JPH0532230Y2 - - Google Patents

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JPH0532230Y2
JPH0532230Y2 JP15244787U JP15244787U JPH0532230Y2 JP H0532230 Y2 JPH0532230 Y2 JP H0532230Y2 JP 15244787 U JP15244787 U JP 15244787U JP 15244787 U JP15244787 U JP 15244787U JP H0532230 Y2 JPH0532230 Y2 JP H0532230Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、容器本体の一端を被注入部に押圧し
ながら注入物を注入する注入容器に係り、例え
ば、自動車のフロントガラスの補修用としてフロ
ントガラスの割れ目に注入物を注入するための注
入容器に関するものである。
[従来の技術] 最近、自動車のフロントガラスには、安全性を
向上させるために、高価な合わせガラスが採用さ
れるようになつてきている。この合わせガラス
は、2枚の板ガラスの間に透明の薄いビニール膜
をはさんだもので、割れにくいという特長を持つ
ている。ところが、この合わせガラスを使用して
も、路上の砂利や小石が衝突して表面のガラスに
傷やヒビが入ることは防止できない。もし、傷等
の入つた場合には、フロントガラスは全面交換し
なければならず、高価な合わせガラスを交換する
となると自動車ユーザーの負担が大きくなつてし
まうという問題がある。
そこで、傷等の入つたガラスを全面交換せずに
修復するために、ガラスの傷口からガラス内に注
入物をスポイトによつて注入し、ついでこの注入
物を硬化させ、修復箇所を磨きあげてもとの状態
に修復する方法が考えられている。傷口が特に小
さい場合には、直径が0.5mmから2.0mm程度の細い
ドリルで穴を明け、この穴にスポイトの先端を押
圧して注入物をガラス内に注入するようにしてい
る。
このスポイトは、容器本体に設けられた液溜ま
り部を指で押圧して注入物を注出するものであ
り、被注入部に対して少量ずつ注入できるという
長所がある。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このようなスポイトにあつて
は、指の押圧の加減で任意の注入量を得ようとす
るものなので、注入量の微妙な調整が困難である
という欠点がある。
また、被注入部にドリル等で細い穴を明け、ス
ポイトの一端をガラス等の被注入部に押圧して注
入物を被注入部内に注入する場合には、スポイト
の一端と被注入部との接触部から注入物が漏れて
しまいガラス表面が汚れたり、注入物が無駄にな
つたりするという欠点もある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
注入量の微妙な調整ができ、しかも被注入部との
接触部から注入物が漏れない注入容器を提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の注入容器は、一端から他端にかけて貫
通する貫通孔内に注入物を保持する容器本体と、
この容器本体の貫通孔に嵌入して容器本体から注
入物を注出させる棒状の加圧体とを備えており、
前記容器本体の一端を被注入部に押圧しながら注
入物を注入するようにしたものである。
前記容器本体は、筒状に形成されており、前記
貫通孔の他端側の内周面に雌ネジ部を設けてい
る。被注入部に押圧する貫通孔の一端側の内部に
は、筒状に形成された弾性部材を取り付けてい
る。この弾性部材の一端は、前記容器本体の外部
に突出しており、前記被注入部に当接可能となつ
ている。前記弾性部材の内面には、リング状の突
条を形成している。
前記加圧体は、この加圧体の他端側の外周面に
前記雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を設け、加圧体
の一端側に、前記弾性部材に形成したリング状突
条と摺動可能に嵌合する嵌合部を設けている。
[実施例] 第1図から第3図は、本考案に係る注入容器を
自動車のフロントガラスの修復用に適用した一実
施例を示す図である。本実施例の注入容器1は、
一端(第2図において左側)2aから他端(第2
図において右側)2bにかけて貫通する貫通孔3
内に注入物を保持する円筒状の容器本体2と、こ
の容器本体2の貫通孔3に嵌入して容器本体2か
ら注入物を注出させる円柱の棒状の加圧体4とを
備えており、前記容器本体2の一端2aを、被注
入部としての自動車のフロントガラスの傷やヒビ
の入つた部位に押圧しながら注入物を注入するよ
うになつている。
