JP2003009488A - ディスク駆動用モータ及びその製造方法 - Google Patents

ディスク駆動用モータ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003009488A
JP2003009488A JP2001182771A JP2001182771A JP2003009488A JP 2003009488 A JP2003009488 A JP 2003009488A JP 2001182771 A JP2001182771 A JP 2001182771A JP 2001182771 A JP2001182771 A JP 2001182771A JP 2003009488 A JP2003009488 A JP 2003009488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
fixed
side bearing
bearing portion
disk drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001182771A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Obata
茂雄 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001182771A priority Critical patent/JP2003009488A/ja
Publication of JP2003009488A publication Critical patent/JP2003009488A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク部とモータ部を一体にしたディスク
駆動用モータにおいて、ディスク部に予め記録されたト
ラッキング制御用サーボ信号に悪影響を及ぼすことのな
い回転磁石の取り付けができる構成を提供する。 【解決手段】 鉄心コア13と、その磁極歯部13aに
卷回されたコイル14とからなるステータ15を固定側
軸受部17に固着する。鉄心コア13の外径Dsと固定
側軸受部17の外径Dbとの関係をDs≧Dbに設定す
ることにより、動圧潤滑剤19が滴下された固定側軸受
部17の凹部に、ディスク部4と回転側軸受部5が一体
になった回転ディスク6を挿入した後、回転磁石8とバ
ックヨーク9とからなるロータマグネットユニット10
を回転ディスク6に固着することができるため、回転磁
石8の磁束漏れがディスク部4に形成された情報記録媒
体3に至ることがなく、情報記録媒体3に形成されたサ
ーボ信号に悪影響を与えることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
や光ディスク装置等のディスク型情報記録再生装置(以
下、ディスクドライブ装置と言う)に用いられるディス
ク駆動用モータとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク或いは光ディスク等
におけるディスクドライブ装置の小型化・薄型化への要
求が強まり、ディスクを回転駆動するためのモータの薄
型化への取り組みが強化されている。
【0003】以下、従来のディスクドライブ装置に用い
られているディスク駆動用モータについて、図11を用
いて説明する。図11は従来のディスク駆動用モータの
主要部を示す概略断面図である。
【0004】図11において、情報記録媒体111が一
方の面に形成されたディスク部112と、情報記録媒体
111が形成された面とは反対側の面に設けられた回転
側軸受部113とにより、回転ディスク114を構成し
ている。回転ディスク114の回転側軸受部113側の
面にはバックヨーク115を介して複数極に着磁された
回転磁石116が固着され、これらにより回転子117
が構成されている。
【0005】一方、フレーム118と一体形状であり、
ボールベアリング124とで軸受部を構成する軸受ハウ
ジング部119に圧入或いは接着等の方法により、或い
は、フレーム118の段差面120に接着等の方法によ
り、ステータ121が固着されている。ステータ121
は、鉄心コア122と複数のコイル123とからなり、
ここでは図示していないが、鉄心コア122は珪素鋼板
を積層して形成された複数の磁極歯部、及び、隣り合う
磁極歯部同士を磁気的に結合する磁極結合部で構成さ
れ、鉄心コア122の複数の磁極歯部にはそれぞれコイ
ル123が巻装されてステータ121が構成されてい
る。
【0006】次に、回転子117がボールベアリング1
24を介してフレーム118の軸受ハウジング部119
によって回転自在に支持され、回転磁石116とステー
タ121が対向するように構成され、コイル123に電
流が供給されることにより、回転磁石116は回転力を
受け、回転子117が回転中心125の周りに回転する
ように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のディスク駆動用モータでは、回転磁石116がバ
ックヨーク115を介して固着された回転ディスク11
4を、ステータ121が固着されたフレーム118に組
み込むことになる。従って、回転ディスク114をフレ
ーム118に組み込む前の状態においては、バックヨー
ク115を介して回転ディスク114に固着された回転
磁石116は、ステータ121に対向していないので、
磁気回路としてオープンの状態にある。このため、回転
磁石116からの磁束が回転ディスク114の一方の面
に形成された情報記録媒体111に回り込み、情報記録
媒体111に予め記録されたトラッキング制御用のサー
ボ信号が消えてしまう等の悪影響を与え、ディスクドラ
イブ装置として安定した情報の記録再生ができなくなる
という課題があった。
【0008】本発明は、上記の課題を解決し、ディスク
部と回転側軸受部を構成する回転側軸受部を一体にした
ディスク駆動用モータを用いたディスクドライブ装置に
おいても、情報記録媒体に予め記録されたトラッキング
制御用のサーボ信号に悪影響を与えることなく、安定し
