JPH08311761A - 装飾紐縫い付け刺繍機 - Google Patents

装飾紐縫い付け刺繍機

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JPH08311761A
JPH08311761A JP7122632A JP12263295A JPH08311761A JP H08311761 A JPH08311761 A JP H08311761A JP 7122632 A JP7122632 A JP 7122632A JP 12263295 A JP12263295 A JP 12263295A JP H08311761 A JPH08311761 A JP H08311761A
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sewing
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Ikuo Tajima
郁夫 田島
Masaru Fukuoka
勝 福岡
Hiroshi Watanabe
浩 渡辺
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装飾紐縫い付け刺繍機に関し、装飾紐の幅と
ステッチデータとに基づいて実際の針落ち位置を自動的
に算出し、算出された実際の針落ち位置に従って装飾紐
の縫い付けできるようにする。 【構成】 方向算出手段20は装飾紐の幅方向の向きを
算出する。算出された向きの値と幅データ12とに基づ
いて、演算手段30は仮想位置データの並び14のうち
の一対の仮想位置データ14a,14bに対応させて少
なくとも一対の実際の針落ち位置30a,30bを求め
る。こうして実際の針落ち位置30a,30bに基づい
て、駆動手段40が刺繍枠を駆動させ、装飾紐を縫い付
ける。したがって、実際の針落ち位置が自動的に算出さ
れるので、装飾紐の縫い付けを簡単に行うことが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装飾紐縫い付け刺繍機に
関し、特に被刺繍物に対して装飾紐を縫い付ける技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば被服等の被刺繍物に装飾紐
を縫い付ける方法として、2種類の方法が知られてい
る。その一つは、装飾紐上に針を落とし、装飾紐そのも
のに刺繍糸を刺し通して縫い付ける方法である。この方
法は、一般に厚みが薄いテープ状の装飾紐を縫い付ける
場合に用いられる。他の一つは、装飾紐上には針を落と
さず、装飾紐の上面を幅方向に対して跨ぐように被刺繍
物に針を落とし、刺繍糸で装飾紐を押さえ付けるように
縫い付ける方法である。この方法は、一般に厚みのある
コード状の装飾紐を縫い付ける場合に用いられる。
【0003】ところで、後者の方法において、装飾紐の
幅が比較的小さいときは、「千鳥振り」と呼ばれる動作
を行いながら装飾紐を被刺繍物に縫い付ける。この千鳥
振りは、装飾紐上には直接針を落とさないようにするた
め、装飾紐の長手方向に沿う針落ち位置に関する一つの
データ(以下、「ステッチデータ」と呼ぶ。)ごとに装
飾紐をその装飾紐の短手方向に振らせ、そのステッチデ
ータで指定された位置の被刺繍物に針を落としている。
したがって、千鳥振りを行うことによって、図15に示
すような縫い付けができる。すなわち、装飾紐200を
ステッチデータで指定される位置P200,P202,
P204の順に従って縫い付けると、刺繍糸202は装
飾紐200を跨がるように、かつ、位置P200,P2
02,P204上で被刺繍物に針が落とされる。
【0004】ところで、上記千鳥振りを行うための機構
では、縫い付け可能な装飾紐の幅は一定の範囲に限られ
ている。このため、装飾紐の幅が大きくなると千鳥振り
による縫い付けが行えなくなる。この場合には、装飾紐
を被刺繍物に縫い付けるために針を落とす位置、すなわ
ち刺繍枠を移動させる移動量データを作成する必要があ
る。従来、この移動量データは、装飾紐の幅に基づいて
一針ごとの針落ち位置を算出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動量データ
の算出作業は複雑であり、また多量のデータについて行
わなければならない。したがって、実際に刺繍を行う前
の算出作業に相当の時間を要していた。本発明はこのよ
うな点に鑑みてなされたものであり、その課題は、装飾
紐の幅とステッチデータとに基づいて針落ち位置を自動
的に算出し、算出された針落ち位置に従って装飾紐の縫
い付けを行うことである。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】本出願の請求項1
に記載された発明の装飾紐縫い付け刺繍機は、図1に模
式的に示すように、装飾紐の長手方向に沿う位置データ
の並び14と、その装飾紐の幅Rに関する幅データ12
とを記憶する記憶手段10と、その記憶手段10に記憶
されている位置データの並び14に基づいて、前記装飾
紐の幅方向の向きを算出する方向算出手段20と、その
方向算出手段20によって算出された向きと、前記記憶
手段10に記憶されている前記幅データ12とに基づい
て、前記位置データの並び14のうちの一対の位置デー
タ14a,14bに対応させ、前記装飾紐の両縁部上に
向かい合って位置する少なくとも一対の針落ち位置30
a,30bを求める演算手段30と、その演算手段30
によって求められた針落ち位置30a,30bに基づい
て刺繍枠を駆動させ、前記装飾紐を縫い付ける駆動手段
40とを有する。
【0007】ここで、「装飾紐の幅に関する幅データ」
には、装飾紐の短手方向における装飾紐そのものの幅R
のみならず、装飾紐の中心線上に沿う位置データの場合
には装飾紐の短手方向における装飾紐の半分の幅等のよ
うに、おおよそ装飾紐を縫い付けるために必要となる装
飾紐の短手方向における幅をも含むものとする。また、
「位置データ」には、絶対位置のデータ〔図1に示す
(xm ,ym ),(xn ,yn ),(xp ,yp ),
(xi ,yi )等〕のみならず、相対位置〔図1に示す
(Δxm ,Δym ),(Δxn ,Δyn ),(Δxi ,
Δyi )等〕を積算することによって絶対位置が求めら
れる場合におけるその相対位置のデータをも含むものと
する。さらに、「位置データの位置」は位置データによ
って指定される位置を意味し、「幅データの幅」は幅デ
ータによって指定される幅を意味する。そして、「装飾
紐の両縁部上に向かい合って位置する」という場合に
は、交互に一つの針落ち位置が存する場合だけでなく、
交互に複数個の針落ち位置が存する場合をも含むものと
する。
【0008】
【第1の手段による作用】請求項1の発明によれば、方
向算出手段20は装飾紐の幅方向の向きを算出する。算
出された向きと幅データ12とに基づいて、演算手段3
