JPH08291160A - (−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体 - Google Patents

(−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体

Info

Publication number
JPH08291160A
JPH08291160A JP12057195A JP12057195A JPH08291160A JP H08291160 A JPH08291160 A JP H08291160A JP 12057195 A JP12057195 A JP 12057195A JP 12057195 A JP12057195 A JP 12057195A JP H08291160 A JPH08291160 A JP H08291160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
organic solvent
reaction
tert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12057195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3758707B2 (ja
Inventor
Hideyuki Sugimura
秀幸 杉村
Kenji Osumi
賢二 大隅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noguchi Institute
Original Assignee
Noguchi Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noguchi Institute filed Critical Noguchi Institute
Priority to JP12057195A priority Critical patent/JP3758707B2/ja
Publication of JPH08291160A publication Critical patent/JPH08291160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3758707B2 publication Critical patent/JP3758707B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furan Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 下記式1 で表わされる(−)−トランス−クマウシンの新規な製
法の開発。 【構成】 下記式2 の化合物に、酢酸中、過酢酸と酢酸水銀を反応させて得
られる生成物を、イミダゾールの存在下、tert−ブ
チルクロロジフェニルシランと反応させて下記式3 の化合物を形成させ、水素化ジイソブチルアルミニウム
によって還元し下記式4 の化合物を形成させ、(3−トリメチルシリル−2−プ
ロピル)トリフェニルホスホランと反応させて得られる
生成物にピリジン中、無水酢酸を反応させて下記式5 の化合物を形成させ、フッ化テトラブチルアンモニウム
と反応させて得られる生成物を、ジメチルスルホキシド
とトリエチルアミンの存在下オキサリルクロリドと反応
させ下記式6 の化合物を形成させ、ルイス酸の存在下3−トリメチル
シリル−1−ペンテンと反応させて得られる生成物に、
2,6−ジ−tert−ブチルピリジンの存在下トリフ
ェニルホスフィンと四臭化炭素を反応させ、(−)−ト
ランス−クマウシンを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紅藻ソゾ属の海藻より
単離された(−)−トランス−クマウシンの製法および
該化合物の合成中間体として有用な新規化合物ならびに
該化合物の製法に関する。更に詳しくは、本発明は、海
藻の分類における識別形質としての利用が期待される新
規な含臭素化合物である下記式6
【化6】で表わされる(−)−トランス−クマウシンの
新規な製法、および該式6の化合物の合成中間体として
有用な下記式4
【化4】で表わされる新規な(2R,3R,5R)−3
−アセトキシ−5−[(tert−ブチルジフェニルシ
ロキシ)メチル]−2−(5−トリメチルシリル−2−
(E)−ペンテン−4−イニル)テトラヒドロフラン、
ならびに該式4の化合物の新規な製法に関する。
【0002】
【従来の方法】トランス−クマウシンは、オーバーマン
(Overman)らによって、酸触媒下に1−ビニル−1,
2−シクロペンタンジオールとα−(ベンジロキシ)−
アセトアルデヒドを反応させ、縮合反応に続く特異な環
拡大テトラヒドロフラン環形成反応を鍵反応として、
(±)体の全合成が達成されている[J. Am. Chem. Soc.,
113巻, 5378ページ, 1991年]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手法により光学活性体を合成するためには、多工程を経
た光学活性な出発物質の調製が必要であり、また出発物
質の光学純度も低いために該化合物の光学活性体の全合
成は未だ達成されていない。
【0004】そこで本発明者らは、上記の課題を解決す
るため鋭意研究を行なった結果、前記式1で表わされる
(1R,5R,7R)−7−[ジメチル(フェニル)シ
リルメチル]−2,6−ジオキサビシクロ[3.3.
