JPH08307332A - 路車間通信方法及び装置 - Google Patents

路車間通信方法及び装置

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JPH08307332A
JPH08307332A JP10675495A JP10675495A JPH08307332A JP H08307332 A JPH08307332 A JP H08307332A JP 10675495 A JP10675495 A JP 10675495A JP 10675495 A JP10675495 A JP 10675495A JP H08307332 A JPH08307332 A JP H08307332A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不調アンテナを検出することにより、車載用
通信装置と路上機との間で確実に情報の授受をする。 【構成】 車載機からの入口情報及び経路情報に含まれ
る1つのゲート番号n及びアンテナ番号、当該アンテナ
の通信確率Pnmをテーブルから読み取る(100、10
2)。1車両の通過の度に各アンテナに対する通信確率
は1/100増減することを用いてゲートnにおけるア
ンテナの通信確率を演算し、平均値が求まるると(10
4〜108)、アンテナ毎の通信確率の基準値および許
容範囲を演算する(110〜116)。アンテナの通信
確率が許容範囲外のときはNG判定、許容範囲内のとき
はOK判定される(118〜122)。このゲートnに
設置された全アンテナの処理及び全ゲートに対する処理
が終了するまで上記処理を繰り返し実行する(124、
126)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路車間通信方法及び装
置にかかり、特に、車両側に設置された車載用通信装置
と路側に設置された路上機との間で電波通信により情報
を授受する路車間通信方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有料施設では利用料金の収受があり、例
えば、有料道路を走行する車両は、その車種及び有料道
路における走行距離に応じて課金される。この有料施設
の利用料金の収受を自動的に行うものとして、有料道路
の入口ゲートや出口ゲートで料金を徴収することを自動
的に行うため、該当車両に対して情報を問い合わせるた
めの質問器として道路側に電波を送受信(交信)するた
めの通信エリアが設定された路上アンテナを有する通信
装置(以下、路上機という。)を配設し、この通信エリ
ア内で問い合わせのあった情報に対する返答をするため
の応答器として車載アンテナを有する通信装置(以下、
車載機という。)を車両に設置して、車載機と路上機と
の間で電波通信により情報を授受する路車間通信方法が
知られている。
【0003】ところで、周知のように電波により交信す
るためのアンテナは通信エリアを有しており、ゲート内
におけるレーンを走行する車両の各々に対して、それぞ
れに対応する路上機と確実な情報の授受が必要とされ
る。このため、車載機と路上機とを1対1に対応させ、
車載機と路上機との間で情報を授受している。
【0004】しかしながら、1つの通信エリア内におい
て、隣り合うレーンを走行する車両からの電波の受信が
少なくなるように交信電波の電波強度を小さくしたり、
1つのレーンに属する通信エリアを小さくしたりする必
要がある。
【0005】しかしながら、電波強度を小さくしたり、
通信エリアを小さくしたりすると、限られた通信エリア
内で小さな電波強度による電波によって交信するため、
電波強度不足による情報の欠落が生じて、情報の授受の
確実性が低下する。また、アンテナが不調になったとき
にあっても、送受信不良が生じて、情報の授受の確実性
が低下する。
【0006】この問題を解決するため、特開平6−24
3316号公報には、マルチレーンのゲートにおいて、
各アンテナの通信エリアを重複設定し、車載機と路上機
との間で電波通信を行っている技術が開示されている。
この技術によれば、1つの車載機に対して複数の路上ア
ンテナが担当することになり、確実な交信が可能とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような路車間通信装置では、1つの車載機に対する路上
アンテナが複数担当することになるが、車載機において
路上アンテナの通信が不調であることを検出した場合
に、不調のアンテナがいずれの路上アンテナかを特定す
ることができない。
【0008】本発明は、上記事実を考慮して、不調アン
テナを検出することにより、車載用通信装置と路上機と
の間で確実に情報の授受をすることができる路車間通信
方法及び装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、複数のゲート毎に複数の路
上アンテナを備えた路上機と、前記路上機と電波信号に
より情報を授受するために車両に搭載された車載用通信
装置との間で交信するための路車間通信方法であって、
前記車両が第1のゲートを通過する際に第1のゲートの
路上アンテナから送信される当該第1のゲートに関連す
るゲート情報を前記車両用通信装置で受信すると共に、
受信したゲート情報を第2のゲートにおいて送信し、複
数の前記車両用通信装置からのゲート情報を前記第2の
ゲートで受信すると共に、受信した第1のゲートに対応
するゲート情報の数が所定数に達した際に第1のゲート
の各アンテナ毎の通信確率を計算し、前記通信確率と予
め定めた基準値とを前記路上アンテナ毎に比較し、前記
通信確率と予め定めた基準値との差が所定値を越えた路
上アンテナを不調アンテナとして検出する。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、複数のゲ
ート毎に複数の路上アンテナを備えた路上機と、前記路
上機と電波信号により情報を授受するために車両に搭載
された車載用通信装置との間で交信する路車間通信装置
