JP5359225B2 - 電動機、産業機械用モータ及び電気自動車用ホイールモータ - Google Patents

電動機、産業機械用モータ及び電気自動車用ホイールモータ Download PDF

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Description

本発明は、アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持し、該円筒状出力軸に外部の機器を接続するインロー結合部を形成した電動機及び電気自動車用ホイールモータに関する。
この種の電動機としては、ベースと円筒状出力軸とを相対回転可能に構成し、円筒状出力軸の上端に形成したネジ穴に割出テーブルをネジ留めするようにした電動機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された従来例では、円筒状出力軸の上端側の周囲にダストカバーが配設され、このダストカバーがベースの上端にネジ留めされている。
特開2006−94595号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、ダストカバーをベースの上端にネジ留めするようにしており、このときのネジの頭部がダストカバーの上端より上方に突出することになる。一方、円筒状出力軸に割出テーブル等の外部機器を結合する場合に、円筒状出力軸と外部機器との軸芯を一致させる必要があり、このため、円筒状出力軸と外部機器とをインロー結合するのが一般的である。
ところが、上記従来例にあっては、円筒状出力軸のダストカバーより突出した上端外周面にインロー結合部を形成する場合に、外部機器の下端面の少なくとも一部がダストカバーのネジ留め部より突出している場合には、外部機器をネジの頭部を避けてインロー結合させる必要があり、インロー結合部の結合長さを長くとれないという未解決の課題がある。また、インロー結合部の結合長さを長くとるためには、円筒状出力軸のダストカバーからの突出長さを長くすればよいが、この場合には電動機の全体高さを薄くするという要求に応えることができない。
この未解決の課題を解決するために、ネジ留め用のネジとして皿ネジを使用し、ダストカバーに座繰り部を形成することが考えられるが、この場合にはダストカバーの厚みを座繰りを形成するために必要な厚み以上とする必要があり、ダストカバーの厚みが厚くなり、この分インロー結合部の結合長さが短くなってしまい、上述した未解決の課題を解決することはできない。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、電動機全体の高さが高くなることなくインロー結合部の結合長さを長くとることができる電動機、産業機械用モータ及び電気自動車用ホイールモータを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動機は、アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持し、該円筒状出力軸に外部の機器を接続するインロー結合部を形成した電動機であって、前記円筒状出力軸の上端部が前記アウターハウジングの上端を覆う外側ダストカバーより上方に突出され、前記インロー結合部が前記円筒状出力軸の上端部外周面に形成され、前記外側ダストカバーは、前記円筒状出力軸を挿通する開口を有する円板部と、円板部の外周縁から下方に延長し前記アウターハウジングの外周面に嵌合する円筒部と、前記円板部の外周縁部に形成した取付部材を収納する収納凹部とで構成されていることを特徴としている。
また、請求項2に係る電動機は、請求項1に係る発明において、前記外側ダストカバーは導電性金属板を一体成形して構成されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動機は、請求項1又は2に係る発明において、前記収納凹部は、前記アウターハウジング内に配置される所定間隔を保って円周状に配置されるステータコイルの円周方向の中央部に対応させて形成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る電動機は、請求項1乃至3の何れか1つに係る発明において、前記収納凹部は、半径方向の幅がアウターハウジングのステータヨークとなる円筒部の厚みと等しい値又はその近傍値に設定され、接線方向の幅が半径方向の幅の3倍の値又はその近傍の値に設定されていることを特徴としている
なおさらに、請求項5に係る電動機は、請求項1乃至4の何れか1つに係る発明において、前記外側ダストカバーは、前記円板部と、前記円筒部とを一体成形加工し、該一体成形加工時に前記円板部の前記円筒部近傍の外周部に前記収納凹部を一体に形成することを特徴としている。
