JPH08297030A

JPH08297030A - 表示装置及びａｖナビゲーションシステム

Info

Publication number: JPH08297030A
Application number: JP7124328A
Authority: JP
Inventors: Kazuhisa Kiyota; 和久清田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1995-04-25
Filing date: 1995-04-25
Publication date: 1996-11-12
Also published as: EP0740132A3; CN1080492C; DE69619582T2; EP0740132B2; KR960038695A; US6023290A; EP0740132B1; DE69619582D1; CN1141549A; DE69619582T3; EP0740132A2

Abstract

(57)【要約】【目的】ＡＶ及びナビゲーションシステムにおいて、
ナビゲーションの画面を映出しながら、ディスクの再生
状態やチューナの受信状態を確認できるようにする。【構成】ディスクを再生しながらナビゲーションを行
う際には、ナビゲーション用の地図上に、ディスクの再
生状態の表示や、スペクトラムアナライザ表示を重畳し
て表示する。また、チューナで放送を受信しながらナビ
ゲーションを行う際には、ナビゲーション用の地図上
に、チューナの受信状態の表示や、スペクトラムアナラ
イザ表示を重畳して表示させる。このため、ナビゲーシ
ョン用の地図を表示しながら、ディスクの再生状態やチ
ューナの受信状態を確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ＡＶ及びナビゲーシ
ョンシステム、並びにこのようなシステムに用いて好適
な表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】自動車内でオーディオ再生を楽しむため
の車載用のオーディオシステムが普及している。また、
小型の液晶ディスプレイの開発に伴い、車載用のテレビ
ジョン受像機が普及しつつある。更に、衛星を用いて現
在地を測位し、地図上に表示するようなカーナビゲーシ
ョンシステムが普及しつつある。ＡＶ及びナビゲーショ
ン統合化システムは、これらの機器を統合化して扱える
ようにしたものである。

【０００３】すなわち、ＡＶ及びナビゲーションシステ
ムは、例えば衛星を用いて現在地を測位するナビゲーシ
ョンシステム、音楽用のコンパクトディスクを再生する
ＣＤプレーヤ、ＦＭやＡＭ放送更にテレビジョン放送を
復調するチューナ等から構成される。そして、例えば、
車内のダッシュボードに、ディスプレイ及び操作キーが
配列された操作ユニットが取り付けられる。

【０００４】この操作ユニットのディスプレイには、ナ
ビゲーション使用時には、地図が表示される。また、テ
レビジョン放送受信時には、テレビジョンの再生画面が
映出される。ＣＤ再生時には、ディスクの番号や、曲番
等が表示される。ＦＭ／ＡＭ放送受信時には、受信周波
数等が表示される。更に、ＣＤ再生時やＦＭ／ＡＭ放送
受信時には、スペクトラムアナライザを表示することが
できる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ＡＶ及びナビゲーション統合化システムでは、操作ユニ
ットのディスプレイに、ナビゲーション時には地図が表
示され、テレビジョン受信時にはテレビジョンの受信画
面が表示され、ＣＤ再生時やＦＭ／ＡＭ放送受信時に
は、再生状態や受信状態、更にスペクトラムアナライザ
が表示されている。そして、従来のＡＶ及びナビゲーシ
ョン統合化システムでは、ディスプレイに各機器毎に別
々に表示がなされる。このため、例えば、ディスク再生
を行いながらナビゲーションを行うような場合に、ディ
スクの再生状態を一見して確認できないという問題があ
る。

【０００６】すなわち、ディスク再生を行いながらナビ
ゲーションを行いたい場合がある。従来のシステムで
は、ナビゲーション画面では、地図のみがディスプレイ
に表示され、ナビゲーション中はディスクの再生状態を
ディスプレイで確認できない。このため、ディスクの再
生状態を確認するためには、一旦、ナビゲーション機能
を停止し、ディスクの再生状態をディスプレイに表示さ
せなければならない。このような操作は、手間がかかる
と共に、ディスクの再生状態をディスプレイに表示させ
ると、その間、ナビゲーションが行えなくなってしま
う。

【０００７】したがって、この発明の目的は、ナビゲー
ションの画面を映出しながら、ディスクの再生状態やチ
ューナの受信状態を確認できるＡＶ及びナビゲーション
システム、並びにその表示装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明は、表示手段
と、表示手段に表示すべき地図情報及び機器の操作情報
を発生する表示情報発生手段とを有し、表示手段は、地
図情報に動作中の機器操作情報を重畳して表示すること
を特徴とする表示装置である。

