディスク5間で発
生する摩擦力をロードセル10で測定する。
【0031】連続摺動耐久性の評価実験は、ヘッド・ス
ライダーをディスクに接触した状態で200k回まで連
続的に摺動させ、その間の最大動摩擦係数とディスクが
クラッシュする周回数を測定した。ディスクのクラッシ
ュは、潤滑膜の下層であるカーボン保護膜が完全に摩耗
し、磁性膜が露出した状態であり、クラッシュが発生す
ると目視で確認できる摺動痕が発生するので、そこまで
の周回数を測定し、実験を中止した。なお、200k回
以下でディスクがクラッシュした場合の最大動摩擦係数
は、ディスクがクラッシュした周回数までの最大動摩擦
係数を採用した。測定は、ヘッドの押しつけ荷重5g、
ディスク回転数150rpmで行った。
【0032】粘着の測定はヘッド・スライダーとディス
クを接触させた状態でディスクを低速で回転させ、回転
直後に発生する最大静止摩擦係数を測定することによっ
て行った。測定条件は、ヘッドの押しつけ荷重5g、デ
ィスク回転数1rpmで行った。耐腐食性の評価実験
は、耐腐食性の指標となる水の接触角を測定することに
より行った。磁気ディスクの腐食はディスク表面に吸着
する水により発生することから、ディスク表面を撥水性
にすることにより腐食を防止できる。従って、水の接触
角を測定することにより耐腐食性の度合いを評価でき
る。測定は、純水を使用し、滴下後30秒後に測定し
た。表1に評価結果を示す。
【0033】なお、本実施例では第2層の形成にスピン
法を採用したが、第1層と同様ディップ法による形成も
可能である。ただし、第2層をディップ法で形成する場
合は、溶液(2)中にフッ素系潤滑剤(a)がディスク
表面から溶け出し、溶液(2)を汚染する可能性がある
ことから、なるべくスピン法やスプレー法で塗布する方
が好ましい。
【0034】〔実施例2〕実施例1と同じスパッタ磁気
ディスクを準備した。次に下記構造式に示すフッ素系潤
滑剤(c)を実施例1と同条件でディップ塗布し、12
0℃にて10分間熱処理した後、洗浄し第1層を形成し
た。この第1層の潤滑剤は磁気ディスク表面と化学的に
反応し、強固に固定される潤滑剤である。第1層の膜厚
は2.4nmであった。
【0035】
【化17】
【0036】次に実施例1と同じフッ素系潤滑剤(b)
を実施例1と同様に第1層上にスピン塗布し、第2層を
形成した。第2層の膜厚は1.62nmであった。本実
施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久性と粘着特性を実
施例1と同様の手法で測定した。表1に結果を示す。
【0037】〔実施例3〕実施例1と同じスパッタ磁気
ディスクを準備した。次に下記構造式に示すフッ素系潤
滑剤(d)を実施例1と同条件でディップ塗布後 12
0℃にて10分間熱処理した後、洗浄し第1層を形成し
た。この第1層の潤滑剤は磁気ディスク表面と化学的に
反応し、強固に固定される潤滑剤である。第1層の膜厚
は1.8nmであった。
【0038】
【化18】
【0039】次に下記構造式のフッ素系潤滑剤(e)を
実施例1と同様に第1層上にスピン塗布し、第2層を形
成した。このフッ素系潤滑剤(e)は、極性の官能基を
有するため、第1層並びに磁気ディスク表面に対しても
吸着し易い潤滑剤である。第2層の膜厚は2.48nm
であった。
【0040】
【化19】
【0041】本実施例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久
性と粘着特性を実施例1と同様の手法で測定した。表1
に結果を示す。
【0042】〔実施例4〕実施例1と同じスパッタ磁気
ディスクを準備した。次に下記構造式に示すフッ素系潤
滑剤(f)を実施例1と同条件でディップ塗布後、洗浄
し第1層を形成した。第1層の膜厚は2.83nmであ
った。
【0043】
【化20】
【0044】次に下記構造式のフッ素系潤滑剤(g)を
実施例1と同様に第1層上にスピン塗布し、第2層を形
成した。このフッ素系潤滑剤(g)は、極性の官能基を
有するため、第1層並びに磁気ディスク表面に対しても
吸着し易い潤滑剤である。第2層の膜厚は1.56nm
であった。
【0045】
【化21】
【0046】本実施例で作製した潤滑膜の特性を実施例
1と同様の手法で測定した。表1に結果を示す。
【0047】〔実施例5〕実施例1と同じスパッタ磁気
ディスクを準備した。次に、実施例2の第1層と同じフ
ッ素系潤滑剤(c)を実施例1と同様、ディップ塗布、
加熱、洗浄し、第1層を形成した。第1層の膜厚は2.