0]オクタ−3−オンを出発物質として用いることによ
り、前記式6で表わされる(−)−トランス−クマウシ
ンを光学的に純粋に初めて合成することに成功し、本発
明を完成した。
【0005】従って、本発明の目的は、従来合成された
ことのない前記式6の化合物の有利な製造方法を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記式1の化
合物から前記式2の化合物を製造する第1工程、前記式
2の化合物から前記式3の化合物を製造する第2工程、
前記式3の化合物から前記式4の化合物を製造する第3
工程、前記式4の化合物から前記式5の化合物を製造す
る第4工程、および前記式5の化合物から前記式6で表
わされる(−)−トランス−クマウシンを製造する第5
工程から成り立っている。
【0007】以下に、本発明の製造方法を各工程別に詳
しく述べる。
【0008】(第1工程)本発明の第1工程によれば、
前記式1の化合物に酢酸中、過酢酸と酢酸水銀を反応さ
せて得られる生成物を有機溶媒中、イミダゾールの存在
下、tert−ブチルクロロジフェニルシランと反応さ
せることにより、前記式2の化合物を容易に合成するこ
とができる。
【0009】式1の化合物から、式2の化合物の合成法
を反応式で示すと、以下のように表わすことができる。
【化7】
【0010】上記反応式に従って、本発明における式2
の化合物の合成法を以下に詳細に述べる。
【0011】上記反応式において、式1の化合物から式
2−1の化合物を合成するには、式1の化合物に酢酸
中、過酢酸と酢酸水銀を反応させることにより容易に行
なうことができる。
【0012】上記の反応は、例えば、約40℃〜約90
℃の温度範囲で、約2時間〜約10時間程度で行なうこ
とができる。
【0013】この反応に使用する酢酸の使用量は、例え
ば、式1の化合物1ミリモルに対して、約3mlから約
10ml程度の範囲を示すことができる。また、上記反
応に用いる過酢酸は、例えば、30%過酢酸−酢酸溶液
を好ましく示すことができ、使用量は式1の化合物1モ
ルに対して、約5モル〜約15モル程度を示すことがで
きる。また、上記反応に用いる酢酸水銀の使用量は、例
えば、式1の化合物1モルに対して、約1モル〜約3モ
ル程度を示すことができる。
【0014】反応終了後は、洗浄、抽出、乾燥、濃縮、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの精製手段を
用いることにより、式2−1の化合物を好収率、好純度
で得ることができる。
【0015】上述のようにして得ることのできる式2−
1の化合物から式2で表わされる(1R,5R,7R)
−7−[(tert−ブチルジフェニルシロキシ)メチ
ル]−2,6−ジオキサビシクロ[3.3.0]オクタ
−3−オンを合成するには、式2−1の化合物を有機溶
媒中、イミダゾールの存在下、tert−ブチルクロロ
ジフェニルシランと反応させることにより容易に行なう
ことができる。
【0016】上記反応は、例えば、約0℃〜約50℃の
温度範囲で、約5時間〜約20時間程度の反応時間で行
なうことができる。
【0017】この反応に使用するイミダゾールの使用量
は、例えば、式2−1の化合物1モルに対して、約2モ
ル〜約5モル程度の範囲を示すことができる。また、上
記反応で用いるtert−ブチルクロロジフェニルシラ
ンの使用量は、例えば、式2−1の化合物1モルに対し
て、約1モル〜約3モル程度の範囲を示すことができ
る。
【0018】上記反応に使用する有機溶媒の種類として
は、例えば、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタ
ン、クロロホルムなどを挙げることができ、これら有機
溶媒の使用量は、式2−1の化合物1ミリモルに対し
て、例えば、約2ml〜約20ml程度の範囲を示すこ
とができる。
【0019】反応終了後は、常法に従って、反応生成物
を洗浄、抽出、乾燥、濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーなどの精製手段を用いることにより、式2
の化合物を好収率、好純度で得ることができる。
【0020】次に、前記式3の化合物を製造する第2工
程について以下に詳細に説明する。
【0021】(第2工程)本発明の第2工程によれば、
前述のようにして得ることのできる前記式2の化合物を
有機溶媒中、水素化ジイソブチルアルミニウムによって
還元し前記式3の化合物を容易に合成することができ
る。
【0022】式2の化合物から、式3の化合物の合成法
を反応式で示すと、以下のように表わすことができる。
【化8】
【0023】上記反応式に従って、本発明における式3
の化合物の合成法を以下に詳細に述べる。
【0024】上述のようにして得ることのできる式2の
化合物から、式3で表される(1R,5R,7R)−3
−ヒドロキシ−7−[(tert−ブチルジフェニルシ
ロキシ)メチル]−2,6−ジオキサビシクロ[3.
