JPH0246308B2 - - Google Patents
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- JPH0246308B2 JPH0246308B2 JP56136450A JP13645081A JPH0246308B2 JP H0246308 B2 JPH0246308 B2 JP H0246308B2 JP 56136450 A JP56136450 A JP 56136450A JP 13645081 A JP13645081 A JP 13645081A JP H0246308 B2 JPH0246308 B2 JP H0246308B2
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- Japan
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- roof
- welding
- cam
- gun
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- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 78
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K37/00—Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups
- B23K37/04—Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups for holding or positioning work
- B23K37/047—Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups for holding or positioning work moving work to adjust its position between soldering, welding or cutting steps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P2700/00—Indexing scheme relating to the articles being treated, e.g. manufactured, repaired, assembled, connected or other operations covered in the subgroups
- B23P2700/50—Other automobile vehicle parts, i.e. manufactured in assembly lines
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Resistance Welding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車用ルーフの溶接装置に関し、特
に車種の異なる複数のルーフに対して各種の付属
部品を選択的にスポツト溶接することができる自
動車用ルーフの溶接装置に係る。
に車種の異なる複数のルーフに対して各種の付属
部品を選択的にスポツト溶接することができる自
動車用ルーフの溶接装置に係る。
自動車には例えばセダン、バン、ハードトツプ
等の色々の型式があり、これらの型式に応じてル
ーフの長さ、幅、部品の溶接位置なども夫々異つ
ている。
等の色々の型式があり、これらの型式に応じてル
ーフの長さ、幅、部品の溶接位置なども夫々異つ
ている。
従来、このような異なる種類のルーフの溶接作
業を行う場合には、各ルーフの形状や各部品の溶
接位置に応じて溶接部を固定配置した専用の溶接
装置を用いるのが一般的である。
業を行う場合には、各ルーフの形状や各部品の溶
接位置に応じて溶接部を固定配置した専用の溶接
装置を用いるのが一般的である。
従つて、従来の溶接装置による場合は車種に応
じた複数の設備が必要であり、設備コストが高く
つくと共に、据付スペースを広く必要とする問題
があつた。
じた複数の設備が必要であり、設備コストが高く
