JPH0234466Y2 - - Google Patents

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JPH0234466Y2
JPH0234466Y2 JP8202184U JP8202184U JPH0234466Y2 JP H0234466 Y2 JPH0234466 Y2 JP H0234466Y2 JP 8202184 U JP8202184 U JP 8202184U JP 8202184 U JP8202184 U JP 8202184U JP H0234466 Y2 JPH0234466 Y2 JP H0234466Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は内歯々車を用いた内部減速型スター
タの改良に関するものである。
〔従来技術〕
従来の内部減速型スタータとして、例えば、実
開昭58−67977号公報、実開昭58−103567号公報、
実開昭58−104361号公報、実開昭58−120874号公
報、実開昭58−134056号公報、並びに実開昭58−
134676号公報に示されている遊星歯車式の内部減
速型スタータがあつた。第1図はこの従来の遊星
歯車式内部減速型スタータに用いられている内
歯々車を示している。第1図において、1は内
歯々車であつて、例えば、ナイロン樹脂等の高分
子合成樹脂材をモールド成形して構成されたもの
である。2は内歯々車1を構成する筒状部であつ
て、歯部2aが形成され、開口端2bを有する。
3は筒状部2と一体成形されたフランジ部であ
る。4はフランジ部3の内周面に嵌着されたスリ
ーブベアリングである。内歯々車1は前述した様
に、高分子合成樹脂材をモールド成形して構成す
るが、モールド材が固化する際に発生する熱収
縮、所謂、モールド引け現象によつて筒状部2の
開口端部のΔl部が内側方向に折曲変形していた。
このため、内歯々車1を内部減速型スタータ(ス
タータ)に組み込む前に、変形したΔl部を切断
して削除し、更に、削除によつて発生する歯部2
aのバリを取り除くという作業を行なつていた。
第2図は以上の作業を行なつた後、内歯々車1を
組み込んだ内部減速型スタータ5を示している。
第2図において、6はスタータ5を構成する磁石
式直流電動機(電動機)を示している。7は電動
機6の継鉄であつて、径方向に延びた側面7aが
一体的に形成されている。この側面7aは電動機
6の内部に遊星歯車10部からのグリースの侵入
や遊星歯車10が第2図の左側に移動し、電機子
9と接触するのを防止する機能を有している。8
は印篭部8aを有する前記機枠であつて、内歯々
車1と継鉄7は印篭部8aを介して前部機枠8に
固定されている。また、内歯々車1を構成してい
る筒状部2の開口端2bは継鉄7の側面7aの外
面に当接しており、外部からスタータ5の内部に
塵埃や水分等が侵入するのを防止している。9は
電動機6を構成する電機子であつて、電機子鉄心
9a、電機子鉄心9aに巻装された電機子コイル
9b、電機子鉄心9aが取り付けられた電機子回
転軸9c、および電機子回転軸9cの前部に削設
された平歯車9dにより構成されている。10は
内周面にスリーブ・ベアリング10aが嵌着され
た遊星歯車であつて、平歯車9dによつて駆動さ
れると共に、内歯々車1に内接噛合する。11は
スリーブ・ベアリング10aに挿通されたピン、
12はピン11が嵌着されるフランジ12aを有
する出力回転軸である。13はボールベアリング
であつて、電機子回転軸9cの前端部の外周と出
力回転軸12の後端部の内周との間に配設され、
出力回転軸12を回転可能に支承している。
以上の構成において、電機子回転軸9cの回転
は遊星歯車10の遊星運動によつて減速され、ピ
ン11およびフランジ12aを介して出力回転軸
12に伝達される。
従来の内部減速型スタータ5は以上の通りであ
るが、前述した様に、内歯々車1はスタータ5に
組み込む前に、モールド引け現象によつて内側方
向に折曲変形した筒状部2の開口端部のΔl部を
切断して削除し、更に、削除する際に発生する歯
部2bのバリを取り除くという作業を行なわなけ
ればならなかつた。従つて、その加工に時間がか
かり、作業性が悪くなるという欠点を有してい
た。更に、上記の作業を行なわずにスタータ5に
組み込もうとすると、スタータ5の軸方向長さが
長くなつて大型となり、また、スタータ5の軸方
向の長さを短かくするため継鉄7の軸方向長さを
短くしようとすると、継鉄7の側面7aの内面と
電機子コイル9bとが接触してしまうという欠点
を有していた。
〔考案の概要〕
この考案は従来の内部減速型スタータが有して
いる上述の欠点を解消するためになされたもの
で、歯部が形成された内歯々車の筒状部開口端部
の内周を軸方向外側に向かつて径が大きくなるテ
ーパ状にモールド成形すると共に、前記歯部が形
成された内歯々車の筒状部開口端に対向する直流
電動機の継鉄に設けられ内径方向に延びた側面
を、前記内歯々車のテーパ状部に沿つて折曲形成
することにより、小型で、作業性に優れた内部減
速型スタータを提供することを目的としている。
〔考案の実施例〕
以下に、この考案の一実施例について第3図お
よび第4図に従つて説明する。第3図はこの考案
に使用される内歯々車1の断面図、第4図は第3
図に示す内歯々車1を組み込んだこの考案の一実
施例を示す内部減速型スタータ5の軸方向断面図
である。第3図および第4図において、2は内
歯々車1を構成する筒状部であつて、歯部2aが
形成されると共に、開口端部の内周は軸方向外側
に向つて径が大きくなるテーパ状(約60度)にモ
ールド成形されている。このような形状は内歯々
車1を樹脂モールド法で製造する場合に、予めモ