0は位置データの並び14のうちの一対の位置データ1
4a,14bに対応させて少なくとも一対の針落ち位置
30a,30bを求める。こうして針落ち位置30a,
30bに基づいて、駆動手段40が刺繍枠を駆動させ、
装飾紐を縫い付ける。したがって、針落ち位置が自動的
に算出されるので、装飾紐の縫い付けを簡単に行うこと
が可能になる。
【0009】
【課題を解決するための第2の手段】本出願の請求項2
に記載された発明の装飾紐縫い付け刺繍機は、請求項1
に記載の装飾紐縫い付け刺繍機において、前記演算手段
30は、前記方向算出手段20によって算出された向き
と、前記記憶手段10に記憶されている前記幅データ1
2とに基づいて、前記位置データの並び14のうちの一
対の位置データに対応させ、前記装飾紐の両縁部上に向
かい合って位置する二対の針落ち位置を求める構成であ
る。
【0010】
【第2の手段による作用】請求項2の発明によれば、演
算手段30は、一対の位置データに対応させて、向きと
幅データ12とに基づいて装飾紐の両縁部上に向かい合
って位置する二対の針落ち位置を求める。このため、一
対の位置データで指定される位置の間に、装飾紐の両縁
部を往復する縫い付けが行われるので、装飾紐を確実に
縫い付けることが可能になる。
【0011】
【課題を解決するための第3の手段】本出願の請求項3
に記載された発明の装飾紐縫い付け刺繍機は、請求項1
に記載の装飾紐縫い付け刺繍機において、前記記憶手段
10には、第1所定幅と第2所定幅とがさらに記憶され
ており、その第1所定幅と第2所定幅との和は前記幅デ
ータ12の幅Rであり、前記演算手段30は、前記位置
データの並び14のうちの一対の位置データに基づい
て、一方の位置データの位置から前記装飾紐の幅方向の
向きに対して前記第1所定幅に位置する第1の針落ち位
置と、他方の位置データの位置から前記装飾紐の幅方向
の向きとは逆の向きに対して前記第2所定幅に位置する
第2の針落ち位置とを求める構成である。
【0012】
【第3の手段による作用】請求項3の発明によれば、演
算手段30は、位置データの並び14のうちの一対の位
置データに基づいて、一方の位置データの位置から装飾
紐の幅方向の向きに対して第1所定幅に位置する第1の
針落ち位置と、他方の位置データの位置から装飾紐の幅
方向の向きとは逆の向きに対して第2所定幅に位置する
第2の針落ち位置とを求める。このため、一対の位置デ
ータで指定される位置の間に、装飾紐の両縁部を往復す
る縫い付けが行われるので、装飾紐をジグザグ状に縫い
付けることが可能になる。
【0013】
【課題を解決するための第4の手段】本出願の請求項4
に記載された発明の装飾紐縫い付け刺繍機は、請求項3
に記載の装飾紐縫い付け刺繍機において、前記記憶手段
10には、装飾紐の中心線上に沿う位置データの並び1
4と、その装飾紐の半幅に関する幅データとが記憶され
ており、前記演算手段30は、前記記憶手段10に記憶
されている位置データの並び14について、第1の位置
データの位置と第2の位置データの位置との間を結ぶ線
分と、その第2の位置データの位置と第3の位置データ
の位置との間を結ぶ線分との間になす角度の二等分線上
に、交互に向きを変えながら前記第2の位置データの位
置から前記幅データの幅Rだけ離れている針落ち位置を
求める構成である。
【0014】
【第4の手段による作用】請求項4の発明によれば、演
算手段10は、三つの位置データに基づく二つの線分に
おける角度の二等分線上に、交互に向きを変えながら針
落ち位置を求める。このため、二つの線分における角度
が変化しても、その角度の二等分線上の位置を縫い付け
るので、特に曲線に沿って装飾紐を縫い付ける場合には
見た目をよくすることが可能になる。
【0015】
【課題を解決するための第5の手段】本出願の請求項5
に記載された発明の装飾紐縫い付け刺繍機は、請求項1
に記載の装飾紐縫い付け刺繍機において、前記記憶手段
10には、装飾紐の縁部に沿う位置データの並び14
と、その装飾紐の縁部に沿う針落ち間隔と、その装飾紐
の幅Rに関する幅データ12とが記憶されており、前記
演算手段30は、前記記憶手段10に記憶されている位
置データの並び14について、第1の位置データの位置
と第2の位置データの位置との間を結ぶ線分上に前記第
1の位置データの位置から前記針落ち間隔だけ離れてい
る第2の針落ち位置を求めるとともに、前記第1の位置
データの位置と前記第2の針落ち位置との間の垂直二等
分線上に前記第1の位置データの位置と前記第2の針落
ち位置との中点から前記幅データの幅だけ離れている第
1の針落ち位置を求め。前記駆動手段40は、前記記憶
手段10に記憶されている第1の位置データの位置、前
記演算手段30によって求められた第1の針落ち位置と
第2の針落ち位置、前記記憶手段に記憶されている第2
の位置データの位置に基づいて刺繍枠を駆動させ、前記
装飾紐を縫い付ける構成である。
【0016】
【第5の手段による作用】請求項5の発明によれば、演
算手段30は、第1の位置データの位置から針落ち間隔
だけ離れている位置を第2の針落ち位置として求め、第
1の位置データの位置と第2の針落ち位置の間の距離で
ある針落ち間隔を底辺とし、幅データの幅Rを高さとす
る二等辺三角形の頂点を第1の針落ち位置として求め
る。こうして求められた二つの針落ち位置に基づいて、
駆動手段40が刺繍枠を駆動させ、装飾紐を縫い付け
る。このため、装飾紐の縁部に沿う位置データの並び、
針落ち間隔および幅データとによって、装飾紐の縁部に
沿う縫い付けを含みながらもジグザグ状に進行する針落
ち位置が自動的に算出され、装飾紐の縫い付けが可能に
なる。
【0017】
【課題を解決するための第6の手段】本出願の請求項6
に記載された発明の装飾紐縫い付け刺繍機は、装飾紐の
縁部に沿う位置データの並び14と、その装飾紐の幅R
に関する幅データ12とを記憶する記憶手段10と、そ
の記憶手段10に記憶されている第2の位置データに基
づいて、前記装飾紐の幅方向の向きを算出する方向算出
手段20と、その方向算出手段20によって算出された
向きに基づいて、前記第2の位置データの位置から前記
幅データの幅Rだけ離れている針落ち位置を求め、その
後の第1の位置データは第3の位置データ以後の位置デ
ータに設定する演算手段40と、前記記憶手段10に記
憶されている第1の位置データの位置、前記演算手段3
0によって求められた針落ち位置、前記記憶手段10に
記憶されている第3の位置データの位置に基づいて刺繍
枠を駆動させ、前記装飾紐を縫い付ける駆動手段40と
を有する。
【0018】ここで、第1の位置データ、第2の位置デ
ータおよび第3の位置データは、必ずしも連続する位置
データの並びに限らず、その位置データの並びにおける
一定または不定の間隔ごとに指定される三つの位置デー
タに対しても適用されるものとする。
【0019】
【第6の手段による作用】請求項6の発明によれば、演
