JPH06313483A - 部品合わせ面の封止方法 - Google Patents

部品合わせ面の封止方法

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Publication number
JPH06313483A
JPH06313483A JP12823793A JP12823793A JPH06313483A JP H06313483 A JPH06313483 A JP H06313483A JP 12823793 A JP12823793 A JP 12823793A JP 12823793 A JP12823793 A JP 12823793A JP H06313483 A JPH06313483 A JP H06313483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing material
unhardened
uncured
mating surfaces
peripheral side
Prior art date
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Pending
Application number
JP12823793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kosaka
哲也 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH06313483A publication Critical patent/JPH06313483A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】塗布ノズル3から押し出した未硬化パッキン材
4で、一対の部品合わせ面1・2を封止する方法におい
て、次のようにした。未硬化パッキン材4を、周側部分
5と、この周側部分5よりも低粘度の芯部分6とからな
る二重構造にして、塗布ノズル3から押し出すようにし
た。 【効果】未硬化パッキン材4の芯部分6に低粘度の素材
を用いることができるので、高粘度の素材のみを用いる
場合に比べ、塗布ノズル3からの押し出し抵抗を小さく
でき、塗布作業を短時間で行える。また、未硬化パッキ
ン材4の周側部分5に高粘度の素材を用いることができ
るので、周側部分5を短時間で硬化させることができ、
部品合わせ面1・2の間に未硬化パッキン材4を挟んだ
後、これを次工程に移行させるまでの時間ロスが小さく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン等の部品合わ
せ面の封止方法に関し、詳しくは、未硬化パッキン材の
塗布作業を短時間で行えるとともに、部品合わせ面の間
に未硬化パッキン材を挟んだ後、これを次工程に移行さ
せるまでの時間ロスを小さくできるものに関する。
【0002】
【従来技術】エンジン等の部品合わせ面の封止方法の従
来技術として、一対の部品合わせ面の一方に、塗布ノズ
ルから押し出した未硬化パッキン材を塗布し、この未硬
化パッキン材を一対の部品合わせ面の間に挟んで硬化さ
せ、一対の部品合わせ面の間に弾性を有する硬化状パッ
キンを形成するものがある。
【0003】このような封止方法によれば、未硬化パッ
キン材を部品合わせ面の間で硬化させ、その部品合わせ
面のサイズに適合した硬化状パッキンを得ることができ
るので、予め定型化されたパッキンのように、部品合わ
せ面のサイズに合わせた多数種のものを用意する必要が
ない点で便利である。
【0004】現在、未硬化パッキン材の素材には、未硬
化のシリコーンゴム等が用いられている。この素材には
各種粘度(25゜Cで50,000〜300,000セ
ンチポアズ程度)のものがあり、粘度の低いものほど硬
化時間は長い。
【0005】従来の部品合わせ面の封止方法では、未硬
化パッキン材の素材に、所定粘度のものが単独使用され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、未
硬化パッキン材の素材に所定粘度のものが単独使用され
ているため、次の問題がある。 高粘度の素材を用いた場合、塗布ノズルからの押し出
し抵抗が大きくなる。このため、塗布ノズルからの未硬
化パッキン材の押し出し速度を大きくできず、塗布作業
に時間がかかる。
【0007】低粘度の素材を用いた場合、その硬化に
長い時間がかかるため、部品合わせ面の間に未硬化パッ
キン材を挟んだ後、これを次工程に移行させるまでの時
間ロスが大きくなる。すなわち、未硬化パッキン材が硬
化する前に次工程への移行を行うと、次工程処理時に、
未硬化パッキン材が破れ、封止が損なわれるおそれがあ
るため、硬化を待って次工程への移行を行う必要がある
からである。
【0008】本発明の課題は、部品合わせ面の封止方法
において、未硬化パッキン材の塗布作業を短時間で行え
るとともに、部品合わせ面の間に未硬化パッキン材を挟
んだ後、これを次工程に移行させるまでの時間ロスを小
さくできるものを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に例示す
るように、一対の部品合わせ面1・2の一方に、塗布ノ
ズル3から押し出した未硬化パッキン材4を塗布し、こ
の未硬化パッキン材4を一対の部品合わせ面1・2の間
に挟んで硬化させ、一対の部品合わせ面1・2の間に弾
性を有する硬化状パッキンを形成する部品合わせ面の封
止方法において、次のようにしたことを特徴とする。
【0010】すなわち、未硬化パッキン材4を、周側部
分5と、この周側部分5よりも低粘度の芯部分6とから
なる二重構造にして、塗布ノズル3から押し出すように
したことを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】図1に例示するように、未硬化
パッキン材4の周側部分5に高粘度の素材を用いると同
時に、芯部分6に低粘度の素材を用いることができるた
