JP5228839B2 - 電動機及び電気自動車用ホイールモータ - Google Patents

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Description

本発明は、アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持した電動機及び電気自動車用ホイールモータに関する。
この種の電動機としては、ベースと円筒状出力軸とを相対回転可能に構成し、円筒状出力軸の上端に形成したネジ穴に割出テーブルをネジ留めするようにした電動機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された従来例では、円筒状出力軸の上端側の外周面に近接させてダストカバーが配設され、このダストカバーがベースの上端にネジ留めされている。
特開2006−94595号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、単にダストカバーの内周側端面が円筒状出力軸の外周面に近接対向しているだけであり、液体や塵埃がダストカバーの内周端面と円筒状出力軸との間の隙間を通って電動機の内部に侵入し易く、ダストカバーとしての効果を確実に発揮することができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、電動機を構成する円筒状出力軸の廻りからの液体や塵埃などの侵入を阻止する効果を向上させることができる電動機及び電気自動車用ホイールモータを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動機は、アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持し、前記円筒状出力軸と前記アウターハウジングとの間にロータ及びステータが配置されている電動機であって、前記円筒状出力軸の外周面にリング状突条を形成し、前記アウターハウジングの上端を覆う外側ダストカバーの内周端側を前記リング状突条に近接対向させて、当該リング状突条と外側ダストカバーの内周端側とでラビリンス構造を形成したことを特徴としている。
また、請求項2に係る電動機は、請求項1に係る発明において、前記外側ダストカバーの内周端側が前記リング状突条の上面に近接対向されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動機は、請求項2に係る発明において、前記リング状突条の上面が先端に行くに従い上方に高くなる先上がり傾斜面に形成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る電動機は、請求項3に係る発明において、前記リング状突条の下面がR又はC面取りされていることを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係る電動機は、請求項1に係る発明において、前記外側ダストカバーの内周端側が前記リング状突条の下面に近接対向されていることを特徴としている。
また、請求項6に係る電動機は、アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持し、前記円筒状出力軸と前記アウターハウジングとの間にロータ及びステータが配置されている電動機であって、前記円筒状出力軸の外周面に円周凹溝を形成し、前記アウターハウジングの上端を覆う外側ダストカバーの内周端側を前記円周凹溝の内の壁面に近接対向させて、当該円周凹溝と外側ダストカバーの内周端側とでラビリンス構造を形成したことを特徴とする電動機。
さらに、請求項7に係る電動機は、前記ラビリンス構造が、前記円筒状出力軸に形成したロータを構成する永久磁石と対向して配設されていることを特徴としている。
また、請求項8に係る電気自動車用ホイールモータは、請求項1から7の何れか1つの電動機の構成を有する。
本発明によれば、円筒状出力軸の外周面に形成したリング状突条又は円周凹溝と外側ダストカバーの内周端部とでラビリンス構造を形成したので、円筒状出力軸と外側ダストカバーとの間の隙間を通じて電動機内部に侵入する液体や塵埃をラビリンス構造で阻止することができ、液体や塵埃などの侵入を阻止する効果を向上させることができるという効果が得られ、特にラビリンス構造がロータを構成する永久磁石に対向している場合により大きな効果が得られる。
ここで、外側ダストカバーの内周端部に対して下側から対向する面を先上がりの傾斜面に形成する即ち円筒状出力軸の軸線と傾斜面とが90度より鋭角となるように設定することにより、液体や塵埃の侵入防止効果をより向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明をダイレクトドライブモータに適用した場合の第1の実施形態を示す電動機の斜視図、図2は電動機の縦断面図、図3はダストカバーの斜視図、図4は図2のラビリンス構造の拡大断面図である。
