JPH0830073B2 - 4,1´,6´―トリクロル―4,1´,6´―トリデオキシガラクトスクロースペンタアセテートの製造方法 - Google Patents

4,1´,6´―トリクロル―4,1´,6´―トリデオキシガラクトスクロースペンタアセテートの製造方法

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JPH0830073B2
JPH0830073B2 JP61247655A JP24765586A JPH0830073B2 JP H0830073 B2 JPH0830073 B2 JP H0830073B2 JP 61247655 A JP61247655 A JP 61247655A JP 24765586 A JP24765586 A JP 24765586A JP H0830073 B2 JPH0830073 B2 JP H0830073B2
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トマス・オコナー
マシユー・アール・ジエイ・トウイト
レロイ・ハイ
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マクニ−ラブ・インコ−ポレ−テツド
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1,6−ジクロル−1,6−ジデオキシ−β−D−
フルクトフラノシル−4−クロル−4−デオキシ−α−
ガラクトピラノシドの製造中間体である4,1′,6′−ト
リクロル−4,1′,6′−トリデオキシガラクトスクロー
スペンタアセテートの製造方法に関する。更に詳しく
は、2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロース
を、トリフエニルホスフインオキシド/塩化チオニル、
トリフエニルホスフインオキシド/ホスゲン、トリフエ
ニルホスフインスルフイド/塩化チオニル及びトリフエ
ニルホスフインスルフイド/ホスゲンから選択される塩
素化剤で塩素化することからなる4,1′,6′−トリクロ
ル−4,1′,6′−トリデオキシガラクトスクロースペン
タアセテートの製造方法に関する。1,6−ジクロル−1,6
−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシル−4−クロ
ル−4−デオキシ−α−ガラクトピラノシドはスクロー
スの数100倍の甘味を有する有用な甘味剤である。その
甘味剤としての及び甘味剤組成物における使用は米国特
許第4,435,440号に記述されている。
1,6−ジクロル−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクト
フラノシル−4−クロル−4−デオキシ−α−ガラクト
ピラノシド或いは文献において時折り言及される如き4,
1′,6′−トリクロル−4,1′,6′−トリデオキシガラク
トスクロース(以下「スクラロース」として言及)の製
造は、スクロース分子中の5つの2級ヒドロキシル位の
1つと3つの1級ヒドロキシル位の2つとにおける塩素
原子の置換を含む。この特別な位置の選択は普通いずれ
かの合成経路が塩素化に必要な位置を保持し、一方他の
位置が保護されている中間体スクロース誘導体の製造を
含まねばならないということを意味する。特に反応性の
6−位が塩素化されてはならず、一方4−位は塩素化の
ためにあいていなければならない。
文献〔フエアクロウ(Fairclough)ら、カーボハイド
レート・リサーチ(Carbohydrate Research)、40(197
5)285〜298〕に提案されている1つの経路は、スクロ
ースの6,1′,6′−トリトリチル誘導体の製造、この分
子のペンタアセチル化、続く4−アセチル基の6−位へ
の転位を伴なう脱トリチル化を含み、該当するヒドロキ
シル基が保護されてない2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−
アセチルスクロースを生成する。続く塩素化剤としての