前記容器本体2の貫通孔3の内周面3aの他端
2b側には、雌ネジ部5が設けられている。前記
内周面3aの一端2a側は、雌ネジ部5よりも内
径が大きい拡径部3a1となつており、その更に
一端2a側はこの拡径部3a1よりも更に内径の
大きい拡径部3a2となつていて、この拡径部3
a1と拡径部3a2との径の変わる部分が段付部
3bとなつている。
また被注入部に押圧する貫通孔3の一端2a側
の外端面3cは、弾性部材6で構成されている。
この弾性部材6は、円筒状に形成されており、軸
心に沿つて前記貫通孔3の一部を構成する孔が設
けられているもので、前記容器本体2の一端2a
から容器本体2内部に挿入されている。前記弾性
部材6の外周面6bは、前記拡径部の形状に沿つ
た形状となつている。そして、前記拡径部3a1
と拡径部3a2との間の段付部3bに相当する部
分がストツパ6dとなつている。このストツパ6
dは、前記段付部3bに当接して、弾性部材6が
貫通孔3内部に陥没しないようになつている。ま
た、前記弾性部材6の一端6cは、容器本体2の
一端2a側に突出しているとともに外径が太くな
つており、その段差部6c1が容器本体2の端面
に当接するようになつている。
一方、前記弾性部材6の貫通孔3の内周面6e
には、一端6c側と他端6f側とにそれぞれ内周
面6eから中心側に突出する突起部6g,6hが
設けられている。この突起部6g,6hは、後述
する加圧体4の嵌合部9と液密的かつ摺動自在に
嵌合する内径になつている。さらに、前記弾性部
材6の内周面6eの一端6cは、内側に突出して
突起部6iとなつている。この突起部6iの径
は、前記突起部6g,6hの径よりもやや小さく
なつている。
一方、前記容器本体2の外周面2cには、雄ね
じ部10が設けられている。
さらに、容器本体2の他端2b側には、雄ねじ
部10の外径よりも径が大きく形成された回転把
持部11が設けられており、容器本体2を回転操
作できるようになつているとともに、第1図に示
すようにスポイトPによつて貫通孔3へ注入物を
入れられるようになつている。
前記加圧体4の他端4b側の外周面7には前記
雌ネジ部5に螺合する雄ネジ部8が設けられてい
る。この雄ネジ部8のさらに他端4b側には、加
圧体4を回転操作するための回転把持部12が設
けられている。一方、前記加圧体4の一端4a側
には、前記貫通孔3の内周面3aと嵌合する嵌合
部9が設けられている。この嵌合部9の外径は、
前記突起部6g,6h,6iと液密的かつ摺動可
能に嵌合するように設定されているとともに、そ
の長さは、前記雄ネジ部8が前記雌ネジ部5の終
端まで螺合したときにその先端がちようど貫通孔
3の一端2a側とほぼ同一面となるように設定さ
れている。
つぎに、本実施例の注入容器1の使用方法につ
いて説明する。まず、容器本体2の外周面の雌ね
じ部10を図示しない治具にねじ込んで固定す
る。この際、容器本体2の操作部材6を自動車の
フロントガラスなどの被注入部に対して押圧した
状態で固定する。ついで、第1図に示したよう
に、容器本体2内部に、接着剤等のようにある程
度粘性の高い注入物をスポイトなどで入れる。つ
いで、加圧体4の嵌合部9を容器本体2の他端2
b側から貫通孔3に挿入しながら容器本体2の雌
ネジ部5と加圧体4の雄ネジ部8とを螺合する。
これらのネジ部どうしを螺合させていくにつれ
て、前記嵌合部9と弾性部材6の突起部6g,6
h,6iとが順次液密的かつ摺動可能に嵌合して
いく。このとき、加圧体4の嵌合部9の先端が前
記容器本体2の貫通孔3内部の注入物を押し出す
ので、注入物が弾性部材6の貫通孔3を通つて注
出される。この注入物の量は、加圧体4の回転把
持部12の回転量とネジ部のピツチによつてほぼ
規定されるので、操作者が加圧体4を適宜回転操
作することにより、注入量の微妙な調整ができ
て、任意の量の注入物を簡便に得ることができる
ので、フロントガラスの割れ目から注入物があふ
れだすようなことが防止できるという利点があ
る。
また、本実施例の注入容器1は、一端2a側の
外端面3cには弾性部材6が取り付けられ、この
弾性部材6が被注入部に接触し押圧された状態で
注入物が注入されるので、被注入部との接触部か
ら注入物が漏れることがなく、注入物によつてフ
ロントガラス表面が汚されることがないととも
に、注入物が無駄にならないという利点がある。
[考案の効果] 本考案の注入容器は、貫通孔内に注入物を保持
する容器本体と、容器本体から注入物を注出させ
る棒状の加圧体とを備え、前記容器本体は、その
内周面に雌ネジ部を設け、かつ貫通孔の一端側の
外端面を弾性部材から構成し、前記加圧体には、
前記雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を設け、加圧体
に、前記貫通孔の一端側の内周面と液密的に摺動