において、前記車両が第1のゲートを通過する際に受信
する第1のゲートの路上アンテナから送信される当該第
1のゲートに関連するゲート情報を記憶する記憶手段
と、記憶したゲート情報を第2のゲートにおいて送信す
る送信手段と、を備えた車両用通信装置と、複数の前記
車両用通信装置からのゲート情報を前記第2のゲートで
受信する路側受信手段と、受信した第1のゲートに対応
するゲート情報の数が所定数に達した際に第1のゲート
の各アンテナ毎の通信確率を計算する通信確率演算手段
と、前記通信確率と予め定めた基準値とを前記路上アン
テナ毎に比較する比較手段と、前記通信確率と予め定め
た基準値との差が所定値を越えた路上アンテナを不調ア
ンテナとして検出する検出手段と、を備えた路上機と、
を含んでいる。
【0011】
【作用】請求項1に記載した発明の路車間通信方法によ
れば、車両が入口ゲートや途中経路等の第1のゲートを
通過する際に第1のゲートの路上アンテナから送信され
る当該第1のゲートに関連するゲート情報を車両用通信
装置で受信する。このゲート情報には、入口ゲートや途
中経路の位置を表す情報、予め定めたゲート番号、通過
年月日がある。これと共に、受信したゲート情報を出口
料金所等の第2のゲートにおいて送信する。これによっ
て、第2のゲートでは、第1のゲートを通過した車両が
受信したゲート情報をすべて受信することができる。第
2のゲートでは、複数の車両用通信装置からの第1のゲ
ートのゲート情報を受信する。これと共に、受信した第
1のゲートに対応するゲート情報の数が所定数に達した
際に第1のゲートの各路上アンテナ毎の通信確率を計算
する。すなわち、ゲート情報は車両用通信装置が第1の
ゲートの何かの路上アンテナを介して路上機と交信した
ことを含んでいるので、第2のゲートで受信したゲート
情報の数が所定数に達した際には、この所定数の車両が
交信した第1のゲートの路上アンテナ毎に交信したこと
の回数を得ることができる。また、第1のゲートを1車
両が通過するときには、第1のゲートの各路上アンテナ
に対して当該車両の車両用通信装置の交信する可能性を
表す確率がある。従って、ゲート情報の数が所定数に達
した際には前記確率と路上アンテナ毎の交信したことの
回数とから、所定数の車両が第1のゲートを通過したと
きの交信の可能性を表す通信確率を各路上アンテナ毎に
求めることができる。この交信について不調をきたす路
上アンテナが第1のゲートにあるときには、この不調の
路上アンテナからのゲート情報が不正確となり、求めた
通信確率が不調でない場合の基準となる通信確率と異な
る。一方、不調でない路上アンテナによっては基準とな
る通信確率に相当する。従って、不調アンテナが第1の
ゲートに存在した場合であっても、求めた通信確率が路
上アンテナの各々の状態を表すことになる。これによっ
て、求めた通信確率と予め定めた基準値とを路上アンテ
ナ毎に比較し、求めた通信確率と予め定めた基準値との
差が所定値を越えた路上アンテナを不調アンテナとして
検出することができる。
【0012】上記路車間通信方法は、請求項2に記載の
発明の路車間通信装置によって実現できる。車両用通信
装置は、記憶手段を備え、この記憶手段に車両が第1の
ゲートを通過する際に受信する第1のゲートの路上アン
テナから送信される当該第1のゲートに関連するゲート
情報を記憶する。この記憶したゲート情報は第2のゲー
トにおいて送信手段によって送信される。路上機は、第
2のゲートに路側受信手段を備えており、複数の車両用
通信装置からのゲート情報を受信する。通信確率演算手
段は、受信した第1のゲートに対応するゲート情報の数
が所定数に達した際に第1のゲートの各アンテナ毎の通
信確率を計算する。この通信確率と予め定めた基準値と
を比較手段で路上アンテナ毎に比較し、求めた通信確率
と予め定めた基準値との差が所定値を越えた路上アンテ
ナを不調アンテナとして検出手段で検出する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の第1実施例
を詳細に説明する。本実施例は、車両に搭載された車載
機(詳細は後述)と、有料道路の入口ゲートや出口ゲー
ト等の地上側に設置された路上機との間で電波通信を行
うことによって、車両が走行した通行区間(経路)や車
種を判別し、入口ゲート及び出口ゲートにおいて車両が
停止することなく通行料金を自動的に収受する自動料金
収受装置に本発明を適用したものである。
【0014】図1に示すように、車両90に搭載される
車載機30は、後述するように、料金残額情報等が格納
されたICカード62が着脱可能なICカードリードラ
イト装置60を備えている(図4参照)。この車載機3
0は、車両ナンバー等からなるIDコード及び車種情報
等の固定データを記憶した記憶回路を備えると共に、I
Cカードリードライト装置60によって装着されたIC
カード62の料金残高情報を参照したり、ICカード6
2に料金残額情報の書き込みを行う。
【0015】一方、地上側設備としては、後述するよう
に、有料道路の入口ゲート100、分岐点の直前又は直
後等の途中経路200、サービスエリア内、及び出口ゲ
ート300の各々に車載機30と各種の情報を授受する
ための路上機が設置されている。
【0016】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117と、入口アンテナ117と
接続された入口アンテナ制御装置132とからなる路上
機が設置されている。この入口アンテナ制御装置132
により入口アンテナ117を介して、有料道路の入口ゲ
ート情報を車両に搭載された車載機30送信し、また車
載機30からの信号を受信することができる。なお、入
口ゲート100には、自動料金収受が行えないため手払
いによって通行料金を支払う車両のために、従来と同様
の通行券を発行する通行券発行装置123が設置されて
いる。
【0017】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217と、経路把握アンテナ2
