JPH06276703A - マグネットモータの固定子 - Google Patents

マグネットモータの固定子

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Publication number
JPH06276703A
JPH06276703A JP5536993A JP5536993A JPH06276703A JP H06276703 A JPH06276703 A JP H06276703A JP 5536993 A JP5536993 A JP 5536993A JP 5536993 A JP5536993 A JP 5536993A JP H06276703 A JPH06276703 A JP H06276703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
magnet
stator
magnet motor
field
Prior art date
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Pending
Application number
JP5536993A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yumiyama
茂 弓山
Takefumi Owada
健文 大和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5536993A priority Critical patent/JPH06276703A/ja
Publication of JPH06276703A publication Critical patent/JPH06276703A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ヨークの内周面に歪を生じさせることなく、界
磁磁石をヨークの内周面に固定し、マグネットモータの
固定子の内径精度を向上することを目的とする。 【構成】界磁磁石の両端の上下一対の磁石ホルダのボス
を複数の界磁磁石の間隔に圧入して界磁磁石をヨーク内
周面に配置し、磁石ホルダの一方もしくは両方をヨーク
内周面に設けられるコーキング爪で固定した。さらにコ
ーキング爪はヨークの端面に軸方向に荷重をかけ加工し
た。 【効果】ヨークの内周面の歪が抑えられ、ヨークの内径
の変形量が少なく、ヨークの内周面に押し付けられる界
磁磁石の内径精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネットモータに係
り、特に固定子の内径精度がよいマグネットモータの固
定子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、実公平1−40307号公報に
記載のようにヨークの両端に切り曲げ加工部を予め設け
ておき、該ヨークの内周面に一対の樹脂製磁石ホルダ,
複数の界磁磁石を配置位置決め、すなわち仮固定しヨー
クもしくは界磁磁石に塗布されている接着剤を硬化させ
固定していた。この種の装置として他に関連するものに
は例えば特公昭60−187249号公報,特公昭61−203855号
公報が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、切り
曲げ加工の際にヨークの内側方向に荷重をかけ曲げるの
でヨークの内周面に歪が生じ内径が変形することについ
て配慮がされておらず、歪が生じたヨークの内周面に界
磁磁石が配置されると、該界磁磁石の内径、すなわちマ
グネットモータの固定子の内径の精度が悪くなるという
問題があった。または、内径が変形しないよう矯正マン
ドレルなどが必要という問題があった。
【0004】本発明は、矯正治具を使わずヨークの内周
面に歪を生じさせることなく、界磁磁石をヨークの内周
面に固定し、マグネットモータの固定子の内径精度を向
上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、界磁磁石の両端の上下一対の磁石ホルダのボスを複
数の該界磁磁石の間隔に圧入して該界磁磁石をヨーク内
周面に配置し、該磁石ホルダの一方もしくは両方共ヨー
ク内周面に設けられるコーキング爪で固定したものであ
る。
【0006】
【作用】複数の断面扇形状の界磁磁石の間隔に磁石ホル
ダのボスを圧入すると該界磁磁石はヨークの内周面に押
し付けられるが、該ヨークの内周面に歪があると該界磁
磁石の内径、すなわちマグネットモータの固定子の内径
の精度が悪くなる。
【0007】本発明によれば、該ヨークの軸方向にのみ
荷重をかけてコーキング爪を加工しているので該ヨーク
の内周面の歪を抑えられ、該ヨークの内周面に押し付け
られる該界磁磁石の内径精度を向上できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2により
説明する。
【0009】円筒状ヨーク1の内周面に断面扇形状の界
磁磁石2が間隔を置いて複数個配置され、該界磁磁石2
の間隔に圧入されるボス3aと略リング形状の機枠本体
部3bとで構成される磁石ホルダ3が該界磁磁石2の両
端に上下一対に配置され、図1における下側の磁石ホル
ダ3は予め該ヨーク1の内周面に設けられた突起部1a
で固定され、上側の磁石ホルダ3はコーキング爪4で固
定されて本発明のマグネットモータの固定子が構成され
ている。
【0010】もちろん図1における下側の磁石ホルダ3
も予め該ヨーク1の内周面に設けられたコーキング爪4
で固定されてもよい。
【0011】該磁石ホルダ3は樹脂で成形されており、
該ボス3aの断面は扇形状で中空穴3cが空いている。
【0012】該界磁磁石2,該磁石ホルダ3のスラスト
方向は該突起部1aと該コーキング爪4とで挾持して固
定し、ラジアル方向は該機枠本体部3bに設けられた廻
り止め3dが該コーキング爪4に当接して固定してい
る。
【0013】該コーキング爪4は該界磁磁石2,該磁石
ホルダ3が該ヨーク1の内周面に配置された後、もちろ
ん配置される前でもよいが、該ヨーク1の端面に軸方向
に荷重をかけ加工する。配置された後、矯正治具を使わ
ず該コーキング爪4を加工した一例を上げると、鉄製円
筒ヨーク,厚み2mm,内径64mmでコーキング爪のせり
