JPH08293176A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH08293176A
JPH08293176A JP7096582A JP9658295A JPH08293176A JP H08293176 A JPH08293176 A JP H08293176A JP 7096582 A JP7096582 A JP 7096582A JP 9658295 A JP9658295 A JP 9658295A JP H08293176 A JPH08293176 A JP H08293176A
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JP
Japan
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seek
time
head
disk device
distance
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JP7096582A
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English (en)
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Atsushi Sato
佐藤  敦司
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5547"Seek" control and circuits therefor

Landscapes

  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シークエラー発生時のリカバリを可能な限りデ
ィスクドライブ側で行って性能低下を抑え、更に、シー
ク距離に応じて適切なシークタイムアウト時間によりエ
ラーを監視する。 【構成】エラー監視部70で、シーク制御部66のシー
ク動作を監視し、シーク動作が正常終了しない場合に上
位装置にエラー報告せずに強制的にオントラック制御部
70によるファイン制御に切り換える。エラー監視部7
0は、例えばシーク開始時にヘッドの現在位置から目標
位置までのシーク距離に応じて最適なシークタイムアウ
ト時間Tsを可変設定し、目標位置に到達する前にシー
クタイムアウト時間Tsを経過したらエラーと判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーク開始時にシーク
タイムアウト時間を設定してシーク動作のエラーを監視
するディスク装置に関し、特に、シークエラー発生時に
可能な限りエラーとせずにリカバリを行うディクス装置
に関する。磁気ディスク装置の高性能化の要求に応える
ため、ディスク媒体に高い記録密度でデータ及びサーボ
情報が記録されている。このような高記録密度のディス
ク装置にあっては、ディスクドライブ側においてヘッド
を目的シリンダ位置に速度制御により位置付けるシーク
動作でエラーが発生すると、上位のコントローラにエラ
ー報告を行い、リトライコマンドの発行でリカバリ処理
を行うが、その分だけ処理性能が低下する。このため、
エラーが発生しても上位のコントローラにエラー報告を
せずに、可能な限りディスクドライブ側でリカバリ処理
を行ってシーク動作を正常終了させる必要がある。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、シーク動作
の時間に限界を設けており、これをシークタイムアウト
時間と呼んでいる。そして、シーク動作の前に、固定的
に決めたシークタイムアウト時間をRAMに設定し、シ
ーク中はサーボ信号による割り込み処理でRAMの内容
を1つずつ減算し、このRAMの内容が零になった時点
でエラーとしている。エラーが発生するとVCMに流し
ていた電流はカットされ、ヘッドを最インナーの初期位
置に戻すリトラクト動作を行うようになっている。
【0003】図13は従来のシーク動作のフローチャー
トであり、ステップS1でRAMに固定的に決めたシー
クタイムアウト時間Tsを設定する。シークタイムアウ
ト時間Tsとしては、最大移動量となるシリンダ数のヘ
ッド移動に必要なシーク時間にマージンを加えた例えば
50ms程度の時間を設定している。次にステップS2
でシークを開始するとステップS3で目標シリンダ位置
に到達したか否かチェックした後に、ステップS4で制
御電流を計算する。
【0004】シーク制御は、ボイスコイルモータ(VC
M)の速度制御により行われ、目標シリンダ位置までの
残りシリンダ数、即ちディファレンスに応じた加速、定
速及び減速制御が行われる。この速度制御は通常、コア
ース制御と呼ばれる。次にステップS5でRAMに設定
したシークタイムアウト時間Tsの値を1つ減らし、ス
テップS6で零か否かチェックする。RAMのシークタ
イムアウト時間Tsが零になる前に目標位置に到達すれ
ば、ステップS10に進み、目標シリンダのセンタにヘ
ッドを位置付けるファイン制御に切り換えて正常終了と
する。
【0005】一方、目標シリンダ位置に到達する前にR
AMのシークタイムアウト時間Tsが零になった場合、
エラー発生と判定し、ステップS7で出力電流を零にし
てシーク動作を停止し、続いてステップS8でヘッドを
最インナーの初期位置に移動してストッパーに当ててマ
グネット等によりラッチさせるリトラクト動作を行い、
ステップS9で上位コントローラにエラーを報告する。
【0006】このエラー報告に対し、上位コントローラ