17に接続された経路把握アンテナ制御装置232とか
らなる路上機が設置されている。この経路把握アンテナ
制御装置232により経路把握アンテナ217を介し
て、分岐点からどちらの経路を選択して走行したかを示
す情報や有料道路をどのような経路で走行したかを表す
経路通過情報(経路把握アンテナ制御装置の設置位置情
報等)等を車載機30に対して送信する。
【0018】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317と料金所アンテナ341との2
種類のアンテナが配設されている。この予告アンテナ3
17には予告アンテナ制御装置331が接続され、料金
所アンテナ341には料金所アンテナ制御装置332が
接続されている。これらの予告アンテナ制御装置331
及び料金所アンテナ制御装置332は、ローカルコント
ローラ380に接続されている。これらの予告アンテナ
317、料金所アンテナ341、予告アンテナ制御装置
331及び料金所アンテナ制御装置、 及びローカルコン
トローラ380は、本発明が適用可能な出口ゲートの路
上機として作用するが、予告アンテナ317及び予告ア
ンテナ制御装置331は省略することもできる。
【0019】また、出口ゲート300には、画像処理等
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動料金収受ができない車両に対する料金手払システム
321が設置されている。これらの各システムをローカ
ルコントローラ380で一括して制御することによっ
て、料金収受不能等に対する処置を行うと共に、車両が
走行した通行区間(経路)及び車種に応じた通行料金を
自動的に収受している。
【0020】次に本実施例にかかる出口ゲート300の
概略構成の一例を更に説明する。図2に示すように、有
料道路の出口ゲート300には、3つのレーン302、
304、306が設けられている。レーン302は敷地
308と分離帯310の間に形成され、レーン304は
分離帯310と分離帯312の間に形成され、レーン3
06は分離帯312と敷地314の間に形成されてい
る。
【0021】これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地
308から敷地314にかけてアーチ316が配設され
ており、アーチ316上には、予告アンテナ318、3
20、322が取付けられている。予告アンテナ318
は、レーン302の上方に位置しレーン302を走行す
る車両に対してこれから料金授受を行うことを知らせる
予告情報を授ける。同様に、予告アンテナ320は、レ
ーン304の上方に位置しレーン304を走行する車両
に対する情報の授受を行い、予告アンテナ322は、レ
ーン306の上方に位置しレーン306を走行する車両
に対する情報の授受を行う。
【0022】敷地314には、出口ゲート制御センタ3
30が配設されており、この出口ゲート制御センタ33
0には予告アンテナ制御装置331及び後述するローカ
ルコントローラ380が配設されている。予告アンテナ
制御装置331には、予告アンテナ318、320、3
22が接続されている。
【0023】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346が取り付けられている。料金所アン
テナ342は、レーン302の上方に位置しレーン30
2を走行する車両に対する料金に関連する情報の授受を
行い、料金所アンテナ344は、レーン304の上方に
位置しレーン304を走行する車両に対する情報の授受
を行い、同様に、料金所アンテナ346は、レーン30
6の上方に位置しレーン306を走行する車両に対する
情報の授受を行う。これらの料金所アンテナ342、3
44、346には、料金所アンテナ制御装置332A、
332B、332Cが接続されている。これら料金所ア
ンテナ制御装置332A〜332Cは、ローカルコント
ローラ380に接続されている。
【0024】図3に示すように、料金所アンテナ342
〜346は、各々対応する料金所アンテナ制御装置33
2A〜332Cを介してローカルコントローラ380に
接続されており、ローカルコントローラ380はプリン
タ装置や電話回線と接続するためのモデム装置等の出力
装置390に接続されている。なお、本実施例では、詳
細は後述するが、料金所アンテナ、料金所アンテナ制御
装置、及びローカルコントローラ380が不調アンテナ
検出装置として機能する。
【0025】なお、出口ゲート300の出口ゲート制御
センター330は、図示しない中央コンピュータへ接続
し、この中央コンピュータにおいて、後述するように不
調アンテナを検出するようにしてもよい。また、詳細は
後述するが料金所アンテナ制御装置毎に不調アンテナを
検出するようにしてもよい。
【0026】次に、車両に積載される車載機30の構成
を説明する。図4に示すように車載機30は、後述する
路上機から送信された信号を受信する受信アンテナ32
を備えている。受信アンテナ32は、受信アンテナ32
で受信された変調波を検波し、データ信号を得る検波回
路34に接続されている。検波回路34は、データ信号
受信回路44を介してマイクロコンピュータを含んで構
成された信号処理回路46に接続されている。
【0027】信号処理回路46には、入口ゲート番号、
入口アンテナ番号、途中経路情報、IDコードや車種情
報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコードを
含むデータ信号等を応答信号として送信する送信回路5
0が接続されており、この送信回路50は送受信アンテ
ナ52に受信された無変調の搬送波である問合せ信号を
信号処理回路46からのデータ信号で変調して送受信ア
ンテナ52を介して返送する。
【0028】この信号処理回路46には、到達可能範囲
等を表示するLCDやCRTで構成されたディスプレイ
54及び信号処理回路46に選択信号等の信号を入力す