算手段30は、方向算出手段20によって算出された向
きに基づいて、第2の位置データの位置から幅データの
幅Rだけ離れている針落ち位置を求める。駆動手段40
は、第1の位置データの位置、演算手段30によって求
められた針落ち位置、第3の位置データの位置に基づい
て刺繍枠を駆動させ、装飾紐を縫い付ける。したがっ
て、装飾紐の縁部に沿う三つの位置データと幅データと
によって、ジグザグ状に進行する縫い付けを行うことが
可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、装飾紐縫い付け刺繍機の全体構成を示
すブロック図であって、本発明を実施するために必要な
最小限の構成を示す。この装飾紐縫い付け刺繍機は、ミ
シン制御装置100を中心に構成されている。図におい
て、ミシン制御装置100は、CPU110、ROM1
02、RAM104、表示制御回路106、表示装置1
08、入力処理回路112および出力処理回路116に
よって構成されている。
【0021】CPU110は、ROM102に格納され
たミシン制御プログラムに従って装飾紐縫い付け刺繍機
の全体を制御する。ROM102にはEEPROMが使
用され、上記ミシン制御プログラムの他に、刺繍枠14
8をジグザグ状に移動させる相対移動量を算出する演算
プログラム等が格納されている。なお、このROM10
2にはEEPROMに限らず、PROM、EPROMま
たはフラッシュRAM等の不揮発性メモリを使用しても
よい。RAM104は記憶手段10の一つであって、D
RAMが使用される。このRAM104には、装飾紐の
幅Rに関する幅データ12と、その装飾紐の長手方向に
沿う位置データの並び14等の各種のデータあるいは入
出力信号が格納される。なお、RAM104にはDRA
Mに限らず、SRAMやフラッシュRAM等の揮発性メ
モリを使用してもよい。
【0022】表示制御回路106は、CPU110から
バス114を介して送られた表示制御データに従って、
表示装置108の表示制御を行う回路である。すなわ
ち、制御データに含まれる位置データの並び14に従っ
て線分図形を順次描き、被刺繍物の一つである被刺繍布
146に縫い付ける装飾紐の柄を表示装置108に表示
する。この表示装置108には、筐体の大きさをコンパ
クトにし、消費電力を低く抑えるため、モノクロの液晶
表示装置を使用するのが最適である。なお、この表示装
置108にはモノクロの液晶表示装置に限らず、カラー
の液晶表示装置やCRT、プラズマ表示装置およびLE
D表示装置(LEDを矩形領域に格子状に配置した表示
装置)等のように、柄が表示可能な他の表示装置を使用
してもよい。
【0023】入力処理回路112には、キーボード(K
EY)120、ポインティングデバイス(pointing dev
ice )122、外部記憶装置124、X軸用エンコーダ
144およびY軸用エンコーダ134が接続されてい
る。この入力処理回路112は、これらの装置等から送
られたそれぞれの送信信号を受けて、ミシン制御装置1
00内で処理可能なデータ形式に変換し、バス114を
介してCPU110又はRAM104へ転送する。
【0024】なお、ポインティングデバイス122とし
てはマウスが最適であるが、トラックボール(track ba
ll)、ライトペン、デジタイザ、タッチセンススクリー
ン(touch-sensitive screen)等を使用してもよい。こ
れらのうち、トラックボールやライトペン、およびタッ
チセンススクリーンを適用すれば、カーソルを移動させ
るための場所をとらないため、省スペース化を図ること
ができる。また、外部記憶装置124としてはフレキシ
ブルディスク装置(flexible disk device)が最適であ
るが、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、紙テ
ープリーダ/パンチ装置等のように、大容量の記憶装置
を適用してもよい。特に、ハードディスク装置を適用し
た場合にはアクセス速度が向上し、光磁気ディスク装置
を適用した場合には膨大なデータ量を記憶させることが
できる。
【0025】出力処理回路116は、CPU110から
バス114を介して送られた駆動データを駆動装置13
0へ転送するためのインタフェースである。この駆動装
置130には、ミシン本体140の主軸126を回転駆
動させるモータ128、刺繍枠148をX軸方向に移動
させるパルスモータ142および刺繍枠148をY軸方
向に移動させるパルスモータ132が接続されている。
ここで、刺繍枠148には、被刺繍布146が張られて
いる。なお、上記各構成要素は、いずれもバス114に
互いに結合されている。
【0026】以下、図3(A)に示すような縫い付け方
法と、図3(B)に示すような縫い付け方法について、
順に説明する。ここで、いずれの縫い付け方法でも、装
飾紐200を跨ぎながら、その装飾紐200の幅を保持
しつつジグザグ状に縫い付けを行う。ただ、図3(A)
に示す縫い付け方法では装飾紐200の長手方向に沿う
移動を含まないのに対して、図3(B)に示す縫い付け
方法では装飾紐200の長手方向に沿う移動を含む点で
異なっている。
【0027】次に、本発明を実行するための処理手順に
ついて、図4乃至図13を参照しつつ説明する。図4は
本発明を実施するための処理手順を示すフローチャート
であって、演算手段20と駆動手段30を具体化した手
順の一つである。この処理手順は、いずれも図2に示す
ROM102に格納された処理プログラムをCPU11
0が実行することによって実現される。なお、説明中に
用いる角度の単位は、いずれもラジアン(radian)であ
る。
【0028】まず、幅データ12に対応する装飾紐20
0の幅Rを入力する(ステップS10)。その入力方法
は、例えばKEY120から行う。こうして入力された
幅Rのデータは、図2に示すRAM104に格納され、
記憶される。その後、刺繍の対象となる柄を入力する
(ステップS12)。その入力方法は、例えばポインテ
ィングデバイス122としてのマウスによって、装飾紐
200の長手方向に沿う位置データの並び14(以下、
「柄データ」と呼ぶ。)を選択するのが望ましい。
【0029】以下、説明を簡単にするために、ステップ
S12において入力された柄の一例を図5に示す。この
図5には、被刺繍布146に装飾紐200を縫い付ける
場合において、装飾紐200の長手方向に沿う移動を含
まない図3(A)に示す縫い付け方法を実現するための
位置情報を示す。
【0030】図5において、装飾紐200の長手方向に
沿って、離散的に絶対位置(x0 ,y0 ),…,(xk
,yk ),(xm ,ym ),(xn ,yn ),(xp
,yp),(xq ,yq ),…,(xe ,ye )が指定
されている。ここで、ステッチデータは、これらの絶対
位置相互間の相対移動量である。逆に、ステッチデータ
が入力として与えられる場合には、このステッチデータ