は、リトライコマンドを発行して再度、シーク動作を行
わせ、所定回数のリトライを行ってもエラーが回復しな
い場合は、ディスクユニットをエラーデバイスとして切
り離す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスク装置にあっては、シークエラーが発
生した場合にヘッドを初期位置に戻すリトラクト動作を
行うため、エラー報告に伴う上位コントローラからのリ
トライコマンドに基づくシーク動作の際に、目的シリン
ダ位置へのシーク距離が長くなってシーク動作に時間が
かかり、装置の性能がその分、低下することになる。
【0008】また、シーク距離の違いに関わらずタイム
アウト時間が一定であり、短い距離のシーク動作におけ
るエラーの発生を素早く検出することが出来ないという
問題がある。本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、エラー発生時のリカバリを可能な限りディ
スクドライブ側で行って性能低下を抑え、更に、シーク
距離に応じた適切なシークタイムアウト時間によりエラ
ーを監視するようにしたディスク装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明のディクス装置は、上位装置から指示
されたディスク媒体の目標シリンダ位置に速度制御によ
りヘッドを移動するシーク制御部66と、シーク制御部
のシーク動作が正常終了した際に、ファイン制御に切換
えて目標シリンダ位置にヘッドを位置付けて追従させる
オントラック制御部70に加え、シーク制御部66のシ
ーク動作を監視し、シーク動作が正常終了しない場合に
上位装置にエラー報告せずに強制的にオントラック制御
部70によるファイン制御に切り換えるエラー監視部6
8を設けたことを特徴とする。
【0010】エラー監視部68は、シーク開始時にヘッ
ドの現在位置から目標位置までのシーク距離に応じた最
適なシークタイムアウト時間Tsを設定し、目標位置に
到達する前にシークタイムアウト時間Tsを経過したら
エラーと判定する。例えばエラー監視部68は、シーク
距離とそのシーク時間で決まる2点を結ぶ直線から、シ
ーク開始時のヘッドの現在位置から目標位置までのシー
ク距離に対応した最適なシークタイムアウト時間Tsを
演算して設定する。
【0011】またエラー監視部68は、シーク距離に対
するシーク時間の測定結果を格納したシーク情報格納部
を有し、シーク開始時のヘッドの現在位置から目標位置
までのシーク距離によりシーク情報格納部を参照して最
適なシークタイムアウト時間Tsを設定してもよい。更
に、エラー監視部68は、シーク距離に対するシーク時
間の測定結果を複数の直線により折れ線近似し、シーク
開始時のヘッドの現在位置から目標位置までのシーク距
離により、複数の直線の中の対応する直線から最適なシ
ークタイムアウト時間Tsを演算して設定するようにし
てもよい。
【0012】本発明のディスク装置としては、ディスク
媒体のデータ面のセクタ先頭にサーボ情報を埋込み記録
したセクタサーボ情報に基づいてヘッド位置を検出する
データ面サーボ方式を対象とする。またディスク媒体に
サーボ情報のみを記録した専用のサーボ面のサーボ情報
に基づいてヘッド位置を検出するサーボ面サーボ方式で
あってもよい。
【0013】更に、本発明は、上位装置から指示された
ディスク媒体の目標シリンダ位置に速度制御によりヘッ
ドを移動するシーク制御部66、シーク制御部66のシ
ーク動作が正常終了した際に、ファイン制御に切換えて
目標シリンダ位置にヘッドを位置付けて追従させるオン
トラック制御部70に加え、シーク制御部66によるシ
ーク開始時に、ヘッドの現在位置から目標位置までのシ
ーク距離から最適なシークタイムアウト時間を設定し、
目標位置に到達する前にシークタイムアウト時間を経過
したらエラーと判定するエラー監視部68を設けたこと
を特徴とする。
【0014】この場合の最適なシークタイムアウト時間
の設定も、直線補間、シーク情報格納部参照、または複
数直線の折れ線補間のいずれであってもよい。
【0015】
【作用】このような本発明のディスク装置によれば、シ
ークエラーの発生時に、ディスクドライブ側で強制的に
シーク制御部によるコアース制御からオントラック制御
部によるファイン制御に切り換えることにより、目標シ
リンダへの位置付けエラーを起こさないようにする。
【0016】シークエラーの発生で強制的にファイン制
御に切り換えた場合、もし目標シリンダに対し所定のシ
ーク距離範囲、例えば±8シリンダの範囲に入っていれ
ば、ファイン制御による目標シリンダへの位置付けがで
きる。また目標シリンダに対し所定のシーク距離の範囲
を超えていた場合には、そのシリンダ位置でファイン制
御に切り換わり、シリンダアドレスの読取りでエラーを
認識した場合のリトライ動作が、シーク途中のシリンダ
位置から再開できるため、リトライ動作時のシーク距離
が短くなり、リトライによるシーク動作を素早く終了で
きる。
【0017】更に、本発明は、シーク開始時に、目標シ
リンダまでのシーク距離に応じて最適なシークタイムア
ウト時間を可変して設定するため、固定的な時間設定に
比べ、短いシーク距離でのエラーを早めに検出してリカ
ハリを迅速に行うことができる。
【0018】
【実施例】図2は、本発明が適用されるデータ面サーボ
を採用したディスク装置のブロック図である。図2にお
いて、ディスク装置はディスクエンクロージャ10とド
ライブコントローラ12で構成される。このユニットは
上位のディスクコントローラに対し、ディスクドライブ
あるいは単にドライブと呼ばれる。ディスクエンクロー