め、次の利点がある。 未硬化パッキン材4の芯部分6に低粘度の素材を用い
ることができるので、高粘度の素材のみを用いる場合に
比べ、塗布ノズル3からの押し出し抵抗を小さくでき
る。このため、塗布ノズル3からの未硬化パッキン材4
の押し出し速度を大きくすることができ、塗布作業を短
時間で行える。
【0012】未硬化パッキン材4の周側部分5に高粘
度の素材を用いることができるので、周側部分5を短時
間で硬化させることができ、部品合わせ面1・2の間に
未硬化パッキン材4を挟んだ後、これを次工程に移行さ
せるまでの時間ロスが小さくなる。すなわち、周側部分
5の硬化後は、硬化した周側部分5で未硬化の芯部分6
が保護され、これが次工程処理で損傷を受けることがな
いので、周側部分5が短時間で硬化した後はすぐに次工
程への移行が可能となるからである。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係るエンジンの部品合わせ面の
封止方法を説明する図で、図1(A)は塗布ノズルから
未硬化パッキン材を押し出している状態を示す断面図、
図1(B)は図1(A)のB−B線断面図、図1(C)
は部品合わせ面の封止状態を示す断面図である。図2は
図1の封止方法における未硬化パッキン材の塗布状態を
示す斜視図である。
【0014】この実施例の封止方法では、エンジンのシ
リンダブロックとオイルパンの合わせ面を封止する。図
2の符号7はシリンダブロック、8はそのブロック下端
面、9はオイルパン、10はそのフランジ上面である。
この実施例ではブロック下端面8とフランジ上面10が
一対の合わせ面1・2となる。
【0015】図2に示すように、フランジ上面10に塗
布ノズル3から押し出した未硬化パッキン材4を塗布す
る。そして、オイルパン9を固定ボルト11でシリンダ
ブロック7に組み付け、未硬化パッキン材4をフランジ
上面10とブロック下端面8との間に挟んで硬化させ、
これらの間に弾性を有する硬化状パッキンを形成する。
次工程では、シリンダブロック7内及びオイルパン9内
に圧縮空気を送り、パッキンの封止状態をチェックす
る。
【0016】この実施例では、未硬化パッキン材の塗布
作業を短時間で行えるとともに、部品合わせ面の間に未
硬化パッキン材を挟んだ後、これを次工程に移行させる
までの時間ロスを小さくできるようにするため、次のよ
うな工夫がなされている。すなわち、図1(A)に示す
ように、未硬化パッキン材4を、周側部分5と、この周
側部分5よりも低粘度の芯部分6とからなる二重構造に
して、塗布ノズル3から押し出すようにしてある。
【0017】塗布ノズル3は、内円筒部12と外円筒部
13からなる同心二重筒構造になっている。この塗布ノ
ズル3の内円筒部12内に芯部分6となる低粘度の素材
を圧送供給するとともに、内円筒部12と外円筒部13
の間に周側部分5となる高粘度の素材を圧送供給するこ
とにより、粘度の異なる二重構造の未硬化パッキン材4
を塗布ノズル3から押し出すことができる。低粘度の素
材には、粘度が70,000センチポアーズ程度の未硬
化のシリコーンゴムを用い、高粘度の素材には、粘度が
300,000センチポアーズ程度の未硬化のシリコー
ンゴムを用いている。
【0018】このようにして得られた未硬化パッキン材
4は、図1(B)に示すように、同心二重構造となる。
そして、図1(C)に示すように、この未硬化パッキン
材4をフランジ上面10とブロック下端面8との間に挟
んで硬化させ、これらの間に弾性を有する硬化状パッキ
ンを形成する。
【0019】本発明の実施例の内容は以上の通りである
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。す
なわち、上記実施例は、エンジンのシリンダブロックと
オイルパンとの封止方法に関するものであるが、本発明
の封止方法は、エンジンその他の機械類の各種部品間の
封止に用いることができる。また、未硬化パッキン材の
周側部品と芯部分に用いる素材の成分や粘度は上記実施
例に限定されるものではなく、他の成分や粘度のものを
用いてもよい。また、未硬化パッキン材の塗布は、手作
業によって行ってもよいし、自動化によって行ってもよ
い。手作業の場合には、作業者が塗布ノズルを手に持っ
て行い、自動化の場合には、塗布ロボットに塗布ノズル
を装着して行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエンジンの部品合わせ面
の封止方法を説明する図で、図1(A)は塗布ノズルか
ら未硬化パッキン材を押し出している状態を示す断面
図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図、図1
(C)は部品合わせ面の封止状態を示す断面図である。
【図2】図1の封止方法における未硬化パッキン材の塗
布状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・2…部品合わせ面、3…塗布ノズル、4…未硬化パ
ッキン材、5…周側部分、6…芯部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の部品合わせ面(1)・(2)の一方
    に、塗布ノズル(3)から押し出した未硬化パッキン材
    (4)を塗布し、この未硬化パッキン材(4)を一対の部品
    合わせ面(1)・(2)の間に挟んで硬化させ、一対の部品
    合わせ面(1)・(2)の間に弾性を有する硬化状パッキン
    を形成する部品合わせ面の封止方法において、 未硬化パッキン材(4)を、周側部分(5)と、この周側部
    分(5)よりも低粘度の芯部分(6)とからなる二重構造に
    して、塗布ノズル(3)から押し出すようにした、ことを
    特徴とする部品合わせ面の封止方法。
JP12823793A 1993-04-30 1993-04-30 部品合わせ面の封止方法 Pending JPH06313483A (ja)

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