JPH08314801A - メモリ管理方式 - Google Patents

メモリ管理方式

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Publication number
JPH08314801A
JPH08314801A JP11803395A JP11803395A JPH08314801A JP H08314801 A JPH08314801 A JP H08314801A JP 11803395 A JP11803395 A JP 11803395A JP 11803395 A JP11803395 A JP 11803395A JP H08314801 A JPH08314801 A JP H08314801A
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JP
Japan
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rom
ram
basic program
data
address
Prior art date
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Pending
Application number
JP11803395A
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English (en)
Inventor
Yasushi Nomoto
靖司 野本
Kazuhiko Miura
和彦 三浦
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時において、ブートROMを用いず
にROMのデータをRAMへロードすることができるよ
うにする。 【構成】 ROM3内に、電源切断時にも保持すべき基
本プログラム3aが格納されている。RAM4内の記憶
領域の一部にも、ROM3のアドレスと同じアドレスが
設定されている。データリード手段1は、電源投入時に
基本プログラム3aの先頭のアドレス「A000」から
順に、基本プログラム3aのリード要求を出力する。こ
のリード要求は、基本プログラム3a全てに対して行わ
れる。アクセス制御手段2は、リード要求をROM3に
対して出力し、ROM3からリードされたデータを、R
AM4内の対応するアドレスに格納する。これにより、
ROM3内の基本プログラム3aが全てRAM4にロー
ドされる。データリード要求手段1は、ROM3内の全
てのデータをリードすると、メモリ切替え信号を出力す
る。アクセス制御手段2はメモリ切替え信号を受け取る
と、以後の基本プログラムに対するアクセス要求をRA
M4に対して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のメモリを管理する
データ処置システムのメモリ管理方式に関し、特にアク
セス速度の遅いROMとアクセス速度の速いRAMとを
用いてデータを管理するメモリ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置や各種コンピュータのよう
に、プロセッサがプログラムを実行することにより各種
データ処理を行うシステムでは、システムを動作される
のに必要な基本的なプログラムはROMに格納されてい
る。このようなシステムでは、ROMに格納された基本
的なプログラムを実行することにより、システムの動作
環境が構築される。ところが、ROMのアクセス速度は
一般的なCPUの処理速度に比べ低速である。従って、
ROMから直接プログラムを読み取っていたのではCP
Uの性能を発揮することができない。
【0003】そこで、従来のデータ処理システムでは、
ROMよりも高速にアクセスできるRAMが設けられて
おり、電源投入時にROM内のプログラムをRAMへロ
ードするようにしている。これにより、その後は高速に
プログラムを実行することが可能となる。
【0004】このように電源投入時にROM内のプログ
ラムをRAMにロードするには、ROM、RAM以外に
ブートROMが必要となる。ブートROMには、システ
ム全体の初期化命令、およびROM内のプログラムのロ
ード命令が格納されている。そして、電源投入時には、
まずブートROM内の命令が実行される。ROM内のプ
ログラムがRAMにロードされた後は、RAMのメモリ
空間上のアドレスを指定して、ROMに格納されていた
プログラムを実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
処理システムではROMのデータのRAMへのローディ
ングが、ブートROM内のプログラムにより管理されて
いるため、ハードウェアの構成を変更すると、ブートR
OMのプログラムも同時に書き換えなければならないと
いう問題点があった。例えば、ROMの交換によりRO
Mの記憶容量が変更された場合には、ブートROM内の
プログラムを書き換えなければ、電源投入時にプログラ
