JP2001209578A - メモリ更新履歴管理方式 - Google Patents

メモリ更新履歴管理方式

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JP2001209578A
JP2001209578A JP2000016884A JP2000016884A JP2001209578A JP 2001209578 A JP2001209578 A JP 2001209578A JP 2000016884 A JP2000016884 A JP 2000016884A JP 2000016884 A JP2000016884 A JP 2000016884A JP 2001209578 A JP2001209578 A JP 2001209578A
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Naoki Fujimoto
直樹 藤本
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仮想記憶管理機能においてページサイズの切り
替えを行う場合、各ページの参照状態、更新状態を管理
するページアクセス情報部のページサイズ切り替えに伴
うオーバヘッドが大きいという問題があった。 【解決手段】本発明は、主記憶がページ単位で管理さ
れ、各ページごとにページの更新状態を示すページアク
セス情報を有するマルチプロセッサシステムにおいて、
動作中に主記憶のページサイズが動的に変更された状態
で、メモリアクセスが行われる場合に、変更されたペー
ジサイズにあわせて管理されるページ単位とページアク
セス情報の対応を1対1から1対nに変更することで、
主記憶に異なるページサイズが混在した状態でもページ
アクセス情報の管理を行うことが出来ることを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想記憶管理方式
に関し、特にページサイズを動的に切り替えて運用を行
う仮想記憶管理におけるメモリ更新履歴管理方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理技術の仮想記憶管理機能
において、大量の観測データを使用しての科学技術計算
やマルチメディア画像の加工処理等のように大規模で長
大なデータに対する処理の必要性を背景にしてページサ
イズの拡大が要望され、従来の4Kバイト等の小さなペ
ージサイズから数メガバイト等の大きなページサイズを
扱うことも可能なようになってきた。
【0003】一方、トランザクション処理等の既存の情
報処理ではそのような大きなページサイズを扱う必要性
は余りない。
【0004】そのため、長大なデータに対する処理を行
うアプリケーションに適した大きなページサイズと既存
のトランザクション処理を行うアプリケーションに適し
た小さなページサイズとを1つのシステム内で両立させ
システムとして効率的な処理をするため、仮想記憶管理
機能は、複数のページサイズに対応するようになってき
ている。この時、同一のメモリ領域に対して同時に異な
るページサイズで管理することは出来ないため、システ
ム内のメモリ領域を分け、あるメモリ領域についてのペ
ージサイズは4Kバイトで、別のメモリ領域についての
ページサイズは4メガバイトでというような扱うページ
サイズにより、メモリ領域を空間的に分割した仮想記憶
管理方式がある。又、日中の運用は、4Kバイトで、夜
間の運用は、4メガバイトでというようなページサイズ
の適用を時間で分割した方式がとられる場合もある。
【0005】仮想記憶管理機能を使用するシステムにお
いては、通常、主記憶メモリは、固定なサイズ(4Kバ
イト、8Kバイト、・・・)のページに分割され管理さ
れる。各ページの論理アドレスと物理アドレスの対応を
管理するページテーブルエントリ等のページアクセス情
報には、個々のページに対するソフトウェア等のプログ
ラムからの各ページ内容の変更による書き込みや読み出
しが実行されたかどうかを記憶する為、更新(Chan
ge)ビット(Cビット)及び参照(Referenc
e)ビット(Rビット)が設けられている。これは磁気
ディスク装置等の二次記憶装置との間でのページ内容の
