JPH08137513A - メモリ管理方式 - Google Patents
メモリ管理方式Info
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- JPH08137513A JPH08137513A JP27640294A JP27640294A JPH08137513A JP H08137513 A JPH08137513 A JP H08137513A JP 27640294 A JP27640294 A JP 27640294A JP 27640294 A JP27640294 A JP 27640294A JP H08137513 A JPH08137513 A JP H08137513A
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- Japan
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- program
- memory
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】一定間隔で必ず処理すべきタスクを有する制御
装置においても、高速メモリを用いてデータ処理の高速
化が図れるようにする。 【構成】ベースアドレス記憶手段1には、優先順位の高
い高優先度プログラムの先頭番地を格納し、ベースアド
レス転送手段2は、装置の電源投入時に当ベースアドレ
スをメモリ領域データ記憶手段5に転送する。オプショ
ンパラメータ記憶手段3には、オプションパラメータを
格納し、プログラムサイズ設定手段4は、メモリ領域デ
ータ記憶手段5内のプログラムサイズを設定する。プロ
セッサからメモリアクセス要求が出力されると、アクセ
ス制御手段6は、要求されたアドレスがメモリ領域デー
タの示す領域に含まれるか否かを判断し、メモリ領域デ
ータの示す領域に対するアクセス要求であれば、アクセ
スを高速メモリ8に対して行わせ、そうでなければアク
セスをメインメモリ7に対して行わせる。
装置においても、高速メモリを用いてデータ処理の高速
化が図れるようにする。 【構成】ベースアドレス記憶手段1には、優先順位の高
い高優先度プログラムの先頭番地を格納し、ベースアド
レス転送手段2は、装置の電源投入時に当ベースアドレ
スをメモリ領域データ記憶手段5に転送する。オプショ
ンパラメータ記憶手段3には、オプションパラメータを
格納し、プログラムサイズ設定手段4は、メモリ領域デ
ータ記憶手段5内のプログラムサイズを設定する。プロ
セッサからメモリアクセス要求が出力されると、アクセ
ス制御手段6は、要求されたアドレスがメモリ領域デー
タの示す領域に含まれるか否かを判断し、メモリ領域デ
ータの示す領域に対するアクセス要求であれば、アクセ
スを高速メモリ8に対して行わせ、そうでなければアク
セスをメインメモリ7に対して行わせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメインメモリに格納した
システムプログラムによりマルチタスク処理をリアルタ
イムで行う制御装置のメモリ管理方式に関し、特に優先
度の高いタスクを一定間隔で必ず実行する制御装置のメ
モリ管理方式に関する。
システムプログラムによりマルチタスク処理をリアルタ
イムで行う制御装置のメモリ管理方式に関し、特に優先
度の高いタスクを一定間隔で必ず実行する制御装置のメ
モリ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータや数値制御装置等のデータ
処理装置では、各種データ処理を実行中には、頻繁にR
AMへのアクセスが発生する。そのため、プロセッサの
高速化に伴いRAMへのアクセス速度を高速化する必要
がある。RAMのアクセス速度が遅ければ、プロセッサ
の処理速度がいくら高速であっても、その能力を発揮す
ることができない。
処理装置では、各種データ処理を実行中には、頻繁にR
AMへのアクセスが発生する。そのため、プロセッサの
高速化に伴いRAMへのアクセス速度を高速化する必要
がある。RAMのアクセス速度が遅ければ、プロセッサ
の処理速度がいくら高速であっても、その能力を発揮す
ることができない。
【0003】RAMとして一般的に使用されているもの
には、大容量化が可能なDRAMと、小容量ながら高速
アクセスが可能な高速SRAMとがある。メインメモリ
として、全て高速SRAMを使用すれば高速のアクセス
が可能となるが、高速SRAMはDRAMに比べ非常に
高価であるため、大容量にすることができない。
には、大容量化が可能なDRAMと、小容量ながら高速
アクセスが可能な高速SRAMとがある。メインメモリ
として、全て高速SRAMを使用すれば高速のアクセス
が可能となるが、高速SRAMはDRAMに比べ非常に
高価であるため、大容量にすることができない。
【0004】そこで多くのパーソナルコンピュータ等で
は、DRAMをメインメモリとして用い、高速SRAM
をキャシュメモリとして用いている。プロセッサがメイ
ンメモリにアクセスした際に、そのデータをキャッシュ
メモリである高速SRAMに保存しておくことにより、
次に同じデータをアクセスする際には、高速SRAMか
ら短時間で取り出すことができる。このようなキャッシ
ュメモリの使用は、キャッシュのヒット率が高ければ、
データ処理の高速化に有効である。
は、DRAMをメインメモリとして用い、高速SRAM
をキャシュメモリとして用いている。プロセッサがメイ
ンメモリにアクセスした際に、そのデータをキャッシュ
メモリである高速SRAMに保存しておくことにより、
次に同じデータをアクセスする際には、高速SRAMか
ら短時間で取り出すことができる。このようなキャッシ