図中、1は産業機械用のメガトルクモータ、電気自動車用ホイールモータ、等の高トルク・高剛性を有する電動機であるモータ負荷直結形駆動方式を採用するダイレクトドライブモータを示す。このダイレクトドライブモータ1は、図1及び図2示すように、固定部に固定されるベース2と、このベース2の外周側上面に固定された円筒状のアウターハウジング3と、前記ベース2に一体に形成されアウターハウジング3と所定間隔を保って対向する円筒状のインナーハウジング4と、このインナーハウジング4に例えばクロスローラ形ベアリングで構成される軸受5を介して回転自在に支持され、アウターハウジング3及びインナーハウジング4間に配設された出力軸となる円筒状の円筒状出力軸6とで構成されている。
ベース2は、中心部を開放したドーナツ状のリング状板部2aと、このリング状板部2aの外周面の例えば4個所から半径方向に突出する取付部2bとで構成され、リング状板部2aの外周面の一部に、電源コネクタ2c及びレゾルバ用コネクタ2dが配設されている。
アウターハウジング3は、ベース2のリング状板部2aの上面に形成された凹部2eに嵌合されるステ-タヨークとなる円筒部3aと、この円筒部3aの内周面に円周方向に所定間隔を保って多数配設された磁脚3bと、各磁脚3bに巻装されたステータコイル3cとで構成されている。
そして、アウターハウジング3の上端がステータコイル3cの上端から絶縁に必要な所定距離だけ離間した位置で外側カバーとしての外側ダストカバー11で覆われている。この外側ダストカバー11は、図3に示すように、円筒状出力軸6を挿通する開口11aを有するリング状板部11bと、このリング状板部11bの外周縁から下方に延長する円筒部11cとが一体に形成されている。ここで、リング状板部11bの開口11aは後述する円筒状出力軸6の外周面に近接対向しているとともに、内周端部が円筒状出力軸に形成されたリング状突条6cに上方から近接対向された状態で、アウターハウジング3の円筒部3aの上端に取付ネジ12によってネジ留めされている。この外側ダストカバー11は例えば一般構造用圧延鋼材SPCCの鋼板をプレス機で絞り加工及び穴あけ加工を同時に行うことにより、リング状板部11b及び円筒部11cを一体成形し、この成形品をそのまま例えばクロムメッキ処理されて構成されている。
インナーハウジング4は、ベース2の内周縁に一体に連接された逆すり鉢状の連接部4aと、この連接部4aから上方に延長する円筒部4bとで構成されている。ここで、円筒部4bは、軸受5を支持する大径部4cと、その上方に連接する回転角センサとしてのレゾルバ20のステータを支持する小径部4dとで構成されている。そして、小径部4dの大径部4c側に軸受5の内輪を支持する軸受押え4eが螺合されている。さらに、小径部4dの上端の高さが前述した外側ダストカバー11の上面と略等しい高さに設定されている。また、レゾルバ20は単極レゾルバ21及び多極レゾルバ22とで構成され、夫々互いに対向するインナーハウジング4に固定されたステータと、円筒状出力軸6に固定されたロータとを有する。
さらに、円筒状出力軸6は、インナーハウジング4に対して偏平な円筒状に形成され、下端に軸受5の外輪を固定する軸受押え6aが例えばネジ留めされているとともに、外周面の下側にアウターハウジング3に固定されたステータ3bに対向するロータ6bが固定され、さらに外周面の外側ダストカバー11の内周端部と近接対向してリング状突条6cが一体に形成されている。
ロータ6bには、その外周面に希土類の永久磁石Mgが円周方向に所定間隔を保って多数配置されており、このロータ6bとアウターハウジング3のステータとで表面磁石構造の磁石型モータが構成されている。
また、リング状突条6cの上面と外側ダストカバー11の内周端部とで略L字状のラビリンス構造が形成され、このラビリンス構造がロータ6bを構成する永久磁石Mgと上方から対向している。このリング状突条6cは、その先端側外周面がロータ6bを構成する永久磁石Mgの外周面より僅かに外側に突出するように形成することが好ましい。また、リング状突条6cは、その上面が先端に行くに従い高くなる先上がりの傾斜面すなわち円筒状出力軸6の軸芯に対して例えば85度の鋭角に形成された傾斜面6dとされているとともに、下面にR面取り部6eが形成されている。このR面取り部6eは、リング状突条6cの剛性を高めながら、ステータコイル3aから所定の絶縁距離を確保するように形成されている。なお、リング状突条6cの下面は、R面取り部6eに代えてC面取り部を形成するようにしてもよい。
ここで、リング状突条6cを形成した円筒状出力軸6の外周面が永久磁石Mgのロータ半径方向の厚みの中心位置となるように設定されている。すなわち、リング状突条6cの下面のR面取り部6eの円筒状出力軸6の外周面側の終端が永久磁石Mgのロータ半径方向の厚みの中心位置と合致されている。