3.0]オクタンを合成するには、式2の化合物を有機
溶媒中、水素化ジイソブチルアルミニウムによって還元
することにより容易に行なうことができる。
【0025】上記の反応は、例えば、約3時間〜約10
時間程度で行なうことができる。
【0026】この反応に使用する水素化ジイソブチルア
ルミニウムの使用量は、例えば、式2の化合物1モルに
対して、約1モル〜約3モル程度を示すことができる。
【0027】上記反応に使用する有機溶媒の種類として
は、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルな
どを挙げることができ、これら有機溶媒の使用量は、式
2の化合物1ミリモルに対して、例えば、約2ml〜約
20ml程度の範囲を示すことができる。
【0028】反応終了後は、洗浄、抽出、乾燥、濃縮、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの精製手段を
用いることにより、式3の化合物を好収率、好純度で得
ることができる。
【0029】次に、前記式4の化合物を製造する第3工
程について以下に詳細に説明する。
【0030】(第3工程)本発明の第3工程によれば、
前記式3の化合物を有機溶媒中、(3−トリメチルシリ
ル−2−プロピル)トリフェニルホスホランと反応させ
て得られる生成物にピリジン中、無水酢酸を反応させて
前記式4の化合物を容易に合成することができる。
【0031】式3の化合物から、式4の化合物の合成法
を反応式で示すと、以下のように表わすことができる。
【化9】
【0032】上記反応式に従って、本発明における式4
の化合物の合成法を以下に詳細に述べる。
【0033】上述のようにして得ることのできる式3の
化合物から前記式4−1の化合物を合成するには、式3
の化合物を有機溶媒中、n−ブチルリチウムの存在下に
(3−トリメチルシリル−2−プロピル)トリフェニル
ホスホランと反応させることにより容易に行なうことが
できる。
【0034】上記の反応は、例えば、約3時間〜約10
時間程度で行なうことができる。
【0035】この反応に使用するn−ブチルリチウムの
使用量は、例えば、式3の化合物1モルに対して約1モ
ル〜2モル程度の範囲を示すことができる。また、上記
反応に用いる(3−トリメチルシリル−2−プロピル)
トリフェニルホスホランは、例えば、式3の化合物1モ
ルに対して、約2モル〜約5モル程度の範囲を示すこと
ができる。
【0036】また、上記反応に用いる有機溶媒の種類と
してはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどを挙
げることができ、これら有機溶媒の使用量は、式3の化
合物1ミリモルに対して、例えば、約2ml〜約20m
l程度の範囲を示すことができる。
【0037】反応終了後は、洗浄、抽出、乾燥、濃縮、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの精製手段を
用いることにより、式4−1の化合物を好収率、好純度
で得ることができる。
【0038】上述のようにして得ることのできる式4−
1の化合物から式4で表わされる(2R,3R,5R)
−3−アセトキシ−5−[(tert−ブチルジフェニ
ルシロキシ)メチル]−2−(5−トリメチルシリル−
2−(E)−ペンテン−4−イニル)テトラヒドロフラ
ンを合成するには、式4−1の化合物にピリジン中、無
水酢酸を反応させることにより容易に行なうことができ
る。
【0039】上記反応は、例えば、約0℃〜約50℃の
温度範囲で、約5時間〜約20時間程度の反応時間で行
なうことができる。
【0040】この反応に使用するピリジンの使用量は、
例えば、式4−1の化合物1モルに対して、約20モル
〜約100モル程度の範囲を示すことができる。また、
上記反応で用いる無水酢酸の使用量は、例えば、式4−
1の化合物1モルに対して、約1モル〜約10モル程度
の範囲を示すことができる。
【0041】反応終了後は、常法に従って、反応生成物
を洗浄、抽出、乾燥、濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーなどの精製手段を用いることにより、式4
の化合物を好収率、好純度で得ることができる。
【0042】次に、前記式5の化合物を製造する第4工
程について以下に詳細に説明する。
【0043】(第4工程)本発明の第4工程によれば、
前記式4の化合物を有機溶媒中、フッ化テトラブチルア
ンモニウムと反応させて得られる生成物を有機溶媒中、
ジメチルスルホキシド、トリエチルアミンの存在下、オ
キサリルクロリドと反応させて前記式5の化合物を容易
に合成することができる。
【0044】式4の化合物から、式5の化合物の合成法
を反応式で示すと、以下のように表わすことができる。
【化10】
【0045】上記反応式に従って、本発明における式5
の化合物の合成法を以下に詳細に述べる。
【0046】上述のようにして得ることのできる式4の
化合物から前記式5−1の化合物を合成するには、式4
の化合物を有機溶媒中、フッ化テトラブチルアンモニウ
ムと反応させることにより容易に行なうことができる。
【0047】上記の反応は、例えば、約1時間〜約8時