【０００９】この発明は、複数の電子機器と、ナビゲー
ション機器と、これら複数の電子機器及びナビゲーショ
ン機器を制御する操作機器とからなり、操作機器は、表
示手段と、表示手段に表示すべき地図情報及び機器の操
作情報を発生する表示情報発生手段とを有し、表示手段
は、ナビゲーション機器を動作中に同時に複数の電子機
器の１つを選択して動作させている間、地図情報に選択
した１つの電子機器の機器操作情報を重畳して表示する
ことを特徴とするＡＶ及びナビゲーションシステムであ
る。

【００１０】

【作用】ディスクを再生しながらナビゲーションを行う
際には、ナビゲーション用の地図上に、ディスクの再生
状態の表示や、スペクトラムアナライザ表示を重畳して
表示させることができる。また、チューナで放送を受信
しながらナビゲーションを行う際には、ナビゲーション
用の地図上に、チューナの受信状態の表示や、スペクト
ラムアナライザ表示を重畳して表示させることができ
る。このため、ナビゲーション用の地図を表示しなが
ら、ディスクの再生状態やチューナの受信状態を確認す
ることができる。

【００１１】

【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図１は、この発明が適用されたＡＶ及
びカーナビゲーションシステムの構成の一例を示すもの
である。図１において、１１は操作ユニットである。操
作ユニット１１は、例えば、車両１０１のダッシュボー
ド１０２に取り付けられる。

【００１２】操作ユニット１１には、図２に示すよう
に、液晶ディスプレイ１が設けられると共に、ファンク
ションキー３₁〜３₆、カーソルキー４Ａ〜４Ｄ、表示
切り換えキー５、マップキー６₁、モードキー６₂、ア
ジャストキー６₃、ヘルプキー６₄、ミュートキー６₅
等が配設される。また、操作ユニット１１には、音量調
整ダイアル７が配設される。液晶ディスプレイ１には、
動作状態が表示されると共に、ナビゲーションでの電子
地図や、テレビジョン受信時の受像画面が表示される。

【００１３】図１において、１２はメインユニット、１
３はパワーユニット、１４はチューナユニット、１５は
ＣＤユニット、１６はＧＰＳユニットである。メインユ
ニット１２、パワーユニット１３、チューナユニット１
４、ＣＤユニット１５、及びＧＰＳユニット１６は、一
体的に結合された状態で、例えばトランク１０３内に配
置される。

【００１４】メインユニット１２は、メインＣＰＵ、サ
ブＣＰＵ、グラフィックス描画・表示回路等を有してお
り、システム全体の動作を管理している。メインユニッ
ト１２と、操作ユニット１１とは接続されており、操作
ユニット１１の操作キーからの入力がメインユニット１
２に与えられ、また、メインユニット１２からの画像信
号が操作ユニット１１の液晶ディスプレイ１に与えられ
る。

【００１５】パワーユニット１３は、電源部、ＤＳＰプ
リアンプ部、及びパワーアンプを備えている。ＤＳＰプ
リアンプ部は、音質／音量調整、サラウンド、及びパラ
メトリックイコライザ等の機能を有する。パワーユニッ
ト１３のオーディオ出力は、例えば、車両１０１の左右
のドアパネル１０４Ａ及び１０４Ｂに取り付けられたス
ピーカ１７Ａ及び１７Ｂに供給される。

【００１６】チューナユニット１４は、ＡＭ放送、ＦＭ
放送の受信信号を復調するものである。更に、このチュ
ーナユニット１４は、テレビジョン信号を復調すること
ができる。チューナユニット１４には、ＦＭ／ＡＭ受信
アンテナ１８からの受信信号が供給される。また、チュ
ーナユニット１４には、テレビジョンアンテナ１９から
の受信信号が供給される。

【００１７】ＣＤユニット１５は、音楽用のコンパクト
ディスクを再生するものである。ＣＤユニット１５に
は、オートチェンジャ２１が取り付けられる。オートチ
ェンジャ２１で所望のディスクが選択され、ＣＤユニッ
ト１５でこのディスクが再生される。

【００１８】ＧＰＳユニット１６は、衛星を用いて、現
在地を測位するものである。ＧＰＳユニット１６には、
ＧＰＳアンテナ２０が取り付けられる。ＧＰＳユニット
１６で、車両の現在地が測位される。メインユニット１
２には、地図情報が記録されたＣＤ−ＲＯＭのデコーダ
が用意されており、この地図上に、ＧＰＳユニット１６
で測位された現在地が地図上に表示される。

