JP2565696Y2 - 小型直流モータ - Google Patents

小型直流モータ

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JP2565696Y2
JP2565696Y2 JP1991093693U JP9369391U JP2565696Y2 JP 2565696 Y2 JP2565696 Y2 JP 2565696Y2 JP 1991093693 U JP1991093693 U JP 1991093693U JP 9369391 U JP9369391 U JP 9369391U JP 2565696 Y2 JP2565696 Y2 JP 2565696Y2
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JP
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motor
output shaft
motor case
brush
brush holder
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宏光 武井
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータケース内にブラ
シ装置を有する小型直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドホン式の携帯用小型テープレコー
ダなどには扁平型のブラシ付き直流モータが用いられ
る。図8は従来の扁平型ブラシ付き直流モータの例を示
す。図8において、扁平なカップ状のモータケース46
の内周面には駆動マグネット47が固定され、モータケ
ース46の開放端には側板49が圧入されている。モー
タケース46の中心孔と側板49の中心凹部にはそれぞ
れメタル軸受48が圧入されており、このメタル軸受4
8と側板49の中心部の凹部に埋められたスラスト受け
座金52によって出力軸45が回転自在に支持されてい
る。出力軸45にはモータケース46内において下から
順に油切り座金53、整流子44、ロータコア41、カ
ラー43が圧入され、これらが出力軸45と共に一体回
転するようになっている。ロータコア41は複数個の突
極を有し、各突極には駆動コイル42が巻回されてい
る。上記側板49にはモータケース46の内面側におい
てブラシホルダ50が固定され、ブラシホルダ50によ
ってブラシ51が保持されている。周知のとおり、ブラ
シ51は2個一組として整流子44の周面に摺接し、ロ
ータの回転位置に応じて駆動コイル42への通電を切り
換えるようになっている。
【0003】上記従来の直流モータによれば、かなり扁
平化されているとはいえ、図8からも分かるように、
ラシ51が駆動コイル42と軸方向に重なる位置に配置
されているため、モータ本体の軸方向寸法lが比較的大
きい。そこで、図9に示すように、駆動コイル42がロ
ータコア41の両面から突出していて、駆動コイル42
よりもモータ中心側に余剰空間があることに着目し、こ
の余剰空間にブラシ51を進出させたものも提案されて
いる。こうすることにより、ブラシ51の略軸方向寸法
に相当する分だけモータの扁平化を図ることができる。
なお、図9に示す例は基本的には図8に示す例と実質同
一であるから、同一の構成部分には同一の符号を付して
説明は省略する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図9に示す従来例によ
れば、モータを扁平化するためのモータ単独での工夫は
限界に近く、さらに扁平化を図ろうとすれば、特性を高
めることができる公性能材料を用いるほかない。しか
し、そうするとコストが高くなるという問題がある。
【0005】本考案は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、モータの特性を決定するマグネッ
トやコア等の材料は通常の材料を用いながら、モータを
各種機器に取付ける場合に、機器の部品配置との関係を
考慮して従来デッドスペースとされていたスペースを有
効に利用できるようにし、もって、機器へのモータ取付
け面を基準としたモータの軸方向寸法を小さくすること
ができるようにした小型直流モータを提供することを目
的とする。
【0006】図10、図11は機器へのモータ取付け時
のデッドスペースの形成を示すもので、ここではテープ
レコーダのキャプスタン駆動系に小型直流モータを適用
した例を示す。図10、図11において、シャーシ61
の凹部には図8又は図9に示すようなモータ60が配置
され、モータ60の出力軸45がシャーシ61から突出
され、この出力軸45の突出部にプーリ62が圧入固着
されている。シャーシ61には軸65によってフライホ
イル63が回転自在に支持されていて、上記プーリ62
とフライホイル63との間にベルト64が掛けられてい
る。このキャプスタン駆動系を含むテープレコーダ全体
はケース68で覆われるが、モータ60から突出した出
力軸45にはプーリ62が一体に設けられていて、この
プーリ62とケース68の内側面との間にデッドスペー
ス69ができる。そこで本考案は、このデッドスペース
にモータの構成部品を配置することができるようにし