るテンキー56が接続されている。また、信号処理回路
46には、ICカード62が着脱可能なICカードリー
ドライト装置60が接続されている。
【0029】なお、車載機にはイグニッションオン時に
車載バッテリーから常時電源が供給されている。
【0030】次に、車載機30と通信を行う路上機につ
いて、出口ゲート300に設けられた路上機を例にして
説明する。なお、説明を簡単にするため、レーン302
を走行する車両に対する電波の授受を担当する料金所ア
ンテナ342及び料金所アンテナ制御装置332Aを用
いて説明する。
【0031】図5に示すように、レーン302を走行す
る車両を担当する料金所アンテナ342は、送信アンテ
ナ22及び送受信アンテナ26から構成されている。料
金所アンテナ制御装置332Aは、マイクロコンピュー
タを含んで構成された信号処理回路12を備えている。
信号処理回路12は、命令を含むデータ信号(通信要求
信号)を送信する送信回路14に接続されている。送信
回路14はミキサー18を介して送信アンテナ22に接
続されている。ミキサー18には所定周波数の搬送波を
発生する搬送波発生回路20が接続されており、ミキサ
ー18は送信回路14から入力される信号と搬送波発生
回路20から入力される搬送波とをミックスし、送信回
路14から入力された信号で搬送波発生回路20から入
力された搬送波を変調する。また、送信アンテナ22か
らはこの変調波が電波として送信される。
【0032】搬送波発生回路20には、図4に示す車載
機30から変調されて返送され送受信アンテナ26で受
信された変調波からデータ信号を取り出す送受信回路2
4が接続されている。この送受信回路24は信号処理回
路12に接続されている。
【0033】なお、出口ゲート300における他のアン
テナの構成は、上記と同様の構成であるため説明を省略
する。また、入口ゲート100、及び途中経路200に
おける各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構成も、
上記と略同様の構成であるため、説明を省略する。
【0034】次に、本実施例の処理を説明する。先ず、
本実施例の車載機と路上機との間で行われるハンドシェ
イクによる基本的な信号の送受信(交信)の概略を入口
ゲート100、途中経路200、及び出口ゲート300
の各々の一例を順に図6乃至図8を参照し説明する。
【0035】なお、以下の説明では、車載機と路上機の
交信時に車載機に起因する交信不良が生じた場合には、
後述する入口情報や経路情報を車載機が記憶することが
出来ないので、車載機不調と判定し、交信が初期化(最
初の処理から実行されるように設定すること)されるも
のとする。
【0036】先ず、入口ゲート100では、図6に示す
ように、車載機からの応答信号を受信するまで連続波か
らなる問合わせ信号を路上機から送信する(処理内容I
n1を送信する通信1)。
【0037】車載機は、問合わせ信号を受信すると車載
機と路上機との間で相互に認識しハンドシェイクを行う
ための識別情報としての認証1を付与した応答信号1を
生成した後に、応答信号1を送信する(処理内容Tg1
を送信する通信2)。この応答信号1の送信は、受信し
た問合せ信号を搬送波として自車を特定する識別コード
であるIDコードで搬送波を変調した変調波を応答信号
として送信することができる。
【0038】路上機では、車載機からの応答信号1を受
信すると、上記車載機から送信される認証1に対する応
答、及びハンドシェイクをする路上機の証、例えばアン
テナ番号による認証2を含む応答信号を生成した後に、
送信する(処理内容In2を送信する通信3)。
【0039】車載機では、応答信号を受信すると、応答
信号に含まれる認証1が送信した認証1と一致するか否
かを判断し、認証1が一致したときには、路上機から送
信された認証2に対する応答信号2を生成し、送信する
(処理内容Tg2を送信する通信4)。なお、応答信号
を受信しないときには、所定時間を経過するかまたは、
応答信号を受信せずに所定時間を経過して応答信号を送
信することの繰り返し(リトライ)を所定回数(本実施
例では3回)行うまで、応答信号1の送信を繰り返す。
また、所定回数のリトライを行っても応答信号を受信し
ないときには、前記処理を最初から実行する。また、上
記認証1が一致せずに否定判断の場合にも同様に所定回
数だけリトライを繰り返すために前記処理を実行する。
【0040】路上機では、車載機からの応答信号を受信
すると、応答信号に含まれる認証2が送信した認証2と
一致するか否かを判定し、認証2が一致したときに、車
載機と路上機との間で相互に認識されたと判定する。こ
の時点でハンドシェイクが成立したものとして、入口ゲ
ートに関するデータ1を送信する(処理内容In3を送
信する通信5)。
【0041】入口ゲートの路上機が送信するデータ1に
は、入口ゲートであることを表すゲート情報、入口ゲー
トを識別するためのゲート番号、送信するアンテナを識
別するためのアンテナ番号、年月日時分がある。
【0042】なお、路上機における信号受信は、前記車
載機において実行されたように、所定時間を経過したと
きに行われるリトライを所定回数(例えば、3回)行っ
たか否かによって再度処理するようにしてもよい。この
ようにすることにより路上機側でも信号待ち状態のまま
処理が継続することがない。
【0043】車載機では、データ1を受信すると共に、
受信したデータ1を入口情報として記憶する。また、車
載機に関するデータ2を送信する(処理内容Tg3を送
信する通信6)。
【0044】この車載機から送信するデータ2は、デー
タ1の受信が正しく完了したことを表すOKフラグ(例
えば、OKで正しく完了したときにセット、NGのとき
にリセットされるフラグ)があり、また、車両番号、車
種、及び軸数等を表す車両情報を含むことができる。ま
た、データ2の送信完了と共にハンドシェイクを解消す
る。
【0045】路上機では、データ2を受領すると(処理
内容In4)、受領の完了と共にハンドシェイクを解消
する。この後に、前記処理内容In1から再び実行す