た情報の記録再生が可能なディスクドライブ用駆動モー
タを実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のディスク駆動用モータは、ディスクの一方の
面に情報記録媒体が形成され、この一方の面の反対面上
に複数磁極に着磁された環状の回転磁石がバックヨーク
を介して固着されるとともに、ディスクの中心部に回転
側軸受部が設けられた回転子と、この回転子を回転側軸
受部を介して回転自在に軸支する固定側軸受部と、回転
磁石に半径方向隙間を介して対向するとともに半径方向
内側に配設するように固定側軸受部に固着されたステー
タと、固定側軸受部を固定するフレームとを具備し、ス
テータは、その最外部の回転中心からの長さが固定側軸
受部の最外部の回転中心からの長さ以上となる構成を有
する。
【0010】この構成によって、ステータが固着された
固定側軸受部にディスクを取り付けた後、バックヨーク
を介して回転磁石をディスクに固着することができる。
このため、予めディスクの情報記録媒体にサーボ信号を
記録しておいても、組立時に回転磁石の磁気漏れにより
サーボ信号が消える等の悪影響を生じることがない。こ
のため、安定した記録再生が可能な薄型のディスクドラ
イブ装置用の駆動モータを実現することができる。
【0011】更に、ディスクの情報記録媒体が形成され
る面の反対面上で、回転磁石の半径方向内側に位置する
円周領域に軟磁性材料製の磁気シールドを配設した回転
子からなる構成とすることもできる。このような構成と
することで、ディスク上に形成されている情報記録媒体
に対する回転磁石からの磁気を遮蔽できるので、情報記
録媒体に記録されたサーボ信号への悪影響を更に確実に
防止できる。
【0012】また、バックヨークと回転磁石とを一体と
したロータマグネットユニットと、このロータマグネッ
トユニットの内周面に嵌合するような外径を有する軟磁
性材料製の磁気シールドを回転子に配設した構成とする
こともできる。この構成とすることによって、情報記録
媒体に記録されたサーボ信号に回転磁石からの磁気が悪
影響を与えることを防止できるだけでなく、ディスクに
対するロータマグネットユニットの固着位置の精度を向
上させながら、同時に固着工程を容易にすることができ
る。
【0013】また、ディスクの情報記録媒体が形成され
る面の反対面に円周状の段差部を設け、この段差部の外
周面もしくは内周面がロータマグネットユニットの内周
面もしくは外周面に嵌合するように構成することもでき
る。この構成とすることによって、ディスクに対するロ
ータマグネットユニットの固着が容易となる。また、ロ
ータマグネットユニットとの嵌合部がディスクに一体で
形成されているので、ディスク中心とロータマグネット
ユニットの中心とを精度よく合わせることができる。
【0014】また、ロータマグネットユニットに円周状
の段差部を設け、この段差部の内周面がディスクの外周
面に嵌合するようにした構成とすることもできる。この
構成とすることによって、回転ディスクに対するロータ
マグネットユニットの固着が容易となる。また、ロータ
マグネットユニットとの嵌合部をディスクの外周面とし
ているので、ディスク中心とロータマグネットユニット
の中心とを精度よく合わせることができる。
【0015】また、回転子を軸支する回転側軸受部の端
部に抜け止め部材を配設した構成とすることもできる。
この構成とすることによって、落下等の強い衝撃を受け
た時でも、回転子が固定側軸受部から抜けることがな
く、耐衝撃性の高いディスク駆動用モータが実現でき
る。
【0016】更に、本発明のディスク駆動用モータの製
造方法は、回転側軸受部が設けられたディスクにバック
ヨークを固着する工程と、固定側軸受部にステータを固
着する工程と、固定側軸受部に回転側軸受部を軸装して
バックヨークが固着されたディスクを組み込む工程と、
固着治具に回転磁石を載置した後、回転磁石がステータ
と対向するようにディスクに固着されたバックヨークに
回転磁石を固着する工程と、固定側軸受部をフレームに
固定する工程とを少なくとも有し、固着治具はディスク
の外周に嵌合し、且つ、この外周を基準にしてディスク
への回転磁石の取付位置決めを行うことを特徴とする。
【0017】この製造方法によって、固定側軸受部にバ
ックヨークが固着されたディスクを組み込んだ後、回転
磁石を精度良く、且つ、バックヨークを介して容易にデ
ィスクに固着することができる。また、回転磁石は、回
転ディスクが固定側軸受部に取り付けられた後に回転デ
ィスクに固着されるので、回転磁石からの磁束はステー
タに流れ、このため情報記録媒体に記録されたサーボ信
号を消してしまうような悪影響を防止できる。更に、デ
ィスクの外周に固着治具を嵌合させるので、接着時に接
着剤から放出されるガスが固着治具内に封じ込められ、
ディスク上に形成された情報記録媒体がそのガスに曝さ
れることがなくなり、情報記録媒体の表面の変質を防止
することもできる。
【0018】更に、本発明のディスク駆動用モータの製
造方法は、固定側軸受部にステータを固着する工程と、
固定側軸受部に回転側軸受部を軸装して回転側軸受部が
設けられたディスクを組み込む工程と、固着治具にロー
タマグネットユニットを載置した後、ディスクの情報記
録媒体を形成する面の反対面上で、しかもステータに対
向する位置にロータマグネットユニットを固着する工程
と、固定側軸受部をフレームに固定する工程とを少なく
とも有し、固着治具はディスクの外周に嵌合し、且つ、
この外周を基準にしてディスクへのロータマグネットユ
ニットの取付位置決めを行うことを特徴とする。
【0019】この製造方法によって、固定側軸受部に回
転ディスクを組み込んだ後、ロータマグネットユニット
を精度良く、容易に回転ディスクに固着することができ
る。回転磁石は、回転ディスクが固定側軸受部に取り付
けられた後に回転ディスクに固着されるので、回転磁石
からの磁束はステータに流れ、情報記録媒体に記録され
たサーボ信号を消してしまうような悪影響を防止でき
る。更に、ディスクの外周に固着冶具を嵌合させるの
で、接着時に接着剤から放出されるガスが固着治具内に
封じ込められ、ディスク上に形成された情報記録媒体が
