JP3442972B2 - 情報処理装置および書き換え可能型不揮発性メモリの書き換え方法 - Google Patents

情報処理装置および書き換え可能型不揮発性メモリの書き換え方法

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JP3442972B2 JP19698997A JP19698997A JP3442972B2 JP 3442972 B2 JP3442972 B2 JP 3442972B2 JP 19698997 A JP19698997 A JP 19698997A JP 19698997 A JP19698997 A JP 19698997A JP 3442972 B2 JP3442972 B2 JP 3442972B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は書き換え可能型不揮
発性メモリを備え、プログラムにより書き換え可能型不
揮発性メモリのデータを書き換える情報処理装置、およ
び書き換え可能型不揮発性メモリをプログラムの実行に
より書き換えるための書き換え可能型不揮発性メモリの
書き換え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理装置においては、処理プ
ログラムの修正を容易に、短期間で行うために、従来用
いていた書き換えができないリードオンリーメモリ(R
OM)の代わりに、不揮発性メモリであって格納されて
いるデータを書き換えることができるフラッシュメモリ
を、プログラムを格納するプログラムメモリとして用い
ることが多くなってきている。
【0003】フラッシュメモリのプログラムを書き換え
る場合は、通常、フラッシュメモリをシステムのボード
から取り出して、ROMライタなどを用いてフラッシュ
メモリの書き換えを行い、再びフラッシュメモリをボー
ドへ戻してプログラムを実行するということを行う。し
かし、システムとして組み立てた後、あるいは商品とし
て出荷した後、プログラムの改善や修正を施したい場合
がある。この場合、フラッシュメモリをボードから取り
出さずにプログラムによってフラッシュメモリの書き換
えを行うことになる。フラッシュメモリは、消去や書き
込みを行っている間は通常の命令の読み出しができな
い。そのため、従来、アプリケーションのプログラムを
格納するフラッシュメモリとは別に、フラッシュメモリ
の書き換えプログラムを格納するメモリを設けていた。
【0004】図5にフラッシュメモリを用いた従来の情
報処理装置のブロック図を示す。図5において、1はプ
ログラムの実行を行う中央処理装置(以下、CPUと記
す)で、2はフラッシュメモリ、3はフラッシュメモリ
2の読み出しや書き込みなどの制御を行うフラッシュメ
モリ制御装置、7はCPU1が処理に用いるデータを格
納するデータメモリ、10はCPU1からのデータの読
み出しや書き込み要求に対して、外部メモリ8やフラッ
シュメモリ制御装置3のデータの読み出しや書き込みを
行うバス制御装置である。100はフラッシュメモリ2
の書き換えを行うプログラムを格納する書き換えプログ
ラムメモリである。
【0005】4はCPU1から書き換えプログラムメモ
リ100へ与えられるアドレス、5は同じくCPU1か
ら書き換えプログラムメモリ100へ与えられる読み出
し要求信号、6は書き換えプログラムメモリ100から
CPU1へ与えられる命令である。11はCPU1から
バス制御装置10へ与えられるアドレス、12はCPU
1とバス制御装置10との間でやりとりされるデータ、
13はCPU1からバス制御装置10へ与えられる制御
信号である。18はフラッシュメモリ制御装置3からフ
ラッシュメモリ2へ与えられる制御信号、19は同じく
フラッシュメモリ制御装置3からフラッシュメモリ2へ
与えられるアドレス、20はフラッシュメモリ制御装置
3とフラッシュメモリ2との間でやりとりされるデータ
である。21はCPU1からデータメモリ7へ与えられ
るアドレス、22はCPU1とデータメモリ7との間で
やりとりされるデータ、23はCPU1からデータメモ
リ7へ与えられる制御信号である。
【0006】以上のような情報処理装置において、フラ
ッシュメモリ2を書き換える場合には、CPU1は、読
み出し要求信号5およびアドレス4を書き換えプログラ
ムメモリ100へ与えることにより、書き換えプログラ
ム(命令6)を書き換えプログラムメモリ100から読
み出して実行し、フラッシュメモリ制御装置3にバス制
御装置10を介して書き換えのためのアドレスやデータ
や制御情報を与え、フラッシュメモリ制御装置3は与え
られた情報に従って、フラッシュメモリ2にアドレス1
9やデータ20や制御信号18を出力してフラッシュメ
モリ2の書き換えを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、アプリケーションのプログラムを格納
するフラッシュメモリ2とは別にフラッシュメモリ2の
書き換えのための書き換えプログラムを格納する書き換
えプログラムメモリ100が必要で、システムのコスト
が増加するという問題点を有していた。
【0008】したがって、本発明の目的は、書き換えプ
ログラムを格納する書き換えプログラムメモリを別に設
けることなく、プログラムの実行により書き換え可能型
不揮発性メモリの書き換えを実現することができる情報
処理装置、および、書き換え可能型不揮発性メモリの書
き換え方法を提供することにある。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】 本発明の請求項記載の
情報処理装置は、自身を書き換える書き換えプログラム
を含む複数の命令を格納する書き換え可能型不揮発性メ
モリと、書き換え可能型不揮発性メモリに接続されて書
き換え可能型不揮発性メモリの読み出しおよび書き換え
を制御する不揮発性メモリ制御手段と、複数のデータを
格納するデータメモリと、データメモリに接続されてデ
ータメモリの読み出しおよび書き込みを制御するデータ
メモリ制御手段と、不揮発性メモリ制御手段およびデー
タメモリ制御手段に接続されて命令を実行する中央処理
装置と、中央処理装置と不揮発性メモリ制御手段とデー
タメモリ制御手段とに接続されて中央処理装置から与え
られるデータの読み出しおよび書き込み要求を処理する
バス制御手段とを備えている。
【0016】ここで、中央処理装置は、第1のアドレス
を不揮発性メモリ制御手段に与え、第2のアドレスをデ
ータメモリ制御手段に与え、第3のアドレスをバス制御
手段に与える。また、バス制御手段は、中央処理装置の
第3のアドレスが特定の範囲のアドレスである場合に、
データメモリ制御手段に第4のアドレスを出力してデー
タの読み出しおよび書き込みの要求を行う。
【0017】また、データメモリ制御手段は、第2のア
ドレスまたは第4のアドレスを用いてデータメモリの読
み出しあるいは書き込みを行い、第4のアドレスを用い
て読み出されたデータをバス制御手段へ与え、第2のア
ドレスを用いて読み出されたデータを中央処理装置へ与
える。また、バス制御手段は、第4のアドレスを用いて
読み出されたデータを中央処理装置へ与える。
【0018】また、不揮発性メモリ制御手段は、第1の
アドレスを用いて書き換え可能型不揮発性メモリの読み
出しを行うかあるいは書き換え可能型不揮発性メモリの
書き換えを行う。この構成によると、書き換え可能型不
揮発性メモリを書き換えるプログラムを書き換え可能型
不揮発性メモリからデータメモリへ格納し、データメモ
リに格納された書き換えプログラムを第4のアドレスを
用いて読み出して実行し、不揮発性メモリ制御手段に書
き換え可能型不揮発性メモリの書き換えに用いる値を書
き込むことにより書き換え可能型不揮発性メモリを書き
換えることができる。これにより、書き換えプログラム
を格納する書き換えプログラムメモリを別に設けること
なく、プログラムの実行により書き換え可能型不揮発性
メモリの書き換えを実現する情報処理装置が得られる。
【0019】本発明の請求項記載の情報処理装置は、
請求項記載の情報処理装置において、不揮発性メモリ
制御手段は、複数のレジスタを備え、複数のレジスタの
内容に従って、第1のアドレスを用いた書き換え可能型
不揮発性メモリの読み出し、書き換え可能型不揮発性メ
モリの書き換え、およびデータメモリアクセスを指示す