4nmであった。次に、実施例4と同じフッ素系潤滑剤
(g)を実施例1と同様に第1層上にスピン塗布し、第
2層を形成した。第2層の膜厚は1.61nmである。
本実施例で作製した潤滑膜の特性を実施例1と同様の手
法で測定した。表1に結果を示す。
【0048】〔実施例6〕実施例1と同じスパッタ磁気
ディスクを準備した。次に、実施例2の第1層と同じフ
ッ素系潤滑剤(c)の溶液を実施例1と同様、ディップ
塗布、加熱、洗浄し、第1層を形成した。第1層の膜厚
は2.4nmである。
【0049】次に、実施例4、5と同じフッ素系潤滑剤
(g)の溶液を、ディスクを100rpmの低速で回転
させながら第1層上に供給量50ml/分にてスプレー
で吹き付け、ディスク表面全体をフッ素系潤滑剤(g)
の溶液で十分に濡らした後、2500rpmで高速回転
させて溶液を振り切った。このスプレー塗布で第2層を
形成した。第2層の膜厚は1.83nmである。本実施
例で作製した潤滑膜の連続摺動耐久性と粘着特性を実施
例1と同様の手法で測定した。表1に結果を示す。潤滑
剤の組み合わせは同じで第2層をスピン法で形成した実
施例5と比較すると、ほぼ同等の性能を有していること
がわかる。
【0050】〔実施例7〕実施例1と同じスパッタ磁気
ディスクを準備した。次に、実施例2で使用したフッ素
系潤滑剤(c)を実施例1と同じ条件でディップ塗布
後、加熱、洗浄し、第1層を形成した。第1層の膜厚は
2.2nmである。
【0051】次に、実施例1の第1層のフッ素系潤滑剤
(a)を実施例1と同じフッ素系溶剤に0.001wt
%で溶解させた溶液を作り、実施例1と同条件でスピン
塗布し、第1層上に第2層を形成した。第2層の膜厚は
1.1nmである。さらに、実施例3の第2層のフッ素
系潤滑剤(e)を実施例1と同じフッ素系溶剤に0.0
07wt%で溶解させた溶液を作り、実施例1と同条件
でスピン塗布し、第2層上に第3層を形成した。第3層
の膜厚は1.6nmである。これにより、ディスク表面
には、第1層にディスク表面と化学的に反応し強固に固
定された潤滑層と、ディスク並びに第1層に対して吸着
性の高い2種の潤滑剤で構成される潤滑層がそれぞれ積
層された3層構造の潤滑膜が形成されている。本実施例
で作製した潤滑膜の連続摺動耐久性と粘着特性を実施例
1と同様の手法で測定した。表1に結果を示す。
【0052】〔比較例1〕実施例1と同じスパッタ磁気
ディスクに、実施例1と同じフッ素系潤滑剤(a)を、
実施例1と同様の条件でディップ塗布、乾燥、洗浄し、
第1層を形成した。第1層の膜厚は2.6nmであっ
た。次に、下記構造式の無極性フッ素系潤滑剤(h)を
実施例1と同様の条件で第1層上にスピン塗布し、第2
層を形成した。第2層の膜厚は1.34nmであった。
【0053】
【化22】
【0054】前記実施例と同じ手法で、作製した潤滑膜
の連続摺動耐久性と粘着特性、水の接触角を測定した。
表1に結果を示す。第1層に同じフッ素系潤滑剤(a)
を使用した実施例1と比較例1とを比べると、実施例1
の方が連続摺動耐久性並びに粘着特性の両方において優
れている。特に、粘着に関して、比較例1では非常に高
い最大静止摩擦係数を示しており、無極性のフッ素系潤
滑剤が強い粘着を引き起しやすいことが判る。また、水
の接触角についても実施例1の方が高い値となってお
り、耐腐食性効果の高いことがわかる。
【0055】〔比較例2〕実施例2と同じスパッタ磁気
ディスクに、実施例2と同じフッ素系潤滑剤(c)を実
施例1と同様の条件でディップ塗布、加熱、洗浄し、第
1層を形成した。第1層の膜厚は1.8nmであた。次
に下記構造式の無極性フッ素系潤滑剤(i)を実施例1
と同様の条件で第1層上にスピン塗布し、第2層を形成
した。第2層の膜厚は1.34nmであった。
【0056】
【化23】
【0057】作製した潤滑膜の連続摺動耐久性と粘着特
性、水の接触角を前記実施例と同様の手法で測定した。
表1に結果を示す。第1層に同じフッ素系潤滑剤(c)
を使用した実施例2、5及び比較例2を比べると、第2
層が極性フッ素系潤滑剤である実施例2及び実施例5の
方が、第2層が無極性フッ素系潤滑剤である比較例2よ
り、連続摺動耐久性並びに粘着特性の両方において優れ
ており、耐腐食性も高いことがわかる。
【0058】〔比較例3〕実施例3と同じスパッタ磁気
ディスクに、実施例3と同じフッ素系潤滑剤(d)を、
