JPH0431824Y2 - - Google Patents

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JPH0431824Y2
JPH0431824Y2 JP1984120803U JP12080384U JPH0431824Y2 JP H0431824 Y2 JPH0431824 Y2 JP H0431824Y2 JP 1984120803 U JP1984120803 U JP 1984120803U JP 12080384 U JP12080384 U JP 12080384U JP H0431824 Y2 JPH0431824 Y2 JP H0431824Y2
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JP
Japan
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rotor magnet
additional yoke
fitted
excitation coil
recesses
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JP1984120803U
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JPS6135577U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、フロツピデイスク装置の駆動用等
として好適なダイレクト・ドライブ・モータに関
する。
〔従来の技術〕
磁気回路と電気回路とを同時に必要とするダイ
レクト・ドライブ・モータ(以下単にモータとい
う)においては、これら双方の回路を1枚の基板
上に形成する技術が広く用いられている。
第7図は、この種のモータの一構成例を示す断
面図である。この図において、1は、ほうろう用
鋼板、冷間熱延鋼板、珪素鋼板等からなる強磁性
体金属コア2の表面に、電気絶縁層3を形成して
なる基板であり、ほうろう基板、鉄板エポキシ基
板等がその代表的なものである。この基板1上に
は、励磁コイル4,4…が等間隔で円形状に配置
され、固定子5を形成している。この固定子5の
上方には、わずかの空隙を隔てて回転子マグネツ
ト6,6…を有する回転子7が、図示せぬ回転軸
に支持されて配されている。また、これらの左方
の基板1上には、制御回路8が設けられている。
このような構成において、制御回路8から励磁
コイル4に電流を供給して磁界を発生させ、この
磁力線を回転子マグネツト6に作用させて回転子
7を回転させている。この場合、上記磁力線の通
る磁気回路の一部に金属コア2を含ませて磁気抵
抗の減少を図つている。
ところで、上述した従来の構造においては、電
気絶縁層3の厚み、励磁コイル4の厚み、励磁コ
イル4と回転子マグネツト6間の空隙の厚みの各
部の比透磁率が1であるため、磁気回路全体の磁
気抵抗が大きくなり、金属コア2の強磁性体特性
を充分に生かせず、効率が低いていう欠点があつ
た。
そこで、本出願人は、先に実願昭59−21389号、
および実願昭59−35936号において、基板に凹部
を形成し、この凹部に励磁コイルを装着すること
により、基板内の金属コアと回転子マグネツトと
の間の空隙を狭め、磁気抵抗を減少させてモータ
の効率を向上させる技術を開示した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した技術においては、回転子マ
グネツトと金属コアとの間の磁気抵抗にムラがあ
り、回転ムラ、トルクムラなど、モータにとつて
好ましくない現象が生じた。
この考案は、上記問題点を解決しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、この考案は、複
数の凹部が所定の間隔で円板状に形成されると共
に、表面に電気絶縁層が形成された強磁性体コア
と、複数の凹部に嵌合される複数の励磁コイル
と、励磁コイルとの相互作用によつて回転トルク
を生じる回転子マグネツトと、励磁コイルの中心
孔にその軸部が嵌合されると共に、その頭部が励
磁コイルと回転子コイルとの間に介在する断面T
字状の付加ヨークとを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、励磁コイルと回転子マグネ
ツトとの間の空隙が狭まるとともに、励磁コイル
から発生した磁力線が前記付加ヨークに集まり、
回転子マグネツトからみた磁気抵抗が従来より小
さくなり、回転ムラの減少と効率の向上とを図る
ことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例によるモータの要部
の構成を示す断面図、第2図はその分解斜視図で
ある。これらの図において、基板11は強磁性体
の金属コア12と、ほうろうエナメルを焼成して
なる電気絶縁層13とから構成され、この基板1
1には複数の凹部15が所定の間隔で円形状に形
成されている。これらの凹部15は、電気絶縁層
13を焼成する前に、プレス加工等によつて金属
コア12に形成されたものであり、これによつ
て、基板11の表面(第1図の上方)側は凹面と
なり、裏面側は凸面となつている。また、各凹部
15には、凹部15と略同じ厚さの円環状励磁コ
イル16が嵌合される一方、励磁コイル16の中
心孔16aには、断面T字状の付加ヨーク17の
軸部17aが嵌合されている。この結果、付加ヨ
ーク17の円板状頭部17bは、励磁コイル16
と、その上方に位置する回転マグネツト18との
間に介在する形となつている。
この場合、第3図に示すように、軸部17aの
径をa,軸部17aの底面と金属コア12の上面
との間隙をb、頭部17b外周と凹部15の内周
との間隙をcとすると、磁気抵抗を小さくするた
めには、aを大、bを小とすることが望ましい。
しかし、cを余り小さくすると、付加ヨーク17
と金属コア12とが閉ループを形成し、励磁コイ
ル16による磁力線の大部分がこの閉ループを通
つてしまい、回転子マグネツト18との相互作用
がなくなつてしまう。そこで、上記cの値は、回
転子マグネツト18の下面と前記頭部17bの上
面とがなす空隙とのバランスによつて定められ
る。
次に、付加ヨーク17の材質としては、金属コ
ア12に使用される強磁性体材料、例えばほうろ
う用鋼板などでもよいが、これよりも透磁率が大
