JPH028520Y2 - - Google Patents

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JPH028520Y2
JPH028520Y2 JP1984177363U JP17736384U JPH028520Y2 JP H028520 Y2 JPH028520 Y2 JP H028520Y2 JP 1984177363 U JP1984177363 U JP 1984177363U JP 17736384 U JP17736384 U JP 17736384U JP H028520 Y2 JPH028520 Y2 JP H028520Y2
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JP
Japan
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caulking
electric motor
center
tooth portion
annular band
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JP1984177363U
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JPS6192152U (ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は電動機に係り、特に、積層鉄心(以下
鉄心をコアと言う)の締結強度を高めるVカシメ
の形成領域の改善に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
電動機の小形軽量化を図るために、コアの重量
を軽減すると磁束密度は高くなるが、この高い磁
束密度化に対してコアの締結強度を高めるVカシ
メがその妨げとなつてコギングトルクを増大させ
ることがあつた。
第9図はこの種の従来の電動機の主要部の構成
を示す部分断面図で、回転軸1の外周に永久磁石
2が装着されてロータが形成される一方、板材を
打ち抜くことによつて環状帯部32の内縁から中
心方向に突出する歯部31を有する板体3を積層
してなるコア、このコアのスロツト33に装着さ
れる図示省略のコイルおよびコアの外側に焼ばめ
または接着されるフレーム4によつてステータが
形成されている。
ここで、コアの締結強度を高めるために、例え
ば、歯部31の根元の環状帯部32上に、第10
図に示すVカシメ34が周方向の複数箇所に形成
され、このVカシメ34の凸部は、他の板体の凹
部に係合せしめられている。第11図は板体3
A,3B,3C,……の係合状態を示す。
なお、この明細書で言うVカシメとは、板体の
所定の領域の対辺部を剪断すると共に、この剪断
した辺と直交する中心線上で所定の領域をV字状
に折曲げ成形したものを指している。
ところで、従来装置のVカシメ34は歯部31
の中心軸上に中心を有し、環状帯部32から見て
周囲方向に長辺を、径方向に短辺をそれぞれ有す
る長方形領域に形成れ、歯部31の中心軸に沿つ
て稜線が形成されるようにV字状に折曲げられて
いた。したがつて、歯部31の根元の角Aと、V
カシメ34を形成する長方形領域の角との間隔が
狭くなり、これによつてVカシメ34の近傍の歯
部31を通る磁束に対する磁気抵抗が増大してい
た。
このことは、ロータの回転位置に応じて磁気吸
引力の差をもたらし、例えば、第3図に示すよう
に、低周波のコギングトルクが重畳するという欠
点になつていた。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来のものの欠点を除去するため
になされたもので、Vカシメに起因する低周波の
コギングトルクの増大を押え得る電動機の提供を
目的とする。
〔考案の概要〕
この目的と達成するために本考案は、内縁から
中心方向に歯部が突出する環状帯部にVカシメを
有する板体を、前記Vカシメが順次係合するよう
に積層してステータコアを形成する電動機におい
て、前記歯部の根元の角から、コギングトルクの
増大を抑え得る寸法だけ離隔した位置に、前記V
カシメを形成したことを特徴としている。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す主要部の断面
図、第2図はこの実施例のVカシメ部分を拡大し
て示した平面図および側面図で、第9図および第
10図を用いて説明した要素と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。そして第
9図および第10図では長方形領域にVカシメを
形成したのに対して、この第1図および第2図で
は正方形領域にVカシメ35を形成した点が異つ
ている。
この場合、Vカシメ35は、第9図に示したV
カシメ34の長手方向寸法を縮小した領域に形成
されたもので、これによつて歯部31の根元の角
Aからの寸法が大きくなり、歯部31を通る磁束
φ1,φ2に対する磁気抵抗も格段に低く抑えられ
る。
第4図はこの電動機のロータの回転角およびト
ルクの関係を示す線図で、Vカシメを正方形領域
に形成することによつて低周波のコギングトルク
の増大が完全に抑えられている。
なお、上記実施例では歯部31の中心軸上に中
心を有する正方形領域にVカシメを形成したが、
要は歯部の根元の角から、実質的に磁気抵抗を増
加させることのない所定寸法だけ離隔した環状帯
部に形成すれば、例えば、第5図乃至第8図に示
すように、菱形領域、亀甲形領域、円形領域およ
び楕円形領域にそれぞれVカシメ36,37,3
8および39を形成してもよく、さらに歯部31
の中心軸上に限らず、第1図のB点の如くスロツ
トの中心軸上であつても略同様な結果が得られ
る。
ところで、第5図に示したVカシメ36は、歯
部31から環状帯部に磁束が流れるときは問題が
ないが、環状帯部の周方向すなわちアウターヨー
クの周方向に通る磁束に対して磁気抵抗が大きく
なるので、この磁気抵抗を減らすという意味では
第6図乃至第8図に示すVカシメ37乃至39を
形成した方が有利である。
〔考案の効果〕
以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
ればVカシメを歯部の根元の角から所定寸法だけ
離隔した環状帯部に形成しているので、Vカシメ
に起因する磁気抵抗の増大を抑さえ得、これによ
つて低周波のコギングトルクの増大を抑さえるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す要部断
面図、第2図は同実施例のVカシメの形状を示す
図、第3図は同実施例の磁束の流れを示す図、第
4図は同実施例のロータ回転角とトルクとの関係
を示す線図、第5図乃至第8図は他の実施例のV
カシメの形状を示す図、第9図は従来装置の構成
を示す要部断面図、第10図は従来装置のVカシ
メの形状を示す図、第11図は従来装置の要部の
構成を示す断面図、第12図は従来装置の磁束の
流れを示す図、第13図は従来装置のロータ回転
角とトルクとの関係を示す線図である。 1……回転軸、2……永久磁石、3……板体、
31……歯部、32……環状帯部、33……スロ
ツト、34〜39……Vカシメ、4……フレー
ム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内縁から中心方向に歯部が突出する環状帯部
    にVカシメを有する板体を、前記Vカシメが順
    次係合するように積層してステータ鉄心を形成
    する電動機において、前記歯部の根元の角か
    ら、コギングトルクの増大を抑え得る寸法だけ
    離隔した位置に、前記Vカシメを形成したこと
    を特徴とする電動機。 2 前記Vカシメを、前記歯部の中心軸上に中心
    を有する正方形領域に形成したことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の電動
    機。
JP1984177363U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH028520Y2 (ja)

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JP1984177363U JPH028520Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JP1984177363U JPH028520Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JPS6192152U JPS6192152U (ja) 1986-06-14
JPH028520Y2 true JPH028520Y2 (ja) 1990-02-28

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ID=30734932

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084371B2 (ja) * 1989-11-22 1996-01-17 株式会社三協精機製作所 回転電機の電機子

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6192152U (ja) 1986-06-14

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