読み書きを行う入出力回数を削減する為に使用される。
【0006】演算処理プロセッサ(以降、EPUと称す
る。)がメモリへ書き込みを行った場合、更新したペー
ジに対応するページアクセス情報のCビットが”0”か
ら“1”となり、Rビットも”0”から“1”に変更さ
れる。また、EPUがメモリを読み出した場合、対応す
るページの更新情報は、Rビットが“1”に、Cビット
には更新を行わず状態保持となる。
【0007】仮想記憶管理により、メモリを磁気ディス
ク装置等の二次記憶装置に掃き出す場合、Rビット/C
ビットの状態を見てともに“1”であった場合、該当ペ
ージが記憶装置に掃き出される。ページの内容が掃き出
されると対応ページのページエントリのRビット/Cビ
ットはいずれも“0”となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した複数のページ
サイズを時間的に区分して適用する従来の方法では、ペ
ージ単位とページアクセス情報は1対1で管理されてい
る。
【0009】図4は、従来のページアクセス情報の管理
方法を示している。図4の(a)では、連続した物理メ
モリであるメモリSMPL20は4KバイトのページA
からLに分割され、それぞれのページに対して各ページ
へのアクセス状態を示すページアクセス情報SMPL3
0が対応づけられている。 システム動作中に動的にペ
ージサイズの変更を行い、例えば図4の(a)で示す4
Kバイトのページサイズを図4の(b)で示すように1
6Kバイトに変更したとするとメモリSMPL20のペ
ージAからページDはメモリSMPL20’のページ
A’に統合される(以下同様にページEからLはページ
B’からD’として統合される。)。それに対応してペ
ージアクセス情報SMPL30もページアクセス情報S
MPL30’のようにページA’からページD’までの
ページ数に対応して縮小される。この16KBのページ
サイズでの運用後さらに続いて4KBのページサイズに
戻したとするとページアクセス情報SMPL30’の状
態からページアクセス情報SMPL30の状態に戻す必
要が発生するためページ切り換え時のページアクセス情
報を切り替える為のオーバヘッドが大きいという問題が
あった。
【0010】尚、システム運用中に4KBのページサイ
ズの運用状態から16KBのページサイズへの切り替え
を行う場合等のような小さなページサイズから大きなペ
ージサイズへの変更を行う場合は、拡大された1つのペ
ージ内の情報の連続性を保つために、小さなページサイ
ズのページで更新が行われているページをすべて記憶装
置に掃き出したうえで、全ページアクセス情報を一旦ク
リアし大きなページサイズのページとして再構成しなけ
ればならない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明のメモ
リ更新履歴管理方式は、複数の演算処理装置と、該複数
の演算処理装置に共有されるメモリ部と、論理ページ情
報を格納する記憶装置を有し該記憶装置を制御する入出
力制御装置とがバスに接続されたシステムにおいて、前
記各演算処理装置は、現在使用中のページサイズを記憶
するページサイズレジスタと、該ページサイズと前記演
算処理装置の実行する命令で指定する論理アドレスとか
ら参照や更新の行われたページを決定するページアクセ
ス情報制御部とを有し、前記メモリ部は、各ページの参
照や更新の状態を管理するページアクセス情報部と、前
記ページアクセス情報制御部の決定したページに対しそ
のページに対応した前記ページアクセス情報部の参照や
更新状態を操作するメモリアクセス制御部と、物理メモ
リからなるメモリとを備える。
【0012】本願の第2の発明のメモリ更新履歴管理方
式は、第1の発明において、システムの運用環境情報の
設定時等で運用時に適用される最小のページサイズと最
大のページサイズが指定でき、システム運用時において
前記2つのページサイズとその間の任意の大きさのペー
ジサイズへの切り替えを可能とすることを備える。
【0013】本願の第3の発明のメモリ更新履歴管理方
式は、第1の発明において、前記ページアクセス情報部
は、各論理ページの管理を行う複数のエントリから構成
され各エントリは対応する論理ページに参照系のアクセ
スが行われたことを表す参照ビットと、更新系のアクセ