る信号の出力を行う。
【0020】また、バス制御手段は、不揮発性メモリ制
御手段よりデータメモリアクセスが指示されると、中央
処理装置の第3のアドレスが特定の範囲のアドレスであ
る場合に、データメモリ制御手段に第4のアドレスを出
力してデータの読み出しおよび書き込みの要求を行う。
また、データメモリ制御手段は、不揮発性メモリ制御手
段よりデータメモリアクセスが指示されると、第4のア
ドレスを用いてデータメモリの読み出しあるいは書き込
みを行い、読み出されたデータをバス制御手段へ与え、
不揮発性メモリ制御手段よりデータメモリアクセスが指
示されない場合は、第2のアドレスを用いてデータの読
み出しあるいは書き込みを行い、読み出されたデータを
中央処理装置へ与える。
【0021】また、バス制御手段は、第4のアドレスを
用いて読み出されたデータを中央処理装置に与える。本
発明の請求項記載の情報処理装置は、請求項記載の
情報処理装置において、書き換え可能型不揮発性メモリ
に格納されて書き換え可能型不揮発性メモリの書き換え
を制御する書き換えプログラムを書き換え可能型不揮発
性メモリからデータメモリへ格納し、データメモリに格
納された書き換えプログラムを第4のアドレスを用いて
読み出して実行し、不揮発性メモリ制御手段の複数のレ
ジスタに書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えに用
いる値を書き込むことにより書き換え可能型不揮発性メ
モリを書き換えるようにしている。
【0022】本発明の請求項記載の情報処理装置は、
自身を書き換える書き換えプログラムを含む複数の命令
を格納する書き換え可能型不揮発性メモリと、書き換え
可能型不揮発性メモリに接続されて書き換え可能型不揮
発性メモリの読み出しおよび書き換えを制御する不揮発
性メモリ制御手段と、複数のデータを格納するデータメ
モリと、データメモリに接続されてデータメモリの読み
出しおよび書き込みを制御するデータメモリ制御手段
と、不揮発性メモリ制御手段およびデータメモリ制御手
段に接続されて命令を実行する中央処理装置と、中央処
理装置と不揮発性メモリ制御手段とデータメモリ制御手
段とに接続されて中央処理装置から与えられるデータの
読み出しおよび書き込み要求を処理するバス制御手段
と、中央処理装置と不揮発性メモリ制御手段とに接続さ
れて不揮発性メモリ制御手段から分岐命令出力要求信号
が与えられると分岐命令を中央処理装置へ出力する分岐
命令出力手段とを備えている。
【0023】ここで、中央処理装置は、第1のアドレス
を不揮発性メモリ制御手段に与え、第2のアドレスをデ
ータメモリ制御手段に与え、第3のアドレスをバス制御
手段に与える。また、不揮発性メモリ制御手段は、書き
換え可能型不揮発性メモリの書き換えの実行中に、中央
処理装置の第1のアドレスにより書き換え可能型不揮発
性メモリの読み出しを要求されると分岐命令出力要求信
号を出力する。また、バス制御手段は、中央処理装置の
第3のアドレスが特定の範囲のアドレスである場合に、
データメモリ制御手段に第4のアドレスを出力してデー
タの読み出しおよび書き込みの要求を行う。
【0024】また、データメモリ制御手段は、第2のア
ドレスまたは第4のアドレスを用いてデータメモリの読
み出しあるいは書き込みを行い、第4のアドレスを用い
て読み出されたデータをバス制御手段へ与え、第2のア
ドレスを用いて読み出されたデータを中央処理装置へ与
える。また、バス制御手段は、第4のアドレスを用いて
読み出されたデータを中央処理装置に与える。
【0025】また、不揮発性メモリ制御手段は、第1の
アドレスを用いて書き換え可能型不揮発性メモリの読み
出しを行うか、あるいは書き換え可能型不揮発性メモリ
の書き換えを行う。この構成によると、書き換え可能型
不揮発性メモリを書き換えるプログラムを書き換え可能
型不揮発性メモリからデータメモリへ格納し、データメ
モリに格納された書き換えプログラムを第4のアドレス
を用いて読み出して実行し、不揮発性メモリ制御手段に
書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えに用いる値を
書き込むことにより書き換え可能型不揮発性メモリを書
き換えることができる。これにより、書き換えプログラ
ムを格納する書き換えプログラムメモリを別に設けるこ
となく、プログラムの実行により書き換え可能型不揮発
性メモリの書き換えを実現する情報処理装置が得られ
る。
【0026】本発明の請求項記載の情報処理装置は、
請求項記載の情報処理装置において、不揮発性メモリ
制御手段は、複数のレジスタを備え、複数のレジスタの
内容に従って、第1のアドレスを用いた書き換え可能型
不揮発性メモリの読み出し、書き換え可能型不揮発性メ
モリの書き換え、データメモリアクセスを指示する信号
の出力、および分岐命令出力要求信号の出力を行う。
【0027】また、バス制御手段は、不揮発性メモリ制
御手段よりデータメモリアクセスが指示されると、中央
処理装置の第3のアドレスが特定の範囲のアドレスであ
る場合に、データメモリ制御手段に第4のアドレスを出
力してデータの読み出しおよび書き込みの要求を行う。
また、データメモリ制御手段は、不揮発性メモリ制御手
段よりデータメモリアクセスが指示されると、第4のア
ドレスを用いてデータメモリの読み出しあるいは書き込
みを行い、読み出されたデータをバス制御手段へ与え、
不揮発性メモリ制御手段よりデータメモリアクセスが指
示されない場合は、第2のアドレスを用いてデータの読
み出しあるいは書き込みを行い、読み出されたデータを
中央処理装置へ与える。
【0028】また、バス制御手段は、第4のアドレスを
用いて読み出されたデータを中央処理装置に与える。本
発明の請求項記載の情報処理装置は、請求項記載の
情報処理装置において、分岐命令出力手段が出力する分
岐命令は、中央処理装置が分岐命令を実行して第3のア
ドレスとして生成される分岐先アドレスが、バス制御手
段が第4のアドレスを出力してデータメモリ制御手段へ
読み出しの要求を行う特定の範囲のアドレスである。
【0029】本発明の請求項記載の情報処理装置は、
請求項記載の情報処理装置において、書き換え可能型
不揮発性メモリに格納されて書き換え可能型不揮発性メ
モリの書き換えを制御する書き換えプログラムを書き換
え可能型不揮発性メモリからデータメモリへ格納し、デ
ータメモリに格納された書き換えプログラムを第4のア
ドレスを用いて読み出して実行し、不揮発性メモリ制御
手段の複数のレジスタに書き換え可能型不揮発性メモリ
の書き換えに用いる値を書き込むことにより書き換え可
能型不揮発性メモリを書き換えるようにしている。
【0030】
【0031】
【0032】本発明の請求項記載の書き換え可能型不
揮発性メモリの書き換え方法は、請求項記載の情報処
理装置の書き換え可能型不揮発性メモリを書き換える書
き換え可能型不揮発性メモリの書き換え方法であり、書
き換え可能型不揮発性メモリから第1のアドレスを用い
て書き換えプログラムを読み出す第1のステップと、読
み出した書き換えプログラムを第2のアドレスを用いて
データメモリへ格納する第2のステップと、第3のアド
レスが特定の範囲である場合に第3のアドレスを用いて
データメモリをアクセスするように切り替える第3のス
テップと、データメモリに格納された書き換えプログラ
ムを特定の範囲である第3のアドレスを用いて読み出す
第4のステップと、データメモリから読み出した書き換
えプログラムを実行して不揮発性メモリ制御手段に書き
換え制御情報を設定する第5のステップと、不揮発性メ
モリ制御手段に設定された書き換え制御情報に従って、
書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えを行う第6の
ステップとを含む。
【0033】この方法によると、書き換え可能型不揮発
性メモリを書き換えるプログラムを書き換え可能型不揮
発性メモリからデータメモリへ格納し、データメモリに
格納された書き換えプログラムを読み出して実行し、不
揮発性メモリ制御手段に書き換え可能型不揮発性メモリ
の書き換えに用いる書き換え制御情報を書き込むことに
より書き換え可能型不揮発性メモリを書き換えることが
できる。これにより、書き換えプログラムを格納する書
き換えプログラムメモリを別に設けることなく、プログ