塩化スルフリルの過剰量との反応は4,1′,6′−トリク
ロルガラクトスクロースペンタアセテートを与え、これ
が順次アセチル基の除去によつてスクラロースを生成す
る。この塩素化は4−位における立体配置の反転を伴な
つて進行する。1′及び6′−位は自由に回転するが、
4−位はできず、斯くしてグルコース環は4−位で反転
してガラクトース誘導体を与え、従つて生成物がガラク
トスクロースとなる。脱トリチル化とアセチル基の転位
とを同時に行なう反応手順はすべてにおいて比較的多数
の段階を含み、また最初のトリチル化反応は経済的観点
から望ましくない。
他の経路は米国特許第4,380,476号に開示され、
(a)スクロースを、6−モノアシル化材料を主割合で
含有するアシル化されたスクロース誘導体の混合物を与
える条件下にアシル化剤と反応させ、(b)6−モノア
シル化スクロース誘導体を工程(c)の前に他のアシル
化誘導体から随時分離し、(c)このモノアシル化され
たスクロース誘導体を、スクロース6−アシレートの
1′4及び6′−位を塩素化しうるビルスマイヤー型塩
素化剤と反応させ、そして(d)生成したスクラロース
物質を(いずれかの順序で)脱アシル化し、分離する工
程を含んでなる。
更なるスクラロースの製造法は米国特許第4,362,869
号に開示されている。この方法は多くの工程を経てスク
ロースをスクラロースへ転化するものであり、(1)ス
クロースをトリチル化して3つの1級アルコール基を保
護し、(2)5つの2級アルコール基をアセテートとし
てアセチル化し、(3)3つの1級アルコールを脱トリ
チル化して脱保護基し、(4)アセチル基を4−位から
6−位まで転位させ、(5)4,1′,6′−位の所望のア
ルコール基を塩素化し、そして(6)残りの5つのアル
コール基を脱アセチル化してスクラロースを得るという
連続的工程からなる。
トリアリールホスフイン/四塩化炭素、N,N′−ジア
ルキル(クロルメタン−イミニウム)クロリド及びジク
ロルホスホラン並びに他の従来法の塩素化剤を含む多く
の塩素化剤は米国特許第4,362,869号に開示されてい
る。
上記方法に開示されている塩素化剤は、いくつかの場
合に一般に満足しうるけれどいくつかの問題がある。い
くつかの場合には収量が分解のために一定でなく、得ら
れる生成物の炭化が観察されることもある。上記反応の
いくつかは効果的でなくて不完全な塩素化物質を生成
し、またピリジンを溶媒として含有する場合には反応が
ピリジンの価格のために高価となり且つ回収が困難とな
り、そして塩素化生成物が生成して回収効率を減少させ
る。
本発明は改良されたスクラロース(sucralose)の製
造法に関連するものであり、本発明は更に後述の塩素化
工程において塩素化剤が効果的であり且つ溶媒としてピ
リジンを用いない改良されたスクラロースの製造法に関
連するものである。次にこれらの関連事項も含めて本発
明を更に説明する。
この改良されたスクラロースの製造法は、(1)スク
ロースをトリチル化して3つの1級アルコール基を保護
し、(2)5つの2級アルコール基をアセテートとして
アセチル化し、(3)3つの1級アルコール基を脱トリ
チル化により脱保護基し、(4)アセチル基を転位さ
せ、(5)選択的に塩素化し、そして(6)残りのアル
コール基を脱保護基により脱アセチル化してスクラロー
スを得るという工程を含んでなる。
今回本申請者は、前記工程(5)の塩素化の所望の結
果がトリフエニルホスフインオキシドと塩化チオニルを
含んでなる塩素化剤を適当な溶媒中において特別な反応
条件下に用いることによつて達成できることを発見し
た。
1966年1月5日付けの独国特許第1,925,205号はトリ
アリールジハライドの製造法を開示している。この方法
は一般にトリアリールオキシドの無機酸ハライドとの反
応、即ちトリアリールホスフインオキシド、トリアリー
ルアルシンオキシド又はトリアリールスチビンオキシド
の、炭酸又は亜硫酸の塩化物又は臭化物との反応を含
み、特に塩化チオニルが実施例IVに言及されている。ト
リフエニルホスフインジクロリドが生成し、このジクロ
リドをナトリウムで還元することにより全反応がトリア
