JP2876576B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2876576B2
JP2876576B2 JP3934792A JP3934792A JP2876576B2 JP 2876576 B2 JP2876576 B2 JP 2876576B2 JP 3934792 A JP3934792 A JP 3934792A JP 3934792 A JP3934792 A JP 3934792A JP 2876576 B2 JP2876576 B2 JP 2876576B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータリンク
される数値制御装置(以下NC装置という)に係り、特
に外部のパーソナルコンピュータ(以下パソコンとい
う)により数値制御を行うことの可能な数値制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるNC装置とパソコンとのコ
ンピュータリンクに関するものとして、例えば特開昭6
2−55707号公報に開示されたNC装置がある。図
18に示すように、このNC装置は、コンピュータリン
クされたNC装置において、前記NC装置からRS−2
32−Cインタフェースを介してパソコンを接続するこ
とにより前記コンピュータリンクを形成すると共に、前
記NC装置におけるキー操作内容を前記パソコンからキ
ーコードとして送出するよう構成し、前記NC装置の操
作ボードから行う通常の操作を前記パソコンからの指令
により行えるようにしたものである。
【0003】また、パソコンによる簡易NC装置におけ
るデータ伝達方法として、例えば特開昭64−5731
1号公報に開示されたNC装置がある。図19が示すよ
うに、このNC装置は、テープによるデータ伝達手段に
より機械側を制御するNC装置にI/Oポートを介して
パソコンを連結して、前記テープによるデータ伝達手段
によりパソコン側にNCプログラムファイル内で使用す
るデータプログラムの一行分を呼び込み、その該当プロ
グラム中のシーケンス番号を前記パソコンに付設する表
示装置に表示し、前記一行分のNCプログラムにより一
文字を読み取り、これをEIAコードに変換し、前記I
/Oポート側にこれを出力し、前記一文字信号を前記N
C装置に伝達するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のN
C装置では、NC装置とパソコンとのデータの受け渡し
を、RS−232−CインタフェースやI/Oポートを
介して行っているためデータ転送速度が遅く、画面表示
データのように随時変化するデータの受け渡しにおいて
は画面の更新速度が遅くなるという問題点があった。ま
た、NC装置とパソコンで加工プログラムなどの大量の
データの受け渡しに於いて時間がかかるという問題点が
あった。
【0005】更に、現在のNC装置は、機械メーカ独自
の自動プログラミング機能、或いは画面表示による段取
り説明機能や機械の保守支援機能を持つようになった。
ところが、NC装置に上記の機能を単に追加しようとす
ると、処理速度やメモリ容量の点で問題となり、結局、
NC装置に別のプロセッサを付加したり、メモリを増設
する必要が生じ、アーキテクチャそのものを新規に設計
しなければならなかった。また、機械メーカごとに、或
は特殊な機能が要求されるたびに上記の機能が付加され
た装置を設計しなくてはならず、設計や保守が大変であ
った。
【0006】そこで、機械メーカ独自の機能はパソコン
で実行することが考えられた。機械メーカにとっては、
パソコン上で実行するソフトウェア開発は容易である
し、NC装置メーカにとっても、機械メーカ独自の機能
はソフトウェア・ハードウェア共にNC装置とは独立さ
れているので保守が容易である。
【0007】しかしながら、筐体内にNC装置とパソコ
ンを内蔵するとそれぞれ2台のキーボード、2台の表示
装置を必要とし、コスト的に得策とならず、しかも筐体
が大型化するという問題点がある。
【0008】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたものであり、NC装置とパソコン間で短時間
に大量のデータの受け渡しができるNC装置を得ること
を目的とする。
【0009】また、この発明は、上記の問題点を解決す
るためになされたものであり、コストダウンが図れると
共に、筐体が大型化することがなく、しかもシステム効
率がよいNC装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るNC装置