る。
【0046】なお、路上機では、データ1を送信した
が、データ2が車載機から送信されない場合があるの
で、前記車載機において実行されたように、所定時間を
経過したときに行われるリトライを所定回数行う用よう
にしてもよい。
【0047】次に、途中経路における交信を図7を参照
して説明する。 なお、途中経路における交信は、図6で
説明した入口ゲートにおける交信と略同様のため、同一
部分の詳細な説明は省略する。路上機では、図7に示す
ように、車載機からの応答信号を受信するまで連続波か
らなる問合わせ信号を路上機から送信する(処理内容C
k1を送信する通信1)。
【0048】車載機は、問合わせ信号を受信すると識別
情報としての認証1を付与した応答信号1を生成した後
に、応答信号1を送信する(処理内容Tg1を送信する
通信2)。
【0049】路上機では、車載機からの応答信号1を受
信すると、上記車載機から送信される認証1に対する応
答、及びハンドシェイクをする路上機の証、例えばアン
テナ番号による認証2を含む応答信号を生成した後に、
送信する(処理内容Ck2を送信する通信3)。
【0050】車載機では、応答信号を受信し、応答信号
に含まれる認証1が一致したときには、路上機から送信
された認証2に対する応答信号2を生成し、送信する
(処理内容Tg2を送信する通信4)。
【0051】路上機では、車載機からの応答信号を受信
し、応答信号に含まれる認証2が一致したときに、車載
機と路上機との間で相互に認識されたと判定する。この
時点でハンドシェイクが成立したものとして、途中経路
に関するデータ1を送信する(処理内容Ck3を送信す
る通信5)。
【0052】この途中経路における路上機が送信するデ
ータ1には、途中経路であることを表すゲート情報、途
中経路を識別するためのゲート番号(経路番号等)、送
信するアンテナを識別するためのアンテナ番号、車線番
号及び年月日時分がある。
【0053】車載機では、データ1を受信して経路情報
として記憶する。また、車載機に関するデータ2を送信
する(処理内容Tg3を送信する通信6)。
【0054】この途中経路において車載機から送信する
データ2は、今回のデータ1の受信が正しく完了したこ
とを表すOKフラグ(例えば、OKで正しく完了したと
きにセット、NGのときにリセットされるフラグ)、前
記入口ゲートで受信した入口情報、及び他の途中経路に
おいて受信したデータ1の内容等がある。
【0055】路上機では、データ2を受領すると(処理
内容Ck4)、受領の完了と共にハンドシェイクを解消
する。この後に、前記処理内容Ck1から再び実行す
る。
【0056】次に、出口ゲート300における交信を図
8を参照して説明する。なお、出口ゲートにおける交信
は、上記で説明した入口ゲート及び途中経路における交
信と略同様のため、同一部分の詳細な説明は省略する。
【0057】出口ゲートの路上機では、図8に示すよう
に、車載機からの応答信号を受信するまで連続波からな
る問合わせ信号を路上機から送信する(処理内容Out
1を送信する通信1)。
【0058】車載機は、問合わせ信号を受信すると識別
情報としての認証1を付与した応答信号1を生成した後
に、応答信号1を送信する(処理内容Tg1を送信する
通信2)。
【0059】路上機では、車載機からの応答信号1を受
信すると、上記車載機から送信される認証1に対する応
答、及びハンドシェイクをする路上機の証、例えばアン
テナ番号による認証2を含む応答信号を生成した後に、
送信する(処理内容Out2を送信する通信3)。
【0060】車載機では、応答信号を受信し、応答信号
に含まれる認証1が一致したときには、路上機から送信
された認証2に対する応答信号2を生成し、送信する
(処理内容Tg2を送信する通信4)。
【0061】路上機では、車載機からの応答信号を受信
し、応答信号に含まれる認証2が一致したときに、車載
機と路上機との間で相互に認識されたと判定する。この
時点でハンドシェイクが成立したものとして、入口ゲー
トに関するデータ1を送信する(処理内容Out3を送
信する通信5)。
【0062】この出口ゲートの路上機が送信するデータ
1には、出口ゲートであることを表すゲート情報、出口
ゲートを識別するためのゲート番号、送信するアンテナ
を識別するためのアンテナ番号、及び年月日時分があ
る。
【0063】車載機では、データ1を受信して出口情報
として記憶する。また、車載機に関するデータ2を送信
する(処理内容Tg3を送信する通信6)。
【0064】この出口ゲートにおいて車載機から送信す
るデータ2は、今回のデータ1の受信が正しく完了した
ことを表すOKフラグ、前記入口ゲートで受信した入口
情報、及び途中経路で受信した経路情報、車両番号や車
種や軸数等を表す車両情報、キャッシュカードやプリペ
イドカード等のカードの種類を表すカード情報、カード
の番号やカードの残高情報がある。
【0065】路上機では、データ2を受領すると通行料
金を算出する(処理内容Out4)。これと共に、上記
のカードの番号を用いて予め用意された不正使用や支払
い不能のカードを列挙したブラックリストと照合する。
このブラックリスト上にデータ2に含まれるカードの番
号が存在するときには、料金を徴収が困難な場合がある
ので、別処理として、不正通行車撮影システム350、
及び料金手払システム321と連携させるために、作動
信号を出力することができる。
【0066】処理内容Out4が終了し、カード情報が
通行料金を電波通信によって自動的に収受可能なカード
であるときには、データ3を送信する(処理内容Out
5を送信する通信7)。
【0067】この出口ゲートの路上機が送信するデータ
3には、今回のデータ2の受信が正しく完了したことを
表すOKフラグ、通行料金、ブラックリストの照合結果
(カードの番号が含まれない時にOKを表すフラグ)が
ある。
【0068】車載機では、データ3を受信し、プリペイ
ドカードならば当該プリペードカードから受信した通行
料金を引き落とす。また、車載機では、このデータ3を