スが行われたことを表す更新ビットとを含むことを備え
る。
【0014】本願の第4の発明のメモリ更新履歴管理方
式は、第1の発明において、前記ページアクセス情報部
は、最小のページサイズを管理する為に必要な領域長が
確保され、ページサイズを切り替えてもその領域長を縮
小しないことを備える。
【0015】本願の第5の発明のメモリ更新履歴管理方
式は、第1、2、3又は4の発明において、最小のペー
ジサイズより大きいページサイズでの運用時、大きいペ
ージサイズをもつページを複数の最小のページの集合と
見なし大きいページにアクセスが行われても大きいペー
ジの中のアクセスが行われた最小のページに対応するペ
ージアクセス情報部のエントリの参照ビット又は更新ビ
ットのみ更新を行うことを備える。
【0016】本願の第6の発明のメモリ更新履歴管理方
式は、第1、2、3、4又は5の発明において、最小の
ページサイズより大きいページサイズでの運用時、物理
メモリ上にあるページの前記記憶装置への掃き出しにお
いて該ページに関係する前記ページアクセス情報部の全
てのエントリの参照ビットと更新ビットをORしその結
果いずれのビットともONの時、該ページを掃き出しの
対象とすることを備える。
【0017】本願の第7の発明のメモリ更新履歴管理方
式は、第1の発明において、システム運用開始直後に使
用するページサイズを指定することができることを備え
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の装
置構成例を示すブロック図である。
【0019】図1において、本発明は、演算処理プロセ
ッサ1a〜1dと、メモリ部6と、仮想記憶空間情報を
保持する記憶装置7と、メモリ3の内容を記憶装置7に
対し入出力する入出力制御装置(IOP)8と、それら
を接続するバス9とを含む。
【0020】演算処理装置1a〜1d(以降、EPUと
称す。)は、ページサイズレジスタ10の内容を参照し
メモリ3上のアクセスされる論理アドレスに従って該当
するページアクセス情報部4のエントリを決定しそのエ
ントリのCビット、Rビットの操作をメモリアクセス制
御部5に対して指示するページアクセス情報制御部2
と、現在動作中のページサイズ等を記憶するページサイ
ズレジスタ10とを有する。
【0021】メモリ部6(以降、MMUと称す。)は、
メモリ3と、各ページについてのアクセス状態を表すペ
ージアクセス情報部4と、ページアクセス情報部4の内
容の更新をページアクセス情報制御部2の指示に従い実
行するメモリアクセス制御部5と、を有する。
【0022】各EPU1a〜1dの持つページサイズレ
ジスタ10は、当該EPU1a〜1dが異なるページサ
イズの混在を許可しているかどうかを示す情報と、当該
動作システムにおけるページの最小管理サイズ、最大管
理サイズを示す情報と、当該EPU1a〜1dが現在ど
のページサイズモードでメモリアクセスを行っているか
を示す情報等を有している。
【0023】図4は、従来のページ更新管理方法を示す
図である。
【0024】従来の管理方法は、1つのページとそのペ
ージに関係するページアクセス情報部4のエントリと
は、1対1で対応している。
【0025】図2は、本発明のページ更新管理方法を示
す図である。
【0026】本発明では、1つのページとそのページに
関係するページアクセス情報部4とは、1対1〜nに可
変である。つまり1つのページに対し1乃至複数のペー
ジアクセス情報のエントリが対応する形での管理が行わ
れる。
【0027】図3は、ページ切り替えを行うときの動作
フローを示したものである。
【0028】図2,4のメモリSMPL20は連続した
物理メモリで、4KBのページ単位A〜Lに分割され管
理されている状態を示す。ページアクセス情報SMPL
30には、各ページ毎に更新ビット(Cビット)、参照
ビット(Rビット)があり、対応するメモリ上のページ
が更新されるとページアクセス情報のCビット、Rビッ
トが更新される。
【0029】メモリ3へEPU1a〜1dが書き込みを
行った場合、更新したページに対応するページアクセス
情報部4のCビットが“1”となり、Rビットが“1”
に更新される。また、EPU1a〜1dがメモリ3を読
み出した場合、対応するページのページアクセス情報部
