JP3168845B2 - ディジタル信号処理装置 - Google Patents

ディジタル信号処理装置

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JP3168845B2
JP3168845B2 JP27442694A JP27442694A JP3168845B2 JP 3168845 B2 JP3168845 B2 JP 3168845B2 JP 27442694 A JP27442694 A JP 27442694A JP 27442694 A JP27442694 A JP 27442694A JP 3168845 B2 JP3168845 B2 JP 3168845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル・シグナ
ル・プロセッサ(DSP)等の演算動作を規定するプロ
グラムを外部装置から内部のプログラムメモリにダイレ
クト・メモリ・アクセス(DMA)転送するディジタル
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置や音源装置等で使用される
DSPは、内部に備えられたデータRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)に外部から供給される係数データ及
び信号データを一旦格納し、内部の乗算器及びALU
(算術論理ユニット)でこれらのデータの演算処理を実
行したのち、その演算結果をデータRAMに格納し外部
に出力することにより、フィルタリング等の各種処理を
実行する。これらの演算処理を規定する演算プログラム
は、実行前にCPUからDSP内部のプログラムRAM
に前もって格納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のDSPでは、
基本的にはプログラム実行中のプログラムRAMに対す
るアクセスは不可能であるため、長いプログラムを実行
する場合、十分な容量のプログラムRAMをDSPの内
部に持つか、一旦、DSPの実行を強制的に停止して、
CPUから新たなプログラムを書き込む必要がある。し
かしながら、前者はハードウェアのコスト上昇を招き、
後者は非効率的でCPUの負担が増す。
【0004】この発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたもので、小容量のプログラムメモリでも効率良く長
いプログラムを実行させることができ、CPUに負担を
かけることもないディジタル信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル信号処理装置は、外部の記憶装置に格納されたプログ
ラムのうちの一部のプログラムを格納するプログラムメ
モリと、このプログラムメモリから前記一部のプログラ
ムに含まれる各命令を順次読み出して解読する命令解読
手段と、この命令解読手段によって制御されてデータの
演算処理を実行する演算処理手段とを備えたディジタル
信号処理装置において、前記プログラムメモリに格納さ
れる演算命令を含む前記一部のプログラムの途中に、
記外部の記憶装置に格納されたプログラムのうち前記プ
ログラムメモリに格納された一部のプログラムとは異な
る他の一部のプログラムの転送を要求するダイレクト・
メモリ・アクセス実行用のDMA命令を含ませておき、
前記命令解読手段は、前記プログラムメモリから前記一
部のプログラムの各命令を順次読み出して各部を制御す
ると共に、この一部のプログラムの実行過程で前記他の
一部のプログラムの転送を要求するDMA命令が解読さ
れた場合に、プログラム・カウンタの値を退避させたの
前記外部の記憶装置から前記プログラムメモリに前記
他の一部のプログラムをダイレクト・メモリ・アクセス
により転送させる制御手段を起動して、転送終了後に前
記プログラム・カウンタの値を復帰させて前記プログラ
ムメモリに転送された他の一部のプログラムの実行を
させることを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明に係るディジタル信号処理装置によれ
ば、内部のプログラムに、演算命令と共にプログラムの
DMA命令を含ませておき、プログラムの実行過程で、
プログラムのDMA命令が解読された場合に、プログラ
ム・カウンタ値を退避させたのち、外部のDMA制御手
段等を起動して内部のプログラムメモリに新たなプログ
ラムを転送補充して、プログラム・カウンタ値を復帰さ
せたのち、プログラムを再開させるようにしているの