間程度で行なうことができる。
【0048】この反応に使用するフッ化テトラブチルア
ンモニウムの使用量は、例えば、式4の化合物1モルに
対して約2モル〜約5モル程度を示すことができる。
【0049】また、上記反応に用いる有機溶媒の種類と
してはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどを挙
げることができ、これら有機溶媒の使用量は、式4の化
合物1ミリモルに対して、例えば、約2ml〜約20m
l程度の範囲を示すことができる。
【0050】反応終了後は、洗浄、抽出、乾燥、濃縮、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの精製手段を
用いることにより、式5−1の化合物を好収率、好純度
で得ることができる。
【0051】上述のようにして得ることのできる式5−
1の化合物から式5で表わされる5−[(2R,3R,
5R)−3−アセトキシ−2−(2−(E)−ペンテン
−4−イニル)]テトラヒドロフランカルバルデヒドを
合成するには、式5−1の化合物を有機溶媒中、ジメチ
ルスルホキシドとトリエチルアミンの存在下、オキサリ
ルクロリドと反応させることにより容易に行なうことが
できる。
【0052】上記反応は、例えば、約1時間〜約6時間
程度の反応時間で行なうことができる。
【0053】この反応に使用するジメチルスルホキシド
とトリエチルアミンの使用量は、例えば、式5−1の化
合物1モルに対して、それぞれ約2モル〜約5モル、約
4モル〜約10モル程度の範囲を示すことができる。ま
た、オキサリルクロリドの使用量は、例えば、式5−1
の化合物1モルに対して、約2モル〜約5モル程度の範
囲を示すことができる。
【0054】また、上記反応に用いる有機溶媒の種類と
してはジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロ
ロホルムなどを挙げることができ、これら有機溶媒の使
用量は、式5−1の化合物1ミリモルに対して、例え
ば、約2ml〜約20ml程度の範囲を示すことができ
る。
【0055】反応終了後は、常法に従って、反応生成物
を洗浄、抽出、乾燥、濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーなどの精製手段を用いることにより、式5
の化合物を好収率、好純度で得ることができる。
【0056】次に、前記式6の化合物を製造する第5工
程について以下に詳細に説明する。
【0057】(第5工程)本発明の第5工程によれば、
前記式5の化合物を有機溶媒中、四塩化チタンや三フッ
化ホウ素エーテル錯体等のルイス酸の存在下3−トリメ
チルシリル−1−ペンテンと反応させて得られる生成物
に有機溶媒中、2,6−ジ−tert−ブチルピリジン
の存在下トリフェニルホスフィンと四臭化炭素を反応さ
せて前記式6の化合物を容易に合成することができる。
【0058】式5の化合物から、式6の化合物の合成法
を反応式で示すと、以下のように表わすことができる。
【化11】
【0059】上記反応式に従って、本発明における式6
の化合物の合成法を以下に詳細に述べる。
【0060】上述のようにして得ることのできる式5の
化合物から前記式6−1の化合物を合成するには、式5
の化合物を有機溶媒中、ルイス酸の存在下3−トリメチ
ルシリル−1−ペンテンと反応させることにより容易に
行なうことができる。
【0061】上記の反応は、例えば、約2時間〜約10
時間程度で行なうことができる。
【0062】この反応に使用するルイス酸としては、四
塩化チタンや三フッ化ホウ素エーテル錯体を挙げること
ができ、その使用量は、例えば、式5の化合物1モルに
対して、約1モル〜約3モル程度の範囲を示すことがで
きる。また、この反応に使用する3−トリメチルシリル
−1−ペンテンの使用量は、例えば、式5の化合物1モ
ルに対して、約1モル〜約3モル程度の範囲を示すこと
ができる。
【0063】上記反応に用いる有機溶媒の種類としては
ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホル
ムなどを挙げることができ、これら有機溶媒の使用量
は、式5の化合物1ミリモルに対して、例えば、約2m
l〜約20ml程度の範囲を示すことができる。
【0064】反応終了後は、洗浄、抽出、乾燥、濃縮、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの精製手段を
用いることにより、式6−1の化合物を好収率、好純度
で得ることができる。
【0065】上述のようにして得ることのできる式6−
1の化合物から式6で表わされる(−)−トランス−ク
マウシンを合成するには、式6−1の化合物に有機溶媒
中、2,6−ジ−tert−ブチルピリジンの存在下ト
リフェニルホスフィンと四臭化炭素を反応させることに
より容易に行なうことができる。
【0066】上記反応は、例えば、約0℃〜約50℃の
温度範囲で、約3時間〜約8時間程度の反応時間で行な
うことができる。
【0067】この反応に使用する2,6−ジ−tert
−ブチルピリジンの使用量は、例えば、式6−1の化合
