JPH08303451A - シャフト付ローラの組立方法 - Google Patents

シャフト付ローラの組立方法

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JPH08303451A
JPH08303451A JP11142495A JP11142495A JPH08303451A JP H08303451 A JPH08303451 A JP H08303451A JP 11142495 A JP11142495 A JP 11142495A JP 11142495 A JP11142495 A JP 11142495A JP H08303451 A JPH08303451 A JP H08303451A
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roller
shaft
adhesive
assembling
assembling method
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Hideo Kadowaki
秀夫 門脇
Yoshihide Inoue
良秀 井上
Tomofumi Nara
奉文 奈良
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シャフトとローラの間に接着剤溜まりの発生し
ないシャフト付ローラ組立方法の提供を目的とする。 【構成】本発明は側面に凹部11を形成したローラ2を
シャフト1上に挿通させ、これを組立治具にセットし、
シャフト1の凹部11側に接着剤5を供給した状態で、
シャフト1かローラ2を回転させながら移動することに
よってローラ2の内面に接着剤5を送り込み、これによ
ってシャフト1とローラ2を一体に接着させるもので、
接着剤5がローラ2内面に送り込まれる際にローラ2に
よってしごかれて生成する余剰接着剤を前記凹部11に
収容できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャフト付ローラの組立
方法に関し、更に詳しくは現金自動受払機や各種事務機
器の中に組み込まれて紙幣や紙類を搬送するためのシャ
フト付ローラを対象とした組立方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は本発明が組立ての対象とするシャ
フト付ローラの一例を示したもので、金属製のシャフト
1と、この周上に設けられたゴムローラ2とから成り、
ローラ2はシャフト1の端部から所定の寸法A、Bの位
置に固着されている。
【0003】これらシャフト1とローラ2とを一体化す
るための手段としては、例えば接着剤を使用する方法が
知られており、そのための具体的な方法として特開平5
−43081号等が提案されている。
【0004】図6によりこれに示された組立手順を説明
すると、予め周上にローラ2を挿通させたシャフト1を
組立治具3のシャフト受部4に載せ、次にシャフト1上
のローラ2の近傍位置に硬化型接着剤5を供給し、次い
で組立治具3のローラ受部6とローラ押付板7によりロ
ーラ2を挟持した状態でシャフト1を回転させ、この回
転を維持しながらシャフト先端がシャフト受部8に接触
するまでシャフト1を矢印9方向に移動させることによ
って接着剤5をローラ2の内面に送り込みシャフト1と
ローラ2を接着一体化させるもので、シャフトとローラ
は所定の寸法関係のもと、自動的に組み立てられる。
【0005】図7はこのようにして組み立てられた組立
品の一部を拡大したもので、金属製の内層2aとこの外
側にモールド積層されたゴム層2bとから成るゴムロー
ラ2が、硬化した接着剤の薄膜5aによってシャフト1
に接合されている。
【0006】以上の構造からも明らかなように、この種
製品にあってはシャフト1とローラ2の結合を常に確実
なものとしなければならず、このことがまた紙幣や紙類
の安定搬送を可能にするための図5におけるA、B寸法
を保証することにもつながるわけであるが、この意味か
らシャフト1の上に供給する接着剤5の量はこの種製品
の品質安定のために重要な要素となる。
【0007】シャフト1とローラ2間の結合を安定した
ものとするためには、シャフト1に供給する接着剤5の
量を多くすることが必要となる。
【0008】量多く供給された接着剤5をローラ2によ
ってしごきながらシャフト1を矢印9方向に移動させ、
それによって接着剤5をローラ2の内面に万遍なく行き
渡らせることが強固な接着力を得るためには不可欠であ
り、これを若し少量の接着剤のもとで組立作業を行う場
合には得られる接着状態が部分的になることがあり、小
さな力がローラ2に作用するだけでシャフト1との結合
が破壊され、図5の寸法A、Bの維持が難しくなるよう
な事態を招くことがある。
【0009】しかし、このようにシャフト1とローラ2
間の接合状態に重要な影響を及ぼす接着剤の量ではある
が、一方では供給する接着剤の量を多くすることがこの
種製品の品質に悪影響をもたらす場合がある。
【0010】即ち、多くのケースでは許されるのである
が、接着剤を多く供給する結果として発生する図7の接
着剤の溜まり10が、限られた用途において好ましくな
い存在となる場合がある。
【0011】接着剤5をローラ2によってしごく以上、
ローラ2の接着剤しごき側には当然接着剤溜まり10が
発生することになるが、益々小型化する傾向にあり、し
かも機能が複雑化する機器類があっては、この溜まり1
0の存在が他の部品の組付けに支障を与えることがあ
る。
【0012】接着剤が硬化する前に余分な接着剤を除去
することによってこの問題に対処することも考えられる
が、シャフト1とローラ2の角部にあって、しかもシャ