つくと共に、据付スペースを広く必要とする問題
があつた。
また、このような従来の装置によると、同一の
メーンボデイラインで溶接作業する場合におい
て、溶接する付属部品の組立設備も多くなつて設
備が大形化し、作業者の作業範囲が広くなつて疲
労度を増し、作業能率低下を来たし易いと共に、
メーンボデーラインの長さも長くなつて自動車生
産台数も結果的に低減するという問題もあつた。
メーンボデイラインで溶接作業する場合におい
て、溶接する付属部品の組立設備も多くなつて設
備が大形化し、作業者の作業範囲が広くなつて疲
労度を増し、作業能率低下を来たし易いと共に、
メーンボデーラインの長さも長くなつて自動車生
産台数も結果的に低減するという問題もあつた。
本発明はこのような事情にもとづいてなされた
もので、単一設備で複数種類のルーフの溶接作業
が行え、設備コストの低下及び設備周囲のスペー
スの減少が図れ、また、同一のメーンボデイライ
ンで多種類のルーフを生産する場合の作業能率の
向上とライン長さの短縮化が図れる自動車用ルー
フの溶接装置を提供することを目的とする。
もので、単一設備で複数種類のルーフの溶接作業
が行え、設備コストの低下及び設備周囲のスペー
スの減少が図れ、また、同一のメーンボデイライ
ンで多種類のルーフを生産する場合の作業能率の
向上とライン長さの短縮化が図れる自動車用ルー
フの溶接装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明は、自
動車用ルーフを支持する受け部材などをそのルー
フの種類に応じて一つの固定ベース上で選択的に
配置できるようにすると共に、溶接ガンを、ルー
フの種類に応じて選択的に使用できるカム機構に
よつて所定の倣い動作できるようにし、さらに溶
接ガンを上下、左右及び前後方向に首振り自在な
支持構造として、ルーフの溶接縁の角度をスポツ
ト溶接時に自動的に追随し得るようにしたもので
ある。
動車用ルーフを支持する受け部材などをそのルー
フの種類に応じて一つの固定ベース上で選択的に
配置できるようにすると共に、溶接ガンを、ルー
フの種類に応じて選択的に使用できるカム機構に
よつて所定の倣い動作できるようにし、さらに溶
接ガンを上下、左右及び前後方向に首振り自在な
支持構造として、ルーフの溶接縁の角度をスポツ
ト溶接時に自動的に追随し得るようにしたもので
ある。
このような構成によると、受け部材などの配置
調整によつてルーフ及びこれに溶接すべき付属部
品などを種類に応じて適切な位置に支持できると
共に、カム機構によつてルーフの種類に応じた溶
接ガンの倣い動作を適正なルートで行うことがで
き、しかも、首振り自在な支持構造によつてルー
フの角度に応じた適切なスポツト溶接が任意に行
え、これによつて、簡単な構成の設備によつて低
コストでルーフ溶接が可能となると共に、単一の
メインボデーラインに適用する場合にも設備周囲
のスペースの縮少が図れて作業能率を向上でき、
またライン長さの短縮等が図れるようになるもの
である。
調整によつてルーフ及びこれに溶接すべき付属部
品などを種類に応じて適切な位置に支持できると
共に、カム機構によつてルーフの種類に応じた溶
接ガンの倣い動作を適正なルートで行うことがで
き、しかも、首振り自在な支持構造によつてルー
フの角度に応じた適切なスポツト溶接が任意に行
え、これによつて、簡単な構成の設備によつて低
コストでルーフ溶接が可能となると共に、単一の
メインボデーラインに適用する場合にも設備周囲
のスペースの縮少が図れて作業能率を向上でき、
またライン長さの短縮等が図れるようになるもの
である。
以下本発明の構成にかかる具体的実施例を図面
を参照しながら詳細に説明する。
を参照しながら詳細に説明する。
固定ベース１の上に１対の溶接ユニツト２Ａ，
２Ｂを対向配置している。このうち、一方の溶接
ユニツト２Ａを他方２Ｂに対して接離する方向、
即ち左右方向に移動可能としている。この一方の
溶接ユニツト２Ａはガイドレール３を介してスラ
イド可能に支持した移動基体４をシリンダ装置５
によつて押引するようにしたものである。この移
動基体４の上に支持具６を立設し、この支持具６
を他方の溶接ユニツト２Ｂに対して移動基体４と
ともに動作することによつて対向間隔を調整でき
るようにしている。支持具６の上部には正多面
体、例えば四角柱状の回転枠８の水平軸廻りに回
