JPH083047Y2 - アンテナ駆動用電動機構 - Google Patents

アンテナ駆動用電動機構

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JPH083047Y2
JPH083047Y2 JP7524289U JP7524289U JPH083047Y2 JP H083047 Y2 JPH083047 Y2 JP H083047Y2 JP 7524289 U JP7524289 U JP 7524289U JP 7524289 U JP7524289 U JP 7524289U JP H083047 Y2 JPH083047 Y2 JP H083047Y2
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motor base
casing
rotor
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bearing
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JP7524289U
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次郎 原田
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Harada Industry Co Ltd
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Harada Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等の車輌に装備される車両用アンテナ
を伸縮動作させるためのアンテナ駆動用電動機構に関す
る。
[従来の技術] 一般にこの種の電動機構は、アンテナ伸縮装置のハウ
ジングに取付けられたモータと、このモータの回転軸に
取付けたウォームギヤと、このウォームギヤと噛合する
如く上記ハウジングに取付けられ、クラッチ機構等を介
してアンテナ伸縮部へ動力を伝達するためのウォームホ
イールとで構成されている。そして、上記モータは、通
常の場合、円筒状のケーシングの内周面にステータとし
ての一対のフェライトコアを配設し、その中空部分にロ
ータを回転自在に配設したものとなっている。ここで、
上記ロータの回転軸の一端は、ケーシングの底壁部中央
に設けられた軸受により軸支されている。そして上記回
転軸の他端近傍はケーシングの開口端を閉塞する如く設
けられている平板状のモータベースの中央部に設置され
た軸受により軸支されている。この軸受を介してケーシ
ングの外方へ突出している回転軸の先端部には、前記ウ
ォームギヤが固定されている。
かくしてモータを正回転または逆回転させると、その
回転力がウォームギヤからウォームホイールへと伝達さ
れ、さらにウォームホイールに連結している減速ギヤ,
クラッチ機構,ロープ移送機構,ロープ,アンテナ素
子,といった経路で、アンテナ素子へ伸縮駆動力として
伝達される。
[考案が解決しようとする課題] 上記構成の従来の電動機構には次のような問題点があ
った。すなわち、上記電動機構ではロータの回転軸のモ
ータベース貫通部位が軸受により軸支され、かつ上記回
転軸のモータベースを貫通してケーシングの外方へ突出
している部分にウォームギヤが固定化されている。この
為、ロータ部分のみを新品と交換しようとしてケーシン
グをモータベースから取外しても、ウォームギヤがモー
タベースの軸受部を通過できないことから、ロータの回
転軸をモータベースから引抜くことができない。つま
り、ウォームギヤを回転軸から適宜な解体手段によって
取外すかモータベースの軸受を分解しない限り、ロータ
をモータベースから分離することができない。このた
め、結局はモータベースも一緒に交換しなければなら
ず、経済性の点で問題があった。
また回転軸の他端側は、モータベースを貫通している
部位つまり回転軸の中間部位が軸支されており、その先
端部はフリーな状態となっている。そして上記先端部に
ウォームギヤが取付けられている。したがって上記ウォ
ームギヤにはブレが生じ易い。ウォームギヤにブレが生
じると、このウォームギヤとウォームホイールとがぶつ
かり合って騒音が発生する。またウォームギヤの先端を
ボールを介して受板にて支えるように構成されているも
のにあっては、受板とボールとが擦れあってやはり騒音
が発生する。
そこで本考案の目的は、ウォームギヤが回転軸に取付
けられた状態のまま、ロータをモータベース等から分離
して取出すことができ、ロータ交換等を行なう場合にお
いて好適であると共に、ウォームギヤの先端のブレを最
小限に抑制でき、上記ブレに起因する騒音発生を防止で
きるアンテナ駆動用電動機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決し目的を達成するために次の
ような手段を講じた。すなわちアンテナ伸縮装置のハウ
ジングに固定可能で、かつ中央部位にウォームギヤを挿
通可能な径を有する貫通孔を備えた板状のモータベース
を用意する。このモータベースの一側面に対して開口端