は、パーソナルコンピュータに接続可能な共有メモリを
備え、パーソナルコンピュータの記憶装置内部をブロッ
ク単位で管理するようにし、数値制御装置のCPUが前
記共有メモリに読込みブロック番号をセットすると、前
記パーソナルコンピュータのCPUが前記共有メモリに
書き込まれた前記読込みブロック番号を読み取り、前記
パーソナルコンピュータの記憶装置の前記読込みブロッ
ク番号で指定される領域の記憶データを前記共有メモリ
に書込むとともに、数値制御装置のCPUが前記共有メ
モリに書込みブロック番号及び記憶データをセットする
と、前記パーソナルコンピュータのCPUが前記パーソ
ナルコンピュータの記憶装置の書込みブロック番号の領
域に前記共有メモリにセットされた記憶データを書込む
構成としてパーソナルコンピュータの記憶装置が数値制
御装置の記憶領域として使用できるようにしたものであ
る。また、この発明に係るNC装置は、パーソナルコン
ピュータに接続可能な共有メモリを備え、パーソナルコ
ンピュータの記憶装置に所定のプログラムを記憶させる
とともに、数値制御装置のCPUが前記共有メモリに前
記パーソナルコンピュータのCPUに実行させるプログ
ラム番号をセットすると、前記パーソナルコンピュータ
のCPUが前記共有メモリに書き込まれた前記プログラ
ム番号を読み取って指定されたプログラムを実行し、そ
の実行結果を前記共有メモリに書込む構成としてパーソ
ナルコンピュータのCPUが数値制御装置の外部プロセ
ッサとして使用できるようにしたものである。また、こ
の発明に係るNC装置は、上記のNC装置において、前
記キーボードからのキーコードを前記共有メモリに転送
することによってパーソナルコンピュータのCPUに入
力するキーコード受け渡し手段を備えたものである。ま
た、この発明に係るNC装置は、上記のNC装置におい
て、表示装置やキーボードなどの入出力機器を数値制御
装置とパーソナルコンピュータが共用するための切換手
段を備えたものである。更にまた、この発明に係るNC
装置は、上記のNC装置において、パーソナルコンピュ
ータが前記共有メモリに表示データを転送することによ
って、その表示データを数値制御装置内の表示装置に表
示させる手段を備えたものである。
【0011】
【作用】パソコンに接続可能な共有メモリにより、NC
装置とパソコン間で短時間に大量のデータの受け渡しが
できる。また、表示装置やキーボードなどの入出力機器
をNC装置とパソコンが共用するための切換手段によ
り、NC装置とパソコンに対し共通にただ1つの表示装
置やキーボードをそれぞれ設けるだけで良い。更に、キ
ーコード受け渡し手段を備えたことにより、NC装置内
のキーボードをパソコンが使用することができるように
する。また、パソコンの表示データを数値制御装置内の
表示装置に表示させる表示手段により、NC装置内の表
示装置をパソコンが使用できるようにする。また、ファ
イルインタフェース手段により、パソコンの記憶装置を
数値制御装置の記憶領域として使用できるようにする。
更に、プロセスインタフェース手段により、パソコンの
CPUをNC装置の外部プロセッサとして使用できるよ
うにする。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すブロック図
である。1はNC装置、2はパソコン、3はCRTなど
の表示装置、4はキーボード、5はCPU、6は表示制
御装置、7はNC装置やパソコンを制御するためのプロ
グラムならびにデータを記憶しておく記憶装置、8はN
C装置とパソコン間で短時間に大量のデータの受け渡し
するための共有メモリ、9はNC装置からの情報を表示
させるか、パソコンからの情報を表示させるかを選択し
たり、キーボード4からの入力をNC装置に渡すか、パ
ソコンに渡すかを選択する切換スイッチ、10は切換ス
イッチにより選択された装置からの情報を表示装置3に
入力する表示装置切換器、11は切換スイッチにより選
択された装置へキーボード4の情報を渡すキーボード切
換器である。
【0013】次に、NC装置1とパソコン2とデータの
やり取りをするための共有メモリ8により、NC装置1
とパソコン2間で短時間に大量のデータの受け渡しする
ための実施例の動作について図1で説明する。NC装置
1内の共有メモリ8は、NC装置1内のCPU5のバス
とパソコン2内のCPU5のバスに接続されている。図
20が示すようにパソコンには、拡張用スロットがあ
る。そこにNC装置1内の共用メモリ8と接続するため
のカードを実装する。拡張用スロットには図21が示す
ようなスロットバスがあり、共用メモリ接続カードはN
C装置1内の共用メモリ8に接続するために必要な信号