ラムの実行により書き換え可能型不揮発性メモリの書き
換えを実現することができる。
【0034】本発明の請求項記載の書き換え可能型不
揮発性メモリの書き換え方法は、請求項記載の情報処
理装置の書き換え可能型不揮発性メモリを書き換える書
き換え可能型不揮発性メモリの書き換え方法であり、書
き換え可能型不揮発性メモリから第1のアドレスを用い
て書き換えプログラムを読み出す第1のステップと、読
み出した書き換えプログラムを第2のアドレスを用いて
データメモリへ格納する第2のステップと、第3のアド
レスが特定の範囲である場合に第3のアドレスを用いて
データメモリをアクセスするように切り替える第3のス
テップと、データメモリに格納された書き換えプログラ
ムを特定の範囲である第3のアドレスを用いて読み出す
第4のステップと、書き換え可能型不揮発性メモリから
の読み出しに対して、特定の範囲のアドレスへ分岐する
分岐命令を出力するように指定する第5のステップと、
データメモリから読み出した書き換えプログラムを実行
して不揮発性メモリ制御手段に書き換え制御情報を設定
する第6のステップと、割り込み要求が発生した場合
に、第5のステップの指定に従って出力される特定の範
囲のアドレスへ分岐する分岐命令を実行する第7のステ
ップと、不揮発性メモリ制御手段に設定された書き換え
制御情報に従って、書き換え可能型不揮発性メモリの書
き換えを行う第8のステップとを含む。
【0035】この方法によると、書き換え可能型不揮発
性メモリを書き換えるプログラムを書き換え可能型不揮
発性メモリからデータメモリへ格納し、データメモリに
格納された書き換えプログラムを読み出して実行し、不
揮発性メモリ制御手段に書き換え可能型不揮発性メモリ
の書き換えに用いる書き換え制御情報を書き込むことに
より書き換え可能型不揮発性メモリを書き換えることが
できる。これにより、書き換えプログラムを格納する書
き換えプログラムメモリを別に設けることなく、プログ
ラムの実行により書き換え可能型不揮発性メモリの書き
換えを実現することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。ここでは、実施の形
態の説明に先立って、参考例について説明する。参考例) 図1は情報処理装置の参考例のブロック図である。図1
において、1は命令に従って処理を行う中央処理装置
(以下、CPUと記す)である。2はCPU1の処理を
指示する複数の命令(自身を書き換える書き換えプログ
ラムを含む)を格納する書き換え可能型不揮発性メモリ
としてのフラッシュメモリである。3はCPU1および
フラッシュメモリ2に接続されてフラッシュメモリ2の
読み出しおよび書き換えを制御する不揮発性メモリ制御
手段としてのフラッシュメモリ制御装置である。7はC
PU1が処理に用いる複数のデータを格納するデータメ
モリである。8は外部メモリである。
【0037】24はCPU1およびデータメモリ7に接
続されてデータメモリ7の読み出しおよび書き込みを制
御するデータメモリ制御手段としてのデータメモリ制御
装置である。10はCPU1、フラッシュメモリ制御装
置3および外部メモリ8に接続されてCPU1の要求に
応じて外部メモリ8やフラッシュメモリ制御装置3に対
してデータの書き込みや読み出しを制御するバス制御手
段としてのバス制御装置である。
【0038】4はCPU1からフラッシュメモリ制御装
置3へ与えられる第1のアドレス、5は同じくCPU1
からフラッシュメモリ制御装置3へ与えられる読み出し
要求信号、6はフラッシュメモリ制御装置3からCPU
1へ与えられる命令である。11はCPU1からバス制
御装置10へ与えられる第3のアドレス、12はCPU
1とバス制御装置10との間でやりとりされるデータ、
13はCPU1からバス制御装置10へ与えられる制御
信号である。14はバス制御装置10からフラッシュメ
モリ制御装置3へ与えられるアドレス、15はバス制御
装置10とフラッシュメモリ制御装置3との間でやりと
りされるデータ、16はバス制御装置10からフラッシ
ュメモリ制御装置3へ与えられる制御信号である。18
はフラッシュメモリ制御装置3からフラッシュメモリ2
へ与えられる制御信号、19は同じくフラッシュメモリ
制御装置3からフラッシュメモリ2へ与えられるアドレ
ス、20はフラッシュメモリ制御装置3とフラッシュメ
モリ2との間でやりとりされるデータである。21はC
PU1からデータメモリ制御装置24へ与えられる第2
のアドレス、22はCPU1とデータメモリ制御装置2
4との間でやりとりされるデータ、23はCPU1から
データメモリ制御装置24へ与えられる制御信号であ
る。25はデータメモリ制御装置24からデータメモリ
7へ与えられるアドレス、26はデータメモリ制御装置
24とデータメモリ7との間でやりとりされるデータ、
27はデータメモリ制御装置24からデータメモリ7へ
与えられる制御信号である。29はフラッシュメモリ制
御装置3からデータメモリ制御装置24へ送られるデー
タメモリ選択信号である。
【0039】ここで、上記情報処理装置の動作について
詳しく説明する。CPU1は、命令6の読み出しを行う
場合に第1のアドレス4をフラッシュメモリ制御装置3
またはデータメモリ制御装置24に与え、データ22の
読み出しおよび書き込みを行う場合に第2のアドレス2
1をデータメモリ制御装置24に与える。
【0040】また、データメモリ制御装置24は、第1
のアドレス4または第2のアドレス21を用いてデータ
メモリ7の読み出しあるいは書き込みを行い、第1のア
ドレス4を用いて読み出したデータを命令としてCPU
1に与える。また、フラッシュメモリ制御装置3は、第
1のアドレス4を用いてフラッシュメモリ2の読み出し
を行うか、もしくはフラッシュメモリ2の書き換えを行
う。
【0041】また、フラッシュメモリ制御装置3は、複
数のレジスタを備え、複数のレジスタの内容に従って、
第1のアドレス4を用いたフラッシュメモリ2の読み出
し、フラッシュメモリ2の書き換え、およびデータメモ
リ選択信号29の出力を行う。また、データメモリ制御
装置24は、データメモリ選択信号29が与えられる
と、第1のアドレス4を用いてデータメモリ7を読み出
し、読み出したデータを命令としてCPU1に与える。
【0042】また、CPU1とフラッシュメモリ制御装
置3とに接続されてCPU1から与えられるデータの読
み出しおよび書き込み要求を処理するバス制御装置10
が設けられている。このバス制御装置10は、CPU1
の読み出しおよび書き込み要求に従って、フラッシュメ
モリ制御装置3の複数のレジスタの読み出しおよび書き
込みを行う。
【0043】また、フラッシュメモリ2に格納されてフ
ラッシュメモリ2の書き換えを制御する書き換えプログ
ラムをフラッシュメモリ2からデータメモリ7へ格納
し、データメモリ7に格納された書き換えプログラムを
第1のアドレス4を用いて読み出して実行し、フラッシ
ュメモリ制御装置3の複数のレジスタにフラッシュメモ
リ2の書き換えに用いる値を書き込むことによりフラッ
シュメモリ2を書き換えるようにしている。
【0044】図2は参考例におけるフラッシュメモリ制
御装置3のブロック図である。図2において、50は制
御レジスタ装置であり、複数のレジスタを備え、CPU
1からバス制御装置10を介して与えられたデータ15
を指定されたアドレス14に対応するレジスタへ制御信
号16に従って格納する。あるいは、制御信号16に従
って、アドレス14で指定されるレジスタが読み出さ
れ、バス制御装置10のデータ15に出力され、CPU
1へ与えられる。格納されたデータは、フラッシュメモ
リ2に対するアドレス56、データ57、制御信号5
4、選択信号58、およびデータメモリ選択信号29と
して出力される。
【0045】51はアクセス制御回路であり、制御レジ
スタ装置50が出力する制御信号54とCPU1が出力
する読み出し要求信号5を用いてフラッシュメモリ2を
アクセスするための制御信号18を出力する。52は選
択回路であり、CPU1から与えられたアドレス4か制
御レジスタ装置50が出力するアドレス56のいずれか
を、選択信号58に従ってフラッシュメモリ2のアドレ
ス19へ出力する。また、フラッシュメモリ2から読み
出されたデータ20はCPU1の命令6あるいは制御レ
ジスタ装置50のデータ57へ与えられる。