動自在に支持している。この回転枠８の各面に自
動車用ルーフＡとその付属部品Ｂとを位置決めす
る受け部材９を複数種類取付けている。この回転
枠９は割出し板１０と同軸的に、かつ一体回転可
能に取付けたものである。そして、支持具６にシ
リンダ装置１１を介して取付けた固定爪１２をこ
の割出し板１０に係合することによつて、受け部
材９を溶接すべきルーフの種類に応じて選択的に
ルーフ受け位置に配置固定し得るようにしてい
る。
２Ｂを対向配置している。このうち、一方の溶接
ユニツト２Ａを他方２Ｂに対して接離する方向、
即ち左右方向に移動可能としている。この一方の
溶接ユニツト２Ａはガイドレール３を介してスラ
イド可能に支持した移動基体４をシリンダ装置５
によつて押引するようにしたものである。この移
動基体４の上に支持具６を立設し、この支持具６
を他方の溶接ユニツト２Ｂに対して移動基体４と
ともに動作することによつて対向間隔を調整でき
るようにしている。支持具６の上部には正多面
体、例えば四角柱状の回転枠８の水平軸廻りに回
動自在に支持している。この回転枠８の各面に自
動車用ルーフＡとその付属部品Ｂとを位置決めす
る受け部材９を複数種類取付けている。この回転
枠９は割出し板１０と同軸的に、かつ一体回転可
能に取付けたものである。そして、支持具６にシ
リンダ装置１１を介して取付けた固定爪１２をこ
の割出し板１０に係合することによつて、受け部
材９を溶接すべきルーフの種類に応じて選択的に
ルーフ受け位置に配置固定し得るようにしてい
る。
この受け部材９の構成は固定側においても同様
であるので図面の対応個所に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
であるので図面の対応個所に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
受け部材９にはルーフ押え４０が軸４１で回転
自在に設けられている。また、支持具６の背面側
から固定アーム１３を一体的に立設し、この固定
アーム１３にはアーム３７が軸４２で回転自在に
取付けられ、その先端にはローラ３９が設けられ
ている。固定アーム１３の一方にはシリンダ３８
が取付けられており、それが回転することにより
ローラ３９がルーフ押え４０を押圧し、ルーフ押
え４０は回動してルーフを押圧する。なお、ルー
フ押え４０はばね４３により開放される。
自在に設けられている。また、支持具６の背面側
から固定アーム１３を一体的に立設し、この固定
アーム１３にはアーム３７が軸４２で回転自在に
取付けられ、その先端にはローラ３９が設けられ
ている。固定アーム１３の一方にはシリンダ３８
が取付けられており、それが回転することにより
ローラ３９がルーフ押え４０を押圧し、ルーフ押
え４０は回動してルーフを押圧する。なお、ルー
フ押え４０はばね４３により開放される。
一方、固定ベース１には、移動基体４の背面側
に位置させて後述する溶接ガンを案内するための
カム部材１４を設けている。このカム部材１４は
固定ベース１の上に回転枠８の軸心と平行に固定
配置したものである。このカム部材１４は上下に
配置した複数のカム板１５を有しており、このカ
ム板１５の夫々の背面側に溶接すべきルーフＡの
溶接端縁に対応した形状のカム面１５Ａを設けて
いる。
に位置させて後述する溶接ガンを案内するための
カム部材１４を設けている。このカム部材１４は
固定ベース１の上に回転枠８の軸心と平行に固定
配置したものである。このカム部材１４は上下に
配置した複数のカム板１５を有しており、このカ
ム板１５の夫々の背面側に溶接すべきルーフＡの
溶接端縁に対応した形状のカム面１５Ａを設けて
いる。
また、溶接ガン１６は移動基体４に基体ブラケ
ツト１７及びガイドブラケツト１８を介して前後
方向及び左右方向にスライド可能に載置され、所
定の駆動装置、例えばモータ１９及びウオーム２
０によつて駆動され、カム面１５Ａと係合するカ
ムローラ２１によつてその駆動方向を規制される
ようにしている。即ち、基体ブラケツト１７は移
動基体４に前後方向に固定配置したガイドバー２
２及びベツド２３によつて支持されている。そし
て、この基体ブラケツト１７に形成したナツト部
に対してウオーム２０を係合し、このウオーム２
０をモータ１９によつて間欠的に回転することに
より、この基体ブラケツト１７を必要な溶接位置
