JP2001118315A - 磁気ディスク駆動用モータ - Google Patents

磁気ディスク駆動用モータ

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JP2001118315A
JP2001118315A JP29936899A JP29936899A JP2001118315A JP 2001118315 A JP2001118315 A JP 2001118315A JP 29936899 A JP29936899 A JP 29936899A JP 29936899 A JP29936899 A JP 29936899A JP 2001118315 A JP2001118315 A JP 2001118315A
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JP
Japan
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hub
magnetic disk
magnet
yoke
magnetic
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Pending
Application number
JP29936899A
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English (en)
Inventor
Yuji Yoda
裕次 依田
Kazuhiko Kakegawa
和彦 掛川
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Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化によるハブの歪を軽減し、かつハブ
内の軸受に対するスペースの確保も行えるようにする。 【解決手段】 軸線Lを中心として回動自在に支持さ
れ、外周に磁気ディスクが外嵌される円筒状のハブ12
と、ハブ12の内周面に配置され、周方向に沿ってN極
とS極とが交互に着磁された円筒状のマグネット16
と、ハブ12の内周側に配置されたステータコア26お
よび巻線28とを具備する磁気ディスク駆動用モータ5
0において、マグネット16の外周面とハブ12の内周
面との間には、磁性材料で形成されるヨークが配置され
ていない構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に使用される、磁気ディスク駆動用のモータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ディスク駆動用モータとし
て、アウターロータ型のDCブラシレスモータが使用さ
れる。このモータ10の一例の概要構成について図1と
図2を用いて説明する。ハブ12は上面が閉塞された有
底の円筒体に形成され、下方の開口側の内周面には磁性
材料で構成された円筒状のヨーク14が密着して配置さ
れている。ハブ12の外周面には、円板状の磁気ディス
ク(不図示)が外嵌されて装着される。また、ヨーク1
4の内周面には、図2に示すように内周面と外周面のそ
れぞれに、周方向に沿ってN極とS極とが交互に着磁さ
れた円筒状のマグネット16が配置されている。通常、
マグネット16の極数は、6極から12極が一般的であ
る。また、ハブ12の内底面には、円形の凹部12aが
形成されており、この凹部12aの口縁に円筒体18
が、ハブ12の軸線Lと同軸に直角に立設されて固定さ
れている。そして、円筒体18の上端面18aと凹部1
2aとの間には、後述するスラストリングが収容される
円板状の空間部Aが形成されている。以上、ハブ12と
ヨーク14とマグネット16と円筒体18とでロータが
構成される。なお、ハブ12は一例として上面が閉塞さ
れた有底円筒体に形成されたものを使用して説明した
が、これには限定されず、上面が閉塞されていない円筒
体形状のものにも適用できることはもちろんである。こ
こで、ヨーク14は、磁路の磁気抵抗を下げ、トルクの
発生効率を上げるためと、ハブ12に装着される磁気デ
ィスクへの漏れ磁束を抑えるために使用されている。
【0003】フランジ20には円柱状の軸体22が直角
に立設されている。軸体22はフランジ20がディスク
装置(不図示)の筐体(不図示)に固定されることによ
って、筐体の底面に対して直角に起立する。また、フラ
ンジ20には筒状のスリーブ24が、軸体22を覆い、
かつ軸体22の外周面との間に円筒体18が挿入される
隙間Bが形成されるように、下端がフランジ20の表面
に固定されて軸体22と同軸に取りつけられている。そ
して、スリーブ24の外周面にステータコア26が配置