【００１９】上述のシステムにおいて、メインユニット
１２及び電源ユニット１３は、基本となるユニットであ
り、チューナユニット１４、ＣＤユニット１５、ＧＰＳ
ユニット１６は、オプションユニットである。チューナ
ユニット１４、ＣＤユニット１５、ＧＰＳユニット１６
は、ユーザの好みに応じて、選択的に取り付けられる。
基本ユニットであるメインユニット１２及び電源ユニッ
ト１３に対して、オプションユニットであるチューナユ
ニット１４、ＣＤユニット１５、ＧＰＳユニット１６
を、付加したり、交換したりすることが容易に行なえ
る。

【００２０】これらのシステムに、更に、後部座席の人
にも画面が見えるように、リアディスプレイを設けた
り、ユーザが各種の操作をハンドルの手元で操作できる
ようにハンドル操作部を設けることが可能である。ま
た、上述の例では、２つのスピーカ１７Ａ及び１７Ｂを
設けているが、勿論、更に多数のスピーカを配設するこ
とが可能である。

【００２１】このように、操作ユニット１１がダッシュ
ボード１０２に取り付けられ、他のユニット（メインユ
ニット１２及び電源ユニット１３と、オプションユニッ
トであるチューナユニット１４、ＣＤユニット１５、Ｇ
ＰＳユニット１６）が例えばトランク１０３に取り付け
られる。操作ユニット１１がダッシュボード１０２に取
り付けられるため、ユーザは、操作ユニット１１の表示
を見ながら、容易に動作設定を行なえる。他のユニット
は、トランク１０３に取り付けることができるため、十
分な取り付けスペースを確保できる。

【００２２】図３は、このシステムの具体的な構成を示
すブロック図である。図３において、メインユニット１
２には、メインＣＰＵ３０、サブＣＰＵ３１、ＲＡＭ３
２、ＲＯＭ３３、グラフィックエンジン回路３４、ビデ
オ制御部３５が設けられる。メインＣＰＵ３０はプログ
ラム実行部であり、メインユニット３０内のＲＯＭ３
３、パワーユニット１３、チューナユニット１４、ＣＤ
ユニット１５、ＧＰＳユニット１６内のＲＯＭ４４、５
３、５６、６１をアクセスして各プログラムを実行し、
メインユニット１２、パワーユニット１３、及びオプシ
ョンユニットであるチューナユニット１４、ＣＤユニッ
ト１５、ＧＰＳユニット１６を制御している。

【００２３】サブＣＰＵ３１は、入力データを制御する
入力制御部であり、車両のアクセサリースイッチやバッ
テリー電圧のチェック等の電源監視、パワーユニット１
３内の電源部４１のオン／オフ制御、メインＣＰＵ３０
の起動、操作ユニット１１内の操作キー３６（ファンク
ションキー３₁〜３₆、カーソルキー４Ａ〜４Ｄ、表示
切り換えキー５、キー６₁〜６₅等からなる）の操作に
よる入力の取込み、メインＣＰＵ３０に対する割り込み
制御、ＣＤ−ＲＯＭプレーヤ２６の制御等を行う。

【００２４】メインＲＯＭ３３には、イニシャライズ、
操作キー３６からの入力の取込み、グラフィックス描画
の表示制御、ビデオ切り換え制御、ＣＤ−ＲＯＭプレー
ヤ２６からのデータの取込み等を行うためのいわゆるシ
ステム関数群、電子地図機能、及びオプションユニット
であるチューナユニット１４、ＣＤユニット１５、ナビ
ゲーションユニット１６内のＲＯＭ５３、５６、６１に
記憶されているプログラムを実行するためのモード遷移
制御プログラムが格納されている。

【００２５】ＲＡＭ３２には、初期化時に、接続されて
いるオプションユニットの情報データがエントリされ
る。このＲＡＭ３２は、メインユニット１２、及びオプ
ションユニットであるチューナユニット１４、ＣＤユニ
ット１５、ナビゲーションユニット１６に対するワーク
エリアとして使用される。

【００２６】グラフィックスエンジン回路３４は、操作
ユニット１１の液晶ディスプレイ１への操作情報の表
示、電子地図の表示、ナビゲーション時の表示等、全て
の表示を高速に行なえるようにするためのものである。
ビデオ制御部３５は、画像出力切り換えを制御する画像
表示制御部である。