リールホスフインのトリアリールホスフインオキシドか
らの簡単な回収を可能にするということが主張されてい
る。
米国特許第3,715,407号は、ホスゲンをホスフインオ
キシドと反応させてジクロルホスホランを得、次いでこ
れを用いてケトン性アセチル基を対応する塩素化化合物
に転化することによるケトンの塩素化法を開示してい
る。この試剤を炭水化物又はアルコールの塩素化に対し
て利用することの提案はない。
上述のように、今回トリフエニルホスフインオキシド
及び塩化チオニルを含んでなる塩素化剤は非常に良好に
機能するということが発見された。
この塩素化剤の使用は、従来法の塩素化剤よりいくつ
かの利点、例えば不純物と副反応の少ないこと、トリフ
エニルホスフインオキシドの回収が容易なこと、塩素化
の容易なことなどを提供する。
スクラロースの製造法において、塩化チオニル/トリ
フエニルホスフインオキシド試剤の使用は、2,3,6,3′,
4′−ペンタ−O−アセチルスクロース(6-PAS)のすべ
ての3つの遊離のヒドロキシル基を、炭水化物に作用す
る強力な塩素化剤と普通関連した炭化物又は異質の副生
物の生成なしに高収率で完全に塩素化する。トリフエニ
ルホスフインオキシドは触媒であり、再使用のために容
易に回収することができる。
反応溶媒は塩素化に対して不活性であり且つ合理的な
時間内に塩素化を完結させるために十分に高沸点である
べきである。長期間の加熱はいくらかの分解を引き起こ
すであろう。中でも適当な溶媒は芳香族炭化水素例えば
トルエン及びキシレン、高沸点塩素化炭化水素例えばジ
クロルエタン、及びピリジンである。95℃より高い温度
は一般に反応性のない1′−位の塩素化を完結するのに
必要であるが、反応はジクロルエタンのようにそれより
低沸点の溶媒中でも長期間加熱すると起こる。トルエン
は適切な環流温度を有し且つトリフエニルホスフインオ
キシド及び4,1′,6′−トリクロル−4,1′,6′−トリデ
オキシガラクトスクロースペンターアセテート(TOSP
A)の双方に対する貧溶媒であり、本反応に対して特に
適当な溶媒である。生成物及び触媒は結晶化により容易
に分離される。
反応は薄層クロマトグラフイーで容易に監視でき、好
ましくはトルエン中トリフエニルホスフインオキシド約
2当量及び塩化チオニル約5当量を用いて1〜3時間の
還流下での反応時間が適当である。反応をキシレン中12
0℃で行ないうるが、還流は気体の副生物を除去するの
に望ましい。120℃以上の温度は化学的炭化に対する熱
的炭化も起こりうるので望ましくない。
2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロースの
塩素化は、塩化チオニルとポリ(ジフエニルホスフイン
オキシド)スチレンビーズを用いても起こる。このビー
ズは反応混合物から容易に過でき、触媒の回収の助け
となる。但しこの反応は溶液反応ほど効果的でない。
類似のトリフエニルホスフインスルフイド/塩化チオ
ニルの組合せ物の使用も、6-PASの塩素化を満足裏に完
結させることが発見された。しかしながら、トリフエニ
ルホスフインスルフイドは反応中に消費されるから、こ
れを直接循環することができない。ホスゲンを塩化チオ
ニルの代りに使用しうることも特記することができる。
上述のようにスクラロースの製造の第1工程は3つの
1級アルコール基を保護するためのスクロースのトリチ
ル化を含む。これはスクロースをピリジンのような適当
な溶媒中で塩化トリチルと反応させることによつて達成
することができる。また低価格での向上した収率は、3
級アミンの酸捕捉剤例えばN−メチルモルフオリンを用
いてピリジンからジメチルホルムアミドに溶媒を変えて
も達成することができる。
反応の完了及び1級アルコールの保護後、トリチル化
した反応生成物を無水酢酸でのその場のパーアセチル化
に供する。ピリジンを溶媒として用いるならば、アセチ
ル化後の反応混合物を氷水中に注いでよく、沈殿した生
成物を過し、乾燥する。この工程を多数回繰返してい
ずれか痕跡量のピリジンを除去し、そして結晶化により
6,1′,6′−トリ−O−トリチル−スクロースペンタア