で所定時間停止しながら前後方向（第１図の紙面
と直交する方向）に駆動するようにしている。一
方、ガイドブラケツト１８は基体ブラケツト１７
上に第２のガイドバー２４を介して左右方向（第
１図の左右方向）にスライド可能に支持し、シリ
ンダ３６によつて前方向（矢印Ｘ方向）に常時押
圧している。シリンダ装置２５が動作する場合は
シリンダ３６は、カム板１５からローラ１５Ａを
はなす方向へ動作する。前記カムローラ２１はこ
のガイドブラケツト１８の背面部にシリンダ装置
２５を介して高さ調節可能に取付けたものであ
る。これによつて、カムローラ２１はシリンダ装
置２５で高さ調節されて所定のカム面１５Ａに係
合し、基体ブラケツト１７の前後方向移動に伴つ
てガイドブラケツト１８をカム面１５Ａに沿い左
右方向に倣わせる。そして、ガイドブラケツト１
８に取付けた溶接ガン１６がこのガイドブラケツ
ト１８と共に平面移動するようになる。
ツト１７及びガイドブラケツト１８を介して前後
方向及び左右方向にスライド可能に載置され、所
定の駆動装置、例えばモータ１９及びウオーム２
０によつて駆動され、カム面１５Ａと係合するカ
ムローラ２１によつてその駆動方向を規制される
ようにしている。即ち、基体ブラケツト１７は移
動基体４に前後方向に固定配置したガイドバー２
２及びベツド２３によつて支持されている。そし
て、この基体ブラケツト１７に形成したナツト部
に対してウオーム２０を係合し、このウオーム２
０をモータ１９によつて間欠的に回転することに
より、この基体ブラケツト１７を必要な溶接位置
で所定時間停止しながら前後方向（第１図の紙面
と直交する方向）に駆動するようにしている。一
方、ガイドブラケツト１８は基体ブラケツト１７
上に第２のガイドバー２４を介して左右方向（第
１図の左右方向）にスライド可能に支持し、シリ
ンダ３６によつて前方向（矢印Ｘ方向）に常時押
圧している。シリンダ装置２５が動作する場合は
シリンダ３６は、カム板１５からローラ１５Ａを
はなす方向へ動作する。前記カムローラ２１はこ
のガイドブラケツト１８の背面部にシリンダ装置
２５を介して高さ調節可能に取付けたものであ
る。これによつて、カムローラ２１はシリンダ装
置２５で高さ調節されて所定のカム面１５Ａに係
合し、基体ブラケツト１７の前後方向移動に伴つ
てガイドブラケツト１８をカム面１５Ａに沿い左
右方向に倣わせる。そして、ガイドブラケツト１
８に取付けた溶接ガン１６がこのガイドブラケツ
ト１８と共に平面移動するようになる。
次に溶接ガンの構成を詳細に説明する。
第３図に示すように、ガイドブラケツト１８に
設けたフランジ２６に連結部材２７のフランジ２
８を接合している。このフランジ２６，２８同志
をフローテイング軸２９によつて接続している。
つまり、この連結部材２７はその先端に設けた溶
接ガンとともにフローテイング軸２９を中心とし
てガイドブラケツト１８のフランジ２６に回動自
在に支持されている。いいかえれば、溶接ガン１
６は連結部材２７とともに前後方向への移動に伴
つてルーフＡの前後方向の角度変化に追随して回
動できるものである。即ち、溶接ガン１６は１対
のスポツトガン３０，３１のアームを軸３３によ
つて回動自在に連結したものであり、このスポツ
トガンの一方３０を前記連結部材２７によつて支
持しているものである。そして、このスポツトガ
ン３０，３１の各溶接チツプ３２Ａ，３２Ｂによ
つてルーフＡと溶接部品Ｂとを上下方向から挾着
するようにしたものである。従つて、各溶接チツ
プ３２Ａ，３２ＢによつてルーフＡを挾着した場
合には、各設接チツプ３２Ａ，３２Ｂによるルー
フＡに対する挾着力が最も自然となる直角状態と
なるように溶接ガン１６がフローテイング軸２９
を中心として回転し、この回転作用が溶接ガン１
６の前後方向への移動の際に連続的に行われるも
のである。
設けたフランジ２６に連結部材２７のフランジ２
８を接合している。このフランジ２６，２８同志
をフローテイング軸２９によつて接続している。
つまり、この連結部材２７はその先端に設けた溶
接ガンとともにフローテイング軸２９を中心とし
てガイドブラケツト１８のフランジ２６に回動自
在に支持されている。いいかえれば、溶接ガン１
６は連結部材２７とともに前後方向への移動に伴
つてルーフＡの前後方向の角度変化に追随して回
動できるものである。即ち、溶接ガン１６は１対