て、モータをさらに扁平化可能にしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を
達成するために、略カップ状のモータケースと、このモ
ータケースの内周面に固定された駆動マグネットと、こ
の駆動マグネットと対向すると共に駆動コイルが巻回さ
れたロータコアと、このロータコアの中央に挿着されて
一端を上記モータケースから突出させると共に軸受によ
って回転自在に支承された出力軸と、この出力軸に挿着
された整流子及び該整流子に摺接するブラシとを有する
ブラシ装置と、上記ブラシを保持するブラシホルダとを
備えた小型直流モータにおいて、上記ブラシホルダを
上記モータケースの底面部よりも出力軸側にのみ突出さ
せて上記モータケースの出力軸突出側の底面部に配置す
ると共に、上記整流子は、上記ロータコアよりも出力軸
突出側に配置し、上記ブラシを上記駆動コイルよりもモ
ータ中心側から上記整流子に向かって延び出させた。
【0008】
【作用】ブラシホルダをモータケースの出力軸突出側に
配置することにより、ブラシホルダの厚さ分だけモータ
を薄型化することができる。モータケースから突出した
出力軸にはプーリやギヤなどが取付けられ、周辺にプー
リやギヤなどの突出量に見合った空間ができる。この空
間部分にブラシホルダを配置することができ、モータを
使用した機器の薄型化を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図1ないし図7を参照しながら本考案
にかかる小型直流モータの実施例について説明する。図
1において、扁平なカップ状のモータケース16の内周
面にはリング状の駆動マグネット17が固定され、モー
タケース16の開放端にはモータケースの一部をなす側
板19が圧入されている。モータケース16の中心孔と
側板19の中心凹部にはそれぞれメタル軸受18が圧入
されており、このメタル軸受18と側板19の中心部の
凹部に埋められたスラスト受け座金22によって出力軸
15が回転自在に支持されている。出力軸15にはモー
タケース16内において下から順にロータコア11、整
流子14が圧入され、これらが出力軸15と共に一体回
転するようになっている。ロータコア11は複数個の突
極を有し、各突極には駆動コイル12が巻回されてい
る。ロータコア11の外周面と駆動マグネット17の内
周面は適宜の空間をおいて対向している。
【0010】 上記出力軸15の一端部はモータケース
16から突出している。モータケース16と側板19を
合わせてモータケースを構成しており、このモータケー
スの出力軸15突出側、従って図示の例ではモータケー
ス16側にはブラシホルダ20が配置されている。図
2、図3にも示すように、ブラシホルダ20は、モータ
ケース16に形成された窓孔に埋め込まれてモータケー
ス16の出力軸15の突出側にのみ突出していると共に
ブラシホルダ20の係止部38の突起を溶着することに
よってモータケース16に固定されている。ブラシホル
ダ20からは2個のブラシ21が「ハ」の字を描くよう
にしてモータケース16の底面部16a側に配置され
かつ、上記駆動コイル12よりもモータの中心側の位置
から整流子14の方に向かって延びている。ブラシホル
ダ20の一部はモータケース16から外方に突出してい
る。2個のブラシ21は、駆動コイル12と整流子14
の間の空間を延びて整流子14の周面に摺接している。
ブラシ21と整流子14とでブラシ装置を構成し、ロー
タの回転位置に応じて駆動コイル12への通電を切り換
えることによりロータを回転付勢するようになってい
る。
【0011】図3に示すように、モータケース16の外
端面は機器へのモータの取付け基準面23となってい
る。そして、モータケース16には適宜数の取付け用ね
じ孔24が形成され、機器側の取付け板を貫通したねじ
を上記ねじ孔24に螺入することによりモータを機器に
取付けることができるようになっている。
【0012】上記実施例によれば、ブラシホルダ20を
モータケース16に配置すると共に、このブラシホルダ
20の配置位置を、機器へのモータ取付け状態でデッド
スペースとなるモータケース16の出力軸15突出側と
したため、図1に示すように、モータの取付け基準面か
らの軸方向寸法l′を小さくしてモータの扁平化を図る
ことができる。ちなみに、図8について説明した寸法l
と上記寸法l′との差はブラシホルダ20の軸方向寸法
に相当し、上記実施例によれば、ブラシホルダ20の軸
方向寸法分だけモータの薄型化が可能になる。
【0013】図7は、上記実施例にかかるモータをテー
プレコーダのキャプスタン駆動系に適用した例を示す。
図7において、シャーシ31の凹部には上記実施例のよ
うなモータ30が配置され、モータ30の出力軸15が
シャーシ31から突出され、この出力軸15の突出部に
プーリ32が圧入固着されている。シャーシ31には軸
35によってフライホイル33が回転自在に支持されて
いて、上記プーリ32とフライホイル33との間にベル
ト34が掛けられている。モータケース16から突出し
たブラシホルダ20の一部は、シャーシ31に形成され
た逃げ孔内に位置している。このブラシホルダ20の配
置位置は図11について説明したデッドスペースに相当
する位置である。従って、上記実施例にかかるモータ3
0を各種機器に組み込んだとき、従来デッドスペースと
なっていた部分にブラシホルダを配置することができ、
機器の薄型化を図ることができる。