ジャ10には、この実施例にあっては6つの複合型ヘッ
ド14−1〜14−6を設けている。
【0019】複合型ヘッド14−1〜14−6のそれぞ
れには、ライトヘッド16−1〜16−6とリードヘッ
ド18−1〜18−6が設けられている。ライトヘッド
16−1〜16−6はインダクティブヘッドが使用され
る。リードヘッド18−1〜18−6としてはMRヘッ
ドが使用される。複合型ヘッド14−1〜14−6はヘ
ッドIC回路20に接続され、ドライブコントローラ1
2側からのヘッド切換信号E1とリード/ライト切換信
号E2により選択される。
【0020】リード動作の際には、ヘッドIC回路20
はヘッド切替信号E1により複合型ヘッド14−1〜1
4−6のいずれか1つ、例えば複合型ヘッド14−1を
選択し、同時にリード/ライト切替信号E2がリード切
換えを有効とすることで、複合型ヘッド14−1の中の
リードヘッド18−1を選択して、ドライブコントロー
ラ12側に設けたAGCアンプ22に接続する。
【0021】リードヘッド18−1からの読取信号はA
GCアンプ22で一定の振幅レベルに増幅された後、イ
コライザ回路24で波形間干渉を除去する等化が施さ
れ、最尤検出回路26でビットデータの復号が行われ
る。イコライザ回路24と最尤検出回路26は、パーシ
ャル・レスポンス最尤検出による復調部を構成してい
る。例えばパーシャル・レスポンス・クラス4最尤検出
(PR4ML)を例にとると、イコライザ回路24は
(1+D)の等化を行い、最尤検出回路26は(1−
D)のパーシャル・レスポンスの再生信号を対象に、最
尤ビタビ検出法に従ってビットデータの復調を行う。
【0022】またイコライザ回路24の出力はVFO回
路30に入力され、リードデータ復調動作に必要なタイ
ミングをとるためのクロック信号を作り出している。最
尤検出回路26で復調されたデータは、エンコーダ/デ
コーダ28に与えられる。リード動作の際にエンコーダ
/デコーダはエンコーダ側に切り換わっており、復調デ
ータが例えば所定のRLL符号であることから、これを
元のNRZデータに変換する。
【0023】エンコーダ/デコーダ28で復号されたN
RZデータは、インタフェース回路36でパラレルデー
タに変換された後、バッファメモリ38に格納される。
バッファメモリ38の格納量が一定量に達すると、上位
のコントローラに対するリードデータの転送が開始され
る。ハードディスクコントローラ32は、ドライブコン
トローラ12に設けたリード変調回路部及びライト変調
回路部の制御、更にはディスクエンクロージャのヘッド
IC回路20に対するヘッド切換え及びリード/ライト
切換えを行っている。更に、必要ならばリード動作の際
に、エンコーダ/デコーダ28のエンコーダ機能により
得られたNRZデータを対象にECC処理等を行うフォ
ーマッタとしての機能する。
【0024】ライト動作の際には、ヘッドIC回路20
に対するヘッド選択信号E1及びリード/ライト切換信
号E2のライト切換えを有効とすることで、例えば複合
型ヘッド14−1のライトヘッド16−1が選択され
る。このライトヘッド16−1に対しては、上位のコン
トローラから転送されたNRZデータがインタフェース
回路36を経由してシリアルNRZデータとしてエンコ
ーダ/デコーダ28に供給される。
【0025】ライト動作の際にエンコーダ/デコーダ2
8はデコーダとして動作しており、NRZデータを所定
のRLL符号に変換し、ライト変調回路部34に出力す
る。ライト変調回路部34はエンコーダ/デコーダ28
からのPLL符号を1/(1+D)変換のプリコードを
行った後、ライトプリコンペンセートとして知られた書
込み補償を施し、ライトFFによりラッチした後、ライ
トドライブによりライト電流に変換し、ヘッドIC回路
20により選択されているライトヘッド16−1に供給
して、ディスク媒体に対する書込みを行う。
【0026】このようなリード/ライト系に対し、ヘッ
ドをディスク媒体の任意のシリンダ位置に位置決めする
ため、イコライザ回路24からの再生信号を入力したサ
ーボフレーム復調回路40が設けられる。この実施例に
あっては、データ面の各セクタの先頭に設けたサーボフ
レームにサーボ情報を埋め込み記録したデータ面サーボ
(セクタサーボ)を採用していることから、ヘッドIC
回路20によりリード動作またはライト動作の際に選択
されている複合型ヘッドのリードヘッドからの読取信号
をサーボフレーム復調回路40に入力し、サーボフレー
ムに含まれるサーボ情報からヘッド位置情報を復調し、
ADコンバータ42及びバス48を介してMPU44に
取込んでいる。
【0027】MPU44に対しては、バス48を介し
て、制御データや処理プログラムを展開するRAM46
が設けられる。またバス48を介して、上位装置からイ
ンタフェース回路36で受領した各種のコマンドを受け
取ることができる。MPU44は、インタフェース回路
36を介して上位のコントローラからシークコマンドを
受領すると、シークコマンドで指定された目標シリンダ
位置にヘッドを移動するシーク制御を行う。そして目標
シリンダ位置に達すると、ヘッドを目標シリンダのセン
タに位置付けて追従させるためのファイン制御を行う。
【0028】MPU44によるシーク制御及びオントラ
ック制御を行うため、ディスクエンクロージャ10に設
けたヘッドアクチュエータ駆動用のボイスコイルモータ
(以下「VCM」という)54に対しては、バス48を
介してDAコンバータ50及びドライバ52が設けられ
る。MPU44はVCM54の制御に必要な制御電流を
演算してDAコンバータ50に出力し、DAコンバータ
