JP2000220299A - シーリング材又は接着剤注入用ノズル - Google Patents

シーリング材又は接着剤注入用ノズル

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JP2000220299A
JP2000220299A JP11403699A JP11403699A JP2000220299A JP 2000220299 A JP2000220299 A JP 2000220299A JP 11403699 A JP11403699 A JP 11403699A JP 11403699 A JP11403699 A JP 11403699A JP 2000220299 A JP2000220299 A JP 2000220299A
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fitting
nozzle body
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JP11403699A
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Ryoji Nakamura
亮治 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、ひび割れ部位の内部に、的確にシ
ーリング剤を注入でき、へらやカバー材を利用すること
なく、外観の低下を抑えて、簡単に補修作業を行うこと
ができる、着脱自在のシーリング剤用注入ノズルを提供
すること。 【解決手段】注入ノズル10は、(充填筒部材)カート
リッジ管7のノズル取り付け部位8に元部11a側を取
り付けて、内部にシーリング剤Sを通過させる第1流路
14を備えた筒状のホルダー11と、高分子弾性体から
なり、ホルダーの先端部11b側に取り付けられて、内
部にホルダーの第1流路14と連通してシーリング剤S
を通過可能な第2流路17を備えた筒状のノズル本体1
6と、を備えて構成される。ホルダー11には、元部1
1a側に、(充填筒部材)カートリッジ管7のノズル取
り付け部位8に螺合させるねじ部12が配設され、先端
部11bがわに、ノズル本体の先端部16bを突出させ
た状態で、ノズル本体の元部16a側を嵌合させる嵌合
凸部13が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建造物の壁、床
等のモルタル、コンクリート、タイルや屋根瓦等に発生
した、ひび割れ部位に、シーリング剤等を注入して補修
する際、シーリング剤等を充填したカートリッジ管や、
シーリング剤等の吸い込みシリンダーガン等の充填筒部
材のノズル取り付け部位に、着脱自在に取り付けて使用
するシーリング剤用注入ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、建造物の壁面、床、タ
イル、屋根瓦等に発生したひび割れ部位に、シーリング
剤等を注入して補修する場合、カートリッジ管や、吸い
込みガン等の充填筒部材の先端に設けられているノズル
取り付け部位に、先細り状で合成樹脂製のノズルを取り
付け、そのノズルの先端をカッター等で切除し、切除し
て開いた開口をひび割れ部位に当て、充填筒部材内のシ
ーリング剤等に圧力をあたえて押し出し、切除して開い
た開口を経て、ひび割れ部位の注入シールを行ってい
た。
【0003】しかしながら、従来の補修では、ひび割れ
部位の内部にまで、注入し難く、ひび割れ部位の周縁に
拡がるようにしか、シーリング剤等を配置できなっか
た。
【0004】そのため、充填筒部材からシーリング剤等
をひび割れ部位の周縁にまで流出させた後、へら等を利
用して、ひび割れ部位の内部に、シーリング剤等を押し
込み補修を行っていた。
【0005】その結果、シーリング剤等が、ひび割れ部
位周縁に残ることとなって、目立ち、補修後に、補修の
跡が浮きだし、外観の美観を低下させていた。
【0006】また、補修方法として、ひび割れ部位の表
面側を、除去可能なカバー剤(仮止めシール材)で覆
い、カバー材で覆われた部位の内部に、注入ポンプ等の
充填筒部材に取り付けたノズルを差し込み、注入ポンプ
等を作動させて、カバー材で覆われた部位の内側にシー
リング剤等を注入して、ひび割れ部位の内部にシーリン
グ剤等を注入充填する方法があった。
【0007】しかしながら、この補修方法では、ひび割
れ部位の内部にまで的確にシーリング剤等を注入できる
ものの、注入後にカバー材を除去する必要があり、その
除去時壁面等の下地を傷めることとなって、改めて下地
の修正が必要となり、これもまた、補修後の外観の美観
の低下を防げなかった。
【0008】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、ひび割れ部位の内部に的確にシーリング剤等を注入
でき、へらやカバー材を利用することなく、外観の低下
を抑えて、簡単に補修作業を行うことができるシーリン
