JPH0688158U - 樹脂モールドモータの防錆構造 - Google Patents

樹脂モールドモータの防錆構造

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JPH0688158U
JPH0688158U JP3184893U JP3184893U JPH0688158U JP H0688158 U JPH0688158 U JP H0688158U JP 3184893 U JP3184893 U JP 3184893U JP 3184893 U JP3184893 U JP 3184893U JP H0688158 U JPH0688158 U JP H0688158U
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JP
Japan
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resin
housing case
stator
support member
molded
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JP3184893U
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Inventor
健英 中村
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂モールドモータにおいて、樹脂モールド
モータ内部で錆の発生を防止するために、外部に面した
ゲート跡からの水の侵入を防ぐ手段を施すことを課題と
する。 【構成】 樹脂モールドモータの防錆構造において、隣
接して配置された第1ステータ支持部材7、ステータ及
び第2ステータ支持部材8が合成樹脂のハウジングケー
ス1と一体に成形加工され、有底円筒状の軸受箱3が第
1ステータ支持部材7の内面に一体に成形加工される。
軸受箱3の底部17と接触するハウジングケース壁20の内
面がスキン層で覆われ、軸受箱3の底部17と接触するハ
ウジングケース壁20の外面にゲート跡2が位置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂のハウジングケースと一体に成形加工された樹脂モールド モータの防錆構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の樹脂モールドモータの成形加工後の断面を示す。積層鋼板製の ステータコア5にスロット10が複数個形成され、スロット10に絶縁材製のステー タボビン6が取り付けられ、ステータボビン6にステータコイル11が巻き付けら れて、ステータが構成される。ステータの一側(図2では左側)に略環状で合成 樹脂製の第1ステータ支持部材7が当接され、ステータの他側(図2では右側) に略環状で合成樹脂製の第2ステータ支持部材8が当接され、第1ステータ支持 部材7、ステータ及び第2ステータ支持部材8が隣接して配置される。第1ステ ータ支持部材7の内周と一側にはアルミ製の軸受用ブッシュ12が一体に成形され 、第2ステータ支持部材8には引出線用サポート14が一体に成形され、引出線用 サポート14の内側はステータコア5及びステータボビン6の外面に接触している 。ステータコア5の外面にターミナル用サポート13が固定され、ターミナル用サ ポート13には外部配線用ターミナル9が一体に成形されている。ステータコイル 11の引出線は、引出線用サポート14と第2ステータ支持部材8との接合部分及び ターミナル用サポート13内を通って、外部配線用ターミナル9に接続されている 。
【0003】 図3(a) 〜(c) は、従来の樹脂モールドモータの樹脂モールド(成形作業)の 工程を示す。図3(a) には、ステータアッセンブリ22にステータボビン6、ター ミナルアッセンブリ23、引出線用サポート14、ステータコイル11を組み付けた状 態が示されている。図3(a) に示すものにブッシュ12を埋め込み、一次モールド 成形すると、図3(b) に示される一次モールド成形品が出来上がる。図3(b) の 斜線部分が一次モールド成形部分24である。次いで、図3(b) に示される一次モ ールド成形品の全体を二次モールド成形すると、図3(c) に示される二次モール ド成形品が出来上がる。図3(c) の斜線部分が二次モールド成形部分24である。 二次モールド成形加工時に溶融合成樹脂は、図3(c) の上側(第1軸受に隣接す るハウジングケース壁20の一側)中央部から金型内に射出され、二次モールド成 形加工された樹脂モールドモータを金型から取り出した後に、射出口のゲートが 切断され、ゲート跡2が残る。ブッシュ12の内周面は第1軸受を圧入するために 切削加工され、またハウジングケース1の内面15は皿ばねを装着するために切削 加工され、この切削加工により図3(c) に示したスキン層(成形加工時にできる 表皮)が削られる。こうした加工をされてから、必要な部品を組付けて樹脂モー ルドモータが完成される。完成後の樹脂モールドモータを高温多湿な場所で使用 すると、外部から樹脂モールドモータの内部に水分が侵入し、錆を発生すること がある。その原因を調べると、高温多湿な場所に露出されたゲート跡2及び切削 加工された内面15は、スキン層がカットされて、スキン層が存在しないため吸水 し易く、ゲート跡2の部分の合成樹脂が加水分解を起こし、加水分解が起きた合 成樹脂を透過(通過)した水分が、スキン層のない内面15を通り、樹脂モールド モータの内部に侵入することが判明した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、樹脂モールドモータにおいて、樹脂モールドモータ内部で錆の発生 を防止するために、外部に面したゲート跡からの水の侵入を防ぐ手段を施すこと を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は、樹脂モールドモータの防錆構造におい て、隣接して配置された第1ステータ支持部材(7) 、ステータ及び第2ステータ 支持部材(8) が合成樹脂のハウジングケース(1) と一体に成形加工され、有底円 筒状の軸受箱(3) が第1ステータ支持部材(7) の内面に一体に成形加工され、軸 受箱(3) の底部(17)と接触するハウジングケース壁(20)の内面がスキン層で覆わ れ、軸受箱(3) の底部(17)と接触するハウジングケース壁(20)の外面にゲート跡 (2) が位置することを技術的手段とする。
【0006】
【作用】
本考案の樹脂モールドモータの防錆構造は、軸受箱(3) の底部(17)と接触する ハウジングケース壁(20)の内面がスキン層で覆われており、ハウジングケース壁 (20)の外面のゲート跡(2) と樹脂モールドモータの内面との間に、軸受箱(3) の 底部(17)とハウジングケース壁の内面(20)のスキン層との二重構造となっている 。
