JP2568785Y2 - パワーウインド用駆動部 - Google Patents

パワーウインド用駆動部

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JP2568785Y2
JP2568785Y2 JP3304392U JP3304392U JP2568785Y2 JP 2568785 Y2 JP2568785 Y2 JP 2568785Y2 JP 3304392 U JP3304392 U JP 3304392U JP 3304392 U JP3304392 U JP 3304392U JP 2568785 Y2 JP2568785 Y2 JP 2568785Y2
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JP
Japan
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motor
power window
housing
magnet
control circuit
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JP3304392U
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JPH0584773U (ja
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仁志 武田
計一 田島
徹 中山
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Priority to GB9307931A priority patent/GB2266389B/en
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車等の車両に適用さ
れてウインドガラスをモータ等によって開閉動作させる
パワーウインドに関し、特にそのモータを含む駆動部の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーウインドはモータ等によってウイ
ンドガラス(窓ガラス)を開閉動作させる構成とされて
おり、例えば図3に示す構成がとられている。同図は模
式的な構成図であり、自動車のウインドの下側車体内に
上下方向にレール2が延設され、スライダ3を上下に摺
動可能に保持している。このスライダ3にはワイヤ4が
連結され、ワイヤ4はレール2の上下端に配設されたプ
ーリ5に巻き掛けられてパワーウインド用駆動部1に連
結され、この駆動部1に設けたモータが駆動されたとき
にワイヤ4を介してスライダ3が上下移動される。又、
スライダ3にはウインドガラス6が取着され、スライダ
3と共に上下移動されたときにサッシ7で画成されるウ
インド空間を開閉する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種のパ
ワーウインドにおいては、ウインドガラス6とサッシ7
との間に手や首等を挟み込むことを防止するための対策
として、ウインドガラス6の開閉動作、即ちモータの回
転を検出しながらモータの回転方向や回転速度を制御す
る構成がとられることがある。このため、従来からパワ
ーウインドの一部にモータ回転を検出するためのセンサ
手段や、モータ回転を制御するための制御回路が設けら
れる。従来、このようなセンサ手段や制御回路は駆動部
とは別個に用意されており、これらを駆動部に取着し、
或いは駆動部とは別体に車両の車体に取着させる構成が
とられている。このため、パワーウインドを構成する部
品数が多くなり、しかもパワーウインドを車両に組付け
る際の工数が繁雑になるという問題が生じている。本考
案の目的は、部品の一体化を図り、構成部品点数の低減
及び組付け工数の低減を図ったパワーウインド用駆動部
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、ハウジング
と、このハウジングに取着された駆動源としてのモータ
と、このモータによりプーリを減速回転動作する伝動機
構と、モータの回転状態を検出するセンサ手段と、この
センサ手段の検出信号に基づいてモータの回転を制御す
る制御回路構体とを備えるパワーウインド用駆動部であ
って、伝動機構,センサ手段,及び制御回路構体をハウ
ジング内に一体的に内装する。ここで、モータのマグネ
ット部と制御回路構体とはモータの軸方向に離間配置す
る。又、センサ手段は、モータの回転軸に固定されたマ
グネットと、このマグネットの周囲に配置された1以上
のホール素子で構成され、マグネットは回転軸に取着さ
れてモータの摺接片を支持する円筒状の基板に支持し、
ホール素子はハウジングに取着されてモータのブラシを
支持する基板に支持させる。
【0005】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の駆動部の一実施例の断面構成図であ
る。ハウジング11は金属材等で形成されており、複数
箇所には車両の車体に固定するためのネジ挿通穴12が
設けられ、かつその側面一部に設けた開口部13にはモ
ータ14が取着される。このモータ14は円筒状をした
モータケース15の中心位置に、一端部をモータケース
15に他端部をハウジング11にそれぞれスラスト軸受
16で軸支した回転軸17を有し、この回転軸17には
鉄芯とコイルで構成されるロータ18を取着している。
又、モータケース15の内周面にはマグネットで構成さ
れるステータ19を取着している。更に、前記回転軸1
7には摺接片20を設けた円筒状の基板21を固定し、
これには前記ハウジング11の開口部13にネジ止め等
により取着した円板状基板22に支持させた導電ブラシ
23を摺接させてブラシ部を構成している。又、前記回
転軸17の他端部にはウォーム24を一体形成してい
る。
【0006】前記ハウジング11内には、前記ウォーム
