JP2775983B2 - 軸流ファンモータ - Google Patents

軸流ファンモータ

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JP2775983B2
JP2775983B2 JP2104615A JP10461590A JP2775983B2 JP 2775983 B2 JP2775983 B2 JP 2775983B2 JP 2104615 A JP2104615 A JP 2104615A JP 10461590 A JP10461590 A JP 10461590A JP 2775983 B2 JP2775983 B2 JP 2775983B2
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rotor
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孝史 鈴木
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ロータマグネットに起動用の無着磁部を
有する2相直流ブラシレス軸流ファンモータに関するも
のである。
〔従来の技術〕
この種の軸流ファンモータの従来例が示されている第
3図を参照すると、同モータの固定基板1には円筒状の
軸筒2が立設されている。この軸筒2内には、一対の軸
受3a,3bを介して回転軸4が保持されている。また、こ
の軸筒2の周りには、ステータコイル5が同軸的に配置
されている。6は同ステータコイル5を支持する例えば
鉄基板からなるステータヨークである。回転軸4には、
軸流ファン7のハブ7aが嵌着される。同ハブ7aには、ロ
ータマグネット8がステータコイル5と対向するように
取付けられる。その場合、従来ではロータヨーク8aを予
めハブ7aにネジ止めし、そのロータヨーク8aに8ロータ
マグネット8を適当な接着材もしくは自らの磁力にて取
付けるようにしている。なお、第4図にはロータマグネ
ット8を6極とした場合の着磁例が示されている。すな
わち、60度の円弧角をもってN極とS極が交互に着磁さ
れるが、120度の間隔をもって起動用の無着磁部8aが設
けられる。この例では、S極内に無着磁部用のN極を配
置し、N極内に無着磁部用のS極を配置して、実質的な
無着磁部を得るようにしているが、同部分を機械的に削
り取るようにしても、この無着磁部を形成することがで
きる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例ではロータマグネット8を
軸流ファン7のハブ7aに取付けるにあたって、例えば皿
小ネジなどにてロータヨーク8aをハブ7aにネジ止めする
ようにしているため、部品増を招き、組立作業性が悪く
コスト的にも好ましくない。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記従来の課題を解決するためになされた
もので、その構成上の特徴は、固定基板に植設されてい
る回転軸の周りにステータコアを同軸的に配置するとと
もに、その回転軸に支承されるファンのハブ部分に、起
動用の無着磁部を有するロータマグネットをステータコ
アと対向するように取付けてなる2相直流ブラシレス軸
流ファンモータにおいて、ファンのハブ部分にロータマ
グネット側に向けて延びる弾性変形可能な爪部材を形成
し、これに対してロータマグネットに添設されるロータ
ヨークの内周にその爪部材の相手方となる係合溝を形成
するとともに、ロータマグネットの無着磁部を係合溝に
対応するように配置し、かつ、その無着磁部を爪部材が
係合溝内に係合し得るように切欠いたことにある。
〔作用〕
上記構成によると、ファンのハブ部分に形成されてい
る爪をロータヨークの係合溝に差し込むだけの操作で同
ロータヨークがハブ部分に取付けられる。また、切欠か
れた部分が実質的な無着磁部となる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例を第1図ないし第3図を参照
しながら詳細に説明する。なお、これらの図において、
先に説明の従来例と同一部分には同一の参照符号が付け
られている。
この考案になると、ファン7のハブ部分7aには、筒軸
2に沿ってロータマグネット8側に延びる弾性変形可能
な爪11が形成されている。この実施例の場合、爪11はそ
の一対が180度の間隔をもって対向するようにハブ部分7
aに一体的に形成されている。これに対して、ロータヨ
ーク9の内周側には、その爪11と係合する係合溝12が同
じく180度の間隔をもって対向的に設けられている。
ロータマグネット8は起動用の無着磁部8aを有してい
る。この例は4極の場合についてのものであるから、S
極とN極とが90度の間隔をもって着磁されており、これ
に対して無着磁部8a,8aが180度の間隔をもって配置され
ている。この場合、同無着磁部8a,8aは、ロータマグネ
ット8の内周部分をほぼ扇状に切り欠いた切欠き溝とし
て形成されてりる。このロータマグネット8をロータヨ
ーク9に適当な接着材もしくは自らの磁力によって取付
けるあたって、その切欠きからなる無着磁部8a,8aを係
合溝12,12と対応するようにする。
これにより、無着磁部8aが係合溝12に係合する爪11の
逃げとなるため、その爪11と係合溝12とを嵌合させると
いう簡単な作業にて、ロータヨーク9をファン7に対し
て取付けることができる。
なお、この例では爪11および係合溝12をそれぞれハブ
7aとロータヨーク9の内周側に形成しているが、場合に
よってはその各々を外周側に設けるようにしてもよい。
もっとも、その場合には無着磁部8aもロータマグネット
8の外周側に形成されることになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、ネジなどの
部品を用いることなくロータヨークをファンのハブ部分
に取付けることができる組立作業性が良好で、しかもコ
スト的にも有利な軸流ファンモータが提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例をその半分を断面にして示
した側面図、第2図は第1図のA−A線矢視図、第3図
は従来例を示した断面図、第4図はロータマグネットの
6極着磁例を示した平面図である。 図中、1は固定基板、4は回転軸、5はステータコイ
ル、7はファン、7aはハブ、8はロータマグネット、8a
は無着磁部、9はロータヨーク、11は爪、12は係合部で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 21/24 H02K 1/27 H02K 1/30 H02K 7/14 H02K 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定基板に植設されている回転軸の周りに
    ステータコアを同軸的に配置するとともに、上記回転軸
    に支承されるファンのハブ部分に、起動用の無着磁部を
    有するロータマグネットを上記ステータコアと対向する
    ように取付けてなる2相直流ブラシレス軸流ファンモー
    タにおいて、 上記ファンのハブ部分に上記ロータマグネット側に向け
    て延びる弾性変形可能な爪部材を形成し、上記ロータマ
    グネットに添設されるロータヨークの内周に上記爪部材
    の相手方となる係合溝を形成するとともに、上記ロータ
    マグネットの無着磁部を上記係合溝に対応するように配
    置し、かつ、その無着磁部を上記爪部材が上記係合溝内
    に係合し得るように切欠いてなることを特徴とする2相
    直流ブラシレス軸流ファンモータ。
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