このため、ダイレクトドライブモータ1の上方から侵入する液体や塵埃等がラビリンス構造で阻止されてロータ6bの永久磁石Mgの外周面に付着することを確実に阻止することができ、侵入する液体や塵埃によって永久磁石Mgの外周面とステータを構成する磁脚3bとの間のギャップ長が変化したり、永久磁石Mgや磁脚3bの対向面が損傷されたりすることを確実に防止することができる。
さらに、リング状突条6cの外周面がロータ6bを構成する永久磁石Mgの外周面より外方に突出させることにより、より良い防塵効果を発揮することができる。なお、ラビリンス構造の形成位置は上記位置に限定されるものではなく、アウターハウジング3と円筒状出力軸6との間への液体、塵埃等の侵入を防止できれば任意の位置に形成することができる。
また、円筒状出力軸6の上面には、外周面から所定距離だけ内側に凹状溝6fが形成され、この凹状溝6fを挟んで外周側の前述した外側ダストカバー11より高さが高いリング状の外側突条部6gと、この外側突条部6gの高さより高さが低く前述したインナーハウジング4の上端面よりは高さが高いリング状の内側突条部6hとが形成されている。
そして、外側突条部6gの上端面が外部機器を固定する取付面6iとされているとともに、外側突条部6gの外周面及び内周面に外側インロー結合部6j及び内側インロー結合部6kが夫々形成されている。ここで、取付面6iには位置決めピンを挿通するピン挿通孔6m及び雌ネジ6nが形成されている。
さらに、円筒状出力軸6の内側突条部6hの内周面を含む上端側の内周面に前述したレゾルバ20の単極レゾルバ21及び多極レゾルバ22のステータに対向するロータが配設されている。
また、前述したインナーハウジング4の上端面にレゾルバ20を覆うように外周縁が円筒状出力軸6の上端側に近接する皿状の内側ダストカバー30がネジ留めされている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、ダイレクトドライブモータ1の円筒状出力軸6に、図2で一点鎖線図示のように、底面側に円筒状出力軸6の外側インロー結合部6jにインロー結合するインロー孔部40aを有する基部40bと、この基部40bの底面側の外周面に外側ダストカバー11の取付ネジ12より半径方向外方に突出するアーム部40cを有する外部機器40を連結するものとする。
この場合には、外部機器40を、その基部40bのインロー孔部40a内にダイレクトドライブモータ1の円筒状出力軸6の外側インロー結合部6jをインロー結合させた状態で、基部40bの上面に形成された透孔40dを通じて円筒状出力軸6の取付面6iに形成された一方の雌ネジ6nに固定ボルト41を螺合させて締付ける。これにより、円筒状出力軸6と外部機器40とがインロー結合されて、両者の軸芯が正確に一致される。
このようにして、円筒状出力軸6に外部機器40の装着が完了すると、電源コネクタ2cに外部のモータ駆動回路のモータ電流出力コネクタ(図示せず)を接続するとともに、レゾルバ用コネクタ2dにモータ駆動回路のレゾルバ用接続コネクタ(図示せず)を接続し、レゾルバ20で検出した円筒状出力軸6の回転角に基づいてモータ電流を制御することにより、円筒状出力軸6で必要なトルクを発生し、これが外部機器40に直接伝達されて、必要な回転角制御を行うことができる。
また、外部機器40の基部40bに円筒状出力軸6の内側インロー結合部6jにインロー結合するインロー軸部が形成されている場合には、このインロー軸部を円筒状出力軸6の内側インロー結合部6kに挿通してインロー結合させた状態で、基部40bを円筒状出力軸6の取付面6iにボルト締めすることにより、外部機器40を円筒状出力軸6に装着することができる。
そして、円筒状出力軸6を回転駆動している時や、円筒状出力軸6の停止時に、円筒状出力軸6の外周面に形成されたリング状突条6cと、このリング状突条6cの上面と内周端部が対向する外側ダストカバー11とによって、円筒状出力軸6の外周面に略L字状のラビリンス構造が形成されるので、このラビリンス構造によって液体や塵埃がダイレクトドライブモータ1の内部に侵入することを高い確率で阻止することができる。しかも、外側ダストカバー11の内周端部に対向するリング状突条6cの上面が先上がりの傾斜面6dとされているので、例え外側ダストカバー11の内周端面と円筒状出力軸6の外周面の間の隙間から液体や塵埃が侵入したとしても、外側ダストカバー11とリング状突条6cの傾斜面6dとの間では、先端に行くに従い対向面間の距離が外側ダストカバー11を基準にして狭くなるので、液体や塵埃がステータ3b及びロータ6b間に侵入することをより確実に防止することができ、塵埃等の侵入阻止効果を発揮することができる。