ュメモリの使用は、キャッシュのヒット率が高ければ、
データ処理の高速化に有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、数値制御装置
やロボット制御装置等の制御装置では、マルチタスク環
境においてリアルタイムにデータ処理を行う必要があ
る。このとき最も優先順位の高いタスクは、補間周期
(ITP)ごとに必ず実行しなければならない。
やロボット制御装置等の制御装置では、マルチタスク環
境においてリアルタイムにデータ処理を行う必要があ
る。このとき最も優先順位の高いタスクは、補間周期
(ITP)ごとに必ず実行しなければならない。
【0006】このような制御装置等において、高速SR
AMをキャッシュメモリとして使用した場合に、優先順
位の高いタスクを実行するための高優先度プログラムが
必ずキャッシュメモリ内に格納されているとは限らな
い。つまり、高優先度プログラムを実行した後、他のプ
ログラムが実行されると、高優先度プログラムのデータ
はキャッシュメモリから押し出されてしまう。従って、
数値制御装置においてSRAMをキャッシュメモリとし
て使用しても、高優先度プログラムへのアクセスが高速
に行われず、十分なメモリアクセス高速化の効果が得ら
れない。しかも、キャッシュメモリを制御するには複雑
な制御回路が必要である。
AMをキャッシュメモリとして使用した場合に、優先順
位の高いタスクを実行するための高優先度プログラムが
必ずキャッシュメモリ内に格納されているとは限らな
い。つまり、高優先度プログラムを実行した後、他のプ
ログラムが実行されると、高優先度プログラムのデータ
はキャッシュメモリから押し出されてしまう。従って、
数値制御装置においてSRAMをキャッシュメモリとし
て使用しても、高優先度プログラムへのアクセスが高速
に行われず、十分なメモリアクセス高速化の効果が得ら
れない。しかも、キャッシュメモリを制御するには複雑
な制御回路が必要である。
【0007】このように、一定間隔で必ず処理すべきタ
スクを有する制御装置では、SRAMをキャッシュメモ
リとして使用しても、十分なデータ処理の高速化につな
がらないという問題点があった。
スクを有する制御装置では、SRAMをキャッシュメモ
リとして使用しても、十分なデータ処理の高速化につな
がらないという問題点があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、一定間隔で必ず処理すべきタスクを有する制
御装置においても、高速メモリを用いてデータ処理の高
速化が図れるメモリ管理方式を提供することを目的とす
る。
のであり、一定間隔で必ず処理すべきタスクを有する制
御装置においても、高速メモリを用いてデータ処理の高
速化が図れるメモリ管理方式を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、マルチタスク処理をリアルタイムで行う
制御装置のメモリ管理方式において、システムプログラ
ム内の、一定周期で必ず実行しなければならない優先順
位の高いタスクを実行するための高優先度プログラムを
格納する高速メモリと、前記高優先度プログラム以外の
前記システムプログラムを格納するメインメモリと、前
記高優先度プログラムのベースアドレスとプログラムサ
イズとを格納するメモリ領域データ記憶手段と、前記ベ
ースアドレスと前記プログラムサイズとにより前記高優
先度プログラムのメモリ領域を認識し、出力されたメモ
リアクセス要求が前記高優先度プログラムに対するアク
セスか否かを判断し、前記高優先度プログラムに対する
アクセスは前記高速メモリに対して行わせ、前記高優先
度プログラム以外のプログラムに対するアクセスはメイ
ンメモリ対して行わせるアクセス制御手段と、を有する
ことを特徴とするメモリ管理方式が提供される。
決するために、マルチタスク処理をリアルタイムで行う
制御装置のメモリ管理方式において、システムプログラ
ム内の、一定周期で必ず実行しなければならない優先順
位の高いタスクを実行するための高優先度プログラムを
格納する高速メモリと、前記高優先度プログラム以外の
前記システムプログラムを格納するメインメモリと、前
記高優先度プログラムのベースアドレスとプログラムサ
イズとを格納するメモリ領域データ記憶手段と、前記ベ
ースアドレスと前記プログラムサイズとにより前記高優
先度プログラムのメモリ領域を認識し、出力されたメモ
リアクセス要求が前記高優先度プログラムに対するアク
セスか否かを判断し、前記高優先度プログラムに対する
アクセスは前記高速メモリに対して行わせ、前記高優先
度プログラム以外のプログラムに対するアクセスはメイ
ンメモリ対して行わせるアクセス制御手段と、を有する
ことを特徴とするメモリ管理方式が提供される。
【0010】また上記構成に加え、ベースアドレスを電
源切断時にも保持する書換え可能なベースアドレス記憶
手段と、電源投入時に前記ベースアドレスを前記メモリ
領域データ記憶手段に転送するベースアドレス転送手段
と、をさらに有することを特徴とするメモリ管理方式が
提供される。
源切断時にも保持する書換え可能なベースアドレス記憶
手段と、電源投入時に前記ベースアドレスを前記メモリ
領域データ記憶手段に転送するベースアドレス転送手段
と、をさらに有することを特徴とするメモリ管理方式が
提供される。
【0011】
【作用】高速メモリは、システムプログラム内の、一定
周期で必ず実行しなければならない優先順位の高いタス
クを実行するための高優先度プログラムを格納する。メ
インメモリは、高優先度プログラム以外のシステムプロ
グラムを格納する。メモリ領域データ記憶手段は、高優
先度プログラムのベースアドレスとプログラムサイズと
を格納する。アクセス制御手段は、メモリアクセス要求