セテートを得る。他の適当な結晶化方法も使用できる。
ジメチルホルムアミドをトリチル化の溶媒として用い
るならば、N−メチルモルホリン塩酸塩が炭酸水素ナト
リウムの添加によつてその場で中和でき、そして溶液を
濃縮してN−メチルモルフオリン及び大割合のジメチル
ホルムアミドを除去する。次いで残渣に無水酢酸と適当
な触媒例えば酢酸ナトリウムを添加する。115℃で2時
間の反応後、6,1′,6′−トリ−O−トリチル−スクロ
ースペンタアセテートをメタノールから結晶化する。他
に、トルエン中塩化トリチルを、ジメチルホルムアミド
/N−メチルモルフオリン中スクロースに添加することに
よつてトリチル化を行なうこともできる。水溶性の物質
を水性洗浄で抽出し、トリチルスクロースをトルエン溶
液中無水酢酸でアセチル化する。
脱トリチル化工程は、6,1′,6′−トリ−O−トリチ
ルスクロースペンタアセテートをジクロルメタン及び酢
酸中に溶解し、溶液を0℃まで冷却し、そして濃塩酸を
添加することによつて行なうことができる。2時間攪拌
した後、溶媒を中和する。更に攪拌し且つ濃縮した後、
メタノールを添加してトリフエニルメタノールを沈殿さ
せる。次いで溶液を濃縮し、エーテルを添加し、2,3,4,
3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロースを室温で晶
出させる。
6,1′,6″−トリ−O−トリチルスクロースペンタア
セテート(TRISPA)を脱トリチル化する他の方法も利用
することができる。例えば塩化水素をトルエン溶液中に
おいてトリチル化したペンタアセテートと約0℃で反応
させ、2,3,4,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロー
スを過によつて単離し、塩化トリチルを母液の濃縮に
よつて回収する。脱トリチル化は塩化水素を触媒として
ぎ酸/塩化メチレン/水を含むメタノール中で用いるこ
とにより或いはルイス酸触媒を用いることにより塩化メ
チレン溶液中で行なつてもよい。
アセチル基の転位は、米国特許第4,362,869号に記述
されているように、2,3,4,3′,4′−ペンタ−O−アセ
チルスクロースを不活性な溶媒中において弱酸で昇温下
に処理することによつて達成することができる。この反
応は100℃以上で沸とうするケトン性溶媒例えばメチル
イソブチルケトン中において、カルボン酸触媒好ましく
は酢酸の約1〜6%溶液を用いて最良に行なわれる。生
成物は冷却した溶液から、適当な希釈剤例えばヘプタン
又は他の炭化水素溶媒を添加して、結晶化させ、過
し、乾燥することによつて単離される。
ある条件下では、非常に望ましくないヘキサ又はそれ
以上のアセテートを与えるアセチル化が起こりうる。こ
の問題を克服するために塩基性触媒を試した。従来法は
塩基の希釈水溶液がアセチル基の転位を行なうのに適当
であることを明らかにしている。この転位は0.001N水酸
化ナトリウムによりグルコースの4−位から6−位へ起
こるけれど、同時に脱アセチル化が起こるため収率は非
常に低い。非常に弱い塩基ピリジン又は置換ピリジン例
えば2,4及び2,6−ルチジン或いは2,4,6−トリメチルピ
リジン(コリジン)の2〜5%溶液を水中で用いる場
合、2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロース
が適度な収率で得られた。しかしながら脱アセチル化と
更なる転位による3,4,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチ
ルスクロースの生成も起こつた。
アセチル基の移動を達成するための他の方法は他の関
連特許願に記述されており、弱塩基触媒を非水性溶媒中
で利用する。弱い塩基例えば脂肪族アミンが適当である
が、ピリジン及び同様の化合物は弱塩基性すぎて適当で
ないことが発見されている。塩基は動力学的に活性であ
るが、脱アセチル化を禁止し且つ副反応を最小にするた
めに立体障害されているべきである。
有用であることがわかつた特別な塩基触媒は、(反応
性の順序において)2−プロピルアミン、tert−ブチル