実施例3と同様、ディップ塗布、加熱処理、洗浄し、第
1層を形成した。第1層の膜厚は1.8nmであった。
次に下記構造式の無極性フッ素潤滑剤(j)を実施例1
と同様に第1層上にスピン塗布し、第2層を形成した。
第2層の膜厚は2.18nmであった。
【0059】
【化24】
【0060】作製した潤滑膜の連続摺動耐久性と粘着特
性、水の接触角を前記実施例と同様の手法で測定した。
表1に結果を示す。第1層を同じフッ素系潤滑剤(d)
で形成した実施例3と比較例3とを比べると、第2層を
無極性のフッ素系潤滑剤(j)で形成した比較例3と比
較して、第2層を極性フッ素系潤滑剤で形成した実施例
3の方が粘着特性及び連続摺動耐久性において優れてお
り、耐腐食性も優れていることがわかる。
【0061】〔比較例4〕実施例4と同じスパッタ磁気
ディスクに、実施例4と同じフッ素系潤滑剤(f)を、
実施例4と同様、ディップ塗布し、第1層を形成した。
第1層の膜厚は2.83nmであった。次に、比較例2
と同じ無極性フッ素系潤滑剤(i)を実施例1と同様に
第1層上にスピン塗布、洗浄し、第2層を形成した。第
2層の膜厚は1.78nmであった。
【0062】作製した潤滑膜の連続摺動耐久性と粘着特
性、水の接触角を前記実施例と同様の手法で測定した。
表1に結果を示す。第1層を同じフッ素系潤滑剤(f)
で形成した実施例4と比較例4とを比べると、第2層を
無極性のフッ素系潤滑剤で形成した比較例4より、極性
フッ素系潤滑剤で形成した実施例4の方が、連続摺動耐
久性、粘着特性、耐腐食性とも優れていることがわか
る。
【0063】〔比較例5〕第1層に実施例6と同じフッ
素系潤滑剤(c)で構成される層を膜厚2.4nmで形
成し、第2層を比較例2の第2層と同じ潤滑剤(i)を
実施例6と同じ条件のスプレー法で塗布した。第2層の
膜厚は1.56nmである。作製した潤滑膜の連続摺動
耐久性と粘着特性、水の接触角を前記実施例と同様の手
法で測定した。表1に結果を示す。
【0064】第1層が同じフッ素系潤滑剤(c)からな
り、第2層を同じスプレー法で形成した実施例6と比較
すると、第2層を無極性のフッ素系潤滑剤で形成した比
較例5より、極性フッ素系潤滑剤で形成した実施例6の
方が、連続摺動耐久性、粘着特性、耐腐食性とも優れて
いることがわかる。
【0065】〔比較例6〕実施例7と同様に、第1層を
フッ素系潤滑剤(c)、第2層をフッ素系潤滑剤(a)
で構成し、最上層の第3層を比較例1の第2層に使用し
たフッ素系潤滑剤(h)で構成した潤滑膜を形成した。
第1層の膜厚は2.2nm、第2層の膜厚は1.1n
m、第3層の膜厚は1.32nmである。
【0066】作製した潤滑膜の連続摺動耐久性と粘着特
性、水の接触角を前記実施例と同様の手法で測定した。
表1に結果を示す。第1層、第2層を同一の潤滑剤
(c),(a)で形成した実施例7と比較例6とを比べ
ると、第3層を極性のフッ素系潤滑剤で形成した実施例
7の方が、連続摺動耐久性、粘着特性、耐腐食性とも優
れていることがわかる。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】磁気ディスク起動開始直後に発生する最
大静止摩擦力(粘着)と磁気ディスク起動中に発生する
動摩擦力、摩耗(連続摺動耐久性)の両方を軽減でき、
さらに耐腐食性効果の高い磁気ディスク並びに磁気ディ
スク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による潤滑膜の断面模式図。
【図2】潤滑膜の特性測定装置の略断面図及び平面図。
【符号の説明】
1…潤滑膜、2…第1層の潤滑層、3…第2層の潤滑
層、4…保護膜、5…磁気ディスク、6…ヘッド・スラ
イダー、7…アーム、8…スピンドル、9…ディスク押
さえ、10…ロードセル、11…ステージ、12…ジン