線を引き出す。例えはアドレスバスはパソコン2の空き
アドレスから引き出す。それによってパソコン2のCP
U5は共用メモリに対応する番地をアクセスすることに
よりデータの読み書きができる。共有メモリは図2に示
すように、2つのポートは各々独立したアドレス入力、
データ入出力、制御入出力端子を持っており、各ポート
からメモリのどの番地に対しても独立、非同期に読み出
し、書き込み動作が可能である。
【0014】NC装置1内のCPU5とパソコン2内の
CPU5の間でデータの受け渡しをする交信タイミング
を読み書き完了信号によって行う。例えば、NC装置1
内CPU5が共有メモリ8にデータを書き込んだ後、パ
ソコン2内のCPU5に対して書き込み完了信号を送信
する、それによりパソコン2内のCPU5が共有メモリ
8のデータを読み込む、それからパソコン2内CPU5
がNC装置1内のCPU5に対して読み出し完了信号を
送信する。それを繰り返すことにより、NC装置1とパ
ソコン2間で短時間に大量のデータの受け渡しができ
る。
【0015】次に、第2の実施例を説明する。表示装置
3をNC装置1とパソコン2が共用するための実施例の
動作について図1で説明する。NC装置1内の表示制御
装置6はビデオ信号VDnを出力するようになってい
る。パソコン2内の表示制御装置6はビデオ信号VDp
を出力するようになっている。表示装置切換器10は、
切換スイッチ9によりNC装置1が選択されていれば、
NC装置1内の表示制御装置6から出力されるビデオ信
号VDnを表示装置3に入力し、表示装置3は入力され
たビデオ信号を用いてNC装置1からの画像を表示す
る。一方、切換スイッチ9によりパソコン2が選択され
ていれば、表示装置切換器6はパソコン2内の表示制御
装置6から出力されるビデオ信号VDpを表示装置3に
入力し、表示装置3は入力されたビデオ信号用いてパソ
コン2からの画像を表示する。
【0016】次に、キーボード4をNC装置1とパソコ
ン2が共用するための実施例の動作について図1を用い
て説明する。キーボード切換器10は、切換スイッチ9
によりNC装置1が選択されていれば、キーボードから
出力される信号をNC装置1のCPU5に入力する。一
方、切換スイッチ9によりパソコン2が選択されていれ
ば、キーボードから出力される信号をパソコン2のCP
U5に入力する。
【0017】次に第3の実施例を説明する。まず、コー
ド受け渡し手段について図3に示したフローチャートと
図4に示したデータフローにて説明する。キー入力があ
った場合NC装置1のCPU5がキーボード4からのキ
ーコードを入力する(ステップ301)例えばキーボー
ド4の“4”のキーを人手により押されたら“34H”
というキーコードをNC装置1のCPU5が入力する。
キーコード読み込み完了フラグがONの時NC装置1の
CPU5が共有メモリ8にキーコードを書き込む(ステ
ップ302)例えばNC装置1のCPU5がキーボード
4から受け取ったキーコード“34H”を共有メモリ8
に書き込む。NC装置1のCPU5が共有メモリ8内の
キーコード書き込み完了フラグをONする(ステップ3
03)。共有メモリ8内のキーコード書き込み完了フラ
グがONの時、パソコン2のCPU5が共有メモリ5か
らキーコードを読み込む(ステップ304)例えばパソ
コン2のCPU5が共有メモリ5内のキーコード“34
H”を読み込む。パソコン2のCPU5が共有メモリ8
内のキーコード読み込み完了フラグをONする(ステッ
プ305)。以上、ステップ301からステップ305
の動作を繰り返すことにより、NC装置1のキーボード
4のキーコードをパソコン2に受け渡すことができる。
【0018】次に、第4の実施例を説明する。まず、パ
ソコンの表示データをNC装置内の表示装置に表示させ
る表示手段について図5に示したフローチャートと図6
に示したデータフローにて説明する。NC装置1内の表
示装置3に表示データを表示させるには、NC装置1内
のCPU5がNC装置1内のVRAM14(ビデオRA
M)に表示データの文字コードを書き込み、表示制御装
置6がVRAM14の内容を表示する。従って、パソコ
ン2の表示データをNC装置1内のVRAM14に転送
させればNC装置1内の表示装置3に表示させることが
できるので、その表示手段を図6に示したフローチャー
トで説明する。
【0019】共有メモリ8内の表示データ読み込み完了
フラグがONの時パソコン2のCPU5が共有メモリ8
に表示データを書き込む(ステップ501)。パソコン
2のCPU5が共有メモリ8内の表示データ書き込み完
了フラグをONする(ステップ502)。共有メモリ8
内の表示データ書き込み完了フラグがONの時、NC装