アミン、n−ブチルアミン、ピロリジン、ピペリジン、
ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、モルフオリ
ン、トリエチルアミンなどを含む。反応温度は30〜60
℃、好ましくは約50℃であるべきである。温度を60℃以
上に上昇させると副反応の危険が増大し、一方約30℃以
下の温度では反応が遅くなりがちであり且つ2,3,4,3′,
4′−ペンタ−O−アセチルスクロースの不溶性のため
に完結しない。アセチル基の転位反応は事実可逆的であ
り、平衡は転位した生成物2,3,6,3′,4′−ペンタ−O
−アセチルスクロースに約4:1で有利である。しかしな
がら生成物が部分的に可溶であるにすぎないならば、そ
れは反応混合物から晶出し、反応を完結させる方向に働
く。斯くして溶媒の選択は反応効率に実質的に影響しう
る。
転位は、塩基触媒での脱アセチル化反応に対して有能
性がある場合、アルコール或いは1級及び2級アミンを
除いて2,3,4,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロー
スが殆んど溶解しないいずれかの不活性な溶媒中で起こ
る。転位は次の代表的な溶媒中で起こる:トルエン、テ
トラヒドロフラン、塩化メチレン、酢酸エチル、アセト
ン、アセトニトリル、ピリジン(tert−ブチルアミンの
ようにより強い塩基触媒と共に)。最良の溶媒は生成物
が一部しか溶解せず、早く晶出し、そして反応を完結に
向わせるものである。トルエン、酢酸エチル及びメチル
イソブチルケトンはこの種類の例である。高アミン濃度
は結晶化を禁止し、この理由のために触媒濃度は2〜6
%の範囲であるべきである。これらの条件において、2,
3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロースは良好
な収率で得ることができる。
塩素化は4,1′,6′−トリクロル−4,1′,6′−トリデ
オキシガラクトスクロースペンタアセテートを生成す
る。この脱アセチル化はメタノール及びナトリウムメト
キシドを用いて行なわれ、所望のスクラロースを得る。
上記記述は一般にスクラロースの製造法に及びその方
法で用いるための特別な塩素化剤に限定してきたけれ
ど、本発明を更に広い観点で見ることができる。本明細
書に開示される特別な塩素化剤は2,3,6,3′,4′−ペン
タ−O−アセチルスクロース(6-PAS)以外の化合物を
塩素化するのに使用することができる。例えば本発明の
塩素化剤は他の炭水化物及びアルコール例えばマンニト
ール、ラフイノース、エチレングリコール、2−ブタノ
ール、1−アダマンタンメタノール、2−アダマンタノ
ール、1−アダマンタノール、スクロース、スクロース
−6−アセテート、ソルビトール、置換ソルビトールな
どを塩素化するために使用することができる。
次の代表的な実施例は本発明の特別な具体例を例示す
る。しかしながら本発明は個々の実施例に示される特別
な限定に束縛されず、むしろ特許請求の範囲に束縛され
るということを理解すべきである。
参考例I トリチル化とアセチル化 スクロース(50g、0.14モル)をジメチルホルムアミ
ド(100ml)中においてN−メチルモルフオリン(60g、
0.59モル)と50℃で混合した。塩化トリチル(純度97%
のもの141.8g、0.49モル)を2.5時間にわたり3回に分
けて添加し、加熱を3.5時間続けた。炭酸水素ナトリウ
ム(42.7g、0.5モル)を添加し、50℃の加熱を1時間継
続した。すべての溶媒を真空下に除去し、残渣を無水酢
酸(96.6モル、1.02モル)に溶解した。酢酸カリウム
(15.6g、0.15モル)を添加し、115℃での加熱を3時間
行なつた。冷却後メタノール(400ml)を添加し、結晶
の完了後6,1′,6′−トリ−O−トリチルスクロースペ
ンタアセテート(TRISPA)(124.6g、収率68.6%)を含
む固体(183.2g)を得た。
参考例II トリチル化とアセチル化 スクロース(40g、0.11モル)をジメチルホルムアミ
ド(120ml)中においてN−メチルモルフオリン(50g、