50でアナログ信号に変換してドライバ52を駆動する
ことで、VCM54にMPU44で指示した制御電流を
流す。
【0029】更に、ディスクエンクロージャ10に設け
たスピンドルモータ60に対してはDAコンバータ56
とドライバ58が設けられ、スピンドルモータ60の制
御でディスク媒体を一定速度で回転させている。図3
は、図2のMPU44により実現される本発明のヘッド
位置決め制御部の機能ブロック図である。この位置決め
制御部は、シーク制御部66、エラー監視部68、オン
トラック制御部70及び出力切換部72で構成される。
【0030】シーク制御部66には、ヘッドの現在位置
を示すシリンダアドレスCLと、上位コントローラから
のシークコマンドで指示された目標シリンダアドレスC
0が与えられる。シーク制御部66は、シーク開始時
に目標シリンダアドレスCL 0 から現在のシリンダアド
レスCLを差し引いた目標シリンダアドレスCLまでの
ディファレンスを残りシリンダ数として求め、この残り
シリンダ数に基づいてVCM54の加速、定速及び減速
制御を行う。
【0031】このようなシーク制御部66による速度制
御は、コアース制御として知られている。具体的には、
シーク開始時の残りシリンダ数に応じた加速電流を求め
てDAコンバータ50に出力することで、VCM54の
加速制御を行う。この加速制御により所定のヘッド移動
速度に達したら、一定速度を維持する定速制御に切り換
える。定速制御中にあっては、残りシリンダ数が予め定
めた所定値に減少するのを監視し、所定値に達すると減
速制御に切り換える。目標シリンダアドレスに一致した
時点でシーク制御を終了し、オントラック制御部70に
よるファイン制御に切り換える。
【0032】オントラック制御部70によるファイン制
御は、図2のサーボフレーム復調回路40から得られた
ヘッド位置信号POSをトラックセンタに維持するため
の位置制御であり、通常、ファイン制御と呼ばれる。オ
ントラック制御におけるシリンダ位置は、そのシリンダ
のサーボフレームに記録されているシリンダアドレスを
読み取って認識している。
【0033】このようなシーク制御部66及びオントラ
ック制御部70に加え、本発明にあっては更に、エラー
監視部68を設けている。エラー監視部68は、シーク
制御部66でシーク動作を開始した際に、そのときの目
標シリンダアドレスCL0 に対する現在のシリンダアド
レスCLとの差によるシリンダ数、即ちシーク距離に基
づいて、最適なシークタイムアウト時間Tsを設定し、
設定したシークタイムアウト時間Ts内にシーク動作が
完了するか否か監視している。
【0034】エラー監視部68で設定したシークタイム
アウト時間Ts以内にシーク動作が終了して目標シリン
ダアドレスに到達すれば、そのままオントラック制御部
70によるファイン制御に切り換える。これに対し、設
定したシークタイムアウト時間Tsに達しても目標シリ
ンダアドレスCL0 に一致しなかった場合は、シークエ
ラーの発生と判断し、強制的にオントラック制御部70
によるファイン制御に切り換える。このエラー監視部6
8でシークエラーと判定しても、上位のコントローラに
対するエラー報告は行わない。
【0035】図4は、図3のエラー監視部68の第1実
施例である。このエラー監視部68の第1実施例は、シ
ークタイムアウト時間演算部74、RAM46、時間更
新部76及びタイムアウト判定部78で構成される。シ
ークタイムアウト時間演算部74は、直線補間に従っ
て、目標シリンダアドレスCL0 と現在のシリンダアド
レスCLから最適なシークタイムアウト時間Tsを演算
する。
【0036】図5は、図4のシークタイムアウト時間演
算部74による設定時間の演算を示す。横軸はシーク距
離であり、シリンダ数Cで表わされている。この実施例
にあっては、最小シーク距離は最小シリンダ数Cmin =
1シリンダであり、最大シーク距離は最大シリンダ数C
max =2000シリンダを例にとっている。そして、最
小シリンダ数Cmin と最大シリンダ数Cmax の各シーク
距離におけるシーク時間として最小シーク時間Tmin と
最大シーク時間Tmax のそれぞれを求める。最小シーク
時間Tmin 及び最大シーク時間Tmax の決め方は、実際
にディスク装置のシーク動作を行って得た測定値であっ
てもよいし、設計上の計算から求めた値であってもよ
い。
【0037】これによって図5におけるA点とB点が決
まることから、点A,Bを結ぶ直線62を想定し、この
直線62の方程式から任意のシーク距離、即ち目標シリ
ンダアドレスから現在のシリンダアドレスを差し引いた
残りシリンダ数に対応するシーク時間Tsを算出する。
即ち、直線62の傾きをαとすると、 α=(Tmax −Tmin )/(Cmax −Cmin ) (1) で求めることができる。このようにして直線62の傾き
αが決められたならば、 Ts=α(CL0 −CL)+Tmin (2) により直線62を定義する。このため、図4のシークタ
イムアウト時間演算部74には(2)式における傾きα
及び初期値Tmin が定数として予めセットされており、
シーク開始時に目標シリンダアドレスCL0 と現在のシ
リンダアドレスCLを入力することで、(2)式に従っ
た最適なシークタイムアウト時間Tsを算出することが
できる。
【0038】シークタイムアウト時間演算部74で演算
されたシークタイムアウト時間Tsは、RAM46の所
定のアドレスにセットされ、時間更新部76でシーク中
の一定周期ごとに1つずつ減算される。このようにRA
M46に設定時間Tsを格納して一定時間ごとに減らす
タイマは、いわゆるソフトウェアタイマとして知られて
