JPH0539158U - 小型直流モータ - Google Patents

小型直流モータ

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JPH0539158U
JPH0539158U JP9369391U JP9369391U JPH0539158U JP H0539158 U JPH0539158 U JP H0539158U JP 9369391 U JP9369391 U JP 9369391U JP 9369391 U JP9369391 U JP 9369391U JP H0539158 U JPH0539158 U JP H0539158U
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motor
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brush
output shaft
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宏光 武井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータを各種機器に取付ける場合に、機器の部
品配置との関係を考慮して従来デッドスペースとされて
いたスペースを有効に利用できるようにし、もって、機
器へのモータ取付け面を基準としたモータの軸方向寸法
を小さくすることができるようにした小型直流モータを
提供する。 【構成】モータケース16内にブラシ装置を有する小型
直流モータであって、ブラシ21を保持するブラシホル
ダ20をモータケース16に配置すると共に、このブラ
シホルダ20配置位置をモータケース16の出力軸15
突出側とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータケース内にブラシ装置を有する小型直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドホン式の携帯用小型テープレコーダなどには扁平型のブラシ付き直流モ ータが用いられる。図8は従来の扁平型ブラシ付き直流モータの例を示す。図8 において、扁平なカップ状のモータケース46の内周面には駆動マグネット47 が固定され、モータケース46の開放端には側板49が圧入されている。モータ ケース46の中心孔と側板49の中心凹部にはそれぞれメタル軸受48が圧入さ れており、このメタル軸受48と側板49の中心部の凹部に埋められたスラスト 受け座金52によって出力軸45が回転自在に支持されている。出力軸45には モータケース46内において下から順に油切り座金53、整流子44、ロータコ ア41、カラー43が圧入され、これらが出力軸45と共に一体回転するように なっている。ロータコア41は複数個の突極を有し、各突極には駆動コイル42 が巻回されている。上記側板49にはモータケース46の内面側においてブラシ ホルダ50が固定され、ブラシホルダ50によってブラシ51が保持されている 。周知のとおり、ブラシ51は2個一組として整流子44の周面に摺接し、ロー タの回転位置に応じて駆動コイル42への通電を切り換えるようになっている。
【0003】 上記従来の直流モータによれば、かなり扁平化されているとはいえ、図8から も分かるように、整流子51が駆動コイル42と軸方向に重なる位置に配置され ているため、モータ本体の軸方向寸法lが比較的大きい。そこで、図9に示すよ うに、駆動コイル42がロータコア41の両面から突出していて、駆動コイル4 2よりもモータ中心側に余剰空間があることに着目し、この余剰空間に整流子5 1を進出させたものも提案されている。こうすることにより、整流子51の略軸 方向寸法に相当する分だけモータの扁平化を図ることができる。なお、図9に示 す例は基本的には図8に示す例と実質同一であるから、同一の構成部分には同一 の符号を付して説明は省略する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図9に示す従来例によれば、モータを扁平化するためのモータ単独での工夫は 限界に近く、さらに扁平化を図ろうとすれば、特性を高めることができる高性能 材料を用いるほかはない。しかし、そうするとコストが高くなるという問題があ る。
【0005】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、モータの特性 を決定するマグネットやコア等の材料は通常の材料を用いながら、モータを各種 機器に取付ける場合に、機器の部品配置との関係を考慮して従来デッドスペース とされていたスペースを有効に利用できるようにし、もって、機器へのモータ取 付け面を基準としたモータの軸方向寸法を小さくすることができるようにした小 型直流モータを提供することを目的とする。
【0006】 図10、図11は機器へのモータ取付け時のデッドスペースの形成を示すもの で、ここではテープレコーダのキャプスタン駆動系に小型直流モータを適用した 例を示す。図10、図11において、シャーシ61の凹部には図8又は図9に示 すようなモータ60が配置され、モータ60の出力軸45がシャーシ61から突 出され、この出力軸45の突出部にプーリ62が圧入固着されている。シャーシ 61には軸65によってフライホイル63が回転自在に支持されていて、上記プ ーリ62とフライホイル63との間にベルト64が掛けられている。このキャプ スタン駆動系を含むテープレコーダ全体はケース68で覆われるが、モータ60 から突出した出力軸45にはプーリ62が一体に設けられていて、このプーリ6 2とケース68の内側面との間にデッドスペース69ができる。そこで本考案は 、このデッドスペースにモータの構成部品を配置することができるようにして、 モータをさらに扁平化可能にしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するために、ブラシを保持するブラシホルダをモー タケースに配置すると共に、このブラシホルダ配置位置をモータケースの出力軸 突出側とした。