料金情報として記憶すると共に、適正に通行料金が引き
落とされたことを表すデータ4を送信する(処理内容T
g4を送信する通信8)。
【0069】路上機では、車載機からのデータ4を受信
すると、通信6で得た入口情報及び経路情報を用いて後
述するように、統計処理を行って不調アンテナ検出処理
をした後に(処理内容Out6)、ゲートに対して不調
アンテナが存在することを通報するか否かを判定する
(処理内容Out7)。存在すると判定された場合に
は、検出された不調アンテナが設置されている該当する
ゲートに対してアンテナを識別するためのアンテナ番号
を送信するかまたはプリントアウトする。
【0070】なお、上記データ3の受領の完了と共にハ
ンドシェイクを解消する。また、処理内容Out7の後
に、前記処理内容Out1から再び実行する。
【0071】次に、出口ゲート300における処理内容
Out7に相当する不調アンテナ検出処理のための統計
処理の詳細を図9のフローチャートを参照して説明す
る。
【0072】本実施例の不調アンテナ検出処理は、出口
ゲート300において、入口情報及び経路情報を用いて
これまで或るゲートの通過回数が所定回数(本実施例で
は、100回)になると、その或るゲートのアンテナ毎
の通信率を求め、予め定めた通信率と比較することによ
って不調アンテナを検出するものである。
【0073】なお、以下の説明では、入口ゲートから出
口ゲートまでに含まれる或るゲートをゲート番号n(1
≦n≦N:Nは全ゲート数)と表記すると共に、このゲ
ート番号nのゲートに設置されたアンテナをアンテナ番
号m(1≦m≦Mn :Mn はゲート番号nのゲートのア
ンテナ数)と表記し、ゲート番号nにおける通信確率を
演算するためのカウンタ値をカウンタ値Cn と表記し、
ゲート番号nのゲートにおける各アンテナの通信確率を
通信確率Pnm(ゲート番号nのゲートにおけるアンテナ
番号mのアンテナの通信確率)と表記する。
【0074】また、次に示すゲート番号及びアンテナ番
号に対する通信確率を表すテーブルを記憶及び読みだし
をするものとする。
【0075】
【表1】
【0076】上記処理内容Out6へ処理が移行する
と、ローカルコントローラ380は、図9の統計処理を
開始する。先ず、図9のステップ100において上記通
信6で得た入口情報及び経路情報に含まれる1つのゲー
ト番号n及びアンテナ番号mを読み取る。次のステップ
102では、読み取ったゲート番号nに存在する全ての
アンテナの通信確率Pnmをテーブルから読み取ると共
に、カウンタ値Cnを読み取る。なお、カウンタ値Cn
の初期値は0に設定されるものとする。次のステップ1
04では、次の式(1)を参照してゲートnにおける全
アンテナの通信確率を演算する。
【0077】
【数1】
【0078】(但し、k≠m)
【0079】すなわち、ゲート番号nのゲートにおける
全アンテナの通信確率の総和は、次の式(2)に示すよ
うに、1になる。
【0080】 Pn1+Pn2+Pn3+・・・+Pnm+・・・+PnMn =1 ・・・(2)
【0081】従って、上記のステップ104では、上記
の式(2)がゲート番号nのゲートを車両が100回通
過する場合に成立する確率演算式とすると、式(1)に
示すように1車両の通過の度に当該車両が交信したアン
テナに対する通信確率が1/100増加すると共に、そ
れ以外のアンテナに対する通信確率は各々1/100を
残存するアンテナの数で除算した値だけ減少するように
演算すればよいことになる。この式(2)は、100回
毎の平均値を求めることに相当する。
【0082】次のステップ106では、カウンタ値Cn
をインクリメントし、次のステップ108においてCn
=100か否かを判断することによって、ゲート番号n
のゲート通過した車両からの入口情報または経路情報に
よる通信確率の演算回数が100回になったか否かを判
断し、まだ100回に至らない場合はステップ126へ
進む。
【0083】Cn=100でステップ108において肯
定判断の場合には、このゲートnの次回の演算のために
ステップ110においてカウンタ値Cnをリセット(C
n=0)し、次のステップ112においてアンテナ番号
mとして初期値(本実施例では1番目のアンテナ番号、
m=1)が設定される。
【0084】次のステップ114では、設定されたアン
テナ番号mの基準値Snmを設定する。この基準値S
nmは、100台の車両がゲートnを通過したときのアン
テナ番号mのアンテナの予め定めた標準的な通信確率、
または100台の車両通過によって前回処理によって求
めたゲートnのアンテナ番号mのアンテナの通信確率を
採用することができる。この基準値として、前回の求め
た通信確率を用いれば、以下に説明するように不調アン
テナ検出はすでに行われているので、今回の処理で再度
検出されることが抑制される。
【0085】次のステップ116では、上記基準値を用
いて設定されたアンテナ番号mの上下限値MINnm、M
AXnmを次の式(3)を参照して演算する。
【0086】
【数2】
【0087】但し、D:1つのアンテナに対する許容回
【0088】図10(1)には、一例としてアンテナが
5台設置されたゲートnにおける基準となる通信確率と
アンテナとの関係を示した。図から理解されるように、
設定されたアンテナ番号mの基準値Snmを設定され、ア
ンテナ番号mの上下限値MINnm、MAXnmが設定され
る。
【0089】次のステップ118では、MINnm<Pnm
<MAXnmか否かを判断することによって、演算された
通信確率Pnmが許容範囲内であるか否かを判断する。P
nm≧MAXnmの場合、また、図10(2)に示すよう
に、MINnm≧Pnmの場合には、許容範囲を下回るの
で、ステップ118では否定判断され、ステップ122
においてNG判定が決定される。一方、通信確率Pnm
許容範囲内である場合には、ステップ118で肯定判断
され、ステップ120においてOK判定が決定される。
【0090】次のステップ124では、カウンタ値がゲ
ートnの最大アンテナ番号であるか否かを判定すること
