JP2530599Y2 - ステータコア - Google Patents

ステータコア

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JP2530599Y2
JP2530599Y2 JP1987072026U JP7202687U JP2530599Y2 JP 2530599 Y2 JP2530599 Y2 JP 2530599Y2 JP 1987072026 U JP1987072026 U JP 1987072026U JP 7202687 U JP7202687 U JP 7202687U JP 2530599 Y2 JP2530599 Y2 JP 2530599Y2
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典明 菱田
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Nidec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電動機用のステータコアに関する。
〔従来の技術とその課題〕
一般に電動機に使用するステータコアは、鋼板をプレ
ス加工にて打抜いて形成され、その断面形状は平板状で
ある。例えば、第7図に示すブラシレスモータに於て、
ロータマグネット1の磁気中心L、ステータコア2の厚
さの中心Nとの位置づれに伴って、モータ回転時、ロー
タマグネット1とステータコア2の両磁極間に吸引・反
撥力が生じて、第7図中の仮想線のように各鋼板3…が
弾性変形して、振動や騒音の発生の原因となっていた。
また、ステータコア2の積層された鋼板3…相互間に
は反撥力が生じる。けだし、モータ回転時の各極(突状
歯部)に於て、鋼板3…のその各極構成部分は同極を生
じるから、反撥する。そのため、第8図中に仮想線で示
すように分離方向に各鋼板3…が弾性変形し、モータ回
転と共にこの反撥力も変化するから、振動や騒音の発生
の原因となっていた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、このような問題点を解決するために、環状
基部と該環状基部から放射状に延びる突状歯部を有する
鋼板を複数枚積層することによって形成されたステータ
コアにおいて、該鋼板の各々には、一面側へ膨出した補
強リブ部が設けられ、該補強リブ部は、該環状基部に対
応して形成されると共に傾斜状起き上がり壁部と該傾斜
状起き上がり壁部の端部から連設される水平上壁部とか
らなる横断面略横倒L字状の円環部と、該突状歯部の各
々に対応して形成されると共に横断面形状に於いて1個
以上の山型部を有する放射枝部から構成され、該放射枝
部は該円環部から連続して該突状歯部の中間部まで延び
ているものである。
〔作用〕
かかるステータコアにおいては、補強リブ部は、環状
基部に対応して形成されると共に傾斜状起き上がり壁部
と該傾斜状起き上がり壁部の端部が連設される水平上壁
部とからなる横断面略横倒L字状の円環部を有するの
で、環状基部の全体の剛性が増加する。
また、補強リブ部は、突状歯部の各々に対応して形成
されると共に横断面形状に於いて1個以上の山型部を有
する放射板部を有するので、各突状歯部の剛性も増加す
る。
さらに、放射板部は円環部から連続して延びているの
で、環状基部と突状歯部の接続部における剛性も増加す
る。
しかも、放射枝部は突状歯部の中間部まで延びている
のみであるので、突状歯部の先端面においては補強リブ
による形状変化がない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例を詳説する。
第6図に於て、ブラシレスモータの一例を断面図にて
示す。
4はロータであって、ブラケット5に回転自在に枢支
された回転軸6の一端(同図では下端)に固着される。
7はロータマグネットであり、浅皿型ローラ本体8の
内周面に固着される。ブラケット5の円筒ボス部9の外
周面には、ステータ10が固着され、上記ロータ4の内部
に対応する。このステータ10は、ステータコア11とステ
ータ巻線12とを備え、本考案に係るステータコア11はこ
のようなブラシレスモータ、その他各種の精密モータに
用いられる。
しかして、第1図〜第5図に示す如く、このステータ
コア11は、第1図に示す通り、環状基部20とこの環状基
部20から半径方向外方に放射状に延びる突状歯部13を有
し、該歯部13…の夫々に巻線12(第1図参照)が巻設さ
れる。環状基部20の中心には円筒ボス部9を挿入嵌着す
るための孔部14を有し、この孔部14の周囲及び上記各歯
部13…の中心に沿って、連続状の補強リブ部15を一体に
形成する。
さらに詳しく説明すれば、ステータコア11は複数枚の
硅素鋼等の鋼板16…を、積層したものであるが、各々の
鋼板16は、プレス加工等によって、第1図のように打抜