特に、上記実施形態のように、ラビリンス構造がロータ6bを構成する永久磁石Mgの上方位置に対向して形成されているので、この永久磁石Mgとステータの磁極3bとの間のギャップへの液体や塵埃等の侵入を確実に防止することができ、液体や塵埃等がダイレクトドライブモータ1の駆動力に影響を与えることを確実に阻止することができる。
なお、上記第1の実施形態においては、リング状突条6cの傾斜面6dの傾斜角を85度の鋭角に設定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、リング状突条6cの上面を円筒状出力軸6の軸芯に対して直角に設定したり、85度以外の鋭角としたり、任意の傾斜角とすることができ、また、リング状突条6cの上面を平坦面ではなく凹凸状や波状に形成するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を図5〜図7について説明する。
この第2の実施形態は、円筒状出力軸6の外周面に形成されたリング状突条6cの下面側に外側ダストカバー11の内周端部を近接対向させたものである。
すなわち、第2の実施形態においては、図5〜図7に示すように、円筒状出力軸6の外周面に上下方向に比較的幅広のリング状突条6cを形成し、このリング状突条6cの下面6oに外側ダストカバー11の内周端部を近接対向させて、この外側ダストカバー11とリング状突条6cとで逆L字状のラビリンス構造を形成したことを除いては前述した第1の実施形態と同様の構成を有し、第1の実施形態との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。なお、ラビリンス構造は、ステータコイル3cの内周縁に対向しており、ロータ3bを構成する永久磁石Mgの外周面とステータを構成する磁極3bの内周面との間のギャップに対して外側にずれて形成されている。
この第2の実施形態においても、リング状突条6cの下面と、これに近接対向する外側ダストカバー11の内周端部との間で、ラビリンス構造が形成されているので、このラビリンス構造によって、液体や塵埃等がダイレクトドライブモータ1の内部に侵入して、ステータの磁脚3b及びロータ6b間に達することを確実に防止することができる。
この第2の実施形態においては、外側ダストカバー11の内周側端部を内周端面に向かうに従って先上がりの傾斜面に形成することにより、前述した第1の実施形態と同様に液体や塵埃等の侵入をより確実に阻止することができる。
なお、上記第2の実施形態においては、ラビリンス構造と永久磁石Mgとの位置関係がずれている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前述した第1の実施形態と同様に永久磁石Mbに対して上方から対向する位置にラビリンス構造を形成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、円筒状出力軸6の外周面にリング状突条6cを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図8に拡大図示するように、円筒状出力軸6の外周面に円周凹溝50を形成し、この円周凹溝50内に外側ダストカバー11の内周側端部を挿入することにより、凹状のラビリンス構造を形成するようにしてもよい。この場合はラビリンス構造が凹状となるので、液体や塵埃の侵入をより確実に阻止することができる。さらには、外側ダストカバー11の内周側端部に複数の段部を形成し、これに応じて円筒状出力軸6の外周面にも外側ダストカバー11の段部に対向する複数の段部を形成して複数段のラビリンス構造を形成することもできる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、インナーハウジング4をベース2に一体に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、インナーハウジング4をベース2とは別体に構成し、このインナーハウジング4をベース2に固定ボルト等の固定部材で固定するようにしてもよい。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、外部機器40が基部40bから半径方向外方に突出するアーム部40cを有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、外側ダストカバー11に対向する底面を有する基部を備えた割出テーブルである場合にも本発明を適用することができ、要は取付ネジ12の頭部12aが回転面に含まれる場合に本発明を適用できるものである。
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、円筒状出力軸6の凹状溝6fを挟む外側突条部6g及び内側突条部6hが異なる高さに設定されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、内側突条部6hの高さを外側突条部6gの高さに一致させるようにしてもよい。