ムをロードすることができない。
【0006】また、データ処置システムには、メインの
プロセッサ以外に、特定の機能を制御するための個別の
プロセッサを有するものがある。数値制御装置では、軸
制御回路やPMCが個別のプロセッサを有している。こ
のような複数のプロセッサを有するシステムでは、電源
投入時にメインのプロセッサ以外のプロセッサからアラ
ームが発生する場合がある。アラームが発生すると、割
り込み処理サイクルが実行されアラームの発生要因が調
査される。このようなアラームがデータのロード完了前
に発生すると、ブートROM上の割り込み処理ルーチン
により割り込み処理が実行される。
【0007】ところが、ブートROMには必要最低限の
プログラムしか格納されていない。そのため、アラーム
発生要因の詳細な情報を出力することができなかった
り、日本語の表示機能が設定されておらずアラームメッ
セージを日本語で表示することができない等の問題点が
あった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、電源投入時において、ブートROMを用いず
にROMのデータをRAMへロードすることができるデ
ータ処理システムのメモリ管理方式を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、複数のメモリを管理するデータ処置シス
テムのメモリ管理方式において、電源遮断時にも保持す
べき基本プログラムを格納するROMと、前記ROMよ
り高速にアクセスが可能であり、前記基本プログラムが
格納されているアドレスと同じアドレスの記憶領域を有
するRAMと、電源投入時に前記基本プログラムをリー
ドし、リードが完了するとメモリ切替え信号を出力する
データリード手段と、前記データリード手段がリードし
た前記基本プログラムを前記RAM内の対応するアドレ
スに格納し、前記メモリ切替え信号が出力された後の前
記基本プログラムに対するアクセス要求を前記RAMに
対して出力するアクセス制御手段と、を有することを特
徴とするメモリ管理方式が提供される。
【0010】
【作用】上記構成によれば、ROMは、電源遮断時にも
保持すべき基本プログラムを格納する。RAMは、RO
Mより高速にアクセスが可能であり、基本プログラムが
格納されているアドレスと同じアドレスの記憶領域を有
する。データリード手段は、電源投入時に基本プログラ
ムをリードし、リードが完了するとメモリ切替え信号を
出力する。アクセス制御手段は、データリード手段がリ
ードした基本プログラムをRAM内の対応するアドレス
に格納し、メモリ切替え信号が出力された後の基本プロ
グラムに対するアクセス要求をRAMに対して出力す
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の概略構成を示すブロック図であ
る。この図において、メモリとしてROM3と、ROM
3よりも高速にアクセス可能なRAM4とが設けられて
いる。この図では、ROM3に割り当てられているメモ
リマップ上のアドレスは「A000〜AFFF」であ
る。ROM3内に、電源切断時にも保持すべき基本プロ
グラム3aが格納されている。一方、RAM4内の記憶
領域の一部にも、ROM3のアドレスと同じアドレスが
設定されている。
【0012】データリード手段1は、電源投入時に基本
プログラム3aの先頭のアドレス「A000」から順
に、基本プログラム3aのリード要求を出力する。この
リード要求は、基本プログラム3a全てに対して行われ
る。アクセス制御手段2は、リード要求をROM3に対
して出力し、ROM3からリードされたデータを、RA
M4内の対応するアドレスに格納する。これにより、R
OM3内の基本プログラム3aが全てRAM4にロード
される。
【0013】データリード要求手段1は、ROM3内の
全てのデータをリードすると、メモリ切替え信号を出力
する。アクセス制御手段2はメモリ切替え信号を受け取
ると、以後の基本プログラム(メモリ空間「A000〜
AFFF」)に対するアクセス要求をRAM4に対して
出力する。従って、基本プログラム3aは、RAM4上
のメモリ空間を利用して実行される。
【0014】図2は、本発明を実施するための数値制御
装置のハードウェアの概略構成を示すブロック図であ
る。数値制御装置はプロセッサ11を中心に構成されて
いる。プロセッサ11には、ROM12とRAM13と
が接続されている。ROM12にはシステムプログラム
が格納されている。このシステムプログラムを実行する
ことにより、数値制御装置全体が制御される。RAM1
3にはSRAM等が使用され、ROM12のアドレスと
同じアドレスが割り当てられている。
【0015】ROM12とRAM13とは、アドレスバ
スとデータバスとを共有している。この共有のバスによ
りバス19に接続されている。また、ROM12とRA
M13の制御信号はセレクタ17を介して入力される。
セレクタ17は、ROM12とRAM13とに対するリ