で、ディジタル信号処理装置が自らのプログラムで自ら
のプログラムを補充していくように動作する。このた
め、ホストCPUが新たなプログラムの書き込みに全く
関与する必要がなく、CPUの負担は大幅に軽減される
と共に、容量の小さなプログラムメモリであっても、効
率良く長いプログラムの実行が可能になる。また、この
発明によれば、CPUが介在する初期セット時において
も、必要最小限度のプログラムだけを転送しておけば良
く、これによるCPUの負担軽減も図れる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例に係るゲ
ーム機器のシステム構成を示すブロック図である。この
システムは、システム・コントロール・ユニット(以
下、SCUと呼ぶ)1によって調停される3つのバス
2,3,4に、各種の機能要素を接続して構成されてい
る。バス2には、システム全体の制御を司るCPU5
と、このCPU5の作業領域を提供するワークRAM6
と、システム起動時の処理プログラムを記憶したブート
ROM(リード・オンリー・メモリ)7とが接続されて
いる。バス3には、ゲームROM9等のゲームソースが
接続されている。バス4には、画像プロセッサ11と音
源プロセッサ12とが接続されている。
【0008】SCU1には、バス2,3,4の切換え制
御を実行するバスコントローラ21と、内部のメモリと
外部の回路との間でデータ、プログラム等をDMA転送
するDMAコントローラ22と、内部のメモリに格納さ
れた係数データと信号入力データとの積和演算処理を実
行するDSP23とが設けられている。
【0009】図2は、DSP23の更に詳細な構成を示
すブロック図である。このDSP23には、図面上では
0,1,2,3の番号が付加された4つのデータRAM
30,31,32,33が備えられている。これらのデ
ータRAM30〜33は、4つの独立したバス34,3
5,36,37からそれぞれ独立にアクセスが可能にな
っている。即ち、4つのバス34〜37のうち、D0バ
ス34は、双方向バッファ38を介してバスコントロー
ラ21に接続されており、バスコントローラ21を介し
て外部のバス2,3,4との間でデータのやりとりが行
えるようになっている。D1バス35、Xバス36、Y
バス37は、DSP23の内部の演算用バスであるが、
そのうちD1バス35は、DMAコントローラ22にも
接続されている。
【0010】各データRAM30〜33のアドレス端子
には、各データRAM30〜33毎に設けられてD1バ
ス35に共通に接続されたアドレスカウンタ(CT)4
0,41,42,43からのアドレスと、D0バス34
に接続された外部からの共通メモリアクセスに使用され
るアドレスレジスタ(RA)44からのアドレスのいず
れか一方が、それぞれ選択回路45,46,47,48
で選択されて与えられる。また、各データRAM30〜
33には、D0バス34上のデータとD1バス35上の
データのうち、選択回路50,51,52,53で選択
されたいずれか一方のデータが格納される。また、各デ
ータRAM30〜33からは、4つのバス34〜37の
うち、ゲート回路54,55,56,57を介して選択
された任意のバスにデータが読み出される。
【0011】プログラムRAM60は、このDSP23
の実行を規定するプログラムを記憶するメモリで、外部
の例えばワークRAMからバス2、バスコントローラ
21、双方向バッファ38及びD0バス34を介してD
MA転送されたプログラムを記憶する。プログラムRA
M60のアドレスは、プログラムカウンタ(PC)61
によって与えられる。PC値は、初期設定時には、外部
のCPU5からD0バス34及び選択回路68を介して
TOPレジスタ63に格納され、プログラムのDMA転
送時は、D1バス35及び選択回路68を介して格納さ
れ、DMA実行に先だって選択回路62を介してTOP
レジスタ63に退避される。
【0012】PC値に従ってプログラムRAM60から
読み出された命令コードは、フェッチ回路64でフェッ
チされ、命令デコーダ65で解読される。命令デコーダ
65は、この解読結果に基づいてDSP23の各部を制
御すると共に、E,V,C,Sの各種フラグ66を書き
換える。また、命令デコーダ65は、DMAコントロー
ラ22に対するパラメータの設定やDMAの起動制御も
実行する。この場合、フェッチ回路64にフェッチされ
たパラメータは、ゲート回路67及びD1バス35を介
してDMAコントローラ22に転送される。また、PC
値及び各種のフラグ66は、選択回路68を介してTO