【００２７】ＣＤ−ＲＯＭプレーヤ２６は、電子地図表
示機能を備え、ナビゲーションを行う際に必要な電子地
図を描画する際に、ＣＤ−ＲＯＭに記憶されたデータを
読み込むものである。

【００２８】メインユニット１２からは、バス２５が導
出される。バス２５は、ＣＰＵ間でデータをやり取りす
るためのＣＰＵバスと、オーディオ信号を伝送するため
のオーディオラインと、ビデオ信号を伝送するためのビ
デオラインと、電源ラインとを含んでいる。メインユニ
ット１２と、パワーユニット１３及びオプションユニッ
トであるチューナユニット１４、ＣＤユニット１５、ナ
ビゲーションユニット１６とは、このバス２５を介して
接続される。

【００２９】パワーユニット１３は、電源部４１と、パ
ワーアンプ４２と、ＤＳＰプリアンプ４３と、ＲＯＭ４
４と、ＣＰＵ４５とを備えている。また、パワーユニッ
ト１３には、バス２５と接続するためのインターフェー
スユニット４６が設けられる。パワーユニット１３のＣ
ＰＵ４５と、メインユニット１２のＣＰＵ３０とは、バ
ス２５のＣＰＵバスを介して接続される。

【００３０】電源部４１には、車載バッテリーから電源
が供給される。電源部４１は、このバッテリーからの電
源を安定化する。電源部４１は、メインユニット１２内
のサブＣＰＵ３１によりオン／オフが制御される。この
電源部４１からの電源は、バス２５の電源ラインを介し
て、メインユニット１２及びオプションユニットである
チューナユニット１４、ＣＤユニット１５、ナビゲーシ
ョンユニット１６に供給される。チューナユニット１４
やＣＤユニット１５からパワーユット１３に、バス２５
のオーディオラインを介して、オーディオ信号が入力さ
れる。このオーディオ信号がＤＳＰプリアンプ４３に供
給される。ＤＳＰプリアンプ４３は、ボリューム／バラ
ンス／フェーダ用の電子ボリュームが設けられると共
に、パラメトリックイコライザやサラウンドプロセッサ
が設けられる。ＤＳＰプリアンプ４３の出力は、パワー
アンプ４２に供給される。パワーアンプ４２で、このオ
ーディオ信号が電力増幅される。パワーアンプ４２の出
力がスピーカ１７に供給される。

【００３１】この例では、オプションユニットとして、
チューナユニット１４、ＣＤユニット１５、ナビゲーシ
ョンユニット１６が備えられている。

【００３２】チューナユニット１４は、ＦＭ／ＡＭチュ
ーナ５１と、テレビジョンチューナ５２と、ＲＯＭ５３
と、ＣＰＵ５５とを備えている。また、チューナユニッ
ト１４には、バス２５と接続するためのインターフェー
スユニット５４が設けられる。チューナユニット１４の
ＣＰＵ５５と、メインユニット１２のＣＰＵ３０とは、
バス２５のＣＰＵバスを介して接続される。

【００３３】ＦＭ／ＡＭチューナ５１には、ＦＭ／ＡＭ
アンテナ１８が接続される。ＦＭ／ＡＭチューナ５１
で、ＦＭ放送又はＡＭ放送の受信信号が復調される。テ
レビジョンチューナ５２には、テレビジョンアンテナ１
９が接続される。テレビジョンチューナ５２で、テレビ
ジョン放送の受信信号が復調される。ＦＭ／ＡＭチュー
ナ５１又はテレビジョンチューナ５２で復調されたオー
ディオ信号は、バス２５のオーディオラインを介して、
パワーユニット１３のＤＳＰプリアンプ４３に送られ
る。そして、パワーアンプ４２で増幅され、スピーカ１
７Ａ及び１７Ｂに供給される。また、テレビジョンチュ
ーナ５２で復調されたビデオ信号は、バス２５のビデオ
ラインを介して、メインユニット１２のビデオ制御部３
５に送られる。そして、操作ユニット１１の液晶ディス
プレイ１又は後部ディスプレイ３８に表示される。

【００３４】ＣＤユニット１５には、ＣＤインターフェ
ース５５と、ＲＯＭ５６と、ＣＰＵ５８が設けられる。
また、ＣＤユニット１５には、バス２５と接続するため
のインターフェースユニット５７が設けられる。ＣＤユ
ニット１５のＣＰＵ５８と、メインユニット１２のＣＰ
Ｕ３０とは、バス２５のＣＰＵバスを介して接続され
る。