【0046】制御レジスタ装置50へ与えられたデータ
57は制御レジスタ装置50のレジスタに格納され、C
PU1は格納されたデータをバス制御装置10を介して
読み出すことができる。フラッシュメモリ2へデータを
与える場合は、制御レジスタ装置50が出力するデータ
57がフラッシュメモリ2のデータ20へ与えられる。
【0047】つぎに、図1および図2を用いて動作を説
明する。CPU1はフラッシュメモリ2に格納された命
令を読み出す場合、格納された命令の位置を示すアドレ
ス4と読み出し要求信号5を出力する。フラッシュメモ
リ制御装置3はCPU1のアドレス4をフラッシュメモ
リ2のアドレス19へ与え、アクセス制御回路51は制
御信号18によりフラッシュメモリ2に読み出しを指示
する。フラッシュメモリ2から読み出されたデータ20
は選択回路52を介して命令6としてCPU1に与えら
れる。CPU1は読み出された命令6に従って処理を行
う。
【0048】つぎに、フラッシュメモリ2を書き換える
場合について説明する。フラッシュメモリ2の書き換え
を行っている間は、フラッシュメモリ2から通常の読み
出しはできない。すなわち、CPU1はフラッシュメモ
リ2から実行すべき命令を読み出せない。このため、フ
ラッシュメモリ2の書き換えを開始する前に、まず、書
き換えのプログラムをフラッシュメモリ2からデータメ
モリ7に転送する。CPU1は転送命令を用いて、フラ
ッシュメモリ制御装置3を介してフラッシュメモリ2に
アドレス4と読み出し要求信号5を与えて命令を読み出
し、別の転送命令により、読み出した命令をデータ22
として出力し、データメモリ制御装置24を介してデー
タメモリ7に与え、アドレス21で指定される位置に格
納する。
【0049】CPU1はアドレス21を用いてデータメ
モリ7から読み出したデータ22を命令として実行する
ことができない。そこで、書き換えプログラムをデータ
メモリ7へ格納し終えると、データメモリ選択信号29
を出力するように、CPU1はバス制御装置10を介し
てフラッシュメモリ制御装置3の制御レジスタ装置50
へデータを書き込む。データメモリ選択信号29が出力
されると、データメモリ制御装置24はCPU1が命令
の読み出しのために出力する読み出し要求信号5とアド
レス4をデータメモリ7へ与えて格納された書き換えプ
ログラムの命令を読み出し、CPU1の命令6へ出力す
る。CPU1はデータメモリ制御装置24が出力する命
令6を受け取り実行する。
【0050】このようにして書き換えプログラムをデー
タメモリ7から読み出して実行することによって、フラ
ッシュメモリ制御装置3の制御レジスタ装置50にアド
レス、データ、およびアクセスを指示する情報などを設
定し、フラッシュメモリ制御装置3は、これらの情報を
用いて、フラッシュメモリ2にアドレス19、制御信号
18、データ20などを与え、フラッシュメモリ2が保
持するデータの消去や書き込みや読み出しなどを行う。
【0051】このように、データメモリ制御装置24を
設け、CPU1からの命令の読み出し要求に対してデー
タメモリ7から命令を読み出し、CPU1へ与えること
により、CPU1の機能を変更することなく、データメ
モリ7に転送したフラッシュメモリ書き換えプログラム
を実行することができる。この参考例によると、フラッ
シュメモリ2を書き換えるプログラムをフラッシュメモ
リ2からデータメモリ7へ格納し、データメモリ7に格
納された書き換えプログラムを第1のアドレス4を用い
て読み出して実行し、フラッシュメモリ制御装置3にフ
ラッシュメモリ2の書き換えに用いる値を書き込むこと
によりフラッシュメモリ2を書き換えることができる。
これにより、書き換えプログラムを格納する書き換えプ
ログラムメモリを別に設けることなく、プログラムの実
行によりフラッシュメモリ2の書き換えを実現する情報
処理装置が得られる。
【0052】ここで、この情報処理装置を用いたフラッ
シュメモリの書き換え方法について説明する。このフラ
ッシュメモリの書き換え方法では、フラッシュメモリ2
から第1のアドレス4を用いて書き換えプログラムを読
み出す第1のステップと、読み出した書き換えプログラ
ムを第2のアドレス21を用いてデータメモリ7へ格納
する第2のステップと、データメモリ7へ与えるアドレ
スを第2のアドレスから第1のアドレスへ切り替える第
3のステップと、データメモリ7に格納された書き換え
プログラムを第1のアドレス4を用いて読み出す第4の
ステップと、データメモリ7から読み出した書き換えプ
ログラムを実行してフラッシュメモリ制御装置3に書き
換え制御情報を設定する第5のステップと、フラッシュ
メモリ制御装置3に設定された書き換え制御情報に従っ
て、フラッシュメモリ2の書き換えを行う第6のステッ
プとを含む。
【0053】この方法によると、フラッシュメモリ2を
書き換えるプログラムをフラッシュメモリ2からデータ
メモリ7へ格納し、データメモリ7に格納された書き換
えプログラムを第1のアドレス4を用いて読み出して実
行し、フラッシュメモリ制御装置3にフラッシュメモリ
2の書き換えに用いる書き換え制御情報を書き込むこと
によりフラッシュメモリ2を書き換えることができる。
これにより、書き換えプログラムを格納する書き換えプ
ログラムメモリを別に設けることなく、プログラムの実
行によりフラッシュメモリ2の書き換えを実現すること
ができる。
【0054】(第の実施の形態) 図3は本発明の第の実施の形態における情報処理装置
のブロック図である。図において、1は命令に従って
処理を行うCPUである。2はCPU1の処理を指示す
る複数の命令(自身を書き換える書き換えプログラムを
含む)を格納する書き換え可能型不揮発性メモリとして
のフラッシュメモリである。3はCPU1およびフラッ
シュメモリ2に接続されてフラッシュメモリ2の読み出
しおよび書き換えを制御する不揮発性メモリ制御手段と
してのフラッシュメモリ制御装置である。7はCPU1
が処理に用いる複数のデータを格納するデータメモリで
ある。8は外部メモリである。
【0055】24はCPU1およびデータメモリ7に接
続されてデータメモリ7の読み出しおよび書き込みを制
御するデータメモリ制御手段としてのデータメモリ制御
装置である。10はCPU1、フラッシュメモリ制御装
置3および外部メモリ8に接続されてCPU1の要求に
応じて外部メモリ8やフラッシュメモリ制御装置3に対
してデータの書き込みや読み出しを制御するバス制御手
段としてのバス制御装置である。34は分岐命令を出力
する分岐命令出力手段としての分岐命令出力回路であ
り、フラッシュメモリ制御装置3内のアクセス制御回路
51(図4参照)が出力する分岐命令要求信号35に応
じて分岐命令を命令6に出力する。
【0056】4はCPU1からフラッシュメモリ制御装
置3へ与えられる第1のアドレス、5は同じくCPU1
からフラッシュメモリ制御装置3へ与えられる読み出し
要求信号、6はフラッシュメモリ制御装置3からCPU
1へ与えられる命令である。11はCPU1からバス制
御装置10へ与えられる第3のアドレス、12はCPU
1とバス制御装置10との間でやりとりされるデータ、
13はCPU1からバス制御装置10へ与えられる制御
信号である。14はバス制御装置10からフラッシュメ
モリ制御装置3へ与えられるアドレス、15はバス制御
装置10とフラッシュメモリ制御装置3との間でやりと
りされるデータ、16はバス制御装置10からフラッシ
ュメモリ制御装置3へ与えられる制御信号である。
【0057】18はフラッシュメモリ制御装置3からフ
ラッシュメモリ2へ与えられる制御信号、19は同じく
フラッシュメモリ制御装置3からフラッシュメモリ2へ
与えられるアドレス、20はフラッシュメモリ制御装置
3とフラッシュメモリ2との間でやりとりされるデータ
である。21はCPU1からデータメモリ制御装置24
へ与えられる第2のアドレス、22はCPU1とデータ
メモリ制御装置24との間でやりとりされるデータ、2
3はCPU1からデータメモリ制御装置24へ与えられ
る制御信号である。25はデータメモリ制御装置24か
らデータメモリ7へ与えられるアドレス、26はデータ
メモリ制御装置24とデータメモリ7との間でやりとり
されるデータ、27はデータメモリ制御装置24からデ
ータメモリ7へ与えられる制御信号である。31はバス
制御装置10からデータメモリ制御装置24へ与えられ
