JPS635426Y2 - - Google Patents

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JPS635426Y2
JPS635426Y2 JP1986018169U JP1816986U JPS635426Y2 JP S635426 Y2 JPS635426 Y2 JP S635426Y2 JP 1986018169 U JP1986018169 U JP 1986018169U JP 1816986 U JP1816986 U JP 1816986U JP S635426 Y2 JPS635426 Y2 JP S635426Y2
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JP
Japan
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magnet
yoke
magnets
diameter part
small diameter
Prior art date
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Expired
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JP1986018169U
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English (en)
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JPS61165078U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は発電機・電動機等の回転電機の励磁に
使用する磁石、特にフエライト磁石の固定構造に
関するものである。
従来の技術 従来は第1図に示す如く、ヨーク1に接着剤2
によつて固定する方法がとられていた。図中3は
磁石、4は電機子である。また、特公昭47−
38125号公報や特開昭53−98013号公報に記載のよ
うな固定構造も提案されている。前者は、磁石が
挿入されるポケツトを有し、予め合成樹脂で成形
されたかご体であつて、このかご体を介して有底
円筒状のヨークに磁石に固定するものであり、後
者は、椀状のヨーク内周に磁石を配置し、その内
周に帯状の弾性部材を丸めて装着した後、磁石間
に凸部を形成して弾性部材の端部を突き合わせる
ことにより弾性部材のばね力で磁石を固定するも
のである。
考案が解決しようとする問題点 磁石を保護する観点から云えば、磁石を単に接
着したものに比べ上記各公報に記載された固定構
造が有効である。しかし、前者の場合、ポケツト
の深さが一定であるから磁石の径方向の公差によ
つてヨークに対する磁石の固着力もばらついてし
まう。また、後者の場合、磁石間の凸部によつて
ある程度の公差は吸収できるものの、弾性変形内
である限り、やはり固着力にばらつきが生じてし
まう。ちなみに、磁石の径方向のばらつきは磁石
内径で2/10〜3/10mm程度である。
本考案は、磁石を保護しつつ磁石のばらつきを
吸収して確実な磁石の固定構造を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案に係る磁石の固定構造は、磁石の内周面
に装着される金属カバーが、大径部と小径部およ
び両部を連結する連結部とよりなり、該大径部は
ヨークの内面に装着し、該小径部は半径方向内側
へ突出した底部を有するとともに磁石の軸方向長
さより長い長さであつてその磁石間部全域を半径
方向外方に塑性変形させて張り出し部を形成し、
かつ前記小径部の方向から磁石とヨークとの間に
接着剤を滴下して固着することを特徴とする。
作 用 上記手段によれば、筒状のカバーが塑性変形に
よつて張り出し部を形成されるから磁石のばらつ
きを吸収してカバーが磁石の内面に密着し、磁石
を保護しつつ常に一定の固着力が得られることに
なる上に接着剤を滴下して固着力を増加すること
も容易となる。
実施例 以下図面について本考案実施の1例を説明す
る。第2図A,Bはそれぞれ一部切断側面図およ
び平面図である。1は筒状のヨークで両端に開放
口を備えており、磁石を固着した後、回転子を支
承するフロントブラケツト、エンドブラケツトが
両端に取付けられる。2は接着剤で後述のように
磁石を固着するものである。3はフエライト磁石
である。5は金属(アルミニウム、鉄等)製の筒
体をなすカバーで、ヨーク1の内周に嵌合する大
径部5aとこの大径部5aに連結部5fを介して
連続してヨーク1の内周との間に磁石3を収容す
る間隙を介した小径部5eが形成されている。ま
た、カバー5の大径部5aと反対側には底部5c
が形成されている。そしてカバー5は複数の磁石
3が間全域にわたつて半径方向に塑性変形された
張り出し部5bが形成されており、磁石3をヨー
ク1内周面に密着せしめると共に磁石3の周方向
の位置を決めている。
第3図A,B,C,D,Eは順次本考案の組付
工程を説明する斜視図である。
第3図Aにおいては、カバーが既に0.3ミリ厚
程度のアルミニウム板から押出加工等で形成され
ており、これを治具6に挿入する。
6aはセンター用ガイド、6bは角度位置決め