を積算することによって、上記の絶対位置を求めること
ができる。
【0031】例えば、絶対位置(xk ,yk )と絶対位
置(xm ,ym )との間について、次に示す式1が成り
立つものとする。 xm =xk +Δxk , ym =yk +Δyk … (式1) この場合、x軸方向への相対移動量(Δxk )とy軸方
向への相対移動量(Δyk )とを一対にしてなるデータ
(Δxk ,Δyk )がステッチデータである。
【0032】同様に、絶対位置(xm ,ym )と絶対位
置(xn ,yn )との間について、次に示す式2が成り
立つものとする。 xn =xm +Δxm , yn =ym +Δym … (式2) この場合、x軸方向への相対移動量(Δxm )とy軸方
向への相対移動量(Δym )とを一対にしてなるデータ
(Δxm ,Δym )がステッチデータ(すなわち、位置
データ)である。さらに、他の絶対位置相互間について
も同様である。このようなステッチデータを複数組み合
わせて構成され刺繍する柄を形成するデータが、装飾紐
の長手方向に沿う位置データの並び14、すなわち「柄
データ」である。
【0033】なお、ステップS12では直接に位置情報
を入力したが、フレキシブルディスク装置のフレキシブ
ルディスクに予め記憶されている複数の柄の一覧を表示
装置108に表示させ、このうちの一つの柄を選択させ
てもよい。こうして入力されたステッチデータや柄デー
タは、上記の幅Rと同様に図2に示すRAM104に格
納され、記憶される。
【0034】次に、RAM104から刺繍開始における
ステッチデータを取得し(ステップS14)、このステ
ッチデータに基づき最初に刺繍枠148を移動させる点
(以下、「スタート点」と呼ぶ。)の位置を算出する
(ステップS16)。以下、スタート点の位置の算出方
法について、図6を参照しつつ説明する。ここでは説明
を簡単にするため、ステッチデータは装飾紐200の中
心線上を指定しているものとする。すなわち、図5に示
す振れ幅ra (第1所定幅)と振れ幅rb (第2所定
幅)が等しく、ra =rb =R/2が成り立つ。このた
め、振れ幅を単に「r」とする。なお、スタート点の位
置を算出するのは、通常刺繍を開始するときに刺繍針の
位置を刺繍紐200の端部の中央部に位置決めするから
である。したがって、刺繍針の位置が刺繍紐200の端
部の縁部に位置決めする場合には、ステップS16,S
18を省略してステップS20(後述する中間位置の算
出)から実行すればよい。
【0035】図6(A)において、絶対位置(x0 ,y
0 )を原点とする相対座標系〔xy座標系〕では、次の
絶対位置(x1 ,y1 )との間では、次に示す式3が成
り立つ。 x1 =x0 +Δx0 , y1 =y0 +Δy0 … (式3) このとき、角度α0 は、次に示す式4に従って求められ
る。 α0 =tan-1(Δy0 /Δx0 ) … (式4) そして、針落ち位置を求める。まず、絶対位置(x0 ,
y0 )から次の絶対位置(x1 ,y1 )に向かって、装
飾紐200の左側の絶対位置(x0a,y0a)までの相対
移動量(Δx0a,Δy0a)は、次に示す式5と式6とに
よって求められる。 Δx0a=r・cos(α0 +π/2) … (式5) Δy0a=r・sin(α0 +π/2) … (式6) 同様に、装飾紐200の右側の絶対位置(x0b,y0b)
までの相対移動量(Δx0b,Δy0b)は、次に示す式7
と式8とによって求められる。 Δx0b=r・cos(α0 +3π/2) … (式7) Δy0b=r・sin(α0 +3π/2) … (式8)
【0036】さらに、刺繍枠148を移動させるための
相対移動量(Δx,Δy)は、次のようにして求められ
る。例えば、図6(B)に示すように、絶対位置(x0
,y0 )から、その左側の絶対位置(x0a,y0a)に
移動させる場合には、Δx=Δx0a,Δy=Δy0aとす
ればよい。こうして求められた相対移動量(Δx,Δ
y)に基づいて、刺繍枠148を移動させ、その移動後
に針を落として縫製を行う(ステップS18)。具体的
には、算出された相対移動量を駆動データとして、図2
に示すCPU110からバス114を介して出力処理回
路116を経て駆動装置130に出力して、刺繍枠14
8を針落ち位置に移動させる。その後、同様に刺繍針の
駆動信号を駆動装置130に出力して、ミシン本体14
0の主軸126を回転駆動させて刺繍針を上下動させ
る。
【0037】次に、中間点におけるステッチデータを取
得し(ステップS20)、このステッチデータに基づき
刺繍枠148を移動させる点の位置を算出する(ステッ
プS22)。ここで、図7に示すように、位置P1を原
点とする相対座標系において第1象限上で刺繍枠148
を移動させると、次の位置P2を原点とする相対座標系
では第3象限上で刺繍枠148を移動させることにな
る。この場合、第1象限上での移動方向はx軸とy軸と
もにプラス〔+〕であるが、第3象限上での移動方向は
x軸とy軸ともにマイナス〔−〕になる。また、位置P
2を原点とする相対座標系において第4象限上で刺繍枠
148を移動させると、次の位置P3を原点とする相対
座標系では第2象限上で刺繍枠148を移動させること
になる。この場合、第4象限上での移動方向はx軸はプ
ラスでy軸はマイナスであるが、第2象限上での移動方
向はx軸はマイナスになりy軸はプラスになる。以下、
同様にすれば、結局、注目する位置を原点とする相対座
標系では、一つ前の位置から注目する位置に刺繍枠14
8を移動させる場合に、以下に説明する中間点を算出す
る前に、その移動ベクトルの符号を反転させる必要があ
る。
【0038】以下、中間点の算出方法について、図8を
参照しつつ説明する。図8(A)において、まず、絶対
位置(xm ,ym )における角度αについては、次に示
す式9に従って求められる。 αm =tan-1(Δym /Δxm ) … (式9) ここで、実際にはym とxm の符号によって角度が異な
るため、次に示す表1に従って角度を補正する必要があ
る。
【0039】同様に、絶対位置(xn ,yn )における
角度αn については、次に示す式9に従って求められ
る。 αn =tan-1(Δyn /Δxn ) … (式10) ここで、実際にはΔyn とΔxn の符号によって角度が
異なるため、次に示す表2に従って角度を補正する必要
がある。
【0040】こうして、二つのステッチデータ間におけ
る角度の二等分線、すなわちx軸と絶対位置(xna,y
na)とのなす角度δn は、次に示す式11によって求め
られる。 βn =(θa +θb )/2 … (式11) また、絶対位置(xn ,yn )から絶対位置(xna,y
na)までの線分とx軸とのなす角度θn は、次に示す式
12の関係を有する。 βn =θn +αm … (式12) したがって、角度θn は、次に示す式13によって求め
られる。 θn =βn −αm =(θa +θb )/2−αm … (式13)