のスポツトガン３０，３１のアームを軸３３によ
つて回動自在に連結したものであり、このスポツ
トガンの一方３０を前記連結部材２７によつて支
持しているものである。そして、このスポツトガ
ン３０，３１の各溶接チツプ３２Ａ，３２Ｂによ
つてルーフＡと溶接部品Ｂとを上下方向から挾着
するようにしたものである。従つて、各溶接チツ
プ３２Ａ，３２ＢによつてルーフＡを挾着した場
合には、各設接チツプ３２Ａ，３２Ｂによるルー
フＡに対する挾着力が最も自然となる直角状態と
なるように溶接ガン１６がフローテイング軸２９
を中心として回転し、この回転作用が溶接ガン１
６の前後方向への移動の際に連続的に行われるも
のである。
なお、各溶接チツプ３２Ａ，３２Ｂの挾着動作
は、溶接ガン１６の基端部に設けたシリンダ装置
３４によつて行われるようにしている。そしてま
た、各スポツトガン３０，３１のアームはこれら
を枢着する軸３３の廻りに自由に回転し得るよう
になつており、これによつて溶接チツプ３２Ａ，
３２Ｂは、前述したフローテイング軸２９を中心
とする回動と、これと直交する軸３３を中心とす
る回動とを、ルーフＡの前後及び幅方向の角度変
化に対して追随できるようになつている。即ち、
カム部材１４とカムローラ２１との係合による溶
接ガン１６の幅方向移動時においても、この溶接
ガン１６の各スポツトガン３０，３１の溶接チツ
プ３２Ａ，３２Ｂは軸３３を中心に自由に首振り
することによつてルーフＡの種類に応じた幅方向
の角度変化に対して、その各溶接チツプ３２Ａ，
３２Ｂが常にルーフＡの平面と直交する方向に配
置するようになる。第４図は溶接ガン１６が前述
の如き前後方向移動時にフローテイング軸２９を
中心としてルーフＡの前後方向の角度変化に対し
て追随して所定角度αだけ傾いた状態の推移を示
す。また、第５図は前述したカム機構による溶接
ガン１６の左右方向への移動時にルーフＡの幅方
向の角度変化に追随して各スポツトガン３０，３
１の溶接チツプ３２Ａ，３２ＢがルーフＡの表面
方向と常に直角となる方向に所定角度βだけ角度
変化する状態を示している。
は、溶接ガン１６の基端部に設けたシリンダ装置
３４によつて行われるようにしている。そしてま
た、各スポツトガン３０，３１のアームはこれら
を枢着する軸３３の廻りに自由に回転し得るよう
になつており、これによつて溶接チツプ３２Ａ，
３２Ｂは、前述したフローテイング軸２９を中心
とする回動と、これと直交する軸３３を中心とす
る回動とを、ルーフＡの前後及び幅方向の角度変
化に対して追随できるようになつている。即ち、
カム部材１４とカムローラ２１との係合による溶
接ガン１６の幅方向移動時においても、この溶接
ガン１６の各スポツトガン３０，３１の溶接チツ
プ３２Ａ，３２Ｂは軸３３を中心に自由に首振り
することによつてルーフＡの種類に応じた幅方向
の角度変化に対して、その各溶接チツプ３２Ａ，
３２Ｂが常にルーフＡの平面と直交する方向に配
置するようになる。第４図は溶接ガン１６が前述
の如き前後方向移動時にフローテイング軸２９を
中心としてルーフＡの前後方向の角度変化に対し
て追随して所定角度αだけ傾いた状態の推移を示
す。また、第５図は前述したカム機構による溶接
ガン１６の左右方向への移動時にルーフＡの幅方
向の角度変化に追随して各スポツトガン３０，３
１の溶接チツプ３２Ａ，３２ＢがルーフＡの表面
方向と常に直角となる方向に所定角度βだけ角度
変化する状態を示している。
なお、以上に述べた溶接ガン１６の構成及び受
け部材９に設けた押え４０の構成については固定
側の溶接ユニツト２Ｂにおいても同様であるから
図面の対応する部分に、前述した移動溶接ユニツ
ト２Ａと同一符号を付してその説明を省略する。
け部材９に設けた押え４０の構成については固定
側の溶接ユニツト２Ｂにおいても同様であるから
図面の対応する部分に、前述した移動溶接ユニツ
ト２Ａと同一符号を付してその説明を省略する。
次に作用を説明する。
まず、最初に準備作業として受け部材９の選定
と、使用するカム面１５Ａの選定とを行う。即
ち、シリンダー装置５を駆動して移動側溶接ユニ
ツト２Ａを全体的に左右方向に移動して、支持具
６のルーフＡに合わせた配置選定を行う。つま
り、溶接すべきルーフＡの幅に応じて受け部材９
の幅選定を行う。そして、シリンダ装置１１の固