グ剤又は接着剤用注入ノズルを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる注入ノズ
ルは、ひび割れ部位へシーリング剤等を注入する際、シ
ーリング剤等を充填させた充填筒部材のノズル取り付け
部位に取り付けて使用するシーリング剤等注入用ノズル
であって、
【0010】前記充填筒部材のノズル取り付け部位に、
元部側を取り付けて、内部に前記シーリング剤等を通過
させる第1流路を備えた筒状のホルダーと、第1流路と
連通して前記シーリング剤等を通過可能な中空の第2流
路を備えた高分子弾性体からなり、前記高分子弾性体
が、前記ホルダーの先端部に嵌合装着されて構成され、
【0011】前記ホルダーには、元部側に、前記充填筒
部材のノズル取り付け部位に螺合させるねじ部が配設さ
れ、先端部側に、前記高分子弾性体を前記ホルダーより
突出させた状態で、元部側に嵌合させる嵌合凸部が配設
されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】本発明に係わる注入ノズルは、ホルダー
の嵌合凸部にノズル本体を嵌合装着させた状態で、シー
リング剤等を充填させたカートリッジ管や、シーリング
剤等吸い込みシリンダーガン等の充填筒部材におけるノ
ズル取り付け部位に、ホルダーのねじ部を螺合させて、
充填筒部材に取り付ける。
【0013】その後、ホルダー先端部から突出したノズ
ル本体の先端面をひび割れ部位の周縁に押し当て、充填
筒部材内の圧力を高めて、シーリング剤等を流出させつ
つ、ノズル本体をひび割れに沿って移動させ、補修作業
を行う。このとき、シーリング剤等は、充填筒部材内か
ら、ホルダーの第1流路と、ノズル本体の第2流路を経
て、ノズル本体から排出される。
【0014】そしてこの時、上記のノズル本体は、ホル
ダー先端部の嵌合装着部の外側に嵌合されるため、圧力
を受けて流出するシーリング材等が、ノズル本体をホル
ダーの嵌合装着部からの外れるように押圧せず、不必要
なノズル本体のホルダーからの外れを防止することがで
きる。
【0015】そして、この補修時、ノズル本体が、高分
子弾性体から形成されているため、ひび割れが発生てい
る壁面に細かな凹凸があっても、ひび割れ部位の周縁を
シールし、的確に、ひび割れ部位の内部にシーリング剤
等を注入充填させることとなって、後処理で、へらを利
用したり、除去作業が必要なカバー材を予め利用しなく
とも、簡単に、補修作業を行うことができる。
【0016】また、ノズル本体が、高分子弾性体から形
成されているため、ノズル本体をひび割れ部位の周縁に
押圧しつつ移動させても、ひび割れ部位の周縁を傷める
虞れが生じない。
【0017】したがって、本発明に係わるシーリング剤
又は接着剤用注入ノズルでは、ひび割れ部位の内部に的
確にシーリング剤等を注入充填でき、へらやカバー材を
利用することなく、外観の美観の低下を抑えて簡単に補
修作業を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基ずいて説明する。実施形態のシーリング剤又は接着
剤用注入ノズル10は、図1・2に示すように、アルミ
ニュウム等の金属製やジュラコン等の合成樹脂製のホル
ダー11と、シリコンゴム・ウレタンゴム等の高分子弾
性体からなるノズル本体16とを備えて構成されてい
る。
【0019】ホルダー11は、段つきの円筒状として、
元部11a側には、充填筒部材としてのカートリッジ管
7のノズル取り付け部位8に螺合可能な雌ねじが螺刻さ
れたねじ部12が配設され、先端部11b側には、ノズ
ル本体16の先端部を突出させた状態で、ノズル本体1
6の元部16a側を嵌合装着させる嵌合装着部13が配
設されている。
【0020】ホルダー11の内部には、エポキシ樹脂・
変性シリコン・ウレタン樹脂系接着剤等の各種のシーリ
ング剤Sを通過させるように、ねじ部12と嵌合凸部1
3とを連通して、第1流路14がホルダー11の軸方向
に沿って形成されている。
【0021】なを、ねじ部12に螺刻する雌ねじは、各
種メーカーのカートリッジ管7等の充填筒部材のノズル
取り付け部位8の雄ねじに共通して対応するように、ピ
ッチや長さ等が設定されている。
【0022】ノズル本体16は、円筒状として、内部に
は、ホルダー11の第1流路14と連通してシーリング
剤Sを通過可能な第2流路17が、ノズル本体16の軸
方向に沿って形成されている。
【0023】また、ノズル本体内部の第2流路17の内
径は、ホルダー先端部の嵌合凸部13の外径より、若干
小さい寸法に形成されている。
【0024】ちなみに、実施形態の場合には、ホルダー
11の第1流路の内径d1は3mm、ホルダー先端部の
嵌合凸部13の外径D1は5mm、長さL1を8mm、
としており、ノズル本体16の第2流路17の内径d2
は4mm、外径D2を12mm、長さL2を10mmと
している。
【0025】実施形態の注入ノズル10の使用時には、
ホルダー11の先端部の嵌合凸部をノズル本体16の第
2流路17に嵌入させて、予め、注入ノズル10を組み
付けておく。
【0026】そして、シーリング剤Sを充填させたカー
トリッジ管7のノズル取り付け部位8にホルダー11の