Pレジスタ63及びD0,D1バス34,35から供給
されたり、書き換えられたりすると共に、ゲート回路6
9及びD0バス34を介して外部に転送される。
【0013】乗算器71は、選択回路72で選択され、
RXレジスタ73に格納されたD1バス35上又はXバ
ス36上のデータと、RYレジスタ74に格納されたY
バス37上のデータとを乗算する。その乗算結果は、上
位ビットがPHレジスタ75、下位ビットが選択回路7
6を介してPLレジスタ77に格納される。PLレジス
タ77には、D1バス35、Xバス36上のデータも選
択回路76で選択されて格納されるようになっている。
ALU78は、PH,PLレジスタ75,77に格納さ
れたデータと、ACH,ACLレジスタ79,80に格
納されたデータとを加算する。その加算結果は、上位ビ
ットがACHレジスタ79に、下位ビットが選択回路8
1を介してACLレジスタ80に格納されると共に、シ
フトレジスタ82及びゲート回路83介してD1データ
に出力される。この構成により、積和演算等の演算処理
を実行することができる。
【0014】次に、このシステムの動作について説明す
る。CPU5が、先ず、ワークRAM6に格納されてい
るDSP23の実行用のプログラムをDSP23のプロ
グラムRAM60に転送する。このとき、DSP23の
プログラムRAM60の容量には制限があるので、プロ
グラムRAM60が記憶可能な量だけプログラムが転送
される。次に、CPU5は、DSP23のプログラムを
起動するPC値をPC61に転送する。更に、実行フラ
グEXを1にして、プログラムを開始させる。
【0015】DSP23のプログラムが起動されたら、
以後はCPU5の制御によらず、DSP23が独立して
以下の処理を実行する。図3は、プログラムRAM60
に格納されたプログラムの一例を示す図、図4はそのプ
ログラムにより実行される処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【0016】まず、起動直後においては、データRAM
30〜33に係数パラメータ、演算用信号データ等のD
SP処理に必要なデータが全く格納されていない状態で
あるため、これらのデータをデータRAM30〜33に
格納する必要がある。このため、プログラムの先頭番地
“0”に、DMACパラメータ設定命令を配置し、続い
てDMA命令、DMA終了確認命令を配置する。命令デ
コーダ65は、DMACパラメータ設定命令を解読する
と、続くDMACパラメータをD1バス35に出力する
と共に、DMAコントローラ22にレジスタライト信号
を出力する。DMACパラメータは、例えば、転送元ア
ドレス、転送先アドレス及び転送ワード数からなり、転
送元アドレスとして例えばワークRAM6の係数データ
の格納領域の先頭番地、転送ワード数として係数データ
数がDMAコントローラ22に設定され、転送先アドレ
スとしてデータRAM30の先頭番地がアドレスカウン
タ40に設定される。そして、命令デコーダ65がDM
A命令を解読すると、DMAコントローラ22にDMA
スタート信号が出力される。これにより、DMAコント
ローラ22は、外部のワークRAM6から内部のデータ
RAM30へ係数データのDMA転送を実行する(S
1)。
【0017】DMAが開始されると、TOフラグは
“1”になり、以後、DMAコントローラ22からDM
A終了信号が出力されるまで、TOフラグは“1”を維
持する。続く、DMA終了確認命令では、このTOフラ
グが“0”になるまで、待ち状態となる(S2)。同様
の処理により、データRAM31に外部から演算入力デ
ータをDMA転送する(S3,S4)。
【0018】更に、同様の処理により、データRAM3
2に外部から演算入力データをDMA転送するが(S
5)、この状態では、既にデータRAM30,31に係
数データ及び演算入力データがそれぞれ格納されている
ので、これらのデータ間の演算処理は実行可能である。
そこで、データRAM32に対するDMA転送が開始さ
れたら、直ちにデータRAM30に格納された係数デー
タと、データRAM31に格納された演算入力データと
を、乗算器71及びALU78を使用して積和演算処理
し、その演算結果をデータRAM33に格納する処理を
実行する(S6)。この場合、図5(a)に示すよう
に、バス上でデータが衝突しないように、データRAM
32へのDMA転送はD0バス34を介して行い、デー
タRAM30からの係数データの読み出しはXバス3
6、データRAM31からの演算入力データの読み出し
はYバス37をそれぞれ介して行い、データRAM33
