JPH08298210A - パルス幅変調ソレノイドの制御装置 - Google Patents

パルス幅変調ソレノイドの制御装置

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JPH08298210A
JPH08298210A JP7068760A JP6876095A JPH08298210A JP H08298210 A JPH08298210 A JP H08298210A JP 7068760 A JP7068760 A JP 7068760A JP 6876095 A JP6876095 A JP 6876095A JP H08298210 A JPH08298210 A JP H08298210A
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    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2個のパルス幅変調ソレノイドの駆動(デュ
ーティ)パルスの立ち上がりタイミングをA/D変換動
作に必要な時間だけずらすと共に、A/D変換順位を連
続させておく。 【効果】 1個のA/D変換器のみで、2個のパルス列
の1周期間のパルス立ち上がりと立ち下がり時点を電圧
記憶回路を更に1個使用するのみで検出できると共に、
A/D変換器の起動が一方について省略できてソフトウ
ェア上の処理量が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパルス幅変調ソレノイ
ドの制御装置に関し、より詳しくはリニアソレノイドな
どのパルス幅変調ソレノイドの通電電流の検出値のA/
D変換技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス幅変調ソレノイド、例えば車両変
速機の油圧回路に用いられるリニアソレノイドなどの通
電電流を検出してフィードバック補正することは良く行
われており、その例として特開平3−199757号、
特開平3−153980号、特開平4−50550号、
特開平2−300556号記載の技術を挙げることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる電子デバイスを
パルス幅変調(以下「PWM」と称する)駆動など電流
制御する場合、特に車両用のリニアソレノイドなどをP
WM駆動する場合、搭載する電源の電圧が変化したり、
電子デバイスの抵抗値が温度によって変化したりするこ
とから、通電電流を検出してフィードバック補正するこ
とが良く行われる。
【0004】更に、近時は制御性の向上を意図してリニ
アソレノイドを2個を使用することも多い。その場合、
図8に示すA,B2個のパルス列について例えばデュー
ティ反転ポイント、即ち、パルスの立ち上がりないし立
ち下がり時点で瞬時電流値を読み込む場合、同時に2個
のソレノイドを駆動するには、マイクロコンピュータは
通例1個のA/D変換器しか備えないため、電圧記憶回
路を別途に2個用意する必要があった。
【0005】従って、この発明の目的は上記した不都合
を解消することにあり、1個のA/D変換器のみ備えた
マイクロコンピュータを用いて少なくとも2個のリニア
ソレノイドなどのパルス幅変調ソレノイドの通電電流を
検出するときも、電圧記憶回路の増加個数を最小限度に
抑えるようにしたパルス幅変調ソレノイドの制御装置を
提供することにある。
【0006】更には、マイクロコンピュータにおいては
多くの検出パラメータを順次入力し、A/D変換して操
作量を演算するが、少なくとも2個のリニアソレノイド
などのパルス幅変調ソレノイドの通電電流を検出すると
き、A/D変換器を個別に起動する必要があってA/D
変換作業が煩瑣であった。
【0007】従って、この発明の第2の目的は上記した
不都合を解消することにあり、1個のA/D変換器のみ
備えたマイクロコンピュータを用いて少なくとも2個の
リニアソレノイドなどのパルス幅変調ソレノイドの通電
電流を検出するときも、A/D変換作業を簡易化するよ