いる。
【0039】タイムアウト判定部78は、時間更新部7
6により更新されるRAM46のシークタイムアウト時
間Tsを監視しており、目標シリンダアドレスCL0
現在のシリンダアドレスCLが一致する前にTs=0と
なった場合、シークエラーとしてエラー判定出力を生
じ、図3におけるオントラック制御部70でのファイン
制御への切換えを行う。
【0040】ここで図4のシークタイムアウト時間演算
部74にあっては、図5の直線62に従った時間Tsを
求めているが、実際には直線62に所定のマージンβを
加えた直線64に従ったシークタイムアウト時間Tsを
算出することが望ましい。即ち、この場合には前記
(2)式は Ts=α(CL0 −CL)+Tmin +β (3) を使用することになる。
【0041】図6は、図3のヘッド位置決め機能を備え
た本発明のシーク処理のフローチャートであり、上位の
コントローラからシークコマンドを受領した際に起動す
る。図6において、まずステップS1で、現在シリンダ
アドレスCLによる現在位置と目標シリンダアドレスC
L0 による目標位置との差で与えられるシーク距離に基
づき、最適なシークタイムアウト時間Tsを例えば図5
の直線補間に従って求める。
【0042】次にステップS2で、RAM46にシーク
タイムアウト時間Tsを設定し、ステップS3でシーク
動作を開始する。次のステップS4では、現在シリンダ
アドレスが目標シリンダアドレスに一致する目標位置か
否かチェックしており、目標位置になければ、ステップ
S5で、そのときの目標トラックアドレスまでの残りシ
リンダ数に応じて加速、定速あるいは減速のための制御
電流を計算してVCM54に出力する。続いてステップ
S6で、RAM46に設定したシークタイムアウト時間
Tsを1つ減算し、ステップS7で、0に達したか否か
チェックする。
【0043】ステップS7でTs=0に達する前に現在
のシリンダアドレスCLが目標シリンダアドレスCL0
に一致して目標位置に到達したことがステップS4で判
別されると、ステップS9で、ヘッドを目標位置にオン
トラックさせるためのファイン制御に切り換え、この場
合はシーク処理の正常終了となる。一方、シーク動作中
に外部振動が加わるなどして正常なシーク動作が行われ
ず、ステップS7でTs=0となっても目標位置に達し
ていなかった場合には、ステップS8に進み、強制的に
ファイン制御に切り換える。このステップS8における
ファイン制御への強制切換えは、シーク動作中の定速制
御あるいは減速制御中の任意のタイミングで強制的に行
われる。
【0044】例えば定速制御中にファイン制御に切り換
えると、ヘッドアクチュエータの慣性力はかなり大きい
ことから、ファイン制御への切換えによるブレーキング
を受けても切換え後の移動距離は相当長くなり、ファイ
ン制御による減速でヘッド速度が0に近付いたときのシ
リンダアドレスにヘッドを位置決めるファイン制御が行
われることになる。
【0045】これに対し減速中にあっては、ヘッドアク
チュエータの慣性力が低下していることから、ファイン
制御への強制切換えで、それほど移動することなく、フ
ァイン制御切換え時にヘッドが位置したシリンダアドレ
ス近傍の任意のシリンダアドレスにヘッドを位置決めす
ることができる。ここで注目すべきことは、ファイン制
御に切り換えた際に目標シリンダアドレスに対し所定の
シリンダ数の範囲にオントラックしていれば、ファイン
制御によって最終的に目標シリンダアドレスにヘッドを
位置付けることができる。このようにファイン制御のみ
によってヘッドを目標シリンダアドレスに位置付け可能
な範囲は、例えば±8シリンダの範囲が有効である。
【0046】したがって、シークエラーの発生で強制的
にファイン制御に切り換えた際にヘッドが位置付けられ
たシリンダアドレスが目標シリンダアドレスの±8シリ
ンダ以内に入っていれば、そのファイン制御のままヘッ
ドを目標シリンダアドレスにファイン制御により位置付
けることができる。具体的には、ステップS8のシーク
エラーの発生に伴うファイン制御で位置付けたシリンダ
アドレスをサーボフレーム情報から読み取り、目標シリ
ンダアドレスの位置を認識して、必要なシリンダ数分だ
け位置シリンダシーク動作を繰り返せばよい。このよう
な位置シリンダシーク動作は上位装置からのシークコマ
ンドによらず、ディスクドライブ側のみで行うことがで
きる。
【0047】また目標シリンダアドレスに対し±8シリ
ンダに入っていなくても、ファイン制御の切換えで位置
付けられた任意のシリンダアドレスにヘッドを位置付け
るファイン制御に切り換わっており、この状態でヘッド
が位置しているシリンダアドレスを読み取って上位のコ
ントローラにエラー報告を行い、リトライコマンドによ
るシーク動作を行う。この場合も、従来のようなリトラ
クト動作で初期位置にヘッドが戻っていないことから、
目標シリンダの途中からシーク動作を再開でき、これに
よってリトライによるシーク動作を短時間で終了するこ
とができる。
【0048】図7は図3のエラー監視部68の第2実施
例であり、この第2実施例にあっては、シーク距離に対
するシーク時間の測定値からシーク情報格納部としての
テーブルを作成し、テーブル参照により最適なシークタ
イムアウト時間Tsを設定するようにしたことを特徴と
する。図7において、第2実施例としてのエラー監視部
68は、シーク距離演算部84、テーブル86、RAM
46、時間更新部76及びタイムアウト判定部78で構
成される。シーク距離演算部84は、シーク動作開始時
の現在のシリンダアドレスCLをシークコマンドで指示
された目標シリンダアドレスCL0 から差し引いた残り