定爪１２を割出し板１０からいつたん外し、回転
枠８の回転によつて使用すべき受け部材９が上方
に配置するようにし、この位置で固定爪１２を割
出し板１０に係合させ、その受け部材９を所定位
置に固定する。一方、シリンダ装置２５の駆動に
よつてカムローラ２１を昇降動作し、このカムロ
ーラ２１を対応するカム面１５Ａに係合させる。
この時、カムローラ２１はシリンダ３６によりカ
ム面１５Ａよりはなれているものとする。
と、使用するカム面１５Ａの選定とを行う。即
ち、シリンダー装置５を駆動して移動側溶接ユニ
ツト２Ａを全体的に左右方向に移動して、支持具
６のルーフＡに合わせた配置選定を行う。つま
り、溶接すべきルーフＡの幅に応じて受け部材９
の幅選定を行う。そして、シリンダ装置１１の固
定爪１２を割出し板１０からいつたん外し、回転
枠８の回転によつて使用すべき受け部材９が上方
に配置するようにし、この位置で固定爪１２を割
出し板１０に係合させ、その受け部材９を所定位
置に固定する。一方、シリンダ装置２５の駆動に
よつてカムローラ２１を昇降動作し、このカムロ
ーラ２１を対応するカム面１５Ａに係合させる。
この時、カムローラ２１はシリンダ３６によりカ
ム面１５Ａよりはなれているものとする。
このような準備操作の後、ルーフＡ及び付属部
品Ｂを受け部材９に載せ、受け部材９に設けた押
え４０によつて保持する。そして、モータ１９の
駆動により基体ブラケツト１７及びガイドブラケ
ツト１８を前後方向一端側に寄せておき、溶接ガ
ン１６の各溶接チツプ３２Ａ，３２Ｂによつてル
ーフＡの溶接すべき縁部を挾持させる。しかし
て、モータ１９の駆動によつてウオーム２０を介
して基体ブラケツト１７及びガイドブラケツト１
８を前後方向に順次移動させると、ガイドブラケ
ツト１８は基体ブラケツト７上を、カム面１５Ａ
に係合するカムローラ２１の移動によつて左右方
向に移動し、溶接ガン１６をルーフＡに沿つて倣
い動作するものである。この場合、所定の溶接位
置に移動停止した溶接ガン１６によつてスポツト
溶接が施されるわけであるが、溶接ガン１６がフ
ローテイング軸２９及び軸３２によつて夫々の軸
心廻りに回動自在に支持されているため、ルーフ
Ａの角度が前後方向或は幅方向に種種変化してい
る場合においても各溶接チツプ３２Ａ，３２Ｂが
そのルーフＡの角度変化に追随して常にルーフＡ
の面と直交する状態、つまり最も望ましい溶接位
置に維持されるものである。
品Ｂを受け部材９に載せ、受け部材９に設けた押
え４０によつて保持する。そして、モータ１９の
駆動により基体ブラケツト１７及びガイドブラケ
ツト１８を前後方向一端側に寄せておき、溶接ガ
ン１６の各溶接チツプ３２Ａ，３２Ｂによつてル
ーフＡの溶接すべき縁部を挾持させる。しかし
て、モータ１９の駆動によつてウオーム２０を介
して基体ブラケツト１７及びガイドブラケツト１
８を前後方向に順次移動させると、ガイドブラケ
ツト１８は基体ブラケツト７上を、カム面１５Ａ
に係合するカムローラ２１の移動によつて左右方
向に移動し、溶接ガン１６をルーフＡに沿つて倣
い動作するものである。この場合、所定の溶接位
置に移動停止した溶接ガン１６によつてスポツト
溶接が施されるわけであるが、溶接ガン１６がフ
ローテイング軸２９及び軸３２によつて夫々の軸
心廻りに回動自在に支持されているため、ルーフ
Ａの角度が前後方向或は幅方向に種種変化してい
る場合においても各溶接チツプ３２Ａ，３２Ｂが
そのルーフＡの角度変化に追随して常にルーフＡ
の面と直交する状態、つまり最も望ましい溶接位
置に維持されるものである。
しかして、溶接作業が完了した場合にはルーフ
Ａから溶接ガン１６及び押えなどを外し、両端部
が開放されたルーフＡを引上げればよい。そし
て、その後再び溶接作業を行う場合には、前述し
た準備段階操作を選択的に行い、以後は前記同様
の溶接作業を行えばよい。この際、溶接すべきル
ーフの種類が異なる場合には、移動側溶接ユニツ
ト２Ａの左右方向への移動及び回転枠８の回転に
よる受けの配置の選定をそのルーフの種類に応じ
て行えばよいものである。
Ａから溶接ガン１６及び押えなどを外し、両端部
が開放されたルーフＡを引上げればよい。そし
て、その後再び溶接作業を行う場合には、前述し
た準備段階操作を選択的に行い、以後は前記同様
の溶接作業を行えばよい。この際、溶接すべきル
ーフの種類が異なる場合には、移動側溶接ユニツ