を接合した状態で、有底筒状のケーシングを取付ける。
このケーシングの内周面には例えば一対のフェライトコ
アからなるステータを配設し、このステータの中空部内
で回転可能なようにロータを設ける。このロータにおけ
る回転軸の一端を、ケーシング内で軸支する如く、上記
ケーシングの底壁部に第1の軸受を設置する。前記モー
タベースの貫通孔を通してケーシング外へ導出させた回
転軸の他を、ケーシング外で軸支する如く、上記モータ
ベースの他側面上には、例えばこのモータベースと一体
的に形成されている支持マウント部に支持させた状態で
第2の軸受を設置する。この第2の軸受にて軸支された
回転軸の他端近傍には、ウォームギヤを固定する。
[作用] このような手段を講じたことにより次のような作用が
生じる。すなわち板状のモータベースの他側面上に設置
されている第2の軸受によって、モータベースに形成さ
れている貫通孔を通してケーシング外へ導出された回転
軸の最先端である他端が軸支されている。そしてウォー
ムギヤは、上記回転軸端部が第2の軸受で軸支されてい
る位置よりもロータ中心部に近い位置に固定されてい
る。さらにモータベースに設けてある貫通孔はウォーム
ギヤを通過させ得る大きさの径を有するものとなってい
る。したがってモータベースからケーシングを分離し、
次いでロータをモータベースから引抜き操作すると、ウ
ォームギヤを取付けてある回転軸の部分は、モータベー
スの貫通孔を通過して同モータベースの反対側へ抜け出
てくる。この結果、ロータをケーシングからは勿論、モ
ータベースからも分離した状態で、つまりロータを単独
で外部へ取出すことができる。したがってロータのみを
新品と交換する必要があるような場合、さらにはステー
タ,モータベース等のいずれかを交換したい場合等にお
いて好都合である。
また、ロータの回転軸の他端つまりウォームギヤが取
付けられている位置よりも先端側の端部が軸支されてい
ることから、従来生じていた回転軸他端の「ブレ」が生
じないものとなる。このため上記「ブレ」に起因する騒
音の発生をなくすことができる。
[実施例] 第1図〜第3図は本考案の一実施例の構成を示す図で
あり、第1図は縦断正面図、第2図は第1図のII-II線
矢視相当部を切断して示す側面図、第3図は第1図のII
I-III線矢視相当部を切断して示す底面図である。
第1図〜第3図において、1は自動車用アンテナ伸縮
装置のハウジング(不図示)に固定可能に設けられた板
状のモータベースである。このモータベース1は硬質合
成樹脂等で成形されたものであり、その中央部位には後
述するウォームギヤを挿通可能な直径を有する貫通孔2
が設けられている。モータベース1の一側面(第1図中
上側面)には、整流用ブラシをホルダーにて保持した整
流機構3、コンデンサ,抵抗素子,温度ヒューズ等から
なる火花消去回路4等が装着されている。なお整流機構
3にはモータベース1の他側面(第1図中下側面)から
導入された電源供給用リード線3a,3bが接続されてい
る。モータベース1の他側面には後述する第2の軸受等
を支持するための支持マウント部5が一体的に成形され
ている。6は金属材料にて有底円筒状に形成されたモー
タ・ケーシングである。このケーシング6は、その開口
端を、モータベース1の一側面に接合した状態で取付け
られている。ケーシング6の内周面には着磁された一対
のフェライトコアからなるステータ7が対向配置されて
いる。このステータ7の中空部内には、鉄心にコイルを
巻装してなるロータ8が回転可能な如く設けられてい
る。このロータ8における回転軸9の一端9aを、ケーシ
ング6の内部で軸支する如く、ケーシング6の上底壁部
の中央に形成された軸受保持部6aの内部には、第1の軸
受10aが設置されている。ロータ8における回転軸9の
他端9bは、前記モータベース1の貫通孔2を通してケー
シング6の外方へ導出されているが、その途中のケーシ
ング6内に位置している部分にはコミュテータ11が装着
されている。このコミュテータ11はその外周面が前記整
流機構3におけるブラシと摺接する如く配置され、直流
電源をロータ8のコイルへ極性を切換えながら供給する
ものとなっている。前記支持マウント部5の頂部に形成
されている軸受保持部5bの内部には、第2の軸受10bが
設置されている。この第2の軸受10bは、前記モータベ
ース1の貫通孔2を通してケーシング外へ導出されたロ
ータ回転軸9の他端9bを、ケーシング6の外方にて軸支
する如く設けられたものである。この第2の軸受10bに
て軸支された回転軸9の他端9bの近傍には、ウォームギ
ヤ12が嵌合固定されている。このウォームギヤ12に噛合
して回転する如く、ウォームホイール13が支持マウント
部5の一部に一体的に取付けられている。
第4図は本実施例の作用を説明するための図である。
以下、第4図を適時参照しながら本実施例の作用を説明
する。本実施例のアンテナ駆動用電動機構においては、
第2の軸受10bが板状のモータベース1に直接的に設け
られているのではなく、このモータベース1の他側面上
に形成されている支持マウント部5の頂部5bに設置され
ている。そしてこの第2の軸受10bによって、回転軸9