うにしたパルス幅変調ソレノイドの制御装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めにこの発明は請求項1項において、ソレノイドに通電
される電流を検出し、指令値と比較してその差に基づい
て前記指令値を補正する駆動デューティ比可変のパルス
幅変調ソレノイドの制御装置であって、少なくとも2個
のパルス幅変調ソレノイドと、前記パルス幅変調ソレノ
イドの通電電流を検出する電流検出手段と、および、検
出した通電電流のA/D変換を行う1個のA/D変換器
と、を備えると共に、前記2個のソレノイドの駆動開始
タイミングを所定期間ずらすタイミング設定手段と、を
備える如く構成した。
【0009】請求項2項にあっては、前記タイミング設
定手段は、前記所定期間をA/D変換に要する時間に応
じて設定する如く構成した。
【0010】
【作用】請求項1項にあっては、2個のソレノイドの駆
動開始タイミングを所定期間ずらすように構成したの
で、駆動開始タイミング、より具体的にはデューティパ
ルスの立ち上がりないし立ち下がりタイミングが同時に
発生するのを回避することができ、駆動開始タイミング
のA/D変換を1個のA/D変換器で行うことが可能と
なる。
【0011】請求項2項にあっては、前記所定期間をA
/D変換に要する時間に応じて設定する如く構成したの
で、A/D変換動作に要する時間に相当する値に設定す
ると共に、A/D変換順位を連続させておくことで、回
路構成が簡易となると共に、2個目のソレノイドのA/
D変換の起動動作が不要となって、ソフトウェア上の処
理量を大幅に低減することができる。
【0012】尚、ここで、「A/D変換に要する時間に
応じて設定する」とは、A/D変換に要する時間と等価
な時間のみならず、その倍数など、それに関連する時間
を含む。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に即してこの発明の実施例を
説明する。
【0014】図1はこの発明に係るパルス幅変調ソレノ
イドの制御装置を、車両用油圧作動式変速機の制御装置
を例にとって全体的に示す概略図である。
【0015】以下説明すると、車両用の自動変速機T
は、内燃機関Eのクランクシャフト1にロックアップ機
構Lを有するトルクコンバータ2を介して接続されたメ
インシャフトMSと、このメインシャフトMSに複数の
ギヤ列を介して接続されたカウンタシャフトCSとを備
える。
【0016】メインシャフトMSには、メイン1速ギヤ
3、メイン2速ギヤ4、メイン3速ギヤ5、メイン4速
ギヤ6、およびメインリバースギヤ7が支持される。ま
た、カウンタシャフトCSには、メイン1速ギヤ3に噛
合するカウンタ1速ギヤ8、メイン2速ギヤ4と噛合す
るカウンタ2速ギヤ9、メイン3速ギヤ5に噛合するカ
ウンタ3速ギヤ10、メイン4速ギヤ6に噛合するカウ
ンタ4速ギヤ11、およびメインリバースギヤ7にリバ
ースアイドルギヤ13を介して接続されるカウンタリバ
ースギヤ12が支持される。
【0017】上記において、メインシャフトMSに相対
回転自在に支持されたメイン1速ギヤ3を1速用油圧ク
ラッチC1でメインシャフトMSに結合すると、1速変
速段が確立する。1速用油圧クラッチC1は、2速〜4
速変速段の確立時にも係合状態に保持されるため、カウ
ンタ1速ギヤ8は、ワンウェイクラッチCOWを介して
支持される。
【0018】メインシャフトMSに相対回転自在に支持
されたメイン2速ギヤ4を2速用油圧クラッチC2でメ
インシャフトMSに結合すると、2速変速段が確立す
る。カウンタシャフトCSに相対回転自在に支持された
カウンタ3速ギヤ10を3速用油圧クラッチC3でカウ
ンタシャフトCSに結合すると、3速変速段が確立す
る。
【0019】カウンタシャフトCSに相対回転自在に支
持されたカウンタ4速ギヤ11をセレクタギヤSGでカ
ウンタシャフトCSに結合した状態で、メインシャフト
MSに相対回転自在に支持されたメイン4速ギヤ6を4
速−リバース用油圧クラッチC4RでメインシャフトM
Sに結合すると、4速変速段が確立する。
【0020】カウンタシャフトCSに相対回転自在に支
持されたカウンタリバースギヤ12をセレクタギヤSG
でカウンタシャフトCSに結合した状態で、メインシャ
フトMSに相対回転自在に支持されたメインリバースギ