かれると同時に、又はその後の工程によって、補強リブ
部15を一面(図例では上面)側へ膨出して製造される。
即ち、第2図I及び第5図に示すように、突状歯部13の
横断面形状に於て、中間部を偏平台形山型に塑性加工を
行なって、補強リブ部15の一部を形成する。
第1図と第4図では、この補強リブ部15は、環状基部
20に対応して形成される円環部15aと、突状歯部13…の
各々に対応して形成される放射枝部15b…と、から構成
される。そして、円環部15aは、傾斜状起き上がり壁部
と該傾斜状起き上がり壁部の端部から連設される水平上
壁部とからなる横断面略横倒L字状とされ、放射枝部15
bは、横断面形状に於いて1個以上(この第1図と第4
図に示すステータコアでは、1個)の山型部を有する。
また、放射枝部15b…は円環部15aから連続して突状歯
部13…の中間部まで延びており、(第7図と第8図中の
矢印、及び、)第4図中の矢印Mで示す外力(曲げモー
メント)に対して、この補強リブ部15の放射枝部15bの
存在により、断面二次モーメントが著しく増大して、剛
性が増加する。
なお、突状歯部13の横断面形状としては、第2図IIの
ように、2個の山型部を有するようにすることも自由で
あり、また、第2図IIIのように波型横断面形状とし
て、上記両面に夫々1個以上の山型部を有するようにす
るも好ましい。あるいは第2図IV,V,VIに示すように突
状歯部13の全体を山型としても望ましい。
なお、複数枚の鋼板16…を積層一体化する結合力を、
上述の補強リブ部15の形成によって同時に得るようにす
るも好ましい。さらに本考案は図示の実施例に限定され
ないことは勿論であって、巻線を有するロータ側、ある
いは、変成器等に、本考案の構造・形状を応用するも自
由である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の如く構成されているので、次に記載
する作用効果を奏する。
補強リブ部15は鋼板16…の環状基部20に対応して形
成された円環部15aを有するので、環状基部20の全体の
剛性が増加し、この環状基部20に発生する電磁振動、電
磁音を有効に低減することができる。
補強リブ部15は鋼板16…の突状歯部13…の各々に対
応して形成された放射枝部15b…を有するので、各突状
歯部13…の剛性も増加し、突状歯部13…に発生する電磁
振動、電磁音を有効に低減することができる。
放射枝部15b…は円環部15aから連続して延びている
ので、環状基部20と突状歯部13…の接続部における剛性
も増加し、かかる接続部にて発生する電磁振動、電磁音
も有効に低減することができる。
放射枝部15b…は突状歯部13…の中間部まで延びて
いるのみであるので、突状歯部13…の先端面においては
補強リブ部15による形状変化がなく、放射枝部15b…を
設けることによる磁束の変化も実質上生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は突状
歯部の横断面の種々の具体例を示す説明図、第3図は一
部破断正面図、第4図は斜視図、第5図は積層状態を示
す要部横断面図、第6図はモータの一例を示す断面図で
ある。第7図と第8図は従来の問題点を説明する簡略説
明図である。 13……突状歯部、15……補強リブ部、15a……円環部、1
5b……放射枝部、16……鋼板、20……環状基部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状基部20と該環状基部20から放射状に延
    びる突状歯部13…を有する鋼板16…を複数枚積層するこ
    とによって形成されるステータコアにおいて、 該鋼板16…の各々には、一面側へ膨出した補強リブ部15
    が設けられ、該補強リブ部15は、該環状基部20に対応し
    て形成されると共に傾斜状起き上がり壁部と該傾斜状起
    き上がり壁部の端部から連設される水平上壁部とからな
    る横断面略横倒L字状の円環部15aと、該突状歯部13…
    の各々に対応して形成されると共に横断面形状に於いて
    1個以上の山型部を有する放射枝部15b…から構成さ
    れ、該放射枝部15bは該円環部15aから連続して該突状歯
    部13…の中間部まで延びていることを特徴とするステー
    タコア。
JP1987072026U 1987-05-14 1987-05-14 ステータコア Expired - Lifetime JP2530599Y2 (ja)

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JPS63182646U JPS63182646U (ja) 1988-11-24
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