4は、Rビットが“1”に、Cビットは変更されず状態
保持となる。
【0030】メモリ3を記憶装置7に掃き出す場合に、
Cビット/Rビットの状態を見て、ともに“1”であっ
た場合、該当ページが記憶装置7に掃き出される。ペー
ジの内容が掃き出されると対応ページのページアクセス
情報部4のCビット/Rビットは“0”となる。
【0031】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して説明する。
【0032】図1において、複数のEPU1a〜1dと
MMU6とIOP8がバス9に接続されており、EPU
1a〜1dにはページサイズレジスタ10の制御を行う
ページアクセス情報制御部2と動作中のページサイズを
有するページサイズレジスタ10を持ち、MMU6はメ
モリ3と、ページアクセス情報制御部2から通知された
アクセスされるアドレスを含むページ情報を元にそのペ
ージに対応するページアクセス情報部4を操作するメモ
リアクセス制御部5と、各ページに対するCビット、R
ビットを有するページアクセス情報部4と、複数の物理
ページからなるメモリ3と、から構成される。
【0033】また、IOP8には磁気ディスクや電子デ
ィスク等からなり動作するアプリケーションプログラム
等の論理ページを持った記憶装置7が接続されている。
記憶装置7とメモリ3との間でのページの書き込み読み
出しの制御はページアクセス情報制御部で行われる。
【0034】システムの動作環境の設定時に当該システ
ムで使用する最小のページサイズと最大のページサイズ
が指定される。ここで指定された最小と最大のページサ
イズ間で任意の大きさのページへの切り替えを行うこと
ができる。又、システム立ち上げ直後に適用するページ
サイズも指定される。システム動作中においては、ここ
で指定された最小のページサイズより小さいページサイ
ズに切り替えることはできないし、また最大のページサ
イズより大きいサイズを持ったページに切り替えること
もできない。最小のページサイズとして、例えば4K
B、8KB、16KB等々が指定できる。最大のページ
サイズとして、例えば256KB、1メガB、4メガB
等が指定できる。
【0035】ページアクセス情報部4の大きさは、シス
テムで運用される最小のページサイズの管理に必要なエ
ントリ数分の領域が予め確保される。具体的にはページ
アクセス情報部4のエントリ数は、システムの有する全
論理メモリ容量を指定された最小のページサイズで割っ
た数となる。
【0036】小さいページサイズから大きいページサイ
ズに変更が行われた場合にも大きいページを複数の最小
のページサイズのページの集合と見なし、ページアクセ
ス情報部4の各エントリの管理する対象メモリ領域の大
きさは最小のページサイズの領域長のままである。大き
いページサイズでアクセスが発生した場合には、メモリ
アクセス制御部5は、大きいページの中でアクセスが行
われたメモリ領域に対応するページアクセス情報部4の
該当するエントリのCビットやRビットのみを更新す
る。
【0037】本発明におけるページサイズの具体的な切
り替え操作例として最小のページサイズを8KB、最大
のページサイズを512KB、システム立ち上げ時にお
けるページサイズが16KBと指定されているとして例
えば、16KB(立ち上げ直後)−−>48KB−−>
512KB−−>8KB等の運用中での切り替え操作が
可能である。この場合、最小のページサイズが8KBで
あるため、8KBより小さいページサイズに切り替える
ことはできない。また最大のページサイズが512KB
であることからそれより大きいページサイズに切り替え
ることもできない。
【0038】ソフトウェアからの指示により、ページを
記憶装置7に掃き出す必要が発生した場合には、大きい
ページに対応するページアクセス情報部4のすべてのエ
ントリのCビット、RビットをORした結果を見て、”
1”となったページを掃き出すページとする。
【0039】図2と、図3のフローチャートを元にし
て、最小のページサイズとシステム立ち上げ直後のペー
ジサイズを何れも4KBとし、4KBページモードと1
6KBページモードの2種類のページサイズを切り替え
てメモリを管理する場合について説明する。
【0040】システムの立ち上げ時、ページアクセス情