によって、ゲートnに設置されたアンテナ全てについて
上記処理が終了したか否かを判断し、否定判断の場合に
はステップ114へ戻り、全アンテナの処理が終了する
まで上記処理を繰り返し実行する。一方、ステップ12
4で肯定判断された場合似は、ステップ126へ進む。
【0091】ステップ126では、上記通信6で得た入
口情報及び経路情報に他のゲート番号nが含まれるか否
かを判断することによって全ゲートに対する演算が終了
したか否かを判断する。この入口情報及び経路情報に他
のゲート番号nが含まれる場合にはステップ126で否
定判定され、ステップ100へ戻り上記の処理を繰り返
し実行する。一方、他のゲート番号nが無のときは肯定
判定されて本ルーチンを終了する。
【0092】このようにして、各ゲートのアンテナ毎に
不調アンテナの判定を行い、NG判定されたアンテナ番
号のアンテナを不調アンテナとして検出できる。検出さ
れた不調アンテナは、出力装置390によって通報され
る。この通報には、プリンタによる印刷でオペレータに
通報することやモデム装置によって該当するゲートまた
はゲートの管理装置へ自動的に通報することができる。
【0093】以上説明したように、本実施例では、車載
機に記憶された路上機のアンテナを表す情報から統計処
理することによって、路上機の不調アンテナを定期的に
検出することができるので、路上機の状態を常時監視で
きる。このため、不調アンテナの補修や点検を早期に実
施することができ、良好な交信状態を維持することがで
きる。
【0094】また、不調アンテナ検出のための統計処理
として、路上機側のアルゴリズムを変更することによっ
て実現が可能であるため、車載機側に新規なアルゴリズ
ムを追加する事が生じない。また、路上機と車載機との
交信に用いる情報としてアンテナ番号を追加するのみで
上記処理を実現可能であるので、複雑な装置構成とする
ことなく、従来の装置を用いて安価な構成で実現でき
る。さらに、本アルゴリズムの追加による情報の欠落や
不良等が生じることがないので、信頼性が低下すること
がない。
【0095】さらに、車載機から受信した情報によって
不調アンテナを検出することができるので、不調アンテ
ナ検出を行うための、路上機毎の巡回点検や定期点検の
必要がなく、作業効率や運用効率を向上させることがで
きる。
【0096】次に、第2実施例を説明する。上記第1実
施例では、出口ゲートにおいて入口ゲート及び途中経路
に設置されたアンテナの不調を検出したが、本実施例は
入口ゲート以降のゲートにおいてそれ以前のゲートにお
ける不調アンテナを検出することを可能にしたものであ
る。なお、本実施例の構成は、上記実施例と略同様の構
成であるため、同一の構成には同一符号を付し詳細な説
明を省略する。また、本実施例の車載機30と通信を行
う路上機は、説明を簡単にするため、出口ゲート300
に設けられた、レーン302を走行する車両に対する電
波の授受を担当する料金所アンテナ342及び料金所ア
ンテナ制御装置332Aから構成される路上機を例にし
て説明する。図11に示すように、料金所アンテナ34
2に接続された料金所アンテナ制御装置332Aは、マ
イクロコンピュータを含んで構成された信号処理回路1
2を備えている。本実施例の信号処理回路12には、上
記実施例で説明したテーブルを記憶するためのテーブル
メモリ13が接続されると共に、プリンタ装置や電話回
線と接続するためのモデム装置等の出力装置390が直
接接続されている。この信号処理回路12には、上記実
施例で説明した不調アンテナ検出処理(図9)を実行す
るためのプログラムが記憶されている。
【0097】なお、出口ゲート300における他のアン
テナの構成は、上記と同様の構成であるため説明を省略
する。また、途中経路200における各々のアンテナ及
びアンテナ制御装置の構成も、上記と略同様の構成であ
るため、説明を省略する。
【0098】このように、本実施例では、アンテナ制御
装置毎に不調アンテナ検出処理をすることができるの
で、車載機に記憶されたアンテナに関する情報を出口ゲ
ートまで未使用状態を維持することなく、車両が通過す
る途中経路や出口ゲートの1つのアンテナを担当するア
ンテナ制御装置において利用することができる。従っ
て、より近いゲートにおいて、不調アンテナを早期に検
出することができ、不調アンテナの補修や点検を早期に
実施することが可能であると共に、良好な交信状態を維
持することができる。
【0099】なお、途中経路において不調アンテナを検
出するためには、図8に示した出口ゲートにおける処理
Out6,Out7を図7に示す途中経路における処理
Ck4で行うようにすればよい。
【0100】上記実施例では、全てのゲートの全てのア
ンテナに対する通信確率をテーブルとして記憶するよう
にしたが、このようにすると、メモリ容量が大きくなる
ので、コスト高になる。また、計算時間が増加する。こ
のようなメモリ容量の増加を抑制するためには、テーブ
ルとして保持するゲートの数を減少させればよい。例え
ば、ゲート番号nの或るゲートでは、所定数の例えば、
ゲート番号(n−1),(n+1)の隣り合うゲートに
設置されたアンテナについてのみ記憶するようにすれば
よい。このようにすることによって、メモリ容量を少な
く出来るとともに、計算時間を短縮することができる。
また、検出される不調アンテナは、検出したゲートに近
いゲートであるため、不調アンテナの補修や点検を早期
に実施することが可能である。
【0101】上記実施例において、1つの通信エリアを
重複するようにアンテナを複数設置することによって、
1つのアンテナが不調と検出された場合であっても、そ
の通信エリアを担当する他のアンテナによって交信が可
能となるので、不調アンテナの補修や点検を実施した場
合であっても、その通信エリアを休止(システムダウ
ン)させることなく、稼働させることができる。
【0102】なお、上記実施例では、車載機から路上機
へ送信するデータとして、車両の挙動を表す挙動情報を
含ませることによって、路上側において落下物の発見や