置1内のCPU5が共有メモリ8内の表示データをVR
AM14に転送する(ステップ503)。NC装置1の
CPU5が共有メモリ8内の表示データ読み込み完了フ
ラグをONする(ステップ504)。以上、ステップ5
01からステップ504の動作を繰り返すことにより、
パソコン2の表示データをNC装置1内の表示装置3に
表示させることができる。
【0020】尚、図7が示すようにパソコン2のCPU
5が共有メモリ8にVRAMイメージの表示データを書
き込む方法と、図8が示すようにパソコン2のCPU5
が共有メモリ8にウィンドウイメージの表示データを書
き込む方法がある。また、ウィンドウイメージの表示デ
ータは、NC装置1のCPU5がVRAMイメージの表
示データに変換してからVRAM14に書き込む。
【0021】次に、第5の実施例を説明する。まず、フ
ァイルインタフェース手段について図9と図10に示し
たフローチャートと図11に示したデータフローにて説
明する。図11が示すようにパソコン2の記憶装置7
は、NC装置1のCPU5が使用できるようにブロック
番号で管理されている。 パソコン2の記憶装置7から
のデータ読み込みを図9で説明する。NC装置1内のC
PU5が共有メモリ8に読み込みブロック番号をセット
する(ステップ901)。パソコン2内のCPU5がパ
ソコン2内の記憶装置7の読み込みブロック番号の記憶
データを共有メモリ8に書き込む(ステップ902)。
NC装置1のCPU5が共有メモリ8内の記憶データを
読み込む(ステップ903)。
【0022】また、パソコン2の記憶装置7へのデータ
書き込みを図10を用いて説明する。NC装置1のCP
U5が共有メモリ8に書き込みブロック番号をセットす
る(ステップ1001)。NC装置1のCPU5が記憶
データを共有メモリ8に書き込む(ステップ100
2)。パソコン2のCPU5が共有メモリ8内の記憶デ
ータを書き込むブロック番号の記憶領域に書き込む(ス
テップ1003)。以上、ステップ901から903や
1001から1003の動作を繰り返すことにより、N
C装置1内のCPU5がパソコン2内の記憶装置7を使
用することができる。
【0023】次に、第6の実施例を説明する。まず、プ
ロセスインタフェース手段について図12に示したフロ
ーチャートと図13に示したデータフローを用いて説明
する。図12が示すようにパソコンの記憶装置7にはパ
ソコン2のCPU5が実行するプログラムが格納されて
いる。
【0024】プロセスインタフェース手段の動作を図
で説明する。NC装置1のCPU5が共有メモリ8に
入力データをセットする(ステップ1201)。NC装
置1のCPU5が共有メモリ8にパソコン2のCPU5
に実行させるプログラム番号をセットする(ステップ1
202)。パソコン2のCPU5が共有メモリ8内の入
力データを読み込む(ステップ1203)。パソコン2
のCPU5がNC装置のCPU5に指令されたプログラ
ム番号のプログラムを実行する(ステップ1204)。
パソコン2のCPU5がプログラムの実行結果の出力デ
ータを共有メモリ8に書き込む(ステップ1205)。
NC装置1のCPU5が共有メモリ8内の入力データを
読み込む(ステップ1206)。以上ステップ1201
からステップ1206の動作を繰り返すことにより、N
C装置1内のCPU5がパソコン2内のCPU5を外部
プロセッサとして使用できる。
【0025】また、第6の実施例として、NC装置の自
動プログラミング機能の処理をパソコンで肩代わりした
例を説明する。まず、NC装置による自動プログラム機
能の処理の例を図14を用いて説明する。NC装置1の
表示装置3には図16で示すような自動プログラミング
のポケット画面が表示されている、その表示内容に従っ
てオペレータがキーボード4により加工形状・加工パタ
ーンデータの入力をする(ステップ1401)。NC装
置1のCPU5のポケット処理により加工形状・加工パ
ターンデータから図17で示すようなNCプログラムを
生成しNC装置1の記憶装置7に登録する(ステップ1
402)。
【0026】しかしながら、NCプログラムを生成する
自動プログラミングのポケット処理などは、NC装置の
本来の処理である機械制御処理に比べ、NC装置のCP
Uが処理をする優先度が低いため、自動プログラミング
のポケット処理などがNCプログラムを生成するのに時
間がかかるという問題点があった。
【0027】そこで、NC装置の自動プログラミング機
能の処理をパソコンで肩代わりした例を図15を用いて
説明する。NC装置1の表示装置3には図16で示すよ
うな自動プログラミングのポケット画面が表示されてい
る、その表示内容に従ってオペレータがキーボード4に