ねじ部12を螺合させて、注入ノズル10をカートリッ
ジ管7に取り付ける。
【0027】その後、図1に示すように、ホルダー11
の先端部11bから突出したノズル本体16の先端面を
ひび割れ部位3の周縁5に押し当て、カートリッジ管7
の圧力を高めて、シーリング剤Sを流出させつつ、ノズ
ル本体16をひび割れ部位3のひび割れ4に沿って移動
させ、補修作業を行う。このとき、シーリング剤Sはカ
ートリッジ管7内から、ホルダー11の第1流路14・
第2流路17を経て、ひび割れ4の内部に注入される。
【0028】そして、この補修時、ノズル本体16が、
高分子弾性体から形成されているため、ひび割れ4が発
生している壁面1に細かな凹凸があっても、ひび割れ部
位3の周縁5をシールし、的確に、ひび割れ部位3の内
部に、シーリング剤Sを注入させることとなって、後処
理でへらを利用したり、除去作業が必要なカバー材を予
め利用しなくても、簡単に、補修作業を行うことができ
る。
【0029】また、ノズル本体16が、高分子弾性体か
ら形成されているため、ノズル本体16をひび割れ部位
3の周縁5に押圧しつつ移動させても、ひび割れ部位3
の周縁5を傷める虞れが生じない。
【0030】したがって、実施形態の注入ノズル10で
は、ひび割れ部位3の内部に的確にシーリング剤Sを注
入でき、へらやカバー材を利用することなく、外観の美
観の低下を抑えて、簡単に、補修作業を行うことができ
る。
【0031】そして、実施形態では嵌合力を強くして、
ノズル本体16がホルダー11の嵌合凸部13に嵌合さ
れることから、ノズル本体16の元部側とホルダー11
の嵌合凸部13とのシール性が良好となり、ノズル本体
16とホルダー11との間からのシーリング剤Sの漏れ
も確実に防止することができる。
【0032】また、実施形態では、カートリッジ管7に
取り付けた場合を示したが、シーリング剤Sを流出可能
に充填してあれば、注入ポンプ・注入ガン等の充填筒部
材のノズル取り付け部位に本発明の注入ノズルを取り付
けて使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施形態の注入ノズルの使用時
を示す断面図である。
【図2】同実施形態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…壁面、 3…ひび割れ部位、 4…ひび割れ、 5…ひび割れ周縁、 7…(充填筒部材)カートリッジ管、 8…ノズル取り付け部位、 10…注入ノズル、 11…ホルダー、 11a…ホルダー元部、 11b…ホルダー先端部、 12…ねじ部、 13…嵌合凸部、 14…第1流路、 16…ノズル本体、 16a…ノズル本体元部、 16b…ノズル本体先端部、 17…第2流路、 S…シーリング剤、 d1…第1流路内径、 d2…第2流路内径、 D1…嵌合部外径、 D2…ノズル本体外径、 L1…嵌合凸部長さ、 L2…ノズル本体長さ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) ひび割れ部位へシーリング剤又は
    接着剤を注入する際、シーリング剤又は接着剤を充填さ
    せた充填筒部材のノズル取り付け部位に、着脱自在に取
    り付けて使用するシーリング剤又は接着剤用注入ノズル
    である。 (ロ) 前記充填筒部材のノズル取り付け部位に、元部
    側を取り付けて、内部に、前記シーリング剤又は接着剤
    を通過させる、第1流路を備えた筒状のホルダーと、第
    1流路と連通して前記シーリング剤等を通過可能な中空
    の第2流路を備えた高分子弾性体からなり、前記高分子
    弾性体が、前記ホルダーの先端部に嵌合取り付けられて
    構成されている。 (ハ) 前記ホルダーには、元部側に、前記充填筒部材
    のノズル取り付け部位に螺合させるねじ部が配置され、
    前記ノズル本体の元部側を、嵌合させる嵌合凸部が配設
    されていることを特徴とするノズル。
JP11403699A 1999-02-01 1999-03-16 シーリング材又は接着剤注入用ノズル Pending JP2000220299A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077563A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Seibu Asahi Kenso Co Ltd 補修材注入用ノズル及び補修材注入補修方法
JP2019157624A (ja) * 2019-05-15 2019-09-19 洋之輔 伊藤 建築物のひび割れ補修方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077563A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Seibu Asahi Kenso Co Ltd 補修材注入用ノズル及び補修材注入補修方法
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