また、請求項6に係る電動機は、請求項5に係る発明において、前記外側ダストカバーは、前記一体成形時に前記円筒部の下端面に形成される前記収納凹部の加工による膨出部を削除することなく一体成形加工品をそのまま使用することを特徴としている。
さらに、請求項7に係る電動機は、請求項1乃至6の何れか1項に係る発明において、前記円筒状出力軸の上端面に凹状溝が形成され、該凹状溝の外周側側面に内側インロー結合部が形成されていることを特徴としている。
また、請求項8に係る産業機械用モータは、前記請求項1乃至7の何れか1項に記載の電動機を備えたことを特徴としている。
さらに、請求項9に係る電気自動車用ホイールモータは、前記請求項1乃至7の何れか1項に記載の電動機を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、外側ダストカバーより突出した円筒状出力軸の外周面にインロー結合部を形成し、アウターハウジングの上端を覆う外側ダストカバーの上端面における外周縁部に取付部材を収納する収納凹部が形成されているので、この収納凹部に取付部材を収納することにより、取付部材を構成する例えば取付ネジの頭部の外側ダストカバーの上面からの突出長を抑制して、円筒状出力軸の外側カバーからの突出長を抑制しながらインロー結合部の結合長さを確保することができるという効果が得られる。
そして、例えば外側ダストカバーを導電性金属板で構成する場合には、アウターハウジング内部に配置するステータコイルに対して絶縁のために所定距離だけ離間させる必要があるが、隣接するステータコイル間に収納凹部を形成することにより、ステータコイルとの間の必要な距離に影響されることなく収納凹部を形成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明をダイレクトドライブモータに適用した場合の一実施形態を示す電動機の斜視図、図2は電動機の縦断面図、図3はダストカバーの斜視図、図4は図2のA−A線上の拡大断面図である。
図中、1は産業機械用モータ、電気自動車用ホイールモータ、等の高トルク・高剛性を有する電動機であるモータ負荷直結形駆動方式を採用するダイレクトドライブモータを示す。このダイレクトドライブモータ1は、図1及び図2示すように、固定部に固定されるベース2と、このベース2の外周側上面に固定された円筒状のアウターハウジング3と、前記ベース2に一体に形成されアウターハウジング3と所定間隔を保って対向する円筒状のインナーハウジング4と、このインナーハウジング4に例えばクロスローラ形ベアリングで構成される軸受5を介して回転自在に支持され、アウターハウジング3及びインナーハウジング4間に配設された出力軸となる円筒状の円筒状出力軸6とで構成されている。
ベース2は、中心部を開放したドーナツ状の円板部2aと、この円板部2aの外周面の例えば4個所から半径方向に突出する取付部2bとで構成され、円板部2aの外周面の一部に、電源コネクタ2c及びレゾルバ用コネクタ2dが配設されている。
アウターハウジング3は、ベース2の円板部2aの上面に形成された凹部2eに嵌合されるステータヨークを構成する円筒部3aと、この円筒部3aの内周面に円周方向に多数配設された磁脚3bと、この磁脚3bに巻装されたステータコイル3cとで構成されている。そして、円筒部3aが、図2に示すように、その内部を上下に貫通してベース2の円板部2aに螺合させたスタッドボルト3dによって円周上の4個所で固定されている。ここで、スタッドボルト3dは、アウターハウジング3の円筒部3aの上端におけるステータコイル3cの円周方向の中央位置に相当する位置に形成されている。
そして、アウターハウジング3の上端がステータコイル3cの上端から絶縁に必要な所定距離だけ離間した位置で外側カバーとしての外側ダストカバー11で覆われている。この外側ダストカバー11は、図3に示すように、円筒状出力軸6を挿通する開口を有するリング状板部11aと、このリング状板部11aの外周縁から下方に延長する円筒部11bと、リング状板部11aにおける円筒部11b側における円周上の4個所に取付部材としての取付ネジ12の頭部12aを収納する収納凹部11cとが形成されている。
ここで、外側ダストカバー11は例えば一般構造用圧延鋼材SPCCの鋼板をプレス機で同時に絞り加工及びエンボス加工を行うことにより、リング状板部11a、円筒部11b及び収納凹部11cを一体成形し、この成形品をそのまま例えばクロムメッキ処理されて構成されている。
このため、プレス機による絞り加工する際に、収納凹部11cに対応する円筒部11bの下面側に、収納凹部11cの凹み量に応じた円弧状の膨出部11dが形成されるが、この膨出部11dを切削加工によって除去することなく、成形品のままクロムメッキ処理することにより、製作工数を削減している。