ト２Ａの左右方向への移動及び回転枠８の回転に
よる受けの配置の選定をそのルーフの種類に応じ
て行えばよいものである。
本発明は以上の実施例で詳述したように、単一
設備によつて多種類の自動車用ルーフを溶接でき
るようにしたものである。従つて、従来のように
ルーフの種類に応じた専用設備を用いるものと異
なり、多種の付属設備も必要としないものである
から、溶接装置の設備の減少が図れると共に、装
置コストの低減化と、据付場所の縮少が図れる。
また、同一のメーンボデーラインで各車種を組立
てる場合においても、付属部品も少なくて済むと
ともに作業者の作業範囲が縮少でき、作業能率の
向上及び疲労低減が図れ、しかもメーンボデーラ
イン全体長さの短縮化が実現でき、生産効率の向
上も図れる。
設備によつて多種類の自動車用ルーフを溶接でき
るようにしたものである。従つて、従来のように
ルーフの種類に応じた専用設備を用いるものと異
なり、多種の付属設備も必要としないものである
から、溶接装置の設備の減少が図れると共に、装
置コストの低減化と、据付場所の縮少が図れる。
また、同一のメーンボデーラインで各車種を組立
てる場合においても、付属部品も少なくて済むと
ともに作業者の作業範囲が縮少でき、作業能率の
向上及び疲労低減が図れ、しかもメーンボデーラ
イン全体長さの短縮化が実現でき、生産効率の向
上も図れる。
なお、前記実施例では、具体的な駆動手段とし
て、シリンダ装置、割出し板、モータ、ウオーム
など適宜用いたが、本発明はそのような手段に限
らず、要旨を逸脱しない範囲で具体的駆動手段等
を種々変更することが可能なことは勿論である。
て、シリンダ装置、割出し板、モータ、ウオーム
など適宜用いたが、本発明はそのような手段に限
らず、要旨を逸脱しない範囲で具体的駆動手段等
を種々変更することが可能なことは勿論である。
図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は
装置全体を示す正面図、第２図は第１図の平面
図、第３図は溶接ガンの構成を示す拡大図、第４
図及び第５図は溶接ガンの動作を示す説明図であ
る。 Ａ……ルーフ、Ｂ……付属部品、１……ベー
ス、６，７……支持具、８……回転枠、９……受
け部材、１４……カム部材、１５……カム板、１
５Ａ……カム面、１６……溶接ガン、１７……基
体ブラケツト、１８……ガイドブラケツト、２１
……カムローラ、３０，３１……スポツトガン。
装置全体を示す正面図、第２図は第１図の平面
図、第３図は溶接ガンの構成を示す拡大図、第４
図及び第５図は溶接ガンの動作を示す説明図であ
る。 Ａ……ルーフ、Ｂ……付属部品、１……ベー
ス、６，７……支持具、８……回転枠、９……受
け部材、１４……カム部材、１５……カム板、１
５Ａ……カム面、１６……溶接ガン、１７……基
体ブラケツト、１８……ガイドブラケツト、２１
……カムローラ、３０，３１……スポツトガン。
Claims (1)
- １ 固定ベース上に対向間隔調節可能に配置した
支持具と、この各支持具の上部に夫々水平軸廻り
に回動可能に設けられ、自動車用ルーフの種類に
応じた複数のルーフ受け部材を有し、該受け部材
の所定のものを選択的にルーフ受け位置に配置固
定し得る回転枠と、この回転枠の受け部材にルー
フ押圧及び開放可能に設けられたルーフ押えと、
前記固定ベース上に前記回転枠の軸心と略平行に
固定配置され、前記ルーフの種類に対応した複数
のカム面を有する倣いカム部材と、前記支持具上
に前記回転枠の軸心と平行な方向に間欠移動可能
に設けられた基体ブラケツト及びこの基体ブラケ
ツト上にこれの移動方向と直交する方向に移動可
能に設けられた溶接ガン支持用のガイドブラケツ
トと、このガイドブラケツトに設けられ前記倣い
カムの各カム面に選択的に係合し前記ガイドブラ
ケツトをルーフの溶接用縁部に沿つてガイドする
カムローラと、枢支軸により互いに回動自在に連
結され、ルーフの溶接用縁部の板厚方向に挾着し
得る１対の挾持具形スポツトガンを有し、前記枢
支軸がスポツトガンの加圧力によつて上下方向に
移動してルーフの前後方向の角度変化に追随する
ように配置され、前記一対のスポツトガンの一方
はフローテイング軸により前記ガイドブラケツト
上に取付けられて、スポツトガンの加圧力によつ
てルーフの溶接用縁の幅方向の角度変化にも追随