可能に嵌合する嵌合部を設けているので、注入物
の量の微妙な調節ができるまた、本考案の注入容
器では、被注入部に押圧する貫通孔の一端側の内
部に、筒状に形成された弾性部材を取り付け、こ
の弾性部材の一端を容器本体の外部に突出させて
被注入部に当接可能とし、弾性部材の内面に、リ
ング状の突条を形成しており、加圧体に、前記雌
ネジ部に螺合する雄ネジ部を設け、加圧体の一端
側に、弾性部材に形成したリング状突条と摺動可
能に嵌合する嵌合部を設けた構成としているの
で、以下のような効果を発揮できる。
貫通孔に取り付けた弾性部材を被注入部に当
接させて注入物を注入することができる。した
がつて、被注入部と弾性部材との液密性が高
く、注入物の漏れを防止できる。
したがつて、例えば、ガラス修復液をガラス
のひび割れ部に注入するに際し、修復液がひび
割れ部の外部に漏れ出して周囲のガラス表面を
汚すという問題を防止し、修復作業を効率よく
行なうことができ、しかも、修復作業自体を良
好に、品質よく行なうことができる。
弾性部材の内面にリング状の突条を形成し、
さらに、加圧体の一端側に、この突条と摺動可
能に嵌合する嵌合部を設けたので、容器本体の
内部に螺合された加圧体を捩じ込みつつ一端方
向へ進入させると、この加圧体の一端側は、弾
性部材に設けられたリング状突条にガイドされ
つつ、一端方向へ前進する。仮に、リング状突
条を形成しない場合には、加圧体の一端側が完
全に自由端となるため、加圧体の他端を把持す
る作業者の力の入れ具合によつて、加圧体の一
端側が軸心位置からずれることになる。する
と、加圧体の一端が、弾性部材の内部に正しく
進入できず、例えば弾性部材の側面に強く当接
するなどの現象を生じるために、加圧体のそれ
以上の進入が阻止されてしまい、作業効率が著
しく低下することになる。これに対して、本願
考案に係る注入容器では、加圧体の一端を、リ
ング状の突条により、正しく軸心位置に保持す
ることができる。これにより、加圧体を操作し
て一端方向へ進行させる操作を滞りなく、滑ら
かに、無理なく行なうことができ、操作性がよ
く、作業効率が高いという効果がある。
また、本願考案では、弾性部材を容器本体に
取り付ける構成としたので、弾性部材に摩耗、
ひび割れなどの劣化を生じた場合には、この弾
性部材を容器本体から容易に取り外して交換す
ることが可能である。仮に容器本体を直接に被
注入部に当接させる構成とした場合には、この
容器全体を交換する必要があるが、本願考案に
よれば、弾性部材のみ交換することにより、コ
ストをかけずに、注入容器と被注入物との密着
性を復活させることができ、注入物の漏れを防
止し、的確な修復作業を行なうことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の注入容器の一実施例を示す斜
視図、第2図は容器本体の片側断面図、第3図は
加圧体の側面図である。 1……注入容器、2……容器本体、2a……容
器本体の一端、2b……容器本体の他端、3……
貫通孔、3a……貫通孔の内周面、3c……貫通
孔の外端面、4……加圧体、4a……加圧体の一
端、5……雌ネジ部、6……弾性部材、7……加
圧体の外周面、8……雄ネジ部、9……嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端から他端にかけて貫通する貫通孔内に注入
    物を保持する筒状の容器本体と、この容器本体の
    貫通孔に嵌入して容器本体から注入物を注出させ
    る棒状の加圧体とを備え、前記容器本体の一端を
    被注入部に押圧しながら注入物を注入するように
    した注入容器であつて、前記容器本体は、前記貫
    通孔の他端側の内周面に雌ネジ部を設け、かつ被
    注入部に押圧する貫通孔の一端側の内部に、筒状
    に形成された弾性部材を取り付け、この弾性部材
    の一端を前記容器本体の外部に突出させて前記被
    注入部に当接可能とし、前記弾性部材の内面に
    は、リング状の突条を形成し、前記加圧体は、こ
    の加圧体の他端側の外周面に前記雌ネジ部に螺合
    する雄ネジ部を設け、加圧体の一端側に、前記弾
    性部材に形成したリング状突条と摺動可能に嵌合
    する嵌合部を設けたことを特徴とする注入容器。
JP15244787U 1987-10-05 1987-10-05 Expired - Lifetime JPH0532230Y2 (ja)

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JPS6456874U JPS6456874U (ja) 1989-04-10
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