また、収納凹部11cは、図3に示すように、底部の半径方向の幅W1が取付ネジ12の頭部12aの直径とプレス加工時の隅Rとを加えた値と略等しく、アウターハウジング3のステータヨークとなる円筒部3aの厚みと等しい値か又はその近傍値に設定され、出力トルクに寄与しない外側ダストカバー11の固定のためにステータコイル3cの半径方向長さが短く制限されることを防止している。
さらに、収納凹部11cの接線方向の幅W1は、絞り加工を行う金型の剛性を考慮してできる限り広い方が望ましく、取付ネジ12の頭部12aの直径すなわち円筒部3aの厚みの3倍の値又はその近傍値に設定されているが、これに限定されるものではなく、絞り部面積当たりのプレス圧力N/mm2に基づいて接線方向の幅を決定することが好ましい。
そして、外側ダストカバー11が、図4に拡大図示するように、その収納凹部11cに形成された透孔11eをアウターハウジング3の円筒部3aを固定するスタッドボルト3dの上端に形成された雌ネジ3eに対向させた状態で、上方から取付ネジ12を、透孔11eを通じて雌ネジ3eに螺合させて締付けることにより固定されている。
インナーハウジング4は、ベース2の内周縁に一体に連接された逆すり鉢状の連接部4aと、この連接部4aから上方に延長する円筒部4bとで構成されている。ここで、円筒部4bは、軸受5を支持する大径部4cと、その上方に連接する回転角センサとしてのレゾルバ20のステータを支持する小径部4dとで構成されている。
そして、小径部4dの大径部4c側に軸受5の内輪を支持する軸受押え4eが螺合されている。さらに、小径部4dの上端の高さが前述した外側ダストカバー11の上面と略等しい高さに設定されている。また、レゾルバ20は単極レゾルバ21及び多極レゾルバ22とで構成され、夫々互いに対向するインナーハウジング4に固定されたステータと、円筒出力軸6に固定されたロータとを有する。
さらに、円筒出力軸6は、インナーハウジング4に対して扁平な円筒状に形成され、下端に軸受5の外輪を固定する軸受押え6aが例えばネジ留めされているとともに、外周面にアウターハウジング3に固定されたステータの磁極3bに対向するロータ6bが固定されている。このロータ6bには、その外周面に希土類の永久磁石が円周方向に所定間隔を保って多数配置されており、このロータ6bとアウターハウジング3のステータとで表面磁石構造の磁石型モータが構成されている。
また、円筒出力軸6の上面には、外周面から所定距離だけ内側に凹状溝6cが形成され、この凹状溝6cを挟んで外周側の前述した外側ダストカバー11より高さが高いリング状の外側突条部6dと、この外側突条部6dの高さより高さが低く前述したインナーハウジング4の上端面よりは高さが高いリング状の内側突条部6eとが形成されている。
そして、外側突条部6dの上端面が外部機器を固定する取付面6fとされているとともに、外側突条部6dの外周面及び内周面に外側インロー結合部6g及び内側インロー結合部6hが夫々形成されている。ここで、取付面6fには位置決めピンを挿通するピン挿通孔6i及び雌ネジ6jが形成されている。
さらに、円筒状出力軸6の内側突条部6eの内周面を含む上端側の内周面に前述したレゾルバ20の単極レゾルバ21及び多極レゾルバ22のステータに対向するロータが配設されている。
また、前述したインナーハウジング4の上端面にレゾルバ20を覆うように外周縁が円筒状出力軸6の上端側に近接する皿状の内側ダストカバー30がネジ留めされている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、ダイレクトドライブモータ1の円筒状出力軸6に、図2で二点鎖線図示のように、底面側に円筒状出力軸6の外側インロー結合部6gにインロー結合するインロー穴部40aを有する基部40bと、この基部40bの底面側の外周面に外側ダストカバー11の取付ネジ12より半径方向外方に突出するアーム部40cを有する外部機器40を連結するものとする。
この場合には、外部機器40を、その基部40bのインロー穴部40a内にダイレクトドライブモータ1の円筒状出力軸6の外側インロー結合部6gをインロー結合させた状態で、基部40bの上面に形成された透孔40dを通じて円筒状出力軸6の取付面6fに形成された一方の雌ネジ6jに固定ボルト41を螺合させて締付ける。これにより、円筒状出力軸6と外部機器40とがインロー結合されて、両者の軸芯が正確に一致される。このとき、ダイレクトドライブモータ1のアウターハウジング3の上端を覆う外側ダストカバー11には、リング状板部11aの外周面側に収納凹部11cが形成され、この収納凹部11c内に取付ネジ12の頭部12aが埋没することになる。この取付ネジ12の頭部12aの上端位置から所定距離だけ離れた位置から上方側にインロー結合部6gでのインロー結合に必要なインロー長さをとればよく、円筒状出力軸6の外側ダストカバー11からの突出長を従来例に比較して短くすることができ、ダイレクトドライブモータ1全体の軸方向高さを短くすることができる。