0.49モル)と50℃で混合した。熱(60℃)トルエン(60
ml)に溶解した塩化トリチル(純度97%のもの95g、0.3
3モル)を3回に分けて3時間添加した。加熱を更に3
時間続け、次いでトルエン(140ml)を添加した。この
混合物を、(乳化液の生成を防ぐために)食塩水50ml部
分で60℃下に抽出した。N−メチルモルフオリン塩酸塩
及びジメチルホルムアミドを完全に除去した後、6,1′,
6′−トリ−O−トリチルスクロースのトルエン溶液を
水の共沸によつて乾燥させた。無水酢酸(75ml、0.8モ
ル)及びピリジン(5ml)を用いる90℃で3時間のアセ
チル化に続いて冷却し且つメタノール(420ml)で結晶
化させることにより固体(112.7g)を得た。TRISPAの含
量は91.4%(103g)であり、収率68.9%に相当した。
参考例III 脱トリチル化 TRISPA(200g)をトルエン(800ml)に溶解し、そし
て溶液を0℃まで冷却した。この冷却した攪拌溶液に塩
化水素ガス(17.1g)を4.5時間にわたつて通過させ、次
いで沈殿した4-PASのスラリーを15分間攪拌した。この
系を真空下に窒素で1時間パージし、残存する塩化水素
を除去した。得られる混合物を過し、トルエン(65m
l)で洗浄し、粒状化し、1%トルエチルアミン(120m
l)を含有するトルエンに10分間再スラリー化した。再
び混合物を過し、トルエン(65ml)で洗浄し、乾燥
し、2,3,4,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロース
(4-PAS)87g(分析によると80%)を得た。
参考例IV 脱トリチル化 TRSPA(50g)を塩化メチレン(150ml)に溶解した。
メタノール(15ml、塩化水素(0.5M)含有、0.2当量)
を添加し、この溶液を室温で4.5時間攪拌した。塩化水
素をtert−ブチルアミン(1ml)で中和した。次いで塩
化メチレンとメタノールを室温で真空下に蒸発させて固
体を残留させた。この固体をメタノール(120ml)中に3
0分間スラリー化し、水(6ml)を添加し、攪拌を10分間
継続した。次いでトリフエニルメタノール(28.4g)を
過し、メタノール(48ml)の水(2ml)溶液で洗浄し
た。過を減圧下に油になるまで蒸発させ、酢酸エチル
(100ml)を添加していずれか残存する水を共沸留去し
た。この油を40℃で真空下に夜通し乾燥して生成物を2
6.4gの収量(58.2%)で得た。
参考例V アセチル基の転位 4-PAS(50g)を60℃に加熱しながら水(100ml)に溶
解した。熱溶液を過し、室温まで冷却した。次いでピ
リジン塩基〔コリジン、2,4,6−トリメチルピリジン
(2.5ml)〕を添加し、得られた溶液を室温で2.5時間攪
拌した。この溶液を濃塩酸(2.5ml)で酸性にし、塩化
メチレン(2×125ml)で抽出した。併せた抽出物を50m
lまで濃縮し、ヘプタン(50ml)を添加し、結晶化を起
こさせながら溶液を攪拌した。得られた沈殿を、ヘプタ
ン(2×50ml)を20分間にわたつて添加することにより
希釈し、そして過した。結晶をヘプタン(30ml)で洗
浄し、45℃で真空下に16時間乾燥して2,3,6,3′,4′−
ペンタ−O−アセチルスクロース(6-PAS)(34g、分析
によると58%)を得た。
参考例VI アセチル基の転位 4-PAS(200g)を酢酸エチル(322ml)、ヘプタン(28
ml)及びtert−ブチルアミン(21ml)と50℃で5時間混
合した。6-PASは反応中に結晶化することが観察された
が、ヘプタン(124ml)を反応温度で添加し、次いで冷
却し、3時間攪拌することにより完全な結晶化が起こつ
た。過及び過残渣の酢酸エチル−ヘプタン混合物
(100ml)での洗浄後、これを真空炉中において40℃で1
6時間乾燥した。6-PAS(119.8g)を85.4%で含有する白
色の固体(140.3g)を得た。収率85.4%。
参考例VII アセチル基の転位 4-PAS(100g)を、酢酸(30ml)を含有するメチルイ
ソブチルケトン(500ml)中で還流下に3時間加熱し