ヤ7を前記4速−リバース用油圧クラッチC4Rでメイ
ンシャフトMSに結合すると、後進変速段が確立する。
【0021】そして、カウンタシャフトCSの回転は、
ファイナルドライブギヤ14およびフィイナルドリブン
ギヤ15を介してディファレンシャルDに伝達され、そ
れから左右のドライブシャフト16,16を介して駆動
輪W,Wに伝達される。
【0022】ここで、内燃機関Eの吸気路(図示せず)
に配置されたスロットル弁(図示せず)の付近には、そ
の開度θTHを検出するスロットル開度センサS1が設け
られる。またファイナルドリブンギヤ15の付近には、
ファイナルドリブンギヤ15の回転速度から車速Vを検
出する車速センサS2が設けられる。更に、クランクシ
ャフト1の付近には、その回転から機関回転数Neを検
出するクランク角センサS3が設けられる。
【0023】また、メインシャフトMSの付近にはその
回転を通じて変速機の入力軸回転数NM を検出する入力
軸回転数センサS4が設けられると共に、カウンタシャ
フトCSの付近にはその回転を通じて変速機の出力軸回
転数NC を検出する出力軸回転数センサS5が設けられ
る。更に、車両運転席床面に装着されたシフトレバー
(図示せず)の付近には、P,R,N,D4,D3,2
の6種のポジションの中、運転者が選択したポジション
を検出するシフトレバーポジションセンサS6が設けら
れる。
【0024】これらセンサS1などの出力は、ECU
(電子制御ユニット)に送られる。
【0025】ECUはCPU17、ROM18、RAM
19、入力回路20および出力回路21からなるマイク
ロ・コンピュータから構成され、前記したセンサS1な
どの出力は、入力回路20を介してマイクロ・コンピュ
ータ内に入力され、アナログ出力は1個のA/D変換器
22を介してデジタル値に変換されると共に、デジタル
出力は波形整形回路などの処理回路(図示せず)を経て
処理され、前記RAM19に格納される。CPU17
は、8/16ビット(外部バス8ビット、内部バス16
ビット)の容量を備える。
【0026】マイクロ・コンピュータにおいてCPU1
7はシフト位置(変速段)を決定し、出力回路21を通
じて油圧制御回路OのシフトソレノイドSL1,SL2
を励磁・非励磁することによって図示しないシフトバル
ブを切り替え、所定のギヤ段の油圧クラッチを解放・締
結すると共に、クラッチ油圧制御用のリニアソレノイド
SL3,SL4を介して供給油圧の大きさを調節する。
【0027】ここで、リニアソレノイドSL3,SL4
は前記したパルス幅変調ソレノイドに相当し、通電され
た電流値に反比例する油圧値をクラッチに供給するよう
動作する。尚、符号SL5,SL6は、トルクコンバー
タ2のロックアップ機構LのON/OFF制御用ソレノ
イドおよび容量制御ソレノイドである。
【0028】上記構成において、ECUは、リニアソレ
ノイドSL3(SL4)の通電電流を検出し、目標値と
の偏差に基づいてフィードバック補正を行うべく駆動す
る。尚、それについては後述する。
【0029】図2はECUのリニアソレノイドSL3
(SL4)の通電電流の検出および駆動動作を機能的に
示す説明ブロック図である。CPU17はROM18に
格納された命令に従い、図示しないルーチンにおいてリ
ニアソレノイドSL3,SL4(図にはSL3のみ示
す)への指令値をデューティ比として決定し、駆動(デ
ューティ)パルスを出力回路21を介してNPN型トラ
ンジスタTRのベース端子に供給する。
【0030】トランジスタTRには車載バッテリ(図示
せず)の電源電圧VB(12v)が印加され、供給パル
スに応じてオンし、ソレノイドSL3を通電する。通電
経路にはソレノイドSL3の下流において抵抗R1が介
挿され、通電電流に比例するその両端電圧は増幅用のオ
ペアンプ23に入力される。オペアンプ23の出力は、
抵抗R2とコンデンサCとからなるノイズ除去用のフィ
ルタ回路24を介してA/D変換器22に入力される。
【0031】CPU17は後述の所定のタイミングでA
/D変換器22を起動し、入力値を取り込ませてデジタ
ル値に変換させる。尚、A/D変換パラメータが多い場
合に備えて電圧記憶回路25を有する。変換値は、RA