【0008】
【作用】
ブラシホルダをモータケースの出力軸突出側に配置することにより、ブラシホ ルダの厚さ分だけモータを薄型化することができる。モータケースから突出した 出力軸にはプーリやギヤなどが取付けられ、周辺にプーリやギヤなどの突出量に 見合った空間ができる。この空間部分にブラシホルダを配置することができ、モ ータを使用した機器の薄型化を図ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、図1ないし図7を参照しながら本考案にかかる小型直流モータの実施例 について説明する。図1において、扁平なカップ状のモータケース16の内周面 にはリング状の駆動マグネット17が固定され、モータケース16の開放端には モータケースの一部をなす側板19が圧入されている。モータケース16の中心 孔と側板19の中心凹部にはそれぞれメタル軸受18が圧入されており、このメ タル軸受18と側板19の中心部の凹部に埋められたスラスト受け座金22によ って出力軸15が回転自在に支持されている。出力軸15にはモータケース16 内において下から順にロータコア11、整流子14が圧入され、これらが出力軸 15と共に一体回転するようになっている。ロータコア11は複数個の突極を有 し、各突極には駆動コイル12が巻回されている。ロータコア11の外周面と駆 動マグネット17の内周面は適宜の空間をおいて対向している。
【0010】 上記出力軸15の一端部はモータケース16から突出している。モータケース 16と側板19を合わせてモータケースを構成しており、このモータケースの出 力軸15突出側、従って図示の例ではモータケース16側にはブラシホルダ20 が配置されている。図2、図3にも示すように、ブラシホルダ20は、モータケ ース16に形成された窓孔に埋め込むと共にブラシホルダ20の係止部38の突 起を溶着することによってモータケース16に固定されている。ブラシホルダ2 0からは2個のブラシ21が「ハ」の字を描くようにしてモータケース16内に 、かつ、整流子14の方に向かって延びている。ブラシホルダ20の一部はモー タケース16から外方に突出している。2個のブラシ21は、駆動コイル12と 整流子14の間の空間を延びて整流子14の周面に摺接している。ブラシ21と 整流子14とでブラシ装置を構成し、ロータの回転位置に応じて駆動コイル12 への通電を切り換えることによりロータを回転付勢するようになっている。
【0011】 図3に示すように、モータケース16の外端面は機器へのモータの取付け基準 面23となっている。そして、モータケース16には適宜数の取付け用ねじ孔2 4が形成され、機器側の取付け板を貫通したねじを上記ねじ孔24に螺入するこ とによりモータを機器に取付けることができるようになっている。
【0012】 上記実施例によれば、ブラシホルダ20をモータケース16に配置すると共に 、このブラシホルダ20の配置位置を、機器へのモータ取付け状態でデッドスペ ースとなるモータケース16の出力軸15突出側としたため、図1に示すように 、モータの取付け基準面からの軸方向寸法l′を小さくしてモータの扁平化を図 ることができる。ちなみに、図8について説明した寸法lと上記寸法l′との差 はブラシホルダ20の軸方向寸法に相当し、上記実施例によれば、ブラシホルダ 20の軸方向寸法分だけモータの薄型化が可能になる。
【0013】 図7は、上記実施例にかかるモータをテープレコーダのキャプスタン駆動系に 適用した例を示す。図7において、シャーシ31の凹部には上記実施例のような モータ30が配置され、モータ30の出力軸15がシャーシ31から突出され、 この出力軸15の突出部にプーリ32が圧入固着されている。シャーシ31には 軸35によってフライホイル33が回転自在に支持されていて、上記プーリ32 とフライホイル33との間にベルト34が掛けられている。モータケース16か ら突出したブラシホルダ20の一部は、シャーシ31に形成された逃げ孔内に位 置している。このブラシホルダ20の配置位置は図11について説明したデッド スペースに相当する位置である。従って、上記実施例にかかるモータ30を各種 機器に組み込んだとき、従来デッドスペースとなっていた部分にブラシホルダを 配置することができ、機器の薄型化を図ることができる。
【0014】 上記実施例では1個のブラシホルダ20から2個のブラシ21を「ハ」の字状 に延びださせていたが、1個のブラシホルダから2個のブラシを平行に延びださ せてもよい。また、図4ないし図6に示すように、リング部分26で一体に連結 された2個のブラシホルダ25からそれぞれ1個ずつブラシ28を延びださせて もよい。図4ないし図6において、2個のブラシホルダ25はモータケース16 の中心に対して対称位置に形成された窓孔に嵌合固定されている。各ブラシホル ダ25からはそれぞれ1個ずつブラシ28がモータケース16の中心方向に向か って、かつ、互いに平行に延びている。この実施例の場合も、ブラシホルダ25 をモータケース16に配置すると共に、このブラシホルダ25の配置位置を、機 器へのモータ取付け状態でデッドスペースとなるモータケース16の出力軸15 突出側としたため、モータの薄型化及びモータを取付ける機器の薄型化を図るこ とができる。