ールド金型の歯部開口端部をテーパ状に構成する
ことで簡単に形成できる。7は電動機6の継鉄で
あつて、軟鋼板部材をプレス深絞り加工して構成
され、側面7aが一体的に形成されている。この
継鉄7の側面7aは、筒状部2のテーパ状部に沿
つてテーパ状(鉛直方向に対して約60度)に折曲
形成されている。また、開口端2bは側面7aに
当接しており、外部からスタータ5の内部に塵埃
や水分等が侵入するのを防止している。他の構成
および動作は従来の内部減速型スタータと同じで
あつて、その説明は省略する。
以上の様に、筒状部2の開口端部の内周をテー
パ状に成形すると共に、継鉄7の側面7aを、筒
状部2のテーパ状部に沿つてテーパ状に折曲形成
したので、筒状部2の開口端部は従来と同様、モ
ールド引け現象によつて内側方向に変形したとし
ても、この折曲した部分は継鉄側面7aの折曲部
によつて側面7aとの接触をさけることができ、
また歯車として使用しても、この部分は遊星歯車
との噛合が行われないので、そのまま使用しても
何ら支障は起きないものである。従つて、筒状部
2の軸方向の長さは従来のものよりΔl長くなる
が、この長くなつた分は、筒状部2と側面7aの
それぞれのテーパ状部によつて相殺することがで
き、スタータ5の軸方向の長さは全体としては従
来のものと同じか、あるいは、短縮することがで
きる。これに伴ない、筒状部2の開口端部を削除
し、更に、バリを取り除くという作業が不必要に
なるので組み込み前の作業性が良くなる。また、
側面7aは、スタータ5の動作中、遊星歯車10
が図の左方向に移動するのを規制し、遊星歯車1
0の軸方向の位置決めを行なうという機能も有し
ている。つまり、遊星歯車10が筒状部2のテー
パ状部まで移動するのを防止できるため、遊星歯
車10の歯部は筒状部2の歯部2aと一様に噛合
し、電機子回転軸9cの回転を安定して伝達する
ことができる。
なお、この実施例では、筒状部2の歯部2aの
有効長さをできるだけ長くすると共に、電機子コ
イル9bが側面7aの内面に接触しない様にする
ために、筒状部2と側面7aのテーパ状部はいず
れも約60度に形成したが、スタータ5の動作が可
能な範囲であれば他の角度に形成しても良い。ま
た、継鉄7の側面7a並びに内歯歯車1のフラン
ジ部3は、いずれも別体的に構成しても良い。
〔考案の効果〕
以上の様に、この考案では、歯部が形成された
内歯々車の筒状部開口端部の内周を軸方向外側に
向つて径が大きくなるテーパ状にモールド成形す
ると共に、前記歯部が形成された内歯々車の筒状
部開口端に対向する継鉄に設けられ内径方向に延
びた側面を、前記内歯々車のテーパ状部に沿つて
折曲形成したので、小型で、作業性に優れた内部
減速型スタータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内歯々車の断面図、第2図は第
1図に示す内歯々車を組み込んだ従来の内部減速
型スタータの軸方向断面図、第3図はこの考案に
使用される内歯々車の断面図、第4図は第3図に
示す内歯々車を組み込んだこの考案の一実施例を
示す内部減速型スタータの軸方向断面図である。 図において、1……内歯々車、2……筒状部、
2a……歯部、2b……開口端、3……フランジ
部、7……継鉄、7a……側面、9……電機子、
9a……電機子鉄心、9b……電機子コイル、1
0……遊星歯車である。なお、図中、同一符号は
同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電動機と、モールド成形によつて構成され
    た内歯々車と、この内歯々車の歯部が形成された
    筒状部開口端部に対向し上記直流電動機の継鉄に
    設けられ内径方向に延びた側面を有する内部減速
    型スタータにおいて、上部内歯々車の開口端部の
    内周を軸方向外側に向かつて径が大きくなるテー
    パ状に成形すると共に、このテーパ状部に沿つて
    上記側面を折曲形成したことを特徴とする内部減
    速型スタータ。
JP8202184U 1984-05-31 1984-05-31 内部減速型スタ−タ Granted JPS60194175U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8202184U JPS60194175U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 内部減速型スタ−タ

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JP8202184U JPS60194175U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 内部減速型スタ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS60194175U JPS60194175U (ja) 1985-12-24
JPH0234466Y2 true JPH0234466Y2 (ja) 1990-09-17

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JP8202184U Granted JPS60194175U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 内部減速型スタ−タ

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JPS60194175U (ja) 1985-12-24

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