【0007】
【実施例】
図1を用いて、本考案の樹脂モールドモータの防錆構造の実施例について説明 する。図1の説明において、図2の従来例と同一の部材には図1と同一の符号を 付し、その説明は原則として省略する。 本考案の実施例では、第1ステータ支持部材7の内周に、従来例のブッシュ12 に代えてステンレス製及びアルミダイカスト製の金属の軸受箱3が固定される。 軸受箱3は有底円筒状で底部17の近傍にフランジ部16が形成され、円筒18の開口 部が他方(図2で右方)に向けられている。軸受箱3のフランジ部16は、合成樹 脂製の第1ステータ支持部材7の内周一端(図2で左端)寄りに、第1ステータ 支持部材7と一体に成形加工されている。この実施例の樹脂モールドモータの樹 脂モールド(成形作業)の工程は、図3に示す従来の工程と同様である。図3(a ) に示すものに、ブッシュ12に代えて軸受箱3を埋め込み、それを一次モールド すると一次モールド成形品が出来上がり、次いでこの一次モールド成形品の全体 を二次モールド成形すると、この実施例の二次モールド成形品が出来上がる。こ の二次モールド成形加工時に溶融合成樹脂は、図1の左側(第1軸受に隣接する ハウジングケース1の壁の一側)中央部から金型内に射出され、成形された樹脂 モールドモータを金型から取り出した後に、射出口のゲートが切断され、ゲート 跡2が残る。軸受箱3の内周面は第1軸受を圧入するために切削加工され、第2 ステータ支持部材8の内面には蓋部材を介して第2軸受が装着され、出力シャフ トは樹脂モールドモータの他方(図1で右方)へ突出される。ハウジングケース 1の軸受箱3の底部17と接触するハウジングケース壁20は、二次加工されること がなく、スキン層が残され、ハウジングケース1の全内面にはスキン層がそのま ま維持される。そして、必要な部品を組付けて樹脂モールドモータが完成される 。
【0008】 完成後の樹脂モールドモータを高温多湿な場所で使用すると、高温多湿な外部 に露出されたハウジングケース1のゲート跡2の部分の合成樹脂が加水分解を起 こし、加水分解が起きた合成樹脂部分を水分が透過する。しかし、ハウジングケ ース1の内表面の全面がスキン層で覆われており、しかも第1軸受底部には軸受 箱3の底部17によって覆われ、ハウジングケース1と底部17の2層構造となって いるので、外部に面したゲート跡2の合成樹脂の吸水作用による樹脂モールドモ ータ内部への水分の侵入をなくすことができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案の樹脂モールドモータの防錆構造は、軸受箱の底部と接触するハウジン グケース壁の内面がスキン層で覆われており、ハウジングケース壁の外面のゲー ト跡と樹脂モールドモータの内面との間に、軸受箱の底部とハウジングケース壁 の内面のスキン層との二重構造となっている。従って、外部に面したゲート跡の 合成樹脂の吸水作用による樹脂モールドモータ内部への水分の侵入をなくすこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の樹脂モールドモータの防錆構
造を示す断面図である。
【図2】従来例の樹脂モールドモータを示す断面図であ
る。
【図3】図3(a) 〜(c) は、従来例の樹脂モールドモー
タの樹脂モールドの工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジングケース 2 ゲート跡 3 軸受箱 7 第1ステータ支持部材 8 第2ステータ支持部材 17 底部 20 ハウジングケース壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接して配置された第1ステータ支持部
    材、ステータ及び第2ステータ支持部材が合成樹脂のハ
    ウジングケースと一体に成形加工された樹脂モールドモ
    ータにおいて、有底円筒状の軸受箱が第1ステータ支持
    部材の内面に一体に成形加工され、軸受箱の底部と接触
    するハウジングケース壁の内面がスキン層で覆われ、軸
    受箱の底部と接触するハウジングケース壁の外面にゲー
    ト跡が位置する樹脂モールドモータの防錆構造。
JP3184893U 1993-05-24 1993-05-24 樹脂モールドモータの防錆構造 Pending JPH0688158U (ja)

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JP3184893U JPH0688158U (ja) 1993-05-24 1993-05-24 樹脂モールドモータの防錆構造

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JPH0688158U true JPH0688158U (ja) 1994-12-22

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ID=12342479

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JP3184893U Pending JPH0688158U (ja) 1993-05-24 1993-05-24 樹脂モールドモータの防錆構造

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JP (1) JPH0688158U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997030507A1 (fr) * 1996-02-15 1997-08-21 Seiko Epson Corporation Dispositif support pour arbre rotatif et moteur de petite taille
WO1999045626A1 (fr) * 1998-03-04 1999-09-10 Ebara Corporation Moteur electrique immerge

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997030507A1 (fr) * 1996-02-15 1997-08-21 Seiko Epson Corporation Dispositif support pour arbre rotatif et moteur de petite taille
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