きくヒステリシス損失が少いなど、付加ヨーク1
7の目的により適した磁気特性を有するものを用
いればモータの特性をさらに向上させることがで
きる。すなわち、磁束密度の最も高い付加ヨーク
17の部分にのみ高性能の磁性材料を用いること
により、安価に性能の向上を図ることができる。
このような構成によれば、すでに作用の項で述
べた理由によつて、回転ムラの少い良好な運転を
行うことができる。
また、付加ヨーク17の形状は上記のものに限
定されることなく、種々の変形例が考えられる。
第4図〜第6図は、これらの変形例を示す断面図
である。
まず、第4図は凹部15の代りに円環状の凹部
21を形成して励磁コイル16を嵌合し、その上
面に円板状の付加ヨーク22を固定したものであ
る。
また、第5図は、凹部15の底面中央部に孔1
5aを設け、付加ヨーク23の軸部23bをこの
孔15aに挿入し、凹部15の底面裏側において
軸部23bの下端を円板状部材23cで固定した
構成をとつている。
さらに、第6図は、ボビン状の付加ヨーク24
に励磁コイル16を巻回した構成となつている。
そして、これらの変形例によつても上記と同様
の作用、効果を奏することができる。
なお、上記説明においては、凹部および付加ヨ
ークが円形であるものとしたが、円形の必要はな
く、矩形等の形状でもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、複数の凹部
が所定の間隔で円板状に形成されると共に、表面
に電気絶縁層が形成された強磁性体コアと、複数
の凹部に嵌合される複数の励磁コイルと、励磁コ
イルとの相互作用によつて回転トルクを生じる回
転子マグネツトと、励磁コイルの中心孔にその軸
部が嵌合されると共に、その頭部が励磁コイルと
回転子マグネツトとの間に介在する断面T字状の
付加ヨークとを設けたので、モータの回転ムラを
減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるダイレクト・
ドライブ・モータの要部の構成を示す断面図、第
2図は第1図の分解斜視図、第3図は値a,b,
cを説明するための断面図、第4図〜第6図は付
加ヨークの変形例の構成を示す断面図、第7図は
従来のダイレクト・ドライブ・モータの要部の構
成を示す正断面図である。 11……基板、12……金属コア(強磁性体コ
ア)、15,21……凹部、16……励磁コイル、
17,22,23,24……付加ヨーク、18…
…回転子マグネツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の凹部が所定の間隔で円板状に形成され
    ると共に、表面に電気絶縁層が形成された強磁
    性体コアと、前記複数の凹部に嵌合される複数
    の励磁コイルと、該励磁コイルとの相互作用に
    よつて回転トルクを生じる回転子マグネツト
    と、前記励磁コイルの中心孔にその軸部が嵌合
    されると共に、その頭部が前記励磁コイルと前
    記回転子マグネツトとの間に介在する断面T字
    状の付加ヨークとを具備することを特徴とする
    ダイレクト・ドライブ・モータ。 (2) 前記付加ヨークは、前記強磁性体コアの材質
    よりも高透磁率および/または低ヒステリシス
    損の材質からなることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のダイレクト・ドライ
    ブ・モータ。
JP12080384U 1984-08-06 1984-08-06 ダイレクト・ドライブ・モ−タ Granted JPS6135577U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12080384U JPS6135577U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ダイレクト・ドライブ・モ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12080384U JPS6135577U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ダイレクト・ドライブ・モ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6135577U JPS6135577U (ja) 1986-03-05
JPH0431824Y2 true JPH0431824Y2 (ja) 1992-07-30

Family

ID=30679614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12080384U Granted JPS6135577U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ダイレクト・ドライブ・モ−タ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444388U (ja) * 1990-08-10 1992-04-15

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57152560A (en) * 1981-03-16 1982-09-20 Toshiba Corp Magnetic shielding device of tape recorder

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878309U (ja) * 1971-12-27 1973-09-27
JPS56106080U (ja) * 1980-01-16 1981-08-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57152560A (en) * 1981-03-16 1982-09-20 Toshiba Corp Magnetic shielding device of tape recorder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6135577U (ja) 1986-03-05

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