そのガスに曝されることがなくなり、情報記録媒体の表
面の変質を防止することもできる。
【0020】更に、ディスクドライブ装置として、上記
のディスク駆動用モータを備えた構成とすることができ
る。この構成により、回転側軸受部が一体となった回転
ディスク上の情報記録媒体に予めサーボ信号を記録して
おいた後に、モータを組み立てることができ、量産性に
優れ、薄型のディスクドライブ装置を実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1及び図2は、本
発明における第1の実施の形態を説明するための図であ
り、図1は駆動用モータのステータと回転磁石を示す平
面図、図2は図1におけるA−O−A線に沿って断面に
した駆動用モータの主要部を示す断面図であるが、図1
においては説明をし易くするために回転ディスク及び固
定側軸受部を記載していない。
【0023】図1及び図2において、ディスク2の一方
の面に情報記録媒体3が形成されたディスク部4と、情
報記録媒体3を形成した面とは反対側の面に設けられた
中実円柱状の回転側軸受部5とにより、回転中心1を回
転軸とする回転ディスク6が構成されている。尚、回転
ディスク6は、例えば、ガラス、液晶ポリマー、或いは
PPS等の熱可塑性材料を用いて一体的に成形しても良
いし、或いは、インサート成形、接着剤により、ディス
ク2と回転側軸受部5とを接着してもよいし、熱融着等
の方法により接合して一体化した構成でも良い。
【0024】また、回転ディスク6のディスク2の回転
側軸受部5側の面上には、複数磁極に着磁したリング状
の回転磁石8が接着等の方法によりバックヨーク9と一
体になるように構成したロータマグネットユニット10
と、ディスク2上の情報記録媒体3に対するロータマグ
ネットユニット10からの磁気を遮蔽するためのリング
状の磁気シールド7とが固着され、この回転ディスク
6、磁気シールド7及びロータマグネットユニット10
とが一体になって回転子11を構成している。図1の回
転磁石8において、例えば、ハッチングされた部分とハ
ッチングされていない部分とは、それぞれ着磁方向が反
対になるように形成されている。
【0025】一方、回転ディスク6の回転側軸受部5の
外周面と微小な隙間を有するように内周面を配置したリ
ング形状の軸受スリーブ12のスリーブ部12aに、鉄
心コア13を取り巻くように複数個のコイル14が巻か
れて構成されたステータ15が回転磁石8の内周面に対
向する位置になるように圧入或いは接着等の方法により
固着されている。鉄心コア13は、例えば、珪素鋼板等
の軟磁性材料を積層して形成された複数の磁極歯部13
a、及び隣り合う磁極歯部13a同士を磁気的に結合す
る磁極結合部13bで構成されており、その鉄心コア1
3における複数の磁極歯部13aの最外部が内接する円
の径をDs、軸受スリーブ12のフランジ部12bの外
径をDbとすると Ds≧Db という関係を有するように設定されている。尚、フラン
ジ部12bの形状は円形に限ることはないが、回転中心
1からのフランジ部12bの最外部の距離が上述の鉄心
コア13の最外部が内接する円の半径Rs(=Ds/
2)以下であれば良い。
【0026】更に、この軸受スリーブ12にスラストプ
レート16を固定することにより、軸受スリーブ12と
スラストプレート16からなる一端が封止された形状の
固定側軸受部17が形成され、フレーム18に固定され
ている。尚、この固定側軸受部17と回転側軸受部5と
の隙間部分には例えばエステル系合成油のような動圧潤
滑剤19が充填されている。更に、軸受スリーブ12に
おけるフランジ部12bの外周部近傍上面に、回転磁石
8に斜めに対向するように珪素鋼板、焼結軟磁性フェラ
イトや焼結鉄系合金等の軟磁性材料で作製されたリング
状の吸引板20が配設されている。
【0027】また、軸受スリーブ12の内周面及びスラ
ストプレート16の上面に対向する回転側軸受部5の端
面には、複数の動圧発生溝がそれぞれ形成されており、
回転側軸受部5と固定側軸受部17で動圧流体軸受が形
成される。尚、動圧発生溝は、軸受スリーブ12の内周
面に対向する回転側軸受部5の外周面に形成しても良
く、また、回転側軸受部5の下端面に対向したスラスト
プレート16の上面に形成しても良い。
【0028】複数個のコイル14に順次駆動電流を供給
することによって、回転磁石8に回転駆動力が発生し回
転ディスク6が回転することで、動圧潤滑剤19に動圧
が発生して回転ディスク6は滑らかに回転する。
【0029】また、固定側軸受部17中に充填された動
圧潤滑剤19の表面張力の作用と、回転磁石8の下端面
に斜めに対向する吸引板20の作用により、ディスクド
ライブ装置が水平方向や垂直方向に傾けられても、回転
ディスク6は固定側軸受部17の凹部から抜けることは
ない。また、動圧潤滑剤19自身の粘性や表面張力によ
り、動圧潤滑剤19が流れ出て動圧潤滑剤19がなくな
るようなこともなく、回転ディスク6の回転動作中にお
いても、発生した動圧潤滑剤19の動圧と回転ディスク
6の回転側軸受部5の自重、回転磁石8と吸引板20の
間の磁力及びその周りの大気圧と釣り合った状態で滑ら
かに回転するものである。
【0030】次に、その製造方法について概要を説明す
る。軸受スリーブ12のスリーブ部12aにステータ1
5とフランジ部12bに吸引板20を固定する。固定側
軸受部17の凹部に、所定量の動圧潤滑剤19を滴下し
た後、磁気シールド7が固着された回転ディスク6の回
転側軸受部5を挿入する。ステータ15の鉄心コア13
の外径Dsが、軸受スリーブ12におけるフランジ部1
2bの外径Db以上となるように設定されている。この
ような形状としてあるので、ステータ15の鉄心コア1
3の外径Dsより大きい内径を有する回転磁石8が一体
に固着されたバックヨーク9、即ち、ロータマグネット
ユニット10を、固定側軸受部17に回転ディスク6が
組み込まれた後に、ディスク2の回転側軸受部5側の面
に接着等の方法により固着することができる。ロータマ
グネットユニット10を回転ディスク6に固着した後、
固定側軸受部17のフランジ部12bにフレーム18を
固定してモータを形成する。