シリンダ数、即ちシーク距離を算出する。
【0049】テーブル86には、図8のシーク距離に対
するシーク時間の測定結果に応じた設定時間Ts1〜T
sn が登録されている。曲線80は横軸に示すシーク距
離となるシリンダ数に対するシーク時間の測定値をプロ
ットしたもので、最小シーク距離となる最小シリンダ数
Cmin =1シリンダのシーク時間は約5msであり、シ
ーク距離の増加に対し、最初はシーク時間は急激に増加
するが、その後、一定の直線に従って比例的に増加する
特性となる。
【0050】このようにシーク距離に対するシーク時間
の関係は図8の特性曲線80のように非線形であること
から、この特性曲線80に従って図7のテーブル86を
使用することで、図5の2点を結ぶ直線62による直線
補間による設定時間に比べ、シーク距離に対するエラー
監視のシークタイムアウト時間Tsの設定をより適切に
行うことができる。
【0051】図7のテーブル86には図8の特性曲線8
0に従ったシーク距離を示す目標シリンダアドレスCL
0 から現在のシリンダアドレスCLを差し引いた残りト
ラック数をアドレスとしたシークタイムアウト時間Ts
1〜Tsn について、特性曲線80に所定のマージンβ
を加えた特性曲線82に従った時間を使用している。こ
のため図7の実施例にあっては、シーク動作開始時にシ
ーク距離演算部84で求めた目標シリンダアドレスCL
0 から現在のシリンダアドレスCLを差し引いた残りシ
リンダ数によるアドレスでテーブル86を参照して、対
応するシークタイムアウト時間Tsi を求めてRAM4
6に設定し、以下、図4の実施例と同様に、時間更新部
76による更新とタイムアウト判定部78によるエラー
判定を行う。
【0052】図9は図3のエラー監視部68の第3実施
例であり、この第3実施例にあっては、図8の実測され
た特性曲線を折れ線近似により簡略化してシークタイム
アウト時間を設定するようにしたことを特徴とする。図
9の第3実施例のエラー監視部にあっては、シーク距離
演算部84、シーク距離判定部92、第1シークタイム
アウト時間演算部94、第2シークタイムアウト時間演
算部96、RAM46、時間更新部76、タイムアウト
判定部78で構成される。
【0053】図10は図9のシークタイムアウト時間の
演算に使用される特性図であり、図8の特性曲線80,
82を、図示のように直線84と86で折れ線近似して
いる。実際には、βを加えた直線88,90による折れ
線近似を使用する。図9のシーク距離演算部84は、シ
ーク開始時の目標シリンダアドレスCL0から現在のシ
リンダアドレスCLを差し引いたシーク距離を示す残り
シリンダ数を求め、シーク距離判定部92に出力する。
シーク距離判定部92には直線88と90の接続点とな
る残りシリンダ数C1が基準値として設定されており、
基準値C1未満であれば第1シークタイムアウト時間演
算部94を選択し、直線88に従ったシークタイムアウ
ト時間Tsを演算してRAM46に設定する。
【0054】また基準値C1以上であれば第2シークタ
イムアウト時間演算部96を選択し、直線90に従って
シークタイムアウト時間Tsを演算してRAM46に設
定する。この場合の時間更新部76による時間更新及び
タイムアウト判定部78によるエラー判定は、図4の第
1実施例と同じである。また図10は2本の直線による
折れ線近似を例にとっているが、更に複数の直線に分け
ることで近似度を高めてもよい。
【0055】図11は本発明のシーク処理の他の実施例
を示したフローチャートであり、この実施例にあって
は、シーク距離に応じてシークタイムアウト時間Tsの
みを可変設定するようにしたことを特徴とし、図6にお
けるシークエラー判定時のファイン制御への強制切換え
は行っていない。即ち、ステップS1で、現在位置と目
標位置との差で与えられるシーク距離から最適なシーク
タイムアウト時間Tsを求め、ステップS2でRAMに
設定し、ステップS3でシーク動作を開始する。
【0056】シーク動作中におけるステップS4〜S7
の処理は、図6のフローチャートと同じであるが、シー
ク中にTs=0となってシークエラーが判定された場
合、図6の実施例のようにファイン制御に強制切換えせ
ず、従来と同様、ステップS8で出力電流を0とし、ス
テップS9で、ヘッドを初期位置に戻すリトラクト動作
を行い、ステップS10でエラー報告を行っている。
【0057】この図11の実施例にあっては、シーク動
作の際のシークタイムアウト時間Tsがシーク距離に応
じて最適に設定できるため、各シーク距離で目標シリン
ダに到達するに必要なシーク時間の経過時から、エラー
が判定されるまでの時間がシーク距離の如何に係わらず
ほぼ一定の時間とできる。このため従来の最大シーク距
離のシーク時間に基づいて固定的に定めていたシークタ
イムアウト時間に比べ、シーク距離が短い場合のシーク
エラーを迅速に判定してリカバリ動作を行うことができ
る。
【0058】勿論、図6のようにシークエラーの判定で
ファイン制御に強制切換えせずにヘッドを初期位置に戻
すリトラクト動作を行っているため、目標シリンダアド
レスがアウター側にある場合にはリトライ動作時のシー
ク距離が長くなるが、シーク距離が長くなってもシーク
エラーの判定に要する時間が十分短いため、全体的に見
た性能は向上することができる。勿論、図11の実施例
におけるシークタイムアウト時間Tsの設定は図4,図
7,図9のいずれを使用してもよい。
【0059】図12は本発明が適用されるディスク装置
の他の実施例であり、この実施例はデータ面サーボ(セ
クタサーボ)を採用したことを特徴とする。データ面サ