なおさらに、上記第1及び第2の実施形態においては、円筒状出力軸6をインナーハウジング4に回転自在に保持する軸受5としてクロスローラ形軸受を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の軸方向の剛性が高いアンギュラー玉軸受等を適用することができる。
また、上記実施形態においては、外側ダストカバー11を導電性金属板で形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、絶縁性を有する合成樹脂材を射出成形して形成することもできる。
さらに、外側ダストカバー11をアウターハウジング3に取付ける取付部材としては取付ネジ12に限定されるものではなく、取付ボルト等の他の部材を適用することができる。さらには、外側ダストカバー11をアウターハウジング3の円筒部3bの上面に直接固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図示しないが円筒部3bの上面に固定したスタッドボルト等の連結部材を介して外側ダストカバー11を固定するようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の縦断面図である。 本発明に適用し得る外側ダストカバーを示す斜視図である。 図2のラビリンス構造の拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す正面図である。 第2の実施形態を示す縦断面図である。 図6のラビリンス構造の拡大断面図である。 本発明の他の実施形態を示すラビリンス構造の拡大断面図である。
符号の説明
1…ダイレクトドライブモータ、2…ベース、3…アウターハウジング、3a…円筒部、3b…ステータ、3c…磁気ヨーク、3d…ステータコイル、4…インナーハウジング、4a…連接部、4b…円筒部、4c…大径部、4d…小径部、5…軸受、6…円筒状出力軸、6a…軸受押さえ、6b…ロータ、6c…リング状突条、6d…傾斜面、6e…R面取り部、6f…凹状溝、6g…外側突条部、6h…内側突条部、6i…取付面、6j…外側インロー結合部、6k…内側インロー結合部、11…外側ダストカバー、11a…開口、11b…リング状板部、11c…円筒部、12…取付ネジ、12a…頭部、20…レゾルバ、30…内側ダストカバー、40…外部機器、40a…基部、40b…インロー孔部、40c…アーム部

Claims (8)

  1. アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持し、前記円筒状出力軸と前記アウターハウジングとの間にロータ及びステータが配置されている電動機であって、
    前記円筒状出力軸の外周面にリング状突条を形成し、前記アウターハウジングの上端を覆う外側ダストカバーの内周端側を前記リング状突条に近接対向させて、当該リング状突条と外側ダストカバーの内周端側とでラビリンス構造を形成したことを特徴とする電動機。
  2. 前記外側ダストカバーの内周端側が前記リング状突条の上面に近接対向されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記リング状突条の上面が先端に行くに従い上方に高くなる先上がり傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  4. 前記リング状突条の下面がR又はC面取りされていることを特徴とする請求項3に記載の電動機。
  5. 前記外側ダストカバーの内周端側が前記リング状突条の下面に近接対向されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  6. アウターハウジング及びインナーハウジング間に円筒状出力軸を回転自在に支持し、前記円筒状出力軸と前記アウターハウジングとの間にロータ及びステータが配置されている電動機であって、
    前記円筒状出力軸の外周面に円周凹溝を形成し、前記アウターハウジングの上端を覆う外側ダストカバーの内周端側を前記円周凹溝の内の壁面に近接対向させて、当該円周凹溝と外側ダストカバーの内周端側とでラビリンス構造を形成したことを特徴とする電動機。
  7. 前記ラビリンス構造は、前記円筒状出力軸に形成したロータを構成する永久磁石と対向して配設されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電動機。
  8. 前記請求項1から7の何れか1項の電動機の構成を有する電気自動車用ホイールモータ。
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