た。この溶液を室温まで冷却し、ヘプタン(500ml)を
添加し、得られた6-PASを過し、ヘプタン(100ml)で
洗浄し、乾燥した。収量86g、分析によると85%。
実施例I 塩素化 6-PAS(50g)及びトリフエニルホスフインオキシド
(TPPO)(50.3g)のトルエン(150ml)中攪拌スラリー
に、塩化チオニル(32.8ml)を室温で添加した。得られ
た溶液を2.5時間還流させた。40℃まで冷却した後、水
(200ml)を添加し、混合物を0℃で1時間激しく攪拌
した。過し、トルエン/水(1:2、75ml)で洗浄する
ことにより、粗4,1′,6′−トリクロル−4,1′,6′−ト
リデオキシ−ガラクトスクロースペンタアセテート(TO
SPA)を得た。これを−20℃で1時間攪拌することによ
り熱メタノール(200ml)から再結晶させた。次いで
過により再結晶したTOSPA(40g、分析によると収率75
%)を得た。
実施例II 塩素化 2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロース(6
-PAS)(59g、90.4ミリモル)及びトリフエニルホスフ
インオキシド(125.8g、454ミリモル)の1,2−ジクロル
エタン中スラリーに塩化チオニル(32.8ml、452ミリモ
ル)を室温で添加し、混合物を還流下に3時間加熱し
た。次いで水220ml中炭酸水素ナトリウム(20g)をゆつ
くり添加し、2相混合物を0.5時間攪拌した。有機相を
分離し、真空下に乾固するまで蒸発させ、メチルイソブ
チルケトン(150ml)を添加した。0℃で1時間冷却し
た後、トリフエニルホスフインオキシド(約98g)を分
離し、そして過及び過残渣のメチルイソブチルケト
ン(50ml)での洗浄により単離した。母液を減圧下に蒸
発乾固し、残渣をエタノールから再結晶し、トリフエニ
ルホスフインオキシドで僅かに汚れた4,1′,6′−トリ
クロル−4,1′,6′−トリデオキシ−2,3,6,3′,4′−ペ
ンタ−O−アセチル−ガラクトスクロース(97.1g)を
得た。
実施例III 塩素化 トリフエニルホスフインオキシド(45g、0.162モル)
のトルエン中溶液にホスゲン(20g、0.202モル)を45℃
で仕込んだ。得られた混合物に、これを30分間攪拌し且
つ続いて窒素で脱気した後6-PAS(20g、0.0362モル)を
添加し、そして全混合物を3時間還流させた(110〜114
℃)。次いで20℃まで冷却して水170mlを添加した。更
に0℃に1時間保ち、混合物を過して無水の粗生成物
64.7gを得た。これはメタノールからの再結晶により4,
1′,6′−トリクロル−4,1′,6′−トリデオキシ−2,3,
6,3′,4′−ペンタ−O−アセチル−ガラクトスクロー
ス(8.9g)を与えた。
実施例IV 塩素化 6-PAS(50g)及びトリフエニルホスフインスルフイド
(53.3g)のキシレン(150ml)中スラリーに塩化チオニ
ル(32.8g)を添加し、混合物を115℃に4.5時間加熱し
た。水(300ml)を添加し、2相混合物を0℃で1時間
激しく攪拌した。粗TOSPAを過によつて単離し、熱メ
タノールから再結晶した(収量31.8g、分析によると66
%)。
参考例VIII 脱アセチル化 TOSPA(50g)をメタノール(125ml)中ナトリウムメ
トキシド(0.5g)と共に室温で1.5時間真空下に攪拌し
た。TOSPAは10分以内に溶解し、この溶液をアンバーラ
イト(Amberlite)IRC50(H+)樹脂(7.5g)と共に攪拌
して中和した。この樹脂を過によつて除去し、メタノ
ール(25ml)で洗浄し、次いで液と洗浄液を脱色炭
(2g)及びセライト(2g)と一緒に15分間攪拌した。こ
の溶液を過によつて清澄させ、真空下に泡状になるま
で濃縮した。このスクラロースを酢酸エチル(100ml)
から結晶化し、過し、酢酸エチル(25ml)で洗浄し、
真空下に40℃で12時間乾燥した。収量26g、分析による
と92%。
参考例IX 2−ブタノールの塩素化 2−ブタノール9.17ml(100ミリモル)、トリフエニ