への演算結果の書き込みはD1バス35を介して行うと
いうように、各データの転送経路をそれぞれ独立させ
る。これにより、データRAM32へのDMA転送とデ
ータRAM30,31,33による演算処理とを並列に
実行することができる。
【0019】一連の演算処理が終了した時点で、DMA
終了確認命令が実行される(S7)。図3に示すよう
に、DMA終了確認時T1では、DMA処理が終了(T
2で終了)しているケースが殆どであり、次の命令の待
ち時間は実質的に無くなる。次に、データRAM33に
格納された演算結果を、D0バス34を介して外部にD
MA転送する(S8)。この様子を図5(b)に示す。
DMA終了確認がなされたら(S9)、データRAM3
1への演算入力データのDMA転送を開始し(S1
0)、続いてデータRAM30の係数データとデータR
AM32の演算入力データとの演算処理を実行し、その
演算結果をデータRAM33に格納する(S11)。こ
の様子を図5(c)に示す。演算処理終了後、DMA終
了の確認がなされたら(S12)、データRAM33に
格納された演算結果を外部にDMA転送する(S1
3)。DMA終了確認がなされたら(S14)、以後、
ステップS5〜S14を繰り返す。
【0020】また、例えば、図6に示すように、データ
RAM33から外部へのDMA転送時に、データRAM
30に格納された係数データとデータRAM32に格納
された演算入力データとを演算処理し、その演算結果を
データRAM31に格納する処理を並行させる。そし
て、データRAM33のDMA転送が終了する時点T3
を見計らって、DMA終了確認命令を配置させ、続いて
外部からデータRAM33に新たな演算入力データをD
MA転送するようにしてもよい。このときの、データの
流れを図7に示す。演算処理の時間に比べてDMA転送
時間が十分に短い場合、図7(b),(c)でそれぞれ
示すデータRAM33に対する2回のDMA転送と演算
処理とを並行させることにより、更に効率の良い処理が
可能である。この場合、次の演算処理は、データRAM
30とデータRAM33とで行い、その間、データRA
M31のデータを入れ替えることになる。
【0021】なお、以上の処理では、DMA終了を確認
する命令をプログラム中に挿入したが、特にDMA転送
と演算処理とを同時に実行させる場合、DMAに要する
時間が予め分かっていれば、DMA開始からDMA転送
に要する時間だけ経過した時点で指していると予想され
るPC値よりも後に、次のDMA転送命令や演算命令を
配置しておくことにより、DMA終了確認命令を省くこ
ともできる。
【0022】ところで、以上の処理を実現するために
は、各データRAM30〜33にアドレスを与えるアド
レスカウンタ(CT)40〜43の値は、DSP23の
内部の命令によって書換可能であり、この内部及びDM
Aコントローラ22の双方からインクリメント可能であ
ることが必要である。このようにDSP23とDMAコ
ントローラ22の双方からCT40〜43の値を制御可
能であると、DMA転送と演算処理とを並行させるとい
うシステムの性格上、ソフトウェアの記述によっては、
DMA転送中のデータRAMと、演算命令でアクセスさ
れるデータRAMとの重複(オーバーヘッド)が発生す
ることがある。そこで、各データRAM30〜33にア
ドレスを与えるCT40〜43のそれぞれに、そのデー
タRAMがDMA転送のために選択されたことを示すS
EL0〜SEL3フラグを設けると共に、図2に示した
回路に図8に示すようなオーバーヘッド防止回路を追加
することが望ましい。
【0023】このオーバーヘッド防止回路では、DMA
Cパラメータから得られるDATARAM選択信号と、
命令デコーダ65からのDMA開始信号とのAND出力
をゲート回路90〜93で得、各ゲート回路90〜93
の“1”出力でフリップフロップ回路94〜97をセッ
トし、DMAコントローラ22から出力されるDMA終
了信号でフリップフロップ回路94〜97をリセットす
る。これにより、データRAM30〜33のうち、DM
A実行中のデータRAMに対応したフリップフロップ9
4〜97から“1”出力が得られる。このフリップフロ
ップ94〜97の出力であるSEL0〜SEL3に基づ
き、ゲート回路100〜103で、命令デコーダ65か
ら出力される各データRAM30〜33のアクセス信号
をゲートすれば、DMA実行中に命令デコーダ65から
アクセス指示されたデータRAMに対応するゲート回路
100〜103から“1”が出力される。これをゲート
回路104で検出したら、PC待機信号を出力してプロ
グラムカウンタ61を停止させ、プログラムの実行を待