だし高さ1.5mmに加工した場合でも内径の変形量は0.
02mmと少なく実用上特に問題はない。
【0014】該中空穴3cの内の2箇所には該ヨーク1
を挾持して該ヨーク1の開口両端を覆うフロントブラケ
ット(図示しない)とリヤブラケット(図示しない)と
を固定する通しボルト(図示しない)が通される。
【0015】該リヤブラケットには、整流ブラシ(図示
しない)が固定されており、該通しボルトと該整流ブラ
シの位置は適切に設定されている。
【0016】本実施例によれば、以下に記載する効果が
ある。
【0017】該コーキング爪4は該界磁磁石2,該磁石
ホルダ3が該ヨーク1の内周面に配置された後、該ヨー
ク1の端面に軸方向に荷重をかけ加工しているので、該
ヨーク1の内周面の歪を抑えられ、該ヨーク1の内周面
に押し付けられる該界磁磁石2の内径精度を向上でき
る。
【0018】該ボス3aの断面を扇形状にし、該界磁磁
石2の間隔に圧入しているので、該界磁磁石2が、回転
子(図示しない)が配置される内側に倒れる、あるいは
浮き上がることがない。
【0019】該磁石ホルダ3を樹脂で成形し、該ボス3
aに該中空穴3cを設けて該磁石ホルダ3・該ボス3a
の剛性を小さくしているので、該界磁磁石2の間隔への
圧入が容易にでき、該界磁磁石2のラジアル方向の幅の
バラツキを吸収して圧入することができる。
【0020】該整流ブラシとの位置が適切に設定される
該通しボルト5を該中空穴3cに通しているので、該界
磁磁石2と該整流ブラシとの位置決めができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】コーキング爪はヨークの端面に軸方向にの
み荷重をかけ加工しているので、該ヨークの内周面の歪
を抑えられ、該ヨークの内径の変形量が少なく、該ヨー
クの内周面に押し付けられる界磁磁石の内径精度、すな
わちマグネットモータの固定子の内径精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマグネットモータの固定子
の斜視図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【符号の説明】
1…ヨーク、1a…突起部、2…界磁磁石、3…磁石ホ
ルダ、3a…ボス、3b…機枠本体部、3c…中空穴、
3d…廻り止め、4…コーキング爪。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のヨークの内周面に断面扇形状の界
    磁磁石を間隔をおいて複数個配置してなるマグネットモ
    ータの固定子において、前記界磁磁石の間隔に圧入され
    るボスと略リング形状をなす機枠本体部とで構成される
    磁石ホルダを、該界磁磁石の両側に上下一対に配置し、
    一方の磁石ホルダは予め該ヨークの内周に設けられた突
    起部で固定し、他方の磁石ホルダは該ヨークの内周に設
    けられるコーキング爪で固定したことを特徴とするマグ
    ネットモータの固定子。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のマグネットモータの固定
    子において、前記上下一対の磁石ホルダともコーキング
    爪で固定したことを特徴とするマグネットモータの固定
    子。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のマグネットモー
    タの固定子において、前記磁石ホルダのボスは断面扇形
    状であることを特徴とするマグネットモータの固定子。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか1項に記載のマ
    グネットモータの固定子において、前記磁石ホルダは樹
    脂または弾性材料であることを特徴とするマグネットモ
    ータの固定子。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか1項に記載のマ
    グネットモータの固定子において、該マグネットモータ
    は前記界磁磁石と同数の補助磁極を有することを特徴と
    するマグネットモータの固定子。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか1項に記載のマ
    グネットモータの固定子において、前記ボスに中空穴を
    設けたことを特徴とするマグネットモータの固定子。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のマグネットモータの固定
    子において、前記ヨークを挾持して該ヨークの開口両端
    を覆うフロントブラケットとリヤブラケットとを固定す
    る通しボルトを前記ボスの中空穴に通したことを特徴と
    するマグネットモータの固定子。
JP5536993A 1993-03-16 1993-03-16 マグネットモータの固定子 Pending JPH06276703A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178295A (ja) * 2001-02-23 2008-07-31 Black & Decker Inc 電気機器の界磁組立体用のシリンダ・磁石組立体、その製造方法、並びにシリンダ・磁石組立体が配置されたモータ及び動力工具
KR101988798B1 (ko) * 2018-07-12 2019-06-12 (주)타마스 마그넷 홀더를 갖는 차량용 직류 모터
KR101988799B1 (ko) * 2018-07-12 2019-06-12 (주)타마스 마그넷 홀더가 결합된 일체형 요크를 갖는 차량용 직류 모터

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JP2008178295A (ja) * 2001-02-23 2008-07-31 Black & Decker Inc 電気機器の界磁組立体用のシリンダ・磁石組立体、その製造方法、並びにシリンダ・磁石組立体が配置されたモータ及び動力工具
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