るアドレス、32はバス制御装置10とデータメモリ制
御装置24との間でやりとりされるデータ、33はバス
制御装置10からデータメモリ制御装置24へ与えられ
る制御信号である。35はフラッシュメモリ制御装置3
から分岐命令出力回路34へ与えられる分岐命令出力要
求信号、36はフラッシュメモリ制御装置3からバス制
御装置10およびデータメモリ制御装置24へ与えられ
るデータメモリアクセスイネーブル信号である。
【0058】ここで、上記情報処理装置の動作について
詳しく説明する。CPU1は、第1のアドレス4をフラ
ッシュメモリ制御装置3に与え、第2のアドレス21を
データメモリ制御装置24に与え、第3のアドレス11
をバス制御装置10に与える。また、バス制御装置10
は、CPU1の第3のアドレス11が特定の範囲のアド
レスである場合に、データメモリ制御装置24に第4の
アドレス31を出力してデータの読み出しおよび書き込
みの要求を行う。
【0059】また、データメモリ制御装置24は、第2
のアドレス21または第4のアドレス31を用いてデー
タメモリ7の読み出しあるいは書き込みを行い、第4の
アドレス31を用いて読み出されたデータをバス制御装
置10へ与え、第2のアドレス21を用いて読み出され
たデータをCPU1へ与える。また、バス制御装置10
は、第4のアドレス31を用いて読み出されたデータを
CPU1に与える。
【0060】また、フラッシュメモリ制御装置3は、第
1のアドレス4を用いてフラッシュメモリ2の読み出し
を行うか、あるいはフラッシュメモリ2の書き換えを行
う。また、フラッシュメモリ制御装置3は、複数のレジ
スタを備え、複数のレジスタの内容に従って、第1のア
ドレス4を用いたフラッシュメモリ2の読み出し、フラ
ッシュメモリ2の書き換え、データメモリアクセスを指
示するデータメモリアクセスイネーブル信号36の出
力、および分岐命令出力要求信号35の出力を行う。
【0061】また、バス制御装置10は、フラッシュメ
モリ制御装置3よりデータメモリアクセスが指示される
と、CPU1の第3のアドレス11が特定の範囲のアド
レスである場合に、データメモリ制御装置24に第4の
アドレス31を出力してデータの読み出しおよび書き込
みの要求を行う。また、データメモリ制御装置24は、
フラッシュメモリ制御装置3よりデータメモリアクセス
が指示されると、第4のアドレス31を用いてデータメ
モリ7の読み出しあるいは書き込みを行い、読み出され
たデータをバス制御装置10へ与え、フラッシュメモリ
制御装置3よりデータメモリアクセスが指示されない場
合は、第2のアドレス21を用いてデータの読み出しあ
るいは書き込みを行い、読み出されたデータをCPU1
へ与える。
【0062】また、バス制御装置10は、第4のアドレ
ス31を用いて読み出されたデータをCPU1に与え
る。また、分岐命令出力回路34が出力する分岐命令
は、CPU1が分岐命令を実行して第3のアドレス11
として生成される分岐先アドレスが、バス制御装置10
が第4のアドレス31を出力してデータメモリ制御装置
24へ読み出しの要求を行う特定の範囲のアドレスであ
る。
【0063】また、フラッシュメモリ2に格納されてフ
ラッシュメモリ2の書き換えを制御する書き換えプログ
ラムをフラッシュメモリ2からデータメモリ7へ格納
し、データメモリ7に格納された書き換えプログラムを
第4のアドレス31を用いて読み出して実行し、フラッ
シュメモリ制御装置3の複数のレジスタにフラッシュメ
モリ2の書き換えに用いる値を書き込むことによりフラ
ッシュメモリ2を書き換えるようにしている。
【0064】図4は本発明の第の実施の形態における
フラッシュメモリ制御装置3のブロック図である。図4
において、50は制御レジスタ装置であり、複数のレジ
スタを備え、CPU1からバス制御装置10を介して与
えられたデータ15を指定されたアドレス14に対応す
るレジスタへ制御信号16に従って格納する。あるい
は、制御信号16に従って、アドレス14で指定される
レジスタが読み出され、バス制御装置10のデータ15
に出力され、CPU1へ与えられる。格納されたデータ
は、フラッシュメモリ2に対するアドレス56、データ
57、制御信号54、選択信号58、およびデータメモ
リアクセスイネーブル信号36として出力される。
【0065】51はアクセス制御回路であり、制御レジ
スタ装置50が出力する制御信号54とCPU1が出力
する読み出し要求信号5を用いてフラッシュメモリ2を
アクセスするための制御信号18と分岐命令要求信号3
5を出力する。52は選択回路であり、CPU1から与
えられたアドレス4か制御レジスタ装置50が出力する
アドレス56のいずれかを、選択信号58に従ってフラ
ッシュメモリ2のアドレス19へ出力する。また、フラ
ッシュメモリ2から読み出されたデータ20はCPU1
の命令6あるいは制御レジスタ装置50のデータ57へ
与えられる。
【0066】制御レジスタ装置50へ与えられたデータ
57は制御レジスタ装置50のレジスタに格納され、C
PU1は格納されたデータをバス制御装置10を介して
読み出すことができる。フラッシュメモリ2へデータを
与える場合は、制御レジスタ装置50が出力するデータ
57がフラッシュメモリ2のデータ20へ与えられる。
【0067】つぎに、図3および図4を用いて動作を説
明する。通常、CPU1がアクセスするメモリは、アド
レスによって予め決められている。例えば、0x00000000
番地から0x00000fff番地はデータメモリ7をアクセスす
る空間で、0x40000000番地から0x4001ffff番地はフラッ
シュメモリ2をアクセスする空間で、0x80000000番地か
ら0x8fffffff番地は外部メモリあるいは外部の装置をア
クセスする空間である。さらに、外部メモリ空間は4つ
のブロックに分けられており、0x80000000番地から0x83
ffffff番地はブロック0、0x84000000番地から0x87ffff
ff番地はブロック1、0x88000000番地から0x8bffffff番
地はブロック2、0x8c000000番地から0x8fffffff番地は
ブロック3である。CPU1がフラッシュメモリ2から
命令を読み出す場合は、参考例と同様である。
【0068】フラッシュメモリ2を書き換える場合、
考例と同様に、まず、書き換えプログラムをフラッシュ
メモリ2からデータメモリ7へ転送する。例えば、フラ
ッシュメモリ2上の書き換えプログラムのアドレスを0x
40000100から0x400002ffとする。この書き換えプログラ
ムはデータメモリ7上のアドレス0x00000100から0x0000
02ffに格納される。CPU1はデータメモリ7から読み
出したデータ22を命令として実行することができな
い。
【0069】そこで、データメモリ7に格納された書き
換えプログラムの命令を読み出して実行する場合、ま
ず、データメモリアクセスイネーブル信号36を出力す
るように、CPU1はバス制御装置10を介してフラッ
シュメモリ制御装置3の制御レジスタ装置50へデータ
を書き込む。データメモリアクセスイネーブル信号36
が出力されると、バス制御装置10はCPU1から要求
される外部メモリ空間のブロック3へのアクセスに対し
て、データメモリ7へのアクセスを行うためにアドレス
31および制御信号33をデータメモリ制御装置24へ
出力する。
【0070】つまり、プログラムの実行において、外部
メモリ空間のブロック3のアドレス0x8c000100へ分岐す
ると、CPU1はバス制御装置10のアドレス11に0x
8c000100を与え、バス制御装置10は0x00000100をアド
レス31としてデータメモリ制御回路24に出力する。
データメモリ制御装置24はこのアドレス31および制
御信号33をデータメモリ7へ与えてデータを読み出
し、バス制御装置10のデータ32へ出力する。バス制
御装置10はこのデータをCPU1へ転送し、CPU1
はこのデータを命令として実行する。また、外部メモリ
空間のブロック3を用いて、バス制御装置10を介して
データをデータメモリ7に書き込むこともできる。
【0071】このようにして、外部メモリ空間のブロッ
ク3を用いて、データメモリ7上の書き換えプログラム
へ分岐し、書き換えプログラムを実行する。書き換えプ
ログラムの実行により、参考例と同様にフラッシュメモ