【0041】そして、針落ち位置を求める。まず、絶対
位置(xn ,yn )から次の絶対位置(xp ,yp )に
向かって、装飾紐200の左側の絶対位置(xna,yn
a)までの相対移動量(Δxna,Δyna)は、次に示す
式14と式15とによって求められる。 Δxna=r・cos(θn ) … (式14) Δyna=r・sin(θn ) … (式15) 同様に、装飾紐200の右側の絶対位置(xnb,ynb)
までの相対移動量(Δxnb,Δynb)は、次に示す式1
6と式17とによって求められる。 Δxnb=r・cos(θn +π) … (式16) Δynb=r・sin(θn +π) … (式17)
【0042】さらに、刺繍枠148を移動させるための
相対移動量(Δx,Δy)は、次のようにして求められ
る。例えば、図8(B)に示すように、絶対位置(xm
,ym )の右側の絶対位置(xmb,ymb)から、絶対
位置(xn ,yn )の左側の絶対位置(xna,yna)に
移動させる場合には、次に示す式18と式19に従って
求められる。なお、相対移動量(Δxmb,Δymb)は前
回のステップS22の実行によって求められたものであ
る。 Δx=Δxn +Δxna−Δxmb … (式18) Δy=Δyn +Δyna−Δymb … (式19) こうして求められた相対移動量(Δx,Δy)に基づい
て、ステップS18と同様に刺繍枠148を移動させ、
その移動後に針を落として縫製を行う(ステップS2
4)。この場合、算出された左側の絶対位置(xna,y
na)までの相対移動量(Δxna,Δyna)と、右側の絶
対位置(xnb,ynb)までの相対移動量(Δxnb,Δy
nb)とを交互に選択することによって、刺繍枠148を
ジグザグ状に進行させることができる。なお、絶対位置
(xm ,ym )と絶対位置(xn ,yn )とによって、
右側の絶対位置(xmb,ymb)と左側の絶対位置(xn
a,yna)、あるいは左側の絶対位置(xma,yma)と
右側の絶対位置(xnb,ynb)が決定される。この結果
は、一対のステッチデータに基づいて、一対の針落ち位
置を求めていることになる。
【0043】そして、刺繍枠148を次の位置に移動さ
せるため、RAM104からステッチデータを取得する
(ステップS26)。このとき、ステッチデータが取得
できなかった場合には(NO)、上述したステップS2
2とステップS24の処理を実行して刺繍枠148を移
動させる。一方、ステップS28においてステッチデー
タが取得できなかった場合には(YES)、前回取得し
たステッチデータに基づき最後に刺繍枠148を移動さ
せる点(以下、「エンド点」と呼ぶ。)の位置を算出す
る(ステップS30)。以下、エンド点の位置の算出方
法について、図9を参照しつつ説明する。
【0044】図9(A)において、絶対位置(xz ,y
z )を原点とする相対座標系では、最後の絶対位置(x
e ,ye )との間では、次に示す式20が成り立つ。 xe =xz +Δxz , ye =yz +Δyz … (式20) このとき、角度αz は、次に示す式21に従って求めら
れる。 αz =tan-1(Δyz /Δxz ) … (式21)
【0045】そして、絶対位置(xz ,yz )から最後
の絶対位置(xe ,ye )に向かって、装飾紐200の
左側の絶対位置(xea,yea)までの相対移動量(Δx
ea,Δyea)は、次に示す式22と式23とによって求
められる。 Δxea=r・cos(αz +π/2) … (式22) Δyea=r・sin(αz +π/2) … (式23) なお、図示する角度θe =αz +π/2である。同様
に、装飾紐200の右側の絶対位置(xzb,yzb)まで
の相対移動量(Δxzb,Δyzb)は、次に示す式24と
式25とによって求められる。 Δxeb=r・cos(αz +3π/2) … (式24) Δyeb=r・sin(αz +3π/2) … (式25)
【0046】さらに、刺繍枠148を移動させるための
相対移動量(Δx,Δy)は、次のようにして求められ
る。例えば、図9(B)に示すように、絶対位置(xz
,yz )の右側の絶対位置(xzb,yzb)から、最終
の絶対位置(xe ,ye )の左側の絶対位置(xea,y
ea)に移動させる場合には、次に示す式26と式27に
従って求められる。なお、相対移動量(Δxzb,Δyz
b)は前回のステップS22の実行によって求められた
ものである。 Δx=Δxz +Δxea−Δxzb … (式26) Δy=Δyz +Δyea−Δyzb … (式27)
【0047】こうして求められた相対移動量(Δx,Δ
y)に基づいて、ステップS18と同様に刺繍枠148
を移動させ、その移動後に針を落として縫製を行い(ス
テップS32)、本処理手順を終了する。こうして、図
5に示すようなコード状の装飾紐200に対して刺繍糸
202がジグザグ状に縫い付けられる。なお、三つの位
置データに基づく二つの線分における角度の二等分線上
に、交互に向きを変えながら相対移動量(針落ち位置)
を求めるので、二つの線分における角度が変化しても、
その角度の二等分線上の位置を縫い付けることになる。
したがって、特に曲線に沿って装飾紐200を縫い付け
る場合には見た目をよくすることができる。
【0048】次に、図3に示すステップS12において
入力された他の柄の一例を図10に示す。この図10に
は、被刺繍布146に装飾紐200を縫い付ける場合に
おいて、装飾紐200の長手方向に沿う移動を含む図3
(B)に示す縫い付け方法を実現するための位置情報を
示す。なお、この縫い付け方法を実現するための処理手
順を示すフローチャートは図4と同様であるが、ステッ
プS16,S22,S30における相対移動量の算出方
法が異なる。このため、以下には各位置における相対移
動量の算出方法について、図11を参照しつつ説明す
る。
【0049】図11には、絶対位置(x0 ,y0 )を原
点とする相対座標系では、次の絶対位置(x1 ,y1 )
との間では、次に示す式28が成り立つ。 x1 =x0 +Δx0 , y1 =y0 +Δy0 … (式28) このとき、角度θは、次に示す式29に従って求められ
る。 θ=tan-1(Δy0 /Δx0 ) … (式29) ここで、実際にはΔy0 とΔx0 の符号によって角度が
異なるため、次に示す表3に従って角度を補正する必要
がある。
【0050】また、絶対位置(x0 ,y0 )から次の絶
対位置(x1 ,y1 )に向かって、装飾紐200の左側
の絶対位置(x0a,y0a)までの距離Lは、次に示す式
30に従って求められる。ここで、図示するように針落
ち間隔をBとする。 L={(B/2)2 +R2 1/2 … (式30) さらに、角度θr は、次に示す式31に従って求められ
る。 θr =tan-1(2R/B) … (式31)
【0051】以上のことから、絶対位置(x0 ,y0 )