物1モルに対して、約2モル〜約5モル程度の範囲を示
すことができる。また、上記反応で用いるトリフェニル
ホスフィンと四臭化炭素の使用量は、例えば、式6−1
の化合物1モルに対して、それぞれ約2モル〜約5モ
ル、約2モル〜約5モル程度の範囲を示すことができ
る。
【0068】また、上記反応に用いる有機溶媒の種類と
してはベンゼン、トルエンなどを挙げることができ、こ
れら有機溶媒の使用量は、式6−1の化合物1ミリモル
に対して、例えば、約20ml〜約100ml程度の範
囲を示すことができる。
【0069】反応終了後は、常法に従って、反応生成物
を洗浄、抽出、乾燥、濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーなどの精製手段を用いることにより、式6
の化合物を好収率、好純度で得ることができる。
【0070】
【実施例】以下に本発明による(−)−トランス−クマ
ウシンの製造方法について、さらに具体的に実施例を挙
げて詳細に述べる。NMRスペクトルは、日本電子社製
EX−400を用いて測定した。
【0071】
【実施例1】 (1R,5R,7R)−7−(ヒドロキシメチル)−
2,6−ジオキサビシクロ[3.3.0]オクタ−3−
オン[式2−1]の合成。
【0072】式1の化合物3.579g(12.9mm
ol)を酢酸58mlに溶解し、30%過酢酸91ml
および酢酸水銀6.196g(19.4mmol)を加
え、約67℃で5.5時間撹拌する。反応終了後、チオ
硫酸ナトリウムを加えた後、これを濾過、濃縮し、残査
を酢酸エチルにより抽出する。有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより単離精製して式2−1の化合物1.427
g(71モル%)を得た。1HNMRによりその構造を
確認した。得られたスペクトルデータを下に示す。
【0073】1HNMR(CDCl3):δ=2.11(dd, J=
6.84 and 14.65Hz, 1H), 2.40(ddd,J=7.32, 7.33 and 1
4.65Hz, 1H), 2.76(d, J=2.93Hz, 2H), 3.60(dd, J=6.3
5 and 11.72Hz, 1H), 3.74(dd, J=2.93 and 11.72Hz, 1
H), 4.13-4.24(m, 1H), 4.60-4.66(m, 1H), 5.04-5.10
(m, 1H).
【0074】
【実施例2】 (1R,5R,7R)−7−[(tert−ブチルジフ
ェニルシロキシ)メチル]−2,6−ジオキサビシクロ
[3.3.0]オクタ−3−オン[式2]の合成。
【0075】アルゴン雰囲気下、式2−1の化合物3
5.2mg(0.22mmol)をジクロロメタン2.
2mlに溶解し、tert−ブチルクロロジフェニルシ
ラン0.1ml(0.39mmol)およびイミダゾー
ル30.6mg(0.45mmol)を加え、室温で1
9時間撹拌する。反応終了後、クロロホルムにより抽出
する。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製し
て式2の化合物75.2mg(85モル%)を得た。1
HNMRによりその構造を確認した。得られたスペクト
ルデータを下に示す。
【0076】1HNMR(CDCl3):δ=0.06(s, 6
H), 0.89(s, 9H), 2.14(dd, J=6.84 and 14.65Hz, 1H),
2.36(ddd, J=6.83, 7.81 and 14.65Hz, 1H), 2.73(d,
J=2.93Hz, 2H), 3.63(dd, J=4.88 and 10.72Hz, 1H),
3.69(dd, J=5.86 and 10.72Hz,1H), 4.04-4.16(m, 1H),
4.57-4.64(m, 1H), 4.99-5.06(m, 1H).
【0077】
【実施例3】 (1R,5R,7R)−3−ヒドロキシ−7−[(te
rt−ブチルジフェニルシロキシ)メチル]−2,6−
ジオキサビシクロ[3.3.0]オクタン[式3]の合
成。
【0078】アルゴン雰囲気下、式2の化合物536.
5mg(1.35mmol)をテトラヒドロフラン1
3.5mlに溶解し、−78℃に冷却する。水素化ジイ
ソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.93mol
/l)2.2ml(2.05mmol)を加え5時間撹
拌する。反応終了後、イソプロピルアルコール、水を加
えた後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより単離精製して式3の
化合物548.8mg(100モル%)を得た。1HN
MRによりその構造を確認した。得られたスペクトルデ
ータを下に示す。
【0079】1HNMR(CDCl3):δ=1.04-1.10
(m, 9H), 1.94-2.39(m, 4H), 3.56-3.76(m, 2H), 3.86-
4.17(m, 2H), 4.47-4.63(m, 1H), 4.71-4.83(m, 1H),
5.37-5.56(m, 1H), 7.34-7.46(m, 6H), 7.65-7.73(m, 4
H).