報部4が作成され初期設定される。この時のエントリ数
はシステム全体の物理メモリ量を4KBで割った値とな
る。全てのRビット、Cビットが”0”とされる(ステ
ップS1)。
【0041】ページサイズレジスタ10には、複数のペ
ージサイズを切り替えて運用する内容を表示するページ
サイズの混在許可の情報と、最小のページ管理単位が4
KBであること、現在のページサイズとしてシステム立
ち上げ時でのページサイズの4KBの値が設定される
(ステップS2)。ページサイズレジスタ10は、EP
U1a〜1d毎に設定することが出来るが内容は同じで
ある。
【0042】EPU1a〜1dが、1ページ4KBのペ
ージサイズでメモリアクセスを行っている時に(ステッ
プS3)、ページサイズを16KBでアクセスするペー
ジサイズ変更の指示が操作者等から行われたとする(ス
テップS4)。4KBで管理されているページアクセス
情報部4の中でCビット、Rビットがいずれも”1”の
ものをサーチし、そのページアクセス情報に該当する4
KBのページを記憶装置7に全て掃き出しを行う。そし
てページアクセス情報部4のCビット、Rビットを”
0”で初期化する。又、ページの存在する場所を識別す
るためのページ不在情報をメモリ3ではなく記憶装置7
として設定する(ステップS5)。
【0043】ページサイズレジスタ10の現在のページ
サイズは16KBとされ、ページサイズは16KBと切
り替わる(ステップS6)。以降、16KBのアクセス
が行われるが、全てのページが記憶装置7にあるため切
り替え直後は、記憶装置7へのリードアクセスが頻発す
ることになる。
【0044】図3にあるように本発明では16KBのペ
ージサイズへの切り替えが行われてもページアクセス情
報部4は4KBのまま管理されるので、ページアクセス
情報SMPL30’の形態は変化せずCビット、Rビッ
トに対応するエントリ数は変わらない。メモリSMPL
20’上の16KBの大きさのページA’には、ページ
アクセス情報SMPL30’の先頭から4つのエントリ
が対応してページアクセス状態の管理を行う。つまり、
ページアクセス情報SMPL30’の最初のエントリ
は、ページA’の最初の4KBのメモリに対するアクセ
ス状態を管理し、ページアクセス情報SMPL30’の
2番目のエントリは、ページA’の先頭から4KB番地
〜8KB番地の範囲の4KBのメモリに対するアクセス
状態を管理するということになる。
【0045】このように、16KBページを、4KB×
4のメモリ領域の集合と見做す。プログラムの実行時に
は、16KBページを構成する4つの4KBメモリ領域
の集合の中のアクセスが行われた4KBメモリに対応す
るページアクセス情報SMPL30’の何れかのエント
リのみのCビット、Rビットのみ操作の対象となる。
【0046】16KBのページサイズでの運用中に、あ
るページを記憶装置7に掃き出す必要が発生した場合に
は、当該ページに対応する4つのエントリからなるペー
ジアクセス情報部4の更新情報(Rビット、Cビット)
をORした結果を見て、記憶装置7に掃き出す必要のあ
るページか否かを決定する。ORした結果が”1”であ
れば掃き出しの対象となるわけである(ステップS
7)。
【0047】再び、ページサイズを4KB単位に切り替
えた場合には、ページサイズレジスタの現在のページサ
イズは4KBとなり、ページアクセス情報部4の更新単
位を4KB×1ページとする。この場合は先の4KBサ
イズでの状態から16KBのページサイズに切り替えた
時のような処理は不必要である(ステップS8)。図3
でのページアクセス情報SMPL30’の形態からペー
ジアクセス情報SMPL30の形態に変わる。ページア
クセス情報部4に対してページ掃き出し時のORをとる
作業は行われない。
【0048】
【発明の効果】本発明の効果は、複数種類の異なるペー
ジサイズで同一のメモリをアクセスする場合、ページサ
イズが混在したままでも、メモリのページアクセス情報
が管理できることと、動作中に動的にページサイズの変
更を行った場合に、各ページとページアクセス情報の対
応を変更することにより、ページアクセス情報の管理を
継続することを可能とすることを特徴としている。ま
た、装置停止中に切り替える場合にも、各ページとペー
ジアクセス情報の対応を構成し直す必要がないので、ペ