できるようにしたスポツト溶接用溶接ガンとを具
備してなることを特徴とする自動車用ルーフの溶
接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56136450A JPS5838681A (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 自動車用ルーフの溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56136450A JPS5838681A (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 自動車用ルーフの溶接装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5838681A JPS5838681A (ja) | 1983-03-07 |
| JPH0246308B2 true JPH0246308B2 (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=15175389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56136450A Granted JPS5838681A (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 自動車用ルーフの溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5838681A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0459011U (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-20 | ||
| WO2016181996A1 (ja) * | 2015-05-11 | 2016-11-17 | 新日鐵住金株式会社 | スポット溶接方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104924011A (zh) * | 2015-06-05 | 2015-09-23 | 东风柳州汽车有限公司 | 翻转夹具防掉落装置 |
| CN105414864A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-23 | 重庆志成机械有限公司 | 一种旋转焊接工装 |
| CN106270970B (zh) * | 2016-08-29 | 2018-11-16 | 安徽鸿路钢结构(集团)股份有限公司 | 一种智能机械自动化h型钢构件焊接输送方法 |
| CN106239018B (zh) * | 2016-08-29 | 2018-01-30 | 安徽鸿路钢结构(集团)股份有限公司 | 一种智能机械自动化h型钢构件焊接输送机构 |
| CN114161067B (zh) * | 2022-01-06 | 2024-03-26 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 车顶组焊工装 |
-
1981
- 1981-08-31 JP JP56136450A patent/JPS5838681A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0459011U (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-20 | ||
| WO2016181996A1 (ja) * | 2015-05-11 | 2016-11-17 | 新日鐵住金株式会社 | スポット溶接方法 |
| JPWO2016181996A1 (ja) * | 2015-05-11 | 2017-11-09 | 新日鐵住金株式会社 | スポット溶接方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5838681A (ja) | 1983-03-07 |
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