リ制御装置3を制御してフラッシュメモリ2が保持する
命令の消去や書き込みや読み出しなどを行う。
【0072】このように、CPU1は、データメモリ7
から直接命令を読み出して実行することができなくて
も、外部メモリ8の空間に対する命令の読み出しの要求
を行い、バス制御装置10がこの要求に対しデータメモ
リ7から命令を読み出して、CPU1へ命令を与えるこ
とにより、CPU1の機能を変更することなく、データ
メモリ7に転送したフラッシュメモリ書き換えプログラ
ムを実行することができる。
【0073】また、外部メモリ空間のブロック3以外の
アドレスに対しては、バス制御装置10は外部メモリ8
へのアクセスを行うので、データメモリ7から書き換え
プログラムを読み出しで実行しながら、外部メモリ8と
のデータの受け渡しができる。また、CPU1が命令読
み出しのためのアドレス4を用いて命令を読み出す場
合、通常、1クロックまたは2クロックという固定した
クロック数で命令を読み出さなければならないのに対
し、外部メモリ空間を用いてバス制御装置10を介して
読み出しを行う場合、ウエイトサイクルを挿入して、任
意のクロック数で読み出しを行うことができるので、C
PU1の動作周波数を低下させることなくデータメモリ
7から命令を読み出して実行することができる。
【0074】しかし、フラッシュメモリ2の書き換え中
に割り込み要求に対応する場合、問題が生じる。割り込
み要求が発生すると、CPU1に割り込み要求信号28
が与えられ、CPU1は割り込み要求に対して予め指定
されたアドレスへ分岐する。このアドレスは、通常、フ
ラッシュメモリ2の空間、すなわち、0x40000000番地か
ら0x4001ffff番地のいずれかであり、CPU1はフラッ
シュメモリ2から割り込み要求に対する処理の命令を読
み出そうとする。フラッシュメモリ2は、書き換えを行
っている最中であり、命令の読み出しができないため、
誤動作を生じる。
【0075】そこで、割り込み要求に対応する場合、デ
ータメモリ7の書き換えプログラムに分岐する前に、割
り込み要求に対する処理プログラムをフラッシュメモリ
2からデータメモリ7へ転送しておき、フラッシュメモ
リ制御装置3の制御レジスタ装置50に割り込みに対応
するための設定を行う。この設定が制御信号54により
アクセス制御回路51へ示され、CPU1から読み出し
要求信号5が与えられると、アクセス制御回路51は分
岐命令要求信号35を出力する。分岐命令要求信号35
が出力されると分岐命令出力回路34はCPU1のアド
レス4の値に関係なく、分岐命令をCPU1の命令6に
出力する。この分岐命令は、命令の番地に0x4c000000を
加算したアドレスに分岐する相対アドレス分岐命令であ
る。
【0076】割り込み要求に対する分岐先のアドレスを
例えば、0x40000010とする。割り込み要求が発生する
と、CPU1はアドレス4に0x40000010を出力して命令
の読み出しを要求する。分岐命令出力回路34は分岐命
令を命令6に出力し、CPU1はこの命令を実行する。
すなわち、アドレス0x40000010に0x4c000000を加算した
アドレス0x8c000010へ分岐する。このアドレスは外部メ
モリ空間のアドレスであるので、CPU1はバス制御装
置10にこのアドレスに対する命令の読み出しを要求す
る。バス制御装置10は、このアドレスが外部メモリの
ブロック3の空間であるので、データメモリ制御装置2
4を介してデータメモリ7の0x00000010番地の命令を読
み出し、CPU1へ転送する。以降、CPU1はバス制
御装置10を介して、データメモリ7より命令を読み出
し、割り込み処理を行う。割り込み処理が終わると、割
り込みが発生した時の命令へ分岐して、フラッシュメモ
リ2の書き換えプログラムを実行する。
【0077】分岐命令出力回路34が出力する命令を、
相対アドレス分岐命令の代わりに、固定したアドレス0x
8c000010へ分岐する絶対アドレス分岐命令としてもよ
い。ただし、割り込み要求に対する分岐先のアドレスが
割り込みの種類で変わる場合には相対アドレス分岐命令
を用いる。このように、割り込み要求に対する分岐先命
令の読み出し要求に対して分岐命令をCPUに与えるこ
とによってフラッシュメモリ2を書き換えている最中で
も割り込み要求に対する処理を行うことができる。
【0078】この実施の形態によると、フラッシュメモ
リ2を書き換えるプログラムをフラッシュメモリ2から
データメモリ7へ格納し、データメモリ7に格納された
書き換えプログラムを第1のアドレス4を用いて読み出
して実行し、フラッシュメモリ制御装置3にフラッシュ
メモリ2の書き換えに用いる値を書き込むことによりフ
ラッシュメモリ2を書き換えることができる。これによ
り、書き換えプログラムを格納する書き換えプログラム
メモリを別に設けることなく、プログラムの実行により
フラッシュメモリ2の書き換えを実現する情報処理装置
が得られる。
【0079】なお、上記参考例において、分岐命令出力
回路34については、特に必要なものではなく、なくて
もよいものである。ここで、この情報処理装置を用いた
フラッシュメモリの書き換え方法について説明する。こ
のフラッシュメモリの書き換え方法では、フラッシュメ
モリ2から第1のアドレス4を用いて書き換えプログラ
ムを読み出す第1のステップと、読み出した書き換えプ
ログラムを第2のアドレス21を用いてデータメモリ7
へ格納する第2のステップと、第3のアドレス11が特
定の範囲である場合に第3のアドレス11を用いてデー
タメモリ7をアクセスするように切り替える第3のステ
ップと、データメモリ7に格納された書き換えプログラ
ムを特定の範囲である第3のアドレス11を用いて読み
出す第4のステップと、フラッシュメモリ2からの読み
出しに対して、特定の範囲のアドレスへ分岐する分岐命
令を出力するように指定する第5のステップと、データ
メモリ7から読み出した書き換えプログラムを実行して
フラッシュメモリ制御装置3に書き換え制御情報を設定
する第6のステップと、割り込み要求が発生した場合
に、第5のステップの指定に従って出力される特定の範
囲のアドレスへ分岐する分岐命令を実行する第7のステ
ップと、フラッシュメモリ制御装置3に設定された書き
換え制御情報に従って、フラッシュメモリ2の書き換え
を行う第8のステップとを含む。
【0080】この方法によると、フラッシュメモリ2を
書き換えるプログラムをフラッシュメモリ2からデータ
メモリ7へ格納し、データメモリ7に格納された書き換
えプログラムを第4のアドレス31を用いて読み出して
実行し、フラッシュメモリ制御装置3にフラッシュメモ
リ2の書き換えに用いる書き換え制御情報を書き込むこ
とによりフラッシュメモリ2を書き換えることができ
る。これにより、書き換えプログラムを格納する書き換
えプログラムメモリを別に設けることなく、プログラム
の実行によりフラッシュメモリ2の書き換えを実現する
ことができる。
【0081】なお、上記の第5のステップと第7のステ
ップは省くことが可能である。以上、参考例および第1
実施の形態で説明したように、フラッシュメモリ2の
書き換えのプログラムを格納するための専用のメモリを
別に設けることなく、データメモリへ書き換えプログラ
ムを一時的に転送し、データメモリから書き換えプログ
ラムの命令を読み出し、実行してフラッシュメモリ2を
書き換えることができる。
【0082】なお、参考例および第1の実施の形態で
は、書き換え可能型不揮発性メモリとしてフラッシュメ
モリ2を用いた例を示したが、強誘電体メモリなど他の
不揮発性であり、かつ、書き換え可能なメモリを用いて
も同様に実現できる。
【0083】
【0084】
【発明の効果】 本発明の請求項記載の情報処理装置に
よれば、書き換え可能型不揮発性メモリを書き換えるプ
ログラムを書き換え可能型不揮発性メモリからデータメ
モリへ格納し、データメモリに格納された書き換えプロ
グラムを第4のアドレスを用いて読み出して実行し、不
揮発性メモリ制御手段に書き換え可能型不揮発性メモリ
の書き換えに用いる値を書き込むことにより書き換え可
能型不揮発性メモリを書き換えることができる。これに
より、書き換えプログラムを格納する書き換えプログラ
ムメモリを別に設けることなく、プログラムの実行によ
り書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えを実現する