の一方の最先端である他端9bを軸支するものとなってい
る。すなわちウォームギヤ12が取付けられている位置よ
りも先端側の回転軸端部を、第2の軸受10bで軸支する
ものとなっている。そしてモータベース1にはウォーム
ギヤ12を通過させ得る大きさの径を有する貫通孔2が設
けてある。したがってモータベース1からケーシング6
を分離し、かつロータ8を第4図中太矢印Aで示す如く
モータベース1から引抜き操作すると、ウォームギヤ12
を取付けてある回転軸9の部分が、モータベース1の貫
通孔2を通過して同モータベース1の反対面側(図中上
面側)へ抜け出てくる。この結果、ロータ8をモータベ
ース1さらにはケーシング6とは分離した状態で、つま
りロータ8を単独で外部へ取出すことができる。したが
って例えばロータ8のみを新品と交換する必要があるよ
うな場合、さらにはステータ8,モータベース1等のいず
れかを交換したい場合等において好都合である。
また、ロータ8の回転軸9の他端9bつまりウォームギ
ヤ12が取付けられている位置よりも先端側の端部が軸支
されていることから、従来のようにモータベース貫通部
位であるP点部分を軸支することによって生じた矢印B
で示すような「ブレ」が生じないものとなる。このため
上記「ブレ」に起因する騒音の発生をなくすことができ
る。
さらに、支持マウント部5には、ウォームホイール13
がウォームギヤ12と噛合する如く一体的に組付けられて
いるので、ウォームギヤ12とウォームホイール13との噛
み合い寸法を予め精度よく設定でき、両者間の「ガタツ
キ」や「無理な状態での噛合」を避けることができる。
なお本考案は上記した一実施例に限定されるものでは
ない。たとえば前記実施例では板状のモータベース1と
支持マウント部5とを合成樹脂等の材料で一体成形した
場合を示したが、支持マウント部5をモータベース1と
は別個に設け、これをねじ止め等の手段を用いてモータ
ベース1へ固定化するようにしてもよい。また前記実施
例ではウォームホイール13を支持マウント部5へ一体的
に組付ける例を示したが、ウォームホイール13は図示し
ないハウジング側へ設置するようにしてもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、ロータの回転軸の一端をケーシング
内で軸支する如く、ケーシングの底壁部に第1の軸受を
設置すると共に、モータベースに設けたウォームギヤの
通過が挿通可能な貫通孔を通してケーシング外へ導出さ
せた上記回転軸の他端を、ケーシング外で軸支する如
く、モータベースの他側面上に第2の軸受を設定し、こ
の第2の軸受にて軸支された回転軸の他端近傍にウォー
ムギヤを固定するようにしたので、ウォームギヤが回転
軸に取付けられた状態のまま、ロータをモータベース等
から分離して取出すことができ、ロータ交換等を行なう
場合において好適であると共に、ウォームギヤの先端の
ブレを最小限に抑制でき、上記ブレに起因する騒音発生
を防止できるアンテナ駆動用電動機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例の構成を示す図で、
第1図は縦断正面図、第2図は第1図のII-II線矢視相
当部を切断して示す側面図、第3図は第1図のIII-III
線矢視相当部を切断して示す底面図である。第4図は同
実施例の作用説明図である。 1……モータベース、2……貫通孔、5……支持マウン
ト部、6……ケーシング、7……ステータ(フェライト
コア)、8……ロータ、9……回転軸、10a……第1の
軸受、10b……第2の軸受、11……コミュテータ、12…
…ウォームギヤ、13……ウォームホイール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ伸縮装置のハウジングに固定可能
    で中央部位に貫通孔を設けた板状のモータベースと、こ
    のモータベースの一側面に対し開口端を接合した状態で
    取付けられる有底筒状のケーシングと、このケーシング
    の内周面に配設されたステータと、このステータ内で回
    転可能な如く設けられたロータと、このロータにおける
    回転軸の一端を軸支する如く上記ケーシングの底壁部に
    設置された第1の軸受と、前記モータベースの貫通孔を
    通してケーシング外へ導出された前記回転軸の他端を軸
    支する如く上記モータベースの他側面上に設置された第
    2の軸受と、この第2の軸受にて軸支された前記回転軸
    の他端近傍に固定され前記貫通孔を通過可能な如く設け
    られたウォームギヤとを具備してなるなることを特徴と
    するアンテナ駆動用電動機構。
JP7524289U 1989-06-27 1989-06-27 アンテナ駆動用電動機構 Expired - Lifetime JPH083047Y2 (ja)

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JPH0314809U JPH0314809U (ja) 1991-02-14
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