ード要求のアクセス先の切替えを行う。電源投入時には
リード信号をROM12に対して出力しており、プロセ
ッサ11からメモリ切替え信号が入力されると、リード
信号をRAM13に対して出力する。
【0016】不揮発性メモリ14には図示されていない
バッテリによってバックアップされたCMOSが使用さ
れ、電源切断後も保持すべきパラメータ、加工プログラ
ム、工具補正データ、ピッチ誤差補正データ等が記憶さ
れる。
【0017】CRT/MDIユニット20は、数値制御
装置の前面あるいは機械操作盤と同じ位置に配置され、
データ及び図形の表示、データ入力、数値制御装置の運
転に使用される。グラフィック制御回路21は数値デー
タ及び図形データ等のディジタル信号を表示用のラスタ
信号に変換し、表示装置22に送り、表示装置22はこ
れらの数値及び図形を表示する。表示装置22にはCR
Tあるいは液晶表示装置が使用される。
【0018】キーボード23は数値キー、シンボリック
キー、文字キー及び機能キーから構成され、加工プログ
ラムの作成、編集及び数値制御装置の運転に使用され
る。ソフトウェアキー24は表示装置22の下部に設け
られ、その機能は表示装置に表示される。表示装置の画
面が変化すれば、表示される機能に対応して、ソフトウ
ェアキーの機能も変化する。
【0019】軸制御回路15は個別のプロセッサを有し
ており、プロセッサ11からの軸の移動指令を受けて、
軸の移動指令をサーボアンプ16に出力する。サーボア
ンプ16はこの移動指令を増幅し、工作機械30に結合
されたサーボモータを駆動し、工作機械30の工具とワ
ークの相対運動を制御する。なお、軸制御回路15及び
サーボアンプ16はサーボモータの軸数に対応した数だ
け設けられる。
【0020】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)18はプロセッサ11からバス19経由でM
(補助)機能信号、S(スピンドル速度制御)機能信
号、T(工具選択)機能信号等を受け取る。そして、こ
れらの信号をシーケンス・プログラムで処理して、出力
信号を出力し、工作機械30内の空圧機器、油圧機器、
電磁アクチュエイタ等を制御する。また、工作機械30
内の機械操作盤のボタン信号、スイッチ信号及びリミッ
トスイッチ等の信号を受けて、シーケンス処理を行い、
バス19を経由してプロセッサ11に必要な入力信号を
転送する。
【0021】なお、図2ではスピンドルモータ制御回路
及びスピンドルモータ用アンプ等は省略してある。ま
た、上記の例ではプロセッサ11は1個で説明したが、
複数のプロセッサを使用してマルチプロセッサ構成にす
ることもできる。
【0022】図3はセレクタの内部構成を示す図であ
る。セレクタ17の内部には3つのスイッチ17a,1
7b,17cが設けられている。これらのスイッチ17
a,17b,17cは、メモリ切替え信号により切り換
えられる。
【0023】スイッチ17aにはチップセレクト信号が
入力され、メモリ切替え信号が「0」の場合には、RO
M12のチップセレクト信号入力端子CSに接続する。
メモリ切替え信号が「1」の場合には、RAM13のチ
ップセレクト信号入力端子CSに接続する。
【0024】スイッチ17bにはリード信号が入力さ
れ、メモリ切替え信号が「0」の場合には、ROM12
のリード信号入力端子RDとRAM13のライト信号入
力端子WRとに接続する。メモリ切替え信号が「1」の
場合には、RAM13のリード信号入力端子RDに接続
する。
【0025】スイッチ17cには、スイッチ17aがR
OM12に対して出力するチップセレクト信号が入力さ
れ、メモリ切替え信号が「0」の場合には、RAM13
のチップセレクト信号入力端子CSに接続する。メモリ
切替え信号が「1」の場合には、RAM13のチップセ
レクト信号入力端子CSへの接続を切断する。
【0026】また、数値制御装置のバス19(図2に示
す)からのアドレスを伝送するアドレスバスは、ROM
12とRAM13とに接続されている。データバスも同
様に、ROM12とRAM13とに接続されている。
【0027】このような構成において、電源投入時に
は、数値制御装置のプロセッサから、ROM12の先頭
のアドレスに対するリード要求が出力される。リード要
求が出力されると、チップセレクト信号とリード信号と
が「1」になり、要求するデータのアドレスが出力され
る。なお、メモリ切替え信号は初期値として「0」が設
定されている。つまり、電源投入時にはメモリ切替え信
号は「0」が出力されている。
【0028】従って、ROM12の入力信号は、チップ
セレクト信号入力端子CSとリード信号入力端子RDの
信号が「1」になる。そして、プロセッサからのアドレ
スが入力される。これにより、指定されたアドレスのデ
ータが出力される。一方、RAM13の入力信号は、チ
ップセレクト信号入力端子CSとライト信号入力端子R
Dの信号が「1」になる。そして、プロセッサからのア
ドレスと、ROM12が出力したデータとが入力され
る。これにより、ROM12からリードされたデータ