24に噛合されて伝動機構を構成する大径のウォームギ
ヤ25が軸支持され、このウォームギヤ25には大径の
プーリ26が一体に設けられている。このプーリ26に
は図3に示したパワーウインドのワイヤ4が巻き掛けら
れる。又、ハウジング11の他の箇所には回路基板27
がネジ28によって内装支持されており、この回路基板
27には前記モータ14の回転を制御する制御回路が構
築されて制御回路構体29を構成している。この制御回
路構体29を構成する部品としては、ワンチップマイク
ロコンピュータ30やモータ14の電流路を切り替える
リレースイッチ31があり、前記回路基板27に一体的
に搭載される。ここで、この制御回路構体29は、前記
モータ14のステータ19を構成するマグネットとは、
回転軸17の軸方向に離間されるよう配置されることが
好ましい。更に、ハウジング11の一部にはコネクタ3
2が構成され、図外の外部コネクタと嵌合することで外
部の各種スイッチや電源等と制御回路構体29との電気
接続が行われる。
【0007】更に、前記ハウジング11の開口部位置の
回転軸17には、図2に図1のA−A線断面図を示すよ
うに、円環状をしたマグネットセンサ33が固定され
る。ここでは、このマグネットセンサ33は前記モータ
14のブラシ部を構成している摺接片20を支持してい
る円筒状基板21を利用して回転軸17に一体的に支持
させている。又、このハウジング11の開口部13に取
着した前記円板状基板22には、前記導電ブラシ23と
反対側の面に2個のホール素子34を搭載している。こ
れらホール素子34は前記マグネットセンサ33の円周
2箇所において、両者間に90度の円周角を画成するよ
うに配置しており、回転軸17と共に回転されるマグネ
ットセンサ33の磁極を感知してパルス信号を発生で
き、このパルス信号を利用することで回転軸17の回転
速度等を検出するセンサ手段として構成される。尚、こ
の円板状基板22と前記制御回路構体29の回路基板2
7とはジャンパー線35等により相互に電気接続を行っ
ている。
【0008】この構成の駆動部1によれば、コネクタ3
2を通して外部電源が供給されると、モータ14が駆動
される。このモータ14の駆動により回転軸17が軸転
され、ウォーム24とウォームギヤ25との噛合により
プーリ26を回転させ、ワイヤ4を回動してウインドガ
ラス6を開閉動作させる。又、この回転軸17が回転さ
れると、これに固定したマグネットセンサ33も一体的
に回転され、これに伴ってホール素子34からそれぞれ
パルス信号が発生される。すると、制御回路構体29の
マイクロコンピュータ30は、このパルス信号に基づい
てモータ14の回転方向や回転速度等を検出し、更にウ
インドガラス6の開閉状態等を検出した上でリレースイ
ッチ31を制御し、モータ14の回転を制御し、結果と
してウインドガラスを所要の開閉動作させることにな
る。
【0009】したがって、モータの回転を検出するセン
サ手段と、モータの回転を制御するための制御回路構体
とを、モータ及びそのギヤ機構等と共に1つのハウジン
グに組込むことができ、この駆動部のみでパワーウイン
ドの電気系の殆どを構成することが可能となる。したが
って、図3に示したレール2,スライダ3、ワイヤ4等
と共にこの駆動部1を一体的に組立てて1つのユニット
として構成しておけば、自動車等へのパワーウインドの
組み付けはこの1つのユニットを組み込むだけけでよ
く、作業を極めて容易なものにすることができる。
【0010】又、ここでは、制御回路構体29をモータ
14のステータ19を構成するマグネットに対して回転
軸17の軸方向に離間させるようにハウジングを構成し
ているので、このマグネットの磁界が制御回路構体29
に影響することが少なくなり、マグネットにより制御回
路構体へのEMI障害を未然に防止することができる。
更に、ここでは、センサ手段を構成するマグネットセン
サ33を、モータのブラシ部を構成する摺接片20を支
持する円筒状基板21によって回転軸17に支持させて
いるため、ブラシ部を組み付けるのと同時にマグネット
センサ33の組み付けが完了される。一方、ホール素子
34もハウジング11の開口部に取着した円板状基板2
2に導電ブラシ23と共に搭載されているため、円板状
基板22をハウジング11に取着すれば、導電ブラシ2
3とホール素子34とを同時に組み付けることになり、
この作業も簡略化できる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、パワーウ
インドを構成するモータをハウジングに取着するととも
に、このハウジング内にモータの伝動機構,センサ手
段,及び制御回路構体を一体的に内装しているので、駆
動部を1つのユニットとして構成でき、パワーウインド
を構成する部品点数を低減し、車両へのパワーウインド
の組付作業を簡略化することができる効果がある。又、
モータのマグネット部と制御回路構体とをモータの軸方
向に離間配置することで、制御回路構体をモータが原因
とされるEMI障害から防止することができる。又、セ
ンサ手段は、モータの回転軸に固定されたマグネット
と、その周囲に配置された1以上のホール素子で構成
し、かつマグネットはモータの摺接片を支持する円筒状
の基板に支持し、ホール素子はモータのブラシを支持す
る基板に支持しているので、駆動部自体の部品点数を低
減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるパワーウインド用駆動部の断面
図である。
【図2】図1のA−A線に相当する断面図である。
【図3】本考案が適用されるパワーウインドの一例を示
す模式的な構成図である。
【符号の説明】
1 パワーウインド駆動部 6 ウインドガラス 11 ハウジング 14 モータ 17 回転軸 21 円筒状基板 22 円板状基板 24 ウォーム 26 プーリ 27 回路基板 29 制御回路構体 33 マグネットセンサ 34 ホール素子