【0031】尚、図においてはフレーム18をネジ21
により固定した構成としたが、これに限ることはなく圧
入或いは接着等他の方法によって固定しても良い。この
フレームはモータ単体で使用するときにはモータフレー
ムを用いてもよいし、ディスク装置に直接組み込むとき
にはディスク装置の筐体部をフレームとして利用しても
よい。また、回転ディスク6にバックヨーク9を固着し
た後に固定側軸受部17に組み込み、回転磁石8のみを
バックヨーク9に固着しても良い。
【0032】尚、上述の説明において、ステータ15は
固定側軸受部17のスリーブ部12aに圧入或いは接着
剤による接着等の方法により固着するように記述してい
るが、これに限るものではなく、例えば、フランジ部1
2bの段差のある面22に接着、ネジ止め等の方法によ
り固着しても良く、また、図示していないが、スリーブ
部12aとフランジ部12bを個別の部材とし、ステー
タ15をフランジ部12bに固着した後、スリーブ部1
2aと一体にしても良い。
【0033】以上のような本実施の形態のモータ構成と
することによって、既に固定されているステータ15に
対向するようにロータマグネットユニット10を回転デ
ィスク6に固着するため、ロータマグネットユニット1
0とステータ15とで磁気回路が構成され、ロータマグ
ネットユニット10の回転磁石8からの磁束が、主とし
てステータ15と一部は吸引板20に集中させることが
でき、回転ディスク6のディスク2に形成された情報記
録媒体3への漏洩磁束が抑制されるので、情報記録媒体
3に予め記録されたトラッキング制御用のサーボ信号に
悪影響を与えないという大きな効果を得ることができ
る。
【0034】また、図3に部分断面図で示すように、回
転側軸受部5の下端部にフランジ状の抜け止め部材31
を圧入或いは接着等の方法により配設して、それに対応
した形状に軸受スリーブ12を形成することにより、非
常に強い衝撃等の外力を受けても回転ディスク6が固定
側軸受部17の凹部より抜けることがないようにしても
良い。この時、アキシャル方向の動圧を発生させる動圧
発生溝は抜け止め部材31のフランジ上面32及び下面
33に形成しても良い。
【0035】また、図4に示すように、回転磁石8に対
向する端部が一方の方向にL字状に曲折或いは突出した
下側ヨーク41と、この下側ヨーク41の複数の磁極歯
部に植設されたコアピン42のそれぞれに巻かれたコイ
ル43と、コアピン42を介して下側ヨーク41に対向
した上側ヨーク44とでステータ45を構成したモータ
構成でも良いのは言うまでもない。
【0036】また、図2に示すような回転子11の回転
側軸受部5と、軸受スリーブ12とスラストプレート1
6からなる固定側軸受部17とで構成される軸受構成に
対して、図5に示すように、スリーブ部51と中実円柱
状の固定軸部52を有する固定側軸受部53を形成し、
一方、回転ディスク54にはその固定軸部52を包み込
むように中空円筒型の回転側軸受部55を設けて、回転
側軸受部55と固定側軸受部53とからなる軸受けを構
成し、上述の実施の形態と同様に、固定側軸受部53の
スリーブ部51の外周面或いは段付面56に接着等の方
法によりステータ15を固着しても良い。動圧発生溝は
固定軸部52の上端面及び回転側軸受部55の内周面に
形成する。
【0037】尚、動圧発生溝は、アキシャル方向の動圧
を発生させるために固定軸部52の上端面に対する回転
ディスク54の対向面或いは回転側軸受部55の下端面
に形成しても良い。また、ラジアル方向の動圧を発生さ
せるために固定軸部52の外周面に形成しても良い。そ
の他の構成は、上述の実施の形態と同様であり、詳細な
説明はここでは省略する。尚、図5において、固定側軸
受部53はスリーブ部51及び固定軸部52が、例えば
一体成形にて形成されたように記載されているが、これ
に限ることはなく、固定軸部52と他の部分を、2つ以
上の個別の部材によって形成しても良い。
【0038】以上のように本第1の実施の形態によれ
ば、情報記録媒体が形成された回転ディスクを回転子の
一部として一体化した薄型モータを構成したにも拘わら
ず、モータの組立時に回転ディスク上に形成された情報
記録媒体への回転磁石からの磁束漏れが抑制され、情報
記録媒体に予め記録されているサーボ用制御信号に与え
る悪影響がなく、ディスクドライブ装置として非常に安
定した記録再生ができる。
【0039】(第2の実施の形態)図6は、本発明にお
ける第2の実施の形態を説明するための図であり、モー
タの主要部の概略断面図である。尚、図1及び図2と同
一要素及び名称については同一符号を付している。
【0040】図6において、ディスク2の一方の面に情
報記録媒体3が形成されたディスク部4と、ディスク2
の情報記録媒体3が形成された面とは反対側の面に設け
られた回転側軸受部5とにより回転ディスク6が構成さ
れている。また、ディスク2の回転側軸受部5側の面上
には、ディスク2上の情報記録媒体3に対して磁気的な
遮蔽をするためのリング状の磁気シールド61と、複数
磁極に着磁したリング状の回転磁石8が接着等の方法に
よりバックヨーク9と一体になるように構成したロータ
マグネットユニット10とが固着され、この回転ディス
ク6、磁気シールド61及びロータマグネットユニット
10とが一体になって回転子62を構成している。尚、
磁気シールド61の外径は、ロータマグネットユニット
10を構成するバックヨーク9の内径に嵌合するように
設定されている。回転側軸受部5を基準にして磁気シー
ルド61の中心が回転中心1に合致するようにして回転
ディスク6に磁気シールド61を固着する。固定側軸受
部17に挿入された回転ディスク6にロータマグネット
ユニット10を固着する際に、磁気シールド61の外周
に嵌合させてロータマグネットユニット10を位置決め
して固着すれば、ロータマグネットユニット10の回転
中心を容易に回転中心1に合致するように位置決めする
ことができる。
【0041】その他の構成及び組立方法は、前述した本
第1の実施の形態と同様である。即ち、ステータ15及
び吸引板20が固定され、動圧潤滑剤19が滴下された
固定側軸受部17の凹部に、磁気シールド61が固着さ