フト1の周りを取り巻いて存在する粘質の接着剤を拭い
去ることは簡単ではなく、従って現実の対策としては硬
化した接着剤溜まり10を別の工程で機械加工等により
除去しているのが実情である。
【0013】しかし、別工程での除去作業はこの仕事が
付加価値を全く生まない作業であることからも明らかな
ように大きな無駄であり、このための費用或いはこれに
使用する設備の調達費用などを考えると経済的に大きな
損失を与えるものであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、接着
剤を使用するシャフトとローラの組立てにおいて、シャ
フトとローラの間に接着剤の溜まりが発生しないシャフ
ト付ローラの組立方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、ローラの側面に凹部を形成し、このローラ
をシャフトに挿通してこれを組立治具にセットする際
に、前記凹部側をして接着剤が供給される側に向けてセ
ットするシャフト付ローラの組立方法に関するものであ
る。
【0016】
【作用】本発明は以上のようにしてシャフト付ローラを
組立てる結果、シャフト上に供給された接着剤をローラ
内面に送り込むべくシャフトまたはローラを回転させな
がら軸方向へ移動させた際に、ローラによってしごかれ
た余剰の接着剤はローラ側面の凹部内に収容されること
になり、このためローラ側面での接着剤溜まりの発生が
防止される。
【0017】
【実施例】図1は本発明組立方法の一実施例における要
部断面図を示したもので、1はシャフト、2はシャフト
1上に挿通されたローラを示し、金属製の内層2aとこ
の上にモールド積層されたゴム層2bとから成り、更に
内層2aの側面には凹部11が形成されている。
【0018】5はローラ2の近傍位置であって且つ前記
凹部11の側のシャフト1の上に供給された硬化型接着
剤、6はローラ2の位置を設定するためのローラ受部、
7はローラ受部6との間でローラ2を挟持し、これによ
ってローラ2を固定しているローラ押付板を示す。
【0019】このような状態のもと、シャフト1を矢印
9方向へと移動させると、シャフト1上の接着剤5はロ
ーラ2の内面へ順次送り込まれることになり、更にこの
ことに加えてシャフト1の12方向への回転が接着剤5
へ作用する結果、シャフト1とローラ2間の隙間は図2
のごとく接着剤の薄膜5aによって万遍なく埋められる
ことになり、そして同時にシャフト1を回転移動させる
過程においてローラ2によりしごかれ余剰となった接着
剤5bは、ローラ2側面の凹部11の中へと収容される
ことになる。
【0020】このようにして組立てられた製品は、引続
きそのままの状態で接着剤が硬化するまで一定時間放置
され、然る後押付板7から解放されて組立治具から外さ
れ、組立作業は完了する。
【0021】なお、以上の実施例ではローラ2を固定し
たうえでシャフト1を移動させ、これによってローラ2
内面へ接着剤5を送り込む実施形態について説明した
が、これとは逆に図3のようにストッパー13をもって
シャフト1の位置設定をすると共にシャフト1が回転し
ないように固定し、この状態でローラ2を回転させなが
ら矢印14方向へと移動させ、これによって接着剤5を
ローラ2の内面に送り込むようにする実施形態は当然考
えられる。
【0022】また、凹部11の形状についても、図4の
ような形にするなど、多くの態様が考えられる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明の組立方法によ
れば、シャフト上に挿通されたローラの側面に凹部を形
成し、更に接着剤の供給をこの凹部側とした結果、シャ
フトまたはローラを回転させながら移動させるときに生
成する余剰な接着剤は、前記凹部内に収容されることに
なり、従ってローラ側面への接着剤溜まりの発生を効果
的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立方法の一実施例を示す要部断面
図。
【図2】前記実施例により組立てられたシャフト付ロー
ラの一部断面図。
【図3】本発明組立方法の他の実施例における要部断面
図。
【図4】本発明組立方法の更に他の実施例におけるロー
ラの断面図。
【図5】本発明が組立ての対象とするシャフト付ローラ
の一例図。
【図6】従来の組立方法の説明図。
【図7】従来の組立方法によって組立てられたシャフト
付ローラの要部断面図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ローラ 5 硬化型接着剤 5b 余剰接着剤 10 接着剤溜まり 11 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周上にローラを挿通させたシャフトを組立
    治具にセットする手段と、このシャフトの前記ローラの
    近傍に硬化型接着剤を供給する手段と、シャフト若しく
    はローラを回転させながら軸方向に動かすことによって
    前記接着剤をローラの内面に送り込む手段と、前記組立
    治具が備えるローラ受部にローラを接触させてローラの
    位置を設定する手段を用いるシャフト付ローラの組立法
    において、前記ローラとしてその接着剤供給側の側面に
    凹部を形成したものを用いることを特徴とするシャフト
    付ローラの組立方法。
JP7111424A 1995-05-10 1995-05-10 シャフト付ローラの組立方法 Expired - Fee Related JP2982651B2 (ja)

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