ーボは複数のディスク媒体の1つのディスク面を専用の
サーボ面としてサーボ情報を記録している。このためデ
ィスクエンクロージャ10には、複合型ヘッド14−1
〜14−6に加え、サーボヘッド15が設けられる。
【0060】サーボヘッド15はヘッドIC回路20を
介して固定的にドライブコントローラ12のアンプ98
に接続されている。サーボヘッド15で読み取ったサー
ボ読取信号は、アンプ98で増幅された後、ピークホー
ルド回路100で読取波形のピーク値が検出され、DA
コンバータ102でMPU42に取り込まれ、ヘッド位
置が求められる。
【0061】一方、サーボ面サーボの場合には、サーボ
面に対するデータ面の環境温度によるオフセットの変動
を補正するため、データ面の例えば最アウターのガード
バンド領域にサーマルオフセット検出用のサーボ情報を
記録している。このデータ面のサーマルオフセット用の
サーボ情報を読み取るため、イコライザ回路24の出力
をピークホールド回路104に入力し、データ面サーボ
情報のピークホールド結果をADコンバータ106でM
PU42に取り込み、このときサーボヘッド15で得ら
れたサーボ面に基づくヘッド位置との差からオフセット
を測定して、オフセット補正テーブルをRAM46上に
作成している。
【0062】オフセットテーブルの作成は装置の電源投
入時に行われ、その後は例えば一定の時間間隔で行われ
る。RAM46のオフセットテーブルは、シーク完了で
ファイン制御に切り換えたリードまたはライト動作時
に、目標シリンダアドレスの位置決め制御にオフセット
テーブルの情報を読み出してオフセット補正を行うこと
で、サーボ面サーボ情報に基づくデータ面のヘッドの位
置ずれを補正する。
【0063】このようなサーボ面サーボを採用した図1
2のディスク装置についても、図2のデータ面サーボを
採用したディスク装置の場合と同様、MPU42による
ヘッド位置決め機能として図3〜図11の実施例をその
まま適用することができる。尚、本発明は上記の実施例
に限定されず、シーク距離に応じて最適なシークタイム
アウト時間を設定できれば適宜の変形が可能である。ま
た本発明は上記の実施例に示した数値による限定は受け
ない。
【0064】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、シークエラー発生時にドライブユニット側で強制的
にコアース制御からファイン制御に切り換えることで、
ヘッドを初期位置に戻すリトラクト動作を不要とし、フ
ァイン制御による目標シリンダ位置への位置付け或いは
ファイン制御へ切り換えた状態でのリトライ動作による
シーク動作の再開を可能とし、目標シリンダへの位置付
けエラーを起こさないことで、トータル的なシーク処理
時間を短縮して処理性能を向上することができる。
【0065】また、シークエラーの判定に使用するシー
クタイムアウト時間をシーク距離に応じて可変設定する
ことにより、シーク距離が異なっても、予定した目標位
置への到達時間からエラーと判定されるまでの時間がシ
リンダ距離が異なってもほぼ同じになり、従来の固定的
に決めていたシークタイムアウト時間に比べ、特に短い
シーク距離でのシークエラーの判定に要する時間を大幅
に短縮でき、リカバリ動作を迅速にできるため、全体と
してのシーク性能を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】データ面サーボを採用した本発明の実施例のブ
ロック図
【図3】図4のMPUで実現される本発明のヘッド位置
決め機能のブロック図
【図4】図3のエラー監視部の第1実施例の機能を示し
たブロック図
【図5】図3の第1実施例で演算されるシーク距離とシ
ーク時間の関係図
【図6】エラー発生でファイン制御に切り換える本発明
のシーク処理のフローチャート
【図7】図3のエラー監視部の第2実施例の機能を示し
たブロック図
【図8】図7の第2実施例で演算されるシーク距離とシ
ーク時間の関係図
【図9】図3のエラー監視部の第3実施例の機能を示し
たブロック図
【図10】図9の第3実施例で演算されるシーク距離と
シーク時間の関係図
【図11】シーク距離に応じてシークタイムアウト時間
のみを可変設定する本発明のシーク処理のフローチャー
【図12】サーボ面サーボを採用した本発明の他の実施
例のブロック図
【図13】従来のシーク処理のフローチャート
【符号の説明】
10:ディスクエンクロージャ 12:ドライブコントローラ 14−1〜14−6:複合型ヘッド 16−1〜16−6:ライトヘッド(インダクティブヘ
ッド) 18−1〜18−6:リードヘッド(MRヘッド) 20:ヘッドIC回路 22:AGCアンプ 24:イコライザ回路 26:最尤検出回路 28:エンコーダ/デコーダ 30:VFO回路 32:ハードディスクコントローラ 34:ライト変調回路部 36:インタフェース回路 38:バッファメモリ 40:サーボフレーム復調回路 44:MPU 46:RAM 48:バス 50,56:DAコンバータ 52,58:ドライバ 54:ボイスコイルモータ(VCM) 60:スピンドルモータ(SPM) 66:シーク制御部 68:エラー監視部 70:オントラック制御部 72:出力切換部 74:シークタイムアウト時間演算部 76:時間更新部 78:タイムアウト判定部 84:シーク性能演算部 86:テーブル 92:シーク性能判定部 94:第1シークタイムアウト時間演算部 96:第2シークタイムアウト時間演算部 98:アンプ 100,104:ピークホールド回路 102,106:ADコンバータ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置から指示されたディスク媒体の目