【0080】
【実施例4】 (2R,3R,5R)−5−[(tert−ブチルジフ
ェニルシロキシ)メチル]−3−ヒドロキシ−2−(5
−トリメチルシリル−2−(E)−ペンテン−4−イニ
ル)テトラヒドロフラン[式4−1]の合成。
【0081】アルゴン雰囲気下、(3−トリメチルシリ
ル−2−プロピル)トリフェニルホスホラン456.5
mg(1.01mmol)をテトラヒドロフラン5ml
に溶解し−78℃に冷却する。n−ブチルリチウムのヘ
キサン溶液(1.71mol/l)0.6ml(1.0
3mmol)を加え、−40℃に昇温した後、30分間
撹拌する。−78℃に再び冷却した後、式3の化合物1
82.3mg(0.457mmol)のテトラヒドロフ
ラン溶液を加える。0℃で2時間撹拌した後、室温でさ
らに3時間撹拌する。反応終了後、水を加えた後、クロ
ロホルムにより抽出する。有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより単離精製して式4−1の化合物178.3mg
(79モル%)を得た。1HNMRによりその構造を確
認した。得られたスペクトルデータを下に示す。
【0082】1HNMR(CDCl3):δ=0.18(s, 9
H), 1.07(s, 9H), 2.03-2.12(m, 1H),2.32-2.42(m, 1
H), 2.51-2.64(m, 1H), 3.44(dd, J=1.47 and 10.75Hz,
1H), 3.67-3.74(m, 1H), 3.84(dd, J=2.44 and 10.75H
z, 1H), 3.96(d, J=11.72Hz, 1H), 4.02-4.08(m, 1H),
4.13-4.19(m, 1H), 5.68(d, J=16.11, 1H), 6.33(ddd,
J=7.32, 7.33 and 16.11Hz, 1H), 7.36-7.49(m, 6H),
7.66-7.77(m, 4H).
【0083】
【実施例5】 (2R,3R,5R)−3−アセトキシ−5−[(te
rt−ブチルジフェニルシロキシ)メチル]−2−(5
−トリメチルシリル−2−(E)−ペンテン−4−イニ
ル)テトラヒドロフラン[式4]の合成。
【0084】式4−1の化合物501.2mg(1.0
2mmol)をピリジン2.8ml(24.6mmo
l)に溶解する。氷浴中にて無水酢酸0.96ml(1
0.2mmol)を加えた後、室温に戻して、16時間
撹拌する。反応終了後、クロロホルムにより抽出する。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製して式4
の化合物525.3mg(96モル%)を得た。1HN
MRによりその構造を確認した。得られたスペクトルデ
ータを下に示す。
【0085】1HNMR(CDCl3):δ=0.17(s, 9
H), 1.06(s, 9H), 1.96(s, 3H), 1.89-1.98(m, 1H), 2.
31-2.47(m, 3H), 3.64-3.84(m, 3H), 3.98-4.08(m, 1
H), 5.19-5.26(m, 1H), 5.57(d, J=16.11Hz, 1H), 6.19
(ddd, J=7.33, 7.81 and 16.11Hz, 1H), 7.33-7.45(m,
6H), 7.65-7.72(m, 4H).
【0086】
【実施例6】 (2R,3R,5R)−3−アセトキシ−5−(ヒドロ
キシメチル)−2−(2−(E)−ペンテン−4−イニ
ル)テトラヒドロフラン[式5−1]の合成。
【0087】式4の化合物1.986g(4.84mm
ol)をテトラヒドロフラン48mlに溶解する。氷浴
中にてフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロ
フラン溶液(1.0mol/l)5.30ml(5.3
0mmol)を加えた後、室温に戻して、3時間撹拌す
る。反応終了後、クロロホルムにより抽出する。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより単離精製して式4の化合
物949.8mg(88モル%)を得た。1HNMRに
よりその構造を確認した。得られたスペクトルデータを
下に示す。
【0088】1HNMR(CDCl3):δ=1.80-1.88
(m, 1H), 2.08(s, 3H), 2.35-2.54(m,3H), 2.83(d, J=
1.95Hz, 1H), 3.52-3.63(m, 1H), 3.71-3.79(m, 1H),
3.82-3.88(m, 1H), 4.02-4.12(m, 1H), 5.21-5.27(m, 1
H), 5.56(d, J=16.11Hz, 1H), 6.23(ddd, J=7.32, 7.82
and 16.11Hz, 1H).
【0089】
【実施例7】 5−[(2R,3R,5R)−3−アセトキシ−2−
(2−(E)−ペンテン−4−イニル)]テトラヒドロ
フランカルバルデヒド[式5]の合成。
【0090】アルゴン雰囲気下、オキサリルクロリド1
60.6mg(1.27mmol)をジクロロメタン
4.5mlに溶解し、−78℃に冷却する。ジメチルス
ルホキシド108.5mg(1.39mmol)のジク
ロロメタン溶液を加え、20分間撹拌する。式5−1の
化合物127.5mg(0.569mmol)のジクロ
ロメタン溶液を加え、1時間撹拌した後、トリエチルア
ミン0.32ml(2.30mmol)を加える。室温
に戻した後、3時間撹拌する。反応終了後、クロロホル
ムにより抽出する。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り単離精製して式5の化合物118.5mg(94モル
%)を得た。1HNMRによりその構造を確認した。得
られたスペクトルデータを下に示す。
【0091】1HNMR(CDCl3):δ=2.04(s, 3
H), 2.21-2.29(m, 1H), 2.35-2.59(m,3H), 2.86(d, J=
1.96Hz, 1H), 4.04-4.13(m, 1H), 4.32-4.40(m, 1H),
5.24-5.34(m, 1H), 5.54-5.65(m, 1H), 6.17-6.29(m, 1
H), 9.72(s, 1H).
