JPH1198792A - インナーロータモータ - Google Patents
インナーロータモータInfo
- Publication number
- JPH1198792A JPH1198792A JP25313297A JP25313297A JPH1198792A JP H1198792 A JPH1198792 A JP H1198792A JP 25313297 A JP25313297 A JP 25313297A JP 25313297 A JP25313297 A JP 25313297A JP H1198792 A JPH1198792 A JP H1198792A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator core
- shape
- stator
- rotor
- ball bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気記録装置等に使用される駆動マグネット
と、前記駆動マグネットに対向配置されたステータコア
を備えたインナーロータモータにおいて、コギングトル
クを低減させるためにステータコア内周部の突極先端部
に曲率を設けるといった手段があるが、その複雑な加工
によるコストアップといった問題を解決し、トルクに寄
与する磁束量を減少させることなくコギングトルクを大
幅に低減できる高性能で且つ安価なインナーロータモー
タの提供を目的とする。 【解決手段】 ステータコア突極先端部のコア内周面形
状11をストレート状とすることにより、簡単にコギン
グトルクを低減できる安価で且つ高性能なインナーロー
タモータが得られる。
と、前記駆動マグネットに対向配置されたステータコア
を備えたインナーロータモータにおいて、コギングトル
クを低減させるためにステータコア内周部の突極先端部
に曲率を設けるといった手段があるが、その複雑な加工
によるコストアップといった問題を解決し、トルクに寄
与する磁束量を減少させることなくコギングトルクを大
幅に低減できる高性能で且つ安価なインナーロータモー
タの提供を目的とする。 【解決手段】 ステータコア突極先端部のコア内周面形
状11をストレート状とすることにより、簡単にコギン
グトルクを低減できる安価で且つ高性能なインナーロー
タモータが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク、磁気
テープ記録装置等に搭載されたインナーロータモータに
関するものである。
テープ記録装置等に搭載されたインナーロータモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器、例えばテープストリー
マドライブに搭載されるインナーロータモータは機器の
大容量化,小型化に伴い、高性能,高出力,小型化,低
価格化が要望されている。特に、テープストリーマモー
タは小型,高出力,高性能ためトルクを低下させること
なくコギングトルクだけを低減するといった課題もその
重要な課題とされてきた。
マドライブに搭載されるインナーロータモータは機器の
大容量化,小型化に伴い、高性能,高出力,小型化,低
価格化が要望されている。特に、テープストリーマモー
タは小型,高出力,高性能ためトルクを低下させること
なくコギングトルクだけを低減するといった課題もその
重要な課題とされてきた。
【0003】従来、コギングトルクの低減法の一つとし
ては、特開平8−111968号公報に記載されたもの
が知られている。図3に従来のインナーロータモータの
構造を示す。図3において、多極着磁されたリング状駆
動マグネットを有するロータを備えたモータで、コアの
突極の内径部の曲率半径をコアの内径より大きくしたの
で、コア,駆動マグネット間のギャップでのエネルギー
変化を緩やかにし励磁コイルに誘起される逆起電圧に含
まれる長波成分を少なくすることになる。
ては、特開平8−111968号公報に記載されたもの
が知られている。図3に従来のインナーロータモータの
構造を示す。図3において、多極着磁されたリング状駆
動マグネットを有するロータを備えたモータで、コアの
突極の内径部の曲率半径をコアの内径より大きくしたの
で、コア,駆動マグネット間のギャップでのエネルギー
変化を緩やかにし励磁コイルに誘起される逆起電圧に含
まれる長波成分を少なくすることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このインナーロータモ
ータにおいては、高性能,高出力,小型化だけでなく低
価格化も要望されている。しかし、ステータコアの突極
先端部の曲率をステータコア全体の半径より大きくする
と、その形状の加工が複雑となりやはりコストアップと
なる。
ータにおいては、高性能,高出力,小型化だけでなく低
価格化も要望されている。しかし、ステータコアの突極
先端部の曲率をステータコア全体の半径より大きくする
と、その形状の加工が複雑となりやはりコストアップと
なる。
【0005】本発明は、インナーロータモータにおい
て、このような前記課題を解決するものであり、高性能
且つ安価なインナーロータモータを提供することを目的
とする。
て、このような前記課題を解決するものであり、高性能
且つ安価なインナーロータモータを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、励磁コイルを巻装したステータコアと、前
記ステータコアに対向配置された駆動マグネットと、前
記駆動マグネットを保持したロータフレームと、前記ロ
ータフレームの中央に固定されたハウジングと、前記ハ
ウジング内に保持された球軸受と、前記球軸受を支持す
るシャフトと、前記シャフトを固定したステータ基板と
を備えたインナーロータモータにおいて、前記ステータ
コア内周部の突極先端部形状をストレート状、つまり曲
率無限大としたものである。
に本発明は、励磁コイルを巻装したステータコアと、前
記ステータコアに対向配置された駆動マグネットと、前
記駆動マグネットを保持したロータフレームと、前記ロ
ータフレームの中央に固定されたハウジングと、前記ハ