M19に入力され、CPU17は入力値を適宜な特性で
電流値に換算し、換算値と目標値との偏差に適宜なフィ
ードバックゲインを乗じて、指令値を補正する。尚、符
号26は、逆起電力用のフライホイールダイオードであ
る。
【0032】続いて、実施例に係る制御装置の動作を説
明する。
【0033】図3はその動作を示すフロー・チャートで
あり、図4はその動作を説明するタイミング・チャート
である。尚、図3のプログラムは所定時間間隔で起動さ
れる。
【0034】以下説明すると、先ずS1でリニアソレノ
イドSL3,4を駆動するための駆動(デューティ)パ
ルス列A,BについてBのパルスの立ち上がりタイミン
グ・チャートをAのそれから時間Td だけずらす。
【0035】これについて図4を参照して説明すると、
同図の拡大部に示す如く、A/D変換器22のA/D変
換作業は、検出値の取込みとA/D変換動作とに大別さ
れるが、取込み動作に0.01msを、A/D変換動作
に0.02msを要する。即ち、A/D変換作業全体で
0.03ms必要とする。そこで、ずれTd を0.03
msとする。即ち、パルス列Aのパルス立ち上がり時点
より0.03ms遅らせてパルスBのパルスを立ち上げ
る。
【0036】図3フロー・チャートにおいては続いてS
2に進み、スキャン方式を連続スキャンとすると共に、
スキャン順位でパルス列A,Bの通電電流検出値を連続
させる。即ち、パルス列Aの通電電流検出値についての
A/D変換が行われた後、続いてパルスBについてのそ
れが行われるように約束する。
【0037】次いでS3に進んでリニアソレノイドSL
3,4の(駆動)デューティ比を決定し、S4に進んで
パルス列A,Bを上記の手順で出力し、S5に進んで通
電電流を検出する。尚、図3フロー・チャートの動作が
請求項2項に言う「タイミング設定手段」に相当する。
【0038】図5はその動作を示すサブルーチン・フロ
ー・チャートである。
【0039】先ずS10でのタイミングか、即ち、図
6に示すようにパルス列Aの立ち上がりタイミングか否
か判断し、肯定されるときはS12に進んでその時点の
瞬時電流をA/D変換する。詳しくはその時点の瞬時電
流を取込み、次いでA/D変換することは先に述べた通
りである。
【0040】そして図4に示したように、瞬時電流のA
/D変換が完了した時点でパルス列Bの検出出力の取込
み区間になり、前記した如くパルス列A,Bのスキャン
動作が連続させてあることから、続いてS14に進んで
のタイミング、即ち、パルス列Bの立ち上がり時点の
瞬時電流のA/D変換を行い、S16に進んでパルス列
A,Bの変換値を、図7に示す如く、ILa,ILbとして
更新(格納)し、一旦プログラムを終了する。
【0041】次回以降のプログラム起動時にS10で否
定されるときS18に進み、図6に示すのタイミング
か否か判断し、肯定されるときはS20に進んでその時
点の瞬時電流をA/D変換し、続いてS22に進んでそ
の変換値をIHa(図7に示す)として更新(格納)し、
一旦プログラムを終了する。
【0042】次回以降のプログラム起動時にS10,S
18で否定されるときはS24に進み、図6に示すの
電圧を前記した電圧記憶回路25で記憶中か否か判断
し、肯定されるときはS26に進んでの電圧記憶値を
A/D変換し、S28に進んで変換値をIHbとして更新
(格納)する。
【0043】他方、S24で否定されたときはS30に
進み、図示の如き式からパルス列Aについて通電電流を
検出し、続いて32に進んで、同様の式からパルス列B
について通電電流を検出する。ここでKa,Kb は駆動デ
ューティ比に応じて決定される係数である。尚、かかる
式を用いて通電電流を検出すること自体は本発明の要旨
ではなく、またその検出については本出願人が本願と同
日に提出した出願に記載されているので、説明は省略す
る。
【0044】続いてS34に進んで、求めた検出値Ia,
b と指令値ID との偏差を求め、それにPID制御則
による比較的高応答のフィードバックゲインKFBを乗じ
て補正指令値Ica,Icbを算出する。算出された補正指
令値は、図示しないルーチンを介して出力される。
【0045】この実施例は上記の如く、1個のA/D変