から左側の絶対位置(x0a,y0a)までの相対移動量
(Δx0a,Δy0a)は、次に示す式32と式33とによ
って求められる。 Δx0a=L・cos(θ0 +θr ) … (式32) Δy0a=L・sin(θ0 +θr ) … (式33)
【0052】また、左側の絶対位置(x0a,y0a)か
ら、絶対位置(x0 ,y0 )から次の絶対位置(x1 ,
y1 )に向かう線分上の絶対位置(x0b,y0b)までの
相対移動量(Δx0b,Δy0b)は、次に示す式34と式
35とによって求められる。 Δx0b=B・cos(θ0 )−Δx0a … (式34) Δy0b=B・sin(θ0 )−Δy0a … (式35)
【0053】さらに、絶対位置(x0b,y0b)から次の
絶対位置(x1 ,y1 )までの相対移動量(Δx0c,Δ
y0c)は、次に示す式36と式37とによって求められ
る。 Δx0c=Δx0 −(Δx0a+Δx0b) … (式36) Δy0c=Δy0 −(Δy0a+Δy0b) … (式37)
【0054】こうして求められた相対移動量(Δx0a,
Δy0a),(Δx0b,Δy0b),(Δx0c,Δy0c)の
順に従ってステップS18に示す刺繍枠148の移動と
縫製を行うことにより、図10に示すようなコード状の
装飾紐200に対して刺繍糸202がジグザグ状に縫い
付けられる。このため、装飾紐200の縁部に沿う縫い
付けを含みながらもジグザグ状に進行する相対移動量
(針落ち位置)が自動的に算出され、装飾紐の縫い付け
ができる。この場合、針落ち間隔Bが小さくなるにつれ
て、装飾紐200に沿う刺繍糸202の縫製部分が多く
なる。この縫製部分は、装飾紐200に隠れるように縫
い付けられるため、刺繍糸202が装飾紐200を跨ぐ
部分が少なくなる。したがって、装飾紐200を縫い付
けた際の柄に対する影響も少なくなるので、見た目がよ
くなる。なお、絶対位置(x0 ,y0 )と絶対位置(x
1 ,y1 )とによって、絶対位置(x0 ,y0 )と左側
の絶対位置(x0a,y0a)、および左側の絶対位置(x
0a,y0a)と絶対位置(x0b,y0b)とが決定される。
この結果は、一対のステッチデータに基づいて、二対の
針落ち位置を求めていることになる。
【0055】ここで、特に針落ち間隔Bが0である場合
の例を、図12に示す。この場合、上記式30乃至式3
7において、B=0とすれば刺繍枠148を移動させる
相対移動量を求めることもできるが、回転行列を用いて
求めることもできる。すなわち、D=(Δx02+Δy
021/2 とするとき、cosθ0 =Δx0 /D,sin
θ0 =Δy0 /Dである。したがって、絶対位置(x0
,y0 )から次の絶対位置(x1 ,y1 )に向かっ
て、装飾紐200の左側の絶対位置(x0a,y0a)まで
の相対移動量(Δx0a,Δy0a)は、次に示す式38に
よって求められる。
【数1】 ここで、係数(r/D)は、絶対位置(x0 ,y0 )と
次の絶対位置(x1 ,y1 )との間の距離Dを振れ幅r
に調整するためのものである。
【0056】同様に、装飾紐200の右側の絶対位置
(x0b,y0b)までの相対移動量(Δx0b,Δy0b)
は、次に示す式39によって求められる。
【数2】
【0057】なお、上記の回転行列は、絶対位置(x0
,y0 )と絶対位置(x1 ,y1 )との間の線分と、
絶対位置(x0 ,y0 )と絶対位置(x0a,y0a)との
間の線分によりなす角度θr を維持しながら絶対位置
(x0a,y0a)を求める場合にも有効である。具体的に
は、上記式38における回転行列中の角度(π/2)を
角度θr に、係数(r/D)を係数{r/(D・sin
θr )}にそれぞれ置き換えればよい。同様に、上記式
38における回転行列中の角度(3π/2)を角度(θ
r +π)に、係数(r/D)を係数{r/(D・sin
θr )}にそれぞれ置き換えればよい。この場合には、
所望のなす角度θr で刺繍糸202を装飾紐200に対
して縫い付けることができる。
【0058】上述した実施例について、ステップS1
6,S22,S30(方向算出手段20,演算手段3
0)の実行により、RAM104に記憶されている装飾
紐200の幅Rとステッチデータ(位置データの並び1
4)とに基づいて、刺繍枠148の相対移動量(針落ち
位置)を求める。こうして、装飾紐200の両縁部上に
向かい合って位置する少なくとも一対の相対移動量(針
落ち位置であり、具体的には図5に示す縫い付けパター
ンの場合が一対であり、図10に示す縫い付けパターン
の場合が二対である)が求められる。その後、ステップ
S18,S24,S32(駆動手段40)の実行によ
り、算出された相対移動量に基づいて刺繍枠148を駆
動させ、被刺繍布146に装飾紐200を縫い付ける。
このため、装飾紐200の幅Rとステッチデータとを用
意すれば、自動的に装飾紐200の縫い付けを行うこと
ができる。したがって、刺繍枠148を進行させる位置
を刺繍を行う前にあらかじめ求める必要がなくなるの
で、そのための工数を削減することができる。
【0059】以上では装飾紐縫い付け刺繍機の一実施例
について説明したが、この装飾紐縫い付け刺繍機におけ
るその他の部分の構造、形状、大きさ、材質、個数、配
置および動作条件等についても、本実施例に限定される
ものでない。例えば、針落ち位置を算出する過程におい
て、ステッチデータ(位置データの並び14)は相対移
動量を用いたが、絶対座標系における位置を用いてもよ
い。この場合であっても、いったん相対移動量を求める
ことにより、上記実施例と同様に自動的に針落ち位置を
求めることができる。
【0060】また、上記の実施例では、中間点における
針落ち位置を算出するには、図8(A)に示すように、
絶対位置(xm ,ym )と絶対位置(xn ,yn )との
間を結ぶ線分と、絶対位置(xn ,yn )と絶対位置
(xp ,yp )との間を結ぶ線分との間になす角度の二
等分線上に、例えば左側の絶対位置(xna,yna)を針
落ち位置として求めた。この算出方法に限らず、上記二
つの線分にそれぞれ平行な線分であって幅データ12の
幅Rだけ離れている線分を求め、これらの平行な線分の
交点を針落ち位置として求めてもよい。
【0061】すなわち、図13に示すように絶対位置
(xn ,yn )を原点とする相対座標系において、絶対
位置(xm ,ym )と絶対位置(xn ,yn )との間を
結ぶ線分302の方程式は式40で表され、絶対位置
(xn ,yn )と絶対位置(xp,yp )との間を結ぶ
線分306の方程式は式41で表される。 y=(Δyn /Δxn )x=Kn ・x … (式40) y=(Δym /Δxm )x=Km ・x … (式41)
【0062】このとき、線分302との距離が振れ幅r
である線分300の方程式は式42で表され、線分30
6との距離が振れ幅rである線分304の方程式は式4