因みに、従来例では、外側ダストカバー11の上面に取付ネジの頭部が突出しているので、この取付ネジの頭部の高さ位置を基準に必要とするインロー結合長さを考慮して円筒状出力軸6の軸方向高さを決定するので、少なくとも収納凹部11cの深さ分円筒状出力軸6の上端面の高さが高くなり、ダイレクトドライブモータ全体の軸方向高さが長くなる。
このようにして、円筒状出力軸6に外部機器40の装着が完了すると、電源コネクタ2cに外部のモータ駆動回路のモータ電流出力コネクタ(図示せず)を接続するとともに、レゾルバ用コネクタ2dにモータ駆動回路のレゾルバ用接続コネクタ(図示せず)を接続し、レゾルバ20で検出した円筒状出力軸6の回転角に基づいてモータ電流を制御することにより、円筒状出力軸6で必要なトルクを発生し、これが外部機器40に直接伝達されて、必要な回転角制御を行うことができる。
また、外部機器40の基部40bに円筒状出力軸6の内側インロー結合部6hにインロー結合するインロー軸部が形成されている場合には、このインロー軸部を円筒状出力軸6の内側インロー結合部6hに挿通してインロー結合させた状態で、基部40bを円筒状出力軸6の取付面6fにボルト締めすることにより、外部機器40を円筒状出力軸6に装着することができる。
この場合、円筒状出力軸6の上端面に凹状溝6cを形成し、この凹状溝6cを挟んで外側突条部6d及び内側突条部6eを形成したので、凹状溝6cによって外側突条部6dの内周面に内側インロー結合部6hを形成することができるとともに、内側突条部6eの内周面にレゾルバ20のロータを固定する取付面を確保することができる。
なお、上記実施形態においては、円筒状出力軸6の上端部に内側インロー結合部6hを形成するために凹状溝6cを形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、回転センサ20を収納する高さが十分ある場合には、図5に示すように、凹状溝6cに代えて内側突条部6eの上部を外側突条部6fに当接させたL字状溝6nを形成するようにしてもよい。この場合には、L字状溝6nの底面にOリング収納溝6mを形成し、且つOリング収納溝6mの外側の底面に雌ネジ6oを形成して図示しない防水兼防塵カバーを固定することもできる。このように、円筒状出力軸6の上面側に一体に回転する防水兼防塵カバーを取付けることができ、回転センサ20への異物の混入を防ぎ、ダイレクトドライブモータ1の性能・安全性を確保することができる。ここで、防水兼防塵カバーとしては前述した実施形態の外側ダストカバー11と同様に収納凹部11を形成することが好ましい。
また、上記実施形態においては、インナーハウジング4をベース2に一体に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、インナーハウジング4をベース2とは別体に構成し、このインナーハウジング4をベース2に固定ボルト等の固定部材で固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、外側ダストカバー11をスタッドボルト3dに固定するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の連結部材を介してアウターハウジング3の円筒部3a上に固定するようにしてもよく、さらにはアウターハウジング3の円筒部3aの上端に一体にカバー装着部となる突出部を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、外部機器40が基部40bから半径方向外方に突出するアーム部40cを有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、外側ダストカバー11に対向する底面が外側ダストカバー11の取付ネジ12の頭部12aより外側まで延長する基部を有する割出テーブルである場合にも本発明を適用することができ、要は取付ネジ12の頭部12aが外部機器40の回転面に含まれる場合に本発明を適用できるものである。
また、上記実施形態においては、円筒状出力軸6の凹状溝6cを挟む外側突条部6d及び内側突条部6eが異なる高さに設定されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、内側突条部6eの高さを外側突条部6dの高さに一致させるようにしてもよく、内側突条部6eを省略するようにしてもよく、さらには内側インロー結合部6hを省略するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、円筒状出力軸6をインナーハウジング4に回転自在に保持する軸受5としてクロスローラ形軸受を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の軸方向の剛性が高いアンギュラー玉軸受等を適用することができる。
