JP2518619Y2 - 回転機 - Google Patents

回転機

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JP2518619Y2
JP2518619Y2 JP1987058942U JP5894287U JP2518619Y2 JP 2518619 Y2 JP2518619 Y2 JP 2518619Y2 JP 1987058942 U JP1987058942 U JP 1987058942U JP 5894287 U JP5894287 U JP 5894287U JP 2518619 Y2 JP2518619 Y2 JP 2518619Y2
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JP1987058942U
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勝二 問山
克己 水谷
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、ベアリングブラケットの周囲部に沿って複
数の突部を押出しにより形成し、これら突部を筒状の本
体枠の内周部に嵌合させるようにした回転機の改良に関
する。
(従来の技術) 回転機例えば電動機においては、第7図及び第8図に
示すように鉄板製のベアリングブラケット1の周囲部に
沿って複数例えば6個の円弧状の突部2を押出しにより
形成し、これら突部2を筒状の本体枠(図示せず)の内
周部に嵌合させて位置決めしている。これらの突部2
は、ベアリングブラケット1の一方の面部をポンチ3
(第9図参照)により押出し、他方の面部をダイス4に
圧接して形成される。この場合、ポンチ3は中央部分の
平坦部3aの両側を強度上の配慮から角度αをなす傾斜部
3bに形成していて、これに応じて突部2は、円周方向に
沿った断面形状(第8図のXI-XI線に沿った断面形状)
が第9図に示すように中央部の平坦部2aの両側に角度α
の傾斜部2bを有した略〔状に形成される。また、突部2
の平坦部2a及び傾斜部2bの径方向に沿った断面形状(第
8図のXII-XII線及びXIII-XIII線に沿った断面形状)は
夫々第10図及び第11図に示すように略台形状に形成さ
れ、外周側の面(第10図及び第11図で上側の面)が筒状
の本体枠の内周面に嵌合される。そして、平坦部2aの縦
断面形状を示す第10図において根元の幅寸法をH1,先端
の幅寸法をh1(H1>h1),高さ寸法をaとしたとき、根
元からの高さ寸法bにおいて6個の突部2の全てが本体
枠の内周面に接し、根元までやや圧入気味に押込んだ状
態で本体枠に対しベアリングブラケット1が同心状に位
置決めされるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のようにポンチ3には傾斜部3bが形成されている
ので、ポンチ3の平坦部3aにおけるベアリングブラケッ
ト1表面からの押出し量L1は、傾斜部3bにおける押出し
量L2よりも大となる。このベアリングブラケット1への
押出し量が小になると突部2の先端部の幅寸法が大にな
る傾向にある。以下、これについて説明する。第12図及
び第13図において、T1,T2は各押出し量L1及びL2におる
ベアリングブラケット1から突部2に向けての材料の流
れを表わし、S1,S2は突部2からベアリングブラケット
1に向けての材料の流れを表わすものであり、ポンチ3
の平坦部3aにおける押出し量L1の大なる場合(平坦部2
a)を示す第12図においては、S1>T1となり、ポンチ3
の傾斜部3bにおける押出し量L2の小なる場合(傾斜部2
b)を示す第13においては、S2<T2となる。これにより
突部2の平坦部2aと傾斜部2bとにおける突出先端の幅寸
法h1とh2は、平坦部2aにおける幅寸法h1よりも傾斜部2b
における幅寸法h2の方が大きくなる。一方、平坦部2aと
傾斜部2bとの根元における幅寸法H1とH2はダイス4によ
って規制されるので、H1=H2となる。従って突部2の高
さ寸法b位置における傾斜部2bの幅寸法W2は、高さ寸法
bにおける平坦部2aの幅寸法W1よりも大となる。換言す
れば、本体枠に嵌合する突部2の傾斜部2bの高さ寸法b
位置における外径寸法Bは平坦部2aの高さ寸法b位置に
おける外径寸法Aよりも大となり、ベアリングブラケッ
ト1を本体枠に嵌合させるとき、突部2の傾斜部2bにお
いて先端部分から圧入気味となるので、自動組立が困難
になるという問題があり、手作業で組立を行なう場合で
も、根元まで嵌合するにはベアリングブラケット1を木
ハンマ等を使用して本体枠に叩き込まなければならず、
組立作業がやり難いという問題があった。
そこで本考案の目的は、突部を本体枠に嵌合する当初
から圧入気味になる虞がない回転機を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の回転機は、筒状の本体枠と、周囲部に沿って
複数の突部を押出しにより形成し、これら突部を前記本
体枠の内周部に嵌合させた状態で取付けられるベアリン
グブラケットとを具備するものにおいて、前記突部のう
ち前記本体枠の内周部に接する部分の円周に沿う方向の
両側を、本体枠の内周部に対し非接触となるようにベア
リングブラケットの中心からの距離が側端に向かって順
次小となるように形成したものである。
(作用) 本考案の回転機は、突部のうち本体枠の内周部に接す
る部分の円周に沿う方向の両側を、本体枠の内周部に対
し非接触となるようにベアリングブラケットの中心から
の距離が側端に向かって順次小となるように形成したの
で、突部を本体枠に嵌合する当初から圧入気味になる虞
がない。
(実施例) 以下、本考案を電動機に適用した一実施例につき第1
図乃至第6図を参照して説明する。
先ず、第6図において、11は本体枠としての筒状の固
定子枠で、内部に固定子巻12を巻装した固定子13を嵌着
し、両端開口部の内周部にやや径大な嵌合部11aが形成
されている。14は2個の鉄板製のベアリングブラケット
で、これの周囲部に沿って後述する複数個例えば6個の
突部15が押出しにより形成されており、これら両ベアリ
ングブラケット14は突部15を固定子枠11の両端の嵌合部
11aに嵌合させた状態で通しボルト16及びナット17によ
