JPH0830347B2 - 油圧式掘削機の作業機姿勢変更装置及び方法 - Google Patents

油圧式掘削機の作業機姿勢変更装置及び方法

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JPH0830347B2
JPH0830347B2 JP29946687A JP29946687A JPH0830347B2 JP H0830347 B2 JPH0830347 B2 JP H0830347B2 JP 29946687 A JP29946687 A JP 29946687A JP 29946687 A JP29946687 A JP 29946687A JP H0830347 B2 JPH0830347 B2 JP H0830347B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧式掘削機における作業機を、その格納
姿勢から作業姿勢への姿勢変更が複雑な機構を必要とせ
ずに簡単に行えるようにした装置と方法に関する。
(従来の技術) 油圧式掘削機においては、作業機を格納姿勢として走
行する際には、車体の安定性及びオペレータの運転時の
視界性の面から格納姿勢となった作業機は全体が前下が
りの直線をなすよう折りたたまれることが望ましい。し
かしこのような格納姿勢をとるためには、作業機は、通
常のようにバケット、アーム、ブームで構成するのでは
なく、更にブームを第1ブームと第2ブームの2要素に
分けることが望ましい他、更に、作業機が格納姿勢から
作業姿勢に変更するためにはブーム(2ブームからなる
場合は第1ブーム)に起伏死点が必要となってしまう。
この起伏死点とは、本願発明に関わる第1図で示すと
第1ブーム4の車体上の取付け点(O2)が第1ブーム4
への第1シリンダの取付け点(O1)とでなす直線の角度
と、第1ブームシリンダ9の車体上の取り付け点(O3)
が第1ブーム4への第1ブームシリンダの取り付け点
(O1)とでなす直線の角度が、第1シリンダの作動の結
果等しくなって(第2図参照)、もはや第1ブームを作
業位置側へ揺動させ得ない状態になった位置のことであ
る。
従来では、この起伏死点をブーム(又は第1ブーム)
に越えるための対策として次の二つのものが知られてい
る。
(1) 第4図および第5図に示すように、第1ブーム
シリンダ9の取り付け点を車体上の一定位置とはせず、
揺動自在のベルクランク10上に配し、このベルクランク
10をベルクランクシリンダ11で揺動することによって第
1ブームシリンダ9の取り付け点が車体上で変更可能と
させることによって第1ブーム4に起伏死点が生じない
ようにしたもの; (2) 第6〜8図の例のように第1ブームシリンダに
よる第1ブームの起立時、第1ブームの揺動慣性を利用
して起伏死点を起えさせるようにしたもの; (発明が解決しようとする問題点) 従来例による第1ブームの起伏死点の問題点への対処
方法は、前記(1)のものでは、ベルクランク、ベルク
ランクシリンダ等の構成要素が必要である上、作動のた
めの油圧回路が必要となるため、製造コストが必然的に
高くなる欠点がある。一方、前記(2)のものでは、第
1ブームの操作に熟練を要する上、慣性で起伏死点を越
えるため、起伏死点を越えたあとに作動機の衝撃が生
じ、シリンダパッキンの摩耗の点から好ましいものとは
いえない。
本願発明は、作業機が格納状態で、ほぼ前下がりの一
直線をなすよう2ブームを有するものにおいて、簡単な
構成によって第1ブームシリンダ安全に起伏死点を越え
ることが可能な作業機装置とその制御方法を提供するこ
とを目的とする。
更には、バケット、アーム、第2アーム、第1ブーム
を有する作業機が走行時好ましい格納姿勢を取れるもの
とはいえ、バケット、アーム、ブームからなる作業機に
比べてシリンダを更に1個必要とするため、その作動の
ための油圧回路も必要になって、車体上の要素が多くな
る上、作業機の操作も難しくなる傾向があるものを本発
明はこの点をも解消する。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本願の第1発明によればバケット、バケットに一端を
枢着されたアーム、アームの他端に一端を枢着された第
2ブーム、第2ブームの他端に一端が枢着されると共に
この一端で枢着部以外の少なくとも一点で両者間にピン
が着脱自在にされ、他端を車体の一部に枢着された第1
ブームと、バケットとアーム間に配されたバケットシリ
ンダ、アームと第2ブーム間に配された第2ブームシリ
ンダ、第1ブームと車体間に配された第1ブームシリン
ダとを備え、第1ブームは、第1ブームの格納姿勢から
作業姿勢に至るまでに起伏死点を有する油圧式作業機姿
勢変更装置であって、車体の前方に、バケットを経由す
る作業機の圧力を受ける反力受台を更に設け、この反力
受台によるバケットの支持と、第1ブームシリンダ以外
のシリンダの作動とによって第1ブームを前記起伏死点