【００３５】ＣＤユニット１５のＣＤインターフェース
５５は、ＣＤチェンジャー２１に接続される。ＣＤチェ
ンジャー２１には、複数のディスクが装着される。ＣＤ
チェンジャー２１のディスクの中から所望のディスクが
選択される。このディスクの再生出力は、バス２５のオ
ーディオラインを介して、パワーユニット１３のＤＳＰ
プリアンプ４３に送られる。そして、パワーアンプ４２
で増幅され、スピーカ１７に供給される。

【００３６】ＧＰＳユニット１６には、ＧＰＳ回路６０
と、ＲＯＭ６１と、ＣＰＵ６３が設けられる。また、Ｇ
ＰＳユニット１６には、バス２５と接続するためのイン
ターフェースユニット６２が設けられる。ＧＰＳユニッ
ト１６のＣＰＵ６３と、メインユニット１２のＣＰＵ３
０とは、バス２５のＣＰＵバスを介して接続される。Ｇ
ＰＳ回路１６には、ＧＰＳアンテナ２０が接続される。
ＧＰＳ回路１６で、衛星を用いて、現在地が測位され
る。この現在地データは、バス２５のＣＰＵバスを介し
て、メインユニット１２に送られる。メインユニット１
２のＣＤ−ＲＯＭプレーヤ２６により地図情報が読み出
される。グラフィックスエンジン回路３４により、この
地図情報を基に電子地図のグラフィックスが形成され
る。この地図情報上に、ＧＰＳ回路６０からの現在地が
プロットされる。これが操作ユニット１１の液晶ディス
プレイ１に表示される。

【００３７】次に、操作ユニット１１の液晶ディスプレ
イ１の表示について説明する。図４は、初期状態の操作
ユニット１１の液晶ディスプレイ１の表示を示すもので
ある。図４に示すように、初期状態では、ファンクショ
ンキー３₁、３₂、３₃、３₆（図２参照）に対するガ
イダンス表示として、「チューナ」、「テレビジョ
ン」、「ＣＤ」、「デモンストレーション」のガイダン
ス表示Ａ₁、Ａ₂、Ａ₃、Ａ₆が表示される。ファンク
ションキー３₁が押されるとチューナが機能し、ファン
クションキー３₂が押されるとテレビジョン受像機が機
能し、ファンクションキー３₃が押されるとＣＤプレー
ヤが機能する。

【００３８】ここで、例えば、ファンクションキー３₃
が押されると、図５に示すようになＣＤプレーヤの再生
画面が表示される。すなわち、液晶ディスプレイ１に
は、ファンクションキー３₁、３₂、３₃、３₆に対す
るガイダンスとして、「リピート」、「シャッフル」、
「スキャン」、「キュー」、「レビュー」、「エンド」
を夫々示すガイダンス表示Ａ₁₁、Ａ₁₂、Ａ₁₃、Ａ₁₄、Ａ
₁₅、Ａ₁₆が表示される。また、液晶ディスプレイ１の上
方には、ディスクを示す表示Ｂ₁、再生中のディスク番
号及び曲番を示す表示Ｂ₂、再生時間を示す表示Ｂ₃、
リピート等の状態を示す表示Ｂ₄が表示される。また、
液晶ディスプレイ１の下方には、カーソルキー４Ａ〜４
Ｄのガイダンス表示Ｃ_A〜Ｃ_Dが表示される。カーソル
キー４Ａ〜４Ｄが押されると、ガイダンス表示Ｃ_A〜Ｃ
_Dに対応する動作がなされる。すなわち、カーソルキー
４Ａが押されると１つ前のディスクとなり、カーソルキ
ー４Ｃが押されると１つ後のディスクとなる。カーソル
キー４Ｂが押されると１つ前の曲となり、カーソルキー
４Ｃが押されると１つ後の曲となる。

【００３９】ここで、表示切り換えキー５（図２参照）
が押されると、カーソル表示Ｃ_A〜Ｃ_Dから、図６に示
すようなディスクリスト表示Ｃ₂に変わる。このディス
クリスト表示Ｃ₂は、ディスクチャンジャ２１中のどこ
にディスクが有るかを示すものである。更に表示切り換
えキー５が押されると、ディスクリスト表示Ｃ₂から、
図７に示すような再生曲順を示すミュージックカレンダ
ー表示Ｃ₃に変わる。更に表示切り換えキー５が押され
ると、ミュージックカレンダー表示Ｃ₃から、図８に示
すようなスペクトラムアナライザ表示Ｃ₄に変わる。