ウジング内に保持された球軸受と、前記球軸受を支持す
るシャフトと、前記シャフトを固定したステータ基板と
を備えたインナーロータモータにおいて、前記ステータ
コア内周部の突極先端部形状をストレート状、つまり曲
率無限大としたものである。
【0007】これにより、突極先端部に曲率を設けるよ
りも安価且つ高性能なインナーロータモータが得られ
る。
りも安価且つ高性能なインナーロータモータが得られ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
の請求項1に記載の発明は、励磁コイルを巻装したステ
ータコアと、前記ステータコアに対向配置された駆動マ
グネットと、前記駆動マグネットを保持したロータフレ
ームと、前記ロータフレームの中央に固定されたハウジ
ングと、前記ハウジング内に保持された球軸受と、前記
球軸受を支持するシャフトと、前記シャフトを固定した
ステータ基板とを備えたインナーロータモータにおい
て、前記ステータコア内周部の突極先端部形状をストレ
ート状としたものである。
の請求項1に記載の発明は、励磁コイルを巻装したステ
ータコアと、前記ステータコアに対向配置された駆動マ
グネットと、前記駆動マグネットを保持したロータフレ
ームと、前記ロータフレームの中央に固定されたハウジ
ングと、前記ハウジング内に保持された球軸受と、前記
球軸受を支持するシャフトと、前記シャフトを固定した
ステータ基板とを備えたインナーロータモータにおい
て、前記ステータコア内周部の突極先端部形状をストレ
ート状としたものである。
【0009】このように前記突極先端部の形状をストレ
ートとすることで高性能且つ安価なインナーロータモー
タを提供することができる。
ートとすることで高性能且つ安価なインナーロータモー
タを提供することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0011】図1においてステータコア1の表面は絶縁
体2で覆われ、励磁コイル3が巻装されている。このス
テータコア1の内周には、中央にハウジング4が固定さ
れたロータフレーム5の外周に保持された駆動マグネッ
ト6が対向配置されている。前記ハウジング4の中央に
は球軸受7が保持され、ステータ基板8に固定されたシ
ャフト9を前記球軸受7に挿入してロータを回転自在に
支承している。前記ステータコア1の突極先端部10の
ステータコア内周面形状11の形状を加工が簡単なスト
レート状とした(図2参照)ものである。
体2で覆われ、励磁コイル3が巻装されている。このス
テータコア1の内周には、中央にハウジング4が固定さ
れたロータフレーム5の外周に保持された駆動マグネッ
ト6が対向配置されている。前記ハウジング4の中央に
は球軸受7が保持され、ステータ基板8に固定されたシ
ャフト9を前記球軸受7に挿入してロータを回転自在に
支承している。前記ステータコア1の突極先端部10の
ステータコア内周面形状11の形状を加工が簡単なスト
レート状とした(図2参照)ものである。
【0012】以上のように本実施例によれば、前記ステ
ータコア1、駆動マグネット6間のギャップの中央部か
ら端部にかけて徐々に広がっていくようにすることで、
このギャップでのロータ回転時のエネルギー変化を緩や
かにし大幅なコギングトルク低減を可能にする。更に、
前記ステータコア内周面形状11に曲率のかわりにスト
レートの形状を用いることでその加工が簡単になり、よ
って安価な且つ高性能なインナーロータモータを提供す
ることができる。
ータコア1、駆動マグネット6間のギャップの中央部か
ら端部にかけて徐々に広がっていくようにすることで、
このギャップでのロータ回転時のエネルギー変化を緩や
かにし大幅なコギングトルク低減を可能にする。更に、
前記ステータコア内周面形状11に曲率のかわりにスト
レートの形状を用いることでその加工が簡単になり、よ
って安価な且つ高性能なインナーロータモータを提供す
ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、突極先端部10
のコア内周面形状11をストレート状にすることによ
り、トルクに寄与する磁束量を減少させることなくコギ
ングトルクを大幅に低減でき、且つ前記コア内周面形状
11に曲率を設けたものよりもその形状11が簡素とな
るのでコストも抑えることができる優れたインナーロー
タモータを実現できるものである。
のコア内周面形状11をストレート状にすることによ
り、トルクに寄与する磁束量を減少させることなくコギ
ングトルクを大幅に低減でき、且つ前記コア内周面形状
11に曲率を設けたものよりもその形状11が簡素とな
るのでコストも抑えることができる優れたインナーロー
タモータを実現できるものである。
【図1】本発明の第1の実施例におけるインナーロータ
モータのステータコアの平面図
モータのステータコアの平面図
【図2】第1の実施例におけるインナーロータモータの
実施内容説明のためのステータコア、マグネットの平面
図
実施内容説明のためのステータコア、マグネットの平面
図
【図3】従来のインナーロータモータのステータコアの
平面図
平面図
1 ステータコア 2 絶縁体 3 励磁コイル 4 ハウジング 5 ロータフレーム 6 駆動マグネット 7 球軸受 8 ステータ基板 9 シャフト 10 突極先端部 11 ステータコア内周面形状
Claims (1)
- 【請求項1】励磁コイルを巻装したステータコアと、前
記ステータコアに対向配置された駆動マグネットと、前
記駆動マグネットを保持したロータフレームと、前記ロ
ータフレームの中央に固定されたハウジングと、前記ハ
ウジング内に保持された球軸受と、前記球軸受を支持す
るシャフトと、前記シャフトを固定したステータ基板と
を備え、前記ステータコアの突極先端部のステータコア