が出力されると、ベースアドレスとプログラムサイズと
により高優先度プログラムに対するアクセスかどうかを
判断し、高優先度プログラムに対するアクセスの場合、
高速メモリに対してアクセスを行わせる。
周期で必ず実行しなければならない優先順位の高いタス
クを実行するための高優先度プログラムを格納する。メ
インメモリは、高優先度プログラム以外のシステムプロ
グラムを格納する。メモリ領域データ記憶手段は、高優
先度プログラムのベースアドレスとプログラムサイズと
を格納する。アクセス制御手段は、メモリアクセス要求
が出力されると、ベースアドレスとプログラムサイズと
により高優先度プログラムに対するアクセスかどうかを
判断し、高優先度プログラムに対するアクセスの場合、
高速メモリに対してアクセスを行わせる。
【0012】これにより、システムプログラムをロード
する際には、高優先度プログラムは高速メモリに転送さ
れ、以後高優先度プログラムに対するアクセスが常に高
速に行われる。
する際には、高優先度プログラムは高速メモリに転送さ
れ、以後高優先度プログラムに対するアクセスが常に高
速に行われる。
【0013】また、書換え可能なベースアドレス記憶手
段はベースアドレスを電源切断時にも保持する。ベース
アドレス転送手段は、電源投入時にベースアドレスをメ
モリ領域データ記憶手段に転送する。
段はベースアドレスを電源切断時にも保持する。ベース
アドレス転送手段は、電源投入時にベースアドレスをメ
モリ領域データ記憶手段に転送する。
【0014】これにより、システムプログラムの更新等
によりベースアドレスに変更が生じても、容易にベース
アドレスの値を書換え、電源投入時には書き換えられた
ベースアドレスを有効にすることができる。
によりベースアドレスに変更が生じても、容易にベース
アドレスの値を書換え、電源投入時には書き換えられた
ベースアドレスを有効にすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のメモリ管理方式の概略構成を示す
ブロック図である。ベースアドレス記憶手段1には、優
先順位の高いタスクを実行するための高優先度プログラ
ムの先頭番地であるベースアドレスを格納している。ベ
ースアドレス記憶手段1は、電源切断時にもデータを保
持することができる書換え可能なメモリである。ベース
アドレス転送手段2は、制御装置の電源投入時に、ベー
スアドレス記憶手段1内に格納されたベースアドレスを
メモリ領域データ記憶手段5に転送する。
する。図1は本発明のメモリ管理方式の概略構成を示す
ブロック図である。ベースアドレス記憶手段1には、優
先順位の高いタスクを実行するための高優先度プログラ
ムの先頭番地であるベースアドレスを格納している。ベ
ースアドレス記憶手段1は、電源切断時にもデータを保
持することができる書換え可能なメモリである。ベース
アドレス転送手段2は、制御装置の電源投入時に、ベー
スアドレス記憶手段1内に格納されたベースアドレスを
メモリ領域データ記憶手段5に転送する。
【0016】一方、オプションパラメータ記憶手段3に
は、高優先度プログラムに付加すべきオプションプログ
ラムを指定するオプションパラメータを格納している。
オプションパラメータ記憶手段3は、電源切断時にもデ
ータを保持することができる書換え可能なメモリであ
る。プログラムサイズ設定手段4は、制御装置の電源投
入時に、オプションパラメータ記憶手段3内に格納され
たオプションパラメータに応じて、メモリ領域データ記
憶手段5内のプログラムサイズを設定する。
は、高優先度プログラムに付加すべきオプションプログ
ラムを指定するオプションパラメータを格納している。
オプションパラメータ記憶手段3は、電源切断時にもデ
ータを保持することができる書換え可能なメモリであ
る。プログラムサイズ設定手段4は、制御装置の電源投
入時に、オプションパラメータ記憶手段3内に格納され
たオプションパラメータに応じて、メモリ領域データ記
憶手段5内のプログラムサイズを設定する。
【0017】そして、プロセッサからメモリアクセス要
求が出力されると、アクセス制御手段6は、要求された
アドレスがメモリ領域データの示す領域に含まれるか否
かを判断する。そこで、メモリ領域データの示す領域に
対するアクセス要求であれば、アクセスを高速メモリ8
に対して行わせ、そうでなければアクセスをメインメモ
リ7に対して行わせる。
求が出力されると、アクセス制御手段6は、要求された
アドレスがメモリ領域データの示す領域に含まれるか否
かを判断する。そこで、メモリ領域データの示す領域に
対するアクセス要求であれば、アクセスを高速メモリ8
に対して行わせ、そうでなければアクセスをメインメモ
リ7に対して行わせる。
【0018】従って、システムプログラムをメインメモ
リ7にロードする際には、既にメモリ領域データがメモ
リ領域データ記憶手段5に設定されているため、高優先
度プログラム以外はメインメモリ7に格納され、高優先
度プログラムは高速メモリ8に格納される。
リ7にロードする際には、既にメモリ領域データがメモ
リ領域データ記憶手段5に設定されているため、高優先
度プログラム以外はメインメモリ7に格納され、高優先
度プログラムは高速メモリ8に格納される。
【0019】このようにして、高優先度プログラムを必
ず高速メモリ8に格納しておくことができ、優先順位の
高いタスクが高速に実行される。さらに、システムプロ
グラムを更新する際には、ベースアドレス記憶手段1内
に保持されたベースアドレスを同時に更新することによ
り、高優先度プログラムが格納される領域が変化して
も、常に高優先度プログラムを高速メモリ8に格納する
ことができる。また、システムプログラムにオプション
を追加する場合には、オペレータによりオプションパラ