【００４０】スペクトラムアナライザ表示は、再生信号
の各周波数成分のレベルを示すものである。このスペク
トラムアナライザ表示の形態は、例えば４種類用意され
ている。表示切り換えキー５が押される毎に、図８に示
すようなバーグラフ表示のスペクトラムアナライザ表示
Ｃ₄から、図９に示すような角柱が回転するようなスペ
クトラムアナライザ表示Ｃ₅、図１０に示すような角柱
表示でピークの角柱が跳ね上げられるようなスペクトラ
ムアナライザ表示Ｃ₆、図１１に示すような円柱表示で
ピークの円柱が跳ね上げられるようなスペクトラムアナ
ライザ表示Ｃ₇に変わっていく。更に、表示切り換えキ
ー５が押されると、図５に示したようなカーソル表示に
戻る。

【００４１】ディスクを再生している最中に、マップキ
ー６₁（図２参照）が押されると、ディスプレイ１の表
示が、それまでの表示から、図１２に示すようなナビゲ
ーション用の地図Ｄ₁の表示に切り換わる。そして、デ
ィスク再生とナビゲーションとを同時に行うような状態
となる。

【００４２】このように、ディスク再生を行いながらナ
ビゲーション用の地図Ｄ₁を表示している状態で、表示
切り換えキー５が押されると、図１３に示すように、地
図Ｄ₁上に、ディスクの再生状態の表示Ｅ₁を示すウィ
ンドウが開かれる。この表示Ｅ₁は、例えば、ディスク
番号、曲番、再生時間を示している。

【００４３】更に表示切り換えキー５が押されると、図
１４に示すように、ディスクの再生状態の表示Ｅ₁のウ
ィンドウの上に、スペクトラムアナライザ表示Ｅ₂のウ
ィンドウが開かれる。更に表示切り換えキー５が押され
ると、図１２に示したようなナビゲーション用の地図Ｄ
₁が全体表示された画面に戻る。

【００４４】ディスク再生とナビゲーションとを同時に
行うような状態から、マップキー６₁が更に押される
と、元のディスクの再生画面に戻される。

【００４５】このように、この発明の一実施例では、デ
ィスクを再生している最中にマップキー６₁が押される
と、ディスク再生が続けられながら、ナビゲーション用
の地図Ｄ₁が表示される。そして、表示切り換えキー５
が押されると、この地図Ｄ₁上に、ディスクの再生状態
の表示Ｅ₁や、スペクトラムアナライザ表示Ｅ₂が重畳
して表示されていく。このように、ディスクの再生状態
の表示Ｅ₁やスペクトラムアナライザ表示Ｅ₂が地図上
に重畳して表示されるので、ナビゲーション用の地図を
表示しながら、ディスクの再生状態を確認することがで
きる。

【００４６】ディスク再生時ばかりでなく、他の機器を
動作させている場合にも、同様に、ナビゲーション用の
地図を表示しながら、操作状態を確認することができ
る。つまり、図４に示すような初期状態の表示画面で、
ファンクションキー３₁が押されると、チューナが機能
する。チューナ機能時には、図１５に示すような表示画
面が現れる。すなわち、液晶ディスプレイ１には、ファ
ンクションキー３₁、３ ₂、３₃、３₄、３₅、３₆に
対するガイダンスとして、「バンド」、「Ａ−メモ
リ」、「メモリ」、「スキャン」、「交通」、「エン
ド」を夫々示すガイダンス表示Ａ₅₁、Ａ₅₂、Ａ₅₃、
Ａ₅₄、Ａ₅₅、Ａ₅₆が表示される。また、液晶ディスプレ
イ１の上方には、信号強度計を示す表示Ｂ₅₁、ＦＭ／Ａ
Ｍを示す表示Ｂ₅₂、メモリ番号を示す表示Ｂ₅₃、受信周
波数を示す表示Ｂ₅₄が表示される。また、液晶ディスプ
レイ１の下方には、スペクトラムアナライザＣ₈が表示
される。

【００４７】このように、チューナを動作している最中
に、マップキー６₁が押されると、ディスプレイ１の表
示が、それまでの表示から、ナビゲーション用の地図の
表示に切り換わる。そして、放送受信とナビゲーション
とを同時に行うような状態となる。

【００４８】放送を受信しながらナビゲーション用の地
図を表示している状態で、表示切り換えキー５が押され
ると、図１６に示すように、地図Ｄ₂₁上に、受信状態の
表示Ｅ₂₁を示すウィンドウが開かれる。この表示Ｅ
₂₁は、例えば、ＦＭ／ＡＭモード、受信周波数を示して
いる。

【００４９】更に表示切り換えキー５が押されると、図
１７に示すように、ディスクの再生状態の表示Ｅ₂₁のウ
ィンドウの上に、スペクトラムアナライザ表示Ｅ₂₂のウ
ィンドウが開かれる。更に表示切り換えキー５が押され
ると、地図が全体表示された画面に戻る。

【００５０】放送受信とナビゲーションとを同時に行う
ような状態から、マップキー６₁が更に押されると、元
のチューナ画面に戻される。

【００５１】上述のように、この発明の一実施例では、
ナビゲーションの地図を表示しながら、ＣＤプレーヤの
操作状態やチューナの操作状態を、地図上に重畳して表
示することができる。このような表示を、以下、サイマ
ル表示と称することにする。

【００５２】図１８は、サイマル表示の処理を示すフロ
ーチャートである。図１８において、ディスク再生中や
チューナで受信中に、表示切り換えキー５が押される
と、サイマル表示処理に入る。サイマル表示処理では、
先ず、ナビゲーション用の地図がディスプレイ１の画面
全体に表示される（ステップＳ１）。そして、表示切り
換えキー５が押されたかどうかが判断される（ステップ
Ｓ２）。表示切り換えキー５が押されたら、動作中の機
器はＣＤプレーヤ１５かチューナ１４かが判断される
（ステップＳ３）。

【００５３】動作中の機器がＣＤプレーヤ１５なら、Ｃ
Ｄに関する機器操作情報が地図上に重畳表示される（ス
テップＳ４）。そして、更に、表示切り換えキー５が押
されたかどうかが判断される（ステップＳ５）。表示切
り換えキー５が押されたら、ディスク再生に関する操作
情報に加えて、スペクトルアナライザが重畳して表示さ
れる（ステップＳ６）。そして、更に、表示切り換えキ
ー５が押されたかどうかが判断される（ステップＳ
７）。表示切り換えキー５が押されたら、ステップＳ１
に戻り、ナビゲーション用の地図が表示される。

【００５４】ステップＳ３で、動作中の機器がチューナ
１４なら、チューナに関する機器操作情報が地図上に重
畳表示される（ステップＳ８）。そして、更に、表示切
り換えキー５が押されたかどうかが判断される（ステッ
プＳ９）。表示切り換えキー５が押されたら、チューナ
に関する機器操作情報に加えて、スペクトルアナライザ
が重畳表示される（ステップＳ１０）。そして、更に、
表示切り換えキー５が押されたかどうかが判断される
（ステップＳ１１）。表示切り換えキー５が押された
ら、ステップＳ１に戻り、ナビゲーション用の地図が表
示される。

【００５５】図１９は、グラフィックスエンジン回路３
４に設けられているビデオＲＡＭの構成を示すものであ
る。このビデオＲＡＭは、例えば、９つのエリアＡＲＥ
Ａ＃１〜ＡＲＥＡ＃９から構成されている。このような
構成とすることで、サイマル表示が容易に実現できる。

【００５６】すなわち、ビデオＲＡＭの９つのエリアＡ
ＲＥＡ＃１〜ＡＲＥＡ＃９のうち、エリアＡＲＥＡ＃１
が実際の画面を映し出すためのフレームメモリとされ、
他のエリアＡＲＥＡ＃２〜ＡＲＥＡ＃９はファンクショ
ンキーや各ユニットの表示のためのワーキングメモリと
される。例えば、エリアＡＲＥＡ＃２がファンクション
キーのキーガイダンス等の表示のためのワーキングメモ
リ、エリアＡＲＥＡ＃３がＣＤユニット１５の操作を情
報を表示するためのワーキングメモリ、エリアＡＲＥＡ
＃４がチューナユニット１４の操作を情報を表示するた
めのワーキングメモリ、エリアＡＲＥＡ＃６がナビゲー
ション用の地図を表示するためのワーキングメモリとさ
れている。

【００５７】例えば、ＣＤ再生中にマップキー６₁が押
されてサイマル表示処理に入ると、ナビゲーション用の
エリアＡＲＥＡ＃６でナビゲーション用の地図情報が形
成され、ＣＤユニット用のエリアＡＲＥＡ＃３で操作情
報が形成される。

【００５８】ナビゲーション用の地図のみを表示する場
合には、エリアＡＲＥＡ＃６のナビゲーション用の地図
情報がエリアＡＲＥＡ＃１にコピーされ、ナビゲーショ
ン用の地図が表示されるようになる。

【００５９】ナビゲーション用の地図に、ＣＤユニット
１５の操作情報を重畳表示する場合には、ＣＤユニット
用のエリアＡＲＥＡ＃３のＣＤユニット用の操作情報が
エリアＡＲＥＡ＃１上に重ね書きされる。これにより、
ナビゲーション用の地図上に、ＣＤユニットの操作情報
が地図上に重畳して表示される。

【００６０】なお、上述の実施例では、ＣＤ再生時の操
作表示Ｅ₁として、ディスク番号、曲番、再生時間が表
示されている。ＭＤ（ミニディスク）のように、ディス
クのタイトルや曲名を記録できるディスクの場合には、
図２０に示しように、ディスク番号、曲番、再生時間に
加えて、ディスクのタイトル、曲名を表示するようにし
ても良い。

【００６１】また、上述の実施例では、チューナ受信時
の操作情報表示Ｅ₂として、ＦＭ／ＡＭのモードと、受
信周波数が表示されているが、図２１に示すように、受
信局名や、ＦＭ信号に付随して送られてくる交通情報の
ような文字情報等を表示するようにしても良い。

【００６２】

【発明の効果】この発明によれば、ディスクを再生しな
がらナビゲーションを行う際には、ナビゲーション用の
地図上に、ディスクの再生状態の表示や、スペクトラム
アナライザ表示を重畳して表示させることができる。ま
た、チューナで放送を受信しながらナビゲーションを行
う際には、ナビゲーション用の地図上に、チューナの受
信状態の表示や、スペクトラムアナライザ表示を重畳し
て表示させることができる。このため、ナビゲーション
用の地図を表示しながら、ディスクの再生状態やチュー
ナの受信状態を確認することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明が適用されたシステムの全体構成を示
す斜視図である。

【図２】この発明が適用されたシステムにおける操作部
の構成を示す平明図である。

【図３】この発明が適用されたシステムの全体構成を示
すブロック図である。

【図４】この発明が適用されたシステムにおける表示の
説明に用いる略線図である。

【図５】この発明が適用されたシステムにおける表示の
説明に用いる略線図である。

【図６】この発明が適用されたシステムにおける表示の
説明に用いる略線図である。

【図７】この発明が適用されたシステムにおける表示の
説明に用いる略線図である。

【図８】この発明が適用されたシステムにおける表示の
説明に用いる略線図である。

【図９】この発明が適用されたシステムにおける表示の
説明に用いる略線図である。

【図１０】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１１】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１２】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１３】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１４】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１５】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１６】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１７】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いる略線図である。

【図１９】この発明が適用されたシステムにおける表示
の説明に用いるフローチャートである。

【図２０】この発明が適用された表示装置の説明に用い
る略線図である。

【図２１】この発明の他の実施例の説明に用いる略線図
である。

【図２２】この発明の更に他の実施例の説明に用いる略
線図である。

【符号の説明】

１ディスプレイ５表示切り換えキー６₁マップキー１１操作ユニット１２メインユニット１４チューナユニット１５ＣＤユニット３４グラフィックスエンジン回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表示手段と、上記表示手段に表示すべき地図情報及び機器の操作情報
を発生する表示情報発生手段とを有し、上記表示手段は、上記地図情報に動作中の機器操作情報
を重畳して表示することを特徴とする表示装置。
【請求項２】複数の電子機器と、ナビゲーション機
器と、上記複数の電子機器及びナビゲーション機器を制
御する操作機器とからなり、上記操作機器は、表示手段と、上記表示手段に表示すべ
き地図情報及び機器の操作情報を発生する表示情報発生
手段とを有し、上記表示手段は、上記ナビゲーション機器を動作中に同
時に上記複数の電子機器の１つを選択して動作させてい
る間、上記地図情報に上記選択した１つの電子機器の機
器操作情報を重畳して表示することを特徴とするＡＶ及
びナビゲーションシステム。
【請求項３】上記選択した１つの電子機器がディスク
再生装置である場合には、ディスクナンバ、再生曲番、
経過時間、ディスクタイトルのうちの少なくとも１つを
操作情報として表示するようにした請求項２記載のＡＶ
及びナビゲーションシステム。
【請求項４】上記選択した１つの電子機器が受信機で
ある場合には、受信周波数、受信局名、付随情報のうち
の少なくとも１つを操作情報として表示するようにした
請求項２記載のＡＶ及びナビゲーションシステム。