用突出部である。次いで第3図Bに示す如く、こ
れをヨーク1に圧入する。次いで第3図Cに示す
如く治具7と8との組合わせ治具の治具8に磁石
3を挿入したものを用い、治具7を引上げ、治具
8を押し込んで磁石3を前記ヨーク1とカバー5
との間に圧入する。ここで磁石の内周面は筒状の
カバーによつて覆われる。次いで第3図Dに示す
如くカバー5の磁石3の入つていない部分全域を
4筒所しごいてカバー5を半径方向に塑性変形さ
せ、張り出し部5bを形成する。この時、カバー
5は磁石3およびカバー5自体の寸法のばらつき
を塑性変形で吸収しながら磁石3の内周面に密着
し、隙間はなくなる。次いでこれを予熱した後、
第3図Eに示す如く磁石3の周囲に接着剤2を滴
下して固着し、加熱乾燥する。
考案の効果 以上詳述するように、本考案に係る磁石の固定
構造は、筒状のカバーの磁石間部を半径方向に塑
性変形させて張り出し部を形成している為磁石を
ヨーク内周面に密着させて周方向の位置を決定せ
しめると同時に、カバー自体も磁石のばらつきを
吸収して磁石内周に密着し、常に一定の固着力が
得られるものである。また、このことが軸方向の
作業によつて達成できるものである。すなわち、
両端に開口を備えるヨークの一端からカバーを挿
入し、他端から磁石を挿入し、更に軸方向に張り
出し部成形治具を挿入するものであり、一方向で
組立ができる為、自動化を可能にすると共に界磁
側でスキユー効果を生じるように周方向にずらし
た磁石の固着ができる。さらに接着剤の滴下が容
易となるので接着剤の固化による固着力の増加を
期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例を示す一部切断側面図、第2
図A,Bは、本考案実施の1例を示す一部切断側
面図および平面図である。また第3図A〜Eは、
本考案組立工程の1例を示す斜視図である。図中
の符号はそれぞれ下記部材を示す。 1……ヨーク、2……接着剤、3……磁石、4
……電機子、5……マグネツトカバー、5a……
大径部、5b……張り出し部、5c……底部、5
e……小径部、5f……連結部、6……治具、6
a……センター用ガイド、6b……角度位置決め
用突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に開放口を有する筒状のヨークと、このヨ
    ークの内周面に接着される複数の磁石と、この磁
    石の内周面に装着される筒状の金属カバーとを有
    する回転電機において、前記カバーは大径部と小
    径部および両部を連結する連結部とよりなり、該
    大径部はヨークの内面に嵌着し該小径部は半径方
    向内側へ延出した底部を有するとともに、磁石の
    軸方向長さよりも長い長さであつてその磁石間部
    全域を半径方向外方に塑性変形させて張り出し部
    を形成し、かつ前記小径部の方向から磁石とヨー
    クとの間に接着剤を滴下して固着してなる回転電
    機の界磁用磁石の固定構造。
JP1986018169U 1986-02-13 1986-02-13 Expired JPS635426Y2 (ja)

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JP1986018169U JPS635426Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

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JP1986018169U JPS635426Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

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JPS61165078U JPS61165078U (ja) 1986-10-13
JPS635426Y2 true JPS635426Y2 (ja) 1988-02-15

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ID=30506551

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JP1986018169U Expired JPS635426Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020072522A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 ミネベアミツミ株式会社 モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5398013A (en) * 1977-02-09 1978-08-26 Hitachi Ltd Magnetic rotary machine and preparation

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JPS61165078U (ja) 1986-10-13

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