が、RAM13内の同一のアドレスに格納される。
【0029】プロセッサは、ROM12内の全てデータ
をリードする。従って、ROM12に格納されていたプ
ログラムは、全てRAM13にロードされる。プロセッ
サはリードが完了するとメモリ切替え信号を「1」にす
る。これにより、セレクタ17内のスイッチ17a,1
7b,17cが切り換えられる。この結果、以後ROM
12のアドレスを指定したアクセス要求は、全てRAM
13内に設けられた同じアドレスのメモリ領域に対する
アクセス要求となる。
【0030】ところで、上記のようなプロセッサが行う
リード要求の出力やメモリ切替え信号の出力は、ROM
12に格納されたプログラムにより実行させることがで
きる。つまり、ROM12に格納されたプログラムの先
頭に、「ROM12のデータを全てリードした後、メモ
リ切替え信号を1にする。」という命令を格納してお
く。そして、電源投入時には、ROM12の先頭のアド
レスをリードするように設定しておく。これにより、プ
ロセッサに対し、電源投入時のROM12内のデータの
リードと、ROM12のデータリード完了後のメモリ切
替え信号の出力とを実行させることができる。
【0031】なお、電源投入時にプロセッサが行うリー
ドは、そのデータをRAM13に格納するためにのみ行
われるため、読み出し動作を行うだけで十分である。従
って、プロセッサがROM12からリードしたデータ
は、実行されずに廃棄される。
【0032】図4は電源投入時にプロセッサが実行する
処理手順を示すフローチャートである。この処理は、数
値制御装置の電源が投入されることにより開始される。 〔S1〕ROMの先頭のアドレスに格納されている命令
をリードし、実行する。これにより、以降の処理を行う
ための命令がプロセッサに与えられる。なお、このとき
のメモリ切替え信号は「0」である。つまり、ROMか
らリードされるデータは、並行してRAM内の対応する
アドレスに格納される。 〔S2〕前回リードしたデータの次のアドレスのデータ
をリードする。この際、プロセッサにリードされたデー
タは、前回リードしたデータに上書きされる。 〔S3〕ROM内の全てのデータのリードが完了したか
どうか判断し、完了していればステップ4に進み、完了
していなければステップ2に進む。プロセッサがリード
したデータは同時にRAMに格納されているため、全て
のデータがリードされたということは、ROM内のプロ
グラムが全てRAMにロードされたことを意味する。 〔S4〕セレクタに入力されているメモリ切替え信号を
「1」にする。これにより、セレクタ内のスイッチが切
り換えられる。そして、以後のROMに対するアクセス
要求は、RAMに対して出力される。
【0033】以上のようにして、ROM自身に格納され
たプログラムの命令により、ROM内に格納されたプロ
グラムをRAMにロードすることができる。従って、ブ
ートROMを設ける必要がない。その結果、ROMを交
換する際にも、他のプログラムとの整合性をとる必要が
なくなる。
【0034】また、ROM内のプログラムをRAMにロ
ードした後も、他の装置からそのプログラムにアクセス
するためのアドレスは同じである。従って、各種のプロ
グラムを作成する際に、目的のプログラムがROM内に
あるのか、あるいはRAMにロードされているのかを区
別する必要がない。その結果、ROM内のプログラムの
ローディング中に発生する割り込み処理のための処理ル
ーチンも、ROM内の処理ルーチンを使用することがで
きるようになる。
【0035】つまり、ROM内には、通常動作中に割り
込みが発生した時の為の割り込み処理ルーチンが格納さ
れている。そして、ROMのプログラムをRAMにロー
ディング中に他のプロセッサから割り込み要求が発生し
た場合にも、ROMに格納された割り込み処理ルーチン
により詳細なアラームの発生要因の調査を行うことがで
きる。しかも、日本語でメッセージを表示させることも
容易である。
【0036】また、上記の説明では数値制御装置のメイ
ンのプロセッサと、そのプロセッサに制御されるメモリ
(ROM、RAM)との間の処理において本発明を適用
したが、個別のプロセッサとメモリとを有する各種周辺
機器において本発明を適用することもできる。図2の数
値制御装置の例では、軸制御回路15、PMC18、及
びグラフィック制御回路21に適用することが可能であ
る。
【0037】従来は、電源投入時の、周辺機器内のRA
Mへのプログラムのロードは、ブートROMのプログラ
ムにより制御されていた。従って、周辺装置を増設する
際にもブートROM内のプログラムの変更が必要だっ
た。しかし、本発明を周辺機器のボード上のプログラム
とメモリとの間の処理に適用することにより、各周辺機
器は自分自身でプログラムをロードすることができるよ
うになる。そのため、周辺機器を増設する際には、シス
テム全体のソフトウェアの変更が最小限度ですむ。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、RAM