を越えさせるようにしたこと特徴とする油圧式掘削機の
作業機姿勢変更装置が提供され、付加的な油圧回路を配
することなく第1ブームシリンダは起伏死点を越えうる
と共に、作業機要素の数よりシリンダを少なくしうる。
本願の第2発明によれば、バケット、バケットに一端
を枢着されたアーム、アームの他端に一端を枢着された
第2ブーム、第2ブームの他端に一端が枢着されると共
にこの一端で枢着部以外の少なくとも一点で両者間にピ
ンが着脱自在にされ他端を車体の一部に枢着された第1
ブームと、バケットとアーム間に配されたバケットシリ
ンダ、アームと第2ブーム間に配された第2ブームシリ
ンダ、第1ブームと車体間に配された第1ブームシリン
ダとを備え、第1ブームは、第1ブームの格納姿勢から
作業姿勢に至るまでに起伏死点を有し、車体の前方に、
バケットを経由する作業機の反力を受ける反力受台を更
に設けた油圧式掘削機の作業機姿勢変更方法であって、 格納姿勢にある作業機を、まず第1ブームシリンダに
よって第1ブームを起伏死点まで移動し 次に、バケットを反力受台に支持させる一方、第1ブ
ームシリンダ以外のシリンダの作動によって第1ブーム
を前記起伏死点を越えさせるようにしたことを特徴とす
る油圧式掘削機の作業機姿勢変更方法が提供され、オペ
レータが習熟している油圧操作技術の範囲内で第1ブー
ムシリンダを起伏死点を越えさせると共に、作業機の作
業段階では作業法は簡単なものとする。
(実 施 例) 第1図〜第3図は本願発明による作業機姿勢変更装置
と方法を示すものである。
本願発明に使用される作業機装置はバケット1、バケ
ット1に一端を枢着されたアーム2、アーム2の他端に
一端を枢着された第2ブーム3、第2ブーム3の他端に
一端が枢着されると共にこの一端で枢着部以外の少なく
とも一点で両者間にピンが着脱自在にされ他端を車体5
の一部に枢着された第1ブーム4と、バケット1とアー
ム2間に配されたバケットシリンダ6、アームと第2ブ
ーム間に配された第2ブームシリンダ7、第1ブーム4
と、車体間に配された第1ブームシリンダ9とを備え、
第1ブームは、第1ブームの格納姿勢から作業姿勢に至
るまでに起伏死点を有する形式のものである。
本願の作業機姿勢変更装置は、上記のような作業機装
置に対して、車体の前方にバケット1を経由する作業機
の反力を受ける反力受台10を配する。
この反力受台10は外観上は従来知られた走行時のバケ
ットの保持台に似ており、本願発明においても、保持台
を兼ねうるものではあるが、強度的にはバケットを経由
して伝わる作業機の各シリンダの作動反力を耐え得るも
のに設計されていることを特徴としていて、公知のバケ
ット保持台とは異なる。
この反力受台を利用した作業機姿勢変更方法について
以下に説明する。
(1) 作業機の格納姿勢から作業姿勢への変更まず、
第1図のような格納姿勢にある作業機は、第1ブームシ
リンダ9の作動によって、第2図のように第1ブームの
起伏死点の位置まで揺動される。
次に、バケットシリンダ6を伸縮することによりバケ
ット爪先を反力受台10に保持しつつ、かつ、第1ブーム
シリンダ9の油圧回路を開放しつつ、アームシリンダ7
のロッドを油圧力で伸ばし、第1ブーム4に起伏死点を
越えさせる。
この後、第2ブームと第1ブームの枢着点近くの第2
ブームのピン穴12と第1ブームのピン穴13が重なった時
点でシリンダの作動を止め、固定ピンを挿入することで
第2ブーム12と第1ブームは一体になり以後の作業時は
単一のブームとして第1ブームシリンダ9で作動され
る。
(2) 作業機の作業姿勢から格納姿勢への変更固定ピ
ンで一体となった第2ブームと第1ブームとを第1ブー
ムシリンダ9を利用して固定ピンの抜き易い位置に移動
する。
次に、全油圧シリンダを用いバケット爪先を反力受台
10で支持させ、第1ブームシリンダ9の微操作により、
固定ピンを浮動状態にし、これを各ピン穴12,13から抜
き取り、第1ブーム4と第2ブーム3とは相互に回動で
きる状態にする。
次に第1ブームシリンダ9のロッドを油圧力で伸ばし
つつ、バケットシリンダ6及びアームシリンダ7のロッ
ドを伸ばすことにより、バケット爪先を反力受台に支持
しつつ第1ブーム4を起伏死点前まで上昇、下降させ
る。
次に全油圧シリンダの油圧を徐々に開放して作業装置
を格納姿勢にするか、第1ブームシリンダ9のロッドを
油圧力で縮め作業装置を格納姿勢にする。
(発明の効果) 以上のように、本願の第1発明によれば、格納姿勢か
ら作業姿勢への変更時、第1ブームシリンダが起伏死点
を越える必要がある作業機であって、かつ、第2ブーム
を有するものにおいて、作動シリンダを一本省略できる
上、起伏死点を越えるために、格別新たな油圧回路等の
要素を配する必要のない油圧式掘削機の作業機姿勢変更
装置が提供される。
又、本願の第2発明によれば、第2ブームを持ちなが
ら、第2ブーム用シリンダを配する必要のない作業機装
置であって格納姿勢から作業姿勢への変更時第1ブーム