ルホスフインオキシド18.37g及び塩化チオニル11.98ml
(166ミリモル)の混合物を65℃で3時間反応させた。
次いで冷却した混合物にエーテル150mlを添加し、温度
を0℃まで低下させ、次いで水20mlを添加した。沈殿し
たトリフエニルホスフインオキシドを過し、エーテル
層を分離した。得られた生成物を更に水20mlで洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した。次いでエーテルを蒸発さ
せ、2−クロルブタンを68℃で蒸留した。収率47%。
参考例X 1−アダマンタンメタノールの塩素化 1−アダマンタンメタノール91.66g(10ミリモル)、
トリフエニルホスフインオキシド2.78g(100ミリモ
ル)、塩化チオニル1.44ml(20ミリモル)及びトルエン
5mlを室温で混合した。この反応混合物を85℃で1 1/2時
間還流させ、次いで塩化チオニル1.44mlを添加し、反応
を薄層クロマトグラフイーで追跡した。展開系はヘプタ
ン、メタノール及びアセトンのそれぞれ10:1:4の混合物
であつた。3時間後水20ml及びトルエン15mlを添加し
た。有機層を分離し、水10mlで洗浄した。トルエンを分
離し、蒸発乾固し、次いでヘプタン50mlで洗浄し、これ
を蒸発させることにより所望の生成物である油1.78gを
得た。収量96.2%。
参考例XI 2−アダマンタノールの塩素化 2−アダマンタノール1.52g(10ミリモル)、トリフ
エニルホスフインオキシド2.78g(10ミリモル)及び塩
化チオニル1.44ml(20ミリモル)を80℃に2時間加熱し
た。次いで塩化チオニルを更に1.44ml添加し、加熱を更
に2時間続けた。実施例XIIIの処理法に従い、固体生成
物1.48gを得た。収率86%。
参考例XII 1−アダマンタノールの塩素化 1−アダマンタノール1.52g(10ミリモル)、トリフ
エニルホスフインオキシド2.78g(10ミリモル)及び塩
化チオニル1.44ml(20ミリモル)をトルエン5ml中で反
応させ、薄層クロマトグラフイーで追跡した。実施例XI
IIの処理法に従い、固体生成物1.48gを得た。収率86
%。
参考例XIII 1,4:3,6−ジアンヒドロソルビトールの塩素化 1,4:3,6−ジアンヒドロソルビトール1.46g、トリフエ
ニルホスフインオキシド5.57g、塩化チオニル2.88ml及
びトルエン10mlを混合し、80℃に5時間加熱した。次い
で塩化チオニルを更に1.44ml添加し、反応混合物を室温
で夜通し放置した。水20mlを添加し、有機層を分離し、
更に水10mlで洗浄した。トルエンを真空下に除去し、得
られた物質をヘプタン中に入れた。これを過した。
液は生成物0.77gを与えた。収率42%。
フロントページの続き (72)発明者 レロイ・ハイ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州クラン ベリイ・ピードモントドライブ 5

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルス
    クロースを、トリフエニルホスフインオキシド/塩化チ
    オニル、トリフエニルホスフインオキシド/ホスゲン、
    トリフエニルホスフインスルフイド/塩化チオニル及び
    トリフエニルホスフインスルフイド/ホスゲンから選択
    される塩素化剤で塩素化することからなる4,1′,6′−
    トリクロル−4,1′,6′−トリデオキシガラクトスクロ
    ースペンタアセテートの製造方法。
  2. 【請求項2】塩素化を芳香族炭化水素溶媒中、最高120
    ℃までの温度で行う特許請求の範囲第1項記載の製造方
    法。
JP61247655A 1985-10-21 1986-10-20 4,1´,6´―トリクロル―4,1´,6´―トリデオキシガラクトスクロースペンタアセテートの製造方法 Expired - Lifetime JPH0830073B2 (ja)

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