【0014】上記実施例では1個のブラシホルダ20か
ら2個のブラシ21を「ハ」の字状に延びださせていた
が、1個のブラシホルダから2個のブラシを平行に延び
ださせてもよい。また、図4ないし図6に示すように、
リング部分26で一体に連結された2個のブラシホルダ
25からそれぞれ1個ずつブラシ28を延びださせても
よい。図4ないし図6において、2個のブラシホルダ2
5はモータケース16の中心に対して対称位置に形成さ
れた窓孔に嵌合固定されている。各ブラシホルダ25か
らはそれぞれ1個ずつブラシ28がモータケース16の
中心方向に向かって、かつ、互いに平行に延びている。
この実施例の場合も、ブラシホルダ25をモータケース
16に配置すると共に、このブラシホルダ25の配置位
置を、機器へのモータ取付け状態でデッドスペースとな
るモータケース16の出力軸15突出側としたため、モ
ータの薄型化及びモータを取付ける機器の薄型化を図る
ことができる。
【0015】なお、2個のブラシの配置形態は、これま
で説明したような「ハ」字形、平行形以外に直角形でも
よい。また、本考案にかかるモータは、テープレコーダ
のほか各種機器に適用することができる。特に、出力軸
にプーリやギヤなどが取付けられるものにおいて有効で
ある。
【0016】
【考案の効果】 本考案によれば、ブラシホルダをモー
タケースに配置すると共に、このブラシホルダの配置位
置を、機器へのモータ取付け状態でデッドスペースとな
るモータケースの出力軸突出側としたため、モータケー
スの軸方向寸法をブラシホルダの軸方向寸法に見合う分
だけ小さくしてモータの偏平化を図ることができるし、
モータを取付ける機器の薄型化を図ることができる。
た、ブラシホルダをモータケースの底面部よりも出力軸
側にのみ突出させてモータケースの出力軸突出側の底面
部に配置すると共に、整流子をロータコアよりも出力軸
突出側に配置し、ブラシを駆動コイルよりもモータ中心
側から整流子に向かって延び出させたため、ブラシと駆
動コイルとが軸方向に重なることはなく、モータケース
の軸方向寸法をより一層小さくしてモータの偏平化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる小型直流モータの一実施例を示
す正面断面図。
【図2】同上実施例中のモータケース組の底面図。
【図3】同上モータケース組の正面断面図。
【図4】本考案に適用可能なモータケース組の別の例を
示す底面図。
【図5】同上モータケース組の正面断面図。
【図6】同上モータケース組の平面図。
【図7】本考案にかかるモータの使用例を示す一部断面
正面図。
【図8】従来の小型直流モータの一例を示す正面断面
図。
【図9】従来の小型直流モータの別の例を示す正面断面
図。
【図10】上記従来のモータの使用例を示す平面図。
【図11】同上使用例の一部断面正面図。
【符号の説明】
15 出力軸 16 モータケース 20 ブラシホルダ 21 ブラシ 25 ブラシホルダ 28 ブラシ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略カップ状のモータケースと、このモー
    タケースの内周面に固定された駆動マグネットと、この
    駆動マグネットと対向すると共に駆動コイルが巻回され
    たロータコアと、このロータコアの中央に挿着されて一
    端を上記モータケースから突出させると共に軸受によっ
    て回転自在に支承された出力軸と、この出力軸に挿着さ
    れた整流子及び該整流子に摺接するブラシとを有するブ
    ラシ装置と、上記ブラシを保持するブラシホルダとを備
    えた小型直流モータにおいて、上記ブラシホルダは、上記モータケースの底面部よりも
    出力軸側にのみ突出して上記モータケースの出力軸突出
    側の底面部に配置されると共に、 上記整流子は、上記ロータコアよりも出力軸突出側に配
    置されて、上記ブラシが上記駆動コイルよりもモータ中
    心側から上記整流子に向かって延び出ている ことを特徴
    とする小型直流モータ。
JP1991093693U 1991-10-18 1991-10-18 小型直流モータ Expired - Lifetime JP2565696Y2 (ja)

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JPH0539158U JPH0539158U (ja) 1993-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56139056A (en) * 1980-03-31 1981-10-30 Matsushita Electric Works Ltd Dc motor
JPH027775U (ja) * 1988-06-24 1990-01-18
JPH02104764U (ja) * 1989-02-01 1990-08-21
JP3026258U (ja) * 1995-12-25 1996-07-02 株式会社シグマ 換気扇用汚れ防止カバー

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JPH0539158U (ja) 1993-05-25

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