れた回転ディスク6の回転側軸受部5を挿入する。鉄心
コア13の外径Dsと軸受スリーブ12のフランジ部1
2bの外径Dbとの間で Ds≧Db という関係を有するように設定されているため、固定側
軸受部17への回転側軸受部5の挿入後、ロータマグネ
ットユニット10を回転ディスク6に固着された磁気シ
ールド61の外周面に嵌合させて回転ディスク6に固着
することができる。
【0042】以上のように本第2の実施の形態によれ
ば、固着すべき回転磁石の位置決めが容易となり、且
つ、回転ディスク上に形成された情報記録媒体への回転
磁石の漏れ磁束が抑制され、情報記録媒体に予め記録さ
れているサーボ信号に与える悪影響がなく、情報記録媒
体が形成されたディスク部を回転子の一部として一体化
した薄型モータを実現することができる。
【0043】(第3の実施の形態)図7は、本発明にお
ける第3の実施の形態を説明する図であり、モータ主要
部の概略断面図である。尚、図1及び図2と同一要素及
び名称については同一符号を付している。
【0044】図7において、ディスク2の一方の面上に
情報記録媒体3が形成され、他方の面には平面71と7
2で挟まれた位置に円周状の段差を設けたディスク部7
3と、ディスク2の情報記録媒体3が形成された面とは
反対側の面に設けられた中実円柱状の回転側軸受部5と
により回転ディスク74が構成されている。平面71に
は磁気シールド7が、また、平面72には回転磁石8と
バックヨーク9が一体になったロータマグネットユニッ
ト10が接着等の方法により固着されて、回転子75が
構成されている。平面71と平面72で挟まれた円周状
の段差面76の外径は、ロータマグネットユニット10
のバックヨーク9の内径に嵌合するように設定されてお
り、ロータマグネットユニット10を段差面76に嵌合
させて位置決めをして回転ディスク74に固着すれば、
ロータマグネットユニット10の回転中心が回転中心1
と同軸になるように容易に位置決めすることができる。
【0045】その他の構成及び組立方法は、前述の本第
1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0046】また、本第3の実施の形態の他の一例につ
いて、図8を用いて説明する。図8はモータ主要部の概
略断面図である。
【0047】図8において、ディスク2の一方の面上に
情報記録媒体3が形成され、ディスク2の他方の面側の
外周部に直立するよう一体形成したリング状の突縁部8
1を有するディスク部82と、ディスク2の情報記録媒
体3を形成した面とは反対側の面に設けられた中実円柱
状の回転側軸受部5とにより回転ディスク83が構成さ
れている。
【0048】回転ディスク83の外周部に形成された突
縁部81の回転軸と平行な内周面84が、ロータマグネ
ットユニット10のバックヨーク9の外周面に嵌合する
ように設定されており、ロータマグネットユニット10
を回転ディスク83の段差部81の内周面84に嵌合さ
せて位置決めし、固着して、回転子85を構成しても良
い。その他の構成及び組立方法は、前述の本第1の実施
の形態と同様であるので説明は省略する。
【0049】以上のように本第3の実施の形態によれ
ば、前述の本第2の実施の形態と同様に、回転磁石の位
置決めが容易となり、且つ、前述した本第1の実施の形
態と同様に、回転ディスク上に形成された情報記録媒体
への回転磁石の磁束漏れが抑制され、情報記録媒体に予
め記録されているサーボ信号に与える悪影響がなく、情
報記録媒体が形成されたディスク部を回転子の一部とし
て一体化した薄型モータを実現することができる。
【0050】(第4の実施の形態)図9は、本発明にお
ける第4の実施の形態を説明する図であり、モータ主要
部の概略断面図である。尚、図1及び図2と同一要素及
び名称については同一符号を付している。
【0051】図9において、ディスク2の一方の面上に
情報記録媒体3が形成されたディスク部91と、ディス
ク2の情報記録媒体3が形成された面とは反対側の面に
設けられた中実円柱状の回転側軸受部5とにより回転デ
ィスク92が構成されている。回転ディスク92の回転
側軸受部5側の面には磁気シールド7と、回転磁石8と
バックヨーク93が一体になったロータマグネットユニ
ット94が接着等の方法により固着されて、回転子95
が構成されている。
【0052】バックヨーク93の回転磁石8が固着され
る内径側に段差を設け、径が大きい方の内周面96を回
転ディスク92の外周面に嵌合するように設定してい
る。
【0053】その他の構成については、前述の本第1の
実施の形態と同様である。軸受スリーブ12の最大径よ
りも鉄心コア13の径の方が少なくとも大きいため、固
定側軸受部17と回転ディスク92を組み立てた後、回
転ディスク92の外周面にバックヨーク93の内周面9
6を嵌合させて位置決めし、ロータマグネットユニット
94を回転ディスク92に接着等の方法により固着し
て、回転子95を構成することができる。
【0054】以上のように本第4の実施の形態によれ
ば、前述の本第3の実施の形態と同様に、回転磁石の位
置決めが容易となり、且つ、前述した本第1の実施の形
態と同様に、回転ディスク上に形成された情報記録媒体
への回転磁石の漏れ磁束が抑制され、情報記録媒体に予
め記録されているサーボ信号に与える悪影響がなく、情
報記録媒体が形成されたディスク部を回転子の一部とし
て一体化した薄型モータを実現することができる。
【0055】(第5の実施の形態)図10は、本発明に
おける第5の実施の形態におけるロータマグネットユニ
ットの固着方法を説明するための図で、モータの組立途
中の主要部と固着治具の概略断面図である。尚、図1及
び図2と同一要素及び名称については同一符号を付して
いる。
【0056】図10において、ステータ15及び吸引板
20が固着され、動圧潤滑剤19が滴下され、且つ、鉄
心コア13の外径Dsより軸受スリーブ12におけるフ
ランジ部12bの外径Dbの方が小さい径(Ds≧D
b)を有するように設定された固定側軸受部17の凹部
に、磁気シールド7が固着された回転ディスク6の回転
側軸受部5が挿入された作製過程の状態にある。
【0057】一方、固着治具101は、内周面102が