    標シリンダ位置に速度制御によりヘッドを移動するシー
    ク制御部と、 前記シーク制御部のシーク動作が正常終了した際に、フ
    ァイン制御に切換えて前記目標シリンダ位置に前記ヘッ
    ドを位置付けて追従させるオントラック制御部と、 前記シーク制御部のシーク動作を監視し、シーク動作が
    正常終了しない場合に上位装置にエラー報告せずに強制
    的に前記オントラック制御部によるファイン制御に切り
    換えるエラー監視部と、を備えたことを特徴とするディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記エラー監視部は、シーク開始時にヘッドの現在位置か
    ら目標位置までのシーク距離に応じた最適なシークタイ
    ムアウト時間を設定し、目標位置に到達する前に前記シ
    ークタイムアウト時間を経過した時にエラーと判定する
    ことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記エラー監視部は、シーク距離とそのシーク時間で決ま
    る2点を結ぶ直線から、シーク開始時のヘッドの現在位
    置から目標位置までのシーク距離に対応した最適なシー
    クタイムアウト時間を演算して設定することを特徴とす
    るディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記エラー監視部は、シーク距離に対するシーク時間の測
    定結果を格納したシーク情報格納部を有し、シーク開始
    時のヘッドの現在位置から目標位置までのシーク距離に
    より前記シーク情報格納部を参照して最適なシークタイ
    ムアウト時間を設定することを特徴とするディスク装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記エラー監視部は、シーク距離に対するシーク時間の測
    定結果を複数の直線により折れ線近似し、シーク開始時
    のヘッドの現在位置から目標位置までのシーク距離によ
    り、前記複数の直線の中の対応する直線から最適なシー
    クタイムアウト時間を演算して設定することを特徴とす
    るディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記ディスク媒体は、データ面のセクタ間に埋込み記録し
    たセクタサーボ情報に基づいてヘッド位置を検出するこ
    とを特徴とするディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記ディスク媒体は、サーボ情報のみを記録した専用のサ
    ーボ面サーボ情報に基づいてヘッド位置を検出すること
    を特徴とするディスク装置。
  8. 【請求項8】上位装置から指示されたディスク媒体の目
    標シリンダ位置に速度制御によりヘッドを移動するシー
    ク制御部と、 前記シーク制御部のシーク動作が正常終了した際に、フ
    ァイン制御に切換えて前記目標シリンダ位置に前記ヘッ
    ドを位置付けて追従させるオントラック制御部と、 前記シーク制御部によるシーク開始時に、ヘッドの現在
    位置から目標位置までのシーク距離から最適なシークタ
    イムアウト時間を設定し、目標位置に到達する前に前記
    シークタイムアウト時間を経過した時にエラーと判定す
    るエラー監視部と、を備えたことを特徴とするディスク
    装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のディスク装置に於いて、前
    記エラー監視部は、シーク距離とそのシーク時間で決ま
    る2点を結ぶ直線から、シーク開始時のヘッドの現在位
    置から目標位置までのシーク距離に対応した最適なシー
    クタイムアウト時間を演算して設定することを特徴とす
    るディスク装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載のディスク装置に於いて、
    前記エラー監視部は、シーク距離に対するシーク時間の
    測定結果を格納したシーク情報格納部を有し、シーク開
    始時のヘッドの現在位置から目標位置までのシーク距離
    により前記シーク情報格納部を参照して最適なシークタ
    イムアウト時間を設定することを特徴とするディスク装
    置。
  11. 【請求項11】請求項8記載のディスク装置に於いて、
    前記エラー監視部は、シーク距離に対するシーク時間の
    測定結果を複数の直線により折れ線近似し、シーク開始
    時のヘッドの現在位置から目標位置までのシーク距離に
    より、前記複数の直線の中の対応する直線から最適なシ
    ークタイムアウト時間を演算して設定することを特徴と
    するディスク装置。
  12. 【請求項12】請求項8記載のディスク装置に於いて、
    前記ディスク媒体は、データ面のセクタ間に埋込み記録
    したセクタサーボ情報に基づいてヘッド位置を検出する
    ことを特徴とするディスク装置。
  13. 【請求項13】請求項8記載のディスク装置に於いて、
    前記ディスク媒体は、サーボ情報のみを記録した専用の
    サーボ面のサーボ情報に基づいてヘッド位置を検出する
    ことを特徴とするディスク装置。
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