され、ステータコア26に巻線28が巻回されている。
また、軸体22の先端には円板状のスラストリング30
が軸体22と同軸に固定されている。以上、フランジ2
0と軸体22とスリーブ24とステータコア26とスラ
ストリング30とでステータが構成される。
【0004】そして、ロータはステータと、円筒体18
の下端側が隙間Bに挿入され、かつ軸体22が円筒体1
8に挿入され、かつスラストリング30が円板状の空間
部A内に収容されることによって連結され、ロータはフ
ランジ20上で回動自在となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置につ
いては、年々小型化・記憶容量アップという相反する要
求が強まっているが、磁気ディスク装置に使用される磁
気ディスク駆動用モータ(スピンドルモータ)の基本構
造は前述した通りの構造であり、そこに使用される部品
の構成と構造も基本的には変わらず、小型化には大きな
課題となっている。特に、磁気ディスク駆動用モータ
(以下、単にモータとも言う)のハブと言われる、磁気
ディスクを装着する部分は、磁気ディスクを直接支える
部分であるため、磁気ディスクの仕様によって形状等の
構造や寸法精度が規制されて構造変更ができにくい部分
である。通常ハブは、内周面には円筒形のヨークが取り
つけられ、さらにヨークの内周面にマグネットが固着さ
れている。そしてハブの材質としてアルミニウムが使用
されることが多いが、ヨークは通常鉄であり、熱膨張係
数が2倍以上違う。このため、サブミクロンの精度を要
求されるハブであるが、温度変化時にバイメタル効果に
よる歪を起こし易い。
【0006】また、磁気ディスクの小型化・高密度化が
進み、NRRO(非周期的振れ)の要求が強く、玉軸受
けに代わり、1桁高精度で回転体を回転させることがで
きる流体軸受が待望されている。この流体軸受は玉軸受
と比べると、スペースの自由度が少ないため、いかにハ
ブ内のスペースを確保するかが課題である。
【0007】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、温度変化によるハブの
歪を軽減し、かつハブ内の軸受に対するスペースの確保
も行える磁気ディスク駆動用モータを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る磁気ディスク駆動用モータは、軸線を
中心として回動自在に支持され、外周に磁気ディスクが
外嵌される円筒状のハブと、該ハブの内周面に配置さ
れ、周方向に沿ってN極とS極とが交互に着磁された円
筒状のマグネットと、前記ハブの内周側に配置されたス
テータとを具備する磁気ディスク駆動用モータにおい
て、前記マグネットの外周面と前記ハブの内周面との間
には、磁性材料で形成されるヨークが配置されていない
ことを特徴とする。これによれば、ヨークがハブの内周
面に取りつけられていないため、温度変化時のバイメタ
ル効果が生じず、ハブに生ずる歪を軽減できる。また、
ヨークの厚み分だけ、マグネットの内外径を広げられる
ため、ハブ内の軸受に対するスペースが広く取れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気ディスク
駆動用モータの好適な実施の形態を添付図面に基づいて
詳細に説明する。なお、基本的な構成は従来例で説明し
た磁気ディスク駆動用モータと略同じであり、同じ構成
については同じ符号を付して詳細な説明は省略し、相違
する構成についてのみ説明する。
【0010】モータ50は、図3に示すように、従来例
のモータ10の構成からヨーク14を取り除いた構成と
なっている。具体的には、有底の円筒体に形成されたハ
ブ12の下方の開口側の内周面に、周方向に沿ってN極
とS極とが交互に着磁された円筒状のマグネット16が
直接配置されている。これにより、ハブ12を構成する
アルミニウムと熱膨張係数が大きく異なる鉄を材料とす
るヨーク14がなくなる為、温度変化時のバイメタル効
果が生じなくなり、ハブ12に生ずる歪を軽減できる。
また、ヨーク14の厚み分だけ、マグネット16の内外
径を広げられるため、ハブ12内の軸受部分(ここでは
軸体22と円筒体18とスリーブ24)に対するスペー
スが広くできる。よって、玉軸受よりも体積的に大きな
流体軸受を用いてもハブ12の外径に影響を与えないで
モータを構成することができる。
【0011】また、ヨーク14は、前述のように、磁路
の磁気抵抗を下げ、トルクの発生効率を上げると共に、
ハブ12に装着される磁気ディスクへの漏れ磁束を抑え
る目的でも使用されているため、ヨーク14を取り外す
ことによってトルクが低下したり、磁気ディスクに悪影
響があってはならない。そこで、マグネット16に、そ
の周方向に沿って交互に着磁されたN極とS極の合計の