回転ディスク6の外周に嵌合するように設定され、ま
た、内周面102の内側にロータマグネットユニット1
0を構成する回転磁石8の内周面の一部に嵌合するよう
に設定された外周面103とロータマグネットユニット
10を載置する面104を有する。
【0058】回転磁石8とバックヨーク9が一体になっ
たロータマグネットユニット10を固着治具101の外
周面103に嵌合させて面104の上に載置して、内周
面102を回転ディスク6の外周面(外径)に嵌合させ
て、ロータマグネットユニット10が回転ディスク6の
回転側軸受部5側の面に当接するように固着治具101
を押しつけて、回転ディスク6に接着剤による接着等の
方法によりロータマグネットユニット10を固着する。
ディスク部4と回転側軸受部5が一体に形成された回転
ディスク6の外周を基準にして回転磁石8を位置決めし
てロータマグネットユニット10を固着することによ
り、ロータマグネットユニット10を構成する回転磁石
8の回転中心を精度良く回転中心1に一致させることが
できる。
【0059】ロータマグネットユニット10を回転ディ
スク6に固着して回転子11を形成した後、図示してい
ないが、固定側軸受部17にフレーム18を固着してモ
ータを作製する。
【0060】また、固着治具101に対するロータマグ
ネットユニット10の位置決めは、回転磁石8の内周面
の一部に嵌合させるのではなく、バックヨーク9の外周
面の一部に嵌合させるようにしても良い。
【0061】尚、回転ディスク6にバックヨーク9と磁
気シールド7を固着した後、固定側軸受部17の凹部に
回転側軸受部5を挿入した状態で、回転磁石8を固着治
具101の外周面103に嵌合させて面104の上に載
置して、バックヨーク9の内面に嵌合圧着させて、接着
剤による接着等の方法により回転磁石8を回転ディスク
6に固着されたバックヨーク9に固着しても良い。
【0062】以上のように本第5の実施の形態によれ
ば、前述した第1から第4の実施の形態と同様に、回転
磁石の磁束漏れが回転ディスク上に形成された情報記録
媒体へ及ぼす影響が抑制され、情報記録媒体に予め記録
されている正常なサーボ信号を維持し、また、回転磁石
の位置決めが容易となり、情報記録媒体が形成されたデ
ィスク部を回転子として一体化した薄型モータを実現す
ることができる。
【0063】更に、固着治具の内周面を回転ディスクの
外周面に嵌合させることによって、ロータマグネットユ
ニットの接着時に放出されるガスが固着治具内に封じ込
められ、回転ディスクの上に形成された情報記録媒体が
そのガスに曝されることがなく、情報記録媒体の表面が
変質せず、安定した記録再生ができる。
【0064】更に、本第1の実施の形態から第5の実施
の形態において、回転子を軸支する軸受が動圧流体軸受
の構成で説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、従来例に示したモータ構成と同様に、回転側軸
受部をボールベアリングを介して固定側軸受部に軸装し
た軸受構成でも良い。
【0065】また、本第1の実施の形態から第5の実施
の形態では、回転磁石とバックヨークとが一体となった
ロータマグネットユニットを用いて回転ディスクに取り
付ける方式で説明したが、バックヨークを取り付けた後
に固定軸受部に軸装し、回転磁石のみをその後バックヨ
ークに固着するようにしてもよい。また、回転ディスク
の回転側軸受部を固定側軸受部に軸装し、その後バック
ヨーク、回転磁石を個別に回転ディスクに固着して取り
付けるようにしてもよい。
【0066】更に、本発明のディスク駆動用モータは単
体で使用する場合にはモータフレームを用いるが、ディ
スク装置と一体で使用してもよく、その場合にはディス
ク装置の筐体部をフレームとして利用してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明は、ディスクドライ
ブ装置の薄型化を図るためにディスク部をモータの回転
子の一部として回転側軸受部と一体化した回転ディスク
として構成し、更に、フレームと固定側軸受部とを分離
し、ステータを固着する固定側軸受部の外径寸法がステ
ータの外径寸法以下であるような構成としたディスクド
ライブ用駆動モータである。
【0068】このような構成とすることによって、回転
ディスクと、ステータが配設された固定側軸受部とを組
み込んだ後に、バックヨークを介して回転磁石を回転デ
ィスクに固着して回転子を形成することができ、回転磁
石からの磁気が回転ディスクの一方の面に形成された情
報記録媒体に回り込むことが抑制され、情報記録媒体に
予め記録されたトラッキング制御用のサーボ信号を乱す
ことがなく、安定した情報の記録再生ができ、しかも薄
型化を可能にしたディスク駆動用モータが得られるとい
う大きな効果を有する。
【0069】また、本発明のディスク駆動モータを用い
ることで、従来に比べて非常に薄型のディスクドライブ
装置を量産性良く実現することができるという大きな効
果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態におけるディ
スク駆動用モータの主要部を説明するための概略平面図
【図2】本発明における第1の実施の形態におけるディ
スク駆動用モータの主要部を説明するための概略部分断
面図
【図3】本発明における第1の実施の形態におけるディ
スク駆動用モータの他の一例を示す概略断面図
【図4】本発明における第1の実施の形態における他の
ステータの構成を示す概略断面図
【図5】本発明における第1の実施の形態における回転
子構成の他の一例を示す概略断面図
【図6】本発明における第2の実施の形態におけるディ
スク駆動用モータの主要部を説明するための概略断面図
【図7】本発明における第3の実施の形態におけるディ
スク駆動用モータの主要部を説明するための概略断面図
【図8】本発明における第3の実施の形態の他の一例を
示すディスク駆動用モータの主要部を説明するための概
略断面図
【図9】本発明における第4の実施の形態におけるディ
スク駆動用モータの主要部を説明するための概略断面図
【図10】本発明における第5の実施の形態におけるデ
ィスク駆動用モータのロータマグネットの固着方法を説