情報処理装置が得られる。
【0085】本発明の請求項記載の情報処理装置によ
れば、書き換え可能型不揮発性メモリを書き換えるプロ
グラムを書き換え可能型不揮発性メモリからデータメモ
リへ格納し、データメモリに格納された書き換えプログ
ラムを第4のアドレスを用いて読み出して実行し、不揮
発性メモリ制御手段に書き換え可能型不揮発性メモリの
書き換えに用いる値を書き込むことにより書き換え可能
型不揮発性メモリを書き換えることができる。これによ
り、書き換えプログラムを格納する書き換えプログラム
メモリを別に設けることなく、プログラムの実行により
書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えを実現する情
報処理装置が得られる。
【0086】
【0087】本発明の請求項記載の書き換え可能型不
揮発性メモリの書き換え方法によれば、書き換え可能型
不揮発性メモリを書き換えるプログラムを書き換え可能
型不揮発性メモリからデータメモリへ格納し、データメ
モリに格納された書き換えプログラムを読み出して実行
し、不揮発性メモリ制御手段に書き換え可能型不揮発性
メモリの書き換えに用いる値を書き込むことにより書き
換え可能型不揮発性メモリを書き換えることができる。
これにより、書き換えプログラムを格納する書き換えプ
ログラムメモリを別に設けることなく、プログラムの実
行により書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えを実
現することができる。
【0088】本発明の請求項記載の書き換え可能型不
揮発性メモリの書き換え方法によれば、書き換え可能型
不揮発性メモリを書き換えるプログラムを書き換え可能
型不揮発性メモリからデータメモリへ格納し、データメ
モリに格納された書き換えプログラムを読み出して実行
し、不揮発性メモリ制御手段に書き換え可能型不揮発性
メモリの書き換えに用いる値を書き込むことにより書き
換え可能型不揮発性メモリを書き換えることができる。
これにより、書き換えプログラムを格納する書き換えプ
ログラムメモリを別に設けることなく、プログラムの実
行により書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えを実
現することができる。
【0089】以上に述べたように、書き換え可能型不揮
発性メモリの書き換えプログラムを格納するフラッシュ
メモリを、アプリケーションプログラムを格納する書き
換え可能型不揮発性メモリと別に設ける必要がないの
で、コストを削減でき極めて有用である。また、割り込
み要求に対して、書き換え中の不揮発性メモリへの命令
の読み出しが生じても、データメモリに格納したプログ
ラムへ分岐することができ、誤動作を防ぐことができ
る。
【0090】また、中央処理装置の機能を変更する必要
がないので、既存の中央処理装置を用いて情報処理装置
を構築する場合、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置の参考例ブロック図である。
【図2】参考例におけるフラッシュメモリ制御装置のブ
ロック図である。
【図3】本発明の第の実施の形態における情報処理装
置のブロック図である。
【図4】本発明の第の実施の形態におけるフラッシュ
メモリ制御装置のブロック図である。
【図5】従来の情報処理装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 フラッシュメモリ 3 フラッシュメモリ制御装置 7 データメモリ 8 外部メモリ 10 バス制御装置 24 データメモリ制御装置 50 制御レジスタ装置 51 アクセス制御回路 52 選択回路 34 分岐命令出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 9/32 G06F 12/06 G06F 13/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自身を書き換える書き換えプログラムを
    含む複数の命令を格納する書き換え可能型不揮発性メモ
    リと、 前記書き換え可能型不揮発性メモリに接続されて前記書
    き換え可能型不揮発性メモリの読み出しおよび書き換え
    を制御する不揮発性メモリ制御手段と、 複数のデータを格納するデータメモリと、 前記データメモリに接続されて前記データメモリの読み
    出しおよび書き込みを制御するデータメモリ制御手段
    と、 前記不揮発性メモリ制御手段および前記データメモリ制
    御手段に接続されて命令を実行する中央処理装置と、 前記中央処理装置と前記不揮発性メモリ制御手段と前記
    データメモリ制御手段とに接続されて前記中央処理装置
    から与えられるデータの読み出しおよび書き込み要求を
    処理するバス制御手段とを備え、 前記中央処理装置は、第1のアドレスを前記不揮発性メ
    モリ制御手段に与え、第2のアドレスを前記データメモ
    リ制御手段に与え、第3のアドレスを前記バス制御手段
    に与え、 前記バス制御手段は、前記中央処理装置の前記第3のア
    ドレスが特定の範囲のアドレスである場合に、前記デー
    タメモリ制御手段に第4のアドレスを出力してデータの
    読み出しおよび書き込みの要求を行い、 前記データメモリ制御手段は、前記第2のアドレスまた
    は前記第4のアドレスを用いて前記データメモリの読み
    出しあるいは書き込みを行い、前記第4のアドレスを用
    いて読み出されたデータを前記バス制御手段へ与え、前
    記第2のアドレスを用いて読み出されたデータを前記中
    央処理装置へ与え、 前記バス制御手段は、前記第4のアドレスを用いて読み
    出されたデータを前記中央処理装置へ与え、 前記不揮発性メモリ制御手段は、前記第1のアドレスを
    用いて前記書き換え可能型不揮発性メモリの読み出しを
    行うかあるいは前記書き換え可能型不揮発性メモリの書
    き換えを行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 不揮発性メモリ制御手段は、複数のレジ
    スタを備え、前記複数のレジスタの内容に従って、第1
    のアドレスを用いた書き換え可能型不揮発性メモリの読
    み出し、前記書き換え可能型不揮発性メモリの書き換
    え、およびデータメモリアクセスを指示する信号の出力
    を行い、 バス制御手段は、前記不揮発性メモリ制御手段よりデー
    タメモリアクセスが指示されると、中央処理装置の第3
    のアドレスが特定の範囲のアドレスである場合に、デー
    タメモリ制御手段に第4のアドレスを出力してデータの
    読み出しおよび書き込みの要求を行い、 前記データメモリ制御手段は、前記不揮発性メモリ制御
    手段よりデータメモリアクセスが指示されると、前記第
    4のアドレスを用いてデータメモリの読み出しあるいは
    書き込みを行い、読み出されたデータを前記バス制御手
    段へ与え、前記不揮発性メモリ制御手段よりデータメモ
    リアクセスが指示されない場合は、第2のアドレスを用
    いてデータの読み出しあるいは書き込みを行い、読み出
    されたデータを前記中央処理装置へ与え、 前記バス制御手段は、前記第4のアドレスを用いて読み
    出されたデータを前記中央処理装置に与えることを特徴
    とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 書き換え可能型不揮発性メモリに格納さ
    れて前記書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えを制
    御する書き換えプログラムを前記書き換え可能型不揮発
    性メモリからデータメモリへ格納し、前記データメモリ
    に格納された前記書き換えプログラムを第4のアドレス
    を用いて読み出して実行し、不揮発性メモリ制御手段の
    複数のレジスタに前記書き換え可能型不揮発性メモリの
    書き換えに用いる値を書き込むことにより前記書き換え
    可能型不揮発性メモリを書き換えることを特徴とする