より加工形状・加工パターンデータの入力をする(ステ
ップ1501)。NC装置1のCPU5が共有メモリ8
に加工形状・加工パターンデータをセットする(ステッ
プ1502)。NC装置1のCPU5がパソコン2のC
PU5にポケット処理をするように指示をする(ステッ
プ1503)。パソコン2のCPU5のポケット処理に
より加工形状・加工パターンデータから図17で示すよ
うなNCプログラムを生成する(ステップ1504)。
パソコン2のCPU5が生成したNCプログラムを共有
メモリ8に書き込む(ステップ1505)。NC装置1
のCPU5が共有メモリ8内のNCプログラムを読み込
み、NC装置1の記憶装置7に登録する(ステップ15
06)。以上、ステップ1501から1506の処理
は、自動プログラミングのポケット処理などをパソコン
2のCPU5が行うので、NC装置1のCPU5の処理
負荷状況にかかわりなく、NCプログラムが得られると
いう効果がある。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上のように、パーソナルコ
ンピュータの記憶装置をNC装置の記憶領域として使用
できるので、NC装置の記憶容量の不足分をパソコンの
記憶装置によって補うことができる。しかもパーソナル
コンピュータの記憶装置をブロック単位で管理するよう
にしているので、パーソナルコンピュータの記憶装置に
記憶されたデータをNC装置側に読み出す場合、パーソ
ナルコンピュータの記憶装置に記憶されたデータのアド
レス範囲を指定することなく、そのブロック番号を指定
するだけで読み出すことができ、またNC装置のデータ
をパーソナルコンピュータの記憶装置に記憶させる場
合、パーソナルコンピュータの記憶装置のアドレス範囲
を指定することなく、ブロック番号を指定するだけでそ
のデータをパーソナルコンピュータの記憶装置に記憶さ
せることができ、よってパーソナルコンピュータの記憶
装置の管理が簡単となる。また、パーソナルコンピュー
タのCPUをNC装置の外部プロセッサとして使用でき
るので、NC装置のCPU処理能力の不足分をパーソナ
ルコンピュータのCPUによって補うことができる。し
かもこの場合、NC装置が、パーソナルコンピュータの
CPUに実行させるプログラム番号を指定するだけでパ
ーソナルコンピュータのCPUがその指定されたプログ
ラムを実行するので、パーソナルコンピュータの実行プ
ログラムの管理が簡単となる。
【0029】また、本発明によれば、上記の効果に加
え、NC装置とパソコンに対し共通にただ1つの表示装
置やキーボードをそれぞれ設けるだけでよくコストダウ
ン及びシステムの小型化が図れる。また、表示装置やキ
ーボードがそれぞれ1台設けるだけでよい為、1箇所で
操作でき操作性のよいシステムを構築することができる
という効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるNC装置の概略構成を示す概略
図である。
【図2】この発明によるNC装置で使用する共有メモリ
を示すブロック図である。
【図3】キーコード受け渡し手段の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】キーコード受け渡し手段の動作を示すデータフ
ローである。
【図5】パソコンの表示データをNC装置内の表示装置
に表示させる表示手段の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】パソコンの表示データをNC装置内の表示装置
に表示させる表示手段の動作を示すデータフローであ
る。
【図7】パソコンの表示データをNC装置内の表示装置
に表示させる表示手段である、パソコンのCPUが共有
メモリにVRAMイメージの表示データを書き込む方法
を示すデータフローである。
【図8】パソコンの表示データをNC装置内の表示装置
に表示させる表示手段である、パソコンのCPUが共有
メモリにウィンドウイメージの表示データを書き込む方
法を示すデータフローである。
【図9】ファイルインタフェース手段のパソコンの記憶
装置からのデータ読み込みする動作を示すフローチャー
トである。
【図10】ファイルインタフェース手段のパソコンの記
憶装置からのデータ書き込みする動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】ファイルインタフェース手段の動作を示すデ
ータフローである。
【図12】プロセスインタフェース手段の動作を示すデ
ータフローである。
【図13】プロセスインタフェース手段の動作を示すデ
ータフローである。
【図14】NC装置による自動プログラム機能の処理動