3で表される。 y=Kn ・x+(Dn /Δxn )・r … (式42) y=Km ・x+(Dm /Δxm )・r … (式43) ここで、上式において、Dn =(Δxn2+Δy
n21/2 ,Dm =(Δxm2+Δym21/2 である。した
がって、これらの線分300,304の交点の座標は、
次に示す式44,式45のように表される。
【数3】
【0063】こうして求められた交点の座標は、図8
(A)における絶対位置(xn ,yn)から左側の絶対
位置(xna,yna)までの相対移動量(Δxna,Δyn
a)に相当する。したがって、以降の処理は上述した実
施例と同様にして、刺繍枠148を移動させるための相
対移動量(Δx,Δy)を求めればよい。この算出方法
によれば、角度によることなく刺繍枠148を移動させ
るための相対移動量を求めることができる。
【0064】さらに、上記の実施例では、ステッチデー
タは装飾紐200の中心線上を指定している(ra =r
b =R/2)ものとしたが、振れ幅ra の値と振れ幅r
b の値とが異なっていてもよい。ここで、式5,式6,
式14,式15,式22,式23における「r」を「r
a 」とし、式7,式8,式16,式17,式24,式2
5における「r」を「rb 」として針落ち位置を算出す
る必要がある。この場合には、ステッチデータは装飾紐
200に沿う任意線上を指定することができる。こうし
て、ステッチデータのうちの一対のデータに基づいて、
一方の位置データの位置から装飾紐の幅方向の向きに対
して振れ幅ra (第1所定幅)に位置する第1の相対移
動量と、他方の位置データの位置から装飾紐の幅方向の
向きとは逆の向きに対して振れ幅rb (第2所定幅)に
位置する第2の針落ち位置とを求めることが可能にな
る。このため、一対の位置データで指定される位置の間
に、装飾紐200の両縁部を往復する縫い付けが行われ
るので、装飾紐をジグザグ状に縫い付けることができ
る。
【0065】そして、装飾紐200の長手方向に沿う移
動を含まない図3(A)に示す縫い付け方法を行う処理
手順において、その中間点の針落ち位置の算出では、連
続する三つのステッチデータ(位置データの並び14)
を用いた。これに対して、振れ幅ra ,rb の一方を0
とする場合(例えば、振れ幅ra =R,振れ幅rb =0
とする場合)には、装飾紐200の縁部に沿うステッチ
データについて、一つおき、あるいは二つおき以上の離
散的に選択した三つのステッチデータを用いてもよい。
例えば、図14に示すようにステッチデータによって指
定された位置(絶対位置、あるいは相対位置を積算した
絶対位置)が、P11,P12,P13,P14,P1
5であるとする。このとき、一つおきの位置P12,P
14に対応するそれぞれの振れ幅の位置P21,P22
を針落ち位置として求める。具体的には、上述した式1
4,式15における「r」を「ra 」とし、式16,式
17における「r」を「0」として、式9〜式19を演
算する。そして、刺繍枠148を位置P11,P21,
P13,P22,P15の順に移動させて縫い付ける。
このように、必ずしも連続する三つのステッチデータを
用いることなく、装飾紐200の縁部に沿う離散的な三
つのステッチデータを用いる場合であっても、装飾紐2
00に対してジグザグ状の縫い付け(すなわち、図3に
示すような縫い付け)を行うことができる。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明は、方向算出手段が装飾
紐の幅方向の向きを算出し、この向きと幅データとに基
づき演算手段が一対の位置データの並びに対応させて少
なくとも一対の針落ち位置を求め、この針落ち位置に基
づき駆動手段が刺繍枠を駆動させて装飾紐を縫い付ける
構成とした。したがって、針落ち位置が自動的に算出さ
れるので、装飾紐の縫い付けを簡単に行うことができ
る。
【0067】請求項2の発明は、一対の位置データに対
応させて、向きと幅データとに基づいて装飾紐の両縁部
上に向かい合って位置する二対の針落ち位置を演算手段
が求める構成としたので、一対の位置データで指定され
る位置の間に、装飾紐の両縁部を往復する縫い付けが行
われる。したがって、装飾紐を確実に縫い付けることが
できる。
【0068】請求項3の発明は、位置データの並びのう
ちの一対の位置データに基づいて、一方の位置データの
位置から装飾紐の幅方向の向きに対して第1所定幅に位
置する第1の針落ち位置と、他方の位置データの位置か
ら装飾紐の幅方向の向きとは逆の向きに対して第2所定
幅に位置する第2の針落ち位置とを演算手段が求める構
成としたので、一対の位置データで指定される位置の間
に、装飾紐の両縁部を往復する縫い付けが行われる。し
たがって、装飾紐をジグザグ状に縫い付けることができ
る。
【0069】請求項4の発明は、演算手段が第1の位置
データから針落ち間隔に対応する位置を第2の針落ち位
置と、針落ち間隔を底辺として幅データを高さとする二
等辺三角形の頂点を第1の針落ち位置とを求め、この二
つの針落ち位置に基づき駆動手段が刺繍枠を駆動させて
装飾紐を縫い付ける構成とした。したがって、二つの線
分における角度が変化しても、その角度の二等分線上の
位置を縫い付けるので、特に曲線に沿って装飾紐を縫い
付ける場合には見た目をよくすることができる。
【0070】請求項5の発明は、演算手段は、第1の位
置データの位置から針落ち間隔だけ離れている位置を第
2の針落ち位置として求め、第1の位置データの位置と
第2の針落ち位置の間の距離である針落ち間隔を底辺と
し、幅データの幅を高さとする二等辺三角形の頂点を第
1の針落ち位置として求める。こうして求められた二つ
の針落ち位置に基づいて、駆動手段が刺繍枠を駆動さ
せ、装飾紐を縫い付ける構成とした。したがって、装飾
紐の縁部に沿う縫い付けを含みながらもジグザグ状に進
行する針落ち位置が自動的に算出され、装飾紐の縫い付
けができる。特に、針落ち間隔を短くすると装飾紐の縁
部に沿う縫い付けを長くなり、結果として装飾紐を跨ぐ
箇所が減る。このため、装飾紐全体に占める縫い付け糸
の割合が減ることになり、縫い付け糸を目立たなくする
こともできる。
【0071】請求項6の発明は、演算手段が方向算出手
段によって算出された向きに基づいて、第2の位置デー
タの位置から幅データの幅だけ離れている針落ち位置を
求め、駆動手段が第1の位置データの位置、演算手段に
よって求められた針落ち位置、第3の位置データの位置
に基づいて刺繍枠を駆動させ、装飾紐を縫い付ける構成
とした。したがって、装飾紐の縁部に沿う三つの位置デ
ータと幅データとによって、ジグザグ状に進行する縫い
付けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾紐縫い付け刺繍機の構成を示す概
念図である。
【図2】装飾紐縫い付け刺繍機の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】装飾紐の縫い付け方法を示す図である。