磁極数を12極以上にする。図4にマグネット16の磁
極数を変えながら、ヨークの厚みを変えたり、またヨー
クをなくしたりして、ハブ12の中心からの距離に対す
る漏れ磁束を測定した結果を示す。なお、この測定デー
タは、図5に示す構造のモータを使用して測定したもの
である。その概要は、磁気ディスクが外嵌されるハブ1
2の外周面の直径が25mmであり、ハブ12の内周面
に取り付けられる円筒状のマグネット16の直径が21
mm、内径が19mm、高さが8mmである。特に、マ
グネット16の外径を21mm以下、高さを11mm以
下にすると、12極以上に着磁する効果が大きい。マグ
ネット16の着磁は、正弦波着磁である。
【0012】この測定データを見ると、漏れ磁束の規格
は、「ハブ12の中心から20mmの距離の漏れ磁束が
30ミリテスラ以下」であるが、マグネット16の磁極
数を12極にすると、ヨークなし(表示ではヨーク厚が
「0mm」)でもハブ12の中心(つまりモータ中心)
から20mmの距離で28ミリテスラであるから、漏れ
磁束の規格を満足している。このように、12極以上に
着磁させるとよい理由は、1磁極当たりの絶対面積が小
さくなり、磁気抵抗が増加しないからであると考えられ
る。
【0013】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る磁気ディスク駆動用モータ
によれば、ヨークが不要となるから、使用部品が減るた
め、材料費や組み立て工数の低減が図れる。しかもボン
ドマグネットを使用している場合には、その熱膨張係数
は鉄でできているヨークよりもアルミに近づくため、バ
イメタル効果によるハブの歪も軽減できる。また、本来
ヨークが占めていたスペースが不要となるため、ハブの
直径を小さくできる。また、ハブのサイズを変えないの
であれば、その内部容積が広がるから、ハブ内の軸受に
対するスペースが広く取れ、流体軸受も容易に採用し得
る。また、ハブのサイズが同じであれば、マグネットの
直径を大きくでき、トルクのアップも図れるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の磁気ディスク駆動用モータの一例の構成
を説明するための正面断面図である。
【図2】図1に使用されているマグネットの平面図であ
る。
【図3】本発明に係る磁気ディスク駆動用モータの一実
施の形態の構成を説明するための正面断面図である。
【図4】ヨークの厚さと着磁極数を変えた場合のモータ
中心からの距離に対する漏れ磁束の測定データを示す図
表である。
【図5】図4のヨーク厚がゼロの場合のモータの各構成
要素の寸法を示す断面図である。
【符号の説明】
12 ハブ 16 マグネット 20 フランジ 22 軸体 24 スリーブ 26 ステータコア 28 巻線 30 スラストリング L 軸線
フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 BA04 BA14 BA16 BA17 BA20 BA28 BA30 5H002 AA07 AA08 5H621 BB06 GA01 GA04 HH01 JK02 JK15 JK17 JK19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を中心として回動自在に支持され、
    外周に磁気ディスクが外嵌される円筒状のハブと、 該ハブの内周面に配置され、周方向に沿ってN極とS極
    とが交互に着磁された円筒状のマグネットと、 前記ハブの内周側に配置されたステータとを具備する磁
    気ディスク駆動用モータにおいて、 前記マグネットの外周面と前記ハブの内周面との間に
    は、磁性材料で形成されるヨークが配置されていないこ
    とを特徴とする磁気ディスク駆動用モータ。
JP29936899A 1999-10-21 1999-10-21 磁気ディスク駆動用モータ Pending JP2001118315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101032185B1 (ko) 2010-03-12 2011-05-02 삼성전기주식회사 모터 및 이를 구비하는 디스크 구동 장치
JP2016163510A (ja) * 2015-03-05 2016-09-05 日本電産株式会社 モータおよびディスク駆動装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101032185B1 (ko) 2010-03-12 2011-05-02 삼성전기주식회사 모터 및 이를 구비하는 디스크 구동 장치
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