JP2595563Y2 - ブラシレス直流電動機用回転子 - Google Patents

ブラシレス直流電動機用回転子

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JP2595563Y2
JP2595563Y2 JP1993064079U JP6407993U JP2595563Y2 JP 2595563 Y2 JP2595563 Y2 JP 2595563Y2 JP 1993064079 U JP1993064079 U JP 1993064079U JP 6407993 U JP6407993 U JP 6407993U JP 2595563 Y2 JP2595563 Y2 JP 2595563Y2
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JP
Japan
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bottom wall
yoke
brushless
rotor
rotating shaft
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JPH0736585U (ja
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輝臣 高橋
斉 後藤
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カップ状のヨークの底
壁部の中心孔を貫通する回転軸が、該中心孔の周囲の底
壁部に施したメタルフロー加工部により固定されている
タイプのブラシレス直流電動機用回転子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のブラシレス直流電動機用回転子に
おけるカップ状のヨークと回転軸の固定は、該ヨークの
底壁部の中央に固定されたボスを利用するものが一般的
であった。
【0003】しかしながら、このような固定の仕方で
は、ボスを使用するので、作業性が悪く、またコストア
ップを招く問題点があった。
【0004】これらの点を考慮し、ボスを使用せず、ヨ
ークの底壁部の中心孔の周囲を塑性変形させ、該底壁部
の中心孔を貫通する回転軸の溝に流れ込ませて、ヨーク
を回転軸に固定させる固定方法(メタルフロー法)が試
みられている。
【0005】図3及び図4は、該メタルフロー法により
ヨークの底壁部を回転軸に固定した従来のこの種のブラ
シレス直流電動機用回転子の構造を示したものである。
該ブラシレス直流電動機用回転子1では、絞り加工によ
り形成された鋼板製でカップ状のヨーク2の周壁部2a
の内周に磁石3が支持され、該ヨーク2の底壁部2bの
中心孔4に回転軸5が貫通されている。回転軸5の外周
には溝6が設けられ、この溝6の底部にはローレット加
工部7が設けられている。回転軸5の外周の該溝6内
に、中心孔4の周囲の底壁部2bの一部が工具を用いた
メタルフロー加工により充填されてメタルフロー加工部
8が形成され、該メタルフロー加工部8によりヨーク2
の底壁部2bが回転軸5の外周に固定されている。
【0006】このようなブラシレス直流電動機用回転子
1のヨーク2内には、ステータ台板9のボス部9aが挿
入され、該ボス部9aの孔10に通された回転軸5が該
ボス部9aの内周の軸受11により回転自在に軸受され
ている。該ボス部9aの外周には、ステータ鉄心12が
取り付けられ、該ステータ鉄心12には電機子コイル1
3が装着されている。これらステータ台板9,軸受1
1,ステータ鉄心12,電機子コイル13等によりブラ
シレス直流電動機用固定子14が構成されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなメタルフロー加工部8でヨーク2の底壁部2bを回
転軸5に固定した従来のブラシレス直流電動機用回転子
1では、回転方向の結合力は十分な値を示すが、ボスを
用いたものに比較して、メタルフロー加工部8の肉厚が
ヨーク2の底壁部2bの他の部分の肉厚より薄くなるた
め、回転軸5の曲げモーメントに対しては弱く、該底壁
部2bが変形し、外径振れが大きくなる問題点があっ
た。
【0008】本考案の目的は、回転軸の曲げモーメント
によるヨーク底壁部の変形を防止できるブラシレス直流
電動機用回転子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
考案の構成を説明すると、本考案は鋼板製でカップ状の
ヨークの周壁部内周に磁石が支持され、前記ヨークの底
壁部に設けられた中心孔に回転軸が貫通され、前記中心
孔の周囲の前記底壁部に施されたメタルフロー加工部に
より該底壁部の一部が前記回転軸の外周の溝内に充填さ
れて前記ヨークが前記回転軸に固定されているブラシレ
ス直流電動機用回転子において、前記ヨークの底壁部に
は前記回転軸の周囲の前記メタルフロー加工部を包囲し
てリング状にリッジ部が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】このようにカップ状のヨークの底壁部に、回転
軸の周囲のメタルフロー加工部を包囲してリング状にリ
ッジ部を設けると、回転軸の曲げモーメントによる底壁
部の変形を防止できる。
【0011】
【実施例】図1及び図2は、本考案に係るブラシレス直
流電動機用回転子の一実施例を示したものである。な
お、前述した図3及び図4と対応する部分には、同一符
号を付けて示している。
【0012】本実施例のブラシレス直流電動機用回転子
1においては、絞り加工により形成された鋼板製でカッ
プ状のヨーク2の底壁部2bに、回転軸5の周囲のメタ
ルフロー加工部8を包囲してリング状にリッジ部15が
設けられている。該リッジ部15は、カップ状のヨーク
2を回転軸5に固定する前に、予めヨーク2の底壁部2
bを、中心孔4に隣接させて内向き面側に凸形に同軸状
に塑性加工することにより形成されている。
【0013】このようにカップ状のヨーク2の底壁部2
bに、回転軸5の周囲のメタルフロー加工部8を包囲し
てリング状にリッジ部15を設けると、回転軸5の曲げ
モーメントによる底壁部2bの変形を防止できる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るブラシ
レス直流電動機用回転子では、カップ状のヨークの底壁
部に、回転軸の周囲のメタルフロー加工部を包囲してリ
ング状にリッジ部を設けたので、回転軸の曲げモーメン
トによる底壁部の変形を防止することができる。このた
め回転子のギャップ変動による電動機の特性のバラツキ
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るブラシレス直流電動機用回転子の
一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】従来のブラシレス直流電動機用回転子の縦断面
図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ブラシレス直流電動機用回転子 2 カップ状のヨーク 2a 周壁部 2b 底壁部 3 磁石 4 中心孔 5 回転軸 6 溝 7 ローレット加工部 8 メタルフロー加工部 9 ステータ台板 9a ボス部 10 孔 11 軸受 12 ステータ鉄心 13 電機子コイル 14 ブラシレス直流電動機用固定子 15 リッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 29/00 H02K 1/28 H02K 21/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板製でカップ状のヨークの周壁部内周
    に磁石が支持され、前記ヨークの底壁部に設けられた中
    心孔に回転軸が貫通され、前記中心孔の周囲の前記底壁
    部に施されたメタルフロー加工部により該底壁部の一部
    が前記回転軸の外周の溝内に充填されて前記ヨークが前
    記回転軸に固定されているブラシレス直流電動機用回転
    子において、 前記ヨークの底壁部には前記回転軸の周囲の前記メタル
    フロー加工部を包囲してリング状にリッジ部が設けられ
    ていることを特徴とするブラシレス直流電動機用回転
    子。
JP1993064079U 1993-11-30 1993-11-30 ブラシレス直流電動機用回転子 Expired - Fee Related JP2595563Y2 (ja)

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