内にROMのアドレスと同一のアドレスの領域を設け、
電源投入時にはROMのデータをリードすることにより
プログラムをRAMにロードすることができるようにし
たため、ROMのデータのロードのためにブートROM
等を設ける必要がなくなり、ハードウェア構成を変更し
た際に、プログラムのローディングのためのソフトウェ
アとの整合性を考慮せずにすむ。しかも、RAMにロー
ドされたプログラムのアドレスはROMのアドレスと同
じであるため、ROM内のプログラムがロード前である
かロード後であるかを区別することなくプログムを作成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施するための数値制御装置のハード
ウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図3】セレクタの内部構成を示す図である。
【図4】電源投入時にプロセッサが実行する処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データリード手段 2 アクセス制御手段 3 ROM 4 RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリを管理するデータ処置シス
    テムのメモリ管理方式において、 電源遮断時にも保持すべき基本プログラムを格納するR
    OMと、 前記ROMより高速にアクセスが可能であり、前記基本
    プログラムが格納されているアドレスと同じアドレスの
    記憶領域を有するRAMと、 電源投入時に前記基本プログラムをリードし、リードが
    完了するとメモリ切替え信号を出力するデータリード手
    段と、 前記データリード手段がリードした前記基本プログラム
    を前記RAM内の対応するアドレスに格納し、前記メモ
    リ切替え信号が出力された後の前記基本プログラムに対
    するアクセス要求を前記RAMに対して出力するアクセ
    ス制御手段と、 を有することを特徴とするメモリ管理方式。
  2. 【請求項2】 前記データリード手段は、前記ROMに
    格納された初期動作用プログラムを電源投入時に実行す
    ることにより、前記基本プログラムのリード、及びメモ
    リ切替え信号の出力を行うことを特徴とする請求項1記
    載のメモリ管理方式。
  3. 【請求項3】 前記アクセス制御手段は、前記ROMの
    アドレスバスとデータバスとが前記RAMに接続された
    状態で、電源投入時に前記基本プログラムに対するリー
    ド要求が出力されると、前記リード要求を前記ROMに
    対して出力するとともに前記RAM内の同じアドレスに
    対してライト要求を出力することにより、前記データリ
    ード手段がリードした前記基本プログラムを前記RAM
    内の対応するアドレスに格納することを特徴とする請求
    項1記載のメモリ管理方式。
  4. 【請求項4】 前記データ処理システムは、数値制御装
    置であることを特徴とする請求項1記載のメモリ管理方
    式。
  5. 【請求項5】 前記データ処理システムは、メインのシ
    ステムに増設するためのボード上に構成された周辺機器
    であることを特徴とする請求項1記載のメモリ管理方
    式。
JP11803395A 1995-05-17 1995-05-17 メモリ管理方式 Pending JPH08314801A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11803395A JPH08314801A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 メモリ管理方式

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100469387B1 (ko) * 1997-12-16 2005-05-20 엘지전자 주식회사 롬액세스회로
US7533253B2 (en) 2004-09-23 2009-05-12 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for fetching a boot code
JP2015102911A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 キヤノン株式会社 電子機器

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US7533253B2 (en) 2004-09-23 2009-05-12 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for fetching a boot code
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