り取付けられている。18はベアリングブラケット14の中
心部に嵌着されたベアリングで、このベアリング18に回
転子19の回転軸20が回転可能に支持されている。
さて、第1図及び第2図において、突部15はベアリン
グブラケット14の周方向に延びるように形成され、第5
図に示すように中央部分の平坦部15aとその両側の角度
αをもって傾く傾斜部15bとで構成されている。このう
ち、平坦部15aはベアリングブラケット14の中心に対し
て同心状に形成され、径方向に沿った縦断面形状が第3
図に示すように高さ寸法aの台形状をなしている。そし
て、外側面の高さ寸法b位置における外径が寸法Aに形
成されていて、根元から高さ寸法bまでの部分が固定子
枠11の嵌合部11aの内周面に接して嵌合されるように設
定されている。傾斜部15bは、第2図に示すように平坦
部15aの外周側の面に対して角度βをなすように屈曲し
てベアリングブラケット14の中心からの距離が側端に向
かって順次小となるように形成されており、これにて傾
斜部15bが嵌合部11aに対して非接触となるようにしてい
る。また、傾斜部15bの径方向に沿った断面形状は第4
図に示すように台形状をなしている。
尚、このような突部15はベアリングブラケット14の一
方の面部をポンチ21(第5図参照)により押出し、他方
の面部をダイス22に圧接して形成される。ポンチ21は突
部15の内側の面15cの形状に対応して形成されており、
中央部21aの高さ寸法はL1、中央部21aの両端から側端に
向かって角度αをなして順次その高さL2(L2<L1)が減
少する傾斜部21bが形成されている。
上記実施例によれば次の効果を奏することができる。
即ち、ベアリングブラケット14の突部15のうち、平坦部
15aに接する両側の傾斜部15bを嵌合部11aに対して非接
触となるようにしたので、ポンチ21の傾斜部21bにおけ
る押出し量L2が中央部21aにおける押出し量L1よりも小
さく、突部15の傾斜部15bの幅寸法が大となる事情があ
っても、ベアリングブラケット14の突部15の外径寸法A
は何等変化せず寸法精度を向上させ得るもので、ベアリ
ングブラケット1を木ハンマ等を使用して本体枠に叩き
込まなければならなかった従来とは異なり、突部15を嵌
合部11aに嵌合する当初から圧入気味になる虞がなく、
ベアリングブラケット14の固定子枠11への組立作業が容
易にでき、又、自動組立も容易に行ない得る。
尚、本考案は電動機に限らず、回転機一般に広く適用
できるものである。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように本考案は、突部のうち
本体枠の内周部に接する部分の円周に沿う方向の両側
を、本体枠の内周部に対し非接触となるようにベアリン
グブラケットの中心からの距離が側端に向かって順次小
となるように形成したので、寸法精度を向上させ得る組
立作業が容易にでき、自動組立が実施できるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案を電動機に適用した一実施例
を示すもので、第1図はベアリングブラケットの正面
図、第2図は突部の拡大正面図、第3図は第2図中III-
III線に沿う断面図、第4図は第2図中IV-IV線に沿う断
面図、第5図は第2図中V−V線に沿う断面図、第6図
は一部を破断して示す回転電機の側面図である。また第
7図乃至第11図は従来例を示し、第7図及び第8図は夫
々第1図及び第2図相当図、第9図乃至第11図は夫々第
8図のXI-XI線、XII-XII線、XIII-XIII線に沿う断面図
である。 図中、11は固定子枠(本体枠)、14はベアリングブラケ
ット,15,23は突部を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の本体枠と、周囲部に沿って複数の突
    部を押出しにより形成し、これら突部を前記本体枠の内
    周部に嵌合させた状態で取付けられるベアリングブラケ
    ットとを具備するものにおいて、前記突部のうち前記本
    体枠の内周部に接する部分の円周に沿う方向の両側を、
    本体枠の内周部に対し非接触となるようにベアリングブ
    ラケットの中心からの距離が側端に向かって順次小とな
    るように形成したことを特徴とする回転機。
JP1987058942U 1987-04-17 1987-04-17 回転機 Expired - Lifetime JP2518619Y2 (ja)

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JP1987058942U JP2518619Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 回転機

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JP1987058942U JP2518619Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 回転機

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Publication Number Publication Date
JPS63167350U JPS63167350U (ja) 1988-10-31
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JP1987058942U Expired - Lifetime JP2518619Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 回転機

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JPS61134659U (ja) * 1985-02-07 1986-08-22

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JPS63167350U (ja) 1988-10-31

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