バル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 祐子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 庄司 三良 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 師岡 寿至 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 石原 平吾 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 松本 浩之 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 浜口 哲也 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 特開 平4−286720(JP,A) 特開 平5−307747(JP,A) 特開 平6−28665(JP,A) 特開 平5−234072(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/72 G11B 5/71

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板上に下地膜、磁性膜、保護
    膜、潤滑膜を順に形成してなる磁気ディスクを備える磁
    気ディスク装置において、 前記潤滑膜は積層された2層の潤滑層から構成され、 前記潤滑層のうち、前記保護膜の上に形成された第1層
    は、下記一般式(V)、(VI) 【化1】 で表される2種のパーフロロポリエーテル系化合物のう
    ちの1つであり、 前記第1層の上に形成された第2層は、下記一般式(IV) 【化2】 で表されるパーフロロポリエーテル系化合物であること
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 非磁性基板上に下地膜、磁性膜、保護
    膜、潤滑膜を順に形成してなる磁気ディスクを備える磁
    気ディスク装置において、 前記潤滑膜は積層された2層の潤滑層から構成され、 前記潤滑層のうち、前記保護膜の上に形成された第1層
    は、下記一般式(VII)、(VIII) 【化3】 で表される2種のパーフロロポリエーテル系化合物のう
    ちの1つであり、 前記第1層の上に形成された第2層は、下記一般式(IV) 【化4】 で表されるパーフロロポリエーテル系化合物であること
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 非磁性基板上に下地膜、磁性膜、保護
    膜、潤滑膜を順に形成してなる磁気ディスクを備える磁
    気ディスク装置において、 前記潤滑膜は積層された2層の潤滑層から構成され、 前記潤滑層のうち、前記保護膜の上に形成された第1層
    は、下記一般式(VII)、(VIII) 【化5】 で表される2種のパーフロロポリエーテル系化合物のう
    ちの1つであり、 前記第1層の上に形成された第2層は、下記一般式(IX) 【化6】 で表されるパーフロロポリエーテル系化合物であること
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 非磁性基板上に下地膜、磁性膜、保護
    膜、潤滑膜を順に形成してなる磁気ディスクを備える磁
    気ディスク装置において、 前記潤滑膜は積層された2層の潤滑層から構成され、 前記潤滑層のうち、前記保護膜の上に形成された第1層
    は、下記一般式(V)、(VI) 【化7】 で表される2種のパーフロロポリエーテル系化合物のう
    ちの1つであり、 前記第1層の上に形成された第2層は、下記一般式
    (X)、(XI) 【化8】 で表される2種のパーフロロポリエーテル系化合物のう
    ちの1つであることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 非磁性基板上に下地膜、磁性膜、保護
    膜、潤滑膜を順に形成してなる磁気ディスクを備える磁
    気ディスク装置において、 前記潤滑膜は積層された2層の潤滑層から構成され、 前記潤滑層のうち、前記保護膜の上に形成された第1層
    は、下記一般式(VII)、(VIII) 【化9】 で表される2種のパーフロロポリエーテル系化合物のう
    ちの1つであり、 前記第1層の上に形成された第2層は、下記一般式
    (X)、(XI) 【化10】 で表される2種のパーフロロポリエーテル系化合物のう
    ちの1つであることを特徴とする磁気ディスク装置。
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