【0092】
【実施例8】 (2R,3R,5R)−3−アセトキシ−5−(1
(S)−ヒドロキシ−3(E)−ヘキセニル)−2−
(2−(E)−ペンテン−4−イニル)テトラヒドロフ
ラン[式6−1]の合成。
【0093】アルゴン雰囲気下、式5の化合物130.
8mg(0.59mmol)をジクロロメタン5.5m
lに溶解し−78℃に冷却する。3−トリメチルシリル
−1−ペンテン129.1mg(0.91mmol)の
ジクロロメタン溶液および三フッ化ホウ素エーテル錯体
128.0mg(0.90mmol)を加え、3時間撹
拌してから、徐々に室温に戻す。反応終了後、塩化ナト
リウム水溶液を加えた後、クロロホルムにより抽出す
る。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製して
式6−1の化合物99.5mg(58モル%)を得た。
1HNMRによりその構造を確認した。得られたスペク
トルデータを下に示す。
【0094】1HNMR(CDCl3):δ=0.98(t, J=
7.57Hz, 3H), 2.07(s, 3H), 1.96-2.20(m, 5H), 2.25-
2.34(m, 1H), 2.37-2.52(m, 1H), 2.82(d, J=1.96Hz, 1
H), 3.75-3.90(m, 3H), 5.21-5.27(m, 1H), 5.34-5.45
(m, 1H), 5.51-5.64(m, 2H), 6.23(ddd, J=7.57, 7.57
and 15.41Hz, 1H).
【0095】
【実施例9】 (−)−トランス−クマウシン[式6]の合成。
【0096】アルゴン雰囲気下、式6−1の化合物9
9.1mg(0.34mmol)をベンゼン14.5m
lに溶解し、2,6−ジ−tert−ブチルピリジン
0.18ml(0.80mmol)、トリフェニルホス
フィン213.2mg(0.81mmol)、四臭化炭
素272.4mg(0.82mmol)を加える。40
℃に加熱した後、トリフェニルホスフィン209.7m
g(0.80mmol)、四臭化炭素271.1mg
(0.82mmol)を加え、40分間撹拌する。反応
終了後、濾過、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより単離精製して式6の化合物30.8mg
(26モル%)を得た。1HNMRによりその構造を確
認した。得られたスペクトルデータを下に示す。
【0097】1HNMR(CDCl3):δ=0.99(t, J=
7.33Hz, 3H), 2.07(s, 3H), 1.90(ddd, J=2.44, 7.32 a
nd 14.65Hz, 1H), 1.98-2.14(m, 2H), 2.08(s,3H), 2.3
8-2.57(m, 3H), 2.64-2.76(m, 1H), 2.82(d, J=1.96Hz,
1H), 3.80-3.89(m, 1H), 3.96-4.10(m, 2H), 5.21-5.2
8(m, 1H), 5.40-5.65(m, 3H), 6.23(ddd, J=7.32, 7.33
and 15.63Hz, 1H).
【0098】
【発明の効果】本発明は、前記式6で表わされる(−)
−トランス−クマウシンの新規な製法を提供するにあ
る。従来、該化合物の光学活性体の全合成の方法は提案
されたことがなく、本発明者によって初めて提案される
ものである。また、本発明は、前記式6の化合物の合成
中間体として有用な新規化合物である前記式4で表わさ
れる(2R,3R,5R)−3−アセトキシ−5−
[(tert−ブチルジフェニルシロキシ)メチル]−
2−(5−トリメチルシリル−2−(E)−ペンテン−
4−イニル)テトラヒドロフランを提供するにある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式1 【化1】 で表わされる(1R,5R,7R)−7−[ジメチル
    (フェニル)シリルメチル]−2,6−ジオキサビシク
    ロ[3.3.0]オクタ−3−オンに、酢酸中、過酢酸
    と酢酸水銀を反応させて得られる生成物を有機溶媒中、
    イミダゾールの存在下、tert−ブチルクロロジフェ
    ニルシランと反応させて下記式2 【化2】 で表わされる(1R,5R,7R)−7−[(tert
    −ブチルジフェニルシロキシ)メチル]−2,6−ジオ
    キサビシクロ[3.3.0]オクタ−3−オンを形成さ
    せ、該式2の化合物を有機溶媒中、水素化ジイソブチル
    アルミニウムによって還元し下記式3 【化3】 で表わされる(1R,5R,7R)−3−ヒドロキシ−
    7−[(tert−ブチルジフェニルシロキシ)メチ
    ル]−2,6−ジオキサビシクロ[3.3.0]オクタ
    ンを形成させ、次に該式3の化合物を有機溶媒中、(3
    −トリメチルシリル−2−プロピル)トリフェニルホス
    ホランと反応させて得られる生成物にピリジン中、無水
    酢酸を反応させて下記式4 【化4】 で表わされる(2R,3R,5R)−3−アセトキシ−
    5−[(tert−ブチルジフェニルシロキシ)メチ
    ル]−2−(5−トリメチルシリル−2−(E)−ペン
    テン−4−イニル)テトラヒドロフランを形成させ、次
    に該式4の化合物を有機溶媒中、フッ化テトラブチルア
    ンモニウムと反応させて得られる生成物を有機溶媒中、
    ジメチルスルホキシドとトリエチルアミンの存在下オキ
    サリルクロリドと反応させて下記式5 【化5】 で表わされる5−[(2R,3R,5R)−3−アセト
    キシ−2−(2−(E)−ペンテン−4−イニル)]テ
    トラヒドロフランカルバルデヒドを形成させ、さらに該
    式5の化合物に有機溶媒中、ルイス酸の存在下3−トリ
    メチルシリル−1−ペンテンを反応させて得られる生成