メータが設定される。そして、電源投入時にはプログラ
ムサイズ設定手段4が、オプションパラメータを参照し
プログラムサイズを設定するため、オプションプログラ
ムの追加により高優先度プログラムのサイズが変わって
も、メモリ領域データの値を逐次変更することができ
る。
ず高速メモリ8に格納しておくことができ、優先順位の
高いタスクが高速に実行される。さらに、システムプロ
グラムを更新する際には、ベースアドレス記憶手段1内
に保持されたベースアドレスを同時に更新することによ
り、高優先度プログラムが格納される領域が変化して
も、常に高優先度プログラムを高速メモリ8に格納する
ことができる。また、システムプログラムにオプション
を追加する場合には、オペレータによりオプションパラ
メータが設定される。そして、電源投入時にはプログラ
ムサイズ設定手段4が、オプションパラメータを参照し
プログラムサイズを設定するため、オプションプログラ
ムの追加により高優先度プログラムのサイズが変わって
も、メモリ領域データの値を逐次変更することができ
る。
【0020】図2は本発明を実施するための数値制御装
置の例を示すブロック図である。数値制御装置はプロセ
ッサ11を中心に構成されている。プロセッサ11は、
メインメモリであるDRAM12に一時的の格納された
システムプログラムに従って数値制御装置全体を制御す
る。DRAM12にはシステムプログラム以外に、一時
的な計算データ、表示データ、入出力信号等が格納され
る。DRAM12は、記憶容量が2〜8MB、アクセス
速度が70ns程度である。また、高速SRAM13
は、システムプログラム内の高優先度プログラムを格納
する。高速SRAM13は数百KBの記憶容量である
が、8nsの高速のアクセス速度を有している。この高
速SRAMが図1に示す高速メモリ8である。
置の例を示すブロック図である。数値制御装置はプロセ
ッサ11を中心に構成されている。プロセッサ11は、
メインメモリであるDRAM12に一時的の格納された
システムプログラムに従って数値制御装置全体を制御す
る。DRAM12にはシステムプログラム以外に、一時
的な計算データ、表示データ、入出力信号等が格納され
る。DRAM12は、記憶容量が2〜8MB、アクセス
速度が70ns程度である。また、高速SRAM13
は、システムプログラム内の高優先度プログラムを格納
する。高速SRAM13は数百KBの記憶容量である
が、8nsの高速のアクセス速度を有している。この高
速SRAMが図1に示す高速メモリ8である。
【0021】これらの、DRAM12と高速SRAM1
3とは、メモリアクセスコントローラ20により制御さ
れている。メモリアクセスコントローラ20は、高優先
度プログラムのメモリ領域を認識しており、メモリアク
セス要求があると、要求されたアドレスのデータがDR
AM12と高速SRAM13とのどちらに格納されてい
るかを判断する。そして、要求されたデータを格納して
いるメモリを使用可能にする。
3とは、メモリアクセスコントローラ20により制御さ
れている。メモリアクセスコントローラ20は、高優先
度プログラムのメモリ領域を認識しており、メモリアク
セス要求があると、要求されたアドレスのデータがDR
AM12と高速SRAM13とのどちらに格納されてい
るかを判断する。そして、要求されたデータを格納して
いるメモリを使用可能にする。
【0022】また、プロセッサ11は、バッファ14を
介して各種装置と接続されている。FROM15には、
システムプログラム、及び高優先度プログラムのベース
アドレスが格納されており、電源切断時にもこれらデー
タを保持する。オペレータは、システムプログラムを更
新する際には、必要に応じてベースアドレスの値も更新
する。
介して各種装置と接続されている。FROM15には、
システムプログラム、及び高優先度プログラムのベース
アドレスが格納されており、電源切断時にもこれらデー
タを保持する。オペレータは、システムプログラムを更
新する際には、必要に応じてベースアドレスの値も更新
する。
【0023】SRAM16はバッテリ16aによってバ
ックアップされ、電源切断後も保持すべきパラメータ、
加工プログラム、工具補正データ、ピッチ誤差補正デー
タ等が記憶される。パラメータには、高優先度プログラ
ムに付加すべきオプションプログラムを指定するための
オプションパラメータも含まれる。EPROM19に
は、数値制御装置の基本動作を制御するプログラム(ブ
ートストラップ等)が格納されている。
ックアップされ、電源切断後も保持すべきパラメータ、
加工プログラム、工具補正データ、ピッチ誤差補正デー
タ等が記憶される。パラメータには、高優先度プログラ
ムに付加すべきオプションプログラムを指定するための
オプションパラメータも含まれる。EPROM19に
は、数値制御装置の基本動作を制御するプログラム(ブ
ートストラップ等)が格納されている。
【0024】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)17はプロセッサ11からM(補助)機能信
号、S(スピンドル速度制御)機能信号、T(工具選
択)機能信号等を受け取る。そして、これらの信号をシ
ーケンス・プログラムで処理して、出力信号を出力し、
工作機械を制御する。また、I/Oインタフェース(I
/O)18が受け取った、工作機械内の機械操作盤のボ
タン信号、スイッチ信号及びリミットスイッチ等の信号
を、PMC17がシーケンス処理を行い、プロセッサ1
1に必要な入力信号を転送する。
ローラ)17はプロセッサ11からM(補助)機能信
号、S(スピンドル速度制御)機能信号、T(工具選
択)機能信号等を受け取る。そして、これらの信号をシ
ーケンス・プログラムで処理して、出力信号を出力し、
工作機械を制御する。また、I/Oインタフェース(I
/O)18が受け取った、工作機械内の機械操作盤のボ
タン信号、スイッチ信号及びリミットスイッチ等の信号
を、PMC17がシーケンス処理を行い、プロセッサ1
1に必要な入力信号を転送する。
【0025】これらの装置は、バスインタフェース31
を介してバス32に接続されている。バス32には、図
示されていないCRT/MDIユニット等が接続されて
いる。
を介してバス32に接続されている。バス32には、図
示されていないCRT/MDIユニット等が接続されて
いる。
【0026】図3はメモリアクセスコントローラの内部
構成を示すブロック図である。メモリアクセスコントロ
ーラ20内にはポインティングレジスタ21が設けられ
ている。ポインティングレジスタ21は、高優先度プロ
グラムのベースアドレス21a(高優先度プログラムの
先頭のアドレス)とプログラムサイズ21b(高優先度
プログラムの容量)のデータが格納されている。このポ
インティングレジスタ21が、図1に示すメモリ領域デ
ータ記憶手段5である。
構成を示すブロック図である。メモリアクセスコントロ
ーラ20内にはポインティングレジスタ21が設けられ
ている。ポインティングレジスタ21は、高優先度プロ
グラムのベースアドレス21a(高優先度プログラムの
先頭のアドレス)とプログラムサイズ21b(高優先度
プログラムの容量)のデータが格納されている。このポ
インティングレジスタ21が、図1に示すメモリ領域デ
ータ記憶手段5である。
【0027】アクセス制御回路22は、ポインティング
レジスタ21内のデータにより高優先度プログラムのメ
モリ領域を認識している。そして、メモリアクセス要求
が出力された際にプロセッサからアドレス(ADD)が
入力されると、そのアドレスが高優先度プログラムのア
ドレスであるかどうかを判断する。高優先度プログラム
内のアドレスであれば高速SRAMに有効信号(ENA
BLE1)を出力し、高優先度プログラムのアドレスで
なければDRAMに有効信号(ENABLE2)を出力
する。そして、有効信号が入力されたメモリだけが、プ
ロセッサからのアクセスが可能となる。
レジスタ21内のデータにより高優先度プログラムのメ
モリ領域を認識している。そして、メモリアクセス要求
が出力された際にプロセッサからアドレス(ADD)が
入力されると、そのアドレスが高優先度プログラムのア
ドレスであるかどうかを判断する。高優先度プログラム
内のアドレスであれば高速SRAMに有効信号(ENA
BLE1)を出力し、高優先度プログラムのアドレスで
なければDRAMに有効信号(ENABLE2)を出力
する。そして、有効信号が入力されたメモリだけが、プ
ロセッサからのアクセスが可能となる。
【0028】タイマ23は、高速SRAMに対する有効
信号(ENABLE1)出力されると、高速SRAMの
アクセス時間(8ns)経過後に、プロセッサに対しレ
ディ信号(RDY)を出力する。また、DRAMに対す
る有効信号(ENABLE2)出力されると、DRAM
のアクセス時間(70ns)経過後に、プロセッサに対
しレディ信号(RDY)を出力する。プロセッサは、レ
ディ信号(RDY)を受け取ることによりメモリからの
データが確定したことを認識し、次のデータ処理を開始
する。なお、アクセス制御回路22とタイマ23とで、
図1に示すアクセス制御手段6を構成している。
信号(ENABLE1)出力されると、高速SRAMの
アクセス時間(8ns)経過後に、プロセッサに対しレ
ディ信号(RDY)を出力する。また、DRAMに対す
る有効信号(ENABLE2)出力されると、DRAM
のアクセス時間(70ns)経過後に、プロセッサに対
しレディ信号(RDY)を出力する。プロセッサは、レ
ディ信号(RDY)を受け取ることによりメモリからの
データが確定したことを認識し、次のデータ処理を開始
する。なお、アクセス制御回路22とタイマ23とで、
図1に示すアクセス制御手段6を構成している。
【0029】上記の様なハードウェア構成の数値制御装
置において、まず電源投入時の動作について説明する。
図4は電源投入時の数値制御装置内の処理手順を示すフ
ローチャートである。 〔S1〕電源が投入されると、FROM内に保持されて
いるベースアドレスを、メモリアクセスコントローラ内
のポインティングレジスタへ転送する。 〔S2〕バッテリでバックアップされたSRAM内のオ
プションパラメータにより、高優先度プログラムのサイ
ズを決定し、ポインティングレジスタへ登録する。 〔S3〕ポインティングレジスタ内のデータが確定する
と、FROMに保持されているシステムプログラムのメ
モリへのロードが実行される。このとき、高優先度プロ
グラムは高速SRAMへ転送され、高優先度プログラム
以外のプログラムはDRAMへ転送される。
置において、まず電源投入時の動作について説明する。
図4は電源投入時の数値制御装置内の処理手順を示すフ
ローチャートである。 〔S1〕電源が投入されると、FROM内に保持されて
いるベースアドレスを、メモリアクセスコントローラ内
のポインティングレジスタへ転送する。 〔S2〕バッテリでバックアップされたSRAM内のオ
プションパラメータにより、高優先度プログラムのサイ
ズを決定し、ポインティングレジスタへ登録する。 〔S3〕ポインティングレジスタ内のデータが確定する
と、FROMに保持されているシステムプログラムのメ
モリへのロードが実行される。このとき、高優先度プロ
グラムは高速SRAMへ転送され、高優先度プログラム
以外のプログラムはDRAMへ転送される。
【0030】以後、数値制御装置内のプロセッサは、D
RAMあるいは高速SRAM内に格納されたシステムプ
ログラムに従い各種データ処理を実行する。図5はシス
テムプログラムのメモリマップと格納先を示す図であ
る。ポインティングレジスタ21には、高優先度プログ
ラムのベースアドレス「10000」、プログラムサイ
ズ「10000」が格納されている。つまり、この例に
示すアドレスマップ40では、アドレス10000〜1
FFFF番地が高優先度プログラムのメモリ領域41で
ある。従って、10000〜1FFFF番地のデータ
は、高速SRAM13に転送され、それ以外のアドレス
(00000〜0FFFF,20000〜FFFFF)
のデータは、DRAM12に転送される。
RAMあるいは高速SRAM内に格納されたシステムプ
ログラムに従い各種データ処理を実行する。図5はシス
テムプログラムのメモリマップと格納先を示す図であ
る。ポインティングレジスタ21には、高優先度プログ
ラムのベースアドレス「10000」、プログラムサイ
ズ「10000」が格納されている。つまり、この例に
示すアドレスマップ40では、アドレス10000〜1
FFFF番地が高優先度プログラムのメモリ領域41で
ある。従って、10000〜1FFFF番地のデータ
は、高速SRAM13に転送され、それ以外のアドレス
(00000〜0FFFF,20000〜FFFFF)
のデータは、DRAM12に転送される。
【0031】図6は数値制御装置のメモリアクセスの処
理手順を示すフローチャートである。このフローチャー
トは、プログラム等がメモリアクセス要求を出力した際
に開始される。 〔S4〕高優先度プログラムへのアクセスかどうかを判
断し、高優先度プログラムへのアクセスであればステッ
プ5へ進み、高優先度プログラム以外のプログラムへの
アクセスであればステップ8へ進む。 〔S5〕高速SRAMを有効状態にする。 〔S6〕プロセッサは、高速SRAMに対しアクセスを
行う。 〔S7〕プロセッサがメモリアクセス要求を出力してか
ら8ns後に、タイマはプロセッサにRDYを出力す
る。 〔S8〕DRAMを有効状態にする。 〔S9〕プロセッサは、DRAMに対しアクセスを行
う。 〔S10〕プロセッサがメモリアクセス要求を出力して
から70ns後に、タイマはプロセッサにRDYを出力
する。
理手順を示すフローチャートである。このフローチャー
トは、プログラム等がメモリアクセス要求を出力した際
に開始される。 〔S4〕高優先度プログラムへのアクセスかどうかを判
断し、高優先度プログラムへのアクセスであればステッ
プ5へ進み、高優先度プログラム以外のプログラムへの
アクセスであればステップ8へ進む。 〔S5〕高速SRAMを有効状態にする。 〔S6〕プロセッサは、高速SRAMに対しアクセスを
行う。 〔S7〕プロセッサがメモリアクセス要求を出力してか
ら8ns後に、タイマはプロセッサにRDYを出力す
る。 〔S8〕DRAMを有効状態にする。 〔S9〕プロセッサは、DRAMに対しアクセスを行
う。 〔S10〕プロセッサがメモリアクセス要求を出力して
から70ns後に、タイマはプロセッサにRDYを出力
する。
【0032】このようにして、高優先度プログラムによ
り実行される優先順位の高いタスクは、8nsのメモリ
アクセス速度で高速に実行できる。従って、数値制御装
置のデータ処理全体が非常に高速に処理される。
り実行される優先順位の高いタスクは、8nsのメモリ
アクセス速度で高速に実行できる。従って、数値制御装
置のデータ処理全体が非常に高速に処理される。
【0033】図7は実行タスクの時間変化を示す図であ
る。図において、タスクの優先順位は3段階に分かれて
いる。まず、最も優先順位の高いタスク(タスク1)
は、軸制御等を制御するタスクである。このタスク実行
時のメモリアクセス速度は8nsである。次に優先順位
の高いタスク(タスク2)は、機械の動作と直接関係し
ない、各種タスクである。このタスク実行時のメモリア
クセス速度は70nsである。最も優先順位の低いタス
ク(タスク3)は、表示装置に画面表示を行うタスクの
ように、時間的制限の少ないタスクである。このタスク
実行時のメモリアクセス速度は70nsである。なお、
この時の補間周期は8msである。時刻t0 において、
タスク1の実行が開始される。時刻t1 において、タス
ク1の実行が終了し、タスク2の実行が開始される。時
刻t2 において、タスク2の実行が終了し、タスク3の
実行が開始される。時刻t3 において、補間周期が1サ
イクル終了する。このため、タスク3は処理途中であっ
ても中断される。そして、タスク1の実行が開始され
る。時刻t4 において、タスク1の実行が終了し、タス
ク2の実行が開始される。時刻t5 において、補間周期
が1サイクル終了する。このため、タスク2は処理途中
であっても中断される。
る。図において、タスクの優先順位は3段階に分かれて
いる。まず、最も優先順位の高いタスク(タスク1)
は、軸制御等を制御するタスクである。このタスク実行
時のメモリアクセス速度は8nsである。次に優先順位
の高いタスク(タスク2)は、機械の動作と直接関係し
ない、各種タスクである。このタスク実行時のメモリア
クセス速度は70nsである。最も優先順位の低いタス
ク(タスク3)は、表示装置に画面表示を行うタスクの
ように、時間的制限の少ないタスクである。このタスク
実行時のメモリアクセス速度は70nsである。なお、
この時の補間周期は8msである。時刻t0 において、
タスク1の実行が開始される。時刻t1 において、タス
ク1の実行が終了し、タスク2の実行が開始される。時
刻t2 において、タスク2の実行が終了し、タスク3の
実行が開始される。時刻t3 において、補間周期が1サ
イクル終了する。このため、タスク3は処理途中であっ
ても中断される。そして、タスク1の実行が開始され
る。時刻t4 において、タスク1の実行が終了し、タス
ク2の実行が開始される。時刻t5 において、補間周期
が1サイクル終了する。このため、タスク2は処理途中
であっても中断される。
【0034】このように、最も優先順位の高いタスク
は、メモリアクセス速度8nsで高速に処理されるた
め、常に補間周期内で処理を終了することができる。し
かも、タスク1は補間周期毎に必ず実行されるため、こ
のタスク1の処理速度が速くなることにより、数値制御
装置全体の処理速度も高速化できる。
は、メモリアクセス速度8nsで高速に処理されるた
め、常に補間周期内で処理を終了することができる。し
かも、タスク1は補間周期毎に必ず実行されるため、こ
のタスク1の処理速度が速くなることにより、数値制御
装置全体の処理速度も高速化できる。
【0035】一方、高優先度プログラムのベースアドレ
スは、FROM内に格納されているため、任意に書き換
えることができる。従って、バージョンアップ等のシス
テムプログラムの変更の際に、高優先度プログラムのベ
ースアドレスが変化しても、常に高優先度プログラムを
高速SRAM内に格納し、実行することができる。
スは、FROM内に格納されているため、任意に書き換
えることができる。従って、バージョンアップ等のシス
テムプログラムの変更の際に、高優先度プログラムのベ
ースアドレスが変化しても、常に高優先度プログラムを
高速SRAM内に格納し、実行することができる。
【0036】なお、上記の説明では制御装置を数値制御
装置であるとして説明したが、ロボット制御装置でも同
様に実施できる。
装置であるとして説明したが、ロボット制御装置でも同
様に実施できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、高優先
度プログラムを高速メモリに格納し実行するため、最も
優先順位の高いタスクを高速に処理することができる。
さらに、システムプログラムの変更により、メモリマッ
プ上の高優先度プログラムの位置が変化した際には、シ
ステムプログラムの変更と同時に、電源切断時にも保持
されるベースアドレスの値を変更することにより、常に
高優先度プログラムを高速メモリに格納することができ
る。
度プログラムを高速メモリに格納し実行するため、最も
優先順位の高いタスクを高速に処理することができる。
さらに、システムプログラムの変更により、メモリマッ
プ上の高優先度プログラムの位置が変化した際には、シ
ステムプログラムの変更と同時に、電源切断時にも保持
されるベースアドレスの値を変更することにより、常に
高優先度プログラムを高速メモリに格納することができ
る。
【0038】この結果、装置全体のデータ処理速度が向
上し、しかもシステムプログラムが変更されても、デー
タ処理速度を高速のまま維持することができる。
上し、しかもシステムプログラムが変更されても、デー
タ処理速度を高速のまま維持することができる。
【図1】本発明のメモリ管理方式の概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明を実施するための数値制御装置の例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】メモリアクセスコントローラの内部構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】電源投入時の数値制御装置内の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】システムプログラムのメモリマップと格納先を
示す図である。
示す図である。
【図6】数値制御装置のメモリアクセスの処理手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図7】実行タスクの時間変化を示す図である。
1 ベースアドレス記憶手段 2 ベースアドレス転送手段 3 オプションパラメータ記憶手段 4 プログラムサイズ設定手段 5 メモリ領域データ記憶手段 6 アクセス制御手段 7 メインメモリ 8 高速メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 12/06 522 B 7623−5B
Claims (5)
- 【請求項1】 マルチタスク処理をリアルタイムで行う
制御装置のメモリ管理方式において、 システムプログラム内の、一定周期で必ず実行しなけれ
ばならない優先順位の高いタスクを実行するための高優
先度プログラムを格納する高速メモリと、 前記高優先度プログラム以外の前記システムプログラム
を格納するメインメモリと、 前記高優先度プログラムのベースアドレスとプログラム
サイズとを格納するメモリ領域データ記憶手段と、 前記ベースアドレスと前記プログラムサイズとにより前
記高優先度プログラムのメモリ領域を認識し、出力され
たメモリアクセス要求が前記高優先度プログラムに対す
るアクセスか否かを判断し、前記高優先度プログラムに
対するアクセスは前記高速メモリに対して行わせ、前記
高優先度プログラム以外のプログラムに対するアクセス
はメインメモリ対して行わせるアクセス制御手段と、 を有することを特徴とするメモリ管理方式。 - 【請求項2】 前記ベースアドレスを電源切断時にも保
持する書換え可能なベースアドレス記憶手段と、電源投
入時に前記ベースアドレスを前記メモリ領域データ記憶
手段に転送するベースアドレス転送手段と、をさらに有
することを特徴とする請求項1記載のメモリ管理方式。 - 【請求項3】 前記高優先度プログラムに付加すべきオ
プションプログラムを指定するオプションパラメータ
を、電源切断時にも保持する書換え可能なオプションパ
ラメータ記憶手段と、電源投入時に前記オプションパラ
メータに応じて前記プログラムサイズを設定するプログ
ラムサイズ設定手段と、をさらに有することを特徴とす
る請求項1記載のメモリ管理方式。 - 【請求項4】 前記制御装置は、数値制御装置であるこ
とを特徴とする請求項1記載のメモリ管理方式。 - 【請求項5】 前記制御装置は、ロボット制御装置であ
ることを特徴とする請求項1記載のメモリ管理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640294A JPH08137513A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | メモリ管理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640294A JPH08137513A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | メモリ管理方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08137513A true JPH08137513A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17568912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27640294A Pending JPH08137513A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | メモリ管理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08137513A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6199150B1 (en) | 1997-07-15 | 2001-03-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Data memory apparatus forming memory map having areas with different access speeds |
JP2013510355A (ja) * | 2009-11-04 | 2013-03-21 | エスティー‐エリクソン(フランス)エスエーエス | ランダムアクセスメモリの動的管理 |
JP2013073344A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Fuji Electric Co Ltd | プログラマブルコントローラ、プログラム作成支援装置、デジタル制御プログラム、およびプログラム作成支援プログラム |
JP2017016233A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | ファナック株式会社 | プログラムの内容に応じて格納先を自動選択する機能を備えた数値制御装置 |
US11550296B2 (en) | 2018-09-18 | 2023-01-10 | Fanuc Corporation | Numerical controller |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP27640294A patent/JPH08137513A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6199150B1 (en) | 1997-07-15 | 2001-03-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Data memory apparatus forming memory map having areas with different access speeds |
JP2013510355A (ja) * | 2009-11-04 | 2013-03-21 | エスティー‐エリクソン(フランス)エスエーエス | ランダムアクセスメモリの動的管理 |
US9390029B2 (en) | 2009-11-04 | 2016-07-12 | St-Ericsson Sa | Dynamic management of random access memory |
JP2013073344A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Fuji Electric Co Ltd | プログラマブルコントローラ、プログラム作成支援装置、デジタル制御プログラム、およびプログラム作成支援プログラム |
JP2017016233A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | ファナック株式会社 | プログラムの内容に応じて格納先を自動選択する機能を備えた数値制御装置 |
US10437230B2 (en) | 2015-06-29 | 2019-10-08 | Fanuc Corporation | Numerical controller having function of automatically selecting storage destination of machining program |
US11550296B2 (en) | 2018-09-18 | 2023-01-10 | Fanuc Corporation | Numerical controller |
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