明するための概略断面図
【図11】従来のディスク駆動用モータの主要部を示す
概略断面図
【符号の説明】
1,125 回転中心 2 ディスク 3,111 情報記録媒体 4,73,82,91,112 ディスク部 5,55,113 回転側軸受部 6,54,74,83,92,114 回転ディスク 7,61 磁気シールド 8,116 回転磁石 9,93,115 バックヨーク 10,94 ロータマグネットユニット 11,62,75,85,95,117 回転子 12 軸受スリーブ 12a,51 スリーブ部 12b フランジ部 13,122 鉄心コア 13a 磁極歯部 13b 磁極結合部 14,43,123 コイル 15,45,121 ステータ 16 スラストプレート 17,53 固定側軸受部 18,118 フレーム 19 動圧潤滑剤 20 吸引板 21 ネジ 22,32,33,56,71,72,76,84,9
6,102,103,104,120 面 31 抜け止め部材 41 下側ヨーク 42 コアピン 44 上側ヨーク 52 固定軸部 81 突縁部 101 固着治具 119 軸受ハウジング部 124 ボールベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 5/16 H02K 5/16 Z 5H621 7/14 7/14 C 5H622 15/14 15/14 A // H02K 15/02 15/02 K Fターム(参考) 5D109 BA08 BA14 BA17 BA20 BA22 BB12 BB18 BB21 BB22 5H002 AA00 AB06 AC04 AC06 5H605 AA00 AA11 BB05 BB19 CC01 CC02 CC04 CC05 DD05 DD09 EB01 GG01 GG20 GG21 5H607 AA00 BB01 BB14 BB17 CC01 CC05 DD01 DD02 DD03 DD09 DD16 FF12 GG12 JJ04 JJ06 KK10 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP02 PP07 PP10 PP13 PP24 PP25 PP28 QQ02 SS10 SS18 SS19 TT05 5H621 AA00 BB07 GA01 GA04 GB00 HH01 JK08 JK10 JK13 JK17 JK19 5H622 CA01 CA05 CA10 PP19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの一方の面に情報記録媒体が形
    成され、前記一方の面の反対面上に複数磁極に着磁され
    た環状の回転磁石がバックヨークを介して固着されると
    ともに、前記ディスクの中心部に回転側軸受部が設けら
    れた回転子と、 前記回転子を前記回転側軸受部を介して回転自在に軸支
    する固定側軸受部と、 前記回転磁石に半径方向隙間を介して対向するとともに
    半径方向内側に配設するように前記固定側軸受部に固着
    されたステータと、 前記固定側軸受部を固定するフレームとを具備し、 前記ステータは、その最外部の回転中心からの長さが前
    記固定側軸受部の最外部の前記回転中心からの長さ以上
    とした構成を有することを特徴とするディスク駆動用モ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記回転子に対して、前記ディスクの前
    記情報記録媒体が形成される面の反対面上で、前記回転
    磁石で囲まれる領域内に軟磁性材料製の磁気シールドを
    配設したことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆
    動用モータ。
  3. 【請求項3】 前記バックヨークと前記回転磁石とを一
    体としたロータマグネットユニットと、前記ロータマグ
    ネットユニットの内周面に嵌合するような外径を有する
    軟磁性材料製の磁気シールドを前記回転子に配設したこ
    とを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動用モー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記ディスクの前記情報記録媒体が形成
    される面の反対面に円周状の段差部を設け、前記段差部
    の外周面もしくは内周面が前記ロータマグネットユニッ
    トの内周面もしくは外周面に嵌合するように構成したこ
    とを特徴とする請求項3に記載のディスク駆動用モー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記ロータマグネットユニットに円周状
    の段差部を設け、前記段差部の内周面が前記ディスクの
    外周面に嵌合するように構成したことを特徴とする請求
    項3に記載のディスク駆動用モータ。
  6. 【請求項6】 前記回転子を軸支する前記回転側軸受部
    の端部に抜け止め部材を配設したことを特徴とする請求
    項1から請求項5までのいずれかに記載のディスク駆動
    用モータ。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載のディスク駆動用モータの製造方法であって、 前記回転側軸受部が設けられた前記ディスクに前記バッ
    クヨークを固着する工程と、 前記固定側軸受部に前記ステータを固着する工程と、 前記固定側軸受部に前記回転側軸受部を軸装して、前記
    バックヨークが固着された前記ディスクを組み込む工程
    と、 固着治具に前記回転磁石を載置した後、前記回転磁石が
    前記ステータと対向するように前記ディスクに固着され
    た前記バックヨークに前記回転磁石を固着する工程と、 前記固定側軸受部を前記フレームに固定する工程とを少
    なくとも有し、 前記固着治具は、前記ディスクの外周に嵌合し、且つ、
    前記外周を基準にして前記ディスクへの前記回転磁石の