道路状況の認識に用いることができる。この挙動情報に
は、急ハンドル等の操舵変化を表す情報やスリップ等の
路面に関する情報がある。この場合、図12に示すよう
に、車載機30の構成として、段差や急ハンドル等の操
舵を検出するためのGセンサ58A、及びスリップ率を
検出するためのABSコントローラを車載機の信号処理
回路46に接続する。車載機では、Gセンサ58Aから
の信号及びABSコントローラからの信号を挙動情報す
ると共に、最も近くで通過したゲートのゲート番号また
はその位置を含む両側のゲートのゲート番号を位置情報
として、これらをと共に記憶する。そして、途中経路や
出口ゲートにおいて挙動情報及び位置情報をデータとし
て送信する。路上機では、車載機から送信された挙動情
報及び位置情報のデータから、落下物回避による急ハン
ドル、段差によるG変化、雨や雪等によるスリップ率変
化を検出し、位置情報から該当位置を定める。これによ
って、路上機では、道路状況を把握することができ、早
期に対処や報知することができる。
【0103】なお、他の挙動情報としては、サスペンシ
ョンの変化率を検出すること、操舵角、操舵角速度及び
操舵角加速度を検出すること、ヨーレイトセンサによっ
て検出することによって得ることができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1のゲートで路上アンテナから送信されるゲート情報を
第2のゲートで車両用通信装置から送信し、このゲート
情報の数から第1のゲートの各アンテナ毎の通信確率を
路上機で計算し、通信確率と基準値との差が所定値を越
えた路上アンテナを不調アンテナとして検出しているの
で、不調のアンテナがいずれの路上アンテナかを特定す
ることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な自動料金収受装置を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の自動料金収受装置の出口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図3】出口ゲートにおいて不調アンテナ検出のための
要部概略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例の車載機を示すブロック図である。
【図5】路上機の一例を示すブロック図である。
【図6】入口ゲートにおいて、車載機と路上機との間で
行われるハンドシェイクによる基本的な信号の送受信
(交信)の概略を示す処理説明図である。
【図7】途中経路において、車載機と路上機との間で行
われるハンドシェイクによる基本的な信号の送受信(交
信)の概略を示す処理説明図である。
【図8】出口ゲートにおいて、車載機と路上機との間で
行われるハンドシェイクによる基本的な信号の送受信
(交信)の概略を示す処理説明図である。
【図9】路上機における不調アンテナ検出のための統計
処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図10】アンテナと通信確率の関係を説明するための
説明図である。
【図11】第2実施例の車載機の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】道路情報把握のために用いる車載機構成の一
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
30 車載機 300 出口ゲート 332 料金所アンテナ制御装置 342 料金所アンテナ 380 ローカルコントローラ 390 出力装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のゲート毎に複数の路上アンテナを
    備えた路上機と、前記路上機と電波信号により情報を授
    受するために車両に搭載された車載用通信装置との間で
    交信するための路車間通信方法であって、 前記車両が第1のゲートを通過する際に第1のゲートの
    路上アンテナから送信される当該第1のゲートに関連す
    るゲート情報を前記車両用通信装置で受信すると共に、
    受信したゲート情報を第2のゲートにおいて送信し、 複数の前記車両用通信装置からのゲート情報を前記第2
    のゲートで受信すると共に、受信した第1のゲートに対
    応するゲート情報の数が所定数に達した際に第1のゲー
    トの各アンテナ毎の通信確率を計算し、 前記通信確率と予め定めた基準値とを前記路上アンテナ
    毎に比較し、前記通信確率と予め定めた基準値との差が
    所定値を越えた路上アンテナを不調アンテナとして検出
    する、 路車間通信方法。
  2. 【請求項2】 複数のゲート毎に複数の路上アンテナを
    備えた路上機と、前記路上機と電波信号により情報を授
    受するために車両に搭載された車載用通信装置との間で
    交信する路車間通信装置において、 前記車両が第1のゲートを通過する際に受信する第1の
    ゲートの路上アンテナから送信される当該第1のゲート
    に関連するゲート情報を記憶する記憶手段と、記憶した
    ゲート情報を第2のゲートにおいて送信する送信手段
    と、を備えた車両用通信装置と、 複数の前記車両用通信装置からのゲート情報を前記第2
    のゲートで受信する路側受信手段と、受信した第1のゲ
    ートに対応するゲート情報の数が所定数に達した際に第
    1のゲートの各アンテナ毎の通信確率を計算する通信確
    率演算手段と、前記通信確率と予め定めた基準値とを前
    記路上アンテナ毎に比較する比較手段と、前記通信確率
    と予め定めた基準値との差が所定値を越えた路上アンテ
    ナを不調アンテナとして検出する検出手段と、を備えた
    路上機と、 を含むことを特徴とする路車間通信装置。
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