機させる。これにより、DMA実行中のデータRAMに
対応するアドレスカウンタ40〜43の書換も含めて、
そのデータRAMに対するいかなるアクセスも不可能に
なる。この構成によれば、オーバーヘッドを意識せずに
プログラムを記述することができる。
【0024】次に、プログラムのDMA転送について説
明する。前述したように、DSP23に内蔵されたプロ
グラムRAM60に容量的な制限があると、DSP23
が実行すべき全てのプログラムを一度にプログラムRA
M60に格納することができない。そこで、DSP23
のプログラム中に、図9に示すような、プログラムRA
M60へのプログラムのDMA転送命令を記述する。こ
のプログラムのDMA命令が実行された場合の処理を図
10に示す。
【0025】プログラムのDMA命令が実行されると、
まず、現在のPC値がTOPレジスタ63に退避される
(S21)。即ち、このDMA命令実行時点でフェッチ
回路64には、次のDMACパラメータ設定命令がプリ
フェッチされているので、PC値は、DMACパラメー
タ設定命令の次のアドレス(図9のN)を指している。
TOPレジスタ63には、このNが格納されることにな
る。続くDMACパラメータ設定命令によって、転送元
アドレス、転送先アドレス及び転送命令数がDMAコン
トローラ22に設定され、プログラムカウンタ61に転
送先アドレスが設定される(S22)。次に、設定され
た命令数が外部からD0バス34を介してプログラムR
AM60にDMA転送される(S23)。例えば、転送
先アドレスを図9に示すように、DMACパラメータ設
定命令の次の番地Nに設定した場合には、DMACパラ
メータ設定命令の次の番地から新たな命令A,B,…が
順番に格納されていくことになる。そして、設定された
数のDMA転送が終了したら、TOPレジスタ63に退
避されていたPC値をプログラムカウンタ61にセット
する(S24)。以後、DMACパラメータ設定命令の
次の命令Aからプログラムの実行が再開されることにな
る。
【0026】このように、DSP23自身のプログラム
によって、自分のプログラムをDMA転送することによ
り、プログラムRAM60の容量に拘らず、CPU5の
負担を全く増すことなしに、どのような長いプログラム
でも連続して実行させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
内部のプログラムに、演算命令と共にプログラムのDM
A命令を含ませておき、プログラムの実行過程で、プロ
グラムのDMA命令が解読された場合に、プログラム・
カウンタ値を退避させたのち、外部のDMA制御手段等
を起動して内部のプログラムメモリに新たなプログラム
を転送補充して、プログラム・カウンタ値を復帰させた
のち、プログラムを再開させるようにしているので、デ
ィジタル信号処理装置が自らのプログラムで自らのプロ
グラムを補充していくように動作し、ホストCPUが新
たなプログラムの書き込みに全く関与する必要がなく、
CPUの負担は大幅に軽減されると共に、容量の小さな
プログラムメモリであっても、効率良く長いプログラム
の実行が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るゲーム機器のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムにおけるDSPの詳細ブロック図
である。
【図3】 同システムにおけるプログラムRAMに格納
されるプログラムの一例を示す図である。
【図4】 同プログラムにより実行される処理の内容を
示すフローチャートである。
【図5】 同処理におけるデータの流れを説明するため
の図である。
【図6】 同システムにおけるプログラムRAMに格納
されるプログラムの他の例を示す図である。
【図7】 同プログラムにより実行される処理における
データの流れを説明するための図である。
【図8】 同システムにおけるオーバーヘッド防止回路
の回路図である。
【図9】 同システムにおけるプログラムのDMA転送
命令を用いたプログラムの例を示す図である。
【図10】 同プログラムによって実行される処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…システム・コントロール・ユニット、2,3,4…
バス、5…CPU、6…ワークRAM、7…ブートRO
M、9…ゲームROM、11…画像プロセッサ、12…
音源プロセッサ、21…バスコントローラ、22…DM