    取付位置決めを行うことを特徴とするディスク駆動用モ
    ータの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載のディスク駆動用モータの製造方法であって、 前記固定側軸受部に前記ステータを固着する工程と、 前記固定側軸受部に前記回転側軸受部を軸装して、前記
    回転側軸受部が設けられた前記ディスクを組み込む工程
    と、 固着治具に前記ロータマグネットユニットを載置した
    後、前記ディスクの前記情報記録媒体を形成する面の反
    対面上で、前記ステータに対向する位置に前記ロータマ
    グネットユニットを固着する工程と、 前記固定側軸受部を前記フレームに固定する工程とを少
    なくとも有し、 前記固着治具は前記ディスクの外周に嵌合し、且つ、前
    記外周を基準にして前記ディスクへの前記ロータマグネ
    ットユニットの取付位置決めを行うことを特徴とするデ
    ィスク駆動用モータの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載のディスク駆動用モータを備えたことを特徴とする
    ディスク型情報記録再生装置。
JP2001182771A 2001-06-18 2001-06-18 ディスク駆動用モータ及びその製造方法 Pending JP2003009488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182771A JP2003009488A (ja) 2001-06-18 2001-06-18 ディスク駆動用モータ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182771A JP2003009488A (ja) 2001-06-18 2001-06-18 ディスク駆動用モータ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003009488A true JP2003009488A (ja) 2003-01-10

Family

ID=19022802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001182771A Pending JP2003009488A (ja) 2001-06-18 2001-06-18 ディスク駆動用モータ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003009488A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158243A (ja) * 2013-05-02 2013-08-15 Samsung Electromechanics Japan Advanced Technology Co Ltd ハードディスク装置用スピンドルモータ
CN107846116A (zh) * 2016-09-18 2018-03-27 德昌电机(深圳)有限公司 电机及电机组件
JP2018516527A (ja) * 2015-05-29 2018-06-21 ヴァレオ システム テルミク 電子的に切り替えられる電気モータ及び対応の空気脈動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158243A (ja) * 2013-05-02 2013-08-15 Samsung Electromechanics Japan Advanced Technology Co Ltd ハードディスク装置用スピンドルモータ
JP2018516527A (ja) * 2015-05-29 2018-06-21 ヴァレオ システム テルミク 電子的に切り替えられる電気モータ及び対応の空気脈動装置
CN107846116A (zh) * 2016-09-18 2018-03-27 德昌电机(深圳)有限公司 电机及电机组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2586305Y2 (ja) 磁気ディスク駆動モータ
JP2002136031A (ja) ブラシレスモータ及びその製造方法
JP2003130043A (ja) 軸受けユニットおよび軸受けユニットを有するモータ
JP2003061300A (ja) ハードディスクドライブ用スピンドルモータ
US8836183B2 (en) Rotating machine provided with coil and method of producing the rotating machine
JPH06133518A (ja) 磁気ディスク駆動モータ
JP2003009488A (ja) ディスク駆動用モータ及びその製造方法
JP2005045876A (ja) スピンドルモータ及びこれを用いた情報記録再生装置
JP3020616B2 (ja) スピンドルモータ
JP2830343B2 (ja) 磁気ディスク駆動装置用モータの組立方法
JP2729735B2 (ja) 磁気ディスク駆動モータ
JP2729733B2 (ja) 磁気ディスク駆動モータ
JPH114568A (ja) スピンドルモータ
JP2002367316A (ja) ディスク状情報記録媒体、およびこれを用いた情報記録再生装置
JP3197650B2 (ja) 回転ヘッドドラム装置
JP3177009B2 (ja) スピンドルモータ
JPH0660531A (ja) スピンドル機構
JP2008187844A (ja) スピンドルモータおよびこれを備えた記録再生装置
JP3128352B2 (ja) 回転多面鏡走査装置
JP2002315278A (ja) ロータ構体の組立方法
JP2004364380A (ja) 情報記録再生装置
JPH0677368B2 (ja) 記録ディスク用支持及び駆動装置
JP2003032960A (ja) 駆動用スピンドルモータおよび情報記録再生装置
JP2001118315A (ja) 磁気ディスク駆動用モータ
JP2003032984A (ja) 情報記録再生装置