【0015】 なお、2個のブラシの配置形態は、これまで説明したような「ハ」字形、平行 形以外に直角形でもよい。また、本考案にかかるモータは、テープレコーダのほ か各種機器に適用することができる。特に、出力軸にプーリやギヤなどが取付け られるものにおいて有効である。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、ブラシホルダをモータケースに配置すると共に、このブラシ ホルダの配置位置を、機器へのモータ取付け状態でデッドスペースとなるモータ ケースの出力軸突出側としたため、モータケースの軸方向寸法をブラシホルダの 軸方向寸法に見合う分だけ小さくしてモータの扁平化を図ることができるし、モ ータを取付ける機器の薄型化を図ることができる。
【提出日】平成4年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 上記従来の直流モータによれば、かなり扁平化されているとはいえ、図8から も分かるように、ブラシ51が駆動コイル42と軸方向に重なる位置に配置され ているため、モータ本体の軸方向寸法lが比較的大きい。そこで、図9に示すよ うに、駆動コイル42がロータコア41の両面から突出していて、駆動コイル4 2よりもモータ中心側に余剰空間があることに着目し、この余剰空間にブラシ5 を進出させたものも提案されている。こうすることにより、ブラシ51の略軸 方向寸法に相当する分だけモータの扁平化を図ることができる。なお、図9に示 す例は基本的には図8に示す例と実質同一であるから、同一の構成部分には同一 の符号を付して説明は省略する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図9に示す従来例によれば、モータを扁平化するためのモータ単独での工夫は 限界に近く、さらに扁平化を図ろうとすれば、特性を高めることができる公性能 材料を用いるほかない。しかし、そうするとコストが高くなるという問題がある 。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 上記出力軸15の一端部はモータケース16から突出している。モータケース 16と側板19を合わせてモータケースを構成しており、このモータケースの出 力軸15突出側、従って図示の例ではモータケース16側にはブラシホルダ20 が配置されている。図2、図3にも示すように、ブラシホルダ20は、モータケ ース16に形成された窓孔に埋め込むと共にブラシホルダ20の係止部38の突 起を溶着することによってモータケース16に固定されている。ブラシホルダ2 0の固定方法としては、他にアウトサートモールドカシメ固定等でもよい。 ブラ シホルダ20からは2個のブラシ21が「ハ」の字を描くようにしてモータケー ス16内に、かつ、整流子14の方に向かって延びている。ブラシホルダ20の 一部はモータケース16から外方に突出している。2個のブラシ21は、駆動コ イル12と整流子14の間の空間を延びて整流子14の周面に摺接している。ブ ラシ21と整流子14とでブラシ装置を構成し、ロータの回転位置に応じて駆動 コイル12への通電を切り換えることによりロータを回転付勢するようになって いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる小型直流モータの一実施例を示
す正面断面図。
【図2】同上実施例中のモータケース組の底面図。
【図3】同上モータケース組の正面断面図。
【図4】本考案に適用可能なモータケース組の別の例を
示す底面図。
【図5】同上モータケース組の正面断面図。
【図6】同上モータケース組の平面図。
【図7】本考案にかかるモータの使用例を示す一部断面
正面図。
【図8】従来の小型直流モータの一例を示す正面断面
図。
【図9】従来の小型直流モータの別の例を示す正面断面
図。
【図10】上記従来のモータの使用例を示す平面図。
【図11】同上使用例の一部断面正面図。
【符号の説明】
15 出力軸 16 モータケース 20 ブラシホルダ 21 ブラシ 25 ブラシホルダ 28 ブラシ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケース内にブラシ装置を有する小
    型直流モータにおいて、ブラシを保持するブラシホルダ
    を上記モータケースに配置すると共に、このブラシホル
    ダ配置位置をモータケースの出力軸突出側としたことを
    特徴とする小型直流モータ。
JP1991093693U 1991-10-18 1991-10-18 小型直流モータ Expired - Lifetime JP2565696Y2 (ja)

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JP1991093693U JP2565696Y2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 小型直流モータ

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JPH0539158U true JPH0539158U (ja) 1993-05-25
JP2565696Y2 JP2565696Y2 (ja) 1998-03-18

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56139056A (en) * 1980-03-31 1981-10-30 Matsushita Electric Works Ltd Dc motor
JPH027775U (ja) * 1988-06-24 1990-01-18
JPH02104764U (ja) * 1989-02-01 1990-08-21
JP3026258U (ja) * 1995-12-25 1996-07-02 株式会社シグマ 換気扇用汚れ防止カバー

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