換器のみ備えたマイクロコンピュータにおいて、リニア
ソレノイドSL3,4を駆動するデューティパルス列
A,Bについて、図8に示す従来技術の場合に対し、図
4に示す如く、Bのパルスの立ち上がり時点をA/D変
換動作に必要な時間だけAからずらすと共に、スキャン
順位、進んでA/D変換順序でA,Bが連続するように
したので、2個のパルス列の1周期間に合計4個の時点
で検出することが、1個の電圧記憶回路を別途用意する
だけで可能となるのみならず、パルス列BについてのA
/D変換動作が自動的に行われて起動処理が不要とな
り、ソフトウェア上でも処理量を大幅に低減することが
できる。
【0046】即ち、パルスの反転タイミングで検出しよ
うとするときは、反転の時点でA/D変換器への取込み
が完了しないと誤差が生じるが、上記の如く構成しない
ときは、更にもう1個の電圧記憶回路を要すると共に、
ソフトウェア上で高度な処理を必要とすることになるか
らである。
【0047】尚、上記においてパルス列A,Bのずれ量
Td を1回のA/D変換動作に必要な0.03msと等
価な時間だけずらしたが、それに限られるものではな
く、2倍以上であっても良く、更には整数倍であっても
実数倍であっても良く、要はA/D変換動作に必要な時
間に関連した値であれば良い。
【0048】また、上記においてパルス幅変調ソレノイ
ドの例としてリニアソレノイドを挙げたが、それに限ら
れるものではない。また、リニアソレノイドについても
車両用油圧作動式変速機を例にとったが、その用途は開
示のものに限られないこと言を待たない。
【0049】
【発明の効果】請求項1項にあっては、駆動開始タイミ
ングのA/D変換を1個のA/D変換器で行うことが可
能となる。
【0050】請求項2項にあっては、回路構成が簡易と
なると共に、2個目のソレノイドのA/D変換の起動動
作が不要となって、ソフトウェア上の処理量を大幅に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパルス幅変調ソレノイドの制御
装置を車両用油圧作動式変速機の制御装置を例にとって
全体的に示す説明図である。
【図2】図1装置のECUのパルス幅変調ソレノイドの
電流検出動作を示すブロック図ある。
【図3】図1装置の動作を示すメイン・フロー・チャー
トである。
【図4】図3フロー・チャートの動作を説明するタイミ
ング・チャートである。
【図5】図3フロー・チャートの検出作業を示すサブル
ーチン・フロー・チャートである。
【図6】図5フロー・チャートの作業を説明する説明図
である。
【図7】図6と同様に図5フロー・チャートの作業を説
明する説明図である。
【図8】2個のデューティパルス列の立ち上がりタイミ
ングを一致させた従来技術の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
E 内燃機関 T 変速機 O 油圧制御回路 17 CPU 18 ROM 19 RAM 22 A/D変換器 23 オペアンプ 24 フィルタ回路 25 電圧記憶回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイドに通電される電流を検出し、
    指令値と比較してその差に基づいて前記指令値を補正す
    る駆動デューティ比可変のパルス幅変調ソレノイドの制
    御装置であって、 a.少なくとも2個のパルス幅変調ソレノイドと、 b.前記パルス幅変調ソレノイドの通電電流を検出する
    電流検出手段と、 および c.検出した通電電流のA/D変換を行う1個のA/D
    変換器と、を備えると共に、 d.前記2個のソレノイドの駆動開始タイミングを所定
    期間ずらすタイミング設定手段と、を備えたことを特徴
    とするパルス幅変調ソレノイドの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミング設定手段は、前記所定期
    間をA/D変換に要する時間に応じて設定することを特
    徴とする請求項1項記載のパルス幅変調ソレノイドの制
    御装置。
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