作を示すフローチャートである。
【図15】NC装置の自動プログラミング機能をパソコ
ンで処理した場合の動作を示すフローチャートである。
【図16】自動プログラミングの表示画面(ポケット画
面)の例を示す説明図である。
【図17】自動プログラミング機能の処理が生成したN
Cプログラムを示す説明図である。
【図18】従来におけるNC装置の構成を示す概略図で
ある。
【図19】従来におけるNC装置の構成を示す概略図で
ある。
【図20】一般的なパソコンの拡張用スロットを示す斜
視図である。
【図21】スロットバス信号を示す図表である。
【符号の説明】
1 NC装置 2 パソコン 3 表示装置 4 キーボード 5 CPU 6 表示制御装置 7 記憶装置 8 共有メモリ 9 切換スイッチ 10 表示装置切換器 11 キーボード切換器 12 RS−232−Cインタフェース 13 I/Oポート 14 VRAM 15 NCプログラム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−229611(JP,A) 特開 昭59−98205(JP,A) 特開 平3−210673(JP,A) 特開 平2−22711(JP,A) 特開 昭61−208104(JP,A) 特開 昭64−57314(JP,A) 特開 昭64−28707(JP,A) 特開 平1−233601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/414

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段を有する数値制御装置におい
    て、パーソナルコンピュータに接続可能な共有メモリを
    備え、パーソナルコンピュータの記憶装置内部をブロッ
    ク単位で管理するようにし、数値制御装置のCPUが前
    記共有メモリに読込みブロック番号をセットすると、前
    記パーソナルコンピュータのCPUが前記共有メモリに
    書き込まれた前記読込みブロック番号を読み取り、前記
    パーソナルコンピュータの記憶装置の前記読込みブロッ
    ク番号で指定される領域の記憶データを前記共有メモリ
    に書込むとともに、数値制御装置のCPUが前記共有メ
    モリに書込みブロック番号及び記憶データをセットする
    と、前記パーソナルコンピュータのCPUが前記パーソ
    ナルコンピュータの記憶装置の書込みブロック番号の領
    域に前記共有メモリにセットされた記憶データを書込む
    構成としてパーソナルコンピュータの記憶装置が数値制
    御装置の記憶領域として使用できるようにしたことを特
    徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 表示手段を有する数値制御装置におい
    て、パーソナルコンピュータに接続可能な共有メモリを
    備え、パーソナルコンピュータの記憶装置に所定のプロ
    グラムを記憶させるとともに、数値制御装置のCPUが
    前記共有メモリに前記パーソナルコンピュータのCPU
    に実行させるプログラム番号をセットすると、前記パー
    ソナルコンピュータのCPUが前記共有メモリに書き込
    まれた前記プログラム番号を読み取って指定されたプロ
    グラムを実行し、その実行結果を前記共有メモリに書込
    む構成としてパーソナルコンピュータのCPUが数値制
    御装置の外部プロセッサとして使用できるようにした
    とを特徴とする数値制御装置。
  3. 【請求項3】 数値制御装置のキーボードからのキーコ
    ードを前記共有メモリに転送することによってパーソナ
    ルコンピュータのCPUに入力するキーコード受け渡し
    手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】 表示装置やキーボードなどの入出力機器
    を数値制御装置とパーソナルコンピュータが共用するた
    めの切換手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 パーソナルコンピュータが前記共有メモ
    リに表示データを転送することによって、その表示デー
    タを数値制御装置内の表示装置に表示させる手段を備え
    たことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の数値
    制御装置。
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