ージサイズの切り替え時間の短縮が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の仮想記憶管理方式におけるページアク
セス情報の管理方式図である。
【図3】本発明の動作の1例を表したフローチャートで
ある。
【図4】従来の仮想記憶管理機能のページアクセス情報
の管理方式図である。
【符号の説明】
1a〜1d 演算処理装置 2 ページアクセス情報制御部 3 メモリ 4 ページアクセス情報部 5 メモリアクセス制御部 6 メモリ部 7 記憶装置 8 入出力制御装置(IOP) 9 バス 10 ページサイズレジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の演算処理装置と、該複数の演算処
    理装置に共有されるメモリ部と、論理ページ情報を格納
    する記憶装置を有し該記憶装置を制御する入出力制御装
    置とがバスに接続されたシステムにおいて、前記各演算
    処理装置は、現在使用中のページサイズを記憶するペー
    ジサイズレジスタと、該ページサイズと前記演算処理装
    置の実行する命令で指定する論理アドレスとから参照や
    更新の行われたページを決定するページアクセス情報制
    御部とを有し、前記メモリ部は、各ページの参照や更新
    の状態を管理するページアクセス情報部と、前記ページ
    アクセス情報制御部の決定したページに対しそのページ
    に対応した前記ページアクセス情報部の参照や更新状態
    を操作するメモリアクセス制御部と、物理メモリからな
    るメモリとを有することを特徴とするメモリ更新履歴管
    理方式。
  2. 【請求項2】 システムの運用環境情報の設定時等で運
    用時に適用される最小のページサイズと最大のページサ
    イズが指定でき、システム運用時において前記2つのペ
    ージサイズとその間の任意の大きさのページサイズへの
    切り替えを可能とすることを特徴とする請求項1記載の
    メモリ更新履歴管理方式。
  3. 【請求項3】 前記ページアクセス情報部は、各論理ペ
    ージの管理を行う複数のエントリから構成され各エント
    リは対応する論理ページに参照系のアクセスが行われた
    ことを表す参照ビットと、更新系のアクセスが行われた
    ことを表す更新ビットとを含むことを特徴とする請求項
    1記載のメモリ更新履歴管理方式。
  4. 【請求項4】 前記ページアクセス情報部は、最小のペ
    ージサイズを管理する為に必要な領域長が確保され、ペ
    ージサイズを切り替えてもその領域長を縮小しないこと
    を特徴とする請求項1記載のメモリ領域更新履歴管理方
    式。
  5. 【請求項5】 最小のページサイズより大きいページサ
    イズでの運用時、大きいページサイズをもつページを複
    数の最小のページの集合と見なし大きいページにアクセ
    スが行われても大きいページの中のアクセスが行われた
    最小のページに対応するページアクセス情報部のエント
    リの参照ビット又は更新ビットのみ更新を行うことを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載のメモリ更新履歴
    管理方式。
  6. 【請求項6】 最小のページサイズより大きいページサ
    イズでの運用時、物理メモリ上にあるページの前記記憶
    装置への掃き出しにおいて該ページに関係する前記ペー
    ジアクセス情報部の全てのエントリの参照ビットと更新
    ビットをORしその結果いずれのビットともONの時、
    該ページを掃き出しの対象とすることを特徴とする請求
    項1、2、3、4又は5記載のメモリ更新履歴管理方
    式。
  7. 【請求項7】 システム運用開始直後に使用するページ
    サイズを指定することができる請求項1記載のメモリ更
    新履歴管理方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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