シリンダが起伏死点を越える必要がある作業機において
格別な熟練を必要とすることなく、又、作業機に衝撃を
与えることなく起伏死点を越えることのできる作業機姿
勢変更方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願発明に関わる作業機姿勢変更装置を有す
る作業機の収納姿勢を示す側面図。 第2図は前記作業機が第1ブームシリンダの起伏死点直
前まで作動した姿勢を示す側面図。 第3図は前記作業機の作業姿勢を示す側面図。 第4図は1従来例の格納姿勢を示す側面図。 第5図は第4図の従来例の作業姿勢を示す側面図。 第6図は別の従来例の格納姿勢を示す側面図。 第7図は第6図の従来例において、第1ブームが慣性に
よって起伏死点を越えた姿勢を示す側面図。 第8図は第6図の従来例の作業機の作業姿勢を示す側面
図である。 1……バケット、2……アーム、3……第2ブーム、4
……第1ブーム、5……車体、6……バケットシリン
ダ、7……アームシリンダ、9……第1ブームシリン
ダ、10……反力受台。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バケット、バケットに一端を枢着されたア
    ーム、アームの他端に一端を枢着された第2ブーム、第
    2ブームの他端に一端が枢着されると共にこの一端で枢
    着部以外の少なくとも一点で両者間にピンが着脱自在に
    され他端を車体の一部に枢着された第1ブームと、バケ
    ットとアーム間に配されたバケットシリンダ、アームと
    第2ブーム間に配された第2ブームシリンダ、第1ブー
    ムと車体間に配された第1ブームシリンダとを備え、第
    1ブームは、第1ブームの格納姿勢から作業姿勢に至る
    までに起伏死点を有する油圧式作業機姿勢変更装置であ
    って、車体の前方にバケットを経由する作業機の反力を
    受ける反力受台を更に設け、この反力受台によるバケッ
    トの支持と、第1ブームシリンダ以外のシリンダの作動
    とによって第1ブームを前記起伏死点を越えさせるよう
    にしたことを特徴とする油圧式掘削機の作業機姿勢変更
    装置。
  2. 【請求項2】バケットの反力受台は、作業機の格納姿勢
    におけるバケットの保持台を兼ねることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の油圧式掘削機の作業機姿勢変
    更装置。
  3. 【請求項3】バケット、バケットに一端を枢着されたア
    ーム、アームの他端に一端を枢着された第2ブーム、第
    2ブームの他端に一端が枢着されると共にこの一端で枢
    着部以外の少なくとも一点で両者間にピンが着脱自在に
    され他端を車体の一部に枢着された第1ブームと、バケ
    ットとアーム間に配されたバケットシリンダ、アームと
    第2ブーム間に配された第2ブームシリンダ、第1ブー
    ムと車体間に配された第1ブームシリンダとを備え、第
    1ブームは、第1ブームの格納姿勢から作業姿勢に至る
    までに起伏死点を有し、車体の前方に、バケットを経由
    する作業機の反力を受ける反力受台を更に設けた油圧式
    掘削機の作業機姿勢変更方法であって、格納姿勢にある
    作業機を、まず第1ブームシリンダによって第1ブーム
    を起伏死点まで移動し、次にバケットを反力受台に支持
    させる一方、第1ブームシリンダ以外のシリンダの作動
    によって第1ブームを前記起伏死点を越えさせるように
    したことを特徴とする油圧式掘削機の作業姿勢変更方
    法。
JP29946687A 1987-11-26 1987-11-26 油圧式掘削機の作業機姿勢変更装置及び方法 Expired - Lifetime JPH0830347B2 (ja)

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PCT/JP1988/001198 WO1989004894A1 (en) 1987-11-26 1988-11-25 Working machine for construction vehicles and method of operating same
DE3854897T DE3854897T2 (de) 1987-11-26 1988-11-25 Verfahren zur verwendung eines gegliederten armes für baufahrzeuge
US07/962,013 US5266001A (en) 1987-11-26 1992-10-15 Working machine for construction vehicles and method of operating the same

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