Aコントローラ、23…ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ、30〜33…データRAM、34…D0バス、3
5…D1バス、36…Xバス、37…Yバス、40〜4
3…アドレスカウンタ、44…アドレスレジスタ、60
…プログラムRAM、61…プログラムカウンタ、64
フェッチ回路、65…デコーダ、71…乗算器、78…
ALU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−265932(JP,A) 特開 平8−115291(JP,A) 特開 平5−73475(JP,A) 特開 平4−140873(JP,A) 特開 昭61−239348(JP,A) 特開 昭58−8338(JP,A) 特開 昭63−118969(JP,A) 特開 平2−143360(JP,A) 米国特許5765025(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/30 - 9/42 G06F 13/28 G06F 15/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の記憶装置に格納されたプログラム
    のうちの一部のプログラムを格納するプログラムメモリ
    と、 このプログラムメモリから前記一部のプログラムに含ま
    れる各命令を順次読み出して解読する命令解読手段と、 この命令解読手段によって制御されてデータの演算処理
    を実行する演算処理手段とを備えたディジタル信号処理
    装置において、 前記プログラムメモリに格納される演算命令を含む前記
    一部のプログラムの途中に、前記外部の記憶装置に格納
    されたプログラムのうち前記プログラムメモリに格納さ
    れた一部のプログラムとは異なる他の一部のプログラム
    の転送を要求するダイレクト・メモリ・アクセス実行用
    のDMA命令を含ませておき、 前記命令解読手段は、前記プログラムメモリから前記一
    部のプログラムの各命令を順次読み出して各部を制御す
    ると共に、この一部のプログラムの実行過程で前記他の
    一部のプログラムの転送を要求するDMA命令が解読さ
    れた場合に、プログラム・カウンタの値を退避させたの
    前記外部の記憶装置から前記プログラムメモリに前記
    他の一部のプログラムをダイレクト・メモリ・アクセス
    により転送させる制御手段を起動して、転送終了後に前
    記プログラム・カウンタの値を復帰させて前記プログラ
    ムメモリに転送された他の一部のプログラムの実行を
    させることを特徴とするディジタル信号処理装置。
JP27442694A 1994-10-13 1994-10-13 ディジタル信号処理装置 Expired - Lifetime JP3168845B2 (ja)

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JP27442694A JP3168845B2 (ja) 1994-10-13 1994-10-13 ディジタル信号処理装置
TW083110504A TW266275B (en) 1994-10-13 1994-11-14 Digital signal processing device and its direct memory access control process
US08/542,729 US5765025A (en) 1994-10-13 1995-10-13 Digital signal processor with on board program having arithmetic instructions and direct memory access instructions for controlling direct memory access thereof

Applications Claiming Priority (1)

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JP27442694A JP3168845B2 (ja) 1994-10-13 1994-10-13 ディジタル信号処理装置

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JPH08115214A JPH08115214A (ja) 1996-05-07
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