【図4】本発明を実施するための処理手順を示すフロー
チャートである。
【図5】装飾紐の縁部に沿う移動を含まない縫い付け方
法を実現するために必要となる位置情報を示す図であ
る。
【図6】針落ち位置を算出する方法を示す図であって、
スタート点における刺繍枠を相対的に移動させる相対移
動量を算出する場合を示す。
【図7】現在の位置から次の位置への移動に関し、各位
置を相対座標系の原点とする場合の移動過程がどの象限
に対応するのかを示す図である。
【図8】針落ち位置を算出する方法を示す図であって、
中間点における刺繍枠を相対的に移動させる相対移動量
を算出する場合を示す。
【図9】針落ち位置を算出する方法を示す図であって、
エンド点における刺繍枠を相対的に移動させる相対移動
量を算出する場合を示す。
【図10】装飾紐の縁部に沿う移動を含む縫い付け方法
を実現するために必要となる位置情報を示す図である。
【図11】刺繍枠を相対的に移動させる相対移動量を算
出する方法を示す図である。
【図12】刺繍枠を相対的に移動させる相対移動量を算
出する方法を示す他の図である。
【図13】第2の針落ち位置を算出する方法を示す図で
ある。
【図14】第3の針落ち位置を算出する方法を示す図で
ある。
【図15】装飾紐の縫い付け方法の一つである千鳥縫い
を示す図である。
【符号の説明】
10 記憶手段 12 幅データ 14 位置データの並び 14a,14b 位置データ 20 方向算出手段 30 演算手段 30a,30b 針落ち位置 40 駆動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾紐の長手方向に沿う位置データの並
    びと、その装飾紐の幅に関する幅データとを記憶する記
    憶手段と、 その記憶手段に記憶されている位置データの並びに基づ
    いて、前記装飾紐の幅方向の向きを算出する方向算出手
    段と、 その方向算出手段によって算出された向きと、前記記憶
    手段に記憶されている前記幅データとに基づいて、前記
    位置データの並びのうちの一対の位置データに対応さ
    せ、前記装飾紐の両縁部上に向かい合って位置する少な
    くとも一対の針落ち位置を求める演算手段と、 その演算手段によって求められた針落ち位置に基づいて
    刺繍枠を駆動させ、前記装飾紐を縫い付ける駆動手段
    と、 を有することを特徴とする装飾紐縫い付け刺繍機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装飾紐縫い付け刺繍機
    において、 前記演算手段は、前記方向算出手段によって算出された
    向きと、前記記憶手段に記憶されている前記幅データと
    に基づいて、前記位置データの並びのうちの一対の位置
    データに対応させ、前記装飾紐の両縁部上に向かい合っ
    て位置する二対の針落ち位置を求めることを特徴とする
    装飾紐縫い付け刺繍機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装飾紐縫い付け刺繍機
    において、 前記記憶手段には、第1所定幅と第2所定幅とがさらに
    記憶されており、その第1所定幅と第2所定幅との和は
    前記幅データの幅であり、 前記演算手段は、前記位置データの並びのうちの一対の
    位置データに基づいて、一方の位置データの位置から前
    記装飾紐の幅方向の向きに対して前記第1所定幅に位置
    する第1の針落ち位置と、他方の位置データの位置から
    前記装飾紐の幅方向の向きとは逆の向きに対して前記第
    2所定幅に位置する第2の針落ち位置とを求めることを
    特徴とする装飾紐縫い付け刺繍機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装飾紐縫い付け刺繍機
    において、 前記記憶手段には、装飾紐の中心線上に沿う位置データ
    の並びと、その装飾紐の半幅に関する幅データとが記憶
    されており、 前記演算手段は、前記記憶手段に記憶されている位置デ
    ータの並びについて、第1の位置データの位置と第2の
    位置データの位置との間を結ぶ線分と、その第2の位置
    データの位置と第3の位置データの位置との間を結ぶ線
    分との間になす角度の二等分線上に、交互に向きを変え
    ながら前記第2の位置データの位置から前記幅データの
    幅だけ離れている針落ち位置を求めることを特徴とする
    装飾紐縫い付け刺繍機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装飾紐縫い付け刺繍機
    において、 前記記憶手段には、装飾紐の縁部に沿う位置データの並
    びと、その装飾紐の縁部に沿う針落ち間隔と、その装飾
    紐の幅に関する幅データとが記憶されており、 前記演算手段は、前記記憶手段に記憶されている位置デ
    ータの並びについて、第1の位置データの位置と第2の
    位置データの位置との間を結ぶ線分上に前記第1の位置
    データの位置から前記針落ち間隔だけ離れている第2の
    針落ち位置を求めるとともに、前記第1の位置データの
    位置と前記第2の針落ち位置との間の垂直二等分線上に
    前記第1の位置データの位置と前記第2の針落ち位置と
    の中点から前記幅データの幅だけ離れている第1の針落
    ち位置を求め、 前記駆動手段は、前記記憶手段に記憶されている第1の
    位置データの位置、前記演算手段によって求められた第
    1の針落ち位置と第2の針落ち位置、前記記憶手段に記
    憶されている第2の位置データの位置に基づいて刺繍枠
    を駆動させ、前記装飾紐を縫い付けることを特徴とする
    装飾紐縫い付け刺繍機。
  6. 【請求項6】 装飾紐の縁部に沿う位置データの並び
    と、その装飾紐の幅に関する幅データとを記憶する記憶
    手段と、 その記憶手段に記憶されている第2の位置データに基づ
    いて、前記装飾紐の幅方向の向きを算出する方向算出手
    段と、 その方向算出手段によって算出された向きに基づいて、
    前記第2の位置データの位置から前記幅データの幅だけ
    離れている針落ち位置を求め、その後の第1の位置デー
    タは第3の位置データ以後の位置データに設定する演算
    手段と、 前記記憶手段に記憶されている第1の位置データの位
    置、前記演算手段によって求められた針落ち位置、前記
    記憶手段に記憶されている第3の位置データの位置に基
    づいて刺繍枠を駆動させ、前記装飾紐を縫い付ける駆動
    手段と、 を有することを特徴とする装飾紐縫い付け刺繍機。
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