また、上記実施形態においては、外側ダストカバー11に形成した収納凹部11cをステータコイル3cの円周方向の中央部に対応させて配置した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、隣接するステータコイル3c間に対応させて配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、外側ダストカバー11に4個の収納凹部11cを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、収納凹部11cの数は1個以上の任意数に設定することができる。
また、上記実施形態においては、外側ダストカバー11を導電性金属板で形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、絶縁性を有する合成樹脂材を射出成形して形成することもできる。
また、外側ダストカバー11をアウターハウジング3に取付ける取付部材としては取付ネジ12に限定されるものではなく、取付ボルト等の他の部材を適用することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の縦断面図である。 本発明に適用し得る外側ダストカバーを示す斜視図である。 図2のA−A線上の拡大断面図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1…ダイレクトドライブモータ、2…ベース、3…アウターハウジング、3a…円筒部、3b…磁脚、3c…ステータコイル、4…インナーハウジング、4a…連接部、4b…円筒部、4c…大径部、4d…小径部、5…軸受、6…円筒状出力軸、6a…軸受押さえ、6b…ロータ、6c…凹状溝、6d…外側突条部、6e…内側突条部、6f…取付面、6g…外側インロー結合部、6h…内側インロー結合部、6n…L字状溝、11…外側ダストカバー、11a…リング状板部、11b…円筒部、11c…収納凹部、11d…膨出部、12…取付ネジ、12a…頭部、20…レゾルバ、30…内側ダストカバー、40…外部機器、40a…基部、40b…インロー穴部、40c…アーム部

Claims (9)

  1. アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持し、該円筒状出力軸に外部の機器を接続するインロー結合部を形成した電動機であって、
    前記円筒状出力軸の上端部が前記アウターハウジングの上端を覆う外側ダストカバーより上方に突出され、前記インロー結合部が前記円筒状出力軸の上端部外周面に形成され、
    前記外側ダストカバーは、前記円筒状出力軸を挿通する開口を有する円板部と、円板部の外周縁から下方に延長し前記アウターハウジングの外周面に嵌合する円筒部と、前記円板部の外周縁部に形成した取付部材を収納する収納凹部とで構成されている
    ことを特徴とする電動機。
  2. 前記外側ダストカバーは導電性金属板を一体成形して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記収納凹部は、前記アウターハウジング内に配置される所定間隔を保って円周状に配置されるステータコイルの円周方向の中央部に対応させて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動機。
  4. 前記収納凹部は、半径方向の幅がアウターハウジングのステータヨークとなる円筒部の厚みと等しい値又はその近傍値に設定され、接線方向の幅が半径方向の幅の3倍の値又はその近傍の値に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電動機。
  5. 前記外側ダストカバーは、前記円板部と、前記円筒部とを一体成形加工し、該一体成形加工時に前記円板部の前記円筒部近傍の外周部に前記収納凹部を一体に形成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動機。
  6. 前記外側ダストカバーは、前記一体成形時に前記円筒部の下端面に形成される前記収納凹部の加工による膨出部を削除することなく一体成形加工品をそのまま使用することを特徴とする請求項5に記載の電動機。
  7. 前記円筒状出力軸の上端面に凹状溝が形成され、該凹状溝の外周側側面に内側インロー結合部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電動機。
  8. 前記請求項1乃至7の何れか1項に記載の電動機を備えたことを特徴とする産業機械用モータ。
  9. 前記請求項1乃至7の何れか1項に記載の電動機を備えたことを特徴とする電気自動車用ホイールモータ。
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