内周面形状をストレート状としたインナーロータモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25313297A JPH1198792A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | インナーロータモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25313297A JPH1198792A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | インナーロータモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1198792A true JPH1198792A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17246958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25313297A Withdrawn JPH1198792A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | インナーロータモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1198792A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002064949A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Aichi Emerson Electric Co Ltd | 電動機 |
WO2002073780A1 (fr) * | 2001-02-26 | 2002-09-19 | Hitachi, Ltd. | Machine rotative du type a aimant permanent et compresseur la comprenant |
JP2002272023A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-20 | Hitachi Ltd | 永久磁石式回転電機 |
WO2005060074A1 (de) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Elektrische maschine |
JP2006238587A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | 同期電動機の固定子の製造方法及び同期電動機の固定子及び送風機 |
US7382076B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-06-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Spindle motor |
US7456540B2 (en) | 2005-03-01 | 2008-11-25 | Nidec Corporation | Motor and recording disk drive device provided with the same |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP25313297A patent/JPH1198792A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002064949A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Aichi Emerson Electric Co Ltd | 電動機 |
WO2002073780A1 (fr) * | 2001-02-26 | 2002-09-19 | Hitachi, Ltd. | Machine rotative du type a aimant permanent et compresseur la comprenant |
CN100342625C (zh) * | 2001-02-26 | 2007-10-10 | 株式会社日立制作所 | 永久磁铁式旋转电机及使用该电机的压缩机 |
JP2002272023A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-20 | Hitachi Ltd | 永久磁石式回転電機 |
US7382076B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-06-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Spindle motor |
WO2005060074A1 (de) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Elektrische maschine |
US8026648B2 (en) | 2003-12-09 | 2011-09-27 | Bsh Bosch Und Siemens Hausgeraete Gmbh | Electric machine |
JP2006238587A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | 同期電動機の固定子の製造方法及び同期電動機の固定子及び送風機 |
US7456540B2 (en) | 2005-03-01 | 2008-11-25 | Nidec Corporation | Motor and recording disk drive device provided with the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040805 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040914 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050624 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061101 |