    求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 自身を書き換える書き換えプログラムを
    含む複数の命令を格納する書き換え可能型不揮発性メモ
    リと、 前記書き換え可能型不揮発性メモリに接続されて前記書
    き換え可能型不揮発性メモリの読み出しおよび書き換え
    を制御する不揮発性メモリ制御手段と、 複数のデータを格納するデータメモリと、 前記データメモリに接続されて前記データメモリの読み
    出しおよび書き込みを制御するデータメモリ制御手段
    と、 前記不揮発性メモリ制御手段および前記データメモリ制
    御手段に接続されて命令を実行する中央処理装置と、 前記中央処理装置と前記不揮発性メモリ制御手段と前記
    データメモリ制御手段とに接続されて前記中央処理装置
    から与えられるデータの読み出しおよび書き込み要求を
    処理するバス制御手段と、 前記中央処理装置と前記不揮発性メモリ制御手段とに接
    続されて前記不揮発性メモリ制御手段から分岐命令出力
    要求信号が与えられると分岐命令を前記中央処理装置へ
    出力する分岐命令出力手段とを備え、 前記中央処理装置は、第1のアドレスを前記不揮発性メ
    モリ制御手段に与え、 第2のアドレスを前記データメモリ制御手段に与え、第
    3のアドレスを前記バス制御手段に与え、前記不揮発性メモリ制御手段は、前記書き換え可能型不
    揮発性メモリの書き換えの実行中に、前記中央処理装置
    の前記第1のアドレスにより前記書き換え可能型不揮発
    性メモリの読み出しを要求されると前記分岐命令出力要
    求信号を出力し、 前記バス制御手段は、前記中央処理装置の前記第3のア
    ドレスが特定の範囲のアドレスである場合に、前記デー
    タメモリ制御手段に第4のアドレスを出力してデータの
    読み出しおよび書き込みの要求を行い、 前記データメモリ制御手段は、前記第2のアドレスまた
    は前記第4のアドレスを用いて前記データメモリの読み
    出しあるいは書き込みを行い、前記第4のアドレスを用
    いて読み出されたデータを前記バス制御手段へ与え、前
    記第2のアドレスを用いて読み出されたデータを前記中
    央処理装置へ与え、 前記バス制御手段は、前記第4のアドレスを用いて読み
    出されたデータを前記中央処理装置に与え、 前記不揮発性メモリ制御手段は、前記第1のアドレスを
    用いて前記書き換え可能型不揮発性メモリの読み出しを
    行うか、あるいは前記書き換え可能型不揮発性メモリの
    書き換えを行うことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 不揮発性メモリ制御手段は、複数のレジ
    スタを備え、前記複数のレジスタの内容に従って、第1
    のアドレスを用いた書き換え可能型不揮発性メモリの読
    み出し、前記書き換え可能型不揮発性メモリの書き換
    え、データメモリアクセスを指示する信号の出力、およ
    び分岐命令出力要求信号の出力を行い、 バス制御手段は、前記不揮発性メモリ制御手段よりデー
    タメモリアクセスが指示されると、中央処理装置の第3
    のアドレスが特定の範囲のアドレスである場合に、デー
    タメモリ制御手段に第4のアドレスを出力してデータの
    読み出しおよび書き込みの要求を行い、 前記データメモリ制御手段は、前記不揮発性メモリ制御
    手段よりデータメモリアクセスが指示されると、前記第
    4のアドレスを用いてデータメモリの読み出しあるいは
    書き込みを行い、読み出されたデータを前記バス制御手
    段へ与え、前記不揮発性メモリ制御手段よりデータメモ
    リアクセスが指示されない場合は、第2のアドレスを用
    いてデータの読み出しあるいは書き込みを行い、読み出
    されたデータを前記中央処理装置へ与え、 前記バス制御手段は、前記第4のアドレスを用いて読み
    出されたデータを前記中央処理装置に与えることを特徴
    とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 分岐命令出力手段が出力する分岐命令
    は、中央処理装置が前記分岐命令を実行して第3のアド
    レスとして生成される分岐先アドレスが、バス制御手段
    が第4のアドレスを出力してデータメモリ制御手段へ読
    み出しの要求を行う特定の範囲のアドレスであることを
    特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 書き換え可能型不揮発性メモリに格納さ
    れて前記書き換え可能型不揮発性メモリの書き換えを制
    御する書き換えプログラムを前記書き換え可能型不揮発
    性メモリからデータメモリへ格納し、前記データメモリ
    に格納された前記書き換えプログラムを第4のアドレス
    を用いて読み出して実行し、不揮発性メモリ制御手段の
    複数のレジスタに前記書き換え可能型不揮発性メモリの
    書き換えに用いる値を書き込むことにより前記書き換え
    可能型不揮発性メモリを書き換えることを特徴とする
    求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の情報処理装置の書き換え
    可能型不揮発性メモリを書き換える書き換え可能型不揮
    発性メモリの書き換え方法であって、 書き換え可能型不揮発性メモリから第1のアドレスを用
    いて書き換えプログラムを読み出す第1のステップと、 読み出した前記書き換えプログラムを第2のアドレスを
    用いてデータメモリへ格納する第2のステップと、 第3のアドレスが特定の範囲である場合に前記第3のア
    ドレスを用いて前記データメモリをアクセスするように
    切り替える第3のステップと、 前記データメモリに格納された前記書き換えプログラム
    を前記特定の範囲である前記第3のアドレスを用いて読
    み出す第4のステップと、 前記データメモリから読み出した前記書き換えプログラ
    ムを実行して不揮発性メモリ制御手段に書き換え制御情
    報を設定する第5のステップと、 前記不揮発性メモリ制御手段に設定された前記書き換え
    制御情報に従って、前記書き換え可能型不揮発性メモリ
    の書き換えを行う第6のステップとを含む書き換え可能
    型不揮発性メモリの書き換え方法。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の情報処理装置の書き換え
    可能型不揮発性メモリを書き換える書き換え可能型不揮
    発性メモリの書き換え方法であって、 書き換え可能型不揮発性メモリから第1のアドレスを用
    いて書き換えプログラムを読み出す第1のステップと、 読み出した前記書き換えプログラムを第2のアドレスを
    用いてデータメモリへ格納する第2のステップと、 第3のアドレスが特定の範囲である場合に前記第3のア
    ドレスを用いて前記データメモリをアクセスするように
    切り替える第3のステップと、 前記データメモリに格納された前記書き換えプログラム
    を前記特定の範囲である前記第3のアドレスを用いて読
    み出す第4のステップと、 前記書き換え可能型不揮発性メモリからの読み出しに対
    して、前記特定の範囲のアドレスへ分岐する分岐命令を
    出力するように指定する第5のステップと、 前記データメモリから読み出した前記書き換えプログラ
    ムを実行して不揮発性メモリ制御手段に書き換え制御情
    報を設定する第6のステップと、 割り込み要求が発生した場合に、前記第5のステップの
    指定に従って出力される前記特定の範囲のアドレスへ分
    岐する分岐命令を実行する第7のステップと、 前記不揮発性メモリ制御手段に設定された前記書き換え
    制御情報に従って、前記書き換え可能型不揮発性メモリ
    の書き換えを行う第8のステップとを含む書き換え可能
    型不揮発性メモリの書き換え方法。
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