    物に有機溶媒中、2,6−ジ−tert−ブチルピリジ
    ンの存在下トリフェニルホスフィンと四臭化炭素を反応
    させることを特徴とする下記式6 【化6】 で表わされる(−)−トランス−クマウシンの製法。
  2. 【請求項2】下記式4 【化4】で表わされる(2R,3R,5R)−3−アセ
    トキシ−5−[(tert−ブチルジフェニルシロキ
    シ)メチル]−2−(5−トリメチルシリル−2−
    (E)−ペンテン−4−イニル)テトラヒドロフラン。
JP12057195A 1995-04-21 1995-04-21 (−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体 Expired - Fee Related JP3758707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12057195A JP3758707B2 (ja) 1995-04-21 1995-04-21 (−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12057195A JP3758707B2 (ja) 1995-04-21 1995-04-21 (−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08291160A true JPH08291160A (ja) 1996-11-05
JP3758707B2 JP3758707B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=14789596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12057195A Expired - Fee Related JP3758707B2 (ja) 1995-04-21 1995-04-21 (−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3758707B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3758707B2 (ja) 2006-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0785205B1 (en) 2-silyloxytetrahydrothienopyridine, salt thereof, and process for producing the same
JP2675625B2 (ja) エノールシリルエーテル化合物の製造方法
EP0519763B1 (en) Cyclohexylbutyric acid derivatives and their use in the production of optically active cyclohexylnorstatine
JP3758707B2 (ja) (−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体
WO2004007418A1 (en) A process for the preparation of 2-acetoxymethyl-4 halo-but-1-yl acetates
JPH09316071A (ja) カルバペネム抗生物質中間体の製造法
JP2662607B2 (ja) ビシクロ[8.3.0]トリデカ―9,13―ジエン―2,7―ジイン誘導体
JP2884084B1 (ja) 1,8−(ヒドロキシエチル)ナフタレン化合物及び1,8−(アシルオキシエチル)ナフタレン化合物並びにそれらの製造方法
JPH08225480A (ja) ビタミンd誘導体の合成中間体の製造法
JP3655311B2 (ja) フタリド化合物の製造方法
JP3655939B2 (ja) 13−アルキルミルベマイシン中間体の新規製造法
JPH05500210A (ja) ペネムの製造方法
JPH05230058A (ja) 4’−炭素置換ピリミジンヌクレオシド及びその製造法
JPH0812658A (ja) シドノン類の製造法
JPH0558977A (ja) インドールアルカロイド誘導体製造用の新規中間体化合物
JPH0343278B2 (ja)
JPH06256240A (ja) アセチレンアルコール化合物の製造法
JPH0753704B2 (ja) フェニルマロン酸モノアニリド誘導体および3―フェニル―2―キノロン誘導体の製造方法
JPH11302216A (ja) ジアルコキシ置換インダノン誘導体の製造方法
JPH05339264A (ja) 1−(2, 3−ジデオキシ−d−グリセロ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製造方法
JPH07145093A (ja) ビタミンd誘導体の合成中間体の製造法
JPH0460591B2 (ja)
JPH09241266A (ja) ビス−テトラヒドロフラン誘導体の製造方法
JPS6366185A (ja) テイリバリンの製造方法
JPH06135962A (ja) 2’,3’−ジデオキシヌクレオシド誘導体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051025

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20051108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20051216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051227

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees