JPH0829360B2 - ロールヘム加工装置 - Google Patents

ロールヘム加工装置

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JPH0829360B2
JPH0829360B2 JP21043689A JP21043689A JPH0829360B2 JP H0829360 B2 JPH0829360 B2 JP H0829360B2 JP 21043689 A JP21043689 A JP 21043689A JP 21043689 A JP21043689 A JP 21043689A JP H0829360 B2 JPH0829360 B2 JP H0829360B2
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俊一 青木
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプリヘム加工工程と本ヘム加工工程とからな
るヘミング加工を一度の操作で行なうようにしたロール
ヘム加工装置に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車車体を構成するパネル材を成形する場
合にあって、その端部を折曲げ加工する加工は、ヘミン
グ加工と言われている。この加工は予めパネル材の端部
が直角に折曲げられた後に、更にある程度の角度だけ端
部を押進めるためにプリヘム加工した後に、最終段階ま
で本ヘム加工工程で折曲げるようにしている。
第6図はヘミング加工がなされるワークとして、自動
車車体を構成するルーフパネルWを示す図である。この
パネルWにはサンルーフを形成するための開口部Rが形
成されており、この開口部Rの縁部にはフランジ部Fが
形成されている。第7図(A)〜(B)は第6図におけ
るVII-VII線に相当する拡大図であり、ルーフパネルW
を構成するアウターパネルW1とインナーパネルW2のう
ち、サンルーフRの部分が示されている。それぞれのパ
ネルW1、W2には、フランジ部F1、F2が予め成形されてお
り、第7図(A)に示すように、アウターパネルW1の上
にインナーパネルW2を載置し、第7図(B)に示すプリ
ヘム加工工程でアウターパネルW1のフランジ部F1の先端
を折曲げ加工した後に、ヘミング加工つまり本ヘム加工
工程で、第7図(C)に示されるようにフランジ部F1の
先端を更にインナーパネルW2に接触するまで折曲げてい
る。
このようなヘミング加工を行なうため従来では、第8
図(A)〜(C)に示されるヘミング加工装置を用いて
いた。従来の装置は台座1に固着されたブラケット2を
有し、このブラケット2には支持ピン3によって揺動ア
ーム4が回動自在に取付けられている。揺動アーム4の
先端には軸受部5が取付けられ、この軸受部5には駆動
軸6が回転自在に装着されている。この駆動軸6には、
これを回転させるために、台座1の後端部に取付けられ
たモータ7の主軸8がユニバーサルジョイント9を介し
て連結されている。駆動軸6の先端にはプリヘム用ロー
ル10aと本ヘム用ロール10bとが交換自在にナット11によ
り締結されるようになっている。前記台座1の先端には
従動ローラ12が回転自在に取付けられている。
このような構造の従来のヘミング加工装置を用いてア
ウターパネルW1のフランジ部F1を折曲げ加工するには、
第8図(A)に示すように支持台13の上にそれぞれのパ
ネルW1、W2を載置し、更に駆動軸6にプリヘム用ロール
10aを締結した状態で、これのガイド部14の下側に従動
ローラ12を当接させ、揺動アーム4を閉じて、まずプリ
ヘム用ロール10aをガイド部14の上側に当接させる。こ
の状態で揺動アーム4に固定された突起部15と、台座1
に回動自在にピン16により取付けられた締結レバー17を
用いて揺動アーム4をロックする。そして、作業者が台
座1に取付けられた吊り下げロープ18により吊り下げら
れた装置を操作しながら、モータ7を駆動すると、装置
は自走することになり、アウターパネルW1のフランジ部
F1の先端にプリヘム加工がなされることになる。このよ
うにして、プリヘム加工が完了した後に、駆動軸6に本
ヘム用ロール10bを装填して本ヘム加工を行なう。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のヘミング加工装置に
あっては、プリヘム加工を行なった後に、プリヘム用ロ
ール10aを外して、本ヘム用ロール10bに交換する必要が
あり、これに時間を要し加工能率が良くないという問題
点があった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、ヘミング加工能率を向上させることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、円筒形状の支持
スリーブを当該支持スリーブに径方向に取付けられたピ
ンによって台座に揺動自在に装着し、前記支持スリーブ
内に回転自在に組込まれた回転体にプリヘム用ロールと
本ヘム用ロールとを取付け、前記台座に取付けられたモ
ータの主軸と前記それぞれのロールとを連結し、被加工
物が載置される支持台に前記それぞれのロールとにより
挾み付けられる従動ローラを前記台座に設け、前記2つ
のロールを進行方向に対する前後の位置を交換し得るよ
うにしたことを特徴とするロールヘム加工装置である。
(作用) 被加工物に対してプリヘム加工を行なうプリヘム用ロ
ールと本ヘム加工を行なう本ヘム用ロールとがそれぞれ
同期してモータにより駆動されるようになっており、被
加工物を支持する支持台を、前記2つのロールとにより
挾み付けることになる従動ローラを有しているので、モ
ータを駆動させると、まず、プリヘム用ロールによりプ
リヘム加工がなされることになり、その部分を、本ヘム
用ロールが本ヘム加工を行なうことになる。これによ
り、1度の加工動作によって本ヘム加工までのヘミング
加工がなされることになる。しかも、被加工物の加工部
位の両端部近傍に、前記ロールと干渉する部分が存在し
ている場合には、回転体を回転させることによって、2
つのロールの位置を交換し、これらの干渉を避けて、確
実にヘミング加工を行なうことが可能となる。
(実施例) 以下、本発明のヘミング加工装置について図示実施例
に基いて詳細に説明する。
第1図(A)〜(C)及び第2図は本発明の一実施例
に係るヘミング加工装置を示す図であり、台座21には2
つのブラケット22が相互に所定の間隔を隔てて固着され
ており、それぞれのブラケット22に形成された軸孔23に
は、第2図に示されるように、支持スリーブ24に固着さ
れたピン25が回動自在に軸受メタル26を介して嵌合され
ている。したがって、支持スリーブ24はピン25を中心に
揺動自在となっている。
この支持スリーブ24の孔内には、軸受メタル27を介し
て、回転体28の後端部に形成された円筒部29が回転自在
に嵌合している。この回転体28は、その先端部に形成さ
れたギヤ受け部30と、円筒部29の端面にボルト等のねじ
部材31がねじ結合される端板32との間で支持スリーブ24
を挾み付けるようにして、支持スリーブ24に取付けられ
るようになっている。
回転体28には貫通孔33と底付きの2つの支持孔34、35
とが形成されており、貫通孔33には駆動歯車36の軸部が
支持されるようになっており、更に2つの支持孔34、35
のそれぞれには、従動歯車37、38の軸部が支持されるよ
うになっている。これらの3つの歯車36〜38は、それぞ
れギヤケース39に回転自在に収容されるようになってお
り、駆動歯車37を中心として、これに他の2つの従動車
37、38が噛合っている。このギヤケース39は図示しない
六角孔付きボルトによって、回転体28のギヤ受け部30の
前面に固定されるようになっている。一方の従動歯車37
にはプリヘム用ロール10aが固定されており、他方の従
動歯車38には本ヘル用ロール10bが固定されている。
駆動歯車36は、台座21の後端部に固着されたモータ40
の主軸41に取付けられたユニバーサルジョイント42と、
駆動歯車36の軸部に取付けられたユニバーサルジョイン
ト43とにより、モータ40の主軸41に連結されている。こ
れにより、モータ40によってプリヘム用ロール10aと本
ヘム用ロール10bとが同期して駆動されるようになって
いる。
ユニバーサルジョイント43の中空部に形成されたスプ
ライン孔44には、ユニバーサルジョイント42に形成され
たスプライン部45が軸方向に摺動自在に噛合っており、
支持スリーブ24をピン25を中心に揺動させても、モータ
40の主軸41と駆動歯車36とが連結状態を維持するように
している。第1図(A)において仮想線で示される状態
は、支持スリーブ24を不作動位置まで回動させた状態を
示し、この支持スリーブ24を作動状態に設定すると実線
で示される状態となる。この状態に締結するために、ブ
ラケット22の上面には、ロックレバー46が回動自在に取
付けられており、このロックレバー46の作動端は、ギヤ
ケース39及びギヤ受け部30の平坦となった上面に接触す
るようになっている。
前記台座21の前面には、前記2つのロール10a、10bの
下方に位置させて、2つの従動ローラ47が回転自在に装
着されている。
次に、このようなロールヘム加工装置を用いてパネル
W1のフランジ部F1を折曲げ加工する手順について説明す
る。
まず、支持台13の上に、パネルW1とW2とを載置し、ロ
ープ49に吊り下げられた状態の加工装置をパネルW1の開
口部Rの部分に位置であって、第3図(A)に示される
ようにフランジ部F1の一端部近傍の位置に位置決めす
る。この状態で支持スリーブ24を第1図(A)において
実線で示す姿勢に設定した後に、ロックレバー46で支持
スリーブ24を締結するすると、2つの従動ローラ47と2
つのロール10a、10bによって、支持台13のガイド部14が
挾み付けられることになる。そして、モータ40を駆動す
ると、ガイド部14に沿って加工装置が自走し、まずプリ
ヘムロール10aによって第7図(B)に示されたように
プリヘム加工がなされ、次いで、本ヘムロール10bによ
って本ヘム加工がなされることになる。第3図(B)は
このようにして自走しながら、プリヘム加工と本ヘム加
工とを同時に行なっている状態を示す。
第3図(C)はプリヘム用ロール10aがフランジ部F1
の他方の端部の位置までプリヘム加工を行なった状態を
示しており、パネルW1のエッジEがフランジF1の近傍に
位置していると、これとプリヘム用ロール10aとが干渉
して、そのまま装置を自走させることができない場合が
ある。その場合には、モータ40を停止し、ロッレバー46
を解除して、支持スリーブ24を第1図(A)おいて仮想
線で示す姿勢に作動させた後に、回転体28を180°回転
させて、プリヘム用ロール10aの位置と本ヘム用ロール1
0bの位置を逆に設定する。そして、再度、支持スリーブ
24を実線で示す状態にロックする。この状態は第3図
(D)に相当する。この状態で再度モータ40を駆動させ
ることによって、プリヘム加工が終了した部分を本ヘム
加工することになる。
第4図は本発明の他の実施例に係るロールヘム加工装
置を示す図であり、前記実施例と共通する部位には同一
の符号が付されている。
この装置の基本構造は前記実施例と同様であるが、回
転体28のギヤ受け部30がずれて位置している。つまり回
転体28の中心部に位置する駆動歯車36に対して、片側に
2つの従動歯車37、38を位置させており、駆動歯車36に
プリヘム用ロール10aを連結し、従動歯車38に本ヘム用
ロール10bを連結している。したがって、ギヤケース39
もギヤ受け部30に対してずれて取付けられており、この
場合には、従動ローラ47も3つ台座21の前面に装着され
ている。
この実施例にあっては、第5図(A)示すように、フ
ランジ部F1の一端部からある長さ分だけ、ヘミング加工
を行なった後に、前記実施例と同様に支持スリーブ24を
180°反転させ、第5図(B)に示されるように、残り
の部分のヘミング加工を行なう。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、プリヘム用ロールと
本ヘム用ロールとがそれぞれ同期してモータにより駆動
されるようになっており、被加工物を支持する支持台
を、前記2つのロールとにより挾み付ける従動ローラを
有しているので、モータを駆動させると、プリヘム用ロ
ールによりプリヘム加工がなされた部分を、本ヘム用ロ
ールが本ヘム加工を行なうことになり、1度の加工動作
によってプリヘム加工と本ヘム加工とがなされることに
なる。しかも、回転体を回転させることによって、2つ
のロールの位置を交換し得るので、被加工物の加工部位
の両端部近傍に、前記ロールと干渉する部分が存在して
いても、これとの干渉を避けて、確実にヘミング加工を
行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の一実施例に係るロールヘム加工
装置を示す正面図、第1図(B)は同図(A)の平面
図、第1図(C)は同図(A)の側面図、第2図は第1
図に示された装置の要部を示す分解斜視図、第3図
(A)〜(D)は加工手順を示す工程図、第4図(A)
は本発明の他の実施例に係るロールヘム加工装置を示す
正面図、第4図(B)は同図(A)の平面図、第4図
(C)は同図(A)の側面図、第5図は第4図に示され
た装置による加工手順を示す工程図、第6図は被加工物
の一例としてのルーフパネルを示す平面図、第7図
(A)〜(C)はヘミング加工手順を示す工程図、第8
図(A)は従来のロールヘム装置を示す正面図、第8図
(B)は同図(A)の平面図、第8図(C)は同図
(A)の側面図である。 21……台座、24……支持スリーブ、25……ピン、28…回
転体、36……駆動歯車、37、38……従動歯車、40……モ
ータ、W……パネル(被加工物)、F1……フランジ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形状の支持スリーブを当該支持スリー
    ブに径方向に取付けられたピンによって台座に揺動自在
    に装着し、前記支持スリーブ内に回転自在に組込まれた
    回転体にプリヘム用ロールと本ヘム用ロールとを取付
    け、前記台座に取付けられたモータの主軸と前記それぞ
    れのロールとを連結し、被加工物が載置される支持台に
    前記それぞれのロールとにより挾み付けられる従動ロー
    ラを前記台座に設け、前記2つのロールを進行方向に対
    する前後の位置を交換し得るようにしたことを特徴とす
    るロールヘム加工装置。
JP21043689A 1989-08-15 1989-08-15 ロールヘム加工装置 Expired - Fee Related JPH0829360B2 (ja)

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US7124611B2 (en) 2004-10-08 2006-10-24 Valiant Corporation Roller hemming machine
EP1958714B1 (en) * 2005-12-05 2011-09-28 Honda Motor Co., Ltd. Hemming method and hemming device
JP6904876B2 (ja) * 2017-10-16 2021-07-21 トヨタ自動車株式会社 ローラヘミング加工方法およびローラヘミング加工装置

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