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングに取着さ
    れた駆動源としてのモータと、このモータによりプーリ
    を減速回転動作する伝動機構と、前記モータの回転状態
    を検出するセンサ手段と、このセンサ手段の検出信号に
    基づいて前記モータの回転を制御する制御回路構体とを
    備えるパワーウインド用駆動部において、前記伝動機
    構,センサ手段,及び制御回路構体を前記ハウジング内
    に一体的に内装したことを特徴とするパワーウインド用
    駆動部。
  2. 【請求項2】 前記モータのマグネット部と、前記制御
    回路構体とをモータの軸方向に離間配置してなる請求項
    1のパワーウインド用駆動部。
  3. 【請求項3】 センサ手段は、モータの回転軸に固定さ
    れたマグネットと、このマグネットの周囲に配置された
    1以上のホール素子で構成され、マグネットは前記回転
    軸に取着されてモータの摺接片を支持する円筒状の基板
    に支持し、前記ホール素子はハウジングに取着されてモ
    ータのブラシを支持する基板に支持してなる請求項1又
    は2のパワーウインド用駆動部。
JP3304392U 1992-04-21 1992-04-21 パワーウインド用駆動部 Expired - Lifetime JP2568785Y2 (ja)

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US08/047,437 US5351439A (en) 1992-04-21 1993-04-15 Power window apparatus having improved safety device
GB9514231A GB2289351B (en) 1992-04-21 1993-04-16 Power window apparatus having improved safety device
GB9307931A GB2266389B (en) 1992-04-21 1993-04-16 Power window apparatus having improved safety device
DE4312865A DE4312865C2 (de) 1992-